JPH10319050A - 測定データの表示方法 - Google Patents

測定データの表示方法

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JPH10319050A
JPH10319050A JP14856297A JP14856297A JPH10319050A JP H10319050 A JPH10319050 A JP H10319050A JP 14856297 A JP14856297 A JP 14856297A JP 14856297 A JP14856297 A JP 14856297A JP H10319050 A JPH10319050 A JP H10319050A
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graph
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Application number
JP14856297A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Takeuchi
勝広 竹内
Yasushi Ikeda
保志 池田
Nobuhisa Handa
信久 半田
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Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間と共に変化する測定データについて迅速
かつ確実に比較し得る測定データの表示方法を提供する
ことを主目的とする。 【解決手段】 測定時刻が互いに異なる複数の測定デー
タに基づいて生成した所定のグラフ22を測定時刻に対
応させて表示部21に表示し、操作部12の操作によっ
て任意の1つの測定時刻が指定されたときに、指定され
た1つの測定時刻において測定された所定の測定データ
を所定のグラフと共に表示部21に表示する測定データ
の表示方法において、操作部12の操作によって1つの
測定時刻が固定されたときに、その1つの測定時刻に対
応する所定の測定データを表示部21に固定的に表示
し、他の測定時刻がさらに指定されたときに、所定の測
定データと同種であって他の測定時刻において測定され
た所定の測定データを表示部21にさらに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定時刻に対応さ
せたグラフを表示しているCRTや液晶パネルなどの表
示部上で、任意の測定時刻またはグラフの任意の部位が
指定されたときに、指定された測定時刻または指定され
た部位に対応する測定時刻において測定された所定の測
定データをグラフと共に表示する測定データの表示方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の測定データの表示方法
を採用している従来の測定装置では、被測定信号の振幅
値を測定時刻に対応させた振幅値グラフをCRTの画面
上に表示すると共に、画面上に表示されているカーソル
で測定時刻が指定されたときには、その測定時刻におい
て測定された被測定信号の振幅値を振幅値グラフと共に
表示している。具体的には、この従来の測定装置は、図
3に示すように、CRTの画面61上に、横軸および縦
軸がそれぞれ時間軸および電圧軸に設定されて振幅値グ
ラフ62を表示するグラフ画面63を表示可能に構成さ
れている。また、グラフ画面63には、振幅値グラフ6
2と共にカーソル64が表示されており、図外の操作ス
イッチを操作することにより、カーソル64をグラフ画
面63上で時間軸に沿って自由に移動させることができ
るようになっている。
【0003】一方、この測定装置では、例えば、グラフ
画面63に振幅値グラフ62が表示されている状態で、
観測者が時間軸上の所定の部位にカーソル64を移動さ
せると、カーソル64の位置に対応する測定時刻、およ
びその測定時刻において測定された被測定信号の振幅値
を数値データとして帳票的に表示したカーソル値表示画
面65が、グラフ画面63と共に表示される。具体的に
は、カーソル64と交差する部位における振幅値グラフ
62の振幅値および測定時刻が、それぞれ75.0Vお
よび7時55分と表示される。次いで、観測者がカーソ
ル64を移動させると、移動後のカーソル64の位置に
対応する測定時刻における振幅値グラフ62の振幅値お
よびその測定時刻を表示するカーソル値表示画面65
が、直前に表示されていたカーソル値表示画面65に代
えて表示される。このように、従来の測定データの表示
方法では、カーソル64の移動に連動して、そのカーソ
ル64の位置に対応する測定時刻と、その測定時刻にお
ける振幅値グラフ62の振幅値がCRTの画面61上に
表示されることにより、観測者は、任意の測定時刻にお
ける振幅値グラフ62の振幅値を数値データで直ちに読
み取りできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
測定データの表示方法には以下の問題点がある。すなわ
ち、従来の測定データの表示方法では、カーソル64を
移動させると、カーソル値表示画面65に表示される数
値データもカーソル64の移動に連動して自動的に変化
する。このため、時間の経過に対する振幅値グラフ62
の振幅値の変化を調査する場合には、まず、カーソル値
表示画面65に表示されている振幅値を記録紙に記録
し、次いで、比較対象である観測時刻にカーソル64を
移動させることによってカーソル値表示画面65に新た
に表示された振幅値と、先に記録した振幅値とを見比べ
ることによって初めて両振幅値を比較することができ
る。したがって、従来の測定データの表示方法には、比
較回数が多いときには、観測者は、煩雑な記録作業を強
いられるばかりか、迅速な調査も極めて困難であるとい
う問題点がある。
【0005】一方、カーソル値表示画面65に表示する
測定データがグラフ画面63に表示されているグラフか
ら直接的に読み取ることができるような場合には、グラ
フ画面63とカーソル値表示画面65の表示内容とで比
較することも可能である。ところが、被測定信号の振幅
値をグラフ画面63に表示し、その被測定信号に含まれ
ている高調波の含有率などをカーソル値表示画面65に
表示させるような場合、一般的に被測定信号の振幅値か
ら高調波含有率などを直接的に求めることができない。
したがって、このような測定データ同士を比較するよう
な場合には、グラフ画面63とカーソル値表示画面65
の表示内容とを比較したとしても、観測者は、時間の経
過に応じた高調波含有率などの変化の傾向すら理解する
ことができないという問題点がある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、時間と共に変化する測定データについて迅
速かつ確実に比較し得る測定データの表示方法を提供す
ることを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の測定データの表示方法は、測定時刻が互い
に異なる複数の測定データに基づいて生成した所定のグ
ラフを測定時刻に対応させて表示部に表示し、操作部の
操作によって任意の1つの測定時刻が指定されたとき
に、指定された1つの測定時刻において測定された所定
の測定データを所定のグラフと共に表示部に表示する測
定データの表示方法において、操作部の操作によって1
つの測定時刻が固定されたときに、1つの測定時刻に対
応する所定の測定データを表示部に固定的に表示し、他
の測定時刻がさらに指定されたときに、所定の測定デー
タと同種であって他の測定時刻において測定された所定
の測定データを表示部にさらに表示することを特徴とす
る。なお、ここで、「グラフ」には、測定時刻に対応さ
せた被測定信号の振幅値グラフや、被測定信号の信号波
形図、および測定時に測定された測定データに基づいて
生成された棒グラフなど各種のグラフが含まれる。ま
た、「所定の測定データ」には、測定時に測定されたデ
ータそのものや、測定したデータに基づいて演算したデ
ータなどが含まれる。
【0008】この測定データの表示方法では、操作部の
操作によって1つの測定時刻を固定すると、その測定時
刻に測定された所定の測定データが表示部に固定的に表
示される。一方、その指定した1つの測定時刻とは異な
る他の測定時刻をさらに指定したときには、その測定時
刻において測定された所定の測定データを、固定的に表
示されている所定の測定データと共に表示部に表示す
る。このため、観測者は、表示部に表示されている両測
定データを比較することにより、測定データが時間の経
過に応じてどのように変化しているかを直ちに理解する
ことが可能となる。
【0009】請求項2記載の測定データの表示方法は、
請求項1記載の測定データの表示方法において、表示部
にカーソルを表示し、操作部の操作に基づいて移動され
たカーソルによって測定時刻を指定することを特徴とす
る。
【0010】測定時刻の指定方法は、キーボードのテン
キーによって測定時刻を直接指定するなど種々の方法を
採用することが可能である。一方、観測者にとっては、
表示部に表示されているグラフの特定の2つの部位につ
いての測定データを比較したい場合もある。かかる場合
には、グラフ上の特定の部位を正確に指定できることが
好ましい。この測定データの表示方法では、測定データ
の観測を希望するグラフの特定の部位にカーソルを移動
することにより、その部位に対応する測定時刻を容易か
つ正確に指定可能となる。
【0011】請求項3記載の測定データの表示方法は、
請求項2記載の測定データの表示方法において、表示部
に複数のカーソルを表示し、複数のカーソルによって測
定時刻がそれぞれ指定されたときに、指定された各測定
時刻において測定された所定の測定データを表示部にそ
れぞれ表示することを特徴とする。
【0012】1つのカーソルを用いて複数の測定時刻を
順次指定することも可能である。一方、複数のカーソル
を用いて複数の測定時刻を指定すれば、カーソルが位置
する部位のグラフを参酌しながら各測定データを比較す
ることが可能となる。
【0013】請求項4記載の測定データの表示方法は、
請求項1から3のいずれかに記載の測定データの表示方
法において、操作部の操作によってグラフの任意の部位
が指定されたときに、指定された部位に対応する測定時
刻が指定されたものとし、指定された測定時刻において
測定された所定の測定データを表示することを特徴とす
る。
【0014】この測定データの表示方法では、例えば、
振幅値グラフや棒グラフなどが表示部に表示されている
場合には、グラフの特定の部位をカーソルで指定するこ
とにより、そのカーソルの位置に対応する測定時刻に測
定された所定の測定データが表示される。このため、振
幅値グラフや棒グラフにおける測定値の推移などに起因
して測定データ同士を比較する場合に、測定時刻を直接
指定する方法と比較して、比較対象の測定データを確実
に表示させることが可能となる。
【0015】請求項5記載の測定データの表示方法は、
請求項1から4のいずれかに記載の測定データの表示方
法において、表示部に表示される所定の測定データは、
表示部に表示されている所定のグラフに基づいて直接的
に算出できないデータであることを特徴とする。
【0016】表示部に表示されているグラフから直接読
み取れる測定値が、表示部に表示する測定データと同種
のデータである場合には、1つの測定時刻における測定
データのみを表示部に表示し、他の測定時刻におけるグ
ラフ上の測定値と比較することも可能である。一方、表
示部に表示させた測定データが、グラフに基づいて直接
的に算出できないデータである場合には、かかる方法に
よって測定データ同士を比較することはできない。この
測定データの表示方法では、例えば、表示部に表示され
ているグラフが被測定信号としての交流の振幅値グラフ
などの場合、振幅値グラフからは直接算出できない高調
波含有率などの測定データを2つ以上表示部に表示する
ことにより、測定データ同士を確実に比較可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、電力品質総合測定装置を例
に挙げて、添付図面を参照しつつ、本発明に係る測定デ
ータの表示方法の好適な実施の形態について説明する。
【0018】図1に示す電力品質総合測定装置1(以
下、「測定装置1」という)は、交流の電圧値、電流
値、これらに含まれている高調波の振幅値および高調波
含有率、並びに基本波成分に対する高調波電流の位相角
など電力品質に関する種々のデータを測定すると共に測
定したデータを表示可能に構成されている。
【0019】まず、測定装置1の構成について、同図を
参照して説明する。
【0020】同図に示すように、測定装置1は、LPF
(ローパスフィルタ)2,2・・、S/H(サンプルホ
ールド)回路3,3・・、A/D変換回路4,4・・、
バッファメモリ5,5・・、波形整形回路6、PLL
(Phase-Locked Loop )回路7、DSP(Digital Sign
al Processer)8、メモリ9、CPU10、表示器11
および操作部12を備えている。
【0021】6つのLPF2,2・・は、アンチエイリ
アシングフィルタによってそれぞれ構成されている。各
LPF2は、図示しないクランプ型センサなどの電流検
出手段によって検出された、三相四線式で結線されてい
る三相交流の各相(この実施形態では、以下、「a相、
b相およびc相」という)における電圧、および各相を
流れる電流に応じた電圧の被測定信号を入力し、それら
の折り返し歪みを除去した後にS/H回路3にそれぞれ
出力する。
【0022】S/H回路3は、PLL回路7によって生
成されたサンプリング信号に同期して被測定信号をサン
プリングし、サンプリングしたアナログ信号をリアルタ
イムでA/D変換回路4に出力する。
【0023】A/D変換回路4は、S/H回路3によっ
てサンプリングされたアナログ信号をデジタル信号に変
換してバッファメモリ5に出力する。バッファメモリ5
は、例えば不揮発性のメモリで構成され、入力したデジ
タル信号である測定データを一時的に記憶する。
【0024】波形整形回路6は、ゼロクロスコンパレー
タを内部に備え、ゼロクロスコンパレータによって、a
相からピックアップされた電圧波形を矩形波に波形整形
する。
【0025】PLL回路7は、サンプリング信号を発振
するVCO(Voltage Controlled Oscillator )と、サ
ンプリング信号を分周する分周器と、分周器の出力信号
と波形整形回路6からの矩形波との位相を比較する位相
比較器とを内蔵している。この構成により、PLL回路
7は、a相の電圧波形に同期したサンプリング信号を生
成し、各S/H回路3,3・・に出力する。
【0026】DSP8は、バッファメモリ5に記憶され
ている測定データに基づいて、各種の演算処理を実行す
る。具体的には、DSP8は、例えば、測定データに基
づいて、FFT(高速フーリエ変換)演算により、各相
に流れている交流の基本波の周波数および振幅値、並び
に、2次〜63次までの各高調波の振幅値および基本波
に対する位相角などを演算し、演算値をメモり9に記憶
させる。なお、これらの演算値が本発明における測定デ
ータに相当する。
【0027】CPU10は、操作部12の操作スイッチ
の設定信号に従い、メモリ9に記憶されている演算値に
基づいて、表示器11に表示すべき各種グラフや測定デ
ータの基となる映像信号を作成し、これらを表示器11
に表示する。表示器11は、CRT(陰極線管)、液晶
パネルおよびプラズマディスプレイなどで構成すること
ができ、CPU10の制御下で、各種グラフや測定デー
タなどを表示する。
【0028】次いで、測定装置1の全体的な動作の概略
について、同図を参照して説明する。
【0029】まず、波形整形回路6は、a相の電圧波形
を矩形波に波形整形し、その矩形波をPLL回路7に出
力する。PLL回路7は、その矩形波に基づいてサンプ
リング信号を生成し、各S/H回路3・・に出力する。
この状態において、各相の電圧および電流についての被
測定信号がLPF2,2・・を介してS/H回路3,3
・・にそれぞれ入力されると、各S/H回路3,3・・
は、各被測定信号の1周期に対して所定回数だけサンプ
リングし、サンプリングしたアナログ信号をA/D変換
回路4,4・・にそれぞれ出力する。各A/D変換回路
4,4・・は、入力されたアナログ信号をディジタルデ
ータに変換してバッファメモリ5,5・・にそれぞれ記
憶させる。
【0030】DSP8は、バッファメモリ5に記憶され
ているa相、b相およびC相の各電圧波形および電流波
形の例えば16周期分に相当するディジタルデータを読
み込んだ後、FFT演算により、例えば、各相における
電圧および電流の基本波および高調波の各振幅値の平均
値や、各高調波における位相角の平均値などを演算する
と共に、演算結果をメモり9に記憶させる。次いで、操
作部12において各種操作スイッチが操作されると、C
PU10は、操作スイッチの操作に応じて、表示器11
に各種画像を表示するための表示処理をはじめとする各
種処理を実行する。
【0031】次に、図2を参照して、三相交流の各相に
流れている電流に含まれている高調波電流の時系列グラ
フおよび高調波含有率を表示器11の表示画面21(本
発明における表示部に相当する)に表示する例について
説明する。
【0032】同図に示すように、表示画面21には、そ
の左側、中央上部、および右側上下に、グラフ画面2
2、カーソル移動用画面23、および測定データ表示画
面24a,24b(以下、区別しないときは、「測定デ
ータ表示画面24」という)が表示されている。
【0033】グラフ画面22は、縦軸が各相を流れる基
本波電流または高調波電流の実効値を示し、横軸が測定
時刻を示している。同図の表示例では、a相を流れてい
る電流に含まれている5次および7次の高調波の実効値
を時系列的にそれぞれ表した時系列グラフW5,W7
と、時系列グラフW5,W7の特定の部位または任意の
測定時刻を指定するためのAカーソル31aおよびBカ
ーソル31b(以下、区別しないときには、「カーソル
31」という)とが波形グラフ画面22に表示されてい
る。なお、CPU10は、操作部12の操作によって基
本波の時系列グラフまたは2次から63次までの任意の
高調波の時系列グラフが選択されたときに、選択された
時系列グラフをグラフ画面22に表示する。
【0034】カーソル移動用画面23は、カーソル31
の位置を設定するためのダイアログボックスであって、
選択ボタン41,42、ステップ移動ボタン43および
カーソル時刻の設定ボタン44が表示されている。ここ
で、選択ボタン41,42は、移動すべきカーソルを選
択するために用いられ、ステップ移動ボタン43は、選
択されたカーソルの移動量(例えば、30分、1時間な
ど)を指定するために用いられ、カーソル時刻の設定ボ
タン44は、カーソル31の移動先測定時刻を直接指定
する場合に用いられる。なお、波形グラフ画面22に表
示するカーソルは、2つに限らず、1つのみでもよく、
また3つ以上表示してもよい。さらに、カーソル31の
移動は、マウスポインタを、移動すべきカーソル31に
合わせた後にドラッグすることにより、波形グラフ画面
22上の任意の部位に移動させることもできる。
【0035】測定データ表示画面24a,24bは、A
カーソル31aおよびBカーソル31bが位置する測定
時刻における所定の測定データをそれぞれ表示するダイ
アログボックスであって、この例では、複数の被測定対
象電源系統のうちの番号が「1」の系統におけるa相の
電流に含まれている高調波電流含有率と位相角とを表示
している。なお、連動ボタン51および固定ボタン52
は、測定データ表示画面24の表示方法を選択するため
のものである。連動ボタン51を選択した場合には、測
定データ表示画面24には、移動後のカーソル31の位
置に対応する測定時刻に測定した高調波含有率が連動し
て表示され、固定ボタン52を選択した場合には、測定
データ表示画面24には、選択時においてカーソル31
が位置している測定時刻に測定した高調波含有率が表示
される。また、選択ボタン53は、測定データ表示画面
24に表示させる測定データの種類を選択するためのも
のであって、同図に示すような高調波含有率および高調
波の基本波に対する位相角のみならず、高調波の振幅値
など種々の測定データを選択することが可能となってい
る。なお、測定データ表示画面24では、選択された測
定データを表示するのに適した表示画面を用いることが
でき、例えば、高調波含有率の表示には、帳票的表示画
面やバーグラフ画面が用いられ、高調波の基本波に対す
る位相角の表示には、ベクトル図が用いられている。ま
た、いずれの種類の表示画面を用いた場合でも、その表
示画面を連動または固定の画面に設定することが可能に
なっている。
【0036】次に、この表示画面21を用いた表示方法
について、測定データ表示画面24に表示させる測定デ
ータとして高調波含有率を選択した場合を例に挙げて説
明する。
【0037】まず、操作部12内の図示しないキーボー
ドによってグラフ画面22の表示を設定すると、グラフ
画面22が表示されると共にAカーソル31aが表示さ
れる。次いで、表示を希望する任意の高調波の次数をキ
ーボードで設定する。次に、キーボードによってカーソ
ル移動用画面23の表示を設定する。この状態では、表
示画面21には、グラフ画面22とカーソル移動用画面
23とが表示される。次いで、キーボードによって測定
データ表示画面24aの表示を設定する。この状態で
は、表示画面21には、測定データ表示画面24aがさ
らに表示される。なお、波形グラフ画面22、カーソル
移動用画面23および測定データ表示画面24の表示の
設定については、表示画面21内に各画面に対応するア
イコンを表示させ、アイコンをマウスでクリックするこ
とによって表示させるようにしてもよい。
【0038】この状態において、測定データ表示画面2
4a内の連動ボタン51をクリックすると、測定データ
表示画面24aには、Aカーソル31aの移動先位置に
対応する測定時刻に測定された高調波含有率が表示され
る。一方、測定データ表示画面24a内の固定ボタン5
2をクリックすると、測定データ表示画面24aには、
その時のAカーソル31aの位置に対応する測定時刻に
測定した高調波含有率が、Aカーソル31aの移動に関
係なく固定的に表示される。
【0039】次に、特定の2つの測定時刻における高調
波含有率を比較する場合には、キーボードによって測定
データ表示画面24bの表示を設定すると、表示画面2
1には、測定データ表示画面24bとBカーソル31b
がさらに表示されて、同図に示す表示状態になる。この
状態において、Aカーソル31aを任意の測定時間の位
置に設定した後に、測定データ表示画面24aの固定ボ
タン52をクリックすると、その測定時刻に測定した高
調波含有率が固定的に表示される。一方、測定データ表
示画面24bの連動ボタン51をクリックした後に、B
カーソル31bを任意の測定時刻の位置に移動させる
と、移動後の位置に対応する測定時刻に測定した高調波
含有率が測定データ表示画面24bに表示される。
【0040】このように、この測定装置1における測定
データの表示方法によれば、観測者は、両測定データ表
示画面24a,24bの表示内容を比較することによっ
て、高調波含有率が時間の経過に応じてどのように変化
しているかを直ちに理解することができる。この場合、
高調波含有率は、グラフ画面22に表示されている高調
波の振幅値からは直ちに算出することが困難なデータで
ある一方、高調波電流の実効値が大きくなると当然その
値も大きくなる。したがって、実効値の大きな部位にカ
ーソル31を指定することによって間接的に測定時刻を
指定し、これにより、帳票的に整理された測定データ表
示画面24で正確な数値を読み取ることができる。この
結果、高調波含有率が許容値を超えているか否かを確実
に判断することができると共に、任意の2つの測定時間
における高調波含有率を直接的に比較することができ
る。
【0041】また、両カーソル31を任意の測定時間の
位置にそれぞれ移動させることにより、両カーソル31
が位置する部位の高調波電流の実効値を参酌しながら、
両測定時刻において測定された高調波含有率などを測定
データ表示画面24a,24b上で比較することができ
る。
【0042】なお、本実施形態では、グラフ画面22に
高調波電流の実効値を時系列的に表示したが、本発明は
これに限定されず、高調波含有率の時系列グラフをグラ
フ画面22に表示し、測定データ表示画面24に高調波
の振幅値を帳票的に表示させることもできる。また、グ
ラフ画面22には、各測定時刻における高調波電流の実
効値を棒グラフで表示することもできる。この場合、カ
ーソル31による測定時刻の指定は、棒グラフの一部に
交われば、その交わった部分の棒グラフに対応する測定
時刻を指定したものとして、その測定時刻における高調
波含有率などを測定データ表示画面24に表示させても
よい。
【0043】また、本発明では、1つのカーソル31の
みを用いて2つまたは3つ以上の測定時刻に測定された
測定データを両測定データ表示画面24a,24bにそ
れぞれ表示させることもできる。具体的には、カーソル
31を任意の部位に移動させた後に測定データ表示画面
24aの表示を固定表示に設定し、次いで、測定データ
表示画面24bの表示を連動表示に設定すると共にカー
ソル31を移動させることにより、移動前の測定時刻に
測定された測定データと、移動先の測定時刻に測定され
た測定データとを共に表示画面21に表示させることが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の測定デー
タの表示方法によれば、操作部の操作によって固定され
た測定時刻に測定された所定の測定データを表示部に固
定的に表示すると共に、指定された他の測定時刻に測定
された所定の測定データを表示部に表示することで、観
測者は、表示部に表示されている両測定データを迅速か
つ確実に比較することができ、これにより、測定データ
が時間の経過に応じてどのように変化しているかなどを
直ちに理解することができる。
【0045】また、請求項2記載の測定データの表示方
法によれば、操作部の操作に基づいて移動されたカーソ
ルによって測定時刻を指定することにより、表示部に表
示されているグラフの特定の2つの部位に対応する測定
時刻に測定された所定の測定データ同士を確実に比較す
ることができる。
【0046】さらに、請求項3記載の測定データの表示
方法によれば、観測者は、複数のカーソルを用いて複数
の測定時刻を指定することにより、カーソルが位置する
部位のグラフを参酌しながら各測定データを比較するこ
とができる。
【0047】また、請求項4記載の測定データの表示方
法によれば、振幅値グラフや棒グラフにおける測定値の
推移などに起因して測定データ同士を比較する場合に
は、振幅値グラフの特定の部位などをカーソルで指定す
ることにより、測定時刻を直接指定する方法と比較し
て、比較対象の測定データを表示部に確実に表示させる
ことができる。
【0048】さらに、請求項5記載の測定データの表示
方法によれば、表示部に表示されているグラフに基づい
て直接的に比較できない測定データ同士を確実に比較す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る電力品質総合測定装置のブロ
ック図である。
【図2】本実施形態に係る電力品質総合測定装置の表示
器に表示されている表示画面の画面図である。
【図3】従来の測定データの表示方法を説明するための
画面図である。
【符号の説明】
1 電力品質総合測定装置 10 CPU 11 表示器 12 操作部 21 表示画面 22 グラフ画面 23 カーソル移動用画面 24a,24b 測定データ表示画面 31a,31b カーソル W5,W7 時系列グラフ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定時刻が互いに異なる複数の測定デー
    タに基づいて生成した所定のグラフを前記測定時刻に対
    応させて表示部に表示し、操作部の操作によって任意の
    1つの前記測定時刻が指定されたときに、当該指定され
    た1つの測定時刻において測定された所定の測定データ
    を前記所定のグラフと共に前記表示部に表示する測定デ
    ータの表示方法において、 前記操作部の操作によって前記1つの測定時刻が固定さ
    れたときに、当該1つの測定時刻に対応する前記所定の
    測定データを前記表示部に固定的に表示し、他の前記測
    定時刻がさらに指定されたときに、前記所定の測定デー
    タと同種であって前記他の測定時刻において測定された
    所定の測定データを前記表示部にさらに表示することを
    特徴とする測定データの表示方法。
  2. 【請求項2】 前記表示部にカーソルを表示し、前記操
    作部の操作に基づいて移動された前記カーソルによって
    前記測定時刻を指定することを特徴とする請求項1記載
    の測定データの表示方法。
  3. 【請求項3】 前記表示部に複数のカーソルを表示し、
    当該複数のカーソルによって前記測定時刻がそれぞれ指
    定されたときに、当該指定された各測定時刻において測
    定された前記所定の測定データを前記表示部にそれぞれ
    表示することを特徴とする請求項2記載の測定データの
    表示方法。
  4. 【請求項4】 前記操作部の操作によって前記グラフの
    任意の部位が指定されたときに、当該指定された部位に
    対応する前記測定時刻が指定されたものとし、当該指定
    された測定時刻において測定された前記所定の測定デー
    タを表示することを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の測定データの表示方法。
  5. 【請求項5】 前記表示部に表示される前記所定の測定
    データは、前記表示部に表示されている前記所定のグラ
    フに基づいて直接的に算出できないデータであることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の測定デー
    タの表示方法。
JP14856297A 1997-05-22 1997-05-22 測定データの表示方法 Pending JPH10319050A (ja)

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