JP4063165B2 - 車載情報提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて乗員に情報を提供する車載情報提供装置に関するものである。
従来より、ナビゲーション装置を搭載した車両においては、ナビゲーション情報の提供に用いられる表示装置が搭載されており、このような車載の表示装置は、ナビゲーション情報だけでなく、TV映像などを提供するためにも用いられている。この場合、走行安全の見地から、例えば車両の走行中にはTV映像の提供は行わないなど、情報の提供に制限を設けている(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、近年では、通信により車両外部から取得したタウン情報、ニュース、天気情報、交通情報、ゲームなどのコンテンツを、車載の表示装置やスピーカを用いて乗員に提供することが行われている。このような場合には、例えば、オーディオ機器からの音声出力などは、運転中でも提供および乗員による操作が可能であるレベル1に分類し、ナビゲーション情報のような運転支援情報は、運転中に提供は行うが、乗員による操作は音声のみに制限されるレベル2に分類し、TV映像やゲームなどの非運転支援情報は、パーキングブレーキを引いた状態でのみ提供を行うレベル3に分類して、このような分類に従って、車両が走行中であるか否かに基づいて情報の提供および操作を制限することが提案されている。
特開2003−15535号公報
しかしながら、上記のように車両が走行中であるか否かのみに基づいて情報の提供を制限すると、車両の走行中に走行環境は常に変化しているため、例えば、子供や老人が飛び出すケースが比較的多い生活道路を走行している場合、薄暮れ時に走行している場合、路面凍結状態にある道路を走行している場合など、運転者が特に運転に集中しなければならいような走行環境にあるときには、ナビゲーション情報などが提供されることによって運転者が運転に集中できないということがあった。
本発明は、上記点に鑑みなされたものであり、車載情報提供装置において、車両の変化する走行環境に応じて情報をより適切に提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の車載情報提供装置は、車両に搭載されて乗員に情報を提供する車載情報提供装置であって、情報を表示する表示装置と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、現在位置周辺の地図データを取得する地図データ取得手段と、車両が走行中である道路の路面状態に関する路面情報を取得する路面情報取得手段と、現在位置、地図データ、路面情報に基づいて、道路種別が細街路である道路を車両が走行中であって、且つ、車両が走行中である道路が凍結状態にあることを所定の非常状態として検出する非常状態検出手段と、所定の非常状態が検出された場合には、所定の非緊急情報の提供を停止させる第1情報提供停止手段とを備え、
所定の非緊急情報は表示装置に表示される表示情報を含んでおり、且つ、その表示情報はナビゲーション情報を含んでおり、第1情報提供停止手段は、非常状態が検出された場合において、表示装置にナビゲーション情報が表示されている場合には、表示装置を無表示とすることにより、ナビゲーション情報の提供を停止させるようになっており、
さらに、車両の前方に関する前方情報を取得する前方監視手段と、
車両の速度が所定値以上である場合において、前方情報に基づいて車両の前方に障害物が検出された状態を緊急状態として検出する緊急状態検出手段と、緊急状態が検出された場合には、無表示とされた表示装置に緊急状態に関する警告情報を表示する緊急状態警告手段とを備えたことを特徴としている。
このように、車両が走行中の道路が、細街路であって、且つ、凍結状態にある非常状態が検出された場合において、表示装置にナビゲーション情報が表示されている場合に、表示装置を無表示とすると、その非常状態において運転者の気が散る原因となるような情報の提供を回避することができ、これにより運転者は運転に集中することができる
請求項2記載のように、表示装置にナビゲーション情報が表示されている場合において非常状態が検出されたことにより、表示装置が無表示とされた後に、非常状態が検出されなくなった場合、表示装置に前記ナビゲーション情報を表示させることが好ましい。
また、請求項3記載のように、第1情報提供停止手段は、非常状態が検出された場合において、ナビゲーション情報が表示されている表示装置を無表示とする場合、非常状態に関する警告情報を一時的に表示した後に、表示装置を無表示としてもよい。
また、所定の非緊急情報としては、請求項記載のように、表示情報として動画を含むような情報を選択することもできる。表示装置に表示される動画は、静止画に比較して運転者の気が散る原因となりやすいため、このような動画の提供を停止すると、運転者は運転に集中することができる。
表示情報が動画である場合には、請求項記載のように、動画をフリーズさせることにより、表示情報の提供を停止させることができる
請求項6記載のように、所定の非緊急情報が音声情報を含んでいる場合には、このような音声情報の音声出力装置からの出力を停止させることにより、情報の提供を停止することができる。
走行環境における所定の非常状態は、請求項7記載のように、幅員が所定値以下である道路を車両が走行中である状態を所定の非常状態として検出することもできる。
さらに、請求項8記載のように、薄暮時情報取得手段により取得した現在薄暮時であるか否かの判定に関連する薄暮時情報に基づいて、現在薄暮時であることが検出された状態を所定の非常状態として検出することもできる。
所定の非常状態が検出された場合の所定の非緊急情報の提供は、請求項9記載のように、車両が運転者による運転状態にある場合にのみ停止させるようにしてもよい。車両が運転状態にないときには、走行環境が非常状態にある場合でも、運転者は運転に集中する必要がないため、非緊急情報を提供しても問題はない。
また、所定の非常状態が検出された場合には、請求項10記載のように、乗員からの手動操作による指示を示す操作信号に基づいて行う情報提供に関連する設定の変更のうち、少なくとも一部の設定に対する操作信号に基づく変更を停止させるようにするとよい。さらに、請求項11記載のように、車両が運転状態にあると判定された場合にも、少なくとも一部の設定に対する操作信号に基づく設定の変更を停止させるようにしてもよい。このように、走行環境が所定の非常状態にある場合や車両が運転状態にある場合には、例えば乗員による比較的時間を要する操作に基づいて変更されるような設定については、操作信号に基づく設定の変更を停止させるようにすると、このような設定に対する乗員による手動操作が無効となるため、非常状態や運転状態における乗員によるこのような設定に対する手動操作を抑止させることができる。
所定の非常状態が検出された場合には、さらに、請求項12記載のように、乗員からの音声に基づいて行う情報提供に関連する設定の変更のうち、少なくとも一部の設定に対する音声に基づく変更を停止させるようにするとよい。このように、走行環境が所定の非常状態にある場合には、少なくとも一部の設定に対する音声による操作も無効となるように構成すると、非常状態における乗員によるそのような設定に対する音声操作を抑止させることができる。また、請求項13記載のように、所定の非常状態が検出された場合でも、車両が運転状態にあると判定された場合にのみ、少なくとも一部の設定に対する音声に基づく変更を停止させるようにしてもよい。
車両の走行環境において、運転者が運転に集中しなければならないような所定の非常状態が検出された場合には、請求項14記載のように、所定の非緊急情報の提供を停止させるだけでなく、所定の非常状態に関する警告情報を提供するようにしてもよい。
さらに、請求項15記載のように、運転者が異常状態にあることを所定の緊急状態として検出することもできる。このような緊急状態においては、走行環境が平常状態であるか非常状態であるかに関わりなく、警告情報を提供するようにするとよい。
車両の走行環境が非常状態にある場合に所定の非緊急情報の提供を停止させるだけでなく、請求項16記載のように、車両が運転者による運転状態にあると判定された場合には、所定の非運転支援情報の提供を停止させるようにするとよい。非運転支援情報は、車両が運転状態にあるときに提供するのは適切でないため、車両が運転状態となった時点で提供を停止するようにするとよい。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態に係る車載情報提供装置に関して、図面に基づいて説明する。
図1は車載情報提供装置1の全体構成を示している。車載情報提供装置1は、車両の乗員に対して地図や車両の現在位置などの情報を表示し、さらに乗員により目的地が設定された場合には、この目的地までの誘導経路を設定して、この誘導経路に従って案内情報を表示するナビゲーション機能を備えたもので、そのような地図情報や経路案内情報などの他に、TV映像や、通信により取得した様々なコンテンツなどを乗員に対して提供する。
車載情報提供装置1は、位置検出器2、地図データ入力器6、オーディオ機器15、TV受信機14、データ通信モジュール16、表示装置10、音声出力装置11、操作スイッチ群7、リモコンセンサ12、マイクロホン19、外部メモリ9を備えており、これらは制御装置8に接続されている。制御装置8には、さらに車両に搭載されているパーキングブレーキセンサ3、車速センサ4、路面凍結センサ5、前方監視カメラ17が接続されている。
位置検出器2は、車両の現在位置を検出するためのもので、いずれも周知の地磁気センサ22、ジャイロスコープ23、距離センサ24、および人工衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機25を備えている。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器2を上述したうちの一部で構成してもよく、さらに、図示しないステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサなどを用いてもよい。
地図データ入力器6は、現在位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データおよび目印データを含む各種データを入力するための装置である。これらの各種データを記憶する記憶媒体としては、CD−ROMやDVD−ROMなどの再生専用の記憶媒体に加え、メモリカードやハードディスクなどの書き込み可能な記憶媒体が用いられる。
TV受信機14はTV信号を受信して、制御装置8に入力する。データ通信モジュール16は例えば衛星を用いた通信により、ニュース、天気予報、交通情報、タウン情報、ゲームなど様々なコンテンツを外部から取得して、コンテンツ信号を制御装置8に入力する。オーディオ機器15はMDプレーヤなどを備えたもので、音楽再生信号などのオーディオ信号を制御装置8に入力する。
表示装置10は、例えば、インストルメントパネル部に配設されるカラー液晶ディスプレイによって構成されており、110×170mmほどの画面を有している。この画面には、制御装置8によって、警告情報、地図情報、案内情報などの運転支援情報、TV映像やコンテンツなどの非運転支援情報が表示される。
音声出力装置11は、スピーカなどによって構成され、誘導経路に従った案内情報や、オーディオ機器15からの音声、TV音声などを提供するために用いられる。
操作スイッチ群7は、例えば、表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチなどにより構成される。乗員は、この操作スイッチ群7、あるいはリモートコントロール端末(リモコン)13を用いて、目的地を設定したり、表示装置10に表示されている情報の切替えを指示したりするなど、各種操作を行うことができる。さらに、本実施形態においは、ナビゲーション関連の設定や操作については、音声による指示が可能であり、このような乗員からの音声はマイクロホン19によって受け取られて、制御装置8に入力される。
さらに制御装置8は、パーキングブレーキセンサ3からパーキングブレーキが作動中か否かを示すパーキングブレーキ作動信号を取得し、車速センサ4から車速を示す車速信号を取得し、路面凍結センサ5から路面の凍結状態にあるか否か示す路面状態信号を取得し、前方監視カメラ17から車両前方の映像を示す監視映像信号を取得する。
本実施形態においては、表示装置10および音声出力装置11を用いて提供される情報、操作スイッチ群7あるいはリモコン13を用いて可能な操作、音声により可能な操作は、パーキングブレーキ作動中か否かと、さらに車両の変化する走行環境とに基づいて、制限される。
図2は、車両の走行環境が平常状態である場合と、非常状態である場合のそれぞれにおいて、表示装置10および音声出力装置11によって提供される情報、乗員により可能な操作を示している。本実施形態においては、車両が細街路を走行中であって、路面の凍結が検出されるか、あるいは薄暮時であると判断される場合に、走行環境が非常状態であると判定し、それ以外の場合は平常状態であると判定する。
図2に示すように、提供される情報および乗員による操作は、レベル0からレベル3に分類されており、車両が運転者による運転状態にあるとき(パーキングブレーキ非作動中)には、走行環境が平常状態にある場合にはレベル0〜2の情報および操作受付状態が提供されるが、非常状態にあるときにはレベル0および1の情報および操作受付状態のみが提供される。レベル3の情報および操作受付状態は、車両が運転状態にないときにのみ提供される。
具体的には、TV映像やコンテンツなどの非運転支援情報は、パーキングブレーキが作動しているときにのみ提供され、操作が可能である。従って、TV映像あるいはコンテンツの提供中に、パーキングブレーキが解除された場合は、その時点で情報の提供は停止されて、表示装置10は無表示となり、TVあるいはコンテンツの音声出力装置11からの音声出力も停止する。再びパーキングブレーキ作動状態となると、TV映像あるいはコンテンツの提供が再開される。
地図情報や案内情報などのナビゲーション情報は、走行環境が平常状態であるときにはパーキングブレーキ非作動中でも提供されるが、非常状態にあるときにはパーキングブレーキが作動している場合にのみ提供される。但し、パーキングブレーキ非作動中には、ナビゲーション情報が提供されている場合でも、乗員による操作は音声でのみ可能であり、手動操作はパーキングブレーキが作動しているときにのみ可能である。ナビゲーション情報の提供中に、走行環境が平常状態から非常状態に変化した場合には、表示装置10は無表示となり、音声出力装置11からの案内情報の音声出力も停止する。走行環境が平常状態に戻ると、ナビゲーション情報の提供が再開される。
オーディオ機器15からの音声出力は、パーキングブレーキ作動中であるか否か、走行環境が平常状態であるか非常状態であるかに関わらず、提供される。但し、オーディオ機器15に対する手動操作は、走行環境が平常状態にある場合にのみ可能である。
さらに本実施形態では、車速が所定値(例えば30km/h)を超えている状態において、前方監視カメラ17からの監視映像信号に基づいて、車両の前方に障害物が検出された場合には、表示と音声の両方で警告情報を提供する。
図3(a)は表示装置10におけるナビゲーション情報の表示例を示しており、(b)はナビゲーション情報の表示中に、車両の前方に障害物が検出された場合の表示例を示している。ここに示すように、ナビゲーション情報の表示中に警告情報を表示する場合には、ナビゲーション情報の上にウィンドウを設けて、このウィンドウに警告情報が表示される。
図3(c)は、図3(a)に示す表示状態において、車両の走行環境が平常状態から非常状態に変化した場合に、上記のように、ナビゲーション情報の表示が停止されて、無表示となる様子を示している。図3(d)は、車両の走行環境が非常状態にあるときに、車両の前方に障害物が検出された場合の表示例を示している。ここに示すように、表示装置10には、警告情報のみが表示される。
音声出力装置11からは、警告情報がある場合には警告情報が優先して音声出力され、警告情報がない場合に、ナビゲーション機能によって提供される案内情報がある場合には案内情報が音声出力される。警告情報も案内情報もない場合には、表示装置10においてTV映像あるいは音声付コンテンツの表示中であれば、TVあるいはコンテンツの音声が出力される。従って、TVあるいはコンテンツの音声出力中に、警告情報あるいは案内情報を音声出力する必要が生じた場合は、TVあるいはコンテンツの音声が中断されて、警告情報あるいは案内情報が出力される。
警告情報も案内情報もない場合に、表示装置10において例えばナビゲーション情報など、TV映像あるいは音声付コンテンツ以外の情報が表示されている場合や、何も表示されていない場合には、オーディオ機器15からの音声出力があれば、これが音声出力装置11から出力される。
制御装置8は、CPU、ROM、RAM、I/O、およびこれらを接続するバスラインを備えた周知のマイクロコンピュータにより構成されており、図1に示すように、機能ブロックとして、スイッチ信号入力部80、TV映像入力部89、音声信号入力部90、前方障害物検出部91、コンテンツ入力部93、センサ信号入力部92、地図データ取得部81、現在位置算出部82、経路探索・設定部83、経路案内部84、画像生成部85、表示制御部86、音声出力部87、音声認識部88を備えている。
これらの機能ブロック80〜93は、ROMに記憶しているプログラムをCPUによって実行することにより、実現される。なお、プログラムは外部メモリ9を介して外部から取得することもできる。
スイッチ信号入力部80は、操作スイッチ群7から操作信号を取得し、さらにリモコンセンサ12を介してリモコン13から操作信号を取得し、さらに音声認識部88から音声認識結果を取得して、これらに基づいて、制御に用いるフラグなど、様々な設定を変更する。この処理の詳細については後述する。
TV映像入力部89は、TV受信機14からTV映像信号を取得し、音声信号入力部90は、オーディオ機器15からのオーディオ信号およびTV受信機14からのTV音声信号を取得する。コンテンツ入力部93は、データ通信モジュール16からコンテンツ信号を取得する。センサ信号入力部92は、パーキングブレーキセンサ3、車速センサ4、路面凍結センサ5からセンサ信号を取得する。
前方障害物検出部91は、前方監視カメラ17から監視映像信号を取得して、これに基づいて車両前方の障害物を検出して、前方障害物検出信号を表示制御部86および音声出力部87に出力する。
地図データ取得部81は、表示制御部86などからの指示により、地図データ入力器6から車両の現在位置周辺などの地図データを取得して、地図データバッファ(図示せず)に記憶する。
現在位置算出部82は、位置検出器2の各種センサ22〜25からセンサ信号を読み込んで、これらのセンサ信号に基づいて、マップマッチングにより車両の現在位置を算出する。
経路探索・設定部83は、乗員によって目的地が設定された場合に、地図データ取得部81により必要な地図データを取得して、その地図データに基づいて、現在位置算出部82により算出された現在位置から設定された目的地までの最適な経路を、例えばダイクストラ法などを用いて設定する。
経路案内部84は、経路探索・設定部83により設定された経路と、地図データ内の道路の形状データや、交差点の位置情報などから、経路案内を提供するポイントを算出したり、どのような案内(例えば右折など)を行うのかを決定する。
画像生成部85は、表示制御部86の指示に従って、地図データバッファ内の地図データに基づいて、表示装置10に表示する地図などの画像を生成して、VRAMなどで構成された描画メモリに記憶する。
表示制御部86は、操作スイッチ群7およびリモコン13からのスイッチ信号や音声認識部88による音声認識結果に基づいてスイッチ信号入力部80により行われた設定や、センサ信号入力部92からのセンサ信号、車両の現在位置および地図データ、経路案内部84からの指示などに基づいて表示装置10に表示させる情報を決定して、表示装置10に表示させる。その場合、地図画像などを表示させるときには、画像を画像生成部85に生成させる。この表示制御部86による処理の詳細は後述する。
音声出力部87は、操作スイッチ群7およびリモコン13からのスイッチ信号や音声認識部88による音声認識結果に基づいてスイッチ信号入力部80により行われた設定や、センサ信号入力部92からのセンサ信号、車両の現在位置および地図データ、経路案内部84などからの指示に基づいて、音声出力装置11から音声出力する情報を決定して、音声出力装置11に出力させる。この処理の詳細については後述する。
音声認識部88は、マイクロホン19から音声信号を読み込んで、音声認識を行い、認識結果をスイッチ信号入力部80に出力する。
制御装置8は、さらにカレンダ94および時計95を備えており、これらは薄暮時を検出する際に用いられる。
図4は、スイッチ信号入力部80によるスイッチ信号入力処理の手順を示している。ステップ300において、パーキングブレーキ作動信号に基づいて、パーキングブレーキが作動中であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ310において、操作スイッチ群7あるいはリモコン13からのスイッチ信号、あるいは音声認識部88による音声認識結果に基づいて、制御に用いるフラグなど各種設定を変更する。
ステップ300においてNOと判定した場合は、ステップ320において、走行環境が非常状態にあるか否か判定する。本実施形態では、車両が要注意道路を走行中であり、かつ要注意環境にあることが検出された場合に、走行環境が非常状態にあると判断する。本実施形態では細街路を要注意道路としており、また、路面の凍結が検出されるか、あるいは薄暮時であると判断された場合を要注意環境としている。
従って、ステップ320においては、具体的には、車両の現在位置および地図データに基づいて車両が走行中の道路が細街路であると判断され、かつ、路面凍結センサ5からのセンサ信号に基づいて路面凍結が検出されるか、あるいはカレンダ94および時計95の示す現在の日時に基づいて薄暮時であると判断されるか否かを判定する。
ステップ320においてYESと判定した場合は、ステップ350において設定を変更することなく、ステップ300に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。このようにして、車両の走行環境が非常状態にある場合には、乗員によるすべての手動操作および音声操作を無効とする。
一方、ステップ320においてNOと判定した場合は、ステップ330において、操作スイッチ群7あるいはリモコン13からのスイッチ信号に基づいて、オーディオ機器15関連の設定のみを変更する。さらに、ステップ340において、音声認識部88による音声認識結果に基づいて、ナビゲーション関連の設定を変更する。
このようにして、走行環境が非常状態にある場合には、乗員による手動操作はオーディオ機器15に対する操作のみを有効として、その他の手動操作は無効とする。また、音声によるナビゲーション関連の操作は有効とする。ステップ340の実行後は、ステップ300に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
図5は表示制御部86によって実行される表示制御処理の手順を示している。まず、ステップ100において、スイッチ信号入力部80により行われた設定に基づいて、表示装置100に表示する情報として、TV映像あるいはコンテンツが選択されている状態であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ110において、パーキングブレーキが作動中であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ120において、TV映像あるいはコンテンツを表示装置10に表示させる。その後、ステップ170に進む。
ステップ100あるいはステップ110においてNOと判定した場合は、ステップ130において、車両の走行環境が非常状態にあるか否か判定する。具体的には、車両の現在位置および地図データに基づいて車両が走行中の道路が細街路であると判断され、かつ、路面凍結センサ5からのセンサ信号に基づいて路面凍結が検出されるか、あるいは現在の日時に基づいて薄暮時であると判断されるか否かを判定する。
YESと判定した場合は、ステップ140においてパーキングブレーキが作動中であるか否か判定する。ステップ140においてYESと判定した場合は、あるいはステップ130においてNOと判定した場合は、ステップ145において、表示装置100に表示する情報として、ナビゲーション情報が選択されている状態であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ150において、画像生成部85にナビゲーション情報の画像を生成させて、その画像を表示装置10に表示させる。その後、ステップ170に進む。
ステップ140あるいはステップ145においてNOと判定した場合は、ステップ160において、表示装置10の表示を消去して無表示状態とする。その後ステップ170に進む。
ステップ170においては、車速が30km/hを超えており、かつ車両の前方に障害物が検出されたか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ180において、図3(b)または(d)に示すように、警告情報を表示する。その後、ステップ100に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
ステップ170においてNOと判定した場合は、そのままステップ100に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
図6は音声出力部87によって実行される音声出力処理の手順を示している。まず、ステップ205において、車速が30km/hを超えており、かつ車両の前方に障害物が検出されたか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ210において、「前方に障害物あり」という警告情報を音声出力装置11に出力させる。その後、ステップ205に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
ステップ205においてNOと判定した場合は、ステップ230において、走行環境が非常状態であるか否か判定する。具体的には、車両の現在位置および地図データに基づいて車両が走行中の道路が細街路であると判断され、かつ、路面凍結センサ5からのセンサ信号に基づいて路面凍結が検出されるか、あるいは現在の日時に基づいて薄暮時であると判断されるか否かを判定する。
ステップ230においてNOと判定した場合は、ステップ250において、ナビゲーション機能によって提供される音声案内情報があるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ260において音声案内情報を音声出力装置11に出力させる。その後、ステップ205に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
ステップ230においてYESと判定した場合は、ステップ240においてパーキングブレーキが作動中であるか否か判定する。ステップ240においてYESと判定した場合、あるいはステップ250においてNOと判定した場合は、ステップ270において、表示装置100に表示する情報として、TV映像あるいは音声付コンテンツが選択されている状態であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ280において、TVあるいはコンテンツの音声を音声出力装置11に出力させる。その後、ステップ205に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
ステップ270あるいはステップ240においてNOと判定した場合は、ステップ290において、オーディオ機器15からのオーディオ信号があるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ295において、オーディオ機器15からの音声を音声出力装置11に出力させる。その後、ステップ205に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
ステップ290においてNOと判定した場合は、そのまま、音声出力装置11から音声を出力させることなく、ステップ205に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
本実施形態の構成によると、車両が走行中であるか否かのみに基づくのではなく、走行環境が非常状態にあるときにはナビゲーション情報の提供を停止するなど、変化する走行環境に応じて乗員に提供する情報および操作を制限するため、運転者は提供される情報によって気を散らされることなく運転に集中することができる。このようにして、本実施形態においては、車両が走行中であるか否かのみに基づいて情報の提供および操作を制限していた従来に比較して、変化する走行環境に応じてより適切に情報が提供される。
本実施形態における位置検出器2および現在位置算出部82は本発明の現在位置検出手段に対応しており、地図データ入力器6および地図データ取得部81は本発明の地図データ取得手段に対応している。前方監視カメラ17および前方障害物検出部91は本発明の前方監視手段に対応している。本実施形態における路面凍結センサ5は本発明の路面情報取得手段に対応しており、カレンダ94および時計95は本発明の薄暮時情報取得手段に対応しており、パーキングブレーキセンサ3は本発明の運転状態検出手段に対応している。
また、本実施形態における操作スイッチ群7、リモコンセンサ12、リモコン13およびスイッチ信号入力部80は、本発明の手動操作信号入力手段に対応しており、マイクロホン19および音声認識部88は、本発明の音声取得手段に対応している。
本実施形態におけるステップ130、230、320は本発明の非常状態検出手段に対応しており、ステップ160は本発明の第1情報提供停止手段および第2情報提供停止手段に対応している。ステップ110、140、240および300は本発明の運転状態検出手段に対応している。ステップ310は本発明の第1設定変更手段および第2設定変更手段に対応しており、ステップ350は本発明の手動操作停止手段および音声操作停止手段に対応している。
本実施形態におけるステップ170および205は本発明の緊急状態検出手段に対応しており、ステップ180および210は本発明の緊急状態警告手段に対応している。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、つぎのように種々の変形が可能である。
上記実施形態においては、TV映像あるいはコンテンツの提供中にパーキングブレーキが解除された場合には情報の提供を停止して、表示装置10を無表示とし、音声出力装置11からの音声出力を停止したが、パーキングブレーキが解除された時点での走行環境が平常状態である場合には、ナビゲーション情報の提供に切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ナビゲーション情報の提供中に車両の走行環境が平常状態から非常状態に変化した場合には、表示装置10におけるナビゲーション情報の表示を停止して無表示としたが、走行環境が非常状態に変わった時点でのナビゲーション情報の表示をフリーズして、そのまま静止画でのナビゲーション情報の表示を継続し、走行環境が平常状態に戻った時点でナビゲーション情報の表示を更新するようにしてもよい。
上記実施形態においては、走行環境が非常状態にあることが検出された場合でも、そのような非常状態にあることに関する警告を行わなかったが、例えば、「細街路注意」、「路面凍結注意」などの警告情報を表示するようにしてもよい。図7は、この場合の表示制御処理の手順を示している。ここに示すように、走行環境が非常状態にあり、パーキングブレーキが非作動中であるときには、ステップ165において、「細街路注意」、「路面凍結注意」など、検出された非常状態に応じた警告情報を表示して、ステップ170に進む。その他のステップは上記実施形態と同様に実行される。ステップ165は本発明の非常状態警告手段に対応している。
あるいは、図8(a)に示すように表示装置10にナビゲーション情報を表示している状態において、走行環境が平常状態から非常状態に変化した場合は、その時点で図8(b)に示すように非常状態に関する警告情報を一時的に表示し、さらにナビゲーション情報の提供を一時停止することを表示してから、図8(c)に示すように無表示に切り替えてもよい。
上記実施形態においては、走行環境が平常状態から非常状態に変化したときには、ナビゲーション情報の表示装置10による提供と音声出力装置11による提供の両方を停止したが、表示装置10による提供のみを停止して、案内ポイントなどにおける音声出力装置11による案内情報の提供は継続して行うようにしてもよい。
上記実施形態においては、車両の走行環境が非常状態である場合には、レベル0および1の情報を提供したが、走行環境が非常状態である場合には、ナビゲーション情報の提供だけでなくオーディオ音声の提供も停止して、レベル0の警告情報の提供のみを行うようにしてもよい。この場合、走行環境が非常状態にあるときは、オーディオ音声出力を停止する代わりに、例えば「細街路注意」、「路面凍結注意」など、走行環境が非常状態にあることに関する警告を音声で出力するようにしてもよい。
図9は、この場合の音声出力処理の手順を示している。ここに示すように、走行環境が非常状態にありパーキングブレーキが非作動中であるときには、ステップ245において警告情報を音声出力する。オーディオ音声は、走行環境が平常状態にあるか、あるいはパーキングブレーキが作動中であり、ナビゲーション案内情報、TV、コンテンツのいずれの音声出力もない場合にのみ、提供される。ステップ245は本発明の非常状態警告手段に対応している。
上記実施形態においては、TV映像やコンテンツは、すべてパーキングブレーキが作動している状態においてのみ提供される構成であったが、例えば店舗・施設情報など静止画で提供されるような情報に関しては、パーキングブレーキが作動していない場合でも、車速が0で走行環境が平常状態であるときには、乗員が操作して表示させることが可能な構成としてもよい。
上記実施形態においては、ステップ130、230、および320において、道路種別が細街路である道路を要注意道路と判断したが、道路の幅員情報も用いて、細街路かつ幅員が3.5m以下の道路を要注意道路としてもよく、あるいは道路種別によらず幅員が3.5m以下の道路をすべて要注意道路としてもよい。また、細街路以外にも、勾配が急である道路、勾配の変化が急である道路、曲率(カーブ)が急である道路も、要注意道路と判断してもよい。
あるいは、例えば交通事故の多い道路などについては「要注意道路である」という情報を地図データの中に道路データの一部として記憶しておき、このような情報に基づいて、車両が走行中の道路が要注意道路であるか否かを判定してもよい。
上記実施形態においては、車両が要注意道路を走行中であり、かつ要注意環境が検出された場合(条件「要注意道路 & 要注意環境」が満足されている場合)に、走行環境が非常状態であると判断したが、車両が要注意道路を走行中であるか、あるいは要注意環境が検出された場合(条件「要注意道路 or 要注意環境」が満足されている場合)に、走行環境が非常状態であると判断してもよい。
また、表示制御処理におけるステップ130では、条件「要注意道路 or 要注意環境」が満足されているか否かに基づいて走行環境が非常状態にあるか否かを判定し、音声出力処理におけるステップ230では、条件「要注意道路 & 要注意環境」が満足されているか否かに基づいて走行環境が非常状態にあるか否かを判定するなど、情報の表示、情報の音声出力、操作受付状態のいずれの制御かに応じて、非常走行環境を検出する基準を変えてもよい。この場合、例えば車両が細街路を走行中で、要注意環境が検出されていない場合には、ナビゲーション情報の表示は停止されるが、音声案内情報は提供される。
上記実施形態においては、提供される情報および可能な操作を図2に示すようにレベル分けしたが、これに限らず、例えばオーディオ機器15に対する手動操作をレベル3として、パーキングブレーキ作動中にのみオーディオ機器15に対する手動操作が可能であるように構成してもよい。
上記実施形態においては、車速が30km/hを超えた状態において、車両の前方に障害物が検出された場合にのみ警告情報を提供したが、車室内に運転者の居眠り状態を検出する居眠りセンサを設けて、パーキングブレーキが非作動状態にあるときに居眠りセンサからの信号に基づいて運転者の居眠り状態が検出された場合は、音声で警告を発するようにしてもよい。
図10は、この場合の車載情報提供装置の構成のうち、図1に示す上記実施形態における構成に追加される部分を示している。居眠りセンサ18は、例えばステアリングホイールなどに組み込まれて、運転者からの生体信号を取得する。制御装置8は、居眠り検出部96により、居眠りセンサ18からの生体信号を取得して、これに基づいて運転者が居眠り状態にあるか否か判定し、運転者異常状態信号を音声出力部87に出力する。
図11は、この場合の音声出力部87による音声出力処理の手順を示している。ステップ200において、パーキングブレーキが非作動中であり、かつ運転者が居眠り状態にあるか否か、運転者異常状態信号に基づいて判定する。YESと判定した場合は、ステップ203において、警告音声を出力して、ステップ200に戻る。ステップ200においてNOと判定した場合は、ステップ205に進んで、以下のステップを上記実施形態と同様にして実行する。但し、ステップ210、260、280、295の実行後、およびステップ290においてNOと判定した場合は、ステップ200に戻って、以下のステップを所定の周期で繰り返す。
居眠りセンサ18および居眠り検出部96は本発明の運転者監視手段に対応しており、ステップ200は本発明の緊急状態検出手段に対応しており、ステップ203は本発明の緊急状態警告手段に対応している。
本発明の一実施形態に係る車載情報提供装置の全体構成を示すブロック図である。 車両の走行環境が平常状態にある場合と非常状態にある場合のそれぞれにおいて提供される情報の種類および可能な操作を示す図である。 車両の走行環境が平常状態から非常状態に変化した場合、および車両の前方に障害物が検出された場合に、表示装置において表示が変化する様子を示す図である。 制御装置により実行されるスイッチ信号入力処理のフローチャートである。 制御装置により実行される表示制御処理のフローチャートである。 制御装置により実行される音声出力処理のフローチャートである。 図5に示す表示制御処理の変形例のフローチャートである。 車両の走行環境が平常状態から非常状態に変化した場合の表示装置における表示の切り替わりの変形例を示す図である。 図6に示す音声出力処理の変形例のフローチャートである。 図1に示す車載情報提供装置の構成の変形例を示すブロック図である。 図6に示す音声出力処理の変形例のフローチャートである。
符号の説明
1 車載情報提供装置
2 位置検出器 (現在位置検出手段)
3 パーキングブレーキセンサ (運転状態検出手段)
5 路面凍結センサ (路面情報取得手段)
6 地図データ入力器 (地図データ取得手段)
7 操作スイッチ群 (手動操作信号入力手段)
10 表示装置
11 音声出力装置
12 リモコンセンサ (手動操作信号入力手段)
13 リモコン (手動操作信号入力手段)
17 前方監視カメラ (前方監視手段)
18 居眠りセンサ (運転者監視手段)
19 マイクロホン (音声取得手段)
80 スイッチ信号入力部 (手動操作信号入力手段)
81 地図データ取得部 (地図データ取得手段)
82 現在位置算出部 (現在位置検出手段)
86 表示制御部
87 音声出力部
88 音声認識部 (音声取得手段)
91 前方障害物検出部 (前方監視手段)
94 カレンダ (薄暮時情報取得手段)
95 時計 (薄暮時情報取得手段)
96 居眠り検出部 (運転者監視手段)

Claims (16)

  1. 車両に搭載されて乗員に情報を提供する車載情報提供装置であって、
    情報を表示する表示装置と、
    前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記現在位置周辺の地図データを取得する地図データ取得手段と、
    前記車両が走行中である道路の路面状態に関する路面情報を取得する路面情報取得手段と、
    前記現在位置、前記地図データ、前記路面情報に基づいて、道路種別が細街路である道路を前記車両が走行中であって、且つ、前記車両が走行中である道路が凍結状態にあることを所定の非常状態として検出する非常状態検出手段と、
    前記所定の非常状態が検出された場合には、所定の非緊急情報の提供を停止させる第1情報提供停止手段とを備え、
    前記所定の非緊急情報は前記表示装置に表示される表示情報を含んでおり、且つ、その表示情報はナビゲーション情報を含んでおり、
    前記第1情報提供停止手段は、前記非常状態が検出された場合において、前記表示装置にナビゲーション情報が表示されている場合には、前記表示装置を無表示とすることにより、前記ナビゲーション情報の提供を停止させるようになっており、
    さらに、
    前記車両の前方に関する前方情報を取得する前方監視手段と、
    前記車両の速度が所定値以上である場合において、前記前方情報に基づいて前記車両の前方に障害物が検出された状態を緊急状態として検出する緊急状態検出手段と、
    前記緊急状態が検出された場合には、前記無表示とされた前記表示装置に前記緊急状態に関する警告情報を表示する緊急状態警告手段とを備えたことを特徴とする車載情報提供装置。
  2. 前記表示装置にナビゲーション情報が表示されている場合において前記非常状態が検出されたことにより、前記表示装置が無表示とされた後に、前記非常状態が検出されなくなった場合、前記表示装置に前記ナビゲーション情報を表示させることを特徴とする請求項1記載の車載情報提供装置。
  3. 前記第1情報提供停止手段は、前記非常状態が検出された場合において、前記ナビゲーション情報が表示されている前記表示装置を無表示とする場合、非常状態に関する警告情報を一時的に表示した後に、前記表示装置を無表示とすることを特徴とする請求項1または2記載の車載情報提供装置。
  4. 前記所定の非緊急情報は、前記表示情報として動画を含んでいることを特徴とする請求項1記載の車載情報提供装置。
  5. 前記第1情報提供停止手段は、前記所定の非常状態が検出された場合には、その時点で前記表示装置において前記動画をフリーズさせることにより、前記所定の非緊急情報の提供を停止させることを特徴とする請求項4記載の車載情報提供装置。
  6. 情報を音声出力する音声出力装置を備え、
    前記所定の非緊急情報は前記音声出力装置によって出力される音声情報を含んでおり、
    前記第1情報提供停止手段は、前記所定の非常状態が検出された場合に、前記音声情報の前記音声出力装置からの出力を停止させることにより、前記所定の非緊急情報の提供を停止させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車載情報提供装置。
  7. 前記非常状態検出手段は、前記現在位置および前記地図データに基づいて、幅員が所定値以下である道路を前記車両が走行中である状態も前記所定の非常状態として検出することを特徴とする請求項1記載の車載情報提供装置。
  8. 現在薄暮時であるか否かの判定に関連する薄暮時情報を取得する薄暮時情報取得手段を備え、
    前記非常状態検出手段は、前記薄暮時情報に基づいて現在薄暮時であることが検出された状態も前記所定の非常状態として検出することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の車載情報提供装置。
  9. 前記車両が運転者による運転状態にあるか否かを判定する運転状態検出手段を備え、
    前記第1情報提供停止手段は、前記所定の非常状態が検出された場合には、前記運転状態検出手段により前記運転状態にあると判定された場合にのみ、前記所定の非緊急情報の提供を停止させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の車載情報提供装置。
  10. 前記車両の乗員からの手動操作による指示を示す操作信号を取得する手動操作信号入力手段と、
    前記操作信号に基づいて情報提供に関連する設定を変更する第1設定変更手段と、
    前記所定の非常状態が検出された場合には、前記設定の少なくとも一部に対する前記操作信号に基づく変更を停止させる手動操作停止手段とを備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の車載情報提供装置。
  11. 前記車両が運転者による運転状態にあるか否かを判定する運転状態検出手段を備え、
    前記手動操作停止手段は、前記運転状態検出手段により前記運転状態にあると判定された場合には、前記設定の少なくとも一部に対する前記操作信号に基づく変更を停止させることを特徴とする請求項10記載の車載情報提供装置。
  12. 前記車両の乗員からの音声を取得する音声取得手段と、
    前記音声取得手段により取得した前記音声に基づいて、前記設定を変更する第2設定変更手段と、
    前記所定の非常状態が検出された場合には、前記設定の少なくとも一部に対する前記音声に基づく変更を停止させる音声操作停止手段とを備えたことを特徴とする請求項10記載の車載情報提供装置。
  13. 前記車両が運転者による運転状態にあるか否かを判定する運転状態検出手段を備え、
    前記音声操作停止手段は、前記所定の非常状態が検出された場合には、前記運転状態検出手段により前記運転状態にあると判定された場合にのみ、前記設定の少なくとも一部に対する前記音声に基づく変更を停止させることを特徴とする請求項12記載の車載情報提供装置。
  14. 前記所定の非常状態が検出された場合に、前記所定の非常状態に関する警告情報を提供する非常状態警告手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の車載情報提供装置。
  15. 前記車両の運転者の状態に関する運転者情報を取得する運転者監視手段を備え、
    前記緊急状態検出手段は、前記運転者情報に基づいて前記運転者が異常状態であることが検出された状態も前記所定の緊急状態として検出することを特徴とする請求項1記載の車載情報提供装置。
  16. 前記車両が運転者による運転状態にあるか否かを判定する運転状態検出手段と、
    前記運転状態検出手段により前記運転状態にあると判定された場合には、所定の非運転支援情報の提供を停止させる第2情報提供停止手段とを備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の車載情報提供装置。
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