JP3683408B2 - パワーウィンドウ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の各ドアに配置された正逆回転駆動可能な電動機の駆動によりウインドウガラスを昇降制御するパワーウィンドウ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーウインドウを具備した自動車が水没した場合等においては、自動車内に水が浸入するため電気系統が正常に作動しないことがあり、ウインドウガラスを開操作できなくなることがあった。
【0003】
そこで、実開昭59−82179号公報に開示の如く、水没等の緊急時に電気系統の故障等により動かなくなったパワーウインドウを手動操作により開操作可能とすべく、パワーウインドウ操作用スイッチ以外に手動操作用のハンドルを別途、備えた構造のものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来公報に開示の構造によれば、ハンドル側の手動用ピニオンとウインドウガラス駆動機構側の歯車とをかみ合わせた後、手動によるハンドルの回転操作によってウインドウガラスを開操作する必要があるので、ウインドウガラスの開閉を手動操作できることを忘れていたり、気付かなかったときには役立たないおそれがあった。
【0005】
また、パワーウインドウ操作用のスイッチ以外に手動操作用のハンドルをドア内側に別途、設ける必要があり、普段のパワーウインドウ操作時には手動操作用のハンドルが邪魔になるという問題もあった。
【0006】
そこで、本出願人は、ひとつの提案例として、水の浸入を感知する水没センサをパワーウインドウ制御部のまわりに設置し、この水没センサが水の浸入を感知した場合に自動的にパワーウインドウを降下させる、といった技術を提案している(特願平9−280323号出願)。
【0007】
しかしながら、例えば大雨の際に雨滴がセンサに被ったり、寒冷地等における結露の発生等により、水没センサが誤感知してパワーウインドウが突然開くことがある。その結果、雨水が窓から進入したり、寒気が窓から流入する可能性もあり、かかる事態を未然に防止するための手段が待望されていた。
【0008】
本発明の課題は、水没センサが雨滴や結露により誤感知したときにも、自動車の海、湖または河川等における水没時にのみウインドウガラスが自動的に降下するパワーウインドウ制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、自動車の各ドアに配置された正逆回転駆動可能な電動機の駆動によりウインドウガラスを昇降制御するパワーウィンドウ制御装置であって、前記ウインドウガラスを昇降する前記電動機と、運転席側ドアの下方位置に設置されて自動車内への水の浸入を検出する水没センサと、所定の地図情報を用いて地図上の自動車の走行位置が前記地図上の所定の水域内に進入したか否かを検知判断する水域検知回路と、前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出された場合に限り、前記ウインドウガラスを開放するよう前記電動機のスイッチ切替を行う駆動回路とを備えるものである。
【0010】
そして、前記駆動回路に、操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを昇降制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動信号を与える入力操作スイッチと、前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出された場合に、前記入力操作スイッチからの閉駆動信号をキャンセルする逃げ回路とを有せしめられたものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記駆動回路に、操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを昇降制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動信号を与える入力操作スイッチと、前記水没センサが水の浸入を検出し、前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出され、且つ前記入力操作スイッチから窓の閉塞動作を指示するための閉駆動信号が与えられた場合に、当該閉駆動信号に基づく前記ウインドウガラスの閉塞動作を優先するよう、前記ウインドウガラスを開放するための前記電動機のスイッチ切替を停止する停止回路とを有せしめられたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
参考例
図1はこの発明の参考例のパワーウィンドウ制御装置を搭載した自動車を示す斜視図、図2は同じくその回路構成図である。このパワーウィンドウ制御装置は、図1ないし図2の如く、自動車の各ドアに配置された正逆回転駆動可能な電動機(モータ)11の駆動によりウインドウガラスを昇降制御するものであって、運転席側ドアの下方位置に水の浸入を検出する水没センサ12を設けるとともに、いわゆるGPSカーナビゲーションシステム(地球的位置確定システム)14内において自動車が海、湖または河川といった水域内に位置している旨を検出する水域検知回路15を設けておき、水没センサ12が水の浸入を検出し、且つ水域検知回路15によって自動車が海、湖または河川といった水域内に位置している旨が検出された場合に限り、所定の駆動回路20によって自動的にウインドウガラスを開放するよう電動機11のスイッチ切替を行うようにするものである。
【0013】
水没センサ12は、一対の電極12a,12bを有せしめられたもので、この両電極12a,12bの浸水時に水が一定の電気抵抗の導電媒介として機能するこに因り電流または電圧の変化を検知して水の浸入を検出する方式のもの等が使用されている。この水没センサ12の両電極12a,12bは、例えば運転席側ドアの前端部側内および後端部側内であって当該ドアより例えば10cm程度下方に互いに離間して設置され、一方の電極12aは後述の第1のスイッチング素子34に接続され、他方の電極12bは接地されている。
【0014】
水域検知回路15は、図3の如く、GPSカーナビゲーションシステム14を利用したものであり、衛星からの時刻信号及び位置信号TSを受信するGPS受信部21と、自動車の速さを検出する車速センサ22と、自動車の進行方向を検出する振動ジャイロ23と、CD−ROMに記録した道路や海、湖または河川といった水域の位置に関する地図情報を読み出すことができるCD−ROMドライブ25と、GPS受信部21の検出出力に基づく衛星航法を利用した位置検出結果に対し車速センサ22及び振動ジャイロ23の検出出力に基づく自立航法を利用した位置補正を施して地図上における自動車の正確な位置を決定するナビ制御部24と、ナビ制御部24からの信号に基づいて自動車の地図上の位置や進行方向等を表示するディスプレイ装置26と、ナビ制御部24の制御に基づいて後述の駆動回路20内の所定のスイッチング素子35のオン/オフ切替を行う切替素子27とを備える。
【0015】
ここで、ナビ制御部24は、一般的なCPU内において所定のソフトウェアプログラムによって動作する機能部品であり、自動車の地図上の位置に基づいて、自動車が海、湖または河川といった水域内に位置しているか否かを判別する機能と、水域内に位置している旨を判別した場合に切替素子27のベースに電圧を印加してオン切替を行う機能とを少なくとも有している。
【0016】
また、切替素子27は、1個のnpn型トランジスタが使用されており、コレクタが駆動回路20に、ベースが水域検知回路15にそれぞれ接続されるとともに、エミッタが接地される。
【0017】
駆動回路20は、図2の如く、運転席側ドア内またはその周囲において水没センサ12の近傍に設置されており、電動機11の両端に接続されてその正逆回転駆動及び停止の切替を行う一対のリレー31,32と、手入力により各リレー31,32のオン/オフ切替操作を行う入力操作スイッチ33と、この両リレー31,32のうち電動機11をガラスウインドウの下降(開放)方向に切替えるダウンリレー31のオン/オフ切替を行うようイグニッション電源IG1に対して直列に接続された一対のスイッチング素子34,35とを備える。
【0018】
リレー31,32のうち一方のリレー31はガラスウインドウを閉塞方向へ下降させるよう電動機11を駆動するダウンリレーであり、他方のリレー32はガラスウインドウを開放方向へ上昇させるよう電動機11を駆動するアップリレーであり、これらの共通端子が電動機11の両端にそれぞれ接続されるとともに、それぞれの切替接片が接地側とバッテリ電源(+B)とに選択的に切り替わるようになっている。
【0019】
入力操作スイッチ33は、ドアのアームレスト等に設置されたシーソー型またはスライド型の三位置切替スイッチであり、上述の両リレー31,32の励磁コイルにそれぞれ接続される2接点の各位置と、これらの2接点に非接触のニュートラル位置とに対して、イグニッション電源IG1を選択的に切替接続するようになっている。
【0020】
スイッチング素子34,35は互いに直列に接続されたpnp型トランジスタであり、そのうち第1のスイッチング素子34は、エミッタがイグニッション電源IG1に、コレクタが第2のスイッチング素子35のエミッタに、ベースが一方の電極12aにそれぞれ接続されている。また、第2のスイッチング素子35は、エミッタが第1のスイッチング素子34のコレクタに、コレクタがダウンリレー31に、ベースがプルダウン抵抗R1を介してカーナビゲーション14内の切替素子27に接続されている。
【0021】
図4は、上記構成のパワーウィンドウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。即ち、パワーウィンドウ制御装置は、図4の如く、水没センサ12と水域検知回路15との論理積(AND)41が判断されるとともに、この論理積41と入力操作スイッチ33のダウンスイッチ33aとの論理和(OR)42が判断され、この論理和42に従ってダウンリレー31が作動してオンに切り替わる一方、アップリレー32は入力操作スイッチ33のアップスイッチ33bのみによって切り替えられるようになっている。なお、論理積41は、第1のスイッチング素子34と第2のスイッチング素子35との直列回路から形成されるものであり、論理和42はダウンスイッチ33aと上記論理積41(第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35)とが並列接続されることで形成されるものである。
【0022】
このようなパワーウィンドウ制御装置において、操作者により入力操作スイッチ33が操作されたときには、かかる操作入力に従ってイグニッション電源IG1からの電圧がいずれかのリレー31,32に印加され、これに基づいて電動機11が駆動してガラスウインドウが昇降する。即ち、入力操作スイッチ33のダウンスイッチ33aがオンになったときには、イグニッション電源IG1はダウンスイッチ33aを介してダウンリレー31の励磁コイルに電圧が供給され、これによりダウンリレー31の接片が常開接点側に切り替わって、バッテリ電源(+B)からの電源電圧が電動機11の一端側に供給されて電動機11を駆動し、ガラスウインドウが下降する。逆に、入力操作スイッチ33のアップスイッチ33bがオンになったときには、イグニッション電源IG1はアップスイッチ33bを介してアップリレー32の励磁コイルに電圧が供給され、これによりアップリレー32の接片が常開接点側に切り替わって、バッテリ電源(+B)からの電源電圧が電動機11の他端側に供給されて電動機11を駆動し、ガラスウインドウが上昇する。
【0023】
ここで、入力操作スイッチ33の操作が行われないときは、入力操作スイッチ33はニュートラル位置の状態に維持され、入力操作スイッチ33から両リレー31,32への電圧印加は行われない。
【0024】
この状態で、水没センサ12が水の浸入を検出した場合に、その水没検出信号が第1のスイッチング素子34のベースに入力され、第1のスイッチング素子34がオン状態に切り替わる。
【0025】
一方において、カーナビゲーション14内の水域検知回路15は、自動車が海、湖または河川といった水域内に位置しているかを常時監視している。即ち、水域検知回路15において、CD−ROMドライブ25より読み出される地図情報に基づいて、海、湖または河川といった水域が特定される一方、GPS受信部21、車速センサ22及び振動ジャイロ23に基づいて自動車の地図上での現在位置が検出され、上記検出された自動車の位置が上記水域内に位置すると判断されると、これに応じてナビ制御部24が切替素子27のベースをハイ状態とする。その結果、切替素子27はオン状態となり、このとき、第1のスイッチング素子34がオンしていると、第1のスイッチング素子34を通じて与えられるイグニッション電源IG1により電流がプルダウン抵抗R1に流されるため、このプルダウン抵抗R1の電圧降下により、これにベース接続している第2のスイッチング素子35がオン状態に切り替わる。
【0026】
これにより、自動車が水域内に進入した場合には、第1のスイッチング素子34と第2のスイッチング素子35の両方がオン状態になることから、図4中の論理積41が水没センサ12と水域検知回路15の論理積(AND)を肯定的なものと判断したことと等価となり、この論理積41の肯定的な判断結果が論理和42に入力されることになる。
【0027】
論理和42においては、ダウンスイッチ33aと論理積41(スイッチング素子34,35)とが並列接続されていることから、ダウンスイッチ33aのオン/オフ状態に拘わらず、論理積41の肯定的な判断結果に基づいてダウンリレー31が作動してその接片が常開接点側に切り替わり、その結果、電動機11が駆動して、ガラスウインドウが自動的に下降し、自動車内に水が浸入する以前の状態で速やかに窓が開放される。したがって、浸水によって電気系統が正常に作動しなくなる以前にウインドウガラスを開状態にでき、運転者や同乗者の自動車内からの脱出が容易になる。
【0028】
一方、自動車が水域内に進入していないにも拘わらず、例えば大雨の際に雨滴がセンサに被ったり、寒冷地等における結露の発生等により、水没センサ12が雨滴や結露を水没と誤感知してしまう場合もある。しかしながら、この場合は、水域検知回路15によって自動車が水域内に進入していないと判断されることから、切替素子27はオフの状態であり、プルダウン抵抗R1に電流が流れることはないことから第2のスイッチング素子35のベースはロー状態のままオフ状態が維持される。即ち、図4中の論理積41の判断は否定的なものとなり、したがって論理和42にダウンスイッチ33aからのダウン指令が入力されない限り、ダウンリレー31はオフ状態が保たれ、電動機11は停止したまま維持される。したがって、提案例のようにパワーウインドウが突然開く事態を防止でき、雨水が窓から進入したり、寒気が窓から流入するなどの不都合を防止できる。
【0029】
このように、この参考例においては、雨滴や結露による誤感知を起こすことなく、自動車の海、湖または河川等における水没時にのみウインドウガラスが自動的に降下するパワーウインドウ制御装置を実現できる。
【0030】
第1の実施の形態
図5はこの発明の第1の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を示す回路図、図6は同じくその論理構成を示すブロック図である。なお、図5及び図6では参考例と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0031】
この実施形態のパワーウィンドウ制御装置は、水没センサ12が水の浸入を検出し、且つ水域検知回路15によって自動車が海、湖または河川といった水域内に位置している旨が検出された場合にのみウインドウガラスを自動的に開放する点で参考例と同様であるが、水没センサ12、水域検知回路15及び論理積41によって水没状態が検知されていると同時に、操作者によって窓の閉塞動作が同時に操作入力された場合に、かかる操作者の操作入力を無視(キャンセル)して強制的に窓を開放するようにしたものである。
【0032】
即ち、この実施の形態においては、図6の如く、アップリレー32の入力側に1個の論理積51が設置され、この論理積51の一側入力端子にアップスイッチ33bが接続されるとともに、他側入力端子に1個のNOT回路52が接続され、参考例で説明した論理和42の出力結果がNOT回路52により反転されて上記論理積51の他側入力端子に入力されるようになっている。
【0033】
具体的には、このパワーウィンドウ制御装置の駆動回路20は、参考例で説明した構成に加えて、図5の如く、アップスイッチ33bにベース接続してアップリレー32に流れる電流のオン/オフ切替を行う1個のnpn型トランジスタ53と、水没検知時にnpn型トランジスタ53のベース電圧(閉駆動信号)を逃がしてキャンセルするための1個のpnp型トランジスタ54(逃げ回路)と、これらの各ベース電圧の調整を行うための分圧抵抗R2〜R6と、上記pnp型トランジスタ54に並列に接続されてダウンリレー31に流れる電流のオン/オフ切替を行う1個のnpn型トランジスタ55とをさらに備えている。
【0034】
ここで、npn型トランジスタ53のエミッタは接地され、コレクタはアップリレー32の励磁コイルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R2を介してアップスイッチ33bに接続されるとともに他の分圧抵抗R3を介して接地される。
【0035】
また、pnp型トランジスタ54のエミッタは接地され、コレクタは分圧抵抗R2を介してアップスイッチ33bに接続され、ベースは一の分圧抵抗R4を介して論理和42(即ちダウンスイッチ33aと論理積41の並列回路)に接続されるとともに他の分圧抵抗R6を介して接地される。
【0036】
さらに、pnp型トランジスタ55のエミッタは接地され、コレクタはダウンリレー31の励磁コイルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R4を介して論理和42(即ちダウンスイッチ33aと第2のスイッチング素子35の接続点)に接続されるとともに他の分圧抵抗R5を介して接地される。
【0037】
その他の構成は参考例と同様のため、説明を省略する。
【0038】
上記構成のパワーウィンドウ制御装置において、操作者による入力操作スイッチ33の操作入力が行われない状態で、車両が水没し、水没センサ12に水がかかると、電極12a,12b間を電流がリークし、第1のスイッチング素子34がオンする。
【0039】
この時点で、自動車が海上・湖上等の水域内に進入した旨をカーナビゲーションの水域検知回路15が検知すると、切替素子27がオンし、これに応じて第2のスイッチング素子35がオンする。そうすると、論理積41(第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35)が肯定的な判断をすることになるため、npn型トランジスタ55のベース電圧がハイ状態となり、npn型トランジスタ55もオンすることから、ダウンリレー31が作動し、電動機11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
【0040】
また、操作者がダウンスイッチ33aをオンしたときも同様に、npn型トランジスタ55のベース電圧がハイ状態となり、npn型トランジスタ55もオンすることから、ダウンリレー31が作動し、電動機11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
【0041】
さらに、水没を検知していない状態、即ち第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35のいずれか一方がオフの場合に、アップスイッチ33bをオンすると、npn型トランジスタ53がオンし、アップリレー32が作動して、電動機11の駆動によりガラスウインドウが上昇する。
【0042】
一方、水没を検知した状態、即ち第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35の両方がオンとなった場合に、同時にアップスイッチ33bをオンする場合、分圧抵抗R4を介して第2のスイッチング素子35に接続されたpnp型トランジスタ54はオン状態となっているため、npn型トランジスタ53のベースを接地側に短絡させる。その結果、npn型トランジスタ53がオフしてアップリレー32の停止状態が維持され、npn型トランジスタ55のオンによりダウンリレー31だけが動作し、電動機11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
【0043】
これにより、ダウンリレー31とアップリレー32が同時に作動する事態を防止でき、水没時にはアップスイッチ33bのオンオフ操作に拘わらず電動機11を支障なく駆動させてガラスウインドウを強制的に下降させることができる。
【0044】
第2の実施の形態
図7はこの発明の第2の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を示す回路図、図8は同じくその論理構成を示すブロック図である。なお、図7及び図8では参考例及び第1の実施の形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0045】
この実施形態のパワーウィンドウ制御装置は、水没センサ12が水の浸入を検出し、且つ水域検知回路15によって自動車が海、湖または河川といった水域内に位置している旨が検出された場合にのみウインドウガラスを自動的に開放する点で参考例及び第1の実施の形態と同様であるが、水没センサ12、水域検知回路15及び論理積41によって水没状態が検知されていると同時に、操作者によって窓の閉塞動作が同時に操作入力された場合に、かかる操作者の操作入力を優先して強制的に窓を閉塞するようにしたものである。
【0046】
即ち、この実施の形態においては、図8の如く、ダウンリレー31の入力側に1個の論理積61が設置され、この論理積61の一側入力端子に参考例及び第1の実施の形態で説明した論理和42の出力結果が入力されるようになっており、また、アップスイッチ33bからの出力が1個のNOT回路62により反転されて上記論理積61の他側入力端子に入力されるようになっている。
【0047】
具体的には、このパワーウィンドウ制御装置の駆動回路20は、参考例で説明した構成に加えて、図7の如く、アップスイッチ33bにベース接続してアップリレー32に流れる電流のオン/オフ切替を行う1個のnpn型トランジスタ63と、論理和42(ダウンスイッチ33aと論理積41の並列回路)にベース接続してダウンリレー31に流れる電流のオン/オフ切替を行う1個のnpn型トランジスタ65と、アップリレー32側の上記npn型トランジスタ63に並列に接続されてアップスイッチ33bのオン時にダウンリレー31側のnpn型トランジスタ65のベース電圧(閉駆動信号)を逃がすための1個のnpn型トランジスタ64(停止回路)と、これらの各ベース電圧の調整を行うための分圧抵抗R7〜R11とをさらに備えている。
【0048】
ここで、npn型トランジスタ63のエミッタは接地され、コレクタはアップリレー32の励磁コイルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R9を介してアップスイッチ33bに接続されるとともに他の分圧抵抗R10を介して接地される。
【0049】
また、pnp型トランジスタ65のエミッタは接地され、コレクタはダウンリレー31の励磁コイルに接続され、ベースは一の分圧抵抗R7を介して論理和42(即ちダウンスイッチ33aと第2のスイッチング素子35の接続点)に接続されるとともに他の分圧抵抗R8を介して接地される。
【0050】
さらに、npn型トランジスタ64のエミッタは接地され、コレクタはnpn型トランジスタ65のベースに接続され、ベースは一の分圧抵抗R9を介してアップスイッチ33bに接続されるとともに他の分圧抵抗R11を介して接地される。
【0051】
その他の構成は参考例及び第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
【0052】
上記構成のパワーウィンドウ制御装置において、操作者による入力操作スイッチ33の操作入力が行われない状態で、車両が水没し、水没センサ12に水がかかると、電極12a,12b間を電流がリークし、第1のスイッチング素子34がオンする。
【0053】
この時点で、自動車が海上・湖上等の水域内に進入した旨をカーナビゲーションの水域検知回路15が検知すると、切替素子27がオンし、これに応じて第2のスイッチング素子35がオンする。そうすると、論理積41(第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35)が肯定的な判断をすることになるため、npn型トランジスタ65のベース電圧がハイ状態となり、npn型トランジスタ65もオンすることから、ダウンリレー31が作動し、電動機11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
【0054】
また、操作者がダウンスイッチ33aをオンしたときも同様に、npn型トランジスタ65のベース電圧がハイ状態となり、npn型トランジスタ65もオンすることから、ダウンリレー31が作動し、電動機11の駆動によりガラスウインドウが下降する。
【0055】
さらに、水没を検知していない状態、即ち第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35のいずれか一方がオフの場合に、アップスイッチ33bをオンすると、npn型トランジスタ63がオンし、アップリレー32が作動して、電動機11の駆動によりガラスウインドウが上昇する。
【0056】
一方、水没を検知した状態、即ち第1のスイッチング素子34及び第2のスイッチング素子35の両方がオンとなった場合に、同時にアップスイッチ33bをオンすると、分圧抵抗R9を介してアップスイッチ33bに接続されたnpn型トランジスタ64はオン状態となるため、npn型トランジスタ65のベースを接地側に短絡させる。その結果、npn型トランジスタ65がオフしてダウンリレー31の停止状態が維持され、npn型トランジスタ63のオンによりアップリレー32だけが動作し、電動機11の駆動によりガラスウインドウが上昇する。
【0057】
これにより、ダウンリレー31とアップリレー32が同時に作動する事態を防止でき、水没時であるか否かに拘わらず、入力操作スイッチ33での操作入力を優先させて、電動機11を支障なく駆動させ、ガラスウインドウを強制的に昇降させることができる。
【0058】
尚、上記各実施の形態においては、それぞれ図2、図5及び図7に示した具体的回路構成のものとして説明したが、かかる具体的な構成に限るものではなく、図4、図6及び図8にそれぞれ示した論理構成を採るものであればどのようなものであってもよく、例えば所定のプログラムに基づいてCPU内で分岐判断するような機能構成をとってもよい。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、水の浸入を感知する水没センサを設置し、この水没センサが水の浸入を感知した場合に自動的にガラスウインドウを降下して開放させることができるので、海、湖または河川等における水没時の自動車内からの脱出が容易になる。また、かかる自動的なガラスウインドウの開放を、所定の地図上の自動車の走行位置が地図上の所定の水域内に進入したときに限り実行することができるので、水没センサが雨滴や結露によって誤感知したときであっても、かかる誤感知に左右されずにガラスウインドウを元の状態に維持でき、自動車の水没時にのみウインドウガラスを自動的に降下させることができる。
【0060】
そして、入力操作スイッチでの操作と、水没時の自動的なガラスウインドウの開放動作とがコンフリトしたときに、入力操作スイッチでの操作をキャンセルすることで、電動機を支障なく駆動させてガラスウインドウを強制的に下降させることができる。
【0061】
請求項2に記載の発明によれば、入力操作スイッチでの操作と、水没時の自動的なガラスウインドウの開放動作とがコンフリトしたときに、入力操作スイッチでの操作を優先することで、水没時の自動的なガラスウインドウの開放動作を無視して、電動機を支障なく駆動させてガラスウインドウを強制的に操作することが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の参考例のパワーウィンドウ制御装置が搭載される自動車を示す斜視図である。
【図2】 この発明の参考例のパワーウィンドウ制御装置を示す回路図である。
【図3】 水域検知回路を含むカーナビゲーションを示すブロック図である。
【図4】 この発明の参考例のパワーウィンドウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の第1の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を示す回路図である。
【図6】 この発明の第1の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の第2の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置を示す回路図である。
【図8】 この発明の第2の実施の形態のパワーウィンドウ制御装置の論理構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 電動機
12 水没センサ
12a,12b 電極
14 カーナビゲーション
15 水域検知回路
20 駆動回路
21 GPS受信部
22 車速センサ
23 振動ジャイロ
24 ナビ制御部
25 CD−ROMドライブ
26 ディスプレイ装置
27 切替素子
31 ダウンリレー
32 アップリレー
33 入力操作スイッチ
33a ダウンスイッチ
33b アップスイッチ
34 第1のスイッチング素子
35 第2のスイッチング素子
41 論理積
42 論理和
51 論理積
52 NOT回路
53 npn型トランジスタ
54 pnp型トランジスタ
55 npn型トランジスタ
61 論理積
62 NOT回路
63 npn型トランジスタ
64 pnp型トランジスタ
65 npn型トランジスタ

Claims (2)

  1. 自動車の各ドアに配置された正逆回転駆動可能な電動機の駆動によりウインドウガラスを昇降制御するパワーウィンドウ制御装置であって、
    前記ウインドウガラスを昇降する前記電動機と、
    車体の下部に設置されて自動車内への水の浸入を検出する水没センサと、
    所定の地図情報を用いて地図上の自動車の走行位置が前記地図上の所定の水域内に進入したか否かを検知判断する水域検知回路と、
    前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出された場合に限り、前記ウインドウガラスを開放するよう前記電動機のスイッチ切替を行う駆動回路と
    を備え
    前記駆動回路に、
    操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを昇降制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動信号を与える入力操作スイッチと、
    前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出された場合に、前記入力操作スイッチからの閉駆動信号をキャンセルする逃げ回路と
    を有せしめられたことを特徴とするパワーウィンドウ制御装置。
  2. 自動車の各ドアに配置された正逆回転駆動可能な電動機の駆動によりウインドウガラスを昇降制御するパワーウィンドウ制御装置であって、
    前記ウインドウガラスを昇降する前記電動機と、
    車体の下部に設置されて自動車内への水の浸入を検出する水没センサと、
    所定の地図情報を用いて地図上の自動車の走行位置が前記地図上の所定の水域内に進入したか否かを検知判断する水域検知回路と、
    前記水没センサが水の浸入を検出し、且つ前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出された場合に限り、前記ウインドウガラスを開放するよう前記電動機のスイッチ切替を行う駆動回路と
    を備え、
    前記駆動回路に、
    操作者の操作入力によって前記ウインドウガラスを昇降制御するよう前記電動機を駆動するための開閉駆動信号を与える入力操作スイッチと、
    前記水没センサが水の浸入を検出し、前記水域検知回路によって自動車が前記水域内に進入している旨が検出され、且つ前記入力操作スイッチから窓の閉塞動作を指示するための閉駆動信号が与えられた場合に、当該閉駆動信号に基づく前記ウインドウガラスの閉塞動作を優先するよう、前記ウインドウガラスを開放するための前記電動機のスイッチ切替を停止する停止回路と
    を有せしめられたことを特徴とするパワーウィンドウ制御装置。
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