JP4135851B2 - ひだ付き紙袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はひだ付き紙袋に関し、更に詳細にはひだ付き紙袋の口部から内容物を入れた後、当該口部を手動又は自動封緘機のいずれでも閉鎖可能にできるひだ付き紙袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主にクラフト紙からなり、端部が階段状に形成されたひだ付きの紙袋は、ピンチ袋と称して国際的にも広く使用されており非常によく知られている。このようなひだ付きの紙袋即ちピンチ袋は、一般的に次のような構造のものを言う。
【0003】
すなわち、主としてクラフト紙からなり且つ両端が階段切りで形成されたひだ付きの筒状体を基本構成要素とし、その一端部の階段面にホットメルト接着剤(以下、単にホットメルトと称する)を塗布し、所定位置で折り曲げて接着することにより閉鎖して底部閉鎖部とする。次いで、口端部となるひだ付き筒状体の他端部階段面にもホットメルトを塗布し冷却固化させておく。
【0004】
このように構成されたピンチ袋を使用する際には、内容物を口部から充填し、その後当該ピンチ袋の口部をトップシーラーと呼ばれている封緘機により封緘する。このトップシーラーとは、内容物が充填されたピンチ袋のその口部階段面に予め塗布されて冷却固化されているホットメルトに熱風を吹き付けて再活性させると共に階段状の口端部を所定位置で折り曲げ、再活性したホットメルトで対面する外壁面に貼り合わせる自動封緘機である。
【0005】
主としてクラフト紙からなるこのピンチ袋は、防漏性や防湿性等に優れ、また口部及び底部が対称形であることから堆積性(ピンチ袋を寝かせて積み上げる時の重なり具合)にも優れている。そのため、粉体や粒状物等の輸送に際してもっとも優れた袋として既に長年に渡って使用されてきている。
【0006】
また、ひだ付き紙袋は、集積包装用紙袋としても利用されている。この集積包装用紙袋について説明すると、例えば、ペットフード、砂糖、塩又は味噌等は比較的に小さなポリエチレン製の袋に詰められて小売りされている。このような砂糖や塩等を入れたポリエチレン製の小袋は、それぞれの製造メーカーで複数個まとめられた状態でまち付きの紙袋に入れられ、スーパーマーケット等に納品される。
【0007】
このように、砂糖や塩等の小袋を複数個まとめて包装し、これをスーパーマーケット等に輸送するために使用されるこの種のひだ付き紙袋のことを集積包装用紙袋と称している。この集積包装用紙袋は、前述したようにいわゆる業務用として使用されるものであり、通常、比較的に厚手のクラフト紙によって形成されている。
【0008】
従来、この種の集積包装用紙袋としては、特公昭60−15543号公報に開示されているような容易に開封できる紙袋が知られている。この集積包装用紙袋は、基本的に両端が階段切りで形成されたまち付きの筒状体を偏平状態にしてその一端(底部側)の階段面(この階段面が閉鎖用のフラップとなる)を折り曲げ、表面に塗布した接着剤で接着閉鎖して底部閉鎖部を形成して構成されている。
【0009】
他方、この集積包装用紙袋の他端即ち口部側に存在するフラップの表面には、予め感圧性の接着剤が塗布されている。通常、このような集積包装用紙袋は、その口部から内容物である小袋を所定数整列して詰め込んだ後に、当該口部のフラップ表面に塗布されている感圧性の接着剤により、このフラップを折り曲げてこれを対向壁面に接着させて閉鎖していた。
【0010】
このように、従来の集積包装用紙袋における口部の封緘は、内部に所定数の小袋を詰めた後に当該口部のフラップ表面に塗布されている感圧性の接着剤によりフラップを折り曲げて対向壁面に接着することによるが、この封緘作業は自動封緘機により行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来、粉体、粒状物等の輸送のためにピンチ袋を使用する際には、内容物を口部から充填し、その後当該ピンチ袋の口部階段面に予め塗布されて冷却固化されているホットメルトに熱風を吹き付けて再活性させると共に階段状の口端部を所定位置で折り曲げ、再活性したホットメルトで対面する外壁面に貼り合わせる必要があり、熱風吹付装置が必要とされた。また、このような自動封緘機によることなく、手作業で封緘することができない問題点が存した。
【0012】
従来の集積包装用紙袋は、感圧性の接着剤が塗布されているが、この接着剤は劣化し易いばかりでなく、他の紙袋に付着し易く、給袋上の問題が存した。すなわち、集積包装用紙袋は、複数袋が重合して梱包されているため、紙袋同士が接合してしまい、ユーザー側で自動封緘する際に1袋づつ給袋しなければならないのに、複数袋を同時に給袋してしまう、という不具合が生じるのである。
【0013】
このため、ピンチ袋においては、ホットメルトを再活性化するための熱風吹付装置を必要とせず、集積包装用紙袋においては、接着剤の劣化の心配がなく、かつブロッキングの不具合の発生がなく、しかも自動封緘機による封緘或いは手作業による封緘のいずれにも使用できるひだ付き紙袋の開発が強く望まれていた。
【0014】
この発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、例えば、砂糖や塩などを充填した小袋等又は粉体、粒状物等を内容物として詰めた後に口部を自動封緘機或いは手作業のいずれでも封緘することが可能なひだ付き紙袋を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ひだ付き筒状体の少なくとも口部となる一端部に閉鎖用のフラップが設けられ、他端部が閉鎖されて底部閉鎖部とされたひだ付き紙袋において、前記口部に設けられた閉鎖用の前記フラップが重なる前記ひだ付き筒状体の壁面に両面接着テープにより構成された離型紙で覆われた粘着剤層を設け、前記粘着剤層に貼り付けられている前記離型紙の少なくとも縁部に離型紙除去用の把手を突出形成する際に、前記両面接着テープの粘着剤層の一部を折り返して二重にすることで前記離型紙の一部を粘着剤層から突出させて前記離型紙除去用の把手を形成し、内容物充填後に前記離型紙を前記把手を利用して前記粘着剤層から剥がした後に前記フラップを所定位置で折り曲げ、前記粘着剤層に重ね合わせて前記口部を接着封緘することを特徴とする。
【0016】
更に、この発明のひだ付き紙袋では、将来開封口となる底部閉鎖部が、ひだ付き筒状体の他端部を少なくとも一回以上折り曲げ、この折曲げ部をひだ付き筒状体壁面に非接着状態のまま当該折曲げ部を開封用テープ付きの当て紙で包囲固定して形成されていることを特徴とする。
【0017】
この発明のひだ付き紙袋によると、このひだ付き紙袋に、小袋等又は粉体、粒状物等を詰め込んだ後の封緘を手動で行うには、粘着剤層の表面に貼り付けられている離型紙の把手を掴んでこれを引き上げ、粘着剤層を露出させる。次いで、口部のフラップを所定位置で折り曲げて、粘着剤層に貼り付ける。
【0018】
また、このひだ付き紙袋の封緘を自動封緘機で行う場合には、従来の自動封緘機の構成を一部改良して使用することができる。すなわち、従来の自動封緘機は、内容物である小袋等又は粉体、粒状物等を詰め込んだ状態にして口部を上にして立てられた紙袋の口部のフラップを順次折り曲げて対向壁面に接着するものである。
【0019】
このような自動封緘機の改良としては、チャック装置即ち把持手段を取り付けるだけである。このように一部改良された自動封緘機を用いると、内容物である小袋等又は粉体、粒状物等を詰め込んで口部を上にして立てられた状態のひだ付き紙袋が、ピンチ袋においては、横方向に移動している間に、又は集積包装用紙袋においては、適当な位置で一時停止している間にチャック装置が離型紙の端部に設けられた把手を掴む。
【0020】
次いで、ひだ付き紙袋を連続して横方向へ移動すると、一端を把持された離型紙は紙袋の横方向移動に伴って剥がされ、次いで口部のフラップが移動方向側から折り曲げられて対向壁面に密着されて、離型紙の剥がされた粘着剤層に貼り合わされる。又は、ひだ付き紙袋が、適当な位置で一時停止している間に、一端を把持された離型紙は剥がされ、次いで口部のフラップが折り曲げられて対向壁面に密着されて、離型紙の剥がされた粘着剤層に貼り合わされる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のひだ付き紙袋を図に示される実施形態について更に詳細に説明する。図1ないし図4にはこの発明のひだ付き紙袋を集積包装用紙袋(以下、単に紙袋と称する)10に適用した一実施形態が示されている。図1はこの発明の一実施形態に係る集積包装用紙袋10を、内容物である小袋を詰めた状態で示す斜視図である。
【0022】
また、図2は図1に示される集積包装用紙袋10を扁平状態で示す平面図であり、図3は図2に示される集積包装用紙袋10の底部閉鎖部を3−3線に沿って切断して模式的に示す断面図であり、更に図4は図2に示される集積包装用紙袋10を構成するひだ付き筒状体の縦断面を模式的に示す断面図である。
【0023】
この実施形態に係る集積包装用紙袋10については、図1に示されるように両端部が階段切りで形成され且つ両側部にまち11を備えるひだ付き筒状体12から構成されている。すなわち、図4に示されるように、このひだ付き筒状体12は、両端の階段切り構造がほぼ同一で、且つ階段切り面の向きが相反するような対称形に形成された構造のものである。
【0024】
このひだ付き筒状体12の両側部に形成されているまち11は偏平時にその中間部を長手方向に沿って谷折りされ、V字状に形成されている。このようなひだ付き筒状体12は、従来より通常に行われている方法に従ってロールから繰り出される帯状の長尺な紙シートを所定長さ位置で当該紙シートを横断する方向に階段状のミシン目を入れ、これを連続的に胴貼りしてひだ付き筒状体に形成した後当該ミシン目で切断して形成される。
【0025】
この実施形態の集積包装用紙袋10は、前述したひだ付き筒状体12の一端部を閉鎖して底部閉鎖部13を形成すると共に所定の壁面に、離型紙で粘着剤面を保護した粘着剤層を設けることにより形成される。最初に、この集積包装用紙袋10の底部閉鎖部13の構造について簡単に説明する。
【0026】
この集積包装用紙袋10の底部閉鎖部13を形成する際は、ひだ付き筒状体12の階段切り一端部を図4に示されるように階段状に形成された開口部の下側端縁14より僅かに内側(紙袋の長手方向中央側)を通る折り線hに沿ってフラップ15を内向きに折り曲げる。
【0027】
その後、折り曲げられたフラップ15を、開封テープ16が内面に貼り付けられた当て紙17で包囲し、この当て紙17を所定位置に塗布された接着剤18によってひだ付き筒状体12の両壁面12a、12bに接着する。これにより集積包装用紙袋10の底部閉鎖部13が形成される。
【0028】
次に、この集積包装用紙袋10における口部側の構造について説明すると、図1、図2及び図4に示されるようにひだ付き筒状体12の口部フラップ19が折り線hで折り曲げられた時にこの口部フラップ19が重なる対向壁面12aには粘着剤層20(図1、図2及び図4では影線を付けた部分が粘着剤層を示す)が設けられている。
【0029】
この粘着剤層20の表面には離型紙21が貼り付けられており、当該粘着剤層20が所定の働きのために露出されるまで粘着面を保護している。集積包装用紙袋は、既に説明したように、砂糖や塩等を入れた小袋を所定の数だけ整列した状態で詰め込んで包装するものであるため内容物が封緘した口部の隙間から漏れるという心配はまったくない。
【0030】
そのため、折り曲げられた口部フラップ19を対向壁面12aに固着する粘着剤層20は、口部フラップ19と一致する大きさである必要はない。必要なことは、口部フラップ19が対向壁面12aから容易に剥がれない程度の接着力を得られる面積(粘着面領域)があればよい、ということである。
【0031】
ところで、表面に離型紙21の付いた粘着剤層20をひだ付き筒状体12の壁面12aに設ける方法としては、所定幅の両面接着テープで構成することができる。その場合、図2に示されるように、この両面接着テープをひだ付き筒状体12における壁面12aの幅より僅かに短く切り、ひだ付き筒状体12を連続的に製造する前述した従来の方法に適用して、壁面12aに相当する紙シートの所定位置に、一方の離型紙を剥がして貼り付けることによって設けることができる。
【0032】
粘着剤層20の表面に貼り付けられている離型紙21(前述したように両面接着テープを用いて粘着剤層を設けた場合には他方の離型紙がこれに相当)は、その一端部に離型紙除去用の把手21aが形成されている。離型紙21の端部に形成される把手21aは、種々の態様で構成することができる。
【0033】
例えば、この把手21aは、図2及び図5に示されるように、所定幅に切った両面接着テープにおける一方(片面)の離型紙を剥がし、粘着剤層20の一端を部分的に僅かに他方(他の片面)の離型紙21から剥がして折り返し、その状態で壁面12aの所定位置に貼り付ける。図2においては、粘着剤層20の端部の一部が折り返されて二重となった部分をクロスハッチングで示している。
【0034】
これにより粘着剤層20の表面に貼り付けられている離型紙21は、その一端部が粘着剤層20の折り返し部から横方向に突出することになる。この突出した離型紙21の端部が離型紙除去用の把手21aとして機能する。このようにして形成される把手21aは、図2及び図5のように粘着剤層20の表面に貼り付けられている離型紙21の幅方向端部だけに限定されるものではない。
【0035】
例えば、図6に示されるように長方形状の粘着剤層20の一端コーナー部を三角形状に僅かに折り返した状態で壁面12aに接着することにより、この粘着剤層20の表面に貼り付けられている離型紙21の幅方向一端コーナー部を三角形状に突出させ、この三角形突出部を把手21aとすることもできる。
【0036】
また、前述した2つの具体例は、いずれも離型紙21の幅方向一端側に把手21aを形成するものであったが、図7に示されるように離型紙21の長手方向(紙袋の幅方向)に沿う側縁部を、前述したと同様な方法で粘着剤層20から突出させて把手21aとしてもよい。
【0037】
更に、図2、図5及び図6に示される実施形態の集積包装用紙袋では、粘着剤層20の表面に貼り付けられた離型紙21の把手21aの形成方法が、粘着剤層20の一部を折り返して二重にすることで実質的に離型紙21の一部を粘着剤層20から突出させるようにして形成した。
【0038】
しかしながら、この発明の集積包装用紙袋では、離型紙の一部を粘着剤層から突出させて把手21aとする方法は前述した態様に限定されるものではない。例えば、両面接着テープの片面の離型紙表面からナイフなどで粘着剤層にまで至る深さの切り込み線を入れ、この両面接着テープをひだ付き筒状体の表面に貼り付ける時、片側の離型紙と共に切り込み線を利用して一部の粘着剤層も一緒に取り除く。
【0039】
片側の離型紙が剥がされ且つ粘着剤層の一部が取り除かれた接着テープをひだ付き筒状体の壁面所定位置に貼り付けると、粘着剤層20を覆っている他方の離型紙21は、除去された粘着剤層を覆っていた部分が実質的に把手21aとなる。このように、離型紙に形成される把手21aは、一部の粘着剤層を切り取り除去することでも形成することができる。
【0040】
この場合、切り取り除去する粘着剤層の位置や形状を工夫すれば、図1及び図2、又は図6、若しくは図7にそれぞれ示されるように、離型紙21の長さ方向端部を把手21aとしたり、離型紙21の幅方向一端コーナー部を三角形状の把手21aとしたり、或いは離型紙21の長手方向(紙袋の幅方向)に沿う側縁部を把手21aとしたりすることができる。
【0041】
次に、この実施形態に係る集積包装用紙袋10の使用方法について説明する。この実施形態の集積包装用紙袋10によると、当該紙袋に小袋を所定数だけ整列して詰め込んだ後の封緘を手動で行うには、粘着剤層20の表面に貼り付けられている離型紙21の把手21aを掴んでこれを引き上げ、粘着剤層20を露出させる。
【0042】
次いで、この集積包装用紙袋10における口部のフラップ19を折り線hで折り曲げて、粘着剤層20に重ね合わせて押しつけることにより貼り付ける。これにより口部フラップ19はこの粘着剤により壁面12aに固着され、口部が完全に閉鎖されることになる。また、この集積包装用紙袋10の封緘を自動封緘機で行う場合には、従来の自動封緘機の構成を一部改良して使用することができる。
【0043】
このような自動封緘機の改良としては、チャック装置即ち把持手段を取り付けるだけである。このように一部改良された自動封緘機を用いると、内容物である小袋を所定数詰め込んで口部を上にして立てられた状態の集積包装用紙袋が、適当な位置で一時停止している間にチャック装置が離型紙21の端部に設けられた把手21aを掴む。
【0044】
次いで、一端を把持された離型紙21は剥がされ、次いで口部のフラップ19が折り曲げられて対向壁面12aに密着されて、離型紙21の剥がされた粘着剤層20に重ね合わされて密着され、これにより貼り合わされて口部が閉鎖される。
【0045】
前述した実施形態は、口部側及び底部側の端部が階段切りで形成されたひだ付き筒状体から構成した集積包装用紙袋を例にして説明されたが、本発明のひだ付き紙袋は、このような集積包装用紙袋に限定されるものではなく、種々の用途に用いるひだ付き紙袋に広く適用できることはいうまでもない。
【0046】
更に、本発明のひだ付き紙袋には、口部側及び底部側の端部が直線切りで形成されたひだ付き筒状体を用いて構成されたものを含ませることができる。その場合には、少なくとも口部側の直線切り端部に、別にフラップを貼り付けることが必要となることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のひだ付き紙袋によれば、口部に形成されたフラップが折り曲げられた時に重なる壁面領域に、離型紙で保護された粘着剤層を設け、この離型紙の縁部を粘着剤層から僅かに突出させて把手とすることにより、内容物充填後の口部フラップによる封緘を手作業でも、又は従来の自動封緘機を一部改良して使用することで簡単に行うことができる。
【0048】
しかも、この発明のひだ付き紙袋では、従来の自動封緘機を比較的に容易な改良で封緘可能にできることから、既設の設備をほとんどそのまま使用することができ、その上、前述したように手作業でも封緘可能であることから、例えばこのひだ付き紙袋を前述した集積包装用紙袋として使用すれば小袋などを詰めて封緘する作業コストを大幅に高めることがないという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のひだ付き紙袋に係る一実施形態として集積包装用紙袋を示す斜視図である。
【図2】図1に示される集積包装用紙袋を偏平状態にして示す平面図である。
【図3】図2に示される集積包装用紙袋を3−3線に沿って切断し、底部閉鎖部の構造を模式的に示す断面図である。
【図4】図2に示される集積包装用紙袋の構成要素であるひだ付き筒状体の構造を模式的に示す縦断面図である。
【図5】図2に示される集積包装用紙袋を5−5線に沿って切断し、口部付近の壁面に貼り付けられた粘着剤層とその表面を保護する離型紙の状態を示す横断面図である。
【図6】この発明のひだ付き紙袋に係る別な実施形態としての集積包装用紙袋について口部付近の壁面に貼り付けられた粘着剤層とその表面を保護する離型紙の状態を示す部分的な平面図である。
【図7】この発明の更に別な実施形態に係る集積包装用紙袋において口部付近の壁面に貼り付けられた粘着剤層とその表面を保護する離型紙の状態を示す部分的な平面図である。
【符号の説明】
10 集積包装用紙袋
11 まち
12 ひだ付き筒状体
12a 一方の壁面
12b 他方の壁面
13 底部閉鎖部
14 底部側階段状開口部の一方の端縁
15 フラップ
16 開封テープ
17 当て紙
18 接着剤
19 口部フラップ
20 粘着剤層
21 離型紙
21a 把手
h 折り線

Claims (2)

  1. ひだ付き筒状体の少なくとも口部となる一端部に閉鎖用のフラップが設けられ、他端部が閉鎖されて底部閉鎖部とされたひだ付き紙袋において、
    前記口部に設けられた閉鎖用の前記フラップが重なる前記ひだ付き筒状体の壁面に両面接着テープにより構成された離型紙で覆われた粘着剤層を設け、前記粘着剤層に貼り付けられている前記離型紙の少なくとも縁部に離型紙除去用の把手を突出形成する際に、前記両面接着テープの粘着剤層の一部を折り返して二重にすることで前記離型紙の一部を粘着剤層から突出させて前記離型紙除去用の把手を形成し、
    内容物充填後に前記離型紙を前記把手を利用して前記粘着剤層から剥がした後に前記フラップを所定位置で折り曲げ、前記粘着剤層に重ね合わせて前記口部を接着封緘することを特徴とするひだ付き紙袋。
  2. 将来開封口となる前記紙袋の前記底部閉鎖部が、前記ひだ付き筒状体の他端部を少なくとも一回以上折り曲げ、この折曲げ部を前記ひだ付き筒状体壁面に非接着状態のまま当該折曲げ部を開封用テープ付きの当て紙で包囲固定して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のひだ付き紙袋。
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