JP2836591B2 - プロセッサ間バス伝送方法及びプロセッサ間バス伝送システム - Google Patents

プロセッサ間バス伝送方法及びプロセッサ間バス伝送システム

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JP2836591B2
JP2836591B2 JP19074296A JP19074296A JP2836591B2 JP 2836591 B2 JP2836591 B2 JP 2836591B2 JP 19074296 A JP19074296 A JP 19074296A JP 19074296 A JP19074296 A JP 19074296A JP 2836591 B2 JP2836591 B2 JP 2836591B2
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雄一 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のプロセッサが
バスに接続された複数プロセッサシステムのプロセッサ
間バス伝送方法及びプロセッサ間バス伝送システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていたこの種のプロセッサ
間バス伝送システムは、一般に図3にて示す構成のもの
が採用されていた。図3に示すように、従来のシステム
は、複数のプロセッサがバスに接続された複数プロセッ
サシステムにおいて、プロセッサA43と、プロセッサ
B44と、プロセッサC45と、複数のプロセッサが接
続されたバス41と、バスおよびプロセッサに接続され
たバス調停回路42と、バス使用要求信号線410、4
20、430とバス捕捉応答信号線411、421、4
31よりなる。
【0003】従来、プロセッサ間バス伝送方法では、プ
ロセッサC45のバス41の使用権についてはバス使用
要求信号線430を介して次回のバス使用権をバス調停
回路42に予約しておき、使用中のプロセッサA43が
バス41の使用を終えるまでバス使用権を予約したプロ
セッサC45は待ち状態とし、使用中のプロセッサA4
3がバス41の使用を終えた時点で、バス調停回路42
がバス捕捉応答信号線431を介してバス捕捉応答をプ
ロセッサC45へ返して、バス41の使用を可能として
いた。
【0004】また、バス使用権を予約する形をとる方式
として、例えば、特開昭56−140432号公報には
バス使用権に一定の優先順位を付与することにより、バ
ス使用権を制御する方式技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術
は、以下の問題点がある。
【0006】即ち、バスの使用要求をした時にどれくら
いの時間が経過すれば、実際にバスの使用ができるよう
になるのかがわからない。したがって、バスの使用要求
をしたプロセッサはバスの使用権を得るまで他の処理が
できず待ち続けなければならないため、バスの使用権を
得るまでバス使用要求をして待機しているプロセッサの
資源が無駄になる。
【0007】上記従来技術の問題点に鑑み、本発明の目
的は、プロセッサ資源の効率利用ができるプロセッサ間
バス伝送方法及びプロセッサ間バス伝送システムを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプロセッサ間バ
ス伝送方法は、複数のプロセッサがバスに接続された複
数プロセッサシステムで、バス調停回路がバスに接続さ
れており、バス調停回路と複数のプロセッサはそれぞれ
バス使用要求信号線及びバス捕捉応答信号線及びバス使
用時間通知信号線及びバス待ち時間通知信号線を介して
接続されている、プロセッサ間バス伝送方法であって、
バス使用権を取得したプロセッサがバス使用時間通知信
号線を介してバス使用時間をバス調停回路へ通知する段
階と、既にバスが使用されている場合に、バス使用中の
プロセッサと別のプロセッサがバス使用要求信号線を介
して次のバス使用権を予約する段階と、バス調停回路が
次のバス使用権を予約したプロセッサへバス待ち時間通
知信号線を介してバス待ち時間を通知する段階と、バス
使用中のプロセッサのバス使用が終了した場合に、バス
調停回路が次のバス使用権を予約したプロセッサへバス
捕捉応答信号線を介してバス捕捉応答を返す段階とを有
する。
【0009】本発明のプロセッサ間バス伝送システム
は、複数のプロセッサがバスに接続された複数プロセッ
サシステムのプロセッサ間バス伝送システムにおいて、
バスおよび複数のプロセッサに接続されたバス調停回路
と、バス調停回路と複数のプロセッサはそれぞれバス使
用要求信号線及びバス捕捉応答信号線及びバス使用時間
通知信号線及びバス待ち時間通知信号線を介して接続さ
れ、バス使用権を取得したプロセッサがバス使用時間通
知信号線を介してバス使用時間をバス調停回路へ通知す
る手段と、既にバスが使用されている場合に、バス使用
中のプロセッサと別のプロセッサがバス使用要求信号線
を介して次のバス使用権を予約する手段と、バス調停回
路が次のバス使用権を予約したプロセッサへバス待ち時
間通知信号線を介してバス待ち時間を通知する手段と、
バス使用中のプロセッサのバス使用が終了した場合に、
バス調停回路が次のバス使用権を予約したプロセッサへ
バス捕捉応答信号線を介してバス捕捉応答を返す手段と
を備えている。
【0010】即ち、バス使用権を取得したプロセッサ
は、どれくらいの時間バスを使用するかをバス調停回路
に通知する。さらにバス使用権を予約したプロセッサ
は、バス調停回路からバス使用までの時間を知る。バス
使用までの時間を知ることにより、これまでは無為に待
機していた時間をバスが使用できる時刻まで他の処理を
することができ、プロセッサ資源の効率利用ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図1および図2を参照し
て、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発
明の実施の形態の構成を示すブロック図、図2は本発明
の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【0012】図1に示すように、本システムは、複数の
プロセッサがバスに接続された複数プロセッサシステム
において、プロセッサA3と、プロセッサB4と、プロ
セッサC5と、複数のプロセッサが接続されたバス1
と、バスおよびプロセッサに接続されたバス調停回路2
と、バス使用要求信号線10、20、30とバス捕捉応
答信号線11、21、31とバス使用時間通知信号線1
2、22、32とバス待ち時間通知信号線13、23、
33よりなる。
【0013】次に、本発明の実施の形態の動作を図2の
フローチャートを参照して詳細に説明する。
【0014】先ず、プロセッサA3がバス使用要求信号
線10を介してバス使用要求信号をバス調停回路2へ送
出する(Sl)。
【0015】バス調停回路2はプロセッサA3にバス捕
捉応答信号線11を介してバス捕捉応答を返す(S
2)。
【0016】プロセッサA3はバス調停回路2にバス使
用時間通知信号線12を介してバス使用時間を通知し、
バスを使用する(S3)。
【0017】プロセッサC5がバス使用要求信号線30
を介してバス使用要求信号をバス調停回路2へ送出する
(S4)。
【0018】バス調停回路2はプロセッサC5にバス待
ち時間通知信号線33を介してバスの使用待ち時間を通
知する(S5)。
【0019】プロセッサC5はバス待ち時間に他の処理
を行う(S6)。
【0020】プロセッサA3はバス使用時間が経過する
とバスの使用をやめる(S7)。
【0021】バス調停回路2はプロセッサA3へのバス
捕捉応答信号を取消し、プロセッサC5にバス捕捉応答
信号線31を介してバス捕捉応答を返し、バス使用権が
移行する(S8)。
【0022】プロセッサC5はバス調停回路2からのバ
ス捕捉応答が返されてくるとバスの使用を開始する(S
9)。
【0023】プロセッサC5はバス調停回路2にバス使
用時間通知信号線12を介してバス使用時間を通知し、
バスを使用する(S10)。
【0024】プロセッサC5はバス使用時間が経過する
とバスの使用をやめ(S11)、バスは空転状態とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、バス使用
権を予約したプロセッサは、バス調停回路からバス使用
までの時間を知ることにより、これまでは無為に待機し
ていた時間をバスが使用できる時刻まで他の処理をする
ことができ、プロセッサ資源の効率利用ができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】従来のプロセッサ間バス伝送システムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1、41 バス 2、42 バス調停回路 3、43 プロセッサA 4、44 プロセッサB 5、45 プロセッサC 10、20、30、410、420、430 バス使
用要求信号線 11、21、31、411、421、431 バス捕
捉応答信号線 12、22、32 バス使用時間通知信号線 13、23、33 バス待ち時間通知信号線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサがバスに接続された複
    数プロセッサシステムで、 バス調停回路が前記バスに接続されており、 前記バス調停回路と前記複数のプロセッサはそれぞれバ
    ス使用要求信号線及びバス捕捉応答信号線及びバス使用
    時間通知信号線及びバス待ち時間通知信号線を介して接
    続されている、プロセッサ間バス伝送方法であって、 バス使用権を取得したプロセッサが前記バス使用時間通
    知信号線を介してバス使用時間を前記バス調停回路へ通
    知する段階と、 既に前記バスが使用されている場合に、バス使用中のプ
    ロセッサと別のプロセッサが前記バス使用要求信号線を
    介して次のバス使用権を予約する段階と、 前記バス調停回路が前記次のバス使用権を予約したプロ
    セッサへ前記バス待ち時間通知信号線を介してバス待ち
    時間を通知する段階と、 バス使用中のプロセッサのバス使用が終了した場合に、
    前記バス調停回路が前記次のバス使用権を予約したプロ
    セッサへ前記バス捕捉応答信号線を介してバス捕捉応答
    を返す段階とを有することを特徴とするプロセッサ間バ
    ス伝送方法。
  2. 【請求項2】 複数のプロセッサがバスに接続された複
    数プロセッサシステムのプロセッサ間バス伝送システム
    において、 前記バスおよび前記複数のプロセッサに接続されたバス
    調停回路と、 該バス調停回路と前記複数のプロセッサはそれぞれバス
    使用要求信号線及びバス捕捉応答信号線及びバス使用時
    間通知信号線及びバス待ち時間通知信号線を介して接続
    され、 バス使用権を取得したプロセッサが前記バス使用時間通
    知信号線を介してバス使用時間を前記バス調停回路へ通
    知する手段と、 既に前記バスが使用されている場合に、バス使用中のプ
    ロセッサと別のプロセッサが前記バス使用要求信号線を
    介して次のバス使用権を予約する手段と、 前記バス調停回路が前記次のバス使用権を予約したプロ
    セッサへ前記バス待ち時間通知信号線を介してバス待ち
    時間を通知する手段と、 バス使用中のプロセッサのバス使用が終了した場合に、
    前記バス調停回路が前記次のバス使用権を予約したプロ
    セッサへ前記バス捕捉応答信号線を介してバス捕捉応答
    を返す手段とを備えていることを特徴とするプロセッサ
    間バス伝送システム。
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