JPH064401B2 - サイドウインドワイパ装置用駆動装置 - Google Patents

サイドウインドワイパ装置用駆動装置

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JPH064401B2
JPH064401B2 JP62209803A JP20980387A JPH064401B2 JP H064401 B2 JPH064401 B2 JP H064401B2 JP 62209803 A JP62209803 A JP 62209803A JP 20980387 A JP20980387 A JP 20980387A JP H064401 B2 JPH064401 B2 JP H064401B2
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wiper blade
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switch
blade
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宏 田村
五策 寺林
裕治 渡部
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サイドウインドワイパ装置用駆動装置に係
り、特に自動車の運転席及び助手席側のサイドウインド
ガラスを払拭して側方視界を良好にするサイドウインド
ワイパ装置の駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
本発明の基礎となった従来のサイドウインドワイパ装置
用駆動装置(実公昭60−1006号公報)を第14図
を参照して説明する。オートリセットスイッチ1は、両
方のワイパブレード3がワイパ格納部に格納されている
ときにオフし、かつ両方のワイパブレード3がワイパ格
納部以外の位置に位置するときにオンとなるように構成
されている。検出スイッチ6は、サイドウインドガラス
が適正な上昇位置に達しているときにオンしかつサイド
ウインドガラスが適正な上昇位置に達していない状態で
はオフとなるように構成されている。連動スイッチ1
9′は、パワーウインドスイッチ19がオフのときオン
しかつパワーウインドスイッチ19がオンのときオフに
なるように構成されている。上記のサイドウインドワイ
パ装置の駆動装置において、サイドウインドガラスが適
正な上昇位置に位置し(検出スイッチ6がオン)かつパ
ワーウインド装置が作動していない状態(連動スイッチ
19′がオン)でワイパスイッチ2をオンさせると、回
路lを介して正・逆転制御回路15の各々に電流が供
給されるため、電動ユニット8の各々が駆動されワイパ
ブレード3の各々が往復動作することになる。また、こ
のときリレーの励磁コイル11が励磁されてリレー接点
11′がオンとなるため、ワイパスイッチ2がオフとな
っても回路lを介して正・逆転制御回路15に電流が
供給されてワイパブレード3は往復動作を継続する。ワ
イパスイッチオフの状態でワイパブレード3が往復動作
を行って格納位置に到達すると、オートリセットスイッ
チ1がオフになり、各正・逆転制御回路15への電流の
供給が遮断されてワイパブレード3が停止する。また、
ワイパブレード3が往復動作をしている途中でパワーウ
インドスイッチ19が操作されて連動スイッチ19′が
オフになったときにおいても、オートリセットスイッチ
1の作用によってワイパブレード3が格納位置に到達す
るまでは往復動作が継続される。したがって、ワイパブ
レードの作動中にパワーウインド装置の操作によってサ
イドウインドガラスを下降させるときにワイパブレード
が途中で停止することなく作動させることができる。
なお、本発明に関連する技術としては、実開昭58−4
3536号公報および実開昭58−89461号公報記
載の技術がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のサイドウインドワイパ装置用
駆動装置では、ワイパブレードが一方の反転位置から他
方の反転位置に到達するまではワイパモータにワイパブ
レードを一定方向に回動させるための電源が供給され続
けるため、障害物等によってワイパブレードの移動が阻
止された場合には、ワイパモータがロックし続け、これ
によってワイパモータの焼損及びワイパ装置の破損が発
生する虞がある、という問題がある。
本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、障害
物等によってワイパブレードの作動が阻止された場合に
は強制的にワイパブレードを反転させることによってモ
ータやワイパ装置が損傷することがないようにしたサイ
ドウインドワイパ装置用駆動装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、反転位置でワイパ
ブレードの動作方向を反転させて往復動させることによ
りサイドウインドガラスを払拭させるサイドウインドワ
イパ装置用駆動装置において、前記ワイパブレードが反
転したときからの経過時間を検出する経過時間検出手段
と、前記経過時間が所定時間以上となっても前記ワイパ
ブレードが反転位置に到達しないとき前記ワイパブレー
ドの動作方向を反転させる反転手段と、を設けたことを
特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、経過時間検出手段によってワイパブレ
ードが反転したときからの経過時間が検出される。反転
手段は、上記経過時間が所定時間以上となってもワイパ
ブレードが反転位置に到達しないときにワイパブレード
の動作方向を反転させる。これによって、往復動作の途
中でワイパブレードが障害物等によって作動が停止され
ても、強制的に反転されるためワイパモータのロックが
継続されることが防止される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、所定時間以内に一
方の反転位置から他方の反転位置へワイパブレードが移
動しないときに強制的にワイパブレードを反転動作させ
ているため、ワイパモータがロックされ続けることがな
くなり、これによってワイパモータの焼損やワイパ装置
の破損を防止することができる、という効果が得られ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明す
る。
本実施例のサイドウインドワイパ装置は車両のフロント
サイドドアに装備されている。このサイドウインドワイ
パ装置が装備された車両の運転席側フロントサイドドア
10は、第1図乃至第3図に示されるように、本体部1
2がアウタパネル14とインナパネル16とを結合して
内方に空間部17を形成した中空構造となっている。本
体部12の上方には、両端部が本体部12に固着された
ウインドフレーム18が配置されている。
本体部12の上端前端部とウインドフレーム18との連
続部周辺には、ドアミラー20が配置されている。ドア
ミラー20は、本体部12の上端前端部とウインドフレ
ーム18とで形成される三角形状のコーナ部に配置され
てフロントサイドドア10へ固着されたベース部22
に、ミラー部24を可倒可能に軸支して構成されてい
る。
ドアミラー20が配置された部分を除いて、本体部12
の上端とウインドフレーム18とで囲まれてウインド2
6が形成されている。このウインド26には、ウインド
ガラス28が配置されている。ウインドガラス28は、
本体部12の空間部17へ配置されたフロントガイドフ
レーム30に前端部が案内され、後端部がウインドフレ
ーム18に連続して本体部12の空間部17へ配置され
た図示しないリヤガイドフレームに案内されて本体部1
2の空間部17へ収容されている。このウインドガラス
28にはモータを備えた駆動装置(図示せず)が連結さ
れ、ウインド26を駆動装置によって開閉可能とするパ
ワーウインド装置として構成されている。
前記アウタパネル14には上端部を覆って車両前後方向
へ延びるベルトモール32が取り付けられている。ベル
トモール32には、ウインドガラス28に当接するウエ
ザストリップ34が取り付けられている。
本体部12の空間部17には、フロントガイドフレーム
30の前方に駆動装置36が配置されている。駆動装置
36は、ハウジング38に収納されている。ハウジング
38には、2個のブラケット40が固着され、これらブ
ラケット40の先端部は、各々ボルト42及びグロメッ
ト44をを介して前記インナパネル16へ固着されてい
る。また、ハウジング38の上端部は、インナパネル1
6とドアミラー20のベース部22との間に挟持されて
いる。
ハウジング38の上端部には、軸受部46が形成されて
おり、この軸受部46から出力軸48が突出している。
軸受部46はドアミラー20のベース部22に形成され
た貫通孔49に挿通支持され、出力軸48はベース部2
2に形成された切欠部50内へ突出している。出力軸4
8にはワイパアーム52の基部が取り付けられている。
ワイパアーム52の先端部にはワイパアーム52から直
線的に延びるワイパブレード54が一体的に設けられて
いる。これらのワイパアーム52とワイパブレード54
とから払拭部材が構成されている。ワイパブレード54
には車両幅方向内側部にウインドガラス28との摺接部
としてのブレードラバー56が設けられている。なお、
図示は省略しているが、ワイパアーム52は基部側と先
端部側とが別部材とされており、先端部側は基部側に軸
支されるとともに付勢手段により車両幅方向内方へ向け
て付勢されている。
また、ワイパブレード54には長手方向中央部の車両幅
方向外側部にアームスライダ58が設けられている。ア
ームスライダ58はアルミニウム、合成樹脂、硬質ゴム
等からなり、第3図に示されるように、ワイパブレード
54の下方へ突出する突出部60を備えている。一方、
前記ベルトモール32にはアームスライダ58に対応し
てステップリニア64が設けられている。ステップリニ
ア64は合成樹脂、硬質ゴム等からなり、上部及び車両
前後方向の両端部に開口して前記突出部60が嵌合可能
な溝部66を備えている。駆動装置36が作動していな
い状態では、ワイパアーム52及びワイパブレード54
は格納位置にあって、アームスライダ58の突出部60
が溝部66に嵌合している。この状態ではブレードラバ
ー56はウエザストリップ34に当接してウインドガラ
ス28から離間している。
上記では運転席側(Dr側)のサイドウインドワイパ装
置について説明したが、助手席側(Pa側)にも、上記
と同様のサイドウインドワイパ装置が対称に配置されて
いる。また、Pa側にもパワーウインド装置が設けられ
ている。
次に、第4図を参照して上記サイドウインドワイパ装置
を駆動する駆動装置を説明する。なお、以下ではDr側
の部材にはRの符号を付し、Pa側の部材にはLの符号
を付して説明する。マイクロコンピュータを含んで構成
された制御回路70は、Dr側のサイドウインドワイパ
装置のワイパ駆動回路72Rを制御するように接続され
ると共に、Pa側のサイドウインドワイパ装置のワイパ
駆動回路72Lを制御するように接続されている。な
お、このマイクロコンピュータのROMには後述する制
御ルーチンのプログラムが予め記憶されている。
ワイパ駆動回路72Rには、ワイパブレードを往復動作
させるためのワイパモータ74Rが接続されている。こ
のワイパモータ74Rの出力軸には、ワイパブレード5
4の位置を検出するための位置検出センサ76Rが取付
けられている。この位置検出センサ76Rは、2個のス
イッチSW1R、SW2Rを備えており、これらのスイ
ッチのオンオフ状態によってワイパブレード54の位置
を検出する。すなわち、この位置検出センサ76Rは、
第6図に示すように、相互に絶縁された3つの電極
、E、E及びワイパモータ74Rによって回動
される接触子90で構成されており、これらの電極と接
触子90との接触状態によってワイパブレード54の位
置を検出するようになっている。電極E、Eと接触
子90とは第4図に示したスイッチSW1Rを構成し、
電極E、Eと接触子90とはスイッチSW2Rを構
成する。第6図に示すように、接触子90が電極E
、Eの全てに接触したとき、第5図に示すよう
に、ワイパブレード54は停止位置Aに位置する。ま
た、接触子90が電極E、Eに接触したときはワイ
パブレード54は下反転位置Bに位置する。接触子90
が電極E、Eと接触したときは、ワイパブレード5
4は上反転位置Cに位置する。そして、接触子90が電
極Eのみ接触しているときはワイパブレードは第5図
に示した払拭範囲c内に存在する。なお、第5図におい
て、領域aは外力等によってワイパブレードが移動可能
な下方向オーバーラン領域を示し、領域bは停止位置A
と下反転位置Bとの間の領域を示し、領域dは外力等に
よってワイパブレードが移動可能な上方向オーバーラン
領域をそれぞれ示す。
Pa側サイドウインドワイパ装置もDr側サイドウイン
ドワイパ装置と同様に、ワイパ駆動回路72L、ワイパ
モータ74L、位置検出センサ76Lで構成されてい
る。
また、制御回路70にはイグニッションスイッチ78、
Dr側及びPa側のサイドウインドワイパ装置を作動及
び停止させるための1つのワイパスイッチ80、Dr側
のウインドガラスが適正な上昇位置に達っしているか否
かを検出するためのリミットスイッチ82R、Pa側の
ウインドガラスが適正な上昇位置に達っしているか否か
を検出するリミットスイッチ82Lがそれぞれ接続され
ている。イグニッションスイッチ78は、ヒュージブル
リンク及びバッテリBを介して接地され、ACC接点及
びIG接点がオンしたときオン信号を出力する。なお、
バッテリBからはイグニッションスイッチ78を介して
サイドウインドワイパ装置の各々に電源が供給されるよ
うに構成されている。ワイパスイッチ80は、プッシュ
スイッチで構成され操作者によってプッシュされたとき
のみオン信号を出力する。リミットスイッチ82R及び
リミットスイッチ82Lは、ウインドがウインドガラス
によって完全に閉鎖されているときや外部の音を聴取す
る等のためにウインドガラスを少し開放したとき(ウイ
ンドガラスが適正な上昇位置に達っしているとき)にオ
ン信号を出力し、ウインドがこれらの位置以外の位置に
存在するときにオフ信号を出力する。
そして、制御回路70には、Dr側及びPa側のパワー
ウインド装置が作動したか否かを検出するためにDr側
パワーウインドモータ84R及びPa側パワーウインド
モータ84Lの一端がそれぞれ接続されている。Dr側
パワーウインド装置のスイッチを操作するとパワーウイ
ンド駆動回路86Rからパワーウインドモータ84Rに
電流が供給されるため、この電流を検出することによっ
てパワーウインド装置の作動が開始されたか否かを検出
することができる。同様に、Pa側パワーウインド装置
の作動状態も駆動回路86Lからパワーウインドモータ
84Lに流れる電流から検出することができる。
次に、制御回路のマイクロコンピュータによるサイドウ
インドワイパ装置の制御ルーチンについて説明する。
第7図は、イグニッションスイッチがオンされたとき、
すなわちサイドウインドワイパ装置等に電源が供給され
たときに実行されるメインルーチンを示すもので、ステ
ップ100において、位置検出センサ76出力に基づい
てDr側及びPa側の両ワイパブレードが停止位置Aに
位置しているか否かを判断する。Dr側及びPa側のワ
イパブレードがいずれも停止位置Aに位置しているとき
にはそのままステップ112へ進。一方、Dr側または
Pa側のワイパブレードが停止位置Aに位置していない
ときは、ステップ102においてワイパブレードが停止
位置Aに位置していないサイドウインドワイパ装置を判
定した後、ステップ104においてこのワイパ装置のワ
イパブレードが現在どの位置に位置しているかを判断す
る。ワイパブレードが第5図に示した領域aに位置して
いると判断されたときはそのままステップ112へ進
み、ワイパブレードが領域bまたは下反転位置Bに位置
していると判断されたときはステップ110においてワ
イパブレードを停止位置Aまで移動させる動作(以下ラ
イズダウン動作という)を行った後、ステップ112へ
進む。そして、ワイパブレードが払拭範囲c、上反転位
置Cまたは領域dに位置していると判断されたときは、
ステップ106においてワイパブレードを下反転位置B
方向に移動させる動作(以下反転動作という)を行った
後ステップ108においてライズダウン動作を行いステ
ップ112へ進む。
以上の結果、イグニッションスイッチがオンされた場合
でワイパブレードが停止位置Aまたは下方向オバーラン
領域aに存在していないときは、そのワイパ装置が駆動
されてワイパブレードが停止位置Aに格納される。
ステップ112ではワイパスイッチ80がオンされたか
否かを判断し、ワイパスイッチ80がオンされたときに
はステップ114においてリミットスイッチ82R、8
2Lのオンオフ状態に基づいてDr側およびPa側の両
ウインドガラスが適正な上昇位置に位置しているか否か
を判断し、適正な上昇位置に位置していないウインドガ
ラス(開放されているウインドガラス)が存在する場合
にはステップ116において開放されているウインドガ
ラスがどちら側かを判断したのちステップ118におい
て開放されているウインドガラス側のサイドウインドワ
イパ装置を作動できないように作動禁止状態にする。そ
して、ウインドガラスが適正な上昇位置に存在する側の
サイドウインドワイパを作動させるためにステップ12
2へ進む。一方、両方のウインドガラスが適正な上昇位
置に位置しているときには、これらのサイドウインドワ
イパ装置を作動させるためにステップ122に進む。ス
テップ122では、ワイパブレードを停止位置Aから上
反転位置C方向に移動させる動作(以下正転動作とい
う)を行い、ステップ124において反転動作を行った
後ステップ126において反転動作の動作回数を示すカ
ウント値KBが3以上になったか否かを判断し、3未満
の場合は正転動作と反転動作を繰り返し、3以上の場合
にはステップ128においてカウント値KBをリセット
したのちステップ130においてライズダウン動作を行
なう。
以上の結果ワイパスイッチをオンするとウインドが閉鎖
されている側(ウインドガラスが適正な上昇位置に存在
している側)のサイドウインドワイパ装置のみが作動さ
れ、所定回の払拭動作を行った後停止位置Aに戻され
る。
次に、正転動作、反転動作及びライズダウン動作の詳細
を第8図、第9図及び第10図を参照して説明する。
第8図は正転動作のルーチンを示すもので、ステップ1
40においてワイパブレードを上反転位置C方向に移動
させるための作動信号を出力し、ステップ142におい
てこの作動信号を出力してから所定時間T3(例えば、
2秒)が経過したか否かを判断する。所定時間T3が経
過していないときには、ステップ144において位置検
出センサ76出力に基づいてワイパブレードが上反転位
置Cに到達したか否かを判断する。ワイパブレードが上
反転位置Cに到達しないときは、作動信号の出力を継続
し、ワイパブレードが上反転位置Cに到達したときには
ステップ146において作動信号の出力を停止してワイ
パブレードの作動を停止した後ステップ148において
ワイパブレードが上反転位置Cに到達した回数をカウン
トするカウント値KCをインクルメントする。次のステ
ップ150ではカウント値KCが3以上になったか否か
を判断し、3以上になったときにはステップ154にお
いて所定時間T2が経過したか否かを判断し、経過して
いれば次のステップへ進む。一方、カウント値KCが3
未満のときにはステップ152において所定時間T1
経過したか否かを判断し、経過していれば次のステップ
へ進む。
以上の結果、所定回数の払拭動作を行った後停止位置へ
戻すときには、停止位置へ戻る直前の上反転位置で通常
の時間より長い間停止される。
一方、ステップ142において所定時間T3経過したと
判断されたとき、すなわち正転動作させるための作動信
号を継続して出力したにも拘わらずワイパブレードが上
反転位置Cに到達しない場合には、障害物等によってワ
イパブレードが移動しないと判断し、そのまま次のステ
ップへ進む。この結果、上反転位置に到達しないときは
以下で説明する反転動作が強制的に実行される。
第9図は反転動作を行なうルーチンを示すもので、ステ
ップ160においてワイパブレードを上反転位置Cから
下反転位置Bに移動させるための作動信号を出力し、ス
テップ162において作動信号を出力してから所定時間
3が経過したか否かを判断する。所定時間T3経過して
いないと判断されたときにはステップ164においてワ
イパブレードが下反転位置Bに到達したか否かを判断
し、ワイパブレードが下反転位置Bに到達しない場合に
はステップ160に戻って作動信号の出力を継続する。
ワイパブレードが下反転位置Bに到達したと判断された
ときには、ステップ166においてワイパブレードの作
動を停止し、ステップ168においてワイパブレードが
下反転位置Bに到達した回数をカウントするカウント値
KBをインクルメントした後ステップ170においてカ
ウント値KBが3以上になったか否かを判断する。カウ
ント値KBが3以上のときにはそのまま次のステップへ
進み、カウント値KBが3未満のときにはステップ17
2において所定時間T1が経過するのを待って次のステ
ップへ進む。一方、ステップ162において作動信号を
継続して出力したにもかかわらずワイパブレードが下反
転位置Bに到達しないと判断されたときには、そのまま
次のステップへ進む。
第10図はライズダウン動作を行なうためのルーチンを
示すもので、ステップ180においてワイパブレードを
下反転位置Bから停止位置Aに移動させるための作動信
号を出力し、ステップ182において所定時間(例え
ば、2秒)経過したか否かを判断し、所定時間経過して
いないときにはステッフ184においてワイパブレード
が停止位置Aに到達したか否かを判断する。ワイパブレ
ードが停止位置Aに到達したと判断されたときには、ス
テップ186においてサイドウインドワイパ装置の作動
を停止し、ワイパブレードが停止位置Aに到達していな
いと判断されたときにはステップ180に戻って作動信
号の出力を継続する。一方、ステップ182において所
定時間経過したと判断されたときは、障害物等によって
ワイパブレードが停止位置A以外の位置に停止している
と判断してステップ186で作動を停止する。
第11図は、サイドウインドワイパ装置を停止させるた
めの停止信号、パワーウインド装置を駆動させるための
パワーウインド駆動信号等のサイドウインドワイパ装置
の作動を無効にする無効信号(キャンセル信号)が発生
したときに割り込まれる割り込みルーチンを示すもので
ある。上記停止信号は、停止スイッチを設けてこのスイ
ッチの操作によって発生させるようにしてもよく、上記
で説明したワイパスイッチ80を利用してサイドウイン
ドワイパ装置作動中にワイパスイッチ80をプッシュし
たときの信号を停止信号として利用するようにしてもよ
い。第11図のルーチンを説明する。キャンセル信号が
発生するとこのルーチンが実行され、ステップ190に
おいてワイパブレードが反転動作または正転動作を実行
中(払拭動作中)か否かが判断される。正転動作及び反
転動作を実行中でないときはそのままメインルーチンへ
リターンし、反転動作または正転動作を実行中のとき
は、ステップ191においてワイパブレードを払拭範囲
から下反転位置Bに移動させるための反転作動信号を出
力し、ステップ192において下反転位置Bに到達した
か否かを判断した後ステップ194においてライズダウ
ン動作を実行する。
次に、第12図に示すタイムチャートを用いてワイパブ
レードの動作をさらに具体的に説明する。なお、説明を
簡単にするため、第12図(1)〜(5)では片側のワ
イパブレードの動作のみ示す。
第12図(1)は、ワイパブレードの通常の動作を示す
もので、ワイパスイッチを1回プッシュするとワイパブ
レードは停止位置Aから移動されて所定回払拭動作を行
ったのち停止位置Aに戻される。停止位置Aに戻される
直前の上反転位置Cに停止している時間は通常の停止時
間T1よりも長くなっている(T1<T2)。このように
ワイパブレードを格納する直前に上反転位置Cで所定時
間T2以上停止させることにより、第13図(1)、
(2)に示すように払拭によってブレート上面に集めら
れた雨滴が、第13図(3)に示すようにワイパブレー
ド54を伝わってワイパアーム52方向に流れ、この結
果、反転動作をさせたときにウインドガラスにワイパブ
レードによって集められた雨滴が垂れて付着することが
なくなる(第13図(4))。
第12図(2)は、払拭動作中にワイパスイッチ80が
プッシュされて作動信号が出力されたときの動作を示す
もので、払拭動作中に作動信号が出力されるとワイパブ
レードは直ちに停止位置Aまで戻される。なお、この動
作はワイパ装置を停止させるためのスイッチを設けて停
止信号を発生させることでも行なえる。
第12図(3)は障害物等によってワイパブレードが上
反転位置Cまで到達しないときの動作を示すものであ
る。正転動作を開始してから時間T3が経過してもワイ
パブレードが上反転位置Cに到達しない場合には反転動
作が実行され、反転動作が所定回実行されると停止位置
Aに戻される。
第12図(4)は、イグニッションスイッチ(IGS
W)のオンオフに伴なう動作を示すものである。払拭動
作中にイグニッションスイッチがオフされると全てのサ
イドウインドワイパ装置への電源の供給が停止されるた
めワイパブレードの作動は停止される。この状態でイン
グニッションスイッチをオンすると、第7図に示したメ
インルーチンが実行されるためワイパブレードは停止位
置Aに戻される。
第12図(5)は払拭動作中にパワーウインド装置を作
動したときの動作を示すもので、払拭動作中にパワーウ
インド装置が作動されると、ワイパブレードは直ちに停
止位置Aまで戻される。この結果、パワーウインド装置
によってウインドを開放する動作が実行されても、ワイ
パブレードが車室側に侵入することがなくなる。
第12図(6)は、払拭動作中にDr側またはPa側の
パワーウインド装置を作動させたときの動作を示すもの
である。Dr側及びPa側のウインドが閉鎖された状態
でワイパスイッチ80を一回プッシュすると、Dr側及
びPa側のサイドウインドワイパ装置が同時に駆動され
る。この状態で例えばDr側のパワーウインド装置を作
動させると、Dr側のサイドウインドワイパ装置のワイ
パブレードは直ちに停止位置Aに戻されるが、Pa側の
パワーウインド装置が作動されていないためPa側のワ
イパブレードは作動を継続する。
第12図(7)は、Pa側またはDr側のいずれか一方
のウインドが開放された状態でワイパスイッチ80を一
回プッシュしたときの動作を示すものである。ウインド
が開放されている側のワイパブレードは停止位置Aに停
止して動作が行われないが、ウインドが閉鎖されている
側のワイパブレードは通常の動作が行なわれる。
なお、上記ではパワーウインド装置によってウインドガ
ラスを昇降させる例について説明したが、ハンドルの操
作によってウインドガラスを昇降させるドアにも本発明
を適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサイドウインドワイパ装置の取付状態を示す概
略図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1
図のIII−III線断面図、第4図は本発明の実施例のサイ
ドウインドワイパ装置用駆動装置を示すブロツク図、第
5図はワイパブレードの位置を説明するための線図、第
6図はワイパブレードの位置を検出する位置センサの詳
細を示す線図、第7図は上記実施例のメインルーチンを
示す流れ図、第8図は正転動作の詳細を示す流れ図、第
9図は反転動作の詳細を示す流れ図、第10図はライズ
ダウン動作の詳細を示す流れ図、第11図はキャンセル
信号による割り込みルーチンを示す流れ図、第12図
(1)〜(7)は上記実施例によるワイパブレードの動
作を示す線図、第13図はワイパブレードによる払拭動
作を示す線図、第14図は従来の駆動装置の回路図であ
る。 28・・・ウインドガラス、 54・・・ワイパブレード、 70・・・制御回路、 80・・・ワイパスイッチ、 82R、82L・・・リミットスイッチ、 84R、84L・・・パワーウインドモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺林 五策 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 渡部 裕治 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転位置でワイパブレードの動作方向を反
    転させて往復動させることによりサイドウインドガラス
    を払拭させるサイドウインドワイパ装置用駆動装置にお
    いて、前記ワイパブレードが反転したときからの経過時
    間を検出する経過時間検出手段と、前記経過時間が所定
    時間以上となっても前記ワイパブレードが反転位置に到
    達しないとき前記ワイパブレードの動作方向を反転させ
    る反転手段と、を設けたことを特徴とするサイドウイン
    ドワイパ装置用駆動装置。
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