JPH0343157Y2 - - Google Patents

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JPH0343157Y2
JPH0343157Y2 JP13280288U JP13280288U JPH0343157Y2 JP H0343157 Y2 JPH0343157 Y2 JP H0343157Y2 JP 13280288 U JP13280288 U JP 13280288U JP 13280288 U JP13280288 U JP 13280288U JP H0343157 Y2 JPH0343157 Y2 JP H0343157Y2
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bag
paper
paper bag
cut
cylindrical body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紙袋に関し、更に詳細に述べれば、端
部を階段切りとした筒状体からなる紙袋の改良に
関する。
(従来の技術) 一般に、紙袋を構成する袋本体の端部において
前、後壁の一方を他方に対して階段状に突出させ
て段部を形成させてなる紙袋は、例えば実公昭57
−4282号公報、実公昭58−28977号公報、実公昭
59−1957号公報および実公昭59−24677号公報な
どに開示されており公知である。
この種の紙袋の底部は段部を含む前後壁を内向
きに1回折曲げて紙袋の外面にホツトメルト系接
着剤で貼着して閉塞され、また口部はあらかじめ
製袋時にホツトメルト系接着剤を塗布しておき紙
袋内に内容物が入れられた後熱風で接着剤を再活
性させ折り曲げて閉塞されている。
このような所謂階段切り1回貼り袋(ピンチ
袋)は、内容物充填後の封緘が単純であり、しか
も端部の接着にホツトメルト系接着剤を使用して
いることから気密性が良く、そのため大量に使用
されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来のピンチ袋では上述の利点
はあるものの開封しにくい、という非常に重要な
問題があつた。このような開封のしにくさを解消
させるため折曲部に開封用テープをいれて、口部
を開封する際該開封用テープを引き上げて折曲部
を直線上に引き破るような工夫もされているが、
それでも内容物をただちに取出せるように口部を
開放するのはむずかしかつた。
本考案の目的は、かかる従来の問題点を解決す
るためになされたもので、ピンチ袋が有する優れ
た機能を減ずることなく、良好な開封機能を有す
る紙袋を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の紙袋は、端部を階段切りとした複数層
の筒状体に少なくとも1つの端部直線切りの中間
層を組合せた袋本体の底部が閉鎖されてなる紙袋
であつて、内容物取出しのための開封口となる前
記底部が前記袋本体の階段状に形成された端部を
2度折曲げ、該折曲部を包囲するように前記紙袋
の前記前、後壁に跨がる当て紙をを当て該当て紙
の各縁部を前記前、後壁に接着して閉鎖され、前
記直線切りの中間層をその端縁が前記折曲部の形
成時に最初に折り曲げられる折線より外方へ突出
すべく他の層に対してずらされていることを特徴
とする。
(作用) 本考案の紙袋によると、底部は階段状に突出し
た突出部とずらされた端部直線切り中間層とを共
に一度折曲げ、次いでもう一度折曲げた後当て紙
を当てて閉鎖される。この底部閉鎖部は内部物を
紙袋から取出す際開封口として供され、その場
合、当て紙を破ることにより折曲された端部を延
ばして口をあけ内容物を取り出す。このように階
段切りされた袋本体の底部側端を折曲し当て紙を
当てて閉鎖するとき、該閉鎖部からの内容物の漏
れが問題となるが、直線切りで端部が揃つた中間
層が底部にずらされて配置され、その端縁が階段
切り端部を最初に折る折線よりも外方へ突出して
いるため、内容物の当該閉鎖部からの漏れは完全
に阻止される。
(実施例) 以下、本考案の紙袋を添付図面に示された実施
例について更に詳細に説明する。
第1図には本考案の一実施例に係る紙袋10が
示されている。この紙袋10は、第1図および第
2図から明らかなように、両端部を階段切りとし
た外層および内層の2つのひだ付筒状体11,1
2の間に、両端部が直線切りされた1つのひだ付
筒状体13を中間層として配置した袋本体14を
含む。この袋本体14における外層および内層の
各筒状体11,12の端部は、階段切りによつて
一方の壁面端縁に対して他方の壁面端縁から突出
する突出部を口部側では前壁11a,12aから
突出されるとすれば底部側は後壁11b,12b
から突出させて階段状部分の向きが相反するよう
に形成されている。
中間層である端部直線切り筒状体13は底部側
へ所定長さだけ他層に対して長手方向にずらされ
ている。この底部側は、紙袋10に内容物が充填
された後該内容物を取出す際の開封口となるもの
で、そのため将来の開封が容易なように閉鎖され
ている。すなわち、紙袋10の底部閉鎖部15
は、外層および内層の筒状体11,12における
段部11c,11d,12c,12dを中間層の
筒状体13端部と共に折線16に沿つて折曲げ
(第3図)、その後外層筒状体11の前壁11a端
縁に沿つて(当該段部11dを含めてもよい)折
線17で再度折曲げ、2重に折曲げられた折曲部
を包囲するように袋本体14の両外壁面11a,
11bに跨がる当て紙18を当て、該当て紙18
の各縁部を外壁面11a,11bに接着剤19で
固着することにより閉鎖されている。なお、当て
紙18の内面には折曲部の位置する側に開封即ち
当て紙18を引き破るためのテープ20が接着さ
れている。
このように底部が閉鎖された紙袋10の口部
は、従来の階段切り紙袋の閉鎖部と同様に主とし
てホツトメルト系接着剤が塗布されており、内容
物の充填後に内向きに折曲げ、袋本体14の後壁
11bに重ね合せて貼着して閉鎖される。
上述の如く構成された実施例の紙袋10に口部
から内容物が充填されて該口部が前述の如く閉鎖
された後、当該紙袋10から内容物を取出す際に
は紙袋10の底部側を上にして、開封用テープ2
0を引き上げることによつて当て紙18を幅方向
に亘つて直線状に引き破り、紙袋10の折曲部を
延ばして元の真直ぐな状態に戻し、ここを口とし
て紙袋10の中から内容物を取出す。
このように階段切り筒状体11,12の層間に
直線切り端部の筒状体13を中間層として配置
し、この中間層の筒状体13を底部側にずらすこ
とにより、この底部を2重に折曲げて当て紙18
で包囲固定しても、直線切りされた中間層13の
端部も底部で共に折曲げられるため、階段切り端
部の紙袋であつても内容物がこのような構成の閉
鎖部15から漏れ出ることはまつたくない。
ここで、中間層である端部直線切り筒状体13
のずらし量であるが、第2図に示された実施例の
場合には筒状体13の底部側端縁13aが閉鎖時
に第2の折線17を僅かに越えた位置にある。こ
の例は、中間層の筒状体13が実質的に3度折曲
げられたものであり、従つて最も密閉度が高いも
のと言える。しかし、中間層の筒状体13におけ
る底部側へのずれ量即ち飛び出し量は前述の実施
例に限定されるものではない。例えば、第5図に
示されるように最外層の筒状体11の段部11c
端縁とほぼ同じ位置に中間層の筒状体13におけ
る底端縁13aが揃う程度にずらしてもよい。こ
の場合の底部閉鎖部21は第6図および第7図に
示されている。このような例を含めて種々検討し
てみたところ、中間層の筒状体13のずらし量
は、内容物にもよるが、その端縁が折曲部の最初
に折り曲げられる折線16より外方へ突出してい
れば密閉の問題なく、従つて、この折線16を越
えて外方へ位置させることは、口部側において層
間に入れられる接着剤22,23の位置に関連し
た製造上の問題が生じない範囲まで可能である。
また、第1図ないし第4図に示された実施例で
は全部で3層であつたが、階段切りとした筒状体
は第5図の如く3層(筒状体24が追加されてい
る)又はそれ以上でもよく、更に中間層である端
部直線切りの筒状体も何層でもよい。しかも、こ
の中間層は階段切り筒状体の層間に配置されてい
ればよく、その介在位置は問題とされない。
加えて、前述の実施例の紙袋10では、口部が
従来の紙袋と同様にホツトメルト系接着剤を段部
に塗布した構成のものであつたが、この口部の構
造としては吹込み弁付きのものであつてもよいこ
とは言うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の紙袋によれば、
端部を階段切りとした複数の筒状体の層間に少な
くとも1つの端部直線切りの中間層を組合せ、こ
の中間層の筒状体を底部側へずらして該底部を2
重に折曲して閉鎖したことにより、口部では最内
層の端部が通常の袋のように上方に位置している
ため内容物の充填にまつたく問題が起こらず、階
段切り紙袋の利点である口部封緘の容易さと気密
性の良さを保持でき、また底部ではずらされた中
間層の端部直線切り筒状体の端部と共にフラツプ
を折曲げて閉鎖し、この折曲部を当て紙で包囲固
定されているため漏れもなく且つ開封が非常に容
易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る紙袋の構成要
素である袋本体を示す平面図、第2図は第1図の
−線に沿つて得た前記袋本体の縦断面図、第
3図は前記袋本体の底部側段部を一度折曲げた状
態を示す断面図、第4図は前記紙袋の底部閉鎖部
を示す断面図、第5図は中間層である筒状体のず
らし量と層数を変えた別の実施例に係る紙袋の袋
本体底部を示す断面図、第6図は第5図に示され
る本考案の他の実施例の紙袋において袋本体の底
部側段部を一度折曲げた状態を示す第3図と同様
な断面図、第7図は第5図に示された袋本体の底
部を折曲げて形成した本考案の他の実施例に係る
紙袋における底部閉鎖部を示す断面図である。 10……紙袋、11……外層の筒状体、11a
……前壁、11b……後壁、11c,11d……
段部、12……内層の筒状体、13……中間層の
筒状体、13a……底部側端縁、14……袋本
体、15,21……底部閉鎖部、16……第1の
折線、17……第2の折線、18……当て紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部を階段切りとした複数層の筒状体に少なく
    とも1つの端部直線切りの中間層を組合せた袋本
    体の底部が閉鎖されてなる紙袋であつて、内容物
    取出しのための開封口となる前記底部が前記袋本
    体の階段状に形成された端部を2度折曲げ、該折
    曲部を包囲するように前記紙袋の前記前、後壁に
    跨がる当て紙を当て該当て紙の各縁部を前記前、
    後壁に接着して閉鎖され、前記直線切りの中間層
    をその端縁が前記折曲部の形成時に最初に折り曲
    げられる折線より外方へ突出すべく他の層に対し
    てずらされていることを特徴とする紙袋。
JP13280288U 1988-10-13 1988-10-13 Expired JPH0343157Y2 (ja)

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JP13280288U JPH0343157Y2 (ja) 1988-10-13 1988-10-13

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JPH0256152U JPH0256152U (ja) 1990-04-24
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JP2519249Y2 (ja) * 1990-12-17 1996-12-04 昭和パックス株式会社 紙 袋
JP2722375B2 (ja) * 1994-02-09 1998-03-04 旭化成工業株式会社 硝安油剤爆薬用重袋

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