JP4076044B2 - 粉体包装袋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小麦粉、蕎麦粉、コーンスターチ等の粉体包装袋に関し、より詳しくは、紙状筒の開口端部の両角に多角形状の折込み部を形成し、上紙側を開いて多角形状に展開して、この展開面に筒状に貼り合わせたインナーパッチおよび弁紙の周縁部囲を貼り合わせて、開口端部を塞ぐと共にインナーパッチと弁紙との間を粉体充填口とした粉体包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粉体包装袋Aとしては、図14ないし16に示すように、平坦に折つぶした紙状筒aの開口端部bの両角に三角形状の折込み部c、dを形成し、上紙e側を開いて六角形状に展開して、この展開面fの折込み部c側に紙状筒aの内外に通じる筒状の粉体入口gを設け、この粉体入口gを外方に延出させ、上記した開口端部bと平行な折り線hにて展開面fの上紙eおよび下紙iを粉体入口g側に折り畳み、さらにその上に化粧紙jを貼り合わせて、開口端部bを塞ぎ、外方に延出させた粉体入口gの内面および外面にホットメルト接着剤kおよびlを予め塗布したものが知られている(実公昭50−20972号公報参照)。この袋は、粉体入口gから粉体を粉体包装袋A内に収容した後、粉体入口gを化粧紙j側に折り畳み、その上から加熱器にて加熱押圧して、粉体入口gを密封し且つ化粧紙jに接着固定するものである。
【0003】
さらに、粉体包装袋Bとして、図17ないし19に示すように、平坦に折つぶした紙状筒aの開口端部bの両角に三角形状の折込み部c、dを形成し、上紙e側を開いて六角形状に展開して、この展開面fの折込み部cの端部に閉鎖紙片mを中央に向かうように貼り付け、この閉鎖紙片mの上に紙状筒aの内外に通じる筒状の粉体入口gを設け、この粉体入口gを外方に延出させ、さらに展開面fにインナーパッチnを貼り合わせて開口端部bを塞ぎ、上記した開口端部bと平行な折り線hにて展開面fの上紙eおよび下紙iを粉体入口g側に折り畳んで貼り付けたものが知られている(特開平11−49184号公報参照)。この袋は、粉体入口gから粉体を粉体包装袋B内に収容した後、粉体入口gを上紙eおよび下紙iの下側に折り込むか、粉体入口gの中に折り込み、密封するものである。
【0004】
また、実公昭54−9542号公報には、袋本体の両端開口位置において、上下一対の等辺三角形状の折畳部を設け、この折畳部上に内容物重点用の両端に開口を有する扁平状体の一端が袋端面部より袋外側へ若干張出して張出し部とし他端が袋端面部の端面開口へ若干張出しするように配置し、前記折畳部の側縁を縦折りして一部を重合し、重合部の上面に長方形の貼合紙を貼付して袋体の袋端面を船型に形成する紙袋が開示されている。
この袋は、弁口遮蔽性を目的にしているものであるが、袋体内への粉体充填時の吹き返しについては何も配慮していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した粉体包装袋Aは、構造が簡単で製作し易いが、粉体充填口gが外方に延出しているため、作業員が手で掴み引き寄せることがあり、粉体充填口gが根元から破れ易い。また、この粉体包装袋Aは、開口端部bと平行な折り線hにて展開面fの上紙eおよび下紙iを粉体充填口g側に折り畳み、さらにその上に化粧紙jを貼り合わせているが、化粧紙jと上紙eおよび下紙iにより2枚重ねになっている折込み部c、dとの間、並びに化粧紙jと2枚重ねになっている粉体充填口gとの間に僅かな隙間が生じ、それらの隙間から微細な粉体が漏れてしまい、さらに、粉体充填口gは単なる筒体であるから、粉体を収容する際粉体充填口gから圧力が直接漏れることになり、粉体の流れが反転し粉体充填口gから粉体が漏れ、粉体包装袋Aの外側に付着する。
【0006】
また、粉体包装袋Bは、展開面fの折込み部cの端部に2枚重ねとなっている粉体充填口gを設けているから、インナーパッチnと粉体充填口gとの間に僅かな隙間が生じ、その隙間に閉鎖紙片mを介在させることで、微細な粉体の漏れがある程度は阻止され得るが、充分なものとは言えない。さらに、粉体包装袋Bは、粉体包装袋Aと同様に、粉体充填口gが単なる筒であるから、粉体を収容する際、同じように粉体充填口gから粉体が漏れ、粉体包装袋Bの外側に付着する。
【0007】
そこで、本発明の目的は、包装に際し、粉体充填口に溜った内容物の除去を容易にし、弁紙と化粧紙のホットメルト接着剤塗布部同士の間に粉体が介在することにより熱接着が阻害されるのを防止し、かつ、粉体充填口の破れが無く、微細な粉体でも漏れがなく、さらに粉体を収容する際にも粉体充填口からの粉体の漏れを生じることのない粉体包装袋を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。すなわち、
本発明によれば、平坦に折つぶした紙状筒の開口端部の両角に多角形状の折込み部を形成し、上紙側を開いて多角形状に展開して、該展開面の両折込み部を渡り且つ中心部開口を覆うインナーパッチの長手方向の一端部に弁紙を貼り合わせて筒状にし、これらインナーパッチおよび弁紙の長手方向の周縁部を前記展開面に貼り合わせて、前記紙状筒の開口端部を塞ぐと共に前記インナーパッチの一端部と前記弁紙との間に形成される開口を粉体充填口とし、かつ、前記インナーパッチおよび前記弁紙より内側で前記開口端部と平行な折り線にて、前記展開面の上紙および下紙を前記中心部開口側に折り畳み、その上に化粧紙を貼り合わせてなり、さらに、前記インナーパッチの一端部と前記弁紙との間に形成される開口を第1の粉体充填口とし、かつ、前記インナーパッチおよび前記弁紙より内側で前記開口端部と平行な折り線にて、前記展開面の上紙および下紙を前記中心部開口側に折り畳み、さらにその上に化粧紙を貼り合わせることによって形成される開口を第2の粉体充填口とすることを特徴とする粉体包装袋が提供される。
【0011】
また、本発明によれば、前記第2の粉体充填口を形成する弁紙と化粧紙との先端が風圧によりめくれ上がる程度の自由端をなしている上記粉体包装袋が提供される。
【0012】
また、本発明によれば、前記弁紙は、インナーパッチの全長より短く、且つインナーパッチの一端部より延出して、前記インナーパッチに長手方向の周縁を貼り合わせてなる上記粉体包装袋が提供される。
【0013】
また、本発明によれば、前記弁紙におけるインナーパッチからの延出部にホットメルト接着剤を塗布してなる上記粉体包装袋が提供される。
【0014】
また、本発明によれば、前記化粧紙のコーナーを切り落としてなる上記粉体包装袋が提供される。
【0015】
本発明の構成は、上述したとおりのものであるが、そのなかでも最も重要な特徴は、インナーパッチと弁紙の間に粉体充填口を設けた点にある。
本発明の好適な形態であるインナーパッチと弁紙の間に(第1の)粉体充填口を設けることにより、弁口遮蔽性において、例えば、実公昭54−9542号公報に開示されたような扁平状筒体と同等の効果が得られる。さらに、本発明においては、上記弁口を設けたことにより、粉体包装時の内包する充填空気圧を拡散することができ、粉体の吹き返しによる残留粉を抑制することができる。
【0016】
また、弁口の両折込部と化粧紙により形成される(第1の)粉体充填口につながる(第2の)粉体充填口を形成するために、一層優れた弁口遮蔽性効果が得られる。
さらに、弁紙のホットメルト接着剤塗布部と化粧紙のホットメルト接着剤塗布部とは、空気圧により分離する程度に互いに溶着されない状態で接している。第2の粉体充填口がこのように構成されていることにより、粉体包装時に粉体の吹き返しによって(第2の)粉体充填口周辺に付着した粉体は、弁紙と化粧紙が空気圧により分離して化粧紙がめくれあがり、充填口周辺が外面に露出するため、付着した粉体を容易に吹き飛ばしてしまうことになる。したがって、弁紙のホットメルト接着剤塗布部と、化粧紙のホットメルト接着剤塗布部には付着した粉体が介在しないため、熱接着が確実にできるようになる。
【0017】
これに対して、前述した先行技術においては、粉体充填口は扁平状筒体であるため、袋開口の熱封緘を確実にするためには、弁口に付着した粉体を、外面から圧縮空気を吹きつけて除去するなどの手段を用いているが、完全な粉体の除去はなし得ず、このような従来技術を勘案しても、本発明の効果の顕著性が理解されるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の一形態を示す粉体包装袋の構成状態の一部を切欠した斜視図、図2は本発明の実施の一形態を示す粉体包装袋の主要部の斜視図、図3ないし図9は本発明の実施の一形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図、図10ないし図12は、本発明の粉体包装袋の重要な構成要件である弁紙、インナーパッチ、化粧紙の配置の状態を説明するための分解図、図13は本発明の実施の一形態を示す粉体包装袋の1構成要素である化粧紙の平面図である。
【0019】
図1において、粉体包装袋1は、平坦に折つぶした状態の紙状筒2の開口端部3の両角に多角形状(この実施形態では三角形状)の折込み部4、5を形成し、上紙6側を開いて多角形状(この実施形態では六角形状)に展開して、この展開面7の両折込み部4、5を渡り且つ中心部開口8を覆うインナーパッチ9の長手方向の一端部に弁紙10を筒状に貼り合わせ、これらインナーパッチ9および弁紙10の長手方向の周縁部10cを展開面7に貼り合わせて、紙状筒2の開口端部3を塞ぐと共にインナーパッチ9の一端部と弁紙10との間を粉体充填口11とし、インナーパッチ9および弁紙10より内側で開口端部3と平行な折り線12、13にて、展開面7の上紙6および下紙14を中心部開口8側に折り畳み、さらにその上に化粧紙15を貼り合わせてなるものである。
【0020】
前記紙状筒2は、径および長さとも使用目的に合わせた任意のものが選択され、図1、2では外層20、内層21を有する2枚重ねのものが使用されているが、これに限定されるものではない。材質もクラフト紙に限らず、プラスチックシート、紙とプラスチックシートの積層体等が適宜使用される。
【0021】
この紙状筒2を、図3に示すように、平坦に折つぶし、折り線22にて矢線A方向に折る。次に、図4に示すように、開口端部3の両角3a、3bに三角形状の折込み部4、5を形成し、紙状筒2の上紙6側を開いて六角形状の展開面7とする。
【0022】
この展開面7の折込み部5側に、図5に示すように、弁紙10を重ねる。この弁紙10は、インナーパッチ9の全長および全幅より短く、且つインナーパッチ9の一端部より外方に延出して、インナーパッチ9の長手方向の周縁が接着され、インナーパッチと弁紙とで筒状の開口が形成される。図10、図11における10bは弁紙の折込部である。さらに、図5の右端部にホットメルト接着剤塗布部23が形成され、このホットメルト接着剤塗布部23は図6のインナーパッチ9の一端部からの延出部に位置する。なお、弁紙10の材質は、上記した紙状筒2と同様のものが選択される。
【0023】
また、インナーパッチ9は、図6に示すように、展開面7および弁紙10の上に重ねられる。このインナーパッチ9は、三角形状の折込み部4、5間に渡され、且つ中心部開口8を覆うものである。そして、インナーパッチ9および弁紙10は、図6に示す斜線部分24で貼り合わされ筒状に形成される。そして、インナーパッチ9および弁紙10は、その長手方向の周縁部10c、すなわち、図7に示す斜線部分25で展開面7に貼り合わされ、前記紙状筒2の開口端部3を塞ぐと共に、インナーパッチ9の長手方向の一端部と弁紙10との間に形成される筒状体が第1の粉体充填口11aとなる。
【0024】
弁紙10は、インナーパッチとの間に形成される第1の粉体充填口11aの構成要素となると共に、従来例の粉体包装袋Bの閉鎖紙片m(図14ないし16参照)の役割をなすから、粉体の漏れが無くなる。さらに、展開面7の下紙14の裏面に前記化粧紙15の一側が貼り合わされる。この際、弁紙10と化粧紙15との間に形成される筒状部は、第2の粉体充填口11bとなる。この弁紙10と化粧紙15との間に形成される筒状部先端は、粉体充填時においては、熱融着されていない自由端に形成されており、圧縮空気の吹きつけによって化粧紙先端がめくれあがる(図12に矢印で示す)程度に構成されていることが好ましい。
この第1の粉体充填口11aと第2の粉体充填口11bが組み合わさって粉体充填口11が構成される。
【0025】
したがって、粉体充填ノズル(図示せず)は、最初に第2の粉体充填口11bから入って、次いで、第1の粉体充填口11aを通って袋体内部に装填されることになる。第2の粉体充填口11bを構成する化粧紙15と弁紙10には、それぞれに重ね合わせた際、そのホットメルト接着剤塗布部23に当たるようにホットメルト接着剤塗布部26が設けられ、粉体包装袋1内部に粉体を収容した後、加熱器により粉体充填口11を容易に且つ完全に密封出来るようになっている。なお、インナーパッチ9および化粧紙の材質は、上記した紙状筒2と同様のものが選択される。
図10、11は、弁紙10、インナーパッチ9、化粧紙15の配置関係を説明するためのものであり、図12は、図11のX−Y断面の構成を示している。
【0026】
また、上述の弁紙10は、ホットメルト接着剤塗布部23の反対側の端部10aは、展開面7に貼り合わされていないから、自由端となっている。従って、粉体包装袋1内部に第1の粉体充填口11aから粉体を収容する際、この第1の粉体充填口11aから圧力が漏れようとすると、弁紙10の端部10aが逆止弁の働きをなし、粉体の流れの反転を阻み第1の粉体充填口11aから粉体が漏れるのを防いで、粉体包装袋1の外側に粉体が付着することを防止できる。
【0027】
前記紙状筒2の開口端部3を塞いでいる図7に示すインナーパッチ9上に、まず、展開面7の上紙6を、インナーパッチ9および弁紙10より内側で開口端部3と平行な折り線12にて、中心部開口8側に折り畳み、インナーパッチ9上に貼り付ける。次に、その上に下紙14を、同様に折り線13にて中心部開口8側に折り畳み上紙6上に貼り付ける(図8参照)。さらにその上に化粧紙15を貼り合わせて、製品として完成する(図9参照)。
【0028】
粉体充填後には、図9に示すように、化粧紙15を貼り合わせ、加熱器により弁紙10のホットメルト接着剤塗布部23に化粧紙15のホットメルト接着剤塗布部26を押圧加熱して粉体充填口11を完全に密封する。なお、化粧紙15のホットメルト接着剤塗布部26以外の部分にも、ホットメルト接着剤が塗布されていれば、加熱器のみにより化粧紙15を完全に貼り合わせることが出来て熱効率が良いというメリットがある。また、図7、8では化粧紙15の一側が展開面7の下紙14の裏面に予め貼り合わされているが、図8の粉体包装袋1と化粧紙15とが別体で需要家に引き渡され、後の作業を全て需要家にて行っても良い。
【0029】
図13は他の形状の化粧紙15aを示すものであり、この化粧紙15aは、矩形をなし、(a)または(b)に示すように、その角を、例えば、図9の2点鎖線で示すように、切り落としてなるものである。このようにすると、弁紙10のホットメルト接着剤塗布部23同士の押圧加熱の際や、上紙6および下紙14の貼り合わせの際に、ホットメルト接着剤を使用した場合に、加熱器からの熱の伝わり、接着が迅速・強固になる効果が期待出来る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な構成はこれに限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、第1の粉体充填口が長く延出していないから手で掴み引き寄せたり出来ず、第1の粉体充填口の破れが無く、構造的に隙間の発生が生じることが無いから、微細な粉体でも漏れがなく、さらに内部に粉体を収容する際、弁紙が逆止弁の働きをなし、第1の粉体充填口からの粉体の漏れが生じることが無く、展開面の上紙および下紙をインナーパッチおよび弁紙より内側で、前記開口端部と平行な折り線にて折り畳み、さらにその上に化粧紙を貼り合わせるから、より一層構造的に隙間の発生が生じることが無くなり、微細な粉体が漏れることが完全に無くなる。
さらに、粉体充填口の構成を第1の粉体充填口と第2の粉体充填口として明確化することにより、インナーパッチと弁紙との間に形成される粉体充填口と、弁紙と化粧紙との間に形成される粉体充填口の構成による相乗的な微細な粉体が漏れることを防ぐことができるとともに、化粧紙が風圧によりめくりあがることにより付着粉末の除去を一層容易にすることができる。
【0032】
また、請求項2の発明によれば、粉体充填口の構成を第1の粉体充填口と第2の粉体充填口として明確化することにより、インナーパッチと弁紙との間に形成される粉体充填口と、弁紙と化粧紙との間に形成される粉体充填口の構成による相乗的な微細な粉体が漏れることを防ぐ効果と、化粧紙が風圧によりめくりあがることにより付着粉末の除去を一層容易にすることができる。
【0033】
また、請求項3の発明によれば、上記効果に加えて、弁紙は、インナーパッチの長さより短く先端が自由端になっているから逆止弁の働きをなし、さらにインナーパッチからの弁紙の延出部が粉体を収容する際の添え紙となり、粉体がこぼれにくくなる。
【0034】
また、請求項4の発明によれば、上記効果に加えて、インナーパッチからの弁紙の延出部にホットメルト接着剤を塗布してあるから、粉体包装袋内部に粉体を収容した後、加熱器により加熱押圧して、第1の粉体充填口を容易且つ完全に密封することが出来る。
【0035】
また、請求項5の発明によれば、上記効果に加えて、化粧紙のコーナーを切り落としてあることにより、その分ホットメルト接着剤を塗布してある箇所に熱を伝え易く、その箇所を迅速・強固に接着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の構成状態の一部を切欠した斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の主要部の斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図7】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図8】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の製作状態を示す平面図である。
【図10】 本発明の粉体包装袋の層構成を示すための分解図である。
【図11】 本発明の粉体包装袋の層構成を示すための分解図である。
【図12】 図11のX−Y断面を示す分解図である。
【図13】 本発明の実施の形態を示す粉体包装袋の1構成要素の化粧紙を示す平面図である。
【図14】 従来例を示す斜視図である。
【図15】 従来例を示す平面図である。
【図16】 従来例を示す平面図である。
【図17】 従来例を示す平面図である。
【図18】 従来例を示す平面図である。
【図19】 従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 粉体包装袋
2 紙状筒
3 開口端部
3a,3b 角
4,5 折込み部
6 上紙
7 展開面
8 中心部開口
9 インナーパッチ
10 弁紙
10a 端部
10b 弁紙の折込部
10c 弁紙の周縁部
11 粉体充填口
11a 第1の粉体充填口
11b 第2の粉体充填口
12,13,22 折り線
14 下紙
15,15a 化粧紙
20 外層
21 内層
23,26 ホットメルト接着剤塗布部
24,25 のり貼合部分
Claims (5)
- 平坦に折つぶした紙状筒の開口端部の両角に多角形状の折込み部を形成し、上紙側を開いて多角形状に展開して、該展開面の両折込み部を渡り且つ中心部開口を覆うインナーパッチの長手方向の一端部に弁紙を貼り合わせて筒状にし、これらインナーパッチおよび弁紙の長手方向の周縁部を前記展開面に貼り合わせて、前記紙状筒の開口端部を塞ぐと共に前記インナーパッチの一端部と前記弁紙との間に形成される開口を粉体充填口とし、かつ、前記インナーパッチおよび前記弁紙より内側で前記開口端部と平行な折り線にて、前記展開面の上紙および下紙を前記中心部開口側に折り畳み、その上に化粧紙を貼り合わせてなり、さらに、前記インナーパッチの一端部と前記弁紙との間に形成される開口を第1の粉体充填口とし、かつ、前記インナーパッチおよび前記弁紙より内側で前記開口端部と平行な折り線にて、前記展開面の上紙および下紙を前記中心部開口側に折り畳み、さらにその上に化粧紙を貼り合わせることによって形成される開口を第2の粉体充填口とすることを特徴とする粉体包装袋。
- 前記第2の粉体充填口を形成する弁紙と化粧紙との先端が風圧によりめくれ上がる程度の自由端をなしている請求項1記載の粉体包装袋。
- 前記弁紙は、インナーパッチの全長より短く、且つインナーパッチの一端部より延出して、前記インナーパッチに長手方向の周縁を貼り合わせてなる請求項1または2記載の粉体包装袋。
- 前記弁紙におけるインナーパッチからの延出部にホットメルト接着剤を塗布してなる請求項3記載の粉体包装袋。
- 前記化粧紙のコーナーを切り落としてなる請求項1ないし4のいずれか1項記載の粉体包装袋。
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