JPH10315170A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JPH10315170A
JPH10315170A JP12134397A JP12134397A JPH10315170A JP H10315170 A JPH10315170 A JP H10315170A JP 12134397 A JP12134397 A JP 12134397A JP 12134397 A JP12134397 A JP 12134397A JP H10315170 A JPH10315170 A JP H10315170A
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一彦 尾上
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一広 阿部
Tetsuya Sugimasa
哲也 杉正
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボット本体の増設に伴って通信ラインの簡
素化を図ることができるとともに、制御性能が損なわれ
ることを防ぎ、さらに操作手段の処理回路MPUの異常
時をロボット本体側の制御手段で検出する。 【解決手段】 1台の操作手段からの指令データを、単
一のシリアル通信回線を介して複数の制御手段に順次的
に接続して閉ループを形成し、各制御手段で受信された
指令データをサーボユニットに与えて各ロボット本体を
駆動制御する。この指令データ毎に、ロボット本体を識
別する識別データと、操作手段の処理回路MPUの働き
によって1通信サイクル毎に1ずつインクリメントされ
る監視データとを付加する。制御手段では、隣接する前
後の通信サイクル毎の監視データを比較し、監視データ
に変化がなければ、操作手段の処理回路MPUが異常を
生じているものと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のロボット本
体を、たとえば1台の操作手段によって制御可能とする
ロボット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、典型的な先行技術を示すブロ
ック図である。たとえば6軸のロボット本体40の各軸
のモータは、サーボユニット50によって駆動制御さ
れ、このサーボユニット50には、制御手段20から指
令データの信号が与えられる。制御手段20には、操作
手段10がバス結合され、オペレータによる指令データ
が作成されて、制御手段20にその指令データによって
指令信号が作成され、上述のようにサーボユニット50
に与えられる。このようにして操作手段10と制御手段
20とはバス結合されており、両者10,20は分離不
可能であり、ロボット本体40毎の専用機60が構成さ
れる。
【0003】図13に示される先行技術では、ロボット
本体40の増設に伴い、専用機60が、その増設数分だ
け増えることになる。したがってユーザは、各ロボット
本体40の動作監視、調整を行う際に、各専用機60に
含まれる操作手段10のユーザインタフェースを個別的
に操作しなければならない。したがって1個所で集中し
て複数の各ロボット本体40の動作を監視し、かつ調整
を行うことは不可能である。
【0004】この問題を解決する他の先行技術は、図1
4に示されている。前述の先行技術の対応する部分に
は、数字に添え字A,Bを付して示す。複数のロボット
本体40A,40Bに対応する各制御手段20a,20
bである従局と、1台の操作手段10である主局とは、
通信ライン61,62を介して一対一に結合されてシリ
アル通信が行われる。この図14に示される先行技術で
は、ロボット本体40A,40Bの増設に伴い、通信ラ
イン61,62が増加するという問題がある。
【0005】これらの問題を解決するさらに他の先行技
術は、図15に示されている。1台の操作手段10であ
る主局から複数の制御手段20a,20bである従局
に、通信ライン63を介して接続してシリアル通信を行
い、マルチドロップ構成を実現する。このような操作手
段10を主局とするマルチドロップ方式のシリアル通信
で複数の制御手段20a,20bを結合する先行技術で
は、操作手段10と制御手段20a,20bとの間で双
方向の通信が行われるので、通信サイクルを充分に大き
く設定する必要がある。したがってロボット本体40
A,40Bの数を増大することによって、ロボット本体
40A,40Bの制御に時間がかかり、その制御性能が
悪化することになる。
【0006】したがってこれらの図13〜図15の各先
行技術では、操作手段と制御手段との結びつきが複雑で
あり、図14および図15の先行技術のように、1個所
で複数のロボット本体の動作監視、制御を行う際には、
制約事項が多々あるという問題がある。
【0007】さらに図14および図15の先行技術で
は、操作手段10と制御手段20a,20bとの間の情
報伝達手段としてシリアル通信を用いる構成では、各手
段10;20a,20bにそれぞれ配置された処理回路
MPU(Multiple ProcessingUnit)事態の異常情報
は、通信の遮断という通信異常としてのみ検出され、し
たがって異常要因の特定が困難である。たとえば操作手
段10におけるMPUが異常であるときには、操作手段
20a,20bにその異常な指令データが与えられ、こ
れによってロボット本体40A,40Bが異常動作をす
るおそれがある。したがって操作手段10におけるMP
Uの異常時には、ロボット本体40A,40Bを、直ち
に停止しなければならない。これに対して通信ライン6
1,62;63を含む通信経路の異常発生時には、その
ような異常発生が短時間に頻発したときのみ、ロボット
本体40A,40Bの動作を停止し、これによって作業
の中断をできるだけ回避することができる。先行技術で
は、操作手段10のMPUの異常であるのか、通信経路
の異常であるのかという異常要因の特定が、上述のよう
に困難であり、したがってロボット本体40A,40B
の動作の安全性確保と、動作の停止の回避とを両立する
ことができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、通信
ラインの増加を伴うことなく、ロボット本体の制御性能
の悪化を伴うことなく、たとえば遠隔に配置されたたと
えば1台の操作手段によって、複数のロボット本体の動
作監視、制御などを可能とするロボット制御装置を提供
することである。
【0009】本発明の他の目的は、ロボット本体の動作
安全性を確保し、異常要因を特定することが可能である
ロボット制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、手首を駆動す
る複数軸を有する複数のロボット本体と、各ロボット本
体毎に設けられ、指令データの信号に応答して、ロボッ
ト本体の各軸を駆動制御する複数のサーボユニット20
0a,200bと、各ロボット本体を識別する識別デー
タと、その識別されるロボット本体の各軸を駆動制御す
る指令データとを有する情報信号を、各ロボット本体の
順に発生して送信する操作手段と、複数の制御手段12
5,211であって、各制御手段は、各サーボユニット
に個別的に接続され、そのサーボユニットが駆動制御す
るロボット本体に対応する識別用アドレスを有し、操作
手段からの情報信号を受信し、その情報信号の識別デー
タが前記アドレスに一致するとき、その識別データに対
応する指令データを取込んでサーボユニットに与え、識
別データが前記アドレスに一致しないとき、指令データ
を取込まない制御手段と、操作手段とともに制御手段を
順次的に接続して、閉ループを形成するシリアル通信ラ
インとを含み、情報信号が操作手段からシリアル通信ラ
インを介して制御手段に環状に送信されることを特徴と
するロボット制御装置である。
【0011】複数のロボット本体の各軸を、各ロボット
本体毎に設けられるサーボユニットによって駆動制御
し、これらの各サーボユニット毎に制御手段が設けら
れ、この複数の制御手段と操作手段とは、閉ループを形
成するシリアル通信ラインによって順次的に接続され、
情報信号が操作手段から制御手段に環状に送信される。
情報信号は、識別データと指令データとを有し、制御手
段では、識別データがロボット本体に対応する識別用ア
ドレスに一致したとき、その識別データに対応する指令
データを取込んで、すなわちその指令データを、自己の
ものとして演算処理し、サーボユニットによってロボッ
ト本体を駆動制御することができる。識別データがロボ
ット本体に対応する識別用アドレスに一致しないときに
は、その指令データを取込まず、したがって他のロボッ
ト本体のための指令データによって、自己のロボット本
体が動作することはない。
【0012】本発明の考え方に従えば、ユーザインタフ
ェースおよびロボット補間処理を行う操作手段と、操作
手段が出力する補間処理結果である制御指令データなど
に基づき、実質的なロボット本体の各軸制御を行い、か
つロボット本体の可動部情報およびロボット制御装置の
異常情報を集約する制御手段とを含むロボット制御装置
において、環状に敷設されたモーションコントロール用
シリアル通信回線によって操作手段と複数の制御手段と
を結合し、遠隔に配置されたたとえば1台または複数台
の制御手段から複数台の制御手段に対して、単一の通信
回線のみで、しかもロボット制御性能を悪化させること
なく、動作監視、制御可能とする。こうしてユーザイン
タフェースとロボット本体の各軸制御とを機能的、物理
的に分割してロボット制御装置が実現される。特にユー
ザインタフェース機能を有する1台の操作手段から環状
に敷設された通信回線を介して複数台のロボット本体を
制御可能とする。操作手段は単一であってもよいけれど
も、複数台であってもよい。
【0013】こうして本発明に従えば、通信回線数の増
加を伴うことなく、通信速度を向上してロボット本体の
制御性能を悪化を伴うことなく、遠隔に配置されたたと
えば1台の操作手段によって複数台のロボット本体の動
作監視、制御が可能になる。
【0014】本発明に従うロボット制御装置において、
操作手段は、ユーザインタフェース、ロボット補間処理
を実現するMPUである処理回路を備え、また制御手段
へ補間処理出力である制御指令データを送信し、制御手
段から出力されるロボット本体の可動部情報である後述
の検出データおよび後述の監視データによる異常情報を
受信するための通信インタフェースを有する。この操作
手段に含まれる通信インタフェースには、環状通信回線
の主局として通信回線上に流れる種々の情報に関して、
通信サイクルおよび通信状況を管理する機能が含まれて
いる。
【0015】制御手段は、ロボット本体の各軸に対する
サーボ処理をサーボユニットによって執行させ、ロボッ
ト本体の可動部情報および異常情報を表す監視データを
集約するMPUを備えており、また操作手段から出力さ
れる制御指令データを受信し、操作手段へ各種情報を送
信するための通信インタフェースを有している。操作手
段と複数の制御手段とは、透過形シリアル通信によって
環状に接続される。
【0016】本件による通信方式は、モーションコント
ロールに必要な高速性を満足するものである。本通信方
式は、データ伝送速度自体が非常に高速であること、な
らびに操作手段と制御手段との通信インタフェースで通
信処理がハードウエア的に高速処理されるので、非常に
短い通信所用時間で一連の通信所処理を完結することが
可能であり、また、操作手段と制御手段とのMPUの異
常検出機能を含むという特徴を有している。
【0017】ロボット制御装置の操作手段は、ユーザイ
ンタフェースにより規定された動作計画に従い、ロボッ
ト動作補間処理を行い、補間処理の出力である各軸制御
指令データを操作手段に配置された通信インタフェース
へ渡す。操作手段の通信インタフェースは環状通信主局
として通信サイクルの管理機能、通信回線上の制御指令
送信権管理機能等を有しており、定められた通信サイク
ルで制御指令を制御手段に送信する。この際、送信され
る制御指令データには、操作手段、制御手段毎に固有の
番号であるIDナンバ、すなわち識別データが付加さ
れ、さらに後述のようにMPUの異常監視データが付加
される。
【0018】制御手段に配置された通信インタフェース
は、受信した制御指令データに付加されたIDナンバ
と、自己の制御対象とするロボット本体の各軸に与えら
れたIDナンバである識別用アドレスとを照合し、両I
Dナンバが一致した場合のみ制御指令データ、MPU異
常監視用データを有効データとして制御処理用MPUへ
渡す。そして上記受信処理と並行してロボット可動部情
報や異常情報等を応答データとして送信処理する。なお
IDナンバの照合結果が不一致の場合には受信処理は一
切行わず、制御指令をそのまま送信する。
【0019】上記のような透過形のシリアル通信方式を
可能とする通信インタフェースを有するロボット制御装
置を実現することによって、双方向通信方式で必要とす
る送受信機能切換えが不要となり、通信回線上のデータ
の流れを分断することなく、またロボット制御性能を損
なうことなく、環状に複数の制御手段を配置することが
可能となる。
【0020】また本発明は、ロボット本体の各軸の位置
を検出する検出手段をさらに含み、制御手段は、検出手
段からの検出データを、その制御手段に対応する識別デ
ータを有する情報信号に備えてシリアル通信ラインに送
出することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、ロボット本体の各軸の検
出手段によって検出された位置を表す検出データは、情
報信号に含まれてシリアル通信ラインに送出される。こ
れによって操作手段では、複数の各ロボット本体の各軸
の位置を知ることができ、ロボット本体の動作状況を把
握することができる。指令データがロボット本体のティ
ーチングを行うための教示データであるとき、その教示
データの入力を操作手段によって行いながら、ロボット
本体の動作状況を知ることができるので、教示データの
誤りをなくすことが確実となる。
【0022】また本発明は、操作手段は、(a)パーソ
ナルコンピュータであって、このパーソナルコンピュー
タは、各ロボット本体毎の指令データを入力する入力操
作手段と、目視表示する表示手段と、入力操作手段によ
って入力された指令データを転送するとともに、入力操
作手段からの指令データに関連する情報を表示手段に表
示させる入力用処理回路とを含むパーソナルコンピュー
タと、(b)パーソナルコンピュータに着脱可能なコネ
クタによってバスに結合され、入力用処理回路からの指
令データを備える情報信号をシリアル通信ラインに送信
するロボット制御用処理手段とを含むことを特徴とす
る。
【0023】本発明に従えば、操作手段はパーソナルコ
ンピュータとロボット制御用処理手段とを含み、このパ
ーソナルコンピュータは、たとえば市販の構成をそのま
ま利用することができる。このパーソナルコンピュータ
にロボット制御用処理手段を、たとえば配線基板に搭載
されたボードとして、着脱可能なコネクタで接続して内
蔵することによって、構成の簡略化を図ることができ
る。またロボット本体が増設するのに応じて、各ロボッ
ト本体毎にロボット制御用処理手段を増設することが容
易である。
【0024】また本発明は、ロボット制御用処理手段
は、シリアル通信ラインからの検出データを受信して、
前記指令データに関連する情報として入力用処理回路に
与えることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、ロボット制御用処理手段
は、シリアル通信ラインに接続されて検出データを受信
し、したがって入力用処理手段では、前記指令データに
関連する情報、たとえば前述のように指令データが教示
データであるとき、それによって動作されたロボット本
体の各軸の位置が、目視表示手段で表示され、教示デー
タの入力が確実になる。
【0026】また本発明は、手首を駆動する複数軸を有
する複数のロボット本体と、各ロボット本体毎に設けら
れ、ロボット本体の各軸を駆動制御する複数のサーボユ
ニットと、各ロボット本体を識別する識別データと、そ
の識別されるロボット本体に関するデータとを有する情
報信号を、各ロボット本体の順に発生して送信する操作
手段であって、情報信号はさらに、この操作手段の動作
状態を表す監視データを含む操作手段と、複数の制御手
段であって、各制御手段は、各サーボユニットに個別的
に接続され、そのサーボユニットが駆動制御するロボッ
ト本体に対応する識別用アドレスを有し、操作手段から
の情報信号を受信し、その情報信号の識別データが前記
アドレスに一致するとき、その識別データに対応する監
視データを取込んで操作手段に異常が生じているか否か
を判断し、識別データが前記アドレスに一致しないと
き、監視データを取込まない制御手段と、操作手段とと
もに制御手段を順次的に接続して、閉ループを形成する
シリアル通信ラインとを含み、情報信号が操作手段から
シリアル通信ラインを介して制御手段に環状に送信され
ることを特徴とするロボット制御装置である。
【0027】本発明に従えば、操作手段は、この操作手
段の動作状態を表す監視データを発生し、各ロボット本
体毎の制御手段では、監視データを取込んで、すなわち
操作手段からの情報信号に含まれる識別データが、自己
の識別用アドレスに一致するとき監視データの判断を行
う演算処理を実行し、こうして制御手段では、操作手段
の動作状態の異常を知ることができ、異常要因の分析が
可能になる。
【0028】また本発明によれば、操作手段は複数の制
御手段とともにシリアル通信ラインによって接続されて
閉ループが形成され、通信ラインの簡素化を図ることが
できるとともに、その通信速度の向上を図ることができ
る。
【0029】操作手段および制御手段の処理回路MPU
ソフトウエアは、通信サイクル毎に受信データに含まれ
るMPU異常監視データを参照し、異常の有無を検出す
るとともに、自己のMPU異常監視レジスタの内容を後
述のように更新する。こうして前述の先行技術に関連し
て述べた検出が困難であったMPU異常検出機能が、本
発明によって初めて解決され、通信異常時とMPU異常
時とで異常要因の特定が可能になり、異常処理を区別し
て行うことができる。たとえば操作手段の異常時には、
制御手段では、サーボユニットによるロボット本体の駆
動制御を直ちに停止し、またシリアル通信ラインを含む
通信経路に起因した異常発生時には、短時間にその異常
状態が頻発したとき初めてロボット本体の停止を、制御
手段の処理回路によって実現する。
【0030】また本発明は、手首を駆動する複数軸を有
する複数のロボット本体と、操作手段であって、各ロボ
ット本体毎に設けられ、指令データの信号に応答して、
ロボット本体の各軸を駆動制御する複数のサーボユニッ
トと、各ロボット本体を識別する識別データと、その識
別されるロボット本体の各軸を駆動制御する指令データ
と、この操作手段の動作状態を表す監視データとを有す
る情報信号を、各ロボット本体の順に発生して送信する
操作手段と、複数の制御手段であって、各制御手段は、
各サーボユニットに個別的に接続され、そのサーボユニ
ットが駆動制御するロボット本体に対応する識別用アド
レスを有し、操作手段からの情報信号を受信し、その情
報信号の識別データが前記アドレスに一致するとき、そ
の識別データに対応する指令データを取込んでサーボユ
ニットに与えるとともに、監視データによって操作手段
が異常を生じているか否かを判断し、識別データが前記
アドレスに一致しないとき、指令データと監視データと
を取込まない制御手段と、操作手段とともに制御手段を
順次的に接続して、閉ループを形成するシリアル通信ラ
インとを含み、情報信号が操作手段からシリアル通信ラ
インを介して制御手段に環状に送信されることを特徴と
するロボット制御装置である。
【0031】本発明に従えば、操作手段から、各ロボッ
ト本体の指令データと、操作手段の監視データと、識別
データとを含む情報信号を、発生し、これによって各制
御手段で、指令データによってサーボユニットを動作さ
せてロボット本体の駆動制御を行わせることができると
ともに、操作手段の異常が生じているか否かを、速やか
に判断することができる。操作手段が異常を生じている
ときには、指令データが異常の値になっているおそれが
あり、したがって制御手段をたとえばロボット本体を停
止して安全性を確保することができる。
【0032】また本発明は、操作手段は、情報信号に含
まれる前記各データを発生しまたは演算処理するととも
に、前記閉ループの1通信サイクル毎に変化する監視デ
ータを発生する操作用処理回路を有し、制御手段は、操
作用処理回路からの監視データを1通信サイクル毎に更
新してストアする制御用第1監視レジスタ211lと、
1通信サイクル毎に制御用第1監視レジスタにストアさ
れている監視データが転送されてストアされる制御用第
2監視レジスタ211mと、制御用第1監視レジスタと
制御用第2監視レジスタとにそれぞれストアされている
監視データを比較し、一致しているとき操作用処理回路
に異常が生じていることを表す操作側異常検出信号を発
生する制御用処理回路とを有することを特徴とする。
【0033】本発明に従えば、操作手段に備えられてい
る操作用処理回路は、前記閉ループの1通信サイクル毎
にたとえば1だけインクリメントするなどして変化する
監視データを発生し、ロボット本体側の制御手段では、
この監視データが制御用第1監視レジスタにストアされ
る。したがって制御用第1監視レジスタにストアされる
監視データは、現在の通信サイクルの監視データであ
り、これに対して制御用第2監視レジスタにストアされ
る監視データは、1回前の通信サイクルにおける監視デ
ータがストアされていることになる。
【0034】操作用処理回路がたとえば暴走するなどし
て異常が生じると、監視データが1通信サイクル毎に変
化しなくなり、したがって制御用の第1および第2監視
レジスタにそれぞれストアされている監視データが一致
する結果になる。これによって制御手段の制御用処理回
路は、操作用処理回路に異常が生じていることを表す操
作側異常検出信号を発生する。こうして操作用処理回路
の異常状態の発生を、制御手段において素早く知ること
ができる。
【0035】また本発明は、操作手段は、制御手段に送
信する監視データを1通信サイクル毎に更新してストア
する操作用第1監視レジスタ125cと、1通信サイク
ル毎に制御手段から送信されてきた監視データを受信し
てストアする操作用第2監視レジスタ125dとを有
し、操作用処理回路は、操作用第1監視レジスタと操作
用第2監視レジスタとにそれぞれストアされている監視
データを比較し、一致しているとき、制御用処理回路に
異常が生じていることを表す制御側異常検出信号を発生
し、制御手段は、1通信サイクル毎に制御用第2監視レ
ジスタにストアされている監視データを操作手段に送信
することを特徴とする。
【0036】本発明に従えば、制御用第2監視レジスタ
にストアされている1回前の通信サイクルにおける監視
データを、シリアル通信ラインを介して操作手段に送信
し、この制御手段の制御用処理回路が暴走などして異常
状態になると、制御用第1監視レジスタから制御用第2
監視レジスタへの監視データの転送が行われなくなる。
したがって現在の監視データがストアされる操作用第1
監視レジスタの内容と、1回前の通信サイクルにおける
監視データをストアする操作用第2監視レジスタの内容
とが一致したままになり、このことを操作用処理回路が
判断して、制御側異常検出信号を発生する。こうして操
作手段では、複数の各制御手段における制御用処理回路
の異常状態を把握することができる。
【0037】また本発明は、情報信号に含まれるロボッ
ト本体に関するデータは、ロボット本体の各軸を駆動制
御する指令データであることを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、操作手段からは、ロボッ
ト本体の各軸を駆動制御する指令データが発生され、こ
のとき制御手段では上述のように操作手段の異常状態を
監視データに基づいて素早く知ることができるので、操
作手段の異常による指令データの不所望な変化でロボッ
ト本体が異常な動作をすることを防ぎ、安全性を確保す
ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示す簡略化したブロック図である。ロボッ
ト本体400A,400Bは、サーボユニット200
a,200bに接続される。サーボユニット200a,
200bは、操作手段100にシリアル通信ライン30
0a,300b,300cを介して閉ループを形成して
順次的に接続される。こうして操作手段100からの情
報信号が、シリアル通信ライン300a,300b,3
00cを介してサーボユニット200a,200bに環
状に送信されて循環される。なお数字の参照符に付加さ
れた添え字A,B,a,bを省略して総括的に示すこと
がある。
【0040】ロボット本体400は、手首401を駆動
する複数軸(この実施の形態ではたとえば6軸)を有す
る。サーボユニット200は、制御手段であるインタフ
ェース125,211からの指令データの信号に応答し
て、ロボット本体400の各軸を駆動制御する。
【0041】図2は、操作手段100の具体的な電気的
構成を示すブロック図である。この操作手段100は、
パーソナルコンピュータ110と、そのパーソナルコン
ピュータ110に着脱可能なコネクタ117によって接
続されるロボット制御用処理手段120とを含む。パー
ソナルコンピュータ110は、キーボードなどの入力操
作手段118と、液晶または陰極線管などによって実現
される目視表示をする表示手段119とが、ホストバス
113を介してホストMPUである入力処理回路111
に接続されるとともに、主局メモリ112に接続され
る。ホストバス113は、ホスト/PCIブリッジ11
4を介してPCIバス115に接続され、このPCIバ
ス115にはコネクタ117が接続される。
【0042】ロボット制御用処理手段120は、配線基
板に搭載されたボードによって実現され、コネクタ11
7に接続されるPCIバスインタフェース121と、補
間処理を行うMPUである操作用処理回路122と、メ
モリ123と、通信用インタフェース125とが、バス
124に接続されて構成される。通信用インタフェース
125は、通信ライン300に接続される。こうして操
作手段100は、たとえば市販のパーソナルコンピュー
タ110を使用し、サーボユニット200は環状に敷設
された透過形シリアル通信回線300上に、複数台(た
とえば上述のようにこの実施の形態では2台)接続され
る。すなわち1台の操作手段100によって2台のロボ
ット本体400A,400Bに関する制御、管理を行う
ことができる。パーソナルコンピュータ110における
ユーザインタフェースは、パーソナルコンピュータ11
0における処理回路111によって実行され、ロボット
補間処理を行う専用処理基板であるロボット制御用処理
手段120では、パーソナルコンピュータ110の標準
仕様であるPCIバス115によって前述のようにコネ
クタ117を介して接続される。これによって処理回路
111は、リアルタイム性を要求されるロボット補間処
理から開放され、汎用OS(OperationSys
tem)の持つ豊富なアプリケーションプログラムを最
大限に活用することが可能になる。さらに操作手段10
0に配置された通信インタフェース125は、環状に敷
設された通信回線であるライン300における主局とし
ての機能を有しており、操作手段100に関する全ての
通信処理を、この通信インタフェース125独自で行っ
ている。
【0043】図3は、サーボユニット200aおよびロ
ボット本体400Aの構成を具体的に示すブロック図で
ある。もう1つのサーボユニット200bおよびロボッ
ト本体400Bもまた、同様な構成を有する。サーボユ
ニット200aにおけるマイクロコンピュータによって
実現される制御用MPUである制御用処理回路212に
は、制御基板データバス214を介してメモリ213に
接続されるとともに、通信ライン300のための通信イ
ンタフェース211に接続され、さらにパワーコントロ
ール部215、エンコーダインタフェース216および
フィードバック変換部217にそれぞれ接続される。
【0044】処理回路212で受信された指令データ
は、パワーコントロール部215は、電力出力パワーユ
ニット508を介してロボット本体400Aのモータ4
17が駆動される。モータ417による各軸の位置は、
エンコーダ418によって検出される。エンコーダ41
8の出力は、サーボユニット200aのエンコーダイン
タフェース216に与えられ、処理回路212に与えら
れる。さらにこのロボット本体400Aの電力出力パワ
ーユニット508による負荷電流などのモータ情報が検
出されてフィードバック変換部217に与えられて処理
回路212に与えられる。
【0045】ロボット本体400Aの近傍場所で教示デ
ータを、そのロボット本体400Aの動作を直接にオペ
レータが目で見ながら教示データを入力するために、教
示入力手段600aがサーボユニット200aの通信イ
ンタフェース211に可撓線を介して、さらに処理回路
212に与えられる。入力手段118は、表示手段11
9に表示される画像のスイッチ領域をマウスによってカ
ーソルを移動してクリック操作によって入力する構成で
あってもよい。表示手段119には、ロボット本体40
0A,400Bの各軸の位置を表す情報が表示され、た
とえばこの表示手段119に各ロボット本体400A,
400Bの斜視図が表示されるように構成されてもよ
い。
【0046】制御用MPUである処理回路212は、ロ
ボット本体400Aの各軸に関する制御処理を実行する
とともに、ロボット本体400Aの可動部情報であるエ
ンコーダ418からの出力およびサーボユニット200
a内で発生するたとえば処理回路212の異常を表す情
報の集積を行っている。またサーボユニット200aの
配置された通信インタフェース211は、完全に従局と
しての機能を有しており、サーボユニット200aに関
する全ての通信処理を通信インタフェース211独自で
行っている。
【0047】こうして本件ロボット制御装置は、操作手
段100とサーボユニット200との間の通信が、各通
信インタフェース125,211によって独立して行わ
れており、各処理回路111,212などの状態に全く
影響されることなく、通信処理が完結するという利点が
ある。
【0048】図4は、操作手段100のロボット制御用
処理手段120に備えられている通信インタフェース1
25の具体的な構成を示すブロック図である。この操作
手段100の通信インタフェース125は、操作手段1
00の管理対象とする全てのロボット本体400A,4
00Bの各軸制御指令データを格納する各軸制御指令格
納レジスタ125aと、動作要求データを格納する動作
要求格納レジスタ125bと、ロボット本体400の各
軸の可動部情報である検出データをストアする動作状態
格納レジスタ125eおよび可動部情報格納レジスタ1
25fを有しており、それらは操作手段100および対
象ロボット本体400の各軸毎に固有化された識別デー
タであるIDナンバによって管理され識別される。
【0049】各ロボット本体400A,400B毎の動
作要求格納レジスタ125bおよび動作状態格納レジス
タ125eを上述のように設けてあるだけでなく、さら
にMPU異常監視送信レジスタ125cおよびMPU異
常監視受信レジスタ125dが備えられる。これらのレ
ジスタ125a〜125fは、専用処理基板に搭載され
たボードで実現され、データバス124によって補間処
理MPUである処理回路122に接続される。
【0050】通信管理部125gは、各通信サイクルが
成立したとき、制御指令データの送信権の有無を確認
し、送信権を有する場合のみ、制御指令データの送信を
許可、開始する。制御指令送信権は、操作手段100で
管理対象とする全ロボット本体400A,400Bの各
軸に対する制御指令データ送信終了後、送信権譲渡信号
として環状通信ライン300上に送信される。
【0051】サーボユニット200から送出される検出
データなどの応答データの受信は、上述の送信処理とは
独立して逐次行われており、受信データに含まれる識別
データであるIDナンバが、自己の管理するIDナンバ
である識別用アドレスと一致した場合には、各データ
を、各レジスタ125a〜125fに格納する。IDナ
ンバの一致がみられない受信データは、バイパススイッ
チ125pによって通信ライン300bに再送信され
る。
【0052】したがって環状通信回線300上に唯一通
信サイクル、送信権の管理機能を有する操作手段100
が存在し、かつ常時通信サイクルが有効となるように設
定された操作手段100が複数存在する場合、送信権譲
渡信号を活用することによって、唯一の環状通信回線3
00上に、最大32台のロボット本体400を配置し、
管理制御することが可能である。
【0053】通信インタフェース125における各軸制
御指令格納レジスタ125aには、各ロボット本体40
0A,400B毎に、指令データがストアされる。この
指令データは、前述の操作手段100のパーソナルコン
ピュータ111によって作成されることができる。さら
に可動部情報格納レジスタ125fは、各ロボット本体
400A,400B毎の各軸の検出データがストアされ
る。
【0054】図5は、サーボユニット200aにおける
通信インタフェース211の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。このサーボユニット200aの通信インタ
フェース211は、前述の操作手段100における通信
インタフェース125と部分的に同一であり、サーボユ
ニット200aの制御対象とするロボット本体400A
の各軸制御指令データをストアする各軸制御指令格納レ
ジスタ211jと、そのロボット本体400Aの可動部
情報である検出データをストアする各軸可動部情報格納
レジスタ211oを有しており、それらの操作手段10
0およびロボット本体400Aの各軸毎に固有化された
識別データであるIDナンバによって管理、識別され
る。さらに動作要求格納レジスタ211k、動作状態格
納レジスタ211nが設けられるとともに、MPU異常
監視送信レジスタ211lおよびMPU異常監視受信レ
ジスタ211mを有する。このレジスタ211j〜21
1oは、制御基板に搭載されたボード上で、データバス
214によって制御用MPUである処理回路211に接
続される。
【0055】サーボユニット200aの通信インタフェ
ース211は、操作手段100から送出される制御指令
データを受信し、識別データであるIDナンバの照合処
理を行う。照合処理の結果、制御指令データに付加され
たIDナンバと自己の管理する識別用アドレスであるI
Dナンバとが一致したとき、制御指令データを各軸制御
指令格納レジスタ211jに格納すると同時に、通信イ
ンタフェース211内に配置された各送信レジスタ21
1eのデータを送信ポートから通信ライン300bに送
信する。IDナンバの一致がみられない受信データは、
バイパススイッチ211cによって通信ライン300b
に再送信される。
【0056】図6は、ロボットの各軸を動作制御するた
めの指令データの構成を示す制御指令データフォーマッ
トである。図6(1)に示されるようにこの制御指令デ
ータは、IDナンバと、MPU異常監視データと、動作
要求データと、ID番号によって識別されるロボット本
体400の各軸の動作指令を行うデータとが、この順序
で時間経過に伴って含まれる。
【0057】図6(2)は、ロボット本体400のエン
コーダ418から得られる検出データなどを含む応答デ
ータの構成を示す応答データフォーマットを示す図であ
る。この応答データは、IDナンバと、MPU異常監視
データと、動作状態データと、IDナンバによって識別
されるロボット本体400の各軸の可動部情報である検
出データを含む。
【0058】図7は、6軸多関節ロボット本体400A
を1台だけ管理制御したときにおける1台の操作手段1
00と1台のサーボユニット200aとの間で行われる
通信の所要時間を説明する図である。この通信処理時間
は、サーボユニット200aの通信インタフェース21
1においてIDナンバの照合処理に要する時間である。
次に述べる図8に示される通信処理の動作に従い、本件
実施の形態における通信所要時間tcom2を算出する
と、 tcom2=(tc+te)×制御手段台数−tcom×制御手段台数 =9μsec×2台 =18μsec となる。したがって本件では、データ伝送速度が非常に
高速であることに加え、従来用いられてきた双方向シリ
アル通信における応答待ち時間、送受信切換え時間が一
切不要であるので、通信所要時間がロボット本体400
の制御性能に与える影響が非常に小さい。
【0059】以上により、本件によるロボット制御装置
によれば、ただ1つの通信回線300上に複数台のロボ
ット本体400を配置し、かつロボット本体400の制
御性能を損なうことなく、操作手段100において集中
的な管理、制御を行うことが可能となる。
【0060】図8は、操作手段100の通信インタフェ
ース125およびサーボユニット200の通信インタフ
ェース211の動作を説明するためのフローチャートで
ある。通信インタフェース125では、ステップr1〜
ステップr10が実行され、通信インタフェース211
では、ステップs1〜ステップs6が実行される。この
図8のステップr5における通信ライン300への送信
データは、図6(1)に示される構成を有し、IDナン
バは、各ロボット本体400を識別する識別データであ
り、MPU異常監視データは、前述の図4に関連して述
べたMPU異常監視レジスタ(送信専用)125cのス
トア内容であって、処理回路122,111の処理動作
を表す。
【0061】図8のステップs4には、サーボユニット
200の通信インタフェース211から送信される応答
データは図6(2)に示されるとおりであって、そのロ
ボット本体400を識別する識別データであるIDナン
バとともに、図5に関連して述べたMPU異常監視レジ
スタ(送信専用)211mのストア内容が、MPU異常
監視データとして含まれ、処理回路212の動作の異常
を表すデータが備えられる。
【0062】図9は、操作手段100のロボット制御用
処理手段120に備えられる処理回路122の動作を示
すとともに、サーボユニット200aの処理回路212
の動作を示す各フローチャートである。これらの処理回
路122,212の演算処理は、非常に簡単であり、し
かもこのような簡単処理によってサーボユニット200
では、操作手段100の処理回路122、さらには処理
回路111の動作状態を把握することができ、また操作
手段100では、複数の各サーボユニット200a,2
00bにおける処理回路212の動作状態を把握するこ
とができる。
【0063】図10は、処理回路122,111;21
2の異常検出機能のレジスタ遷移図である。処理回路1
22,212は、通信サイクル毎に、各通信インタフェ
ース125,211内のMPU異常監視受信レジスタ1
25d,211lの内容を、処理回路122,212内
の退避レジスタに格納し、MPU異常監視送信レジスタ
125c,211mの内容を更新する。この更新処理
は、操作手段100の処理回路122では、現在MPU
異常監視送信レジスタ125cに格納されている内容を
1ずつインクリメントする。サーボユニット200の処
理回路211に関して、現在MPU異常監視受信レジス
タ211lに格納されている内容を、MPU異常監視送
信レジスタ211mに転送することによって完了する。
【0064】処理回路122,212の異常検出は、M
PU内の退避レジスタに格納された前回通信サイクルに
よるMPU異常監視受信レジスタ125d,211lの
内容と、現在MPU異常監視受信レジスタ125d,2
11lの内容とを、通信サイクル毎に比較することによ
って、検出可能となる。このMPU異常検出機能は、本
発明の実施の形態におけるロボット制御装置の有する各
手段100,200の通信インタフェース125,21
1が各手段100,200の処理回路122,212の
動作状態とは無関係に、一連の通信処理を行うことがで
きるという特徴を利用して、実現されたものである。
【0065】図10を参照して、通信インタフェース1
25では、レジスタ125cのストア内容は、各通信サ
イクル毎に+1だけインクリメントされる。このレジス
タ125cの内容は、通信ライン300を介して、サー
ボユニット200の通信インタフェース211における
レジスタ211lに転送され、次の通信サイクルでは、
もう1つのレジスタ211mにそのまま転送されてコピ
ーされる。レジスタ211mのストア内容は、通信イン
タフェース125のレジスタ125dに通信ライン30
0を介して伝送される。したがって操作手段100の処
理手段122,111が正常であるときには、+1ずつ
のインクリメントが各通信サイクル毎に行われ、これに
よって前後に隣接する通信サイクルにおけるレジスタ2
11lの各内容であるたとえば(N+2)と(N+1)
との内容とを比較し、不一致であれば処理回路122,
111が正常であることが検出され、レジスタ211l
の前後の通信サイクルのストア内容が、図11に示され
るように(N+1)であって同一であれば、処理回路1
22,111ではインクリメント動作が行われず、した
がって処理回路122,111が異常であることを検出
することができる。
【0066】またサーボユニット200における処理回
路212では、各通信サイクル毎に、レジスタ211l
のストア内容を、レジスタ211mに転送し、したがっ
て処理回路212の正常時には、前後に隣接する通信サ
イクルにおけるレジスタ211mの内容は、図10にお
いてたとえばNおよび(N+1)であって不一致であ
る。処理回路212が異常になると、レジスタ211l
からレジスタ211mへの転送が行われなくなり、した
がって図12に示されるように、レジスタ211mのス
トア内容が、各通信サイクル毎においてNのままであっ
て一定となる。したがって前後の各通信サイクルにおけ
るレジスタ211mのストア内容が一致しており、これ
に応じて操作手段100における通信インタフェース1
25のレジスタ125dのストア内容Nが一致している
ことを検出することによって、処理回路212の異常
を、操作手段100で知ることができる。
【0067】上述の実施の形態によれば、1個所の操作
手段100から複数台のロボット本体の動作監視,制御
等を行うことが可能となる。また、ただ1通信回線のみ
で、かつロボット制御性能に影響することなくロボット
本体の増設を容易に行うことができるという効果があ
る。
【0068】さらに、MPU異常検出機能を有する通信
方式を用いることで、従来通信遮断による通信異常とし
て検出されていたMPU異常が識別可能となり、ロボッ
ト本体の動作安全性を確保できるという効果がある。
【0069】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、たとえば1
台の操作手段によって複数のロボット本体の指令制御を
行うことができ、シリアル通信ラインを用いることによ
って、通信ラインの簡素化を図ることができ、さらに通
信速度の向上を図って制御性能を損なうことが防がれ
る。
【0070】請求項2の本発明によれば、情報信号に含
まれる検出データによって操作手段は複数のロボット本
体の各軸の位置などの動作状況を知ることができる。
【0071】請求項3の本発明によれば、操作手段は、
たとえば市販のパーソナルコンピュータを利用し、その
ハウジングの内部に着脱可能なコネクタによってロボッ
ト制御用処理手段を搭載して内蔵することによって、そ
の操作手段を容易に実現することができる。またロボッ
ト制御用処理手段の増設によって、複数のロボット本体
に対処することができる。
【0072】請求項4の本発明によれば、ロボット本体
の各軸の位置を表す検出データをロボット制御用処理手
段で受信して入力用処理回路に与える。これによって目
視表示手段では各ロボット本体のたとえば斜視図などを
表示して各軸の位置を表示する。こうして入力操作手段
を操作しながら、ロボット本体の動作状況を知ることが
可能である。
【0073】請求項5の本発明によれば、操作手段の動
作状態を表す監視データが、情報信号に含まれており、
この監視データが複数の各制御手段で取込まれ、操作手
段に異常が生じているか否かを判断することができる。
これによって制御手段では異常状態の要因を、容易に知
ることができる。
【0074】さらに本発明によれば、たとえば単一の操
作手段と、複数の制御手段とが、シリアル通信ラインに
よって閉ループを形成して順次的に接続されるので、前
述のように、通信ラインの簡素化を行うことができると
ともに、通信速度の向上を図ることができる。
【0075】請求項6の本発明によれば、操作手段によ
って複数の制御手段の指令データによる動作制御を行う
ことができるとともに、操作手段の異常を監視データに
よって知ることができる。さらに前述のように通信ライ
ンの簡素化を行うことができるとともに、通信速度の向
上を図り、ロボット本体の制御性能の向上を図ることが
できる。
【0076】請求項7の本発明によれば、操作手段に含
まれる操作用処理回路は、監視データを、前記閉ループ
の1通信サイクル毎に変化し、たとえば後述のように1
ずつインクリメントして監視データを作成する。したが
って操作用処理回路が異常状態になると、そのような監
視データが1通信サイクル毎に変化しなくなってしま
う。制御手段では、制御用第1監視レジスタと制御用第
2監視レジスタとにそれぞれストアされている監視デー
タを比較する。こうして隣接する前後の各通信サイクル
毎の監視データが一致していれば、操作用処理回路によ
って発生される監視データが1通信サイクル毎に変化し
ないことを表し、したがって操作用処理回路に異常が生
じていることが検出される。これによって制御手段は、
操作側異常検出信号に応答してロボット本体の動作をサ
ーボユニットによって直ちに停止するようにして、安全
性を確保することができる。
【0077】請求項8の本発明によれば、複数の各ロボ
ット本体毎に設けられている制御手段の制御用処理回路
に異常が生じる。これによって制御用第1監視レジスタ
から制御用第2監視レジスタへの監視データの転送が行
われなくなると、そのことを、操作手段の操作用第1監
視レジスタと操作用第2監視レジスタとの各監視データ
との一致によって、検出することができる。こうして操
作手段では、どの制御手段の制御用処理回路に異常が生
じたかを知ることができる。
【0078】請求項9の本発明によれば、操作手段と複
数の制御手段とに接続されるシリアル通信ラインによっ
て伝送される情報信号は、指令データを含み、したがっ
て操作手段の異常時、さらには制御手段の異常時に、ロ
ボット本体の異常動作によって危険な状態に陥るおそれ
があり、この場合、本発明では、上述のように監視デー
タを用いて異常の把握を速やかに行うことができるよう
になり、安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す簡略
化したブロック図である。
【図2】操作手段100の具体的な電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図3】サーボユニット200aおよびロボット本体4
00Aの構成を具体的に示すブロック図である。
【図4】操作手段100のロボット制御用処理手段12
0に備えられている通信インタフェース125の具体的
な構成を示すブロック図である。
【図5】サーボユニット200aにおける通信インタフ
ェース211の具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】ロボットの各軸を動作制御するための指令デー
タの構成を示す制御指令データフォーマットである。
【図7】6軸多関節ロボット本体400Aを1台だけ管
理制御したときにおける1台の操作手段100と1台の
サーボユニット200aとの間で行われる通信の所要時
間を説明する図である。
【図8】操作手段100の通信インタフェース125お
よびサーボユニット200の通信インタフェース211
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】操作手段100のロボット制御用処理手段12
0に備えられる処理回路122の動作を示すとともに、
サーボユニット200aの処理回路212の動作を示す
各フローチャートである。
【図10】処理回路122,111;212の異常検出
機能のレジスタ遷移図である。
【図11】操作手段100における処理回路122,1
11が異常であるときにサーボユニット200でその異
常状態を知ることができる動作を説明するための遷移図
である。
【図12】サーボユニット200の処理回路212が異
常であるとき、その異常状態を操作手段100において
処理回路122が検出する動作を説明するための遷移図
である。
【図13】典型的な先行技術を示すブロック図である。
【図14】他の先行技術を示すブロック図である。
【図15】さらに他の先行技術を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 操作手段 110 パーソナルコンピュータ 111 入力処理回路 112 主局メモリ 113 ホストバス 114 ホスト/PCIブリッジ 115 PCIバス 117 コネクタ 118 入力操作手段 119 表示手段 120 ロボット制御用処理手段 121 PCIバスインタフェース 122 操作用処理回路 123 メモリ 124 バス 125 通信用インタフェース 125a 各軸制御指令格納レジスタ 125b 動作要求格納レジスタ 125c MPU異常監視送信レジスタ 125d MPU異常監視受信レジスタ 125e 動作状態格納レジスタ 125f 可動部情報格納レジスタ 125g 通信管理部 125p バイパススイッチ 200a,200b サーボユニット 211 通信インタフェース 211c バイパススイッチ 211e 送信レジスタ 211j 各軸制御指令格納レジスタ 211k 動作要求格納レジスタ 211l MPU異常監視送信レジスタ 211m MPU異常監視受信レジスタ 211n 動作状態格納レジスタ 211o 各軸可動部情報格納レジスタ 212 通信インタフェース 213 メモリ 214 制御基板データバス 215 パワーコントロール部 216 エンコーダインタフェース 217 フィードバック変換部 300 透過形シリアル通信回線 300a,300b,300c シリアル通信ライン 400A,400B ロボット本体 401 手首 417 モータ 418 エンコーダ 508 電力出力パワーユニット 600a 教示入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉正 哲也 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 伊達 誠司 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手首を駆動する複数軸を有する複数のロ
    ボット本体と、 各ロボット本体毎に設けられ、指令データの信号に応答
    して、ロボット本体の各軸を駆動制御する複数のサーボ
    ユニットと、 各ロボット本体を識別する識別データと、その識別され
    るロボット本体の各軸を駆動制御する指令データとを有
    する情報信号を、各ロボット本体の順に発生して送信す
    る操作手段と、 複数の制御手段であって、各制御手段は、各サーボユニ
    ットに個別的に接続され、そのサーボユニットが駆動制
    御するロボット本体に対応する識別用アドレスを有し、
    操作手段からの情報信号を受信し、その情報信号の識別
    データが前記アドレスに一致するとき、その識別データ
    に対応する指令データを取込んでサーボユニットに与
    え、識別データが前記アドレスに一致しないとき、指令
    データを取込まない制御手段と、 操作手段とともに制御手段を順次的に接続して、閉ルー
    プを形成するシリアル通信ラインとを含み、 情報信号が操作手段からシリアル通信ラインを介して制
    御手段に環状に送信されることを特徴とするロボット制
    御装置。
  2. 【請求項2】 ロボット本体の各軸の位置を検出する検
    出手段をさらに含み、制御手段は、検出手段からの検出
    データを、その制御手段に対応する識別データを有する
    情報信号に備えてシリアル通信ラインに送出することを
    特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 操作手段は、 (a)パーソナルコンピュータであって、このパーソナ
    ルコンピュータは、 各ロボット本体毎の指令データを入力する入力操作手段
    と、 目視表示する表示手段と、 入力操作手段によって入力された指令データを転送する
    とともに、入力操作手段からの指令データに関連する情
    報を表示手段に表示させる入力用処理回路とを含むパー
    ソナルコンピュータと、 (b)パーソナルコンピュータに着脱可能なバスによっ
    て結合され、入力用処理回路からの指令データを備える
    情報信号をシリアル通信ラインに送信するロボット制御
    用処理手段とを含むことを特徴とする請求項1または2
    記載のロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 ロボット制御用処理手段は、シリアル通
    信ラインからの検出データを受信して、前記指令データ
    に関連する情報として入力用処理回路に与えることを特
    徴とする請求項3記載のロボット制御装置。
  5. 【請求項5】 手首を駆動する複数軸を有する複数のロ
    ボット本体と、 各ロボット本体毎に設けられ、ロボット本体の各軸を駆
    動制御する複数のサーボユニットと、 各ロボット本体を識別する識別データと、その識別され
    るロボット本体に関するデータとを有する情報信号を、
    各ロボット本体の順に発生して送信する操作手段であっ
    て、情報信号はさらに、この操作手段の動作状態を表す
    監視データを含む操作手段と、 複数の制御手段であって、各制御手段は、各サーボユニ
    ットに個別的に接続され、そのサーボユニットが駆動制
    御するロボット本体に対応する識別用アドレスを有し、
    操作手段からの情報信号を受信し、その情報信号の識別
    データが前記アドレスに一致するとき、その識別データ
    に対応する監視データを取込んで操作手段に異常が生じ
    ているか否かを判断し、識別データが前記アドレスに一
    致しないとき、監視データを取込まない制御手段と、 操作手段とともに制御手段を順次的に接続して、閉ルー
    プを形成するシリアル通信ラインとを含み、 情報信号が操作手段からシリアル通信ラインを介して制
    御手段に環状に送信されることを特徴とするロボット制
    御装置。
  6. 【請求項6】 手首を駆動する複数軸を有する複数のロ
    ボット本体と、 操作手段であって、各ロボット本体毎に設けられ、指令
    データの信号に応答して、ロボット本体の各軸を駆動制
    御する複数のサーボユニットと、 各ロボット本体を識別する識別データと、その識別され
    るロボット本体の各軸を駆動制御する指令データと、こ
    の操作手段の動作状態を表す監視データとを有する情報
    信号を、各ロボット本体の順に発生して送信する操作手
    段と、 複数の制御手段であって、各制御手段は、各サーボユニ
    ットに個別的に接続され、そのサーボユニットが駆動制
    御するロボット本体に対応する識別用アドレスを有し、
    操作手段からの情報信号を受信し、その情報信号の識別
    データが前記アドレスに一致するとき、その識別データ
    に対応する指令データを取込んでサーボユニットに与え
    るとともに、監視データによって操作手段が異常を生じ
    ているか否かを判断し、識別データが前記アドレスに一
    致しないとき、指令データと監視データとを取込まない
    制御手段と、 操作手段とともに制御手段を順次的に接続して、閉ルー
    プを形成するシリアル通信ラインとを含み、 情報信号が操作手段からシリアル通信ラインを介して制
    御手段に環状に送信されることを特徴とするロボット制
    御装置。
  7. 【請求項7】 操作手段は、 情報信号に含まれる前記各データを発生しまたは演算処
    理するとともに、前記閉ループの1通信サイクル毎に変
    化する監視データを発生する操作用処理回路を有し、 制御手段は、 操作用処理回路からの監視データを1通信サイクル毎に
    更新してストアする制御用第1監視レジスタ211l
    と、 1通信サイクル毎に制御用第1監視レジスタにストアさ
    れている監視データが転送されてストアされる制御用第
    2監視レジスタ211mと、 制御用第1監視レジスタと制御用第2監視レジスタとに
    それぞれストアされている監視データを比較し、一致し
    ているとき操作用処理回路に異常が生じていることを表
    す操作側異常検出信号を発生する制御用処理回路とを有
    することを特徴とする請求項5または6記載のロボット
    制御装置。
  8. 【請求項8】 操作手段は、 制御手段に送信する監視データを1通信サイクル毎に更
    新してストアする操作用第1監視レジスタ125cと、 1通信サイクル毎に制御手段から送信されてきた監視デ
    ータを受信してストアする操作用第2監視レジスタ12
    5dとを有し、 操作用処理回路は、操作用第1監視レジスタと操作用第
    2監視レジスタとにそれぞれストアされている監視デー
    タを比較し、一致しているとき、制御用処理回路に異常
    が生じていることを表す制御側異常検出信号を発生し、 制御手段は、1通信サイクル毎に制御用第2監視レジス
    タにストアされている監視データを操作手段に送信する
    ことを特徴とする請求項7記載のロボット制御装置。
  9. 【請求項9】 情報信号に含まれるロボット本体に関す
    るデータは、ロボット本体の各軸を駆動制御する指令デ
    ータであることを特徴とする請求項5〜8のうちの1つ
    に記載のロボット制御装置。
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