JP3247092B2 - ひだ付き紙袋 - Google Patents
ひだ付き紙袋Info
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Description
関し、更に詳しくは、少なくとも口部側の端部が階段切
りで形成されたひだ付き筒状体を用い、内容物充填後に
手作業で口部の封緘を簡単且つ確実(漏れのないよう)
に行えるひだ付きの紙袋に関する。
階段状に形成されたひだ付きの紙袋は、ピンチ袋と称し
て国際的にも広く使用されており非常によく知られてい
る。このようなひだ付きの紙袋即ちピンチ袋は、一般的
に次のような構造のものを言う。
つ両端が階段切りで形成されたひだ付きの筒状体を基本
構成要素とし、その一端部の階段面にホットメルト接着
剤(以下、単にホットメルトと称する)を塗布し、所定
位置で折り曲げて接着することにより閉鎖して底部閉鎖
部とする。次いで、口端部となるひだ付き筒状体の他端
部階段面にもホットメルトを塗布し冷却固化させてお
く。
際には、内容物を口部から充填し、その後当該ピンチ袋
の口部をトップシーラーと呼ばれている封緘機により封
緘する。このトップシーラーとは、内容物が充填された
ピンチ袋のその口部階段面に予め塗布されて冷却固化さ
れているホットメルトに熱風を吹き付けて再活性させる
と共に階段状の口端部を所定位置で折り曲げ、再活性し
たホットメルトで対面する外壁面に貼り合わせる自動封
緘機である。
は、防漏性や防湿性等に優れ、また口部及び底部が対称
形であることから堆積性(ピンチ袋を寝かせて積み上げ
る時の重なり具合)にも優れている。そのため、粉体や
粒状物等の輸送に際してもっとも優れた袋として既に長
年に渡って使用されてきている。
この種のピンチ袋では、前述したようにトップシーラー
を使用しないと階段切り口部の封緘ができないと言う問
題があった。従って、例えば、農家などで作業者が封緘
する米麦袋として手軽に使用することは難しいという問
題があった。
しても使用できるように、即ち内容物充填後の階段切り
口部の封緘を手作業で手軽に、言い換えればフラップを
折曲げ予定線に正確に沿って折り曲げなかった場合でも
その封緘部から内容物の漏れが起こらないような口部構
造を備えたひだ付き紙袋の提供が望まれていた。
くまでも両端部が階段切りで構成されたひだ付き筒状体
の一端を所定位置で折り曲げ、ホットメルトで接着して
閉鎖することにより袋底部とし、他端にもホットメルト
を塗布してこれを冷却固化させて、いつでもトップシー
ラーで封緘できるようにされたものを言うため、ピンチ
袋を手作業で封緘できるようにする、ということはあり
得ない。
点を解決するためになされたもので、ピンチ袋とほとん
ど同じ形態、言い換えれば両端が階段切りで構成された
ひだ付き筒状体の一端部を閉鎖した紙袋であって、内容
物が充填された後に口部を手作業で簡単且つ漏れが起こ
らないように封緘でき、しかも所定の封緘強度を備える
ひだ付き紙袋を提供することにある。
ラフト紙からなるひだ付き筒状体の一端を扁平状態で閉
鎖して形成された底部閉鎖部、及び前記ひだ付き筒状体
の他端を階段切りして飛び出し片を作ることで形成され
ると共に胴ばり部のない壁面側に設けられたフラップを
備える口部から構成される紙袋本体と、この紙袋本体の
最内層の前記フラップ内面に接着され、粘着表面が封緘
前まで離型紙で覆われた粘着剤層とを含み、前記紙袋本
体の前記口部を閉鎖する時、前記フラップが連接してい
る一壁面に対向する他壁面の口端縁より中央寄り位置の
折曲げ予定線で折り曲げるひだ付き紙袋であって、前記
紙袋本体の前記底部閉鎖部が、将来開封口となるように
前記ひだ付き筒状体の前記一端を扁平状態で少なくとも
一回以上折り曲げ、この折曲げ部を開封テープ付きの当
て紙で包囲固定して形成され、前記粘着剤層が、離型紙
で粘着表面を覆った両面粘着テープを前記紙袋本体の前
記フラップ表面所定位置に貼り付けて形成され、前記紙
袋本体の長手方向における前記粘着剤層の長さが、前記
フラップの端縁から前記折曲げ予定線までの範囲とさ
れ、更に前記粘着剤層の幅が、前記フラップを形成して
いる一壁面の全幅であり、前記ひだ付き紙袋に内容物を
充填後、前記口部を扁平に成形すると共に前記フラップ
内面に形成された前記粘着剤層を覆う前記離型紙を剥が
し、前記口部を前記折曲げ予定線で折り曲げて接着閉鎖
することを特徴とする。
その表面に設けられた離型紙とを、両面粘着テープをそ
の一方の面の離型紙を剥がして紙袋本体のフラップ表面
所定位置に貼り付けて構成することができる。また、こ
の発明のひだ付き紙袋では、これを2層で構成すること
ができる。
と、口部から内容物を充填した後、この口部を成型して
から粘着剤層に貼り付けられている離型紙を剥がし、口
端部を折曲げ予定線から折り曲げて飛び出し片であるフ
ラップを他壁面に接着する。
着剤層の正確な形成位置は、その長さ範囲として、フラ
ップの端縁から当該フラップが連接している一壁面に対
向する他壁面の口端縁とひだ付き紙袋の口部を閉鎖する
時にフラップを前記他壁面の口端縁より中央寄り位置の
折曲げ予定線で折る際のその折曲げ予定線との間迄であ
り、また幅方向の範囲として、フラップを形成している
一壁面の全幅である。
紙袋の口部階段面を真正面から見た時に直接見えるフラ
ップの下向きの凸形をした部分的な面領域と、その部分
以外にひだ付き紙袋の構成部分で隠れている凹形をした
部分的な面領域とに形成されていることになる。
分的な面領域」とは、フラップの両側部においてひだ部
に対面する部分と、折り込まれた両側のひだ部間であっ
てフラップが連接する一壁面に対面する他壁面の口端縁
と折曲げ予定線との間の他壁面部分に対面する部分とで
ある。
を隠している前述した対向部分がこの粘着剤層によって
フラップに接着されることになる。すなわち、粘着剤層
を覆っている離型紙を剥がすと、フラップの両側部を部
分的に覆っている後ろ側のひだが粘着剤層によって当該
フラップに接着し、また折り込まれた両側のひだ部間で
あってフラップが連接する一壁面に対面する他壁面の口
端縁とほぼ折曲げ予定線までの他壁面部分が粘着剤層に
よってフラップに接着する。
まれた両側の後ろ側ひだと他壁面の口端縁とほぼ折曲げ
予定線までの部分がフラップに接着する。すなわち、前
述した凹形の面領域が閉鎖される。次いで、この口部階
段面は、他壁面の口端縁よりひだ付き紙袋の長手方向中
央寄り位置の折曲げ予定線で折り曲げられ、これにより
口部階段面を真正面から見た時に直接見えるフラップの
下向きの凸形をした部分的な面領域にある粘着剤層が他
壁面の外面に接着して口部が閉鎖される。
は完全に閉鎖されてはいない。すなわち、折り込まれた
両側のひだ部における前側のひだ壁面とこれに対向する
他壁面との間はまったく接着されておらず、折り曲げら
れたフラップの横の隙間から大気に連通していることに
なる。
だ付き紙袋では当該紙袋に内容物が充填され、口部が前
述したように閉鎖された場合、口部が角形に成型される
際の折り曲げ状態から、両側のひだ部の前側ひだ壁面と
これに対向する他壁面の一部とは共にほぼ180度屈曲
されることになり、しかもこの屈曲部分には充填された
内容物によって強い内圧が掛かる。
り込まれた前側のひだ壁面とこれに対向する他壁面の一
部とは非常に強く密着されることにもなる。その結果、
内容物が粉末状のものであれば、多少の漏れが起こる恐
れも考えられるが、米や麦のような穀物類であれば、全
く漏れを起こすことがない。
紙袋を図面に示される実施形態について更に詳細に説明
する。図1にはこの発明の一実施形態に係るひだ付き紙
袋10が示されている。この実施形態のひだ付き紙袋1
0は、紙袋本体11を含む。
されるような主としてクラフト紙からなるひだ付き筒状
体12の一端(図2で見て下端)を扁平状態で閉鎖して
形成された底部閉鎖部13と、このひだ付き筒状体12
の他端(図2で見て上端)を階段切りして飛び出し片を
作ることで形成されたフラップ14aを備える口部15
とから構成されている。
本体11に内容物が充填された後に、図1に示されるよ
うにフラップ14aが連接している一方の壁面14に対
向する他方の壁面16の口端縁16aよりも紙袋本体長
手方向中央寄りに位置する仮想の折曲げ予定線(以下、
単に折り線と称する)17で折り曲げられて閉鎖され
る。
書全体を通して、「フラップ14a」とは、便宜的に、
ひだ付き筒状体11の他端を階段切りして形成された飛
び出し片と共に、前述した折り線17からひだ付き紙袋
の長手方向外方に飛び出した範囲を言うことにする。
一例として、2枚のクラフト紙を重ね、これらを内外層
として形成したものである。その場合、フラップ14a
では外層が内層よりも若干外側に突出するような寸法で
形成されているため、図1及び図2ではフラップ14a
の端縁として内層の上縁と外層の上縁の両方が現れてい
る。
袋10を構成する紙袋本体11は、両端が階段切りで形
成されたひだ付き筒状体12から形成されている。この
ようなひだ付き筒状体12は、従来から知られている
「ピンチ袋」の構成要素とまったく同じであり、従って
その製造方法も従来の方法と同じである。このことは、
この発明のひだ付き紙袋を製造するに際して、ピンチ袋
を製造する製袋機をそのまま使用することができるとい
う利点がある。
と、このひだ付き筒状体12は、図3に示されるように
帯状のクラフト紙シートSに、所定の長さ位置で当該シ
ートを横断する方向に階段状のミシン目線Mを入れ、こ
れを連続的にひだ付きの筒状に形成した後当該ミシン目
線Mで切断して単体としてのひだ付き筒状体とし、この
ような筒状体を2層重ね合わせることで形成される。
11が形成された時、口部のフラップ14aに胴ばり部
(帯状のクラフト紙シートの両側部貼り合わせ部分)1
1aが通らないようにされる。そのためには、図3に示
されるように帯状のクラフト紙シートSにおける中央部
の主領域が、前述した紙袋本体11の一壁面14となる
ように型取りすることが必要である。
シン目線Mを階段状に所定間隔をあけて形成し、それを
後に切り離して単体のひだ付き筒状体にするため、この
ひだ付き筒状体12は、両端ともに階段切りで形成さ
れ、その階段面は相反する方向に向いている。すなわ
ち、紙袋本体11の口部となるひだ付き筒状体12にお
ける上端の階段面は、図2で見た場合に紙面の表側に向
き、また紙袋本体11の底部となる下端の階段面は紙面
の裏側に向いている。
は、折り曲げられて底部閉鎖部13とされている。詳細
には、この底部閉鎖部13は、中央寄りの端縁(一方の
壁面14の端縁)にほぼ沿った折り線によりひだ付き筒
状体12の下端が内向きに折り曲げられ、次いで折り曲
げたその折曲げ部の先端部に沿った折り線で更にもう一
度折り曲げられ、その後開封テープが内面に貼り付けら
れた当て紙18で包囲し、この当て紙18を接着剤で少
なくとも両壁面14、16に固着することによって形成
される。
て形成された本実施形態に係る紙袋本体11の口部を閉
鎖するフラップ14aには、図1、図4及び図5に示さ
れるように表面を離型紙19aで覆われた粘着剤層19
bが設けられている。この粘着剤層19bは、本実施形
態では、内層のフラップ14aにおける内層側の表面に
設けられている。
11の長手方向に沿う長さは、フラップ(この実施形態
では内層側のフラップ)14aの端縁から、当該フラッ
プが連接している一壁面14に対向する他壁面16の口
端縁16aと折り線17との間迄の範囲とされている。
そして、粘着剤層19bの幅方向の範囲としては、フラ
ップ14aを形成している一壁面14の全幅である。
は、図1に影線(ハッチング線)で示される範囲とな
る。このような粘着剤層19bの形成領域を言葉で表現
すると、扁平状態のひだ付き紙袋10の口部階段面を真
正面から見た時に直接見えるフラップ14aの下向きに
凸形をした部分的な面領域(実線のハッチング線で示す
部分)と、ひだ付き紙袋の構成部分で隠くれているそれ
以外の凹形をした部分的な面領域(点線のハッチング線
で示される部分)とに形成されていることになる。
領域」とは、図1及び図5に示されるようにフラップ1
4aの両側部においてひだ部20に対面する部分と、図
1及び図4に示されるように折り込まれた両側のひだ部
20間であってフラップ14aが連接する一壁面14に
対面する他壁面16の口端縁16aと折り線17との間
に位置する部分とである。
9bを紙袋本体11のフラップ14aに設ける場合、両
面粘着テープ19を利用して、その一方の面の離型紙を
剥がしてフラップ14aの表面所定位置に貼り付けて形
成することができる。このひだ付き紙袋10を製造する
工程において離型紙付きの両面粘着テープ19を貼り付
ける作業は、図3に示されるように帯状のクラフト紙シ
ートSに前述したように階段状のミシン目線Mを入れた
後に行うのが適当である。
目線Mが入れられた帯状のクラフト紙シートSにおいて
当該シートの長手方向に最も突出した位置にある横方向
ミシン目と折り線17との間の領域がフラップとなる部
分であるので、その部分に貼り付けられる。勿論、この
ような両面粘着テープ19のクラフト紙シートSにおけ
る所定位置への貼り付けは、当該シートからひだ付き筒
状体12を形成する行程を含めてすべて自動機械によっ
てなされる。
に内容物をその口部15から充填した後、当該口部15
が閉鎖される状態について説明する。口部15から内容
物を充填した後、この口部15のみを扁平状態に成型
(両側部のひだ部20を横断面V字型に折り込んで対向
壁面14、16を密着させて扁平状態にする)してから
粘着剤層19bに貼り付けられている離型紙19aを剥
がす。
面から見た時に、その正面側に存在するひだ付き紙袋の
構成部分で隠くれている凹形をした、フラップ14aの
部分的な面領域に存在する一部の粘着剤層19bは、こ
れを隠している対向部分に接着することになる。
型紙19aを剥がすと、粘着剤層19bによってフラッ
プ14aの両側部を部分的に覆っているひだ部20の後
ろ側ひだ20a(図5)がフラップに接着し、また折り
込まれた両側のひだ部20間の他壁面16の口端縁16
aからほぼ折り線17までの部分(図4)がフラップに
接着する。
は、折り込まれた両側の後ろ側ひだ20aと他壁面16
の口端縁16aから折り線17までの範囲とがフラップ
14aに接着し、これにより前述した凹形面領域(点線
のハッチング線で示される部分)が閉鎖される。
に対面する部分で接着閉鎖された後、ひだ付き紙袋10
のフラップ14aは、他壁面16の口端縁16aよりひ
だ付き紙袋の長手方向中央寄り位置の折り線17で折り
曲げられ、これにより口部階段面を真正面から見た時に
直接見える、フラップ14aの下向きに凸形をした部分
的な面領域(図1の実線で示されるハッチング部分)に
ある粘着剤層19bが他壁面16の外面に接着(図7)
して口部が閉鎖される。
は完全に閉鎖されてはいない。すなわち、折り込まれた
両側のひだ部における前側のひだ20b(図5)とこれ
に対向する他壁面16との間はまったく接着されておら
ず、折り曲げられたフラップ14aの横の隙間から大気
に連通していることになる。
だ付き紙袋では、内容物が充填されてフラップ14aが
前述したように閉鎖された場合、前側ひだ20bとこれ
に対向する他壁面16とはその構造上非常に強く圧着す
ることと、内容物の回り込みが起き難くいことから、こ
の部分からほとんど漏れが起こらないのである。
すると、図6は内容物が充填されてフラップ14aが前
述したように閉鎖されたひだ付き紙袋10を図1の5−
5線と同じ位置に沿って切断した時の構造を概略的に示
した部分的な断面図である。
袋10に内容物が充填され、口部15が前述したように
閉鎖された場合、口部15が角形に成型される際の折り
曲げ状態から、両側のひだ部20の前側ひだ20bとこ
れに対向する他壁面16の一部とは一体にほぼ180度
屈曲されることになるため内容物の回り込みが起き難
く、しかもこの屈曲部分には矢印21で示されるように
充填された内容物によって強い内圧が掛かる。
折り込まれた前側のひだ20bとこれに対向する他壁面
16の一部とは非常に強く密着されることになる。その
結果、内容物が粉末状のものであれば、多少の漏れが起
こる恐れも考えられるが、米や麦のような穀物類であれ
ば、全く漏れを起こすことがない。実際に当該部分から
漏れが起こらないことは、このひだ付き紙袋10を用い
た実験により既に証明されている。
されてフラップ14aが前述したように閉鎖されたひだ
付き紙袋10を図1の4−4線と同じ位置に沿って切断
した時の構造を概略的に示している。
では、底部閉鎖部13が将来簡単に開封し得るようにひ
だ付き筒状体12の下端を2回連続して折り曲げ、その
折曲げ部を開封テープ付き当て紙18で包囲固定したも
のであったが、従来のピンチ袋の端部閉鎖部と同じよう
にひだ付き筒状体の下端階段面にホットメルト接着剤を
塗布し、この階段面を折り曲げて接着することにより閉
塞してもよいことは言うまでもない。
部分のみ記載したもので、ピンチ袋同様に種々の組合わ
せが可能である。また外層と内層など層間のり入れにつ
いても特に記載しなかったが、はり合わされた時点で、
紙のぺらぺら(のりが付かないフリー部分)が、できる
だけ少なくなるようにしなけらばならない。
2層で形成された例についてのものであったが、この発
明は2層に限定されるものではなく、3層でも実施する
ことができる。ただし、3層にした場合には口部の端縁
を揃えるか、或いは必要があって階段状にずらした場合
には、最終的に口部におけるずれた外層又は中間層をス
リットして口部端縁を揃えることが好ましい。
き紙袋によれば、少なくとも口部が階段切りで形成され
た紙袋本体におけるフラップ表面の独特な面領域に粘着
剤層を設け且つ封緘時までその表面に離型紙を貼り付け
ておくようにしたことにより、従来のような自動封緘機
を使用することなく、人の手による封緘でも、言い換え
ればフラップを折曲げ予定線に正確に沿って折り曲げな
かった場合でも漏れが起こることがないように封緘する
ことができる。
米麦袋として使用しても、作業者が口部を漏れが起こら
ないように手作業で手軽に封緘することができ、その結
果この種のひだ付き紙袋の利用度を大幅に向上させるこ
とができると共に、農家の作業者にとってもこのように
非常に便利なひだ付き米麦紙袋を使用することによりそ
の作業性を大きく高めることができる。
平状態にして示す平面図である。
ひだ付き筒状体を扁平状態で示す平面図である。
紙シートから連続的に製造する際のミシン目線による型
取り状態を示す部分的な平面図である。
て切断してその内部構造を概略的に示す部分的な断面図
である。
て切断してその内部構造を概略的に示す部分的な断面図
である。
た後に閉鎖された当該ひだ付き紙袋の口部を図1の5−
5線と同じ位置に沿って切断した時の構造を概略的に示
す部分的な断面図である。
た後に閉鎖された当該ひだ付き紙袋の口部を図1の4−
4線と同じ位置に沿って切断した時の構造を概略的に示
す部分的な断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 主としてクラフト紙からなるひだ付き筒
状体の一端を扁平状態で閉鎖して形成された底部閉鎖
部、及び前記ひだ付き筒状体の他端を階段切りして飛び
出し片を作ることで形成されると共に胴ばり部のない壁
面側に設けられたフラップを備える口部から構成される
紙袋本体と、この紙袋本体の最内層の前記フラップ内面
に接着され、粘着表面が封緘前まで離型紙で覆われた粘
着剤層とを含み、前記紙袋本体の前記口部を閉鎖する
時、前記フラップが連接している一壁面に対向する他壁
面の口端縁より中央寄り位置の折曲げ予定線で折り曲げ
るひだ付き紙袋であって、 前記紙袋本体の前記底部閉鎖部が、将来開封口となるよ
うに前記ひだ付き筒状体の前記一端を扁平状態で少なく
とも一回以上折り曲げ、この折曲げ部を開封テープ付き
の当て紙で包囲固定して形成され、前記粘着剤層が、離型紙で粘着表面を覆った両面粘着テ
ープを前記紙袋本体の前記フラップ表面所定位置に貼り
付けて形成され、 前記紙袋本体の長手方向における前記
粘着剤層の長さが、前記フラップの端縁から前記折曲げ
予定線までの範囲とされ、更に前記粘着剤層の幅が、前
記フラップを形成している一壁面の全幅であり、前記ひ
だ付き紙袋に内容物を充填後、前記口部を扁平に成形す
ると共に前記フラップ内面に形成された前記粘着剤層を
覆う前記離型紙を剥がし、前記口部を前記折曲げ予定線
で折り曲げて接着閉鎖することを特徴とするひだ付き紙
袋。
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ID=18486826
Family Applications (1)
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JP36645498A Expired - Fee Related JP3247092B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | ひだ付き紙袋 |
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1998
- 1998-12-24 JP JP36645498A patent/JP3247092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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