JPH1171961A - パワーウィンド開閉装置 - Google Patents

パワーウィンド開閉装置

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JPH1171961A
JPH1171961A JP9231320A JP23132097A JPH1171961A JP H1171961 A JPH1171961 A JP H1171961A JP 9231320 A JP9231320 A JP 9231320A JP 23132097 A JP23132097 A JP 23132097A JP H1171961 A JPH1171961 A JP H1171961A
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JP
Japan
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liquid level
vehicle
motor
opening
power window
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JP9231320A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawamura
佳浩 河村
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が浸水した場合でも、搭乗者の水死を回
避して、安全性を向上することのできるパワーウィンド
開閉装置を提供する。 【解決手段】 パワーウィンドモータ制御回路13は、
アップスイッチ11からの閉信号またはダウンスイッチ
12からの開信号に応じてモータ2を駆動させて車両の
ウィンドガラスを開閉動作させ、液面検出センサ4は、
水の液面に対する接触の有無を検出し、浸水検知回路3
は、液面検出センサで検出された液面検出信号に基づき
車両が浸水したか否かを判定し、車両が浸水したと判定
された場合には、モータを駆動させて車両のウィンドガ
ラスを開動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に適用される
ウィンドガラスをモータ等の駆動源によって開閉動作さ
せるパワーウィンド開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車にはモータによりウィンドガラス
を自動的に開閉動作させるパワーウィンド開閉装置が装
備されている。このパワーウィンド開閉装置では、アッ
プスイッチまたはダウンスイッチから、ウィンドガラス
を閉動作させるための閉信号または開動作させるための
開信号がパワーウィンドモータ制御回路に入力される。
【0003】すると、該パワーウィンドモータ制御回路
は、閉信号または開信号に応じてモータを正転または逆
転させるためのモータ駆動信号をモータに出力するの
で、モータ駆動信号を受けたモータは、ウィンドガラス
を開動作または開閉動作させる。
【0004】この種のパワーウィンド開閉装置を備えた
自動車は、通常では、道路等を走行しているが、転落事
故や運転ミスやその他の理由で、自動車が川や海等に落
ちて、浸水する場合もありうる。このような場合に、ド
アを開けると、自動車の水没が促進されるため、一般に
は、運転者等がウィンドガラスを開動作させる。これに
よって、搭乗者は、開状態のウィンドガラスとサッシと
の隙間を通り抜けて、車両から脱出することで、水死を
回避することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
が浸水した場合には、搭乗者は、咄嗟の事故等の非常事
態に驚き、ウィンドガラスを開動作させる判断や操作が
できない場合が多い。また、浸水のために、パワーウィ
ンド開閉装置の電気回路が、動作しなくなるということ
もありうる。このため、搭乗者が車両から逃げ遅れて、
水死するという例が実際に報告されている。
【0006】本発明は、車両が浸水した場合でも、搭乗
者の水死を回避して、安全性を向上することのできるパ
ワーウィンド開閉装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の手段を採用した。請求項1の発明は、
モータと、車両のウィンドガラスの開閉を指示するアッ
プスイッチ及びダウンスイッチと、このアップスイッチ
からの閉信号またはダウンスイッチからの開信号に応じ
て前記モータを駆動させて車両のウィンドガラスを開閉
動作させるパワーウィンドモータ制御回路とを備えたパ
ワーウィンド開閉装置において、水の液面に対する接触
の有無を検出する液面検出手段と、この液面検出手段で
検出された液面検出信号に基づき前記車両が浸水したか
否かを判定し、車両が浸水したと判定された場合には、
前記モータを駆動させて前記車両のウィンドガラスを開
動作させる浸水制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この発明によれば、液面検出手段が、水の
液面に対する接触の有無を検出すると、浸水制御手段
が、液面検出手段で検出された液面検出信号に基づき車
両が浸水したか否かを判定し、車両が浸水したと判定さ
れた場合には、モータを駆動させて車両のウィンドガラ
スを開動作させるので、車両が浸水した場合でも、搭乗
者の水死を回避して、安全性を向上することができる。
【0009】請求項2及び請求項5の発明のように、前
記液面検出手段は、発光側光ファイバと、受光側光ファ
イバと、前記水の液面に触れない場合には前記発光側光
ファイバからの光を前記受光側光ファイバに反射させ、
前記水の液面に触れた場合には前記発光側光ファイバか
らの光を水中に透過させる反射透過部材とを有すること
を特徴とする。
【0010】この発明によれば、反射通過部材は、水の
液面に触れない場合に発光側光ファイバからの光を受光
側光ファイバに反射させるので、液面検出手段がON
し、水の液面に触れた場合には発光側光ファイバからの
光を水中に透過させるので、液面検出手段がOFFする
から、水の液面に対する接触の有無を検出することがで
きる。
【0011】請求項3の発明のように、前記浸水制御手
段は、共通端子が前記モータに接続される切替回路を有
し、車両が浸水しないと判定された場合には、前記切替
回路の一端を前記パワーウィンドモータ制御回路に接続
させ、車両が浸水したと判定された場合には、前記切替
回路の他端を電源に接続させることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、浸水制御手段は、車両
が浸水しないと判定された場合には、切替回路の一端を
パワーウィンドモータ制御回路に接続させるので、パワ
ーウィンドモータ制御回路によりモータが回転し、車両
が浸水したと判定された場合には、前記切替回路の他端
を電源に接続させるので、該電源によりモータが回転し
て車両のウィンドガラスを開動作させることができる。
【0013】請求項4の発明は、モータと、車両のウィ
ンドガラスの開閉を指示するアップスイッチ及びダウン
スイッチと、このアップスイッチからの閉信号またはダ
ウンスイッチからの開信号に応じて前記モータを駆動さ
せて車両のウィンドガラスを開閉動作させるパワーウィ
ンドモータ制御回路とを備えたパワーウィンド開閉装置
において、水の液面に対する接触の有無を検出する液面
検出手段と、この液面検出手段で検出された液面検出信
号に基づき前記車両が浸水したか否かを判定し、車両が
浸水したと判定された場合には、前記車両のウィンドガ
ラスを開動作させるための開信号を前記パワーウィンド
モータ制御回路に出力する浸水制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0014】この発明によれば、液面検出手段が、水の
液面に対する接触の有無を検出すると、浸水制御手段
が、液面検出手段で検出された液面検出信号に基づき車
両が浸水したか否かを判定し、車両が浸水したと判定さ
れた場合には、車両のウィンドガラスを開動作させるた
めの開信号をパワーウィンドモータ制御回路に出力する
ので、パワーウィンドモータ制御回路が開信号により車
両のウィンドガラスを開動作させるので、車両が浸水し
た場合でも、搭乗者の水死を回避して、安全性を向上す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパワーウィンド開
閉装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1に本発明の実施の形態1のパワーウィンド開閉装置
の構成ブロック図を示す。図2にパワーウィンド開閉装
置の車両への実装配置を示す。
【0016】<実施の形態1>図1に示すパワーウィン
ド開閉装置は、アップスイッチまたはダウンスイッチが
操作されたとき、そのスイッチ操作に応じてモータを正
転または逆転することで車両のウィンドガラスを開閉動
作させるもので、図2に示す運転席ユニットのドア6の
内部に設けられている。なお、このパワーウィンド開閉
装置は、運転席ユニットと同様に、助手席ユニット,左
後部席ユニット及び右後部席ユニットの各ユニットにも
設けられている。
【0017】このパワーウィンド開閉装置は、モータ
2、モータ2を回転駆動してウィンドガラスを開閉動作
させるパワーウィンド制御回路1、水の液面5に対する
接触の有無を検出する液面検出センサ4、この液面検出
センサ4の液面検出信号に基づき車両が浸水したか否か
を判定し、車両が浸水した場合にはモータ2を回転駆動
してウィンドガラス7を開動作させる浸水制御手段とし
ての浸水検出回路3を有し、これらの各部は図2に示す
ようにドア内部に設けられている。
【0018】パワーウィンド制御回路1は、アップスイ
ッチ11からの閉信号またはダウンスイッチ12からの
開信号によりモータ2を正転または逆転させるもので、
アップスイッチ11、ダウンスイッチ12、パワーウィ
ンドモータ制御回路13、リレー14等を有する。
【0019】アップスイッチ11はウィンドガラスを閉
(アップ)動作させ、ダウンスイッチ12はウィンドガ
ラスを開(ダウン)動作させる。なお、例えば、オート
スイッチを設け、このオートスイッチにより、ウィンド
ガラス7の全閉動作及び全開動作を自動的に行なわせて
もよい。
【0020】リレー14は、電磁コイル15と接片16
と接片17とを有し、図示しないイグニッションからの
駆動電圧(+B)が接片16の端子b及び接片17の端
子aに印加されるととも、電磁コイル15の一端に印加
されている。モータ2の一端は、接片17の端子cに接
続され、モータ2の他端は、浸水検知回路3に有するリ
レー35の接片37の端子cに接続され、接片37の端
子bは、モータ2の接片16の端子cに接続されてい
る。
【0021】接片16は、通常時(NC)には端子aに
接続され、ウィンドガラス7の開動作時には端子bに接
続される。接片17は、通常時には端子bに接続され、
ウィンドガラス7の閉動作時には端子aに接続される。
接片37は、通常時には端子bに接続され、浸水検知時
には端子aに接続される。
【0022】パワーウィンドモータ制御回路13は、ダ
ウンスイッチ12からの開信号により、リレー14の電
磁コイル15を駆動させることで接片16、接片17及
び接片37を端子bに接続させ、モータ2に正方向の駆
動電流を流すことで、ウィンドガラス7を開動作させ
る。
【0023】パワーウィンドモータ制御回路13は、ア
ップスイッチ11からの閉信号により、リレー14の電
磁コイル15を駆動させることで接片16及び接片17
を端子aに接続させるとともに、接片37を端子bに接
続させ、モータ2に逆方向の駆動電流を流すことで、ウ
ィンドガラス7を閉動作させる。
【0024】浸水検知回路3は、ダイオード31、浸水
検知用バッテリ32、制御回路33、センサアンプ3
4、リレー35を有する。浸水検出用バッテリ32、制
御回路33、センサアンプ34、リレー35には、ダイ
オード31を介して電源+Bが供給されている。
【0025】センサアンプ34は、液面検出センサ4で
検出された液面検出信号を所定のレベル値まで増幅して
制御回路33に送る。リレー35は、電磁コイル36、
接片37を有して構成される。電磁コイル36の一端は
制御回路33に接続され、電磁コイル36の他端及び端
子aはダイオード31のカソードに接続されている。
【0026】制御回路33は、センサアンプ34から、
水の液面5に対して接触したことを示す液面検出信号が
入力されたとき、リレー35の電磁コイル36を駆動さ
せることで、接片37を端子aに接続させ、ダイオード
31、及びリレー35を介してモータ2に駆動電流を流
すことで、ウィンドガラス7を開動作させる。
【0027】図3に液面検出センサの構成を示す。図3
に示す液面検出センサ4は、反射透過部材としての先端
尖部42を有するとともに透明でテフロン加工されたケ
ース41、このケース41内に設けられた発光側光ファ
イバ43及び受光側光ファイバ44を有して構成され
る。ケース41は、テフロン加工されているため、この
ケース41には水滴等が付着しないようになっている。
【0028】発光側光ファイバ43及び受光側光ファイ
バ44のそれぞれは、隙間部46を挟んで左右対称に配
置され、図4に示すように液面検出センサ4が液面5に
浸水しない状態、すなわち、空気中または固体に触れて
いる状態では、テフロンと空気との屈折率の差のため、
発光側光ファイバ43に入射した光47が先端尖部42
で2回反射されて、光が受光側光ファイバ44に戻り、
センサが0Nとなるようになっている。
【0029】また、図5に示すように液面検出センサ4
が液面5に浸水した状態では、発光側光ファイバ43に
入射した光48が先端尖部42を透過し、センサがOF
Fとなるようになっている。
【0030】次に、このように構成されたパワーウィン
ド開閉装置の動作を図6に示すフローチャートに従って
説明する。まず、液面検出センサ4が図4に示すよう
に、液面5に浸水しない状態では、発光側光ファイバ4
3に入射した光47が先端尖部42で2回反射されて、
反射光が受光側光ファイバ44に入射するので、液面検
出センサ4は0N状態の液面検出信号をセンサアンプ3
4に出力する。
【0031】一方、液面検出センサ4が図5に示すよう
に液面5に浸水した状態では、発光側光ファイバ43に
入射した光48が先端尖部42を透過するので、液面検
出センサ4は0FF状態の液面検出信号をセンサアンプ
34に出力する。
【0032】次に、制御回路33は、センサアンプ34
を介して液面検出センサ4からの液面検出信号により、
液面検出センサ4がOFFかどうかを判定する(ステッ
プS11)。
【0033】液面検出センサ4がONである場合、すな
わち、車両が浸水状態になっていない場合には、制御回
路33は、リレー35をOFFさせる(ステップS1
3)。この場合、リレー35の接片37は、端子bに接
続され、パワーウィンドモータ制御回路13によるモー
タ2の回転駆動が行なわれ、ウィンドガラス7が開閉動
作されるが、この開閉動作を以下のステップS15から
ステップS21において説明する。
【0034】アップスイッチ11またはダウンスイッチ
12をオンすると、アップスイッチ11からの閉信号ま
たはダウンスイッチ12からの開信号がパワーウィンド
モータ制御回路13に入力される。パワーウィンドモー
タ制御回路13はアップスイッチ入力があるかどうかを
判定し(ステップS15)、アップスイッチ入力があれ
ば、ウィンドガラス7の閉動作(アップ動作)を行う
(ステップS17)。
【0035】ウィンドガラス7を閉動作させる場合に
は、パワーウィンドモータ制御回路13は、リレー14
の接片16及び接片17を端子aに接続させるので、駆
動電流が接片17,モータ2,接片37,接片16,抵
抗18を介してアースに流れて、ウィンドガラス7が閉
動作されることになる。
【0036】一方、ステップS15において、アップス
イッチ入力がない場合には、ダウンスイッチ入力がある
かどうかを判定し(ステップS19)、ダウンスイッチ
入力があれば、ウィンドガラス7の開動作(ダウン動
作)を行う(ステップS21)。
【0037】ウィンドガラス7を開動作させる場合に
は、パワーウィンドモータ制御回路13は、リレー14
の接片16及び接片17を端子bに接続させるので、駆
動電流が接片16,接片37,モータ2,接片17,抵
抗18を介してアースに流れて、ウィンドガラス7が開
動作されることになる。
【0038】一方、ステップS11において、液面検出
センサ4がOFFである場合、すなわち、車両が浸水状
態である場合には、制御回路33は、リレー35をON
させる(ステップS23)。この場合、リレー35の接
片37は、端子aに接続される。
【0039】すると、浸水検知回路3からパワーウィン
ド制御回路1及びモータ2に電源が供給される(ステッ
プS25)。そして、電源+Bによる駆動電流が浸水検
知回路3のダイオード31、リレー37、モータ2、接
片17、抵抗18を介してアースに流れるので、ウィン
ドガラス7が開動作される(ステップS27)。
【0040】このように、実施の形態1によれば、液面
検出センサ4で検出された液面検出信号に基づき、浸水
検知回路3が車両の浸水の有無を検知し、車両が浸水し
た場合には、モータ2を駆動してウィンドガラス7を開
動作させるので、車両が浸水した場合でも、搭乗者の水
死を回避して、安全性を向上することができる。
【0041】また、液面検出センサ4を用いているの
で、他のセンサのようにゴミや水滴等で誤動作すること
なく、車両が浸水したことを正確に検知でき、車両の信
頼性が向上する。
【0042】さらに、通常では、電源+Bによりモータ
2、リレー37等に電源供給を行うが、この電源+Bが
浸水により使用不可能となった場合には、浸水検知用バ
ッテリ32によりモータ2、リレー37等に電源供給を
行ってもよい。この浸水検知用バッテリ32は、ドアの
上部に取り付けられるため、車両の電源系が使用不可能
となった後でも、破壊することなく、しかも、ウィンド
ガラス7を1回だけ開動作させるだけで良いから、その
バッテリを小型化できる。
【0043】<実施の形態2>図7に本発明の実施の形
態2のパワーウィンド開閉装置の構成ブロック図を示
す。実施の形態2のパワーウィンド開閉装置において
は、浸水検知回路3aがダイオード31、制御回路33
a、センサアンプ34を有する。
【0044】パワーウィンド制御回路1aは、アップス
イッチ11、ダウンスイッチ12、パワーウィンドモー
タ制御回路13a、リレー14を有する。モータ2の一
端はリレー14の接片16の端子cに接続され、モータ
2の他端は、リレー14の接片17の端子cに接続され
る。
【0045】制御回路33aは、センサアンプ34か
ら、水の液面5に対して接触したことを示す液面検出信
号が入力されたとき、ウィンドガラス7を開動作させる
ための開信号をパワーウィンドモータ制御回路13aに
出力する。
【0046】パワーウィンドモータ制御回路13aは、
制御回路33aからの開信号により、リレー14の電磁
コイル15を駆動させることで接片16、接片17を端
子bに接続させ、モータ2に正方向の駆動電流を流すこ
とで、ウィンドガラス7を開動作させる。
【0047】なお、実施の形態2のその他の構成は、実
施の形態1の対応する部分と同一構成であり、同一部分
には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0048】このような実施の形態2によれば、液面検
出センサ4で検出された液面検出信号に基づき、浸水検
知回路3aが車両の浸水の有無を検知し、車両が浸水し
た場合には、開信号をパワーウィンドモータ制御回路1
3aに送る。そして、パワーウィンドモータ制御回路1
3aがモータ2を駆動してウィンドガラス7を開動作さ
せるので、車両が浸水した場合でも、搭乗者の水死を回
避して、安全性を向上することができる。
【0049】また、実施の形態2では、リレー35が不
要であるので、浸水検知回路3aの構成を簡素化するこ
とができる。
【0050】なお、本発明は実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、実施の形態のパワーウィンド開閉
装置に、挟み込み防止装置を付加して異物の挟み込みを
防止してもよい。
【0051】この挟み込み防止装置においては、パルス
発生器がモータの回転速度に応じた周波数のパルス信号
を発生し、このパルス信号に基づき、速度検出部がモー
タの回転速度を検出し、挟み込み検出部は、検出された
モータの回転速度が所定の速度値以下になった場合に異
物の挟み込みを検出し、挟み込み防止部が、挟み込み検
出部からの挟み込み検出信号により、ウィンドガラスを
所定下降量だけ開動作させる。これによって、異物の挟
み込みを防止することもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、液面検出手段が、水の
液面に対する接触の有無を検出すると、浸水制御手段
が、液面検出手段で検出された液面検出信号に基づき車
両が浸水したか否かを判定し、車両が浸水したと判定さ
れた場合には、モータを駆動させて車両のウィンドガラ
スを開動作させるので、車両が浸水した場合でも、搭乗
者の水死を回避して、安全性を向上することができる。
【0053】また、反射通過部材は、水の液面に触れな
い場合に発光側光ファイバからの光を受光側光ファイバ
に反射させるので、液面検出手段がONし、水の液面に
触れた場合には発光側光ファイバからの光を水中に透過
させるので、液面検出手段がOFFするから、水の液面
に対する接触の有無を検出することができる。
【0054】また、浸水制御手段は、車両が浸水しない
と判定された場合には、切替回路の一端をパワーウィン
ドモータ制御回路に接続させるので、パワーウィンドモ
ータ制御回路によりモータが回転し、車両が浸水したと
判定された場合には、切替回路の他端を電源に接続させ
るので、該電源によりモータが回転して車両のウィンド
ガラスを開動作させることができる。
【0055】また、液面検出手段が、水の液面に対する
接触の有無を検出すると、浸水制御手段が、液面検出手
段で検出された液面検出信号に基づき車両が浸水したか
否かを判定し、車両が浸水したと判定された場合には、
車両のウィンドガラスを開動作させるための開信号をパ
ワーウィンドモータ制御回路に出力するので、パワーウ
ィンドモータ制御回路が開信号により車両のウィンドガ
ラスを開動作させるので、車両が浸水した場合でも、搭
乗者の水死を回避して、安全性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のパワーウィンド開閉装
置の構成ブロック図である。
【図2】実施の形態1のパワーウィンド開閉装置の車両
への実装配置を示す図である。
【図3】液面検出センサの構成を示す図である。
【図4】浸水していない状態にある液面検出センサを示
す図である。
【図5】浸水状態にある液面検出センサを示す図であ
る。
【図6】実施の形態1のパワーウィンド開閉装置の動作
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2のパワーウィンド開閉装
置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 パワーウィンド制御回路 2 モータ 3 浸水検出回路 4 液面検出センサ 5 液面 6 ドア 7 ウィンドガラス 11 アップスイッチ 12 ダウンスイッチ 13 パワーウィンドモータ制御回路 14,35 リレー 15,3617,37 接片 18 抵抗 31 ダイオード 32 浸水検知用バッテリ 33 制御回路 34 センサアンプ 43 発光側光ファイバ 44 受光側光ファイバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、車両のウィンドガラスの開閉
    を指示するアップスイッチ及びダウンスイッチと、この
    アップスイッチからの閉信号またはダウンスイッチから
    の開信号に応じて前記モータを駆動させて車両のウィン
    ドガラスを開閉動作させるパワーウィンドモータ制御回
    路とを備えたパワーウィンド開閉装置において、 水の液面に対する接触の有無を検出する液面検出手段
    と、 この液面検出手段で検出された液面検出信号に基づき前
    記車両が浸水したか否かを判定し、車両が浸水したと判
    定された場合には、前記モータを駆動させて前記車両の
    ウィンドガラスを開動作させる浸水制御手段と、を備え
    ることを特徴とするパワーウィンド開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記液面検出手段は、発光側光ファイバ
    と、受光側光ファイバと、前記水の液面に触れない場合
    には前記発光側光ファイバからの光を前記受光側光ファ
    イバに反射させ、前記水の液面に触れた場合には前記発
    光側光ファイバからの光を水中に透過させる反射透過部
    材とを有することを特徴とする請求項1記載のパワーウ
    ィンド開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記浸水制御手段は、共通端子が前記モ
    ータに接続される切替回路を有し、車両が浸水しないと
    判定された場合には、前記切替回路の一端を前記パワー
    ウィンドモータ制御回路に接続させ、車両が浸水したと
    判定された場合には、前記切替回路の他端を電源に接続
    させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    パワーウィンド開閉装置。
  4. 【請求項4】 モータと、車両のウィンドガラスの開閉
    を指示するアップスイッチ及びダウンスイッチと、この
    アップスイッチからの閉信号またはダウンスイッチから
    の開信号に応じて前記モータを駆動させて車両のウィン
    ドガラスを開閉動作させるパワーウィンドモータ制御回
    路とを備えたパワーウィンド開閉装置において、 水の液面に対する接触の有無を検出する液面検出手段
    と、 この液面検出手段で検出された液面検出信号に基づき前
    記車両が浸水したか否かを判定し、車両が浸水したと判
    定された場合には、前記車両のウィンドガラスを開動作
    させるための開信号を前記パワーウィンドモータ制御回
    路に出力する浸水制御手段と、を備えることを特徴とす
    るパワーウィンド開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記液面検出手段は、発光側光ファイバ
    と、受光側光ファイバと、前記水の液面に触れない場合
    には前記発光側光ファイバからの光を前記受光側光ファ
    イバに反射させ、前記水の液面に触れた場合には前記発
    光側光ファイバからの光を水中に透過させる反射透過部
    材とを有することを特徴とする請求項4記載のパワーウ
    ィンド開閉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190004264A1 (en) * 2017-07-03 2019-01-03 Jr-Hui Hsieh Escape system for a sinking car and an optoelectronic component thereof
JP2021147786A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 株式会社マルナカ パワーウインドウ装置

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