JPH11287068A - パワーウィンドウ制御装置 - Google Patents
パワーウィンドウ制御装置Info
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- JPH11287068A JPH11287068A JP10091499A JP9149998A JPH11287068A JP H11287068 A JPH11287068 A JP H11287068A JP 10091499 A JP10091499 A JP 10091499A JP 9149998 A JP9149998 A JP 9149998A JP H11287068 A JPH11287068 A JP H11287068A
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Abstract
インドウガラスを自動的に降下させる。 【解決手段】 自動車内の水の浸入を検出する水没セン
サ12と、GPSカーナビゲーションシステムを用いて
自動車が海、湖または河川といった水域内に位置してい
る旨を検出する水域検知回路15とを設け、水没センサ
12が水の浸入を検出し、且つ水域検知回路15によっ
て自動車が水域内に位置している旨が検出された場合に
限り、所定の駆動回路20によって自動的にウインドウ
ガラスを開放するよう電動機11のスイッチ切替を行
う。
Description
に配置された正逆回転駆動可能な電動機の駆動によりウ
インドウガラスを昇降制御するパワーウィンドウ制御装
置に関する。
車が水没した場合等においては、自動車内に水が浸入す
るため電気系統が正常に作動しないことがあり、ウイン
ドウガラスを開操作できなくなることがあった。
開示の如く、水没等の緊急時に電気系統の故障等により
動かなくなったパワーウインドウを手動操作により開操
作可能とすべく、パワーウインドウ操作用スイッチ以外
に手動操作用のハンドルを別途、備えた構造のものがあ
った。
来公報に開示の構造によれば、ハンドル側の手動用ピニ
オンとウインドウガラス駆動機構側の歯車とをかみ合わ
せた後、手動によるハンドルの回転操作によってウイン
ドウガラスを開操作する必要があるので、ウインドウガ
ラスの開閉を手動操作できることを忘れていたり、気付
かなかったときには役立たないおそれがあった。
以外に手動操作用のハンドルをドア内側に別途、設ける
必要があり、普段のパワーウインドウ操作時には手動操
作用のハンドルが邪魔になるという問題もあった。
て、水の浸入を感知する水没センサをパワーウインドウ
制御部のまわりに設置し、この水没センサが水の浸入を
感知した場合に自動的にパワーウインドウを降下させ
る、といった技術を提案している(特願平9−2803
23号出願)。
ンサに被ったり、寒冷地等における結露の発生等によ
り、水没センサが誤感知してパワーウインドウが突然開
くことがある。その結果、雨水が窓から進入したり、寒
気が窓から流入する可能性もあり、かかる事態を未然に
防止するための手段が待望されていた。
により誤感知したときにも、自動車の海、湖または河川
等における水没時にのみウインドウガラスが自動的に降
下するパワーウインドウ制御装置を提供することにあ
る。
請求項1に記載の発明は、自動車の各ドアに配置された
正逆回転駆動可能な電動機の駆動によりウインドウガラ
スを昇降制御するパワーウィンドウ制御装置であって、
前記ウインドウガラスを昇降する前記電動機と、運転席
側ドアの下方位置に設置されて自動車内への水の浸入を
検出する水没センサと、所定の地図情報を用いて地図上
の自動車の走行位置が前記地図上の所定の水域内に進入
したか否かを検知判断する水域検知回路と、前記水没セ
ンサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によっ
て自動車が前記水域内に進入している旨が検出された場
合に限り、前記ウインドウガラスを開放するよう前記電
動機のスイッチ切替を行う駆動回路とを備えるものであ
る。
に、操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを
昇降制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動
信号を与える入力操作スイッチと、前記水没センサが水
の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車
が前記水域内に進入している旨が検出された場合に、前
記入力操作スイッチからの閉駆動信号をキャンセルする
逃げ回路とを有せしめられたものである。
に、操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを
昇降制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動
信号を与える入力操作スイッチと、前記水没センサが水
の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車
が前記水域内に進入している旨が検出された場合に、前
記ウインドウガラスを開放するための前記電動機のスイ
ッチ切替を停止する停止回路とを有せしめられたもので
ある。
発明の第1の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を
搭載した自動車を示す斜視図、図2は同じくその回路構
成図である。このパワーウィンドウ制御装置は、図1な
いし図2の如く、自動車の各ドアに配置された正逆回転
駆動可能な電動機(モータ)11の駆動によりウインド
ウガラスを昇降制御するものであって、運転席側ドアの
下方位置に水の浸入を検出する水没センサ12を設ける
とともに、いわゆるGPSカーナビゲーションシステム
(地球的位置確定システム)14内において自動車が
海、湖または河川といった水域内に位置している旨を検
出する水域検知回路15を設けておき、水没センサ12
が水の浸入を検出し、且つ水域検知回路15によって自
動車が海、湖または河川といった水域内に位置している
旨が検出された場合に限り、所定の駆動回路20によっ
て自動的にウインドウガラスを開放するよう電動機11
のスイッチ切替を行うようにするものである。
2bを有せしめられたもので、この両電極12a,12
bの浸水時に水が一定の電気抵抗の導電媒介として機能
するこに因り電流または電圧の変化を検知して水の浸入
を検出する方式のもの等が使用されている。この水没セ
ンサ12の両電極12a,12bは、例えば運転席側ド
アの前端部側内および後端部側内であって当該ドアより
例えば10cm程度下方に互いに離間して設置され、一
方の電極12aは後述の第1のスイッチング素子34に
接続され、他方の電極12bは接地されている。
カーナビゲーションシステム14を利用したものであ
り、衛星からの時刻信号及び位置信号TSを受信するG
PS受信部21と、自動車の速さを検出する車速センサ
22と、自動車の進行方向を検出する振動ジャイロ23
と、CD−ROMに記録した道路や海、湖または河川と
いった水域の位置に関する地図情報を読み出すことがで
きるCD−ROMドライブ25と、GPS受信部21の
検出出力に基づく衛星航法を利用した位置検出結果に対
し車速センサ22及び振動ジャイロ23の検出出力に基
づく自立航法を利用した位置補正を施して地図上におけ
る自動車の正確な位置を決定するナビ制御部24と、ナ
ビ制御部24からの信号に基づいて自動車の地図上の位
置や進行方向等を表示するディスプレイ装置26と、ナ
ビ制御部24の制御に基づいて後述の駆動回路20内の
所定のスイッチング素子35のオン/オフ切替を行う切
替素子27とを備える。
U内において所定のソフトウェアプログラムによって動
作する機能部品であり、自動車の地図上の位置に基づい
て、自動車が海、湖または河川といった水域内に位置し
ているか否かを判別する機能と、水域内に位置している
旨を判別した場合に切替素子27のベースに電圧を印加
してオン切替を行う機能とを少なくとも有している。
ランジスタが使用されており、コレクタが駆動回路20
に、ベースが水域検知回路15にそれぞれ接続されると
ともに、エミッタが接地される。
ア内またはその周囲において水没センサ12の近傍に設
置されており、電動機11の両端に接続されてその正逆
回転駆動及び停止の切替を行う一対のリレー31,32
と、手入力により各リレー31,32のオン/オフ切替
操作を行う入力操作スイッチ33と、この両リレー3
1,32のうち電動機11をガラスウインドウの下降
(開放)方向に切替えるダウンリレー31のオン/オフ
切替を行うようイグニッション電源IG1に対して直列
に接続された一対のスイッチング素子34,35とを備
える。
はガラスウインドウを閉塞方向へ下降させるよう電動機
11を駆動するダウンリレーであり、他方のリレー32
はガラスウインドウを開放方向へ上昇させるよう電動機
11を駆動するアップリレーであり、これらの共通端子
が電動機11の両端にそれぞれ接続されるとともに、そ
れぞれの切替接片が接地側とバッテリ電源(+B)とに
選択的に切り替わるようになっている。
スト等に設置されたシーソー型またはスライド型の三位
置切替スイッチであり、上述の両リレー31,32の励
磁コイルにそれぞれ接続される2接点の各位置と、これ
らの2接点に非接触のニュートラル位置とに対して、イ
グニッション電源IG1を選択的に切替接続するように
なっている。
に接続されたpnp型トランジスタであり、そのうち第
1のスイッチング素子34は、エミッタがイグニッショ
ン電源IG1に、コレクタが第2のスイッチング素子3
5のエミッタに、ベースが一方の電極12aにそれぞれ
接続されている。また、第2のスイッチング素子35
は、エミッタが第1のスイッチング素子34のコレクタ
に、コレクタがダウンリレー31に、ベースがプルダウ
ン抵抗R1を介してカーナビゲーション14内の切替素
子27に接続されている。
装置の論理構成を示すブロック図である。即ち、パワー
ウィンドウ制御装置は、図4の如く、水没センサ12と
水域検知回路15との論理積(AND)41が判断され
るとともに、この論理積41と入力操作スイッチ33の
ダウンスイッチ33aとの論理和(OR)42が判断さ
れ、この論理和42に従ってダウンリレー31が作動し
てオンに切り替わる一方、アップリレー32は入力操作
スイッチ33のアップスイッチ33bのみによって切り
替えられるようになっている。なお、論理積41は、第
1のスイッチング素子34と第2のスイッチング素子3
5との直列回路から形成されるものであり、論理和42
はダウンスイッチ33aと上記論理積41(第1のスイ
ッチング素子34及び第2のスイッチング素子35)と
が並列接続されることで形成されるものである。
いて、操作者により入力操作スイッチ33が操作された
ときには、かかる操作入力に従ってイグニッション電源
IG1からの電圧がいずれかのリレー31,32に印加
され、これに基づいて電動機11が駆動してガラスウイ
ンドウが昇降する。即ち、入力操作スイッチ33のダウ
ンスイッチ33aがオンになったときには、イグニッシ
ョン電源IG1はダウンスイッチ33aを介してダウン
リレー31の励磁コイルに電圧が供給され、これにより
ダウンリレー31の接片が常開接点側に切り替わって、
バッテリ電源(+B)からの電源電圧が電動機11の一
端側に供給されて電動機11を駆動し、ガラスウインド
ウが下降する。逆に、入力操作スイッチ33のアップス
イッチ33bがオンになったときには、イグニッション
電源IG1はアップスイッチ33bを介してアップリレ
ー32の励磁コイルに電圧が供給され、これによりアッ
プリレー32の接片が常開接点側に切り替わって、バッ
テリ電源(+B)からの電源電圧が電動機11の他端側
に供給されて電動機11を駆動し、ガラスウインドウが
上昇する。
われないときは、入力操作スイッチ33はニュートラル
位置の状態に維持され、入力操作スイッチ33から両リ
レー31,32への電圧印加は行われない。
検出した場合に、その水没検出信号が第1のスイッチン
グ素子34のベースに入力され、第1のスイッチング素
子34がオン状態に切り替わる。
の水域検知回路15は、自動車が海、湖または河川とい
った水域内に位置しているかを常時監視している。即
ち、水域検知回路15において、CD−ROMドライブ
25より読み出される地図情報に基づいて、海、湖また
は河川といった水域が特定される一方、GPS受信部2
1、車速センサ22及び振動ジャイロ23に基づいて自
動車の地図上での現在位置が検出され、上記検出された
自動車の位置が上記水域内に位置すると判断されると、
これに応じてナビ制御部24が切替素子27のベースを
ハイ状態とする。その結果、切替素子27はオン状態と
なり、このとき、第1のスイッチング素子34がオンし
ていると、第1のスイッチング素子34を通じて与えら
れるイグニッション電源IG1により電流がプルダウン
抵抗R1に流されるため、このプルダウン抵抗R1の電
圧降下により、これにベース接続している第2のスイッ
チング素子35がオン状態に切り替わる。
合には、第1のスイッチング素子34と第2のスイッチ
ング素子35の両方がオン状態になることから、図4中
の論理積41が水没センサ12と水域検知回路15の論
理積(AND)を肯定的なものと判断したことと等価と
なり、この論理積41の肯定的な判断結果が論理和42
に入力されることになる。
3aと論理積41(スイッチング素子34,35)とが
並列接続されていることから、ダウンスイッチ33aの
オン/オフ状態に拘わらず、論理積41の肯定的な判断
結果に基づいてダウンリレー31が作動してその接片が
常開接点側に切り替わり、その結果、電動機11が駆動
して、ガラスウインドウが自動的に下降し、自動車内に
水が浸入する以前の状態で速やかに窓が開放される。し
たがって、浸水によって電気系統が正常に作動しなくな
る以前にウインドウガラスを開状態にでき、運転者や同
乗者の自動車内からの脱出が容易になる。
も拘わらず、例えば大雨の際に雨滴がセンサに被った
り、寒冷地等における結露の発生等により、水没センサ
12が雨滴や結露を水没と誤感知してしまう場合もあ
る。しかしながら、この場合は、水域検知回路15によ
って自動車が水域内に進入していないと判断されること
から、切替素子27はオフの状態であり、プルダウン抵
抗R1に電流が流れることはないことから第2のスイッ
チング素子35のベースはロー状態のままオフ状態が維
持される。即ち、図4中の論理積41の判断は否定的な
ものとなり、したがって論理和42にダウンスイッチ3
3aからのダウン指令が入力されない限り、ダウンリレ
ー31はオフ状態が保たれ、電動機11は停止したまま
維持される。したがって、提案例のようにパワーウイン
ドウが突然開く事態を防止でき、雨水が窓から進入した
り、寒気が窓から流入するなどの不都合を防止できる。
雨滴や結露による誤感知を起こすことなく、自動車の
海、湖または河川等における水没時にのみウインドウガ
ラスが自動的に降下するパワーウインドウ制御装置を実
現できる。
2の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を示す回路
図、図6は同じくその論理構成を示すブロック図であ
る。なお、図5及び図6では第1の実施の形態と同様の
機能を有する要素については同一符号を付している。
は、水没センサ12が水の浸入を検出し、且つ水域検知
回路15によって自動車が海、湖または河川といった水
域内に位置している旨が検出された場合にのみウインド
ウガラスを自動的に開放する点で第1の実施の形態と同
様であるが、水没センサ12、水域検知回路15及び論
理積41によって水没状態が検知されていると同時に、
操作者によって窓の閉塞動作が同時に操作入力された場
合に、かかる操作者の操作入力を無視(キャンセル)し
て強制的に窓を開放するようにしたものである。
如く、アップリレー32の入力側に1個の論理積51が
設置され、この論理積51の一側入力端子にアップスイ
ッチ33bが接続されるとともに、他側入力端子に1個
のNOT回路52が接続され、第1の実施の形態で説明
した論理和42の出力結果がNOT回路52により反転
されて上記論理積51の他側入力端子に入力されるよう
になっている。
置の駆動回路20は、第1の実施の形態で説明した構成
に加えて、図5の如く、アップスイッチ33bにベース
接続してアップリレー32に流れる電流のオン/オフ切
替を行う1個のnpn型トランジスタ53と、水没検知
時にnpn型トランジスタ53のベース電圧(閉駆動信
号)を逃がしてキャンセルするための1個のpnp型ト
ランジスタ54(逃げ回路)と、これらの各ベース電圧
の調整を行うための分圧抵抗R2〜R6と、上記pnp
型トランジスタ54に並列に接続されてダウンリレー3
1に流れる電流のオン/オフ切替を行う1個のnpn型
トランジスタ55とをさらに備えている。
ッタは接地され、コレクタはアップリレー32の励磁コ
イルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R2を介してア
ップスイッチ33bに接続されるとともに他の分圧抵抗
R3を介して接地される。
タは接地され、コレクタは分圧抵抗R2を介してアップ
スイッチ33bに接続され、ベースは一の分圧抵抗R4
を介して論理和42(即ちダウンスイッチ33aと論理
積41の並列回路)に接続されるとともに他の分圧抵抗
R6を介して接地される。
ッタは接地され、コレクタはダウンリレー31の励磁コ
イルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R4を介して論
理和42(即ちダウンスイッチ33aと第2のスイッチ
ング素子35の接続点)に接続されるとともに他の分圧
抵抗R5を介して接地される。
ため、説明を省略する。
いて、操作者による入力操作スイッチ33の操作入力が
行われない状態で、車両が水没し、水没センサ12に水
がかかると、電極12a,12b間を電流がリークし、
第1のスイッチング素子34がオンする。
内に進入した旨をカーナビゲーションの水域検知回路1
5が検知すると、切替素子27がオンし、これに応じて
第2のスイッチング素子35がオンする。そうすると、
論理積41(第1のスイッチング素子34及び第2のス
イッチング素子35)が肯定的な判断をすることになる
ため、npn型トランジスタ55のベース電圧がハイ状
態となり、npn型トランジスタ55もオンすることか
ら、ダウンリレー31が作動し、電動機11の駆動によ
りガラスウインドウが下降する。
ンしたときも同様に、npn型トランジスタ55のベー
ス電圧がハイ状態となり、npn型トランジスタ55も
オンすることから、ダウンリレー31が作動し、電動機
11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素
子35のいずれか一方がオフの場合に、アップスイッチ
33bをオンすると、npn型トランジスタ53がオン
し、アップリレー32が作動して、電動機11の駆動に
よりガラスウインドウが上昇する。
イッチング素子34及び第2のスイッチング素子35の
両方がオンとなった場合に、同時にアップスイッチ33
bをオンする場合、分圧抵抗R4を介して第2のスイッ
チング素子35に接続されたpnp型トランジスタ54
はオン状態となっているため、npn型トランジスタ5
3のベースを接地側に短絡させる。その結果、npn型
トランジスタ53がオフしてアップリレー32の停止状
態が維持され、npn型トランジスタ55のオンにより
ダウンリレー31だけが動作し、電動機11の駆動によ
りガラスウインドウが下降する。
レー32が同時に作動する事態を防止でき、水没時には
アップスイッチ33bのオンオフ操作に拘わらず電動機
11を支障なく駆動させてガラスウインドウを強制的に
下降させることができる。
3の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を示す回路
図、図8は同じくその論理構成を示すブロック図であ
る。なお、図7及び図8では第1の実施の形態及び第2
の実施の形態と同様の機能を有する要素については同一
符号を付している。
は、水没センサ12が水の浸入を検出し、且つ水域検知
回路15によって自動車が海、湖または河川といった水
域内に位置している旨が検出された場合にのみウインド
ウガラスを自動的に開放する点で第1の実施の形態及び
第2の実施の形態と同様であるが、水没センサ12、水
域検知回路15及び論理積41によって水没状態が検知
されていると同時に、操作者によって窓の閉塞動作が同
時に操作入力された場合に、かかる操作者の操作入力を
優先して強制的に窓を閉塞するようにしたものである。
如く、ダウンリレー31の入力側に1個の論理積61が
設置され、この論理積61の一側入力端子に第1の実施
の形態及び第2の実施の形態で説明した論理和42の出
力結果が入力されるようになっており、また、アップス
イッチ33bからの出力が1個のNOT回路62により
反転されて上記論理積61の他側入力端子に入力される
ようになっている。
置の駆動回路20は、第1の実施の形態で説明した構成
に加えて、図7の如く、アップスイッチ33bにベース
接続してアップリレー32に流れる電流のオン/オフ切
替を行う1個のnpn型トランジスタ63と、論理和4
2(ダウンスイッチ33aと論理積41の並列回路)に
ベース接続してダウンリレー31に流れる電流のオン/
オフ切替を行う1個のnpn型トランジスタ65と、ア
ップリレー32側の上記npn型トランジスタ63に並
列に接続されてアップスイッチ33bのオン時にダウン
リレー31側のnpn型トランジスタ65のベース電圧
(閉駆動信号)を逃がすための1個のnpn型トランジ
スタ64(停止回路)と、これらの各ベース電圧の調整
を行うための分圧抵抗R7〜R11とをさらに備えてい
る。
ッタは接地され、コレクタはアップリレー32の励磁コ
イルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R9を介してア
ップスイッチ33bに接続されるとともに他の分圧抵抗
R10を介して接地される。
タは接地され、コレクタはダウンリレー31の励磁コイ
ルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R7を介して論理
和42(即ちダウンスイッチ33aと第2のスイッチン
グ素子35の接続点)に接続されるとともに他の分圧抵
抗R8を介して接地される。
ッタは接地され、コレクタはnpn型トランジスタ65
のベースに接続され、ベースは一の分圧抵抗R9を介し
てアップスイッチ33bに接続されるとともに他の分圧
抵抗R11を介して接地される。
の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
いて、操作者による入力操作スイッチ33の操作入力が
行われない状態で、車両が水没し、水没センサ12に水
がかかると、電極12a,12b間を電流がリークし、
第1のスイッチング素子34がオンする。
内に進入した旨をカーナビゲーションの水域検知回路1
5が検知すると、切替素子27がオンし、これに応じて
第2のスイッチング素子35がオンする。そうすると、
論理積41(第1のスイッチング素子34及び第2のス
イッチング素子35)が肯定的な判断をすることになる
ため、npn型トランジスタ65のベース電圧がハイ状
態となり、npn型トランジスタ65もオンすることか
ら、ダウンリレー31が作動し、電動機11の駆動によ
りガラスウインドウが下降する。
ンしたときも同様に、npn型トランジスタ65のベー
ス電圧がハイ状態となり、npn型トランジスタ65も
オンすることから、ダウンリレー31が作動し、電動機
11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素
子35のいずれか一方がオフの場合に、アップスイッチ
33bをオンすると、npn型トランジスタ63がオン
し、アップリレー32が作動して、電動機11の駆動に
よりガラスウインドウが上昇する。
イッチング素子34及び第2のスイッチング素子35の
両方がオンとなった場合に、同時にアップスイッチ33
bをオンすると、分圧抵抗R9を介してアップスイッチ
33bに接続されたnpn型トランジスタ64はオン状
態となるため、npn型トランジスタ65のベースを接
地側に短絡させる。その結果、npn型トランジスタ6
5がオフしてダウンリレー31の停止状態が維持され、
npn型トランジスタ63のオンによりアップリレー3
2だけが動作し、電動機11の駆動によりガラスウイン
ドウが上昇する。
レー32が同時に作動する事態を防止でき、水没時であ
るか否かに拘わらず、入力操作スイッチ33での操作入
力を優先させて、電動機11を支障なく駆動させ、ガラ
スウインドウを強制的に昇降させることができる。
れ図2、図5及び図7に示した具体的回路構成のものと
して説明したが、かかる具体的な構成に限るものではな
く、図4、図6及び図8にそれぞれ示した論理構成を採
るものであればどのようなものであってもよく、例えば
所定のプログラムに基づいてCPU内で分岐判断するよ
うな機能構成をとってもよい。
入を感知する水没センサを設置し、この水没センサが水
の浸入を感知した場合に自動的にガラスウインドウを降
下して開放させることができるので、海、湖または河川
等における水没時の自動車内からの脱出が容易になる。
また、かかる自動的なガラスウインドウの開放を、所定
の地図上の自動車の走行位置が地図上の所定の水域内に
進入したときに限り実行することができるので、水没セ
ンサが雨滴や結露によって誤感知したときであっても、
かかる誤感知に左右されずにガラスウインドウを元の状
態に維持でき、自動車の水没時にのみウインドウガラス
を自動的に降下させることができる。
スイッチでの操作と、水没時の自動的なガラスウインド
ウの開放動作とがコンフリトしたときに、入力操作スイ
ッチでの操作をキャンセルすることで、電動機を支障な
く駆動させてガラスウインドウを強制的に下降させるこ
とができる。
スイッチでの操作と、水没時の自動的なガラスウインド
ウの開放動作とがコンフリトしたときに、入力操作スイ
ッチでの操作を優先することで、水没時の自動的なガラ
スウインドウの開放動作を無視して、電動機を支障なく
駆動させてガラスウインドウを強制的に操作することが
可能となるという効果がある。
ウ制御装置が搭載される自動車を示す斜視図である。
ウ制御装置を示す回路図である。
ブロック図である。
ウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。
ウ制御装置を示す回路図である。
ウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。
ウ制御装置を示す回路図である。
ウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の各ドアに配置された正逆回転駆
動可能な電動機の駆動によりウインドウガラスを昇降制
御するパワーウィンドウ制御装置であって、 前記ウインドウガラスを昇降する前記電動機と、 車体の下部に設置されて自動車内への水の浸入を検出す
る水没センサと、 所定の地図情報を用いて地図上の自動車の走行位置が前
記地図上の所定の水域内に進入したか否かを検知判断す
る水域検知回路と、 前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知
回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検
出された場合に限り、前記ウインドウガラスを開放する
よう前記電動機のスイッチ切替を行う駆動回路とを備え
ることを特徴とするパワーウィンドウ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のパワーウィンドウ制御
装置であって、 前記駆動回路に、 操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを昇降
制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動信号
を与える入力操作スイッチと、 前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知
回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検
出された場合に、前記入力操作スイッチからの閉駆動信
号をキャンセルする逃げ回路とを有せしめられたことを
特徴とするパワーウィンドウ制御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のパワーウィンドウ制御
装置であって、 前記駆動回路に、 操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを昇降
制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動信号
を与える入力操作スイッチと、 前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知
回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検
出された場合に、前記ウインドウガラスを開放するため
の前記電動機のスイッチ切替を停止する停止回路とを有
せしめられたことを特徴とするパワーウィンドウ制御装
置。
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- 1998-04-03 JP JP09149998A patent/JP3683408B2/ja not_active Expired - Fee Related
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