JP2007169915A - 車両用ドアウィンドウ開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な指示操作を行うだけで、車両のドアウィンドウを少量だけ開けることが可能な車両用ドアウィンドウ開閉装置を提供すること。
【解決手段】ドアECU1は、少量開放スイッチ13が押されると、ウィンドウ駆動モータ14へ駆動信号を出力し、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)とする。これにより、例えば車室内の換気等のために、ユーザーがドアウィンドウを僅かに開放したい場合、少量開放スイッチ13を押すだけで、車両のドアウィンドウを僅かに開放した状態(少量開放状態)とすることができる。そのため、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら、ドアウィンドウの開放量を調整する手間は不要となり、使い勝手が良い。
【選択図】図1
【解決手段】ドアECU1は、少量開放スイッチ13が押されると、ウィンドウ駆動モータ14へ駆動信号を出力し、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)とする。これにより、例えば車室内の換気等のために、ユーザーがドアウィンドウを僅かに開放したい場合、少量開放スイッチ13を押すだけで、車両のドアウィンドウを僅かに開放した状態(少量開放状態)とすることができる。そのため、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら、ドアウィンドウの開放量を調整する手間は不要となり、使い勝手が良い。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のドアウィンドウを開閉する車両用ドアウィンドウ開閉装置に関する。
従来、ユーザーによる車載機器の操作負担を軽減して車両を円滑に走行させる装置が公知である。例えば、特許文献1の装置では、設定された移動経路上の料金所に車両が接近すると、オーディオのボリュームを検知して所定レベルまで下げるとともに、運転席のドアウィンドウを開放し、車両が停止してユーザーが料金を支払うまで待機する。その後、車両が走行を開始し、車両が料金所を通過したことを検知すると、運転席のドアウィンドウを閉じるとともに、オーディオのボリュームを以前のレベルまで戻す。また、設定された移動経路上の踏切に車両が接近した場合も同様、オーディオのボリュームを検知して所定レベルまで下げるとともに、運転席のドアウィンドウを開放し、ユーザーが安全を確認しながら踏切を通過するまで待機する。その後、車両が踏切を通過したことを検知すると、運転席のドアウィンドウを閉じるとともに、オーディオのボリュームを以前のレベルまで戻す。
特開2002−236023号公報
このように、従来装置では、車両が移動経路上の料金所や踏切に接近するとドアウィンドウを自動で開放し、当該料金上や踏切を通過するとドアウィンドウを自動で閉じた。しかしながら、従来装置では、ユーザーが手動で行うドアウィンドウの開閉については考慮されておらず、例えばユーザーが車室内の換気のために、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放したいと考えた場合、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら調整する必要があり、手間がかかる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な指示操作を行うだけで、車両のドアウィンドウを少量だけ開けることが可能な車両用ドアウィンドウ開閉装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、車両のドアウィンドウの開閉を指示する指示手段と、指示手段による開閉指示に基づいて当該ドアウィンドウを開閉させる制御手段を備えた車両用ドアウィンドウ開閉装置であって、指示手段は、制御手段に対してドアウィンドウを少量開放状態とするよう指示する少量開放指示を行うことを特徴とする。
このように、本発明の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、指示手段は、制御手段に対してドアウィンドウを少量開放状態とするよう指示する少量開放指示を行う。これにより、例えば車室内の換気のために、ユーザーがドアウィンドウを少量だけ開放したいと考えた場合、指示手段から少量開放指示を行うだけで、車両のドアウィンドウを少量だけ開放することできる。そのため、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら、ドアウィンドウの開放量を調整する手間は不要となり、使い勝手が良い。
請求項2に記載のように、指示手段は、少量開放指示を行うための専用のスイッチを有することが望ましい。これにより、ユーザーは当該スイッチから少量開放指示を容易かつ確実に行うことができる。
請求項3に記載の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、車両のドアウィンドウの開閉を指示する指示手段と、指示手段による開閉指示に基づいて当該ドアウィンドウを開閉させる制御手段を備えた車両用ドアウィンドウ開閉装置であって、制御手段は、ドアウィンドウを開閉中において当該ドアウィンドウが少量開放状態となった場合には、ドアウィンドウの開閉を一旦停止する一旦停止動作を行うことを特徴とする。
このように、本発明の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、制御手段は、ドアウィンドウを開閉中において当該ドアウィンドウが少量開放状態となった場合には、ドアウィンドウの開閉を一旦停止する。これにより、例えば車室内の換気等のために、ユーザーがドアウィンドウを少量だけ開放したいと考えた場合でも、通常通りドアウィンドウの開閉を行えば、当該ドアウィンドウが少量開放状態となった場合に、その開閉が一旦停止される。そのため、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら、ドアウィンドウの開放量を調整する手間は不要となり、使い勝手が良い。
請求項4に記載のように、降雨を検出する降雨検出手段を設け、制御手段は、降雨検出手段が降雨を検出した場合に、一旦停止動作を行うことが望ましい。これにより、車室内に雨摘が入り込むのを防止しつつ、車室内の換気等を行うことができる。
請求項5に記載のように、車両が走行中の道路の道路種別を検出する道路種別検出手段を設け、制御手段は、道路種別検出手段の検出結果から、車両が高速道路を走行中である場合に、一旦停止動作を行うことが望ましい。これにより、車室内に突風が入り込むのを防止しつつ、車室内の換気等を行うことができる。
請求項6に記載のように、車両に搭載された通話機器が利用中であるか否かを検出する利用検出手段を設け、制御手段は、利用検出手段の検出結果から、通話機器が利用中である場合に、一旦停止動作を行うことが望ましい。これにより、車外の騒音によって通話が妨げられるのを防止しつつ、車室内の換気等を行うことができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における車両用ドアウィンドウ開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態における車両用ドアウィンドウ開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、開スイッチ11および閉スイッチ12は、メカニカルなスイッチから構成され、図示しないドアウィンドウの開閉を指示する。この開スイッチ11および閉スイッチ12は、当該スイッチが押されている間だけ、ドアウィンドウの開閉動作を行うよう指示するものである。前述の開閉指示に関しては、操作キーを表示する表示パネルと、当該表示パネルに表示された操作キーを押したことを検出するタッチパネルを備えたタッチスイッチによって構成しても良い。また、音声認識を利用して行うこととしても良い。
少量開放スイッチ13は、メカニカルなスイッチから構成され、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放した状態とするよう指示する。この少量開放スイッチ13は、前述した開スイッチ11および閉スイッチ12とは異なり、当該スイッチが押されるたびに、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)とするよう指示するものである。なお、前述の指示に関しては、開スイッチ21および閉スイッチ22の場合と同様、操作キーを表示する表示パネルと、当該表示パネルに表示された操作キーを押したことを検出するタッチパネルを備えたタッチスイッチによって構成しても良い。また、音声認識を利用して行うこととしても良い。
ウィンドウ開閉モータ14は、駆動信号に従って回転することにより、ドアウィンドウを開閉させる。
ウィンドウセンサ15は、例えば光学式の位置検出センサを備え、ドアウィンドウの端部の位置を検出することにより、ドアウィンドウの開放量を検出する。前述した開放量の検出に関しては、ポテンシャルメータ等を備えたセンサを利用することとしても良い。
ドアECU1は、公知のコンピュータから構成され、開スイッチ11および閉スイッチ12が押されている間、ウィンドウ駆動モータ14へ駆動信号を継続して出力し、ドアウィンドウの開閉動作を行わせる。さらに、ドアECU1は、少量開放スイッチ13が押されると、ウィンドウセンサ15からドアウィンドウの開放量を取得するとともに、当該センサの検出する開放量が僅かに(例えば3cm程度)開放した状態となるよう、ウィンドウ駆動モータ14へ駆動信号を出力する。
図2は、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置が、車両のドアウィンドウを開閉させる処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、所定時間毎に実行される。
ステップ201では、ドアECU1は、開スイッチ11が押されたか否かを判定する。開スイッチ11が押された場合は、ステップ202へ進み、当該スイッチが押されている間、ウィンドウ開閉モータ14へ駆動信号を継続して出力し、ドアウィンドウを開けるよう動作させて処理を終了する。開スイッチ11が押されていない場合は、ステップ203へ進む。
ステップ203では、閉スイッチ12が押されたか否かを判定する。閉スイッチ12が押された場合は、ステップ204へ進み、当該スイッチが押されている間、ウィンドウ開閉モータ14へ駆動信号を継続して出力し、ドアウィンドウを閉じるよう動作させて処理を終了する。閉スイッチ12が押されていない場合は、ステップ205へ進む。
ステップ205では、少量開放スイッチ13が押されたか否かを判定する。少量開放スイッチ13が押された場合は、ステップ206へ進み、ウィンドウセンサ15からのセンサ情報に基づいてウィンドウ開閉モータ14へ駆動信号を出力し、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)とし、処理を終了する。少量開放スイッチ13が押されていない場合は、処理を終了する。
このように、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、ドアECU1は、少量開放スイッチ13が押されると、ウィンドウ駆動モータ14へ駆動信号を出力し、ドアウィンドウを僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)とする。これにより、例えば車室内の換気等のために、ユーザーがドアウィンドウを僅かに開放したい場合、少量開放スイッチ13を押すだけで、車両のドアウィンドウを僅かに開放した状態(少量開放状態)とすることができる。そのため、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら、ドアウィンドウの開放量を調整する手間は不要となり、使い勝手が良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、車両が高速道路を走行中にドアウィンドウの開閉動作を行っている際、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。上述した点が、本実施形態のポイントである。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、車両が高速道路を走行中にドアウィンドウの開閉動作を行っている際、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。上述した点が、本実施形態のポイントである。
図3は、本発明の第2の実施形態における車両用ドアウィンドウ開閉装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置は、ドアECU1とナビゲーション装置のナビECU2とがLAN3によって接続された構成となっている。
図3に示すように、位置検出器21は、例えばGPS受信機を備え、人工衛星である図示しないGPS衛星から送信される位置測定用のGPS信号を受信して、車両の現在位置および進行方向を検出する。車両の現在位置および進行方向の検出に関しては、地磁気センサやジャイロスコープ、ステアリングセンサ等、他のセンサによる検出信号に基づいて行うこととしてもよい。
地図データ記憶器22は、例えば記憶媒体としてハードディスクを有し、道路情報、建造物情報、各地域の住所情報や道路種別を示す道路種別情報などを含む地図データと、地図画像を表示する地図画像データとを記憶する。地図データおよび地図画像データに関しては、CD−ROMやDVD−ROM等に記憶することとしても良い。
ディスプレイ23は、車載用の小型ディスプレイであり、地図画像の表示を含む各種ナビゲーション表示を行う。前述の各種ナビゲーション表示に関しては、車載用のヘッドアップディスプレイ等を用いることとしても良い。
操作スイッチ24は、複数のメカニカルなスイッチから構成され、ナビゲーション装置に対して、各種ナビゲーション動作の開始や終了を指示する。前述の各種ナビゲーション指示に関しては、操作キーを表示する表示パネルと、当該表示パネルに表示された操作キーを押したことを検出するタッチパネルを備えたタッチスイッチによって構成しても良い。また、音声認識を利用して行うこととしても良い。
ナビECU2は、公知のコンピュータから構成され、地図画像表示を含む各種ナビゲーション動作を実行する。具体的には、ナビECU2は、位置検出器21が検出した車両の現在位置および進行方向に基づいて、地図データ記憶器22から車両の現在位置周辺の地図画像データを読み出し、車両の現在位置を示すマークを重畳した地図画像をディスプレイ23に表示させるとともに、図示しないスピーカから各種音声案内を行わせる。
さらに、ナビECU2は、位置検出器21が検出した車両の現在位置と、地図データ記憶器22に記憶された地図データに含まれる道路種別情報とから、車両が走行中の道路が一般道路であるか高速道路であるかを判別する。そして、前述の判別結果を走行情報として、LAN3を介して所定時間毎にドアECU1へと送信する。
本実施形態のドアECU1は、LAN3を介して所定時間毎にナビECU2から走行情報を取得する。そして、取得した走行情報を参照し、車両が高速道路を走行中である場合に開スイッチ11および閉スイッチ12からドアウィンドウの開閉が指示されると、ウィンドウ駆動モータ14を駆動してドアウィンドウの開閉動作を行うとともに、ドアウィンドウが僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)となった場合には、当該開閉動作を一旦停止する。
その他の構成・動作に関しては、前述した第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図4は、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置において、車両が高速道路を走行中の場合にドアウィンドウを開閉させる処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、所定時間毎に実行される。
ステップ401では、ドアECU1は、前回取得した走行情報を参照し、車両が高速道路を走行中であるか否かを判定する。車両が高速道路を走行中であると判定された場合は、ステップ402へ進む。車両が一般道路を走行中であると判定された場合は、前述した図2のフローチャートにおける、ステップ201へ進む。
ステップ402では、ドアECU1は、開スイッチ11が押されているか否かを判定する。開スイッチ11が押されている場合は、ステップ403へ進む。開スイッチ11が押されていない場合は、ステップ405へ進む。
ステップ403では、ウィンドウ開閉モータ14へ駆動信号を出力し、ドアウィンドウを開けるよう動作させる。ステップ404では、ウィンドウセンサ15のセンサ出力から、ドアウィンドウが僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)となったか否かを判定する。ドアウィンドウが僅かに開放した状態となった場合は、ドアウィンドウを開ける動作を一旦停止し、処理を終了する。そうでない場合は、ステップ402へ戻り、上述の処理を繰り返す。
ステップ405では、ドアECU1は、閉スイッチ12が押されているか否かを判定する。閉スイッチ12が押されている場合は、ステップ406へ進む。閉スイッチ12が押されていない場合は、前述した図2のフローチャートにおける、ステップ205へ進む。
ステップ406では、ウィンドウ開閉モータ14へ駆動信号を出力し、ドアウィンドウを閉じるよう動作させる。ステップ404では、ウィンドウセンサ15のセンサ出力から、ドアウィンドウが僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)となったか否かを判定する。ドアウィンドウが僅かに開放した状態となった場合は、ドアウィンドウを閉じる動作を一旦停止し、処理を終了する。そうでない場合は、ステップ405へ戻り、上述の処理を繰り返す。こうして、車室内に突風が入り込むのを防止しつつ、車室内の換気等を行うことができる。
このように、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、車両が高速道路を走行中にドアウィンドウの開閉動作を行っている際、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。これにより、例えば車室内の換気等のために、ユーザーがドアウィンドウを少量だけ開放したいと考えた場合でも、通常通りドアウィンドウの開閉を行えば、当該ドアウィンドウが僅かに(例えば3cm程度)開放した状態で開閉動作が一旦停止される。そのため、ユーザーはドアウィンドウの開閉キーを少しずつ押しながら、ドアウィンドウの開放量を調整する手間は不要となり、使い勝手が良くなる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、ハンズフリー通話装置25の利用中においてドアウィンドウの開閉動作を行った場合、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。上述した点が、本実施形態のポイントである。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、ハンズフリー通話装置25の利用中においてドアウィンドウの開閉動作を行った場合、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。上述した点が、本実施形態のポイントである。
図5は、本発明の第3の実施形態における車両用ドアウィンドウ開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ハンズフリー通話装置25は、図示しない携帯電話と接続され、ユーザーが車両を運転しつつ車外との通話を行う機器である。このハンズフリー通話装置25は、例えば車外からの着信があった場合等、当該装置の利用が開始されると、ナビECU2へ利用信号を出力する。また、当該装置の利用が終了すると、ナビECU2へ終了信号を出力する。
本実施形態のナビECU2は、ハンズフリー通話装置25から出力される利用信号および終了信号から、ハンズフリー通話装置25が利用中(通話中)であるか否かを判断する。そして、前述の判別結果を利用情報として、LAN3を介して所定時間毎にドアECU1へと送信する。
本実施形態のドアECU1は、LAN3を介して所定時間毎にナビECU2から利用情報を取得する。そして、取得した利用情報を参照し、ハンズフリー通話装置25が利用中である場合に開スイッチ11および閉スイッチ12からドアウィンドウの開閉が指示されると、ウィンドウ駆動モータ14を駆動してドアウィンドウの開閉動作を行うとともに、ドアウィンドウが僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)となった場合には、当該開閉動作を一旦停止する。
その他の構成・動作に関しては、前述した第2の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図6は、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置において、ハンズフリー通話装置25が利用中である場合にドアウィンドウを開閉させる処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、前述した図4のフローチャートの処理に対し、ハンズフリー通話装置25が利用中であるか否かを判定するステップを加える。言い換えれば、ステップ601以外の全ての処理は、前述した図4のフローチャートの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップ601では、ドアECU1は、前回取得した利用情報を参照し、ハンズフリー通話装置25が利用中であるか否かを判定する。ハンズフリー通話装置25が利用中であると判定された場合は、ステップ603へ進む。ハンズフリー通話装置25が利用されていないと判定された場合は、ステップ602へ進む。
このように、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、ハンズフリー通話装置25の利用中においてドアウィンドウの開閉動作を行った場合、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。これにより、車外の騒音によって通話が妨げられるのを防止しつつ、車室内の換気等を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、天候が降雨である場合にドアウィンドウの開閉動作を行った際、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。上述した点が、本実施形態のポイントである。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、天候が降雨である場合にドアウィンドウの開閉動作を行った際、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。上述した点が、本実施形態のポイントである。
図7は、本発明の第4の実施形態における車両用ドアウィンドウ開閉装置の全体構成を示すブロック図である。
図7に示すように、ワイパー41は、車両のフロントガラスに取り付けられた図示しないワイパーブレードを動作させることにより、当該フロントガラスに付着した雨滴を除去する。
降雨センサ42は、例えば赤外線送受信機から構成され、送信した赤外線が雨滴によって吸収されて受信効率が低下すると、降雨を検知して降雨信号を出力する。前述した降雨の検知に関しては、光センサ等を用いることとしても良い。
ボデーECU4は、公知のコンピュータから構成され、降雨センサ32から降雨信号を取得するとワイパー41へ起動信号を出力して動作させる。また、ボデーECU4は、降雨センサ42からの出力を監視して現在の天候を判別するとともに、当該判別結果を天候情報として、LAN3を介して所定時間毎にドアECU1へと送信する。
本実施形態のドアECU1は、LAN3を介して所定時間毎にボデーECU4から天候情報を取得する。そして、取得した天候情報を参照し、天候が降雨である場合に開スイッチ11および閉スイッチ12からドアウィンドウの開閉が指示されると、ウィンドウ駆動モータ14を駆動してドアウィンドウの開閉動作を行うとともに、ドアウィンドウが僅かに(例えば3cm程度)開放した状態(少量開放状態)となった場合には、当該開閉動作を一旦停止する。
その他の構成・動作に関しては、前述した第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図8は、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置において、天候が降雨である場合にドアウィンドウを開閉させる処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、前述した図4のフローチャートの処理における、車両が高速道路を走行中であるか否かを判定するステップに代えて、天候が降雨であるか否かを判定するステップを設ける。言い換えれば、ステップ801以外の全ての処理は、前述した図4のフローチャートの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップ601では、ドアECU1は、前回取得した天候情報を参照し、天候が降雨であるか否かを判定する。天候が降雨である場合は、ステップ802へ進む。天候が降雨でない場合は、前述した図2のフローチャートにおける、ステップ201へ進む。
このように、本実施形態の車両用ドアウィンドウ開閉装置では、天候が降雨である場合にドアウィンドウの開閉動作を行った際、ドアウィンドウが僅かに開放した少量開放状態となると、当該開閉動作を一旦停止する。これにより、車室内に雨摘が入り込むのを防止しつつ、車室内の換気等を行うことができる。
前述した第2〜第4実施形態では、ドアECU1、ナビECU2、ボデーECU4の各々がLAN3を介して協調して動作するよう構成されている。しかしながら、これに限定されるものではなく、これらを統括して制御する専用のECUを用意しても良い。
前述した各実施形態における車両用ドアウィンドウ開閉装置は、単独でも十分な効果を得ることができる。しかしながら、組み合わせて用いることにより、さらなる効果を期待できる。
1…ドアECU
11…開閉スイッチ
12…閉スイッチ
13…少量開放スイッチ
14…ウィンドウ開閉モータ
2…ナビECU
21…位置検出器
22…地図データ記憶器
23…ディスプレイ
24…操作スイッチ
25…ハンズフリー通話装置
3…LAN
4…ボデーECU
41…ワイパー
42…降雨センサ
11…開閉スイッチ
12…閉スイッチ
13…少量開放スイッチ
14…ウィンドウ開閉モータ
2…ナビECU
21…位置検出器
22…地図データ記憶器
23…ディスプレイ
24…操作スイッチ
25…ハンズフリー通話装置
3…LAN
4…ボデーECU
41…ワイパー
42…降雨センサ
Claims (6)
- 車両のドアウィンドウの開閉を指示する指示手段と、前記指示手段による開閉指示に基づいて当該ドアウィンドウを開閉させる制御手段を備えた車両用ドアウィンドウ開閉装置であって、
前記指示手段は、前記制御手段に対して前記ドアウィンドウを少量開放状態とするよう指示する少量開放指示を行うことを特徴とする車両用ドアウィンドウ開閉装置。 - 前記指示手段は、前記少量開放指示を行うための専用のスイッチを有することを特徴とする請求項1記載の車両用ドアウィンドウ開閉装置。
- 車両のドアウィンドウの開閉を指示する指示手段と、前記指示手段による開閉指示に基づいて当該ドアウィンドウを開閉させる制御手段を備えた車両用ドアウィンドウ開閉装置であって、
前記制御手段は、前記ドアウィンドウを開閉中において当該ドアウィンドウが少量開放状態となった場合には、前記ドアウィンドウの開閉を一旦停止する一旦停止動作を行うことを特徴とする車両用ドアウィンドウ開閉装置。 - 降雨を検出する降雨検出手段を設け、
前記制御手段は、前記降雨検出手段が降雨を検出した場合に、前記一旦停止動作を行うことを特徴とする請求項3記載の車両用ドアウィンドウ開閉装置。 - 前記車両が走行中の道路の道路種別を検出する道路種別検出手段を設け、
前記制御手段は、前記道路種別検出手段の検出結果から、前記車両が高速道路を走行中である場合に、前記一旦停止動作を行うことを特徴とする請求項3または請求項4記載の車両用ドアウィンドウ開閉装置。 - 前記車両に搭載された通話機器が利用中であるか否かを検出する利用検出手段を設け、
前記制御手段は、前記利用検出手段の検出結果から、前記通話機器が利用中である場合に、前記一旦停止動作を行うことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の車両用ドアウィンドウ開閉装置。
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