JPH10310152A - 紙 袋 - Google Patents

紙 袋

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JPH10310152A
JPH10310152A JP13777497A JP13777497A JPH10310152A JP H10310152 A JPH10310152 A JP H10310152A JP 13777497 A JP13777497 A JP 13777497A JP 13777497 A JP13777497 A JP 13777497A JP H10310152 A JPH10310152 A JP H10310152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンチ袋とほとんど同じ形態でありながら内
容物が充填された後に口部を手作業で簡単に且つ確実に
封緘でき、しかも所定の封緘強度を備える紙袋を提供す
ること。 【解決手段】 主としてクラフト紙からなり且つピンチ
袋を構成している基本構成要素である両端が階段切りで
形成された筒状のひだ付き袋本体3をそのまま利用し、
紙袋1の口部8となる一端部の階段面所定位置に閉鎖時
に折り曲げるフラップ10を区画形成する折り曲げ癖部
9を形成し、この折り曲げ癖部9に沿ってフラップ10
が重なる壁面3aに、封緘前は離型紙12で覆われた粘
着剤層11を設け、袋本体3の他端部は将来開封口とな
る袋底部2として閉鎖され、内容物充填後に粘着剤層1
1の離型紙12をはがして折り曲げ癖部9でフラップ1
0を折り曲げてその全面を正確に粘着剤層11に重ね合
わせて接着封緘できるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は紙袋に関し、更に
詳しく言えば内容物充填後の口部封緘を機械で行うこと
ができる紙袋の基本構成要素であるひだ付き袋本体をそ
のまま又は類似するひだ付き袋本体使用して、手作業で
口部の封緘を簡単且つ確実に行えるようにした紙袋に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、クラフト紙からなるひだ付きの階
段切り紙袋は、ピンチ袋と称して国際的にも広く使用さ
れており非常によく知られている。このような紙袋即ち
ピンチ袋は、一般的には、次のような構造のものを言
う。
【0003】すなわち、クラフト紙からなり且つ両端が
階段切りで形成された筒状の袋本体を基本構成要素と
し、底部とする一端部の階段面にホットメルトを塗布
し、所定位置で折り曲げて接着することにより閉鎖す
る。次いで、口部となる袋本体の他端部階段面にもホッ
トメルトを塗布して冷却固化させておく。
【0004】このように構成されたピンチ袋を使用する
際には、内容物を口部から充填し、その後当該ピンチ袋
の口部をトップシーラーと呼ばれている封緘機により封
緘する。このトップシーラーは、口部の階段面に予め塗
布されて冷却固化されたホットメルトに熱風を吹き付け
て再活性させると共に階段切り端部を所定位置で折り曲
げ、再活性したホットメルトで貼り合わせるものであ
る。
【0005】このようなクラフト紙からなるピンチ袋
は、防漏性や防湿性等に優れ、また口部及び底部が対称
形であることから堆積性(ピンチ袋を積み上げる時の重
なり具合)にも優れている。そのため、粉体や粒状物等
の輸送に際してもっとも優れた袋として既に長年に渡っ
て使用されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のピンチ袋では、前述したようにトップシーラー
を使用しないと階段切り口部の封緘ができないという問
題があった。従って、例えば農家で作業者が手作業で封
緘する米麦袋としては使用することができなかった。そ
のため、このようなピンチ袋をこのような米麦袋として
も使用できるように、即ち内容物充填後の階段切り口部
の封緘を手作業でもできるような口部構造を備えた紙袋
の提供が望まれていた。
【0007】ただし、前述したようにピンチ袋とは、あ
くまで両端部が階段切りで構成された袋本体の一端を所
定位置で折り曲げ、ホットメルトで閉鎖して袋底部と
し、他端にはホットメルトを塗布してこれを冷却固化さ
せていつでもトップシーラーで封緘できるようにされた
ものを言うため、ピンチ袋を手作業で封緘できるように
する、ということはあり得ない。
【0008】この発明の目的は、かかる従来の問題点を
解決するためになされたもので、ピンチ袋とほとんど同
じ形態でありながら内容物が充填された後に口部を手作
業で簡単に且つ確実に封緘でき、しかも所定の封緘強度
を備える紙袋を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の紙袋は、主と
してクラフト紙からなり且つピンチ袋を構成している基
本構成要素である両端が階段切りで形成された筒状のひ
だ付き袋本体をそのまま利用し、前記袋本体の口部とな
る一端部の階段面所定位置に閉鎖時に折り曲げるフラッ
プを区画形成する折り曲げ癖部を形成し、この折り曲げ
癖部に沿って前記フラップを折り曲げた時に重なる壁面
に、封緘前は離型紙で覆われた粘着剤層を設け、前記袋
本体の他端部は将来開封口となる袋底部として閉鎖さ
れ、内容物充填後前記粘着剤層の離型紙をはがして前記
折り曲げ癖部で前記フラップを折り曲げてその全面を正
確に前記粘着剤層に重ね合わせて接着封緘できるように
したことを特徴とする。
【0010】また、この発明の紙袋は、前記袋本体の前
記一端部に現出するひだ部の階段面を前記袋本体内方寄
りにずらして前記ひだ部の階段面を除く前記フラップの
実質的接着面の面積を大きくするようにするとフラップ
の閉鎖強度が向上することから好ましい。
【0011】更に、この発明の紙袋では、前記粘着剤層
として両面接着テープを前記袋本体の前記所定位置に貼
り付けることにより簡単に形成することができる。ま
た、将来開封口となる前記紙袋の前記袋底部の構成とし
て、前記袋本体の他端部を少なくとも一回以上折り曲
げ、この折曲げ部を開封用テープ付きの当て紙で包囲固
定して形成するようにすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の紙袋を図に示さ
れた実施形態について説明する。この発明の一実施形態
を説明する前に再度この発明の特徴点を説明する。前述
したように、ピンチ袋は、本来、両端部が対称の階段切
りで形成された筒状のひだ付き袋本体の一端部を折り曲
げて接着することで閉鎖底部とし、口部となる他端の階
段面にはホットメルトを塗布して冷却固化させたものを
いうため、ピンチ袋を手作業で封緘できるようにする、
ということはあり得ない。
【0013】この発明の紙袋は、このようなピンチ袋を
構成している基本構成要素であるクラフト紙からなり且
つ両端が階段切りで形成された筒状のひだ付き袋本体を
そのまま利用して手作業で口部を封緘できるようにすれ
ば、当該紙袋の全体形状はピンチ袋とほとんど同じとな
り、見た目も統一がとれているばかりではなく、ピンチ
袋と混在して堆積させても堆積性に全く問題が起こら
ず、非常に有効に利用することができる。
【0014】しかも、ピンチ袋を構成している基本構成
要素である筒状のひだ付き袋本体を利用しているため、
製造途中でピンチ袋に簡単に変更したり或いはピンチ袋
の製造途中からこの発明の紙袋に変更したりすることも
できることから製造コストが安価となるばかりでなく、
製造に特別な装置の開発、導入の必要性もないという大
きな利点がある。
【0015】それでは、この発明の紙袋がどのような構
造をしているのか一実施形態について説明する。図1は
この発明の一実施形態に係る紙袋1を扁平状態で示す平
面図であり、図2は図1に示される紙袋1を2−2線に
沿って切断し、その底部閉鎖部2を模式的に示す断面図
であり、また図3はこの実施形態に係る紙袋1の構成要
素である両端が階段切りの袋本体3を示す平面図であ
り、更に図4は図3に示される袋本体3を4−4線に沿
って切断してその断面を模式的に示す断面図である。
【0016】この紙袋1は、図3及び図4に示されるよ
うに両端部が階段切りで形成された筒状のひだ付き袋本
体3を含む。このひだ付き袋本体3は、前述したように
ピンチ袋の基本構成要素として用いられているものであ
り、2層で形成され且つ両端部の階段切り構造がまった
く対称に形成されている。すなわち、ひだ付き袋本体3
における両端の階段切り構造は全く同一で、しかしその
階段切り面の向きが相反している。
【0017】このようなひだ付き袋本体3は、ロールに
巻かれた帯状の紙を所定長さ位置で当該紙シートを横断
する方向に階段状のミシン目を入れ、これを連続的に筒
状に形成した後当該ミシン目で切断して筒状体とし、こ
のような筒状体を2層重ね合わせることで形成すること
ができる。このようなひだ付き袋本体3は、例えば実公
昭58−28977号公報に開示されており、既によく
知られているのでその詳細な説明は省略する。
【0018】この実施形態の紙袋1における底部閉鎖部
2については、図2に示されるようにひだ付き袋本体3
の階段切り一端部を最内層の端縁3cを通る折り線h
(図3)に沿って内向きに折り曲げ、次いでその折り曲
げたフラップ4の先端部上を通る折り線に沿って更にも
う一度折り曲げ、その後開封テープ5が内面に貼り付け
られた当て紙6で包囲し、この当て紙6を所定位置に塗
布された接着剤7によってひだ付き袋本体3の両壁面3
a、3b及びフラップ4の外面に固着することにより形
成されている。
【0019】次に、この紙袋1における口部8について
は、図1、図3及び図4に示されるようにひだ付き袋本
体3の階段切り他端部における最も下側の端縁即ち最外
層の端縁3dにほぼ沿って折り曲げ癖部9を設け、この
折り曲げ癖部9よりも外側の階段切り端部全体をフラッ
プ10とする。言い換えれば、予め折り曲げ癖部9を設
けることによりフラップの大きさを設定しておく。
【0020】ここで「折り曲げ癖部」と称したのは単に
折り曲げる位置を示唆するという意味ではなく、実際に
折り曲げることにより曲げ癖を付けた部分を意味する。
従って、階段切りの他端部であるフラップ10は、使用
者が自らの意志で折り曲げ位置を決めるのではなく、単
にそのフラップ10を横から軽く押し倒すだけで予め癖
付けされた折り曲げ癖部9から折り曲がることになる。
【0021】この折り曲げ癖部9により区画形成された
フラップ10が、当該折り曲げ癖部9で折り曲げられて
紙袋1の壁面3aに重なる領域部分(図1及び図3に影
線で示す)には、粘着剤層11が設けられ、更にこの粘
着剤層11の表面にはフラップ10が重ね合わされるま
で離型紙12が貼り付けられている。ところで、離型紙
12の付いた粘着剤層11は、市販されている所定幅の
両面接着テープを壁面と同じ幅寸法の長さで切って貼り
付けることによって設けることができる。
【0022】このように構成された紙袋1を使用する場
合には、当該紙袋1の口部8から内容物を充填し、その
後、粘着剤層11表面に貼り付けられている離型紙12
をはがして粘着剤層11を露出させ、フラップ10を倒
してこの粘着剤層11に重ね合わせて貼り付ける。
【0023】粘着剤層11は、前述したように壁面3a
におけるフラップ10が重ね合わされる正確な領域、即
ち正確な位置と正確な大きさに設けられていることと相
まってフラップ10が予め癖付けされた折り曲げ癖部9
から折り曲がることから、フラップ10は誰が行っても
粘着剤層11に一分の狂いもなく正確に重なって貼り付
けられることになる。
【0024】これにより、この紙袋1の口部8を内容物
充填後に手作業で封緘しても必ず所定のフラップ貼り付
け強度を得ることができ、輸送中のフラップのはがれ等
の発生を避けることができ、信頼性の高い封緘を得るこ
とができる。しかも、この紙袋1は、前述したようにそ
の基本構成要素である筒状のひだ付き袋本体3が従来の
ピンチ袋の基本構成要素とまったく同じであるため、封
緘後の当該紙袋1は、ピンチ袋と外観的には何ら変わる
ところがなく、従ってピンチ袋と混在して荷扱いしても
堆積性の悪さ等の問題はまったく生じることがない。
【0025】次に、この発明における他の実施形態に係
る紙袋20を図5、図6及び図7について説明する。図
5は、この発明における他の実施形態に係る紙袋20を
示す、図1と同様な平面図であり、図6はこの紙袋20
を構成する筒状のひだ付き袋本体21を示す、図3と同
様な平面図であり、更に図7は図6の7−7線に沿って
切断して当該ひだ付き袋本体21の断面を模式的に示す
構成説明図である。
【0026】この実施形態に係る紙袋20において、底
部閉鎖部22は図1に示された実施形態の紙袋1の場合
と実質的に同じであるので説明を省略する。この実施形
態の紙袋20では、口部側の端部に現出するひだ部の階
段面が図1に示される実施形態の紙袋1の場合よりも下
に下がっている。すなわち、ひだ部の口部側端縁23の
位置がひだ付き袋本体21の長手方向中央方向へ寄って
いる。
【0027】口部側におけるひだ部端縁の位置を図5に
示されるように下に下げると、反対に底部側におけるひ
だ部端縁24は図6に示されるようにひだ付き袋本体2
1の長手方向外方寄り位置にくる。すなわち、ひだ付き
袋本体21の口部端面と底部端面とにおける階段切りの
ひだ部端縁位置はまったく反対に現れる。
【0028】これは、ひだ付き袋本体の製造工程に原因
している。すなわち、ひだ付き袋本体における口部側の
ひだ部端縁の位置を当該袋本体21の長手方向中央寄り
に下げて形成する場合、長尺な紙シートにこの切断用の
ミシン目を入れる時の階段形状の設計による。
【0029】一般に、ひだ付き袋本体を工業的に連続し
て製造する方法については既に実公昭58−28977
号公報を例示して説明したように、長尺な紙シートを所
定位置ごとに当該紙シートを横断する方向に階段状のミ
シン目を入れ、その後の工程でこのミシン目で切断して
個々のひだ付き袋本体を形成している。従って、このミ
シン目の階段形状によっては口部側の階段形状と底部側
の階段形状とは相反する形状となる。
【0030】ただし、このミシン目の階段形状を設計す
る時に、ひだ部の端縁となる線分が対向する2つの壁面
の端縁となる線分間の二等分位置にくるように設計する
時だけ、ひだ付き袋本体における口部側の階段形状と底
部側の階段形状とはまったく同一となる。これを対称形
階段切り端部と称し、図1に示される紙袋1や従来のピ
ンチ袋がそれである。
【0031】ところで、図5及び図6に示されるように
ひだ付き袋本体21における口部側のひだ部端縁23の
位置を当該袋本体21の長手方向中央方向に寄せる理由
は、これらの図から明らかなように紙袋20の口部25
における壁面21bから連続するフラップ26の接着面
の露出面積を大きくすることにある。
【0032】このことは、図1の実施形態に係る紙袋1
と同様にフラップ26がひだ付き袋本体21の階段切り
口端部における最も下側の端縁即ち最外層の端縁21c
にほぼ沿って設けられた折り曲げ癖部27で折り曲げら
れた時、このフラップ26が紙袋20の壁面21aに重
なる領域部分に設けられた粘着剤層11に直接接着する
面積が大きいことを意味し、これは更にフラップ26の
封緘時における接着強度をより一層高める。
【0033】しかし、このような構成は、ひだ付き紙袋
の底部閉鎖部を、ピンチ袋のようにひだ付き袋本体の一
方の階段切り端部にホットメルトを塗布して折り曲げ接
着して形成するような場合には不適当であるので採用さ
れない。すなわち、前述したように、このようなひだ付
き袋本体21の階段切り端部は、非対称形となることか
ら底部となる側の階段面はひだ部の端縁24が当該袋本
体の長手方向外方へ寄るため逆にフラップの有効接着面
積が小さくなり接着強度が所定値以下となってしまうか
らである。
【0034】しかし、この実施形態に係る紙袋20で
は、前述したように底部閉鎖部22がフラップを2回折
り曲げた後この折曲げ部を開封テープ付きの当て紙6で
包み込むようにして固定する構造であるため、壁面から
連続する底部側の階段切り端面におけるフラップの露出
面が小さくても封緘にはまったく影響しない。
【0035】言い換えれば、この実施形態の紙袋20で
は、底部側の閉鎖がひだ付き袋本体の端部を巻き込んで
当て紙で包囲固定する方式であるからこそ、口部側階段
切り端部に表れるひだ部の端縁23の位置を長手方向中
央方向に寄らせることができるのである。
【0036】このように、この実施形態に係る紙袋20
でも、口部25におけるフラップ26の折り曲げ位置が
予め折り曲げ癖部27によって決められているため、内
容物充填後に作業者がフラップ26を折り曲げてもその
折り曲げ位置がずれたりすることがなく、従って正確に
粘着剤層11に重なることになる。
【0037】従って、紙袋21の口部をフラップ26の
折り曲げ接着により封緘した場合の接着強度を誰が封緘
しても所定値以上に保つことができるため、封緘機械に
頼らずに人手で行っても封緘の信頼性を損なうことがな
く、よってこの紙袋の構造による限り作業者の手作業に
よって当該紙袋を封緘してもまったく問題は生じない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙袋に
よれば、第1に、従来のピンチ袋における基本構成要素
であるクラフト紙からなり且つ両端を階段切りに形成さ
れた筒状のひだ付き袋本体をそのまま使用し、少なくと
も口部におけるフラップを常に決まった折り曲げ位置で
折り曲がるように折り曲げ癖部を設け、更にこの折り曲
げ癖部で折り曲げられるフラップが袋本体の壁面領域に
重なる領域に離型紙で保護された粘着剤層を設けたこと
から、内容物充填後に口部を手作業で封緘しても、封緘
強度を常に一定に保つことができるため、このような手
作業による封緘を行うことができる。
【0039】また、この発明の紙袋によれば、内容物充
填後の口部が封緘された当該紙袋の全体形状はピンチ袋
とほとんど同じとなり、見た目も統一がとれているばか
りではなく、ピンチ袋と混在して堆積させても堆積性に
全く問題が起こらず、非常に有効に利用することができ
る。
【0040】更に、ピンチ袋を構成している基本構成要
素である筒状のひだ付き袋本体を利用しているため、製
造途中でピンチ袋に簡単に変更したり或いはピンチ袋の
製造途中からこの発明の紙袋に変更したりすることもで
きることから製造コストが安価となるばかりでなく、製
造に特別な装置の開発、導入の必要性もないという大き
な効果を奏する。
【0041】更にまた、本発明の紙袋によれば、第2
に、底部閉鎖部の閉鎖構造として筒状のひだ付き袋本体
の端部を折り曲げて当て紙で包囲固定するようにすれ
ば、口部側の階段切り端部に表れるひだ部の端縁を紙袋
の長手方向中央方向に寄らせて形成することができ、こ
れにより口部におけるフラップの実質的な接着面積を大
きく取ることができる。その結果、封緘時におけるフラ
ップの接着強度をより一層大きくすることができるた
め、手作業による場合でも更に信頼性の高い封緘を得る
ことができる。
【0042】ただし、口部側の階段切り端部に表れるひ
だ部の端縁を紙袋の長手方向中央方向に寄らせて形成し
た筒状のひだ付き袋本体は、正確に言えばピンチ袋の基
本構成要素ではないが、形状的にはほとんど似ているた
め、見た目の統一観や堆積性についてはピンチ袋の基本
構成要素のひだ付き袋本体を使用した場合と同じであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る紙袋を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示された本発明の一実施形態に係る紙袋
の底部閉鎖部の構造を示す部分的な断面図である。
【図3】図1に示される紙袋の構成要素である筒状のひ
だ付き袋本体を示す平面図である。
【図4】図3に示されるひだ付き袋本体を4−4線で切
断した状態を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る紙袋を示す平面図
である。
【図6】図5に示される紙袋の構成要素である筒状のひ
だ付き袋本体を示す平面図である。
【図7】図6に示されるひだ付き袋本体を7−7線で切
断した状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 紙袋 2 底部閉鎖部 3 筒状のひだ付き袋本体 3a 壁面 3b 壁面 4 フラップ 5 開封テープ 6 当て紙 7 接着部 8 口部 9 折り曲げ癖部 10 フラップ 11 接着剤層 12 離型紙 20 紙袋 21 筒状のひだ付き袋本体 21a 壁面 21b 壁面 22 底部閉鎖部 23 ひだ部の端縁 24 ひだ部の端縁 25 口部 26 フラップ 27 折り曲げ癖部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主としてクラフト紙からなり且つピンチ
    袋を構成している基本構成要素である両端が階段切りで
    形成された筒状のひだ付き袋本体をそのまま利用し、紙
    袋の口部となる一端部の階段面所定位置に閉鎖時に折り
    曲げるフラップを区画形成する折り曲げ癖部を形成し、
    この折り曲げ癖部に沿って前記フラップを折り曲げた時
    に重なる壁面に、封緘前は離型紙で覆われた粘着剤層を
    設け、前記袋本体の他端部は将来開封口となる袋底部と
    して閉鎖され、内容物充填後前記粘着剤層の離型紙をは
    がして前記折り曲げ癖部で前記フラップを折り曲げてそ
    の全面を正確に前記粘着剤層に重ね合わせて接着封緘で
    きるようにしたことを特徴とする紙袋。
  2. 【請求項2】 前記袋本体の前記一端部に現出するひだ
    部の階段面を前記袋本体内方寄りにずらして前記ひだ部
    の階段面を除く前記フラップの実質的な接着面の面積を
    大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の紙袋。
  3. 【請求項3】 前記粘着剤層が両面接着テープを前記袋
    本体の前記所定位置に貼り付けて形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の紙袋。
  4. 【請求項4】 将来開封口となる前記紙袋の前記袋底部
    が、前記袋本体の他端部を少なくとも一回以上折り曲
    げ、この折曲げ部を開封用テープ付きの当て紙で包囲固
    定して形成されていることを特徴とする請求項1、2又
    は3のいずれかに記載された紙袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10036685A1 (de) * 2000-07-27 2002-02-14 Windmoeller & Hoelscher Verfahren zur Herstellung eines Sackes
JP2002193272A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Showa Packs Kk 再使用可能な紙袋
CN107777077A (zh) * 2017-11-14 2018-03-09 常熟市鑫盛制袋有限责任公司 一种卷边方底袋

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