JP3726326B2 - 車両用パワーウィンド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のウィンドを昇降させる車両用パワーウィンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の運転中においてウィンドを開閉しなければならない状況になった場合には、乗員がパワーウィンドスイッチを操作してウィンドの開閉を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ウィンドを開閉しなければならない状況としては、高速道路あるいは有料道路の出入口料金所、ガソリンスタンドに到達した時などがあるが、そのような状況が発生する毎に、乗員はパワーウィンドのスイッチ操作を行わなければならず、特に、高速道路あるいは有料道路の出口料金所では、通行券、通行料金の準備等を伴うので、パワーウィンドのスイッチ操作が煩わしいという問題がある。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みたもので、ウィンドを昇降動作させる所定の状況が発生した時に、自動的にウィンドを昇降動作させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両の走行案内を行うナビゲーション手段からの案内情報と、車速が一定値以下に低下したことの判定と、パーキングブレーキが引かれていることの判定に基づき、車両がガソリンスタンドに到達したことを判定して、ウィンドを下降させるようにしたことを特徴としている。
【0006】
従って、車両がガソリンスタンドに到達した時に、自動的にウィンドを下降させるようにしているから、乗員のパワーウィンド開閉操作を省くことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の一実施形態に係る装置の全体構成を示す。
ナビゲーション装置10は、車両の現在地(走行位置)を検出する現在位置検出手段として、GPS受信機1、ジャイロ2、車速センサ3を備えている。GPS受信機1は、人工衛星からの電波を受信して車両の現在地を示す信号を出力する。ジャイロ2は、車両の水平方向の角速度に応じた信号を出力する。車速センサ3は車両の走行速度に応じた信号を出力する。
【0008】
地図データ記憶装置4は、地図データを記憶するCDROM等の記憶媒体を備えており、ナビゲーション制御装置6に地図データを出力する。操作スイッチ部5は、乗員により操作されナビゲーションに必要なスイッチ信号を出力する。
ナビゲーション制御装置6は、ジャイロ2および車速センサ3からの信号により自立航法にて求めた現在地と、GPS受信機1からの信号による現在地とに基づき、車両の現在地を精度よく検出し、さらに地図データ記憶装置4から地図データを読み出して、表示装置8に車両の現在地を含む道路地図および車両の現在地を表示させる。また、操作スイッチ部5への目的地設定操作により目的地が設定された場合には、現在地から目的地に至る目的地経路を設定し、その経路を表示装置8に強調表示させるとともに、音声発生装置7から経路案内をするための案内情報を音声発生させる。
【0009】
ナビゲーション制御装置6は、設定された目的地経路において、高速道路あるいは有料道路の出入口料金所、トンネル等の位置を認識しており、例えば、高速道路あるいは有料道路の出入口料金所に対し、「まもなく右方向入口です」、「まもなく料金所です」といった案内メッセージを音声発生させる。また、ナビゲーション制御装置6は、ガソリンスタンドの探索指示に基づき、所定のガソリンスタンド近傍に到達した時には、「まもなく○○ガソリスタンドです」といった案内メッセージを音声発生させる。
【0010】
パワーウィンド制御装置20は、パワーウィンドスイッチ21の操作により、モータ等から構成される駆動機構(ウィンドを昇降駆動する駆動手段)22を制御してウィンドを開閉させるものであり、ウィンドの閉成時に挟み込みを防止する機能を備えたものである。また、後述するように、ナビゲーション装置10から出力される案内情報に基づき、ウィンドを昇降動作させる状況を判定すると、運転席側のウィンド23を自動的に開閉させる。その場合、ワイパー制御装置30からワイパーの作動状態を示す作動モード信号を取り込んで降雨状態の判別を行い、ウィンド23の開閉制御を行うようにしている。
【0011】
次に、パワーウィンド制御装置20において、ナビゲーション装置10から出力される案内情報に基づき、ウィンド23を自動的に昇降させる制御について説明する。
(高速道路あるいは有料道路の入口料金所での制御)
ナビゲーション装置10は、目的地経路に対する走行案内を行っている時に、高速道路あるいは有料道路の入口付近に到達したことを判定すると、上記した入口案内および入口料金所に対する音声を発生させ、この音声発生を行ったことを示す情報をパワーウィンド制御装置20に出力する。
【0012】
パワーウィンド制御装置20は、その情報を受けると、入口料金所に対して音声発生が行われたことを判定し(図2のステップ101)、車速センサ3からの車速信号により車速が一定値以下に低下するまで待機する(ステップ102)。車両が入口料金所に到達し、車速が一定値以下になると、ワイパー制御装置30から作動モード信号を取り込み(ステップ103)、この作動モード信号に応じてウィンド23を下降させるように駆動機構22に制御信号を出力する(ステップ104)。例えば、ワイパーが作動していない時には、ウィンド23を全開させ、間欠もしくは低速作動モード時には、ウィンド23を半開させ、高速作動モード時には、ウィンド23を1/4位まで開放させるように、制御信号を出力する。
【0013】
また、入口料金所で通行券を受け取り、車両を走行させると、車速が一定値以上になるため、ステップ105から106に進み、ウィンド23を上昇させて閉成させる。
なお、上記したウィンド23を下降させる制御を行う場合には、その前に、ウィンド23が所定値以上開放しているか否かを判定し、既に開放している時にはウィンド23の下降、上昇制御をしないようにするのが好ましい。
(高速道路あるいは有料道路の出口料金所での制御)
車両が高速道路あるいは有料道路の出口付近に到達し、ナビゲーション装置10から出口案内および出口料金所に対する音声の発生を行ったことを示す情報が出力されると、パワーウィンド制御装置20は、その情報に基づき、図3に示す演算処理を実行する。
【0014】
すなわち、ナビゲーション装置10からの情報により出口料金所に対して音声発生が行われたことを判定すると(ステップ201)、次に車速センサ3からの車速信号により車速が一定値以下に低下したことを判定し(ステップ202)、さらにナビゲーション装置10からの位置情報により車両の現在地が出口料金所の20m以内になったか否かを判定する(ステップ203)。これらにより、車両が出口料金所に到達したことを判定する。
【0015】
この後は、図2に示すステップ103〜106と同様の処理にて、ウィンド23を自動的に下降、上昇させる(ステップ204〜207)。
(トンネル内走行に対する制御)
ナビゲーション装置10は、トンネル入口に到達したことを判定すると、その旨の情報をパワーウィンド制御装置20に出力する。パワーウィンド制御装置20は、その旨の情報に基づき、図4に示す演算処理を実行する。
【0016】
すなわち、トンネル入口に到達した旨の情報によりトンネル入口に到達したことを判定すると(ステップ301)、ウィンド23を上昇させるように駆動機構22に制御信号を出力し(ステップ302)、さらにワイパー制御装置30からの作動モード信号によりワイパーが作動している時にはワイパーを停止させる制御信号をワイパー制御装置30に出力する(ステップ303)。
【0017】
このことにより、ウィンド23が閉成し、ワイパーが停止する。なお、トンネルに入った時に直ぐにワイパーを停止させると、雨滴がフロントガラスに残留している場合があるので、払拭頻度を低下させつつワイパーを停止させるようにするのが好ましい。
この後、ナビゲーション装置10からトンネル出口に到達した旨の情報が出力されると、トンネル出口に到達したことを判定し(ステップ304)、ワイパーをトンネルに入る前と同じ作動状態にする信号をワイパー制御装置30に出力する(ステップ305)。このことにより、ワイパーは、トンネルに入る前に作動していた時には、それと同じように払拭作動を再開する。
(ガソリンスタンドに対する制御)
操作スイッチ部5にガソリンスタンドの探索指示が行われると、ナビゲーション装置10は、所定のガソリンスタンドの近傍に到達した時、上記したガソリンスタンドの音声メッセージを音声発生させ、さらにその音声発生を行ったことを示す情報をパワーウィンド制御装置20に出力する。
【0018】
パワーウィンド制御装置20は、その情報に基づき、図5に示す演算処理を実行する。すなわち、ガソリンスタンドに対して音声発生が行われたことを判定し(ステップ401)、車速センサ3からの車速信号により車速が一定値以下に低下したことを判定し(ステップ402)、さらに図1に示すパーキングブレーキスイッチ24からの信号によりパーキングブレーキが引かれていることを判定する(ステップ403)。これらにより、車両がガソリンスタンドに到達したことを判定する。
【0019】
この後は、図2に示すステップ103〜106と同様の処理にて、ウィンド23を自動的に下降、上昇させる(ステップ404〜407)。
なお、上述したウィンド23の自動的な下降、上昇制御において、車両の乗員によりパワーウィンドスイッチ21が操作された場合には、その操作を優先させてウィンドの開閉動作を行う。
【0020】
また、ウィンド23を自動的に昇降させる場合には、その旨を乗員に知らせる予告報知、例えばブザー音を鳴らせるなどを行うのが好ましい。
さらに、上記実施形態では、ナビゲーション制御装置6とパワーウィンド制御装置20を別々の制御装置としたが、1つの制御装置として実施するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る装置の全体構成を示す図である。
【図2】高速道路あるいは有料道路の入口料金所での、パワーウィンド制御装置20の制御を示すフローチャートである。
【図3】高速道路あるいは有料道路の出口料金所での、パワーウィンド制御装置20の制御を示すフローチャートである。
【図4】トンネル内走行におけるパワーウィンド制御装置20の制御を示すフローチャートである。
【図5】ガソリンスタンドでのパワーウィンド制御装置20の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…GPS受信機、2…ジャイロ、3…車速センサ、
4…地図データ記憶装置、5…操作スイッチ部、
6…ナビゲーション制御装置、7…音声発生装置、8…表示装置、
10…ナビゲーション装置、20…パワーウィンド制御装置、
22…駆動機構、23…ウィンド、30…ワイパー制御装置。
Claims (1)
- 車両のウィンド(23)を昇降させる車両用パワーウィンド装置において、
前記ウィンドを昇降駆動する駆動手段(22)と、
車両の走行案内を行うナビゲーション手段(10)からの案内情報に基づき、前記ウィンドを昇降動作させる状況を判定する判定手段(401〜403)と、
この判定手段の判定に基づいて、前記駆動手段を制御して前記ウィンドを昇降させる昇降制御手段(104、205、302、405)と
を有し、
前記判定手段(401〜403)は、前記案内情報と、車速が一定値以下に低下したことの判定と、パーキングブレーキが引かれていることの判定に基づき車両がガソリンスタンドに到達したことを判定し、前記昇降制御手段(405)は、その車両がガソリンスタンドに到達したことの判定に基づいて前記ウィンドを下降させるように構成され、
前記ウィンドの自動的な下降、上昇制御において、車両の乗員によりパワーウィンドスイッチが操作された場合には、その操作を優先させて前記ウィンドの開閉動作を行うことを特徴とする車両用パワーウィンド装置。
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