JPH10309938A - 車両用窓開閉装置 - Google Patents

車両用窓開閉装置

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JPH10309938A
JPH10309938A JP9118401A JP11840197A JPH10309938A JP H10309938 A JPH10309938 A JP H10309938A JP 9118401 A JP9118401 A JP 9118401A JP 11840197 A JP11840197 A JP 11840197A JP H10309938 A JPH10309938 A JP H10309938A
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JP
Japan
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liquid
open
door
switch
light
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JP9118401A
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Inventor
Masaru Kato
藤 勝 加
Takeshi Ito
藤 雄 伊
Toshihisa Matsumoto
本 俊 央 松
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/40Motors; Magnets; Springs; Weights; Accessories therefor
    • E05Y2201/404Function thereof
    • E05Y2201/422Function thereof for opening
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2201/00Constructional elements; Accessories therefor
    • E05Y2201/40Motors; Magnets; Springs; Weights; Accessories therefor
    • E05Y2201/43Motors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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    • E05Y2800/428Physical or chemical protection against water or ice
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/55Windows

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が水没した場合、ウインドガラスやサン
ルーフリッド等の負荷を自動的に開けることによって、
水没時の安全性を向上させることができる車両用窓開閉
装置を提供する。 【解決手段】 液体センサ6より与えられた液体検出信
号によりモータ5を正回転させるための開駆動信号を発
生するコントローラ7を備えている車両用窓開閉装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のウイン
ドガラスやサンルーフリッド等を電気的に駆動する車両
用窓開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドガラスやサンルーフリ
ッド等を電気的に駆動する車両用窓開閉装置としては、
電源に開閉スイッチを通じてコントローラが電気的に接
続され、このコントローラにモータが電気的に接続さ
れ、モータがウインドガラスやサンルーフリッドに連結
されているものが知られている。このような車両用窓開
閉装置では、開スイッチがオン切換えされることによっ
てコントローラからモータに正方向に電流が供給される
とモータが正回転し、モータが正回転することによって
ウインドガラスやサンルーフリッドが開く。これとは異
なり、閉スイッチがオン切換えされることによってコン
トローラからモータに逆方向に電流が供給されるとモー
タが逆回転し、モータが逆回転することによってウイン
ドガラスやサンルーフリッドが閉る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の車両
用窓開閉装置では、モータを正回転または逆回転するに
は、開スイッチまたは閉スイッチをオン切換えする必要
がある。そして、このような車両用窓開閉装置では、ウ
インドガラスやサンルーフリッドが閉られた車両が水没
した場合、開スイッチのオン切換えによって約5分間は
モータを正回転することができるが、その時間を越える
と、コントローラやモータ等に水が浸入することによっ
て作動できなくなることが実験の結果によって明らかに
されている。そのため、モータを作動できる時間内に開
スイッチをオン切換えすることができればよいが、万が
一に、その時間内に開スイッチをオン切換えすることが
できないと、ウインドガラスやサンルーフリッドを開け
ることが難しくなって安全面で支障があるという問題点
があった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わる車両用窓開閉装置は、
車両が水没した場合、ウインドガラスやサンルーフリッ
ド等の負荷を自動的に開けることによって、水没時の安
全性を向上させることができる車両用窓開閉装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる車両用窓開閉装置では、正回転することにより窓を
開側に移動する一方、逆回転することにより窓を閉側に
移動するモータと、オン切換えにより開指令信号を発生
する開スイッチと、オン切換えにより閉指令信号を発生
する閉スイッチと、液体検出信号を発生する液体センサ
と、開スイッチより与えられた開指令信号および液体セ
ンサより与えられた液体検出信号によりモータを正回転
させるための開駆動信号を発生する一方、閉スイッチよ
り与えられた閉指令信号によりモータを逆回転させるた
めの閉駆動信号を発生するコントローラを備えている構
成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わる車両用窓開閉
装置では、オン切換えによりオート指令信号を発生する
オートスイッチと、開スイッチより開指令信号が与えら
れ且つオートスイッチよりオート指令信号が与えられた
際または液体センサより液体検出信号が与えられた際に
モータを連続的に正回転させるためのオート開駆動信号
を発生する一方、閉スイッチより閉指令信号が与えられ
且つオートスイッチよりオート指令信号が与えられた際
にモータを連続的に逆回転させるためのオート閉駆動信
号を発生するコントローラを備えている構成としたこと
を特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる車両用窓開閉
装置では、液体センサは、車両が水没した際に水が浸入
可能な液体ケースと、液体ケース内に予め定められた距
離を置いて収納されてコントローラにそれぞれ電気的に
接続された一対の電極からなり、一対の電極間に水があ
ることによって液体検出信号を発生する構成としたこと
を特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わる車両用窓開閉
装置では、液体センサは、車両が水没した際に水が浸入
可能な液体ケースと、コントローラに電気的に接続さ
れ、液体ケース内の一方側に配置され、液体検出用光を
発生する発光素子と、コントローラに電気的に接続さ
れ、液体ケースの他方側に配置され、発光素子が発生し
た液体検出用光を受光可能な受光素子からなり、この受
光素子は、液体ケース内に水が入ることにより、発光素
子が発生した液体検出用光を受光できなくなることによ
って液体検出信号を発生する構成としたことを特徴とし
ている。
【0010】この発明の請求項5に係わる車両用窓開閉
装置では、液体センサは、車両が水没した際に水が浸入
可能な液体ケースと、コントローラに電気的に接続さ
れ、液体ケース内の一方側に配置され、液体検出用光を
発生する発光素子と、コントローラに電気的に接続さ
れ、液体ケースの他方側に配置され、発光素子が発生し
た液体検出用光を受光可能な受光素子からなり、この受
光素子は、液体ケース内に水が入ることにより、発光素
子が発生した液体検出用光を受光することによって液体
検出信号を発生する構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項6に係わる車両用窓開閉
装置では、液体センサは、車両が水没した際に水が浸入
可能な液体ケースと、該液体ケース内に配置されていて
磁気を発生し、液体ケース内に浸入した水に浮く磁気フ
ロートと、コントローラに電気的に接続され、該磁気フ
ロートが液体ケース内に浸入した水によって浮いた際に
磁気フロートより発生した磁気を与えられて液体検出信
号を発生するリードスイッチからなる構成としたことを
特徴としている。
【0012】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる車両用窓開
閉装置において、車両が水に漬かると液体センサが液体
検出信号を発生する。すると、コントローラは、モータ
を正回転させるための開駆動信号を発生するため、負荷
が自動的に開側に移動される。それ故、車両が水没した
際、開スイッチをオン切換えすることなく負荷が開く。
【0013】この発明の請求項2に係わる車両用窓開閉
装置において、車両が水に漬かると液体センサが液体検
出信号を発生する。すると、コントローラは、モータを
連続的に正回転させるためのオート開駆動信号を発生す
るため、負荷が自動的に開側に連続的に移動される。そ
れ故、請求項1の作用に加え、負荷の連続的な駆動が確
実に行われる。
【0014】この発明の請求項3に係わる車両用窓開閉
装置において、車両が水に漬かり、液体ケースに水が入
ると、一対の電極間のインピーダンスが下がり、下がっ
たインピーダンスによって液体センサが液体検出信号を
発生する。すると、コントローラがモータを正回転させ
るための開駆動信号を発生する。それ故、請求項1およ
び2の作用に加え、液体ケースの容量や電極間の距離を
適宜変更することによって、液体センサの感度の調整が
行われる。
【0015】この発明の請求項4に係わる車両用窓開閉
装置において、発光素子が発生した液体検出用光は、液
体ケース内に水が浸入していない通常時に受光素子が受
光する。これに反して、車両が水に漬かり、液体ケース
内に水が浸入すると、発光素子から発生した液体検出用
光が水を通して受光素子に受光されなくなることによっ
て液体センサが液体検出信号を発生する。すると、コン
トローラがモータを正回転させるための開駆動信号を発
生する。それ故、請求項1および2の作用に加え、万が
一に、発光素子や受光素子が故障した場合に、液体検出
信号によってコントローラがモータを正回転させるため
の開駆動信号を発生して、負荷が自動的に開側に移動さ
れるから、発光素子や受光素子の故障診断が行われる。
【0016】この発明の請求項5に係わる車両用窓開閉
装置において、発光素子が発生した液体検出用光は、液
体ケース内に水が浸入していない通常時に受光素子が受
光しない。これに反して、車両が水に漬かり、液体ケー
ス内に水が浸入すると、発光素子から発生した液体検出
用光が水を通して受光素子に受光されることによって液
体センサが液体検出信号を発生する。すると、コントロ
ーラがモータを正回転させるための開駆動信号を発生す
る。それ故、請求項1および請求項2の作用に加え、液
体ケースの容量や発光素子から受光素子までの距離を適
宜変更することによって、液体センサの感度の調整が図
られる。
【0017】この発明の請求項6に係わる車両用窓開閉
装置において、車両が水に漬かり、液体ケースに水が入
ると、磁気フロートが水面上に浮いてくる。そして、磁
気フロートがリードスイッチに近付き、磁気フロートか
ら発生している磁気がリードスイッチに与えられると、
リードスイッチが液体検出信号を発生し、コントローラ
がモータを正回転させるための開駆動信号を発生する。
それ故、請求項1および請求項2の作用に加え、磁気フ
ロートとリードスイッチとの組合わせによって、簡素な
構造の液体センサが得られる。
【0018】
【実施例】図1ないし図3には、この発明に係わる車両
用窓開閉装置の第1実施例が示されている。
【0019】図示される車両用窓開閉装置1は、主とし
て、開スイッチ2、閉スイッチ3、オートスイッチ4、
モータ5、液体センサ6、コントローラ7から構成され
ており、コントローラ7に、中央処理回路CPU、電源
回路8、開スイッチ入力回路9、閉スイッチ入力回路1
0、オートスイッチ入力回路11、正回転出力回路1
2、逆回転出力回路13、液体センサ入力回路14、液
体センサ出力回路15が備えられている。
【0020】開スイッチ2は、運転席ドア、助手席ド
ア、後席右ドア、後席左ドアのアームレスト部にそれぞ
れ取付けられている。この開スイッチ2は、常開接点2
aが電源VBに接続され、可動接点2bがコントローラ
7内の開スイッチ入力回路9の入力側に接続されてい
る。開スイッチ2は、オン切換えされることによって開
指令信号を発生する。
【0021】開スイッチ入力回路9は、抵抗から構成さ
れており、開スイッチ2がオン切換えされることによっ
て、抵抗を通じ、図示しない電圧クランプ回路を介し開
指令信号(ハイレベル)を中央処理回路CPUに備えた
開指令信号入力ポート21に与える。
【0022】閉スイッチ3は、運転席ドア、助手席ド
ア、後席右ドア、後席左ドアのアームレスト部にそれぞ
れ取付けられている。この閉スイッチ3は、常開接点3
aが電源VBに接続され、可動接点3bがコントローラ
7内の閉スイッチ入力回路10の入力側に接続されてい
る。閉スイッチ3は、オン切換えされることによって閉
指令信号を発生する。
【0023】閉スイッチ入力回路10は、抵抗から構成
されており、閉スイッチ3がオン切換えされることによ
って、抵抗を通じ、図示しない電圧クランプ回路を介し
閉指令信号(ハイレベル)を中央処理回路CPUに備え
た閉指令信号入力ポート22に与える。
【0024】オートスイッチ4は、運転席ドアのアーム
レスト部に取付けられている。このオートスイッチ4
は、常開接点4aが電源VBに接続され、可動接点4b
がコントローラ7内のオートスイッチ入力回路11の入
力側に接続されている。オートスイッチ4は、オン切換
えされることによってオート指令信号を発生する。
【0025】オートスイッチ入力回路11は、抵抗から
構成されており、オートスイッチ4がオン切換えされる
ことによって、抵抗を通じ、図示しない電圧クランプ回
路を介しオート指令信号(ハイレベル)を中央処理回路
CPUに備えたオート指令信号入力ポート23に与え
る。
【0026】コントローラ7内の電源回路8は、一方が
電源VBに接続され、他方が回路内電源VB1、中央処
理回路CPUに備えた電源ポート24に接続されてい
る。
【0027】電源回路8は、中央処理回路CPUの電源
ポート24に中央処理回路CPUが作動するための所定
の電位を与える。
【0028】モータ5は、車両の運転席ドア内、助手席
ドア内、後席右ドア内、後席左ドア内にそれぞれ配置さ
れており、モータ5には、第1のブラシ端子5a、第2
のブラシ端子5b、図示しないアーマチュアに備えたア
ーマチュアシャフト5cをそれぞれ有しており、アーマ
チュアシャフト5cが図示しないガラス昇降機構を介し
て負荷であるウインドガラス30に結合されている。ウ
インドガラス30は、車両の運転席ドア、助手席ドア、
後席右ドア、後席左ドアにそれぞれ設けられている。こ
の場合、ウインドガラス30に代えて負荷がサンルーフ
リッドであると、アーマチュアシャフト5cがルーフリ
ッド移動機構を介してサンルーフリッドに結合される。
【0029】モータ5では、第1のブラシ端子5aに電
源VBの電圧が与えられるとともに、第2のブラシ端子
5bが接地されると、アーマチュアシャフト5cが正回
転し、アーマチュアシャフト5cが正回転することによ
って、ウインドガラス30を開ける。これに反して、第
2のブラシ端子5bに電源VBの電圧が与えられるとと
もに、第1のブラシ端子5aが接地されると、アーマチ
ュアシャフト5cが逆回転し、アーマチュアシャフト5
cが逆回転することによって、ウインドガラス30を閉
める。
【0030】モータ5の第1のブラシ端子5aは、正回
転出力回路12に接続されている。正回転出力回路12
は、リレー、スイッチングトランジスタから構成されて
おり、中央処理回路CPUに備えた正回転出力ポート2
5に接続されている。
【0031】モータ5の第2のブラシ端子5bは、逆回
転出力回路13に接続されている。逆回転出力回路13
は、リレー、スイッチングトランジスタから構成されて
おりモータ5では、第1のブラシ端子5aに電源VBの
電圧が与えられるとともに、第2のブラシ端子5bが接
地されると、アーマチュアシャフト5cが正回転し、ア
ーマチュアシャフト5cが正回転することによって、ウ
インドガラス30を開ける。これに反して、第2のブラ
シ端子5bに電源VBの電圧が与えられるとともに、第
1のブラシ端子5aが接地されると、アーマチュアシャ
フト5cが逆回転し、アーマチュアシャフト5cが逆回
転することによって、ウインドガラス30を閉める。
【0032】正回転出力回路12は、中央処理回路CP
Uの正回転出力ポート25がハイレベルになることによ
ってオンし、このとき、中央処理回路CPUの逆回転出
力ポート26がローレベルであることによって逆回転出
力回路13がオフしているため、モータ5の第1のブラ
シ端子5aから第2のブラシ端子5bに向けて電流を供
給する。
【0033】逆回転出力回路13は、中央処理回路CP
Uの逆回転出力ポート26がハイレベルになることによ
ってオンし、このとき、中央処理回路CPUの正回転出
力ポート25がローレベルであることによって正回転出
力回路12がオフしているため、モータ5の第2のブラ
シ端子5bから第1のブラシ端子5aに向けて電流を供
給する。
【0034】液体センサ6は、図3に示されるように、
液体ケース6a、第1の電極6b、第2の電極6cから
なり、車両のフロントバンパーの下部とリヤバンパーの
下部とにそれぞれ取付けられている。このとき、液体セ
ンサ6は、車両の運転席ドアの内部、助手席ドアの内
部、後席右ドアの内部、後席左ドアの内部にそれぞれ取
付けられていてもよい。
【0035】液体ケース6aは、箱形をなし、この液体
ケース6aには、上側に配置された天板6a1のほぼ中
央に丸孔状の天板開口6a2が形成されているととも
に、下側に配置された底板6a3のほぼ中央に丸孔状の
底板開口6a4が形成されている。液体ケース6aは、
天板開口6a2を上方に向け、且つ、底板開口6a4を
下方に向け、側部に突出して形成されたブラケット6a
5、6a5が図示しない車体パネルにねじ止められる。
【0036】第1の電極6b、第2の電極6cは一対で
なり、液体ケース6a内に予め定められた距離L1を置
いて離れて配置されている。第1の電極6bの表面に
は、保護被膜6b1が形成されており、第2の電極6c
の表面には、保護被膜6c1が形成されている。
【0037】第1の電極6bは、コントローラ7内の液
体センサ入力回路14に接続されている。第2の電極6
cは、コントローラ7内の液体センサ出力回路15に接
続されている。
【0038】液体センサ入力回路14は、図示しない電
圧クランプ回路を通じて中央処理回路CPUに備えた液
体センサ入力ポート27に接続されている。液体センサ
出力回路15は、図示しない電圧クランプ回路を通じて
中央処理回路CPUに備えた液体センサ出力ポート28
に接続されている。
【0039】液体センサ6では、中央処理回路CPUの
液体センサ出力ポート28から所定の電圧が与えられて
液体センサ出力回路15がオンすることにより、第2の
電極6cと第1の電極6bと間のインピーダンスを介し
て第2の電極6cに電圧が与えられ、第1の電極6bよ
り液体センサ入力回路14を通じて中央処理回路CPU
の液体センサ入力ポート27にインピーダンス値に対応
した電圧値が与えられる。
【0040】そして、液体センサ6では、水没等によっ
て車両が水に漬かることによって、液体ケース6a内に
水が浸入すると、第2の電極6cと第1の電極6b間の
インピーダンスが下がる。すると、第1の電極6bより
液体センサ入力回路14を通じて中央処理回路CPUの
液体センサ入力ポート27に与えられる電圧レベルが上
がる。液体センサ6は、液体ケース6aの容量や電極間
の距離を適宜変更することによって、感度の調整が容易
に行われる。
【0041】一方、中央処理回路CPUでは、運転席ド
ア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアにおいて開ス
イッチ2がオン切換えされることによって発生した開指
令信号(ハイレベル)が開指令信号入力ポート21に取
込まれると、開駆動信号を発生して逆回転出力回路13
をオフしたままで正回転出力回路12をオンし、運転席
ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられ
たモータ5の第1のブラシ端子5aに電源VBの電圧を
与えるとともに、第2のブラシ端子5bを接地して、モ
ータ5のアーマチュアシャフト5cを正回転させ、運転
席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えら
れたウインドガラス30を開ける。
【0042】中央処理回路CPUでは、運転席ドア、助
手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられた閉スイ
ッチ3がオン切換えされることによって発生した閉指令
信号(ハイレベル)が閉指令信号入力ポート21に取込
まれると、閉駆動信号を発生して正回転出力回路12を
オフしたままで逆回転出力回路13をオンし、運転席ド
ア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられた
モータ5の第2のブラシ端子5bに電源VBの電圧を与
えるとともに、第1のブラシ端子5aを接地して、モー
タ5のアーマチュアシャフト5cを逆回転させ、運転席
ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられ
たウインドガラス30を閉める。
【0043】中央処理回路CPUでは、運転席ドアに備
えられたオートスイッチ4がオン切換えされた後に開ス
イッチ2がオン切換えされるか、開スイッチ2がオン切
換えされた後にオートスイッチ4がオン切換えされる
か、オートスイッチ4と開スイッチ2が同時にオン切換
えされるかすると、オート指令信号入力ポート23にオ
ート指令信号(ハイレベル)が取込まれるとともに開指
令信号入力ポート21に開指令信号(ハイレベル)が取
込まれるため、オート開駆動信号を発生して逆回転出力
回路13をオフしたままで正回転出力回路12をオン
し、運転席ドアに備えられたモータ5の第1のブラシ端
子5aに電源VBの電圧を与えるとともに、第2のブラ
シ端子5bを接地して、モータ5のアーマチュアシャフ
ト5cを正回転させ、運転席ドアに備えられたウインド
ガラス30を開ける。このとき、オートスイッチ4がオ
ン切換えされた後に開スイッチ2がオフ切換えされたと
しても、逆回転出力回路13をオフしたままで正回転出
力回路12を連続的にオンし続けることによって、ウイ
ンドガラス30を全開させる。
【0044】中央処理回路CPUでは、運転席ドアに備
えられたオートスイッチ4がオン切換えされた後に閉ス
イッチ3がオン切換えされるか、閉スイッチ3がオン切
換えされた後にオートスイッチ4がオン切換えされる
か、オートスイッチ4と閉スイッチ3が同時にオン切換
えされるかすると、オート指令信号入力ポート23にオ
ート指令信号(ハイレベル)が取込まれるとともに閉指
令信号入力ポート22に閉指令信号(ハイレベル)が取
込まれるため、オート閉駆動信号を発生して正回転出力
回路12をオフしたままで逆回転出力回路13をオン
し、運転席ドアに備えられたモータ5の第2のブラシ端
子5bに電源VBの電圧を与えるとともに、第1のブラ
シ端子5aを接地して、モータ5のアーマチュアシャフ
ト5cを逆正回転させ、運転席ドアに備えられたウイン
ドガラス30を閉める。このとき、オートスイッチ4が
オン切換えされた後に閉スイッチ3がオフ切換えされた
としても、正回転出力回路12をオフしたままで逆回転
出力回路13を連続的にオンし続けることによって、運
転席ドアに備えられたウインドガラス30を全閉させ
る。
【0045】中央処理回路CPUでは、液体センサ6の
液体ケース6a内に水が浸入していない通常時に、図2
に示されるルーチンが実行されている。このとき、第2
の電極6cと第1の電極6bとの間の空間での大きいイ
ンピーダンス値に対応した低い電圧値が液体センサ入力
回路14を通じて取込まれるため、液体センサ6が液体
検出信号を発生せずに、ステップ101からステップ1
02をスキップして通常の動作を行う。
【0046】そして、中央処理回路CPUでは、水没等
によって車両が水に漬かることによって、液体センサ6
の液体ケース6a内に水が浸入すると、図2に示される
ルーチンが実行されている。このとき、第2の電極6c
と第1の電極6bとの間の空間でのインピーダンス値が
小さくなることによって、高い電圧値が液体センサ入力
回路14を通じて取込まれるため液体センサ6が液体検
出信号を発生する。すなわち、液体センサ6が液体検出
信号を発生すると、ステップ101においての判別でス
テップ102に移行し、ステップ102において、運転
席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えら
れた開スイッチ2およびオートスイッチ4がともにオン
切換えされたのと同様にして、オート開駆動信号を発生
して逆回転出力回路13をオフしたままで正回転出力回
路12を連続的にオンし、運転席ドア、助手席ドア、後
席右ドア、後席左ドアに備えられたモータ5の第1のブ
ラシ端子5aに電源VBの電圧を与えるとともに、第2
のブラシ端子5bを接地して、モータ5のアーマチュア
シャフト5cを連続的に正回転させ、運転席ドア、助手
席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられたウインド
ガラス30を全開させる。
【0047】このような構造をなす車両用窓開閉装置1
は、液体センサ6が、車両のフロントバンパーの下部と
リヤバンパーの下部とにそれぞれ取付けられ、モータ5
が、車両の運転席ドア内、助手席ドア内、後席右ドア
内、後席左ドア内にそれぞれ取付けられ、開スイッチ
2、閉スイッチ3が運転席ドア、助手席ドア、後席右ド
ア、後席左ドアのアームレスト部にそれぞれ取付けら
れ、オートスイッチ4が運転席ドアのアームレスト部に
取付けられ、コントローラ7がインストルメントパネル
内に配置されて車両に搭載される。
【0048】運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後
席左ドアに備えられたウインドガラス30が閉まってい
るときに、運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席
左ドアに備えられた開スイッチ2がオン切換えされる
と、開指令信号(ハイレベル)が中央処理回路CPUの
開指令信号入力ポート21に取込まれるため、中央処理
回路CPUによって開駆動信号が発生されて逆回転出力
回路13がオフされたままで正回転出力回路12がオン
され、運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ド
アに備えられたモータ5の第1のブラシ端子5aに電源
VBの電圧が与えるとともに第2のブラシ端子5bが接
地され、モータ5のアーマチュアシャフト5cが正回転
され、運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ド
アに備えられたウインドガラス30が開く。このとき、
液体センサ6は、液体ケース6a内に水が浸入していな
いので、第2の電極6cと第1の電極6bとの間の空間
での大きいインピーダンス値に対応した低い電圧値が液
体センサ入力回路14を通じて取込まれるため、液体検
出信号を発生しない。
【0049】運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後
席左ドアに備えられたウインドガラス30が開いている
ときに、閉スイッチ3がオン切換えされると、閉指令信
号(ハイレベル)が中央処理回路CPUの閉指令信号入
力ポート21に取込まれるため、中央処理回路CPUに
よって閉駆動信号が発生されて正回転出力回路12がオ
フされたままで逆回転出力回路13がオンされ、運転席
ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられ
たモータ5の第2のブラシ端子5bに電源VBの電圧が
与えるとともに第1のブラシ端子5aが接地され、モー
タ5のアーマチュアシャフト5cが逆回転され、運転席
ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備えられ
たウインドガラス30が閉まる。このとき、液体センサ
6は、液体ケース6a内に水が浸入していないので、第
2の電極6cと第1の電極6bとの間の空間での大きい
インピーダンス値に対応した低い電圧値が液体センサ入
力回路14を通じて取込まれるため、液体検出信号を発
生しない。
【0050】運転席ドアに備えられたウインドガラス3
0が閉まっているときに、オートスイッチ4がオン切換
えされた後に開スイッチ2がオン切換えされるか、開ス
イッチ2がオン切換えされた後にオートスイッチ4がオ
ン切換えされるか、オートスイッチ4と開スイッチ2が
同時にオン切換えされるかすると、中央処理回路CPU
のオート指令信号入力ポート23にオート指令信号(ハ
イレベル)が取込まれるとともに中央処理回路CPUの
開指令信号入力ポート21に開指令信号(ハイレベル)
が取込まれるため、中央処理回路CPUによってオート
開駆動信号が発生されて、その後に開スイッチ2がオフ
切換えされてからも、逆回転出力回路13がオフされた
ままで正回転出力回路12が連続的にオンされ、運転席
ドアに備えられたモータ5の第1のブラシ端子5aに電
源VBの電圧が与えるとともに、第2のブラシ端子5b
が接地され、モータ5のアーマチュアシャフト5cが正
回転され、運転席ドアに備えられたウインドガラス30
が全開する。このとき、液体センサ6は、液体ケース6
a内に水が浸入していないので、第2の電極6cと第1
の電極6bとの間の空間での大きいインピーダンス値に
対応した低い電圧値が液体センサ入力回路14を通じて
取込まれるため、液体検出信号を発生しない。
【0051】運転席ドアに備えられたウインドガラス3
0が開いているときに、オートスイッチ4がオン切換え
された後に閉スイッチ3がオン切換えされるか、閉スイ
ッチ3がオン切換えされた後にオートスイッチ4がオン
切換えされるか、オートスイッチ4と閉スイッチ3が同
時にオン切換えされるかすると、中央処理回路CPUの
オート指令信号入力ポート23にオート指令信号(ハイ
レベル)が取込まれるとともに閉指令信号入力ポート2
2に閉指令信号(ハイレベル)が取込まれるため、中央
処理回路CPUによってオート閉駆動信号が発生され
て、その後に閉スイッチ3がオフ切換えされてからも、
正回転出力回路12がオフされたままで逆回転出力回路
13が連続的にオンされ、運転席ドアに備えられたモー
タ5の第2のブラシ端子5bに電源VBの電圧が与える
とともに、第1のブラシ端子5aが接地され、モータ5
のアーマチュアシャフト5cが逆回転され、運転席ドア
に備えられたウインドガラス30が全閉する。このと
き、液体センサ6は、液体ケース6a内に水が浸入して
いないので、第2の電極6cと第1の電極6bとの間の
空間での大きいインピーダンス値に対応した低い電圧値
が液体センサ入力回路14を通じて取込まれるため、液
体検出信号を発生しない。
【0052】そして、走行中の車両が万が一に水没する
ことによって、液体センサ6の液体ケース6a内に水が
浸入すると、第2の電極6cと第1の電極6bとの間の
空間でのインピーダンス値が小さくなることによって、
高い電圧値が液体センサ入力回路14を通じて取込まれ
るため、液体センサ6が液体検出信号を発生し、運転席
ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアのそれぞれ
の開スイッチ2およびオートスイッチ4がともにオン切
換えされたのと同様にして、中央処理回路CPUによっ
てオート開駆動信号が発生されて逆回転出力回路13を
オフしたままで正回転出力回路12を連続的にオンし、
運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備
えられたモータ5の第1のブラシ端子5aに電源VBの
電圧が与えるとともに、第2のブラシ端子5bが接地さ
れ、モータ5のアーマチュアシャフト5cが連続的に正
回転され、運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席
左ドアに備えられたウインドガラス30が全開される。
【0053】上述したように、車両が水に漬かり、予め
定められた量を越えて水が溜まることによって、液体セ
ンサが液体検出信号を発生すると、コントローラ7が運
転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後席左ドアに備え
られたモータ5を正回転させて、運転席ドア、助手席ド
ア、後席右ドア、後席左ドアに備えられたウインドガラ
ス30を全開させるため、運転席ドア、助手席ドア、後
席右ドア、後席左ドアに備えられた開スイッチ2をオン
切換えする必要がない。
【0054】図4には、この発明に係わる車両用窓開閉
装置の第2実施例が示されており、液体センサ6の構造
についてのみ示されている。
【0055】この場合、液体センサ6は、液体ケース6
a、発光素子6d、受光素子6eからなり、車両のフロ
ントバンパーの下部とリヤバンパーの下部とにそれぞれ
取付けられている。このとき、液体センサ6は、車両の
運転席ドアの内部、助手席ドアの内部、後席右ドアの内
部、後席左ドアの内部にそれぞれ取付けられていてもよ
い。
【0056】液体ケース6aは、箱形をなし、この液体
ケース6aには、上側に配置された天板6a1のほぼ中
央に丸孔状の天板開口6a2が形成されているととも
に、下側に配置された底板6a3のほぼ中央に丸孔状の
底板開口6a4が形成されている。そして、液体ケース
6aには、側方に配置された側板6a6に透明な台形の
センサブロック6a7が嵌め込まれており、天板開口6
a2を上方に向け、且つ、底板開口6a4を下方に向
け、側部に突出して形成されたブラケット6a5、6a
5が図示しない車体パネルにねじ止められる。
【0057】発光素子6dは、センサブロック6a7の
一方側に嵌め込まれている。この発光素子6dは、コン
トローラ7に備えた液体センサ出力回路(図1参照、)
15に電気的に接続されているため、液体センサ出力回
路15から与えられた電圧信号によってセンサブロック
6a7の端面6a8に対して予め定められた角度だけ傾
斜した液体検出用光を発生する。
【0058】受光素子6eは、センサブロック6a7の
他方側に嵌め込まれている。この受光素子6eは、発光
素子6dから離れた位置で、センサブロック6a7の端
面6a8に対して予め定められた角度だけ傾斜して取付
けられている。受光素子6eは、コントローラ7に備え
た液体センサ入力回路(図1参照、)14に電気的に接
続されているため、側板6a6の内面側のセンサブロッ
ク6a7の端面6a8において反射した発光素子6dか
らの液体検出用光を受光する。
【0059】この場合の液体センサ6では、液体ケース
6a内に水が侵入していない通常時に、発光素子6dか
ら発生した液体検出用光がセンサブロック6a7の端面
6a8において全反射するため、発光素子6dから発生
した液体検出用光のほとんどが受光素子6eによって受
光され、液体検出信号が発生されない。
【0060】上記に反し、水没等によって車両が水に漬
かることによって、液体ケース6a内に水が浸入する
と、発光素子6dから発生した液体検出用光がセンサブ
ロック6a7の端面6a8において全反射しなくなるた
め、発光素子6dから発生した液体検出用光が受光素子
6eによって受光されなくなり、液体センサ6が液体検
出信号を発生するようになっている。
【0061】そして、この場合の液体センサ6では、万
が一に、発光素子6dが液体検出用光を発生しなくなっ
たり、または受光素子6eが液体検出用光を受光しなく
なったりして故障した場合にも、液体検出信号が発生す
ることによってコントローラ7が運転席ドア、助手席ド
ア、後席右ドア、後席左ドアに備えられたモータ5を正
回転させて、運転席ドア、助手席ドア、後席右ドア、後
席左ドアに備えられたウインドガラス30を全開させる
ため、発光素子6dや受光素子6eの故障診断となる。
【0062】なお、この第2実施例において、受光素子
6eを発光素子6dから離れた位置で、センサブロック
6a7の端面6a8に対して第2の実施例とは異なる角
度でもって傾斜して取付けることによって、液体ケース
6a内に水が侵入していない通常時に、発光素子6dか
ら発生した液体検出用光が受光素子6eによって受光さ
れないようにするとともに、液体ケース6a内に水が侵
入した際に、発光素子6dから発生した液体検出用光が
センサブロック6a7の端面6a8において全反射して
受光素子6eによって受光されるようにして、受光素子
6eが液体検出用光を受光することによって液体検出信
号が発生するようにしてもよい。その場合も、液体ケー
ス6aの容量や発光素子6dから受光素子6eまでの距
離や側板6a6に対する傾斜角度を適宜変更することに
よって、感度の調整が容易に行われる。
【0063】図5には、この発明に係わる車両用窓開閉
装置の第3実施例が示されており、液体センサ6の構造
についてのみ示されている。
【0064】この場合、液体センサ6は、液体ケース6
a、磁気フロート6f、リードスイッチ6gからなり、
車両のフロントバンパーの下部とリヤバンパーの下部と
にそれぞれ取付けられている。このときも、液体センサ
6は、車両の運転席ドアの内部、助手席ドアの内部、後
席右ドアの内部、後席左ドアの内部にそれぞれ取付けら
れていてもよい。
【0065】液体ケース6aは、箱形をなし、この液体
ケース6aには、上側に配置された天板6a1に丸孔状
の天板開口6a2が形成されているとともに、下側に配
置された底板6a3のほぼ中央に丸孔状の底板開口6a
4が形成されている。そして、液体ケース6aは、側部
に突出して形成されたブラケット6a5、6a5が図示
しない車体パネルにねじ止められる。
【0066】リードスイッチ6gは、筒状に形成されて
いて液体ケース6aのほぼ中央に起立して取付けられた
ホルダ6h内に収容されており、リード線6iがコント
ローラ7に備えた液体センサ入力回路(図1参照、)1
4に電気的に接続されている。
【0067】磁気フロート6fは、発泡材によって円環
形にして磁性体の粉末が分散して形成され、リードスイ
ッチ6gのホルダ6hに図5中上方および下方に移動可
能に挿通されている。
【0068】この場合の液体センサ6では、液体ケース
6a内に水が侵入していない通常時に、磁気フロート6
fがホルダ6hの下方にあるためリードスイッチ6gか
ら離れていて液体検出信号を発生しない。これに反し
て、液体センサ6は、液体ケース6a内に水が侵入する
と、磁気フロート6fが水面上に浮き、ホルダ6hに支
持されながら上方に移動してくる。すると、磁気フロー
ト6fがリードスイッチ6gに近付き、磁気フロート6
fが発生している磁気がリードスイッチ6gに与えられ
ることによって液体センサ6が液体検出信号を発生す
る。
【0069】そして、この場合では、磁気フロート6f
とリードスイッチ6gとの組合わせによって液体センサ
6の構造が簡素になる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる車両用窓開閉装置によれば、車両が水に
漬かると液体センサが液体検出信号を発生する。する
と、コントローラは、モータを正回転させるための開駆
動信号を発生するため、負荷が自動的に開側に移動され
る。よって、車両が水没した場合、ウインドガラスやサ
ンルーフリッド等の負荷を自動的に開けることができる
ので、水没時の安全性を向上させることができるという
優れた効果を奏する。
【0071】この発明の請求項2に係わる車両用窓開閉
装置によれば、車両が水に漬かると液体センサが液体検
出信号を発生する。すると、コントローラは、モータを
連続的に正回転させるためのオート開駆動信号を発生す
るため、負荷が自動的に開側に連続的に移動される。そ
れ故、請求項1の効果に加え、負荷を確実に全開させる
ことができるという優れた効果を奏する。
【0072】この発明の請求項3に係わる車両用窓開閉
装置によれば、車両が水に漬かり、液体ケース内に水が
浸入すると、一対の電極間のインピーダンスが下がり、
下がったインピーダンスによって液体センサが液体検出
信号を発生する。すると、コントローラがモータを正回
転させるための開駆動信号を発生する。それ故、請求項
1および2の効果に加え、液体ケースの容量や電極間の
距離を適宜変更することによって、液体センサの感度の
調整を容易に行うことができるという優れた効果を奏す
る。
【0073】この発明の請求項4に係わる車両用窓開閉
装置によれば、発光素子が発生した液体検出用光は、液
体ケース内に水が浸入していない通常時に受光素子が受
光する。これに反して、車両が水に漬かり、液体ケース
内に水が浸入すると、発光素子から発生した液体検出用
光が水を通して受光素子に受光されなくなることによっ
て液体センサが液体検出信号を発生する。すると、コン
トローラがモータを正回転させるための開駆動信号を発
生する。それ故、請求項1および2の効果に加え、万が
一に、発光素子や受光素子が故障した場合に、液体検出
信号によってコントローラがモータを正回転させるため
の開駆動信号を発生して、負荷が自動的に開側に移動さ
れるから、発光素子や受光素子の故障診断が行われると
いう優れた効果を奏する。
【0074】この発明の請求項5に係わる車両用窓開閉
装置によれば、発光素子が発生した液体検出用光は、液
体ケース内に水が浸入していない通常時に受光素子が受
光しない。これに反して、車両が水に漬かり、液体ケー
ス内に水が浸入すると、発光素子から発生した液体検出
用光が水を通して受光素子に受光されることによって液
体センサが液体検出信号を発生する。すると、コントロ
ーラがモータを正回転させるための開駆動信号を発生す
る。それ故、請求項1および請求項2の効果に加え、液
体ケースの容量や発光素子から受光素子までの距離を適
宜変更することによって、液体センサの感度の調整が図
られるという優れた効果を奏する。
【0075】この発明の請求項6に係わる車両用窓開閉
装置によれば、車両が水に漬かり、液体ケースに水が入
ると、磁気フロートが水面上に浮いてくる。そして、磁
気フロートがリードスイッチに近付き、磁気フロートか
ら発生している磁気がリードスイッチに与えられると、
リードスイッチが液体検出信号を発生し、コントローラ
がモータを正回転させるための開駆動信号を発生する。
それ故、請求項1および請求項2の効果に加え、磁気フ
ロートとリードスイッチとの組合わせによって、簡素な
構造の液体センサが得られるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる車両用窓開閉装置の第1実施
例のブロック構成図である。
【図2】図1に示した車両用窓開閉装置において液体セ
ンサよりの信号を取込む際の制御ルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【図3】図1に示した車両用窓開閉装置に用いた液体セ
ンサの縦断側面図である。
【図4】この発明に係わる車両用窓開閉装置の第2実施
例に用いた液体センサの縦断側面図である。
【図5】この発明に係わる車両用窓開閉装置の第3実施
例に用いた液体センサの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 車両用窓開閉装置 2 開スイッチ 3 閉スイッチ 4 オートスイッチ 5 モータ 6 液体センサ 6a 液体ケース 6b (電極)第1の電極 6c (電極)第2の電極 6d 発光素子 6e 受光素子 6f 磁気フロート 6g リードスイッチ 7 コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正回転することにより窓を開側に移動す
    る一方、逆回転することにより該窓を閉側に移動するモ
    ータと、 オン切換えにより開指令信号を発生する開スイッチと、 オン切換えにより閉指令信号を発生する閉スイッチと、 液体検出信号を発生する液体センサと、 上記開スイッチより与えられた開指令信号および上記液
    体センサより与えられた液体検出信号により上記モータ
    を正回転させるための開駆動信号を発生する一方、上記
    閉スイッチより与えられた閉指令信号により該モータを
    逆回転させるための閉駆動信号を発生するコントローラ
    を備えていることを特徴とする車両用窓開閉装置。
  2. 【請求項2】 オン切換えによりオート指令信号を発生
    するオートスイッチと、 開スイッチより開指令信号が与えられ且つ上記オートス
    イッチよりオート指令信号が与えられた際または液体セ
    ンサより液体検出信号が与えられた際にモータを連続的
    に正回転させるためのオート開駆動信号を発生する一
    方、閉スイッチより閉指令信号が与えられ且つ該オート
    スイッチよりオート指令信号が与えられた際にモータを
    連続的に逆回転させるためのオート閉駆動信号を発生す
    るコントローラを備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用窓開閉装置。
  3. 【請求項3】 液体センサは、車両が水没した際に水が
    浸入可能な液体ケースと、該液体ケース内に予め定めら
    れた距離を置いて収納されてコントローラにそれぞれ電
    気的に接続された一対の電極からなり、一対の電極間に
    水があることによって液体検出信号を発生することを特
    徴とする請求項1または2に記載の車両用窓開閉装置。
  4. 【請求項4】 液体センサは、車両が水没した際に水が
    浸入可能な液体ケースと、コントローラに電気的に接続
    され、該液体ケース内の一方側に配置され、液体検出用
    光を発生する発光素子と、コントローラに電気的に接続
    され、該液体ケースの他方側に配置され、発光素子が発
    生した液体検出用光を受光可能な受光素子からなり、こ
    の受光素子は、液体ケース内に水が入ることにより、発
    光素子が発生した液体検出用光を受光できなくなること
    によって液体検出信号を発生することを特徴とする請求
    項1または2に記載の車両用窓開閉装置。
  5. 【請求項5】 液体センサは、車両が水没した際に水が
    浸入可能な液体ケースと、コントローラに電気的に接続
    され、該液体ケース内の一方側に配置され、液体検出用
    光を発生する発光素子と、コントローラに電気的に接続
    され、該液体ケースの他方側に配置され、発光素子が発
    生した液体検出用光を受光可能な受光素子からなり、こ
    の受光素子は、液体ケース内に水が入ることにより、発
    光素子が発生した液体検出用光を受光することによって
    液体検出信号を発生することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の車両用窓開閉装置。
  6. 【請求項6】 液体センサは、車両が水没した際に水が
    浸入可能な液体ケースと、該液体ケース内に配置されて
    いて磁気を発生し、液体ケース内に浸入した水に浮く磁
    気フロートと、コントローラに電気的に接続され、該磁
    気フロートが液体ケース内に浸入した水によって浮いた
    際に磁気フロートより発生した磁気を与えられて液体検
    出信号を発生するリードスイッチからなることを特徴と
    する請求項1または2に記載の車両用窓開閉装置。
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