JP2002213141A - 自動車の自動開閉窓制御装置 - Google Patents
自動車の自動開閉窓制御装置Info
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- JP2002213141A JP2002213141A JP2001010686A JP2001010686A JP2002213141A JP 2002213141 A JP2002213141 A JP 2002213141A JP 2001010686 A JP2001010686 A JP 2001010686A JP 2001010686 A JP2001010686 A JP 2001010686A JP 2002213141 A JP2002213141 A JP 2002213141A
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Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】刻々と変化する車両状態に合わせた最適な制御
態様で開閉体を制御することができ、ドライバーの換気
を行ないたいという要求と、走行風・雨・寒さ等を防止
したいという要求を高次元で常に両立させることができ
る自動車の自動開閉窓制御装置を提供する。 【解決手段】車速を検出する車速センサ50、及びエア
バック作動を検出するエアバックセンサ51の検出信号
が制御部34に入力され、制御部34は、車速が高い場
合は、車速が低い場合に比して、全閉状態寄りにウイン
ドガラス4の停止位置を変更し、エアバックの作動が検
出された場合は、ウインドガラス4の下降動作中の一旦
停止をキャンセルする。
態様で開閉体を制御することができ、ドライバーの換気
を行ないたいという要求と、走行風・雨・寒さ等を防止
したいという要求を高次元で常に両立させることができ
る自動車の自動開閉窓制御装置を提供する。 【解決手段】車速を検出する車速センサ50、及びエア
バック作動を検出するエアバックセンサ51の検出信号
が制御部34に入力され、制御部34は、車速が高い場
合は、車速が低い場合に比して、全閉状態寄りにウイン
ドガラス4の停止位置を変更し、エアバックの作動が検
出された場合は、ウインドガラス4の下降動作中の一旦
停止をキャンセルする。
Description
【発明が属する分野】本発明は、車体に設けられた開口
部を開閉体によって開閉自在に覆うと共に、該開閉体を
車体に設けられた駆動装置によって開閉動作する自動開
閉窓制御装置に関するものである。
部を開閉体によって開閉自在に覆うと共に、該開閉体を
車体に設けられた駆動装置によって開閉動作する自動開
閉窓制御装置に関するものである。
【従来の技術】車両のパワーウインド等においては、ス
イッチの押圧操作と同期させて窓の開閉を行なわせるの
が一般的であるが、このような開閉制御では、例えば喫
煙時に車内を換気する目的で窓を微少量だけ開放させた
い場合、窓の開閉速度が速いためにドライバーが要求す
る位置にピタリと停止させることは難しいという問題が
あった。そこでスイッチを一瞬押圧操作さえすれば、ド
ライバーが要求に合うように予め設定した開放位置まで
自動的に開放するように構成されたものが知られてい
る。例えば公技95−7272号。
イッチの押圧操作と同期させて窓の開閉を行なわせるの
が一般的であるが、このような開閉制御では、例えば喫
煙時に車内を換気する目的で窓を微少量だけ開放させた
い場合、窓の開閉速度が速いためにドライバーが要求す
る位置にピタリと停止させることは難しいという問題が
あった。そこでスイッチを一瞬押圧操作さえすれば、ド
ライバーが要求に合うように予め設定した開放位置まで
自動的に開放するように構成されたものが知られてい
る。例えば公技95−7272号。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような自動開閉窓制御装置では、窓の開度は搭乗者自身
が手動で変更設定しない限り一定であったため、刻々と
変化する車両状態に合わせた最適な位置に窓を開放させ
ることができない。要するに、ドライバーが換気の目的
で窓を開放したいという要求位置が車両の状態に応じて
逐次変化するが、それに対応することができないという
ことである。この点を詳述すると、例えば高速運転中や
雨天時などに換気の目的で窓を開けたい場合、通常は風
や雨滴が車内に入り込むのを嫌って窓を小さく開けるも
のであるが、窓の開度が大きく設定されていればその設
定にしたがって窓が大きく開放されてしまい強風や雨滴
が車内に入り込み不快感を感じるという問題がある。一
方、低速運転中に換気の目的で窓を開けたい場合、開度
が小さく設定されていればその設定にしたがって窓が小
さく開放されてしまい、換気不足が生じてしまうという
問題がある。さらに、開閉体が一旦停止する回数は一回
のみであったため、開度をより細かく設定したい場合は
スイッチ操作によって手動で設定しなければならないの
で、スイッチ操作に気を取られて運転に集中できないと
いう問題や、開閉体の動作速度が一定であるために、車
外の空気の相対流速が速い高速運転時に窓を開けると、
車内の空気の流れが急激に変化して不快感を感じるもの
であるが、それに対応できないという問題があった。ま
た、一度開放した状態であっても、運転者が手動で操作
を行なわない限り開度が一定で変更されないため、例え
ば窓の開度が大きければ、車速が速くなるにつれ車内に
入り込んでくる風が強くなったり、雨が降り出した場合
は雨滴が車内に入り込んだりして不快感を感じたり、逆
に窓の開度が小さければ、車速が遅くなるにつれ、換気
不足が生じてしまうという問題があった。本発明は、上
記従来の問題を解決するためになされたものであって、
その目的は、刻々と変化する車両状態に合わせた最適な
制御態様で開閉体を制御することができ、ドライバーの
換気を行ないたいという要求と、走行風・雨・寒さ等を
防止したいという要求を高次元で常に両立させることが
できる自動車の自動開閉窓制御装置を提供せんとするも
のである。
ような自動開閉窓制御装置では、窓の開度は搭乗者自身
が手動で変更設定しない限り一定であったため、刻々と
変化する車両状態に合わせた最適な位置に窓を開放させ
ることができない。要するに、ドライバーが換気の目的
で窓を開放したいという要求位置が車両の状態に応じて
逐次変化するが、それに対応することができないという
ことである。この点を詳述すると、例えば高速運転中や
雨天時などに換気の目的で窓を開けたい場合、通常は風
や雨滴が車内に入り込むのを嫌って窓を小さく開けるも
のであるが、窓の開度が大きく設定されていればその設
定にしたがって窓が大きく開放されてしまい強風や雨滴
が車内に入り込み不快感を感じるという問題がある。一
方、低速運転中に換気の目的で窓を開けたい場合、開度
が小さく設定されていればその設定にしたがって窓が小
さく開放されてしまい、換気不足が生じてしまうという
問題がある。さらに、開閉体が一旦停止する回数は一回
のみであったため、開度をより細かく設定したい場合は
スイッチ操作によって手動で設定しなければならないの
で、スイッチ操作に気を取られて運転に集中できないと
いう問題や、開閉体の動作速度が一定であるために、車
外の空気の相対流速が速い高速運転時に窓を開けると、
車内の空気の流れが急激に変化して不快感を感じるもの
であるが、それに対応できないという問題があった。ま
た、一度開放した状態であっても、運転者が手動で操作
を行なわない限り開度が一定で変更されないため、例え
ば窓の開度が大きければ、車速が速くなるにつれ車内に
入り込んでくる風が強くなったり、雨が降り出した場合
は雨滴が車内に入り込んだりして不快感を感じたり、逆
に窓の開度が小さければ、車速が遅くなるにつれ、換気
不足が生じてしまうという問題があった。本発明は、上
記従来の問題を解決するためになされたものであって、
その目的は、刻々と変化する車両状態に合わせた最適な
制御態様で開閉体を制御することができ、ドライバーの
換気を行ないたいという要求と、走行風・雨・寒さ等を
防止したいという要求を高次元で常に両立させることが
できる自動車の自動開閉窓制御装置を提供せんとするも
のである。
【課題を解決するための手段】請求項1の自動開閉窓制
御装置は、車体に設けられた開口部を開閉体によって開
閉自在に覆うと共に、該開閉体を車体に設けられた駆動
装置によって開閉動作し、開方向動作時予め設定された
所定の停止位置で一旦停止させることが可能な自動開閉
窓制御装置において、運転者の操作によって前記駆動装
置を駆動させるための操作スイッチと、所定の車両状態
を検出する車両状態検出手段と、前記操作スイッチから
の操作信号が入力され、該入力信号に応じて前記駆動装
置を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記車
両状態検出手段からの信号を受け、開放制御の態様を変
更するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。請求項2の自動開閉窓制御装置は、請求項1に記載
の自動開閉窓制御装置において、前記制御手段は、前記
車両状態検出手段からの信号を受け、前記開閉体を一旦
停止させる位置を変更することを特徴とするものであ
る。請求項3の自動開閉窓制御装置は、請求項2に記載
の自動開閉窓制御装置において、前記車両状態検出手段
は、車速を検出する車速検出手段であって、前記制御手
段は、車速が速い場合は車速が遅い場合に比して、前記
開閉体を一旦停止させる位置を全閉状態寄りに設定する
ことを特徴とするものである。請求項4の自動開閉窓制
御装置は、請求項2に記載の自動開閉窓制御装置におい
て、前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出
手段であって、前記制御手段は、前記開閉体が一旦停止
の状態下において、前記開閉体の位置が、車速が増加す
るほど全閉状態寄りになるように開閉体の停止位置を変
更し、車速が低下するほど全開状態寄りになるように開
閉体の位置を変更させる停止位置補正手段を有している
ことを特徴とするものである。請求項5の自動開閉窓制
御装置は、請求項2に記載の自動開閉窓制御装置におい
て、前記車両状態検出手段は、雨天を検出する雨天検出
手段であって、前記制御手段は、雨天時に前記開閉体を
一旦停止させる位置を前記開閉体の全閉状態寄りに変更
することを特徴とするものである。請求項6の自動開閉
窓制御装置は、請求項1に記載の自動開閉窓制御装置に
おいて、前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの
信号を受け、開閉体が一旦停止する迄の開速度を変更す
ることを特徴とするものである。請求項7の自動開閉窓
制御装置は、請求項1に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの信
号を受け、前記開閉体が全開状態になるまでに一旦停止
させられる回数を変更することを特徴とするものであ
る。請求項8の自動開閉窓制御装置は、請求項1の自動
開閉窓制御装置において、前記制御手段は、前記車両状
態検出手段からの信号を受け、前記開閉体を開方向動作
時に予め設定された所定の停止位置で一旦停止させるこ
とをキャンセルすることを特徴とするものである。請求
項9の自動開閉窓制御装置は、請求項8に記載の自動開
閉窓制御装置において、前記車両状態検出手段は、車速
を検出する車速検出手段であって、前記制御手段は、車
速があらかじめ設定された所定車速より遅い場合に、前
記開閉体を開方向動作時に予め設定された所定の停止位
置で一旦停止させることをキャンセルすることを特徴と
するものである。請求項10の自動開閉窓制御装置は、
請求項9に記載の自動開閉窓制御装置において、前記車
両状態検出手段は、車両に設けられたエアーバックの作
動を検出するエアーバック作動検出手段であって、前記
制御手段は、エアーバックの作動が検出されると、前記
開閉体を開方向動作時に予め設定された所定の停止位置
で一旦停止させることをキャンセルすることを特徴とす
るものである。請求項11の自動開閉窓制御装置は、請
求項1に記載の自動開閉窓制御装置において、前記制御
手段は、第一のスイッチ操作が行われると、前記開閉体
を開方向動作時予め設定された所定の停止位置で一旦停
止させる第一制御モードと、第二のスイッチ操作が行わ
れると、前記開閉体を開方向動作時予め設定された所定
の停止位置で一旦停止させることをキャンセルする第二
制御モードとを備えたことを特徴とするものである。
御装置は、車体に設けられた開口部を開閉体によって開
閉自在に覆うと共に、該開閉体を車体に設けられた駆動
装置によって開閉動作し、開方向動作時予め設定された
所定の停止位置で一旦停止させることが可能な自動開閉
窓制御装置において、運転者の操作によって前記駆動装
置を駆動させるための操作スイッチと、所定の車両状態
を検出する車両状態検出手段と、前記操作スイッチから
の操作信号が入力され、該入力信号に応じて前記駆動装
置を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記車
両状態検出手段からの信号を受け、開放制御の態様を変
更するよう構成されていることを特徴とするものであ
る。請求項2の自動開閉窓制御装置は、請求項1に記載
の自動開閉窓制御装置において、前記制御手段は、前記
車両状態検出手段からの信号を受け、前記開閉体を一旦
停止させる位置を変更することを特徴とするものであ
る。請求項3の自動開閉窓制御装置は、請求項2に記載
の自動開閉窓制御装置において、前記車両状態検出手段
は、車速を検出する車速検出手段であって、前記制御手
段は、車速が速い場合は車速が遅い場合に比して、前記
開閉体を一旦停止させる位置を全閉状態寄りに設定する
ことを特徴とするものである。請求項4の自動開閉窓制
御装置は、請求項2に記載の自動開閉窓制御装置におい
て、前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出
手段であって、前記制御手段は、前記開閉体が一旦停止
の状態下において、前記開閉体の位置が、車速が増加す
るほど全閉状態寄りになるように開閉体の停止位置を変
更し、車速が低下するほど全開状態寄りになるように開
閉体の位置を変更させる停止位置補正手段を有している
ことを特徴とするものである。請求項5の自動開閉窓制
御装置は、請求項2に記載の自動開閉窓制御装置におい
て、前記車両状態検出手段は、雨天を検出する雨天検出
手段であって、前記制御手段は、雨天時に前記開閉体を
一旦停止させる位置を前記開閉体の全閉状態寄りに変更
することを特徴とするものである。請求項6の自動開閉
窓制御装置は、請求項1に記載の自動開閉窓制御装置に
おいて、前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの
信号を受け、開閉体が一旦停止する迄の開速度を変更す
ることを特徴とするものである。請求項7の自動開閉窓
制御装置は、請求項1に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの信
号を受け、前記開閉体が全開状態になるまでに一旦停止
させられる回数を変更することを特徴とするものであ
る。請求項8の自動開閉窓制御装置は、請求項1の自動
開閉窓制御装置において、前記制御手段は、前記車両状
態検出手段からの信号を受け、前記開閉体を開方向動作
時に予め設定された所定の停止位置で一旦停止させるこ
とをキャンセルすることを特徴とするものである。請求
項9の自動開閉窓制御装置は、請求項8に記載の自動開
閉窓制御装置において、前記車両状態検出手段は、車速
を検出する車速検出手段であって、前記制御手段は、車
速があらかじめ設定された所定車速より遅い場合に、前
記開閉体を開方向動作時に予め設定された所定の停止位
置で一旦停止させることをキャンセルすることを特徴と
するものである。請求項10の自動開閉窓制御装置は、
請求項9に記載の自動開閉窓制御装置において、前記車
両状態検出手段は、車両に設けられたエアーバックの作
動を検出するエアーバック作動検出手段であって、前記
制御手段は、エアーバックの作動が検出されると、前記
開閉体を開方向動作時に予め設定された所定の停止位置
で一旦停止させることをキャンセルすることを特徴とす
るものである。請求項11の自動開閉窓制御装置は、請
求項1に記載の自動開閉窓制御装置において、前記制御
手段は、第一のスイッチ操作が行われると、前記開閉体
を開方向動作時予め設定された所定の停止位置で一旦停
止させる第一制御モードと、第二のスイッチ操作が行わ
れると、前記開閉体を開方向動作時予め設定された所定
の停止位置で一旦停止させることをキャンセルする第二
制御モードとを備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】請求項1の自動開閉窓制御装置によれ
ば、車両状態検出手段からの信号を受けて、自動で開閉
体の開放制御の態様を車両状態に応じたものに変更でき
るので、ドライバーの換気を行ないたいという要求と、
走行風・雨・寒さ等を防止したいという要求を高次元で
常に両立させることができる。請求項2の自動開閉窓制
御装置によれば、開閉体を一旦停止させる位置を変更す
ることができるので、上記要求の両立を一層直接的に向
上させることができる。請求項3の自動開閉窓制御装置
によれば、車速が速い場合は、車速が遅い場合に比して
開閉体を一旦停止させる位置を全閉状態寄りに設定す
る、つまり窓の開度を小さくすることができるので、高
速運転時に窓を開けた場合に、車内の換気を行ないつつ
も、車室内に強風等が進入してくることを防止できると
ともに、車速が遅い場合には開閉体を一旦停止させる位
置を全開状態寄りに、つまり窓の開度を大きくすること
ができるので、低速運転時に窓を開けた場合に、車内の
換気不足が生じることがないようにできる。請求項4の
自動開閉窓制御装置によれば、窓を大きく開放した状態
で速度を上げても、開閉体の位置が、車速が増加するほ
ど全閉状態寄りになるように変更される、つまり窓の開
度が小さくなるので、車内の換気を行ないつつも、強風
等が車内に侵入してくることを防止できる。また、窓を
小さく開放した状態で速度を下げても、開閉体の位置
が、車速が増加するほど全開状態寄りになるように変更
される、つまり窓の開度が大きくなるので、換気不足を
生じさせることがないようにできる。請求項5の自動開
閉窓制御装置によれば、雨天時に開閉体を一旦停止させ
る位置を全閉状態寄りに、つまり窓の開度を小さくする
ことができるので、雨天時に窓を開けた時でも、車内に
入ってくる雨滴の量を軽減することができる。請求項6
の自動開閉窓制御装置によれば、開閉体を一旦停止させ
るまでの開速度を変更することができるので、窓を車両
状態に応じた最適な開速度で開放できる。請求項7の自
動開閉窓制御装置によれば、開閉体を一旦停止させる回
数を変更することができるので、開閉体を車両状態に応
じた最適な回数一旦停止させることができる。請求項8
の自動開閉窓制御装置によれば、車両状態により開閉体
を一旦停止させることをキャンセルできるので、速やか
に窓を開ける必要がある場合は、開閉体を一旦停止させ
ることなく速やかに窓を開けることができ、利便性を向
上させることができる。請求項9の自動開閉窓制御装置
によれば、車速があらかじめ設定された所定車速より遅
いと、開閉体の一旦停止がキャンセルされるので、遅い
車速の時に窓を速やかに開けたい場合は、開閉体を一旦
停止させることなく速やかに窓を開けることができ、利
便性を向上させることができる。請求項10の自動開閉
窓制御装置によれば、エアーバックが作動した状態下に
おいて窓を開けても開閉体が一旦停止されないので、エ
アーバック作動状態において、窓を開ける必要がある時
は開閉体を一旦停止させることなくすみやかに窓を開け
ることができ、安全性を向上させることができる。請求
項11の自動開閉窓制御装置によれば、開閉体を一旦停
止させる制御と、一旦停止をキャンセルする制御をスイ
ッチ操作で使い分けることができるので、搭乗者の意志
で開閉体を一旦停止させずに窓をあけることができ、利
便性を向上させることができる。
ば、車両状態検出手段からの信号を受けて、自動で開閉
体の開放制御の態様を車両状態に応じたものに変更でき
るので、ドライバーの換気を行ないたいという要求と、
走行風・雨・寒さ等を防止したいという要求を高次元で
常に両立させることができる。請求項2の自動開閉窓制
御装置によれば、開閉体を一旦停止させる位置を変更す
ることができるので、上記要求の両立を一層直接的に向
上させることができる。請求項3の自動開閉窓制御装置
によれば、車速が速い場合は、車速が遅い場合に比して
開閉体を一旦停止させる位置を全閉状態寄りに設定す
る、つまり窓の開度を小さくすることができるので、高
速運転時に窓を開けた場合に、車内の換気を行ないつつ
も、車室内に強風等が進入してくることを防止できると
ともに、車速が遅い場合には開閉体を一旦停止させる位
置を全開状態寄りに、つまり窓の開度を大きくすること
ができるので、低速運転時に窓を開けた場合に、車内の
換気不足が生じることがないようにできる。請求項4の
自動開閉窓制御装置によれば、窓を大きく開放した状態
で速度を上げても、開閉体の位置が、車速が増加するほ
ど全閉状態寄りになるように変更される、つまり窓の開
度が小さくなるので、車内の換気を行ないつつも、強風
等が車内に侵入してくることを防止できる。また、窓を
小さく開放した状態で速度を下げても、開閉体の位置
が、車速が増加するほど全開状態寄りになるように変更
される、つまり窓の開度が大きくなるので、換気不足を
生じさせることがないようにできる。請求項5の自動開
閉窓制御装置によれば、雨天時に開閉体を一旦停止させ
る位置を全閉状態寄りに、つまり窓の開度を小さくする
ことができるので、雨天時に窓を開けた時でも、車内に
入ってくる雨滴の量を軽減することができる。請求項6
の自動開閉窓制御装置によれば、開閉体を一旦停止させ
るまでの開速度を変更することができるので、窓を車両
状態に応じた最適な開速度で開放できる。請求項7の自
動開閉窓制御装置によれば、開閉体を一旦停止させる回
数を変更することができるので、開閉体を車両状態に応
じた最適な回数一旦停止させることができる。請求項8
の自動開閉窓制御装置によれば、車両状態により開閉体
を一旦停止させることをキャンセルできるので、速やか
に窓を開ける必要がある場合は、開閉体を一旦停止させ
ることなく速やかに窓を開けることができ、利便性を向
上させることができる。請求項9の自動開閉窓制御装置
によれば、車速があらかじめ設定された所定車速より遅
いと、開閉体の一旦停止がキャンセルされるので、遅い
車速の時に窓を速やかに開けたい場合は、開閉体を一旦
停止させることなく速やかに窓を開けることができ、利
便性を向上させることができる。請求項10の自動開閉
窓制御装置によれば、エアーバックが作動した状態下に
おいて窓を開けても開閉体が一旦停止されないので、エ
アーバック作動状態において、窓を開ける必要がある時
は開閉体を一旦停止させることなくすみやかに窓を開け
ることができ、安全性を向上させることができる。請求
項11の自動開閉窓制御装置によれば、開閉体を一旦停
止させる制御と、一旦停止をキャンセルする制御をスイ
ッチ操作で使い分けることができるので、搭乗者の意志
で開閉体を一旦停止させずに窓をあけることができ、利
便性を向上させることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。尚、以下説明する実施例は車両の
パワーウインドに用いたものであるが、本発明を車両の
サンルーフに用いてもよい。以下、第一実施例につい
て、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明に係
わる自動車のドアを車室側から見て示した正面図であっ
て、この図に示すように、ドア1には、ドア本体2のア
ウタパネル2aとインナパネル(不図示)とで形成され
たドア空間内に、ドアウインド3を開閉するウインドガ
ラス4を昇降させる電動式のウインドレギュレータ10
と、ウインドガラス4の昇降動作をスムーズに案内する
前後一対のガラスガイド5,6が配設されている。ウイ
ンドレギュレータ10は、上下方向に延びるレール11
と、ウインドガラス4の下端部に固定されるとともにレ
ール11に案内されて上下動し得るガイド部材12と、
例えば、上下の滑車16a,16b間に架設されたワイ
ヤ13を介して、上記ガイド部材12を駆動する電動モ
ータMとを備えている。電動モータMの出力側には、回
転方向変換用の歯車機構(不図示)及び減速装置14を
介して、ワイヤ13を駆動するプーリ15が連結されて
おり、電動モータMが回転させられた場合、その回転方
向および回転量に応じてワイヤ13が所定量だけ上下方
向に牽引される。ガイド部材12は、ウインドガラス4
の下端部に固定されるとともに、図2に示すように、ワ
イヤ13の途中の適所に接合されており、電動モータM
の駆動に伴ってワイヤ13が所定量だけ上下方向に駆動
され、ウインドガラス4が前後のガラスガイド5,6に
案内されつつ同量だけ昇降動作を行なうようになってい
る。また、図3は、ウインドレギュレータ10の電動モ
ータMの駆動を制御してドアウインド3の開閉状態を制
御するウインド開閉制御装置20の全体構成を概略的に
表す電気回路図であるが、この図に示すように、ウイン
ド開閉制御装置20では、ドアウインド3を開閉操作す
る操作スイッチ22を備えたパワーウインドスイッチユ
ニット21と、ウインドガラス4が上昇する方向に電動
モータMを回転駆動するためのリレー回路24(アップ
リレー)と、ウインドガラス4が下降する方向に電動モ
ータMを回転駆動するためのリレー回路27(ダウンリ
レー)と、電動モータMのロック電流を検出するロック
電流検出回路31と、ドアウインド3の開度を検出する
ポテンショメータ40と、車速を検出する車速センサ5
0と、エアバックの作動を検出するエアバックセンサ5
1と、スイッチ22の入力操作,ロック電流検出回路3
1の検出値,ポテンショメータ40の検出値,車速セン
サ50の検出値、エアバックセンサ51の検出値に応じ
て、上記アップリレー24及びダウンリレー27の作動
を制御するコントロールユニット33とが設けられてい
る。ポテンショメータ40は、図4から図6に示すよう
に、電動モータMの出力側に設けられ、プーリ15に固
着された従動歯車15aと噛合する減速用歯車14aに
一対のブラシ41a,41bを取付けるとともに、減速
用歯車14aと所定距離を隔てて平行に配置されたディ
スク板42に、抵抗体42aと導電体42bとを同軸に
配設して構成されている。ブラシ41a及び41bは、
抵抗体42a及び導電体42bにそれぞれ摺接するよう
に位置設定されており、ドアウインド3の開閉時、電動
モータMが駆動されて減速用歯車14aが所定角度だけ
回動させられると、抵抗体42aのうち導電体42bと
接続される側の抵抗体の長さが変化する事により、減速
用歯車14aの回転角(つまりドアウインド3の開度)
の変化を、抵抗値の変化として検出する事ができるよう
になっている。本実施例では、この抵抗値よりウインド
ガラス4の位置を算出している。上記操作スイッチ22
は、ダウン側が2段構成になっており、操作スイッチ2
2をダウン側に浅く操作すると、d1端子だけが接触
し、d1端子だけを通って電流が流れ、深く操作すると
d2端子とも接触し、d1端子及びd2端子の両方を通
って電流が流れる。以上のように、操作スイッチ22は
2種類の操作形態を有し、スイッチ操作と同期させてウ
インドガラス4を下降動作させる制御と、スイッチ操作
の継続時間によらず、ウインドガラス4を下降動作させ
て所定位置で一旦停止させる制御とをを使い分けること
ができる。このように、スイッチの操作方法により、ス
イッチ操作と同期させてウインドガラス4を下降動作さ
せる制御と、スイッチ操作の継続時間によらず、ウイン
ドガラス4の下降動作させて所定位置で一旦停止させる
制御とをを使い分けることで、操作者の意思に基づいて
自由に制御形態を選択することができるので、利便性が
向上する。また、上記各リレー回路24,27には、ノ
ーマルクローズ(通常時閉)の第1接点26a,29
a、及びノーマルオープン(通常時開)の第2接点26
b,29bと、これら各接点の開閉状態を切り換える電
磁ソレノイド25,28とが、それぞれ設けられてい
る。各電磁ソレノイド25,28は、各ソレノイド2
5,28への給電状態を制御するトランジスタTR1,
TR2をそれぞれ介して、上記コントロールユニット3
3の制御部34に接続されている。また、上記操作スイ
ッチ22の各端子u,d1,d2、ロック電流検出回路
31、車速センサ50、およびエアバックセンサ51は
それぞれ入力インタフェイスI1,I2,I3,I4,
I5,I6,を介して制御部34に接続されている。以
上の構成において、操作スイッチ22がアップ側にON
操作された場合には、アップリレー24の電磁ソレノイ
ド25が通電されてノーマルクローズの第1接点26a
が開かれ、かつ、ノーマルオープンの第2接点26bが
閉じられる。この結果、電動モータMに実線矢印で示さ
れる方向の電流が流れ、ウインドガラス4が上昇する方
向に電動モータMが回転駆動される。また、逆に、操作
スイッチ22がダウン側にON操作された場合には、ダ
ウンリレー27の電磁ソレノイド28が通電されてノー
マルクローズの第1接点29aが開かれ、かつ、ノーマ
ルオープンの第2接点29bが閉じられる。この結果、
電動モータMに破線矢印で示される方向の電流が流れ、
ウインドガラス4が下降する方向に電動モータMが回転
駆動される。そして、操作スイッチ22がダウン側のd
1端子にON操作(以下、ダウン1操作とよぶ)された
場合において、ウインドガラス4はスイッチ操作と同期
して下降動作させられるように構成されているととも
に、上記操作スイッチ22がダウン側のd2端子にもO
N操作(以下、ダウン2操作とよぶ)された場合におい
ては、ウインドガラス4はスイッチ操作の継続時間によ
らず、車速センサ50の検出値に基づいて決定される停
止位置まで下降動作させられるように構成されている。
以下、上記ウインド開閉制御装置20の作動について、
図7から図9を参照しながら説明する。システムがスタ
ートすると、まずステップ#1で操作スイッチ22がア
ップ側にON操作されたか否かが判定され、NOの場合に
は、ステップ#2で操作スイッチ22がダウン1操作、
つまりダウン側に浅く操作されたか否かが判定される。
ステップ#2の判定結果がNOの場合には、ステップ#3
で操作スイッチ22がダウン2操作、つまりダウン側に
深く操作されたか否かが判定され、ステップ#3の判定
結果もNOの場合、つまり操作スイッチ22のON操作が行
なわれていない場合には、ステップ#4でアップリレー
24,ダウンリレー27がいずれもOFF状態にセットさ
れる。一方、上記ステップ#1での判定結果がYESの場
合、つまり操作スイッチ22がアップ側にON操作された
場合には、ステップ#5でアップリレー24がONされ、
ウインドガラス4が上昇する方向に電動モータMが回転
駆動され、ドアウインド3の閉動作が開始される。そし
て、ドアウインド3が全閉状態になったか否かを判定す
るために、ステップ#6でモータの電流の検出が行われ
る。このモータ電流の検出は、図8のフローチャートで
示されるサブルーチンにしたがって実行される。すなわ
ち、ステップ#21でロック電流検出回路31による電
流検出が開始されると、ステップ#22で検出値があら
かじめ設定された基準値を超えているか否かが判定さ
れ、NOの間はモータロックフラグMLが0にセットされ
(ステップ#23)、YESになるとモータロックフラグM
Lが1にセットされる(ステップ#24)。次に、ステ
ップ#7でモータ電流の検出結果に基づいて、モータロ
ックフラグMLが1にセットされたか否か、つまり電動モ
ータMにあらかじめ設定された基準値を超えるロック電
流が流れたか否かが判定され、NOの場合にはシステムが
リターンされ、YESになるとステップ#4でアップリレ
ー24がOFF状態にセットされる。一方、ステップ#2
での判定結果がYESの場合、つまり操作スイッチ22が
ダウン1操作された場合には、ステップ#8でダウンリ
レー27がONされ、ウインドガラス4が下降する方向に
電動モータMが回転駆動され、ドアウインド3の開動作
が開始される。そして、ドアウインド3が全開状態にな
ったか否かを判定するために、ステップ#9でモータの
電流の検出が行われる。このモータ電流の検出は、図8
のフローチャートで示されるサブルーチンにしたがって
実行される。次に、ステップ#10で、モータ電流の検
出結果に基づいて、モータロックフラグMLが1にセット
されたか否か、つまり電動モータMにあらかじめ設定さ
れた上記基準値を超えるロック電流が流れたか否かが判
定され、NOの場合にはシステムがリターンされ、YESに
なると、ステップ#4でダウンリレー27がOFF状態に
セットされる。一方、ステップ#3での判定結果がYES
の場合、つまり操作スイッチ22がダウン2操作された
場合には、ステップ#11でエアバックが作動したか否
かが判定される。そして、このステップ#11の判定結
果がYESの場合はステップ#8に進み、ダウン1操作時
と同じ態様でドアウインド3の開動作が開始される。こ
れにより、例えばエアバックが作動するような事故時に
ウインドガラス4を、システムによって決定される停止
位置よりも下方にまで下降させたい場合に、ウインドガ
ラス4が一旦停止することがなく、スムーズにドアウイ
ンド3を開放できるので、安全性が向上する。尚、エア
バックが作動した場合にダウン方向にスイッチ操作が行
われた場合は、ドアウインド3が全開になるように構成
されても良い。一方、ステップ#11での判定がNOの場
合、ステップ#12で車速センサ50により車速が検出
され、次にステップ#13でウインドガラス4の停止位
置が、図9の車速Sと、ウインドガラス4の停止位置Pと
の関係を示すグラフに基づいて決定される。つまり、例
えば車速がS1である場合、停止位置はP1となる。尚、
停止位置Pは、車速が速い場合は、車速が遅い場合に比
して全閉状態に近づくようになっており、これにより、
高速運転時にドアウインド3を開動作した場合は、ドア
ウインド3の開度は小さいものとなり、車内の換気を行
いつつも、強風が車内に入ってくることを防ぐことがで
きるとともに、低速運転時にドアウインド3を開動作し
た場合は、ドアウインド3の開度は大きいものとなり、
換気不足を生じさせることがないようにできる。。尚、
図9のグラフでは、停止位置は車速の増加に伴って連続
的に上昇しているが、段階的に上昇させても良い。ま
た、グラフが段階的に上昇する場合は、グラフはヒステ
リシスを有することが好ましい。ステップ#13で停止
位置が決定された後、ステップ#14でウインドガラス
4の位置がポテンショメータ40によって検出され、ス
テップ#15でウインドガラス4の位置が停止位置より
も上方にあるか否かが判定される。ステップ#15の判
定結果がNOの場合、つまりウインドガラス4の位置が停
止位置よりも下方にある場合はステップ#8に進み、ダ
ウン1操作時と同じ態様でドアウインド3の開動作が開
始される。一方、ステップ#15の判定結果がYESの場
合、つまりウインドガラス4の位置が停止位置よりも上
方にある場合は、ステップ#16でダウンリレー27が
ONにされ、ウインドガラス4が下降する方向に電動モー
タMが回転駆動され、ドアウインド3の開動作が開始さ
れる。そして、ドアウインド3が全開状態になったか否
かを判定するために、ステップ#17でモータの電流の
検出が行われる。このモータ電流の検出は、図8のフロ
ーチャートで示されるサブルーチンにしたがって実行さ
れる。次に、ステップ#18で、上記モータ電流の検出
結果に基づいて、モータロックフラグMLが1にセットさ
れたか否か、つまり電動モータMにあらかじめ設定され
た上記基準値を超えるロック電流が流れたか否かが判定
され、YESになると、ステップ#20でダウンリレー2
7がOFFにされ、ウインドガラス4の下降動作が終了す
る。一方、NOの場合にはステップ#19でウインドガラ
ス4の位置が停止位置であるか否かが判定され、判定結
果がNOの間はステップ#11に戻り、YESになるとステ
ップ#20でダウンリレー27がOFFにされ、ウインド
ガラス4の下降動作が終了する。尚、本第一実施例で
は、事故の判断にエアバックの作動をもって検出してい
るが、例えばメーデーシステムの作動をもって検出して
も良い。また、スイッチ操作を所定時間を超えて継続し
て行なうと、ウインドガラス4が全閉、あるいは全開に
なるように構成してもよい。さらに、車速と停止位置の
関係を示すグラフ(停止位置の決定パターン)が複数用
意されており、それらを手動で選択できるようにしても
よい。本第一実施例でのウインドガラス4の停止位置は
1つのみであるが、ウインドガラス4を複数回停止させ
るようにしても良い。本第一実施例では、ウインドガラ
ス4の位置の検出にポテンショメータ40を用いている
が、例えばウインドガラス4の動作時間を計測し、それ
からウインドガラス4の位置を検出しても良い。また、
このとき停止位置を決定することを、ウインドガラス4
の作動時間を決定することとすることが好ましい。以
下、第二実施例について説明する。尚、以下の説明にお
いて、第一実施例の場合と同じものには同一符号を付し
て説明を省略する。第二実施例の大きな特徴は、ドアウ
インド3が全開状態になるまでにウインドガラス4が一
旦停止する回数が変更可能であるということにある。以
下、図10,及び図11を用いて詳述する。尚、本第二
実施例のウインド開閉制御装置のハード部は、第一実施
例と同一のものを用いるので、説明を省略する。システ
ムがステップ#12まで第一実施例と同様に進んだ後、
ステップ#13Aで停止位置Pが、図11の車速Sと停止
位置Pの関係を表すグラフに基づいて決定される。つま
り、例えば車速がS2である場合、停止位置はP2,
P3,P4,及びP5となる。尚、車速が速い場合は、車
速が多い場合に比して、停止位置Pの数が多くなってい
る。このように、車速が速い場合は、車速が多い場合に
比して、停止位置Pの数を多くすることで、高速運転時
における、より運転に集中しなければならない場合にお
いて、ドアウインド3のより細かい開度設定をスイッチ
操作に気を取られることなく行うことができるので、安
全性が向上する。尚、図11のグラフでは、停止位置は
車速の増加に伴って連続的に上昇しているが、段階的に
上昇させても良い。また、グラフが段階的に増加する場
合は、グラフはヒステリシスを有することが好ましい。
ステップ#13Aで停止位置が決定された後、ステップ
#14でウインドガラス4の位置が検出され、ステップ
#15Aでウインドガラス4の位置が、決定された停止
位置の中で最も低い位置にある停止位置より上にあるか
否かが判定される。つまり、本第二実施例のでは、ウイ
ンドガラス4の位置がP5よりも上にあるか否かが判定
される。後のステップは第一実施例と同様である為説明
を省略する。本第二実施例では、ウインドガラス4の位
置の検出にポテンショメータ40を用いているが、例え
ばウインドガラス4の動作時間を計測し、それからウイ
ンドガラス4の位置を検出しても良い。また、このとき
停止位置を決定することを、ウインドガラス4の作動時
間を決定することとすることが好ましい。以下、第三実
施例について説明する。本第三実施例の大きな特徴は、
ウインドガラス4が一旦停止するまでの下降速度が変更
可能である点にある。以下、図12及び図13を用いて
詳述する。尚、本第三実施例のウインド開閉制御装置の
ハード部は、第一実施例と同一のものを用いるので、説
明を省略する。システムがステップ#12まで第一実施
例と同様に進んだ後、ステップ#13Bでウインドガラ
ス4の下降速度が決定される。この下降速度は、電動モ
ータMにかける電圧により決定される。すなわち、図1
3の車速と電圧Vの関係を表すグラフに基づいて、例え
ば車速がS3である場合、電圧はV1となって、電動モー
タMにかける電圧Vが決定されることにより、ウインドガ
ラス4の下降速度が決定される。尚、電圧Vは、車速が
速い場合は、車速が遅い場合に比して低くなる、すなわ
ちウインドガラス4の下降速度が遅くなるようになって
いる。このように、ウインドガラス4の下降速度を、車
速が速くなるほど遅くすることで、車外の空気の相対流
速が速い高速運転時にドアウインド3を開けても、車内
の空気の流れが急激に変化することがないようにでき
る。後のステップは第一実施例と同様である為説明を省
略する。尚、本第三実施例の停止位置は、あらかじめこ
のシステムに設定されている停止位置である。本第三実
施例では、ウインドガラス4の位置の検出にポテンショ
メータ40を用いているが、例えばウインドガラス4の
動作時間を計測し、それからウインドガラス4の位置を
検出しても良い。また、このとき停止位置を決定するこ
とを、ウインドガラス4の作動時間を決定することとす
ることが好ましい。以下、第四実施例について説明す
る。本第四実施例の大きな特徴は、ウインドガラス4を
一旦停止させる位置を、雨天を検出した際に変更すると
いう点にある。以下、図14,及び図15を用いて詳述
する。図14に示すように、本第四実施例に係わるウイ
ンド開閉制御装置20Aでは、雨天を検出するためにワ
イパーの作動を検出するワイパーセンサ52が、コント
ロールユニット33Aの制御部34Aにインターフェース
I7を介して接続されている。以下、ウインド開閉制御
装置20Aの作動について、図15のフローチャートを
参照しながら説明すると、ステップ#11までは第一実
施例と同様に進み、ステップ#120において、雨天で
あるか否かが判定される。尚、本実施例では、ワイパー
センサ52によりワイパーの作動を検出することで、雨
天であるか否かを判定している。そして、この判定結果
がNOの場合はステップ#14へ進み、停止位置はあらか
じめ設定された値のままとなる。一方YESの場合は、ス
テップ#13Cで、停止位置が、あらかじめ設定された
値よりも全閉状態に近い値に変更され、その後ステップ
#14に進む。以上、説明したように、本第四実施例で
は、雨天になるとウインドガラス4が一旦停止する位置
が全閉状態に近くなる、つまりドアウインド3の開度が
小さくなるので、雨天時にドアウインド3を開放した場
合に、車内の換気を行いつつも、多量の雨滴が車内に入
ってくることを軽減することができる。尚、本第四実施
例では、雨天を検出するために、ワイパーセンサ52を
用いているが、ワイパーセンサ52の代わりに雨滴を検
出する雨滴センサを用いてもよい。本第四実施例では、
ウインドガラス4の位置の検出にポテンショメータ40
を用いているが、例えばウインドガラス4の動作時間を
計測し、それからウインドガラス4の位置を検出しても
良い。また、このとき停止位置を決定することを、ウイ
ンドガラス4の作動時間を決定することとすることが好
ましい。以下、第五実施例について説明する。本第五実
施例の大きな特徴は、ウインドガラス4の一旦停止が、
車速が所定車速より遅いとキャンセルされるという点に
ある。以下、図16、及び図17を用いて詳述する。図
16に示すように、本第五実施例に係わるウインド開閉
制御装置20Bでは、車両の車速を検出する車速センサ
50がコントロールユニット33Bの制御部34Bに接続
されている。以下、ウインド開閉制御装置20Bの作動
について、図17のフローチャートを参照しながら説明
すると、ステップ#10までは第一実施例と同様に進
み、ステップ#110で、車速が検出され、ステップ#
111で車速があらかじめ設定されていた所定車速より
遅いか否かが判定される。この判定結果がYESの場合、
ステップ#8に進み、ダウン1操作された場合と同様の
態様でドアウインド3が開動作される。一方判定結果が
NOの場合、ステップ#13に進む。尚、車速があらかじ
め設定されていた所定車速より遅い場合にダウン方向に
スイッチ操作が行なわれると、ドアウインド3は全開に
なるように構成されても良い。尚、後のステップは第一
実施例と同じである為説明を省略する。以上説明したよ
うに、本第五実施例では車速が所定車速より遅い場合に
は、ウインドガラス4の下降動作を一旦停止することが
キャンセルされるため、所定車速より遅い場合にウイン
ドガラス4を、システムによって決定される停止位置よ
りも下方にまで下降させたい場合に、ウインドガラス4
が一旦停止されることなく速やかに下降動作させること
ができる。本第五実施例では、ウインドガラス4の位置
の検出にポテンショメータ40を用いているが、例えば
ウインドガラス4の動作時間を計測し、それからウイン
ドガラス4の位置を検出しても良い。また、このとき停
止位置を決定することを、ウインドガラス4の作動時間
を決定することとすることが好ましい。以下、第六実施
例について説明する。本第六実施例の大きな特徴は、ド
アガラス4の停止中に車両状態が変化すれば、その車両
状態に応じた停止位置が自動で設定され、その設定され
た停止位置となるようにドアガラス4が自動で作動され
る点にある。以下、図18及び図19を用いて詳述す
る。尚、本第六実施例のウインド開閉制御装置のハード
部は、第五実施例と同一のものを用いるので、説明を省
略する。システムがスタートすると、まずステップ#2
5で車速が検出される。次にステップ#26で、図19
の車速Sと停止位置Pの関係を示したグラフに基づいて、
停止位置Pが決定される。図19のグラフは停止位置が
車速に対して複数の段で構成されているとともに、この
グラフはヒステリシスを有し、車速が加速する方向では
実線に沿って、減速する方向では破線に沿って停止位置
が決定される。このヒステリシスにより、車速変化が激
しい場合のウインドガラス4の過剰な上下動を回避して
いる。また、停止位置Pは車速が速いほど全閉状態に近
づくようになっているので、ドアウインド3を大きく開
放した状態で速度を上げるても、ドアウインド3の開度
が自動で小さくなり、車内の換気を行ないつつも、強風
等が車内に侵入してくることを防止できる。一方、停止
位置Pは車速が遅くなるほど全開状態に近づくようにな
っているので、ドアウインド3を小さく開放した状態で
速度を下げても、ドアウインド3の開度が自動で大きく
なり、換気不足を生じさせることがないようにできる。
その後ステップ#27でウインドガラス4の位置が検出
され、ステップ#28でウインドガラス4の位置が停止
位置と同じであるか否かが判定される。ステップ#28
の判定がYESの場合は、システムがリターンされ、NOの
場合はステップ#29で、ウインドガラス4の位置が停
止位置より上方にあるか否かが判定される。ステップ#
29の判定結果がYESの場合、つまりウインドガラス4
の位置が停止位置より上方にある場合はステップ#30
でダウンリレー27がONにされステップ#32に進む。
一方、判定結果がNOの場合、つまりウインドガラス4の
位置が停止位置より下方にある場合は、ステップ#31
でアップリレー24がONにされ、ステップ#32に進
む。ステップ#32では、ウインドガラス4の位置がス
テップ#25と同様にして再度検出され、ステップ#2
6で決定された停止位置になったか否かが判定される。
判定結果がNOならばシステムがリターンされ、YESなら
ばステップ#33でアップリレー24、及びダウンリレ
ー27がOFFにされて、システムがリターンされる。
尚、ドアガラス4の下降動作が所定停止位置で自動で停
止させられた場合にのみ、本第六実施例のシステムを起
動させるようにしたり、本第六実施例のシステムを起動
するか否かをスイッチ操作によって手動で選択できるよ
うにしてもよい。また、停止位置を変更するにあたって
は、車速が変化した時ではなく、雨天時に停止位置が全
閉状態に近づくように変更したり、ドアウインド3の外
周部に設けられる車両用バイザーからドアウインド3の
開放部がはみ出ないような停止位置に変更させても良
い。本第六実施例では、ウインドガラス4の位置の検出
にポテンショメータ40を用いているが、例えばウイン
ドガラス4の動作時間を計測し、それからウインドガラ
ス4の位置を検出しても良い。また、このとき停止位置
を決定することを、ウインドガラス4の作動時間を決定
することとすることが好ましい。
面を用いて説明する。尚、以下説明する実施例は車両の
パワーウインドに用いたものであるが、本発明を車両の
サンルーフに用いてもよい。以下、第一実施例につい
て、図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明に係
わる自動車のドアを車室側から見て示した正面図であっ
て、この図に示すように、ドア1には、ドア本体2のア
ウタパネル2aとインナパネル(不図示)とで形成され
たドア空間内に、ドアウインド3を開閉するウインドガ
ラス4を昇降させる電動式のウインドレギュレータ10
と、ウインドガラス4の昇降動作をスムーズに案内する
前後一対のガラスガイド5,6が配設されている。ウイ
ンドレギュレータ10は、上下方向に延びるレール11
と、ウインドガラス4の下端部に固定されるとともにレ
ール11に案内されて上下動し得るガイド部材12と、
例えば、上下の滑車16a,16b間に架設されたワイ
ヤ13を介して、上記ガイド部材12を駆動する電動モ
ータMとを備えている。電動モータMの出力側には、回
転方向変換用の歯車機構(不図示)及び減速装置14を
介して、ワイヤ13を駆動するプーリ15が連結されて
おり、電動モータMが回転させられた場合、その回転方
向および回転量に応じてワイヤ13が所定量だけ上下方
向に牽引される。ガイド部材12は、ウインドガラス4
の下端部に固定されるとともに、図2に示すように、ワ
イヤ13の途中の適所に接合されており、電動モータM
の駆動に伴ってワイヤ13が所定量だけ上下方向に駆動
され、ウインドガラス4が前後のガラスガイド5,6に
案内されつつ同量だけ昇降動作を行なうようになってい
る。また、図3は、ウインドレギュレータ10の電動モ
ータMの駆動を制御してドアウインド3の開閉状態を制
御するウインド開閉制御装置20の全体構成を概略的に
表す電気回路図であるが、この図に示すように、ウイン
ド開閉制御装置20では、ドアウインド3を開閉操作す
る操作スイッチ22を備えたパワーウインドスイッチユ
ニット21と、ウインドガラス4が上昇する方向に電動
モータMを回転駆動するためのリレー回路24(アップ
リレー)と、ウインドガラス4が下降する方向に電動モ
ータMを回転駆動するためのリレー回路27(ダウンリ
レー)と、電動モータMのロック電流を検出するロック
電流検出回路31と、ドアウインド3の開度を検出する
ポテンショメータ40と、車速を検出する車速センサ5
0と、エアバックの作動を検出するエアバックセンサ5
1と、スイッチ22の入力操作,ロック電流検出回路3
1の検出値,ポテンショメータ40の検出値,車速セン
サ50の検出値、エアバックセンサ51の検出値に応じ
て、上記アップリレー24及びダウンリレー27の作動
を制御するコントロールユニット33とが設けられてい
る。ポテンショメータ40は、図4から図6に示すよう
に、電動モータMの出力側に設けられ、プーリ15に固
着された従動歯車15aと噛合する減速用歯車14aに
一対のブラシ41a,41bを取付けるとともに、減速
用歯車14aと所定距離を隔てて平行に配置されたディ
スク板42に、抵抗体42aと導電体42bとを同軸に
配設して構成されている。ブラシ41a及び41bは、
抵抗体42a及び導電体42bにそれぞれ摺接するよう
に位置設定されており、ドアウインド3の開閉時、電動
モータMが駆動されて減速用歯車14aが所定角度だけ
回動させられると、抵抗体42aのうち導電体42bと
接続される側の抵抗体の長さが変化する事により、減速
用歯車14aの回転角(つまりドアウインド3の開度)
の変化を、抵抗値の変化として検出する事ができるよう
になっている。本実施例では、この抵抗値よりウインド
ガラス4の位置を算出している。上記操作スイッチ22
は、ダウン側が2段構成になっており、操作スイッチ2
2をダウン側に浅く操作すると、d1端子だけが接触
し、d1端子だけを通って電流が流れ、深く操作すると
d2端子とも接触し、d1端子及びd2端子の両方を通
って電流が流れる。以上のように、操作スイッチ22は
2種類の操作形態を有し、スイッチ操作と同期させてウ
インドガラス4を下降動作させる制御と、スイッチ操作
の継続時間によらず、ウインドガラス4を下降動作させ
て所定位置で一旦停止させる制御とをを使い分けること
ができる。このように、スイッチの操作方法により、ス
イッチ操作と同期させてウインドガラス4を下降動作さ
せる制御と、スイッチ操作の継続時間によらず、ウイン
ドガラス4の下降動作させて所定位置で一旦停止させる
制御とをを使い分けることで、操作者の意思に基づいて
自由に制御形態を選択することができるので、利便性が
向上する。また、上記各リレー回路24,27には、ノ
ーマルクローズ(通常時閉)の第1接点26a,29
a、及びノーマルオープン(通常時開)の第2接点26
b,29bと、これら各接点の開閉状態を切り換える電
磁ソレノイド25,28とが、それぞれ設けられてい
る。各電磁ソレノイド25,28は、各ソレノイド2
5,28への給電状態を制御するトランジスタTR1,
TR2をそれぞれ介して、上記コントロールユニット3
3の制御部34に接続されている。また、上記操作スイ
ッチ22の各端子u,d1,d2、ロック電流検出回路
31、車速センサ50、およびエアバックセンサ51は
それぞれ入力インタフェイスI1,I2,I3,I4,
I5,I6,を介して制御部34に接続されている。以
上の構成において、操作スイッチ22がアップ側にON
操作された場合には、アップリレー24の電磁ソレノイ
ド25が通電されてノーマルクローズの第1接点26a
が開かれ、かつ、ノーマルオープンの第2接点26bが
閉じられる。この結果、電動モータMに実線矢印で示さ
れる方向の電流が流れ、ウインドガラス4が上昇する方
向に電動モータMが回転駆動される。また、逆に、操作
スイッチ22がダウン側にON操作された場合には、ダ
ウンリレー27の電磁ソレノイド28が通電されてノー
マルクローズの第1接点29aが開かれ、かつ、ノーマ
ルオープンの第2接点29bが閉じられる。この結果、
電動モータMに破線矢印で示される方向の電流が流れ、
ウインドガラス4が下降する方向に電動モータMが回転
駆動される。そして、操作スイッチ22がダウン側のd
1端子にON操作(以下、ダウン1操作とよぶ)された
場合において、ウインドガラス4はスイッチ操作と同期
して下降動作させられるように構成されているととも
に、上記操作スイッチ22がダウン側のd2端子にもO
N操作(以下、ダウン2操作とよぶ)された場合におい
ては、ウインドガラス4はスイッチ操作の継続時間によ
らず、車速センサ50の検出値に基づいて決定される停
止位置まで下降動作させられるように構成されている。
以下、上記ウインド開閉制御装置20の作動について、
図7から図9を参照しながら説明する。システムがスタ
ートすると、まずステップ#1で操作スイッチ22がア
ップ側にON操作されたか否かが判定され、NOの場合に
は、ステップ#2で操作スイッチ22がダウン1操作、
つまりダウン側に浅く操作されたか否かが判定される。
ステップ#2の判定結果がNOの場合には、ステップ#3
で操作スイッチ22がダウン2操作、つまりダウン側に
深く操作されたか否かが判定され、ステップ#3の判定
結果もNOの場合、つまり操作スイッチ22のON操作が行
なわれていない場合には、ステップ#4でアップリレー
24,ダウンリレー27がいずれもOFF状態にセットさ
れる。一方、上記ステップ#1での判定結果がYESの場
合、つまり操作スイッチ22がアップ側にON操作された
場合には、ステップ#5でアップリレー24がONされ、
ウインドガラス4が上昇する方向に電動モータMが回転
駆動され、ドアウインド3の閉動作が開始される。そし
て、ドアウインド3が全閉状態になったか否かを判定す
るために、ステップ#6でモータの電流の検出が行われ
る。このモータ電流の検出は、図8のフローチャートで
示されるサブルーチンにしたがって実行される。すなわ
ち、ステップ#21でロック電流検出回路31による電
流検出が開始されると、ステップ#22で検出値があら
かじめ設定された基準値を超えているか否かが判定さ
れ、NOの間はモータロックフラグMLが0にセットされ
(ステップ#23)、YESになるとモータロックフラグM
Lが1にセットされる(ステップ#24)。次に、ステ
ップ#7でモータ電流の検出結果に基づいて、モータロ
ックフラグMLが1にセットされたか否か、つまり電動モ
ータMにあらかじめ設定された基準値を超えるロック電
流が流れたか否かが判定され、NOの場合にはシステムが
リターンされ、YESになるとステップ#4でアップリレ
ー24がOFF状態にセットされる。一方、ステップ#2
での判定結果がYESの場合、つまり操作スイッチ22が
ダウン1操作された場合には、ステップ#8でダウンリ
レー27がONされ、ウインドガラス4が下降する方向に
電動モータMが回転駆動され、ドアウインド3の開動作
が開始される。そして、ドアウインド3が全開状態にな
ったか否かを判定するために、ステップ#9でモータの
電流の検出が行われる。このモータ電流の検出は、図8
のフローチャートで示されるサブルーチンにしたがって
実行される。次に、ステップ#10で、モータ電流の検
出結果に基づいて、モータロックフラグMLが1にセット
されたか否か、つまり電動モータMにあらかじめ設定さ
れた上記基準値を超えるロック電流が流れたか否かが判
定され、NOの場合にはシステムがリターンされ、YESに
なると、ステップ#4でダウンリレー27がOFF状態に
セットされる。一方、ステップ#3での判定結果がYES
の場合、つまり操作スイッチ22がダウン2操作された
場合には、ステップ#11でエアバックが作動したか否
かが判定される。そして、このステップ#11の判定結
果がYESの場合はステップ#8に進み、ダウン1操作時
と同じ態様でドアウインド3の開動作が開始される。こ
れにより、例えばエアバックが作動するような事故時に
ウインドガラス4を、システムによって決定される停止
位置よりも下方にまで下降させたい場合に、ウインドガ
ラス4が一旦停止することがなく、スムーズにドアウイ
ンド3を開放できるので、安全性が向上する。尚、エア
バックが作動した場合にダウン方向にスイッチ操作が行
われた場合は、ドアウインド3が全開になるように構成
されても良い。一方、ステップ#11での判定がNOの場
合、ステップ#12で車速センサ50により車速が検出
され、次にステップ#13でウインドガラス4の停止位
置が、図9の車速Sと、ウインドガラス4の停止位置Pと
の関係を示すグラフに基づいて決定される。つまり、例
えば車速がS1である場合、停止位置はP1となる。尚、
停止位置Pは、車速が速い場合は、車速が遅い場合に比
して全閉状態に近づくようになっており、これにより、
高速運転時にドアウインド3を開動作した場合は、ドア
ウインド3の開度は小さいものとなり、車内の換気を行
いつつも、強風が車内に入ってくることを防ぐことがで
きるとともに、低速運転時にドアウインド3を開動作し
た場合は、ドアウインド3の開度は大きいものとなり、
換気不足を生じさせることがないようにできる。。尚、
図9のグラフでは、停止位置は車速の増加に伴って連続
的に上昇しているが、段階的に上昇させても良い。ま
た、グラフが段階的に上昇する場合は、グラフはヒステ
リシスを有することが好ましい。ステップ#13で停止
位置が決定された後、ステップ#14でウインドガラス
4の位置がポテンショメータ40によって検出され、ス
テップ#15でウインドガラス4の位置が停止位置より
も上方にあるか否かが判定される。ステップ#15の判
定結果がNOの場合、つまりウインドガラス4の位置が停
止位置よりも下方にある場合はステップ#8に進み、ダ
ウン1操作時と同じ態様でドアウインド3の開動作が開
始される。一方、ステップ#15の判定結果がYESの場
合、つまりウインドガラス4の位置が停止位置よりも上
方にある場合は、ステップ#16でダウンリレー27が
ONにされ、ウインドガラス4が下降する方向に電動モー
タMが回転駆動され、ドアウインド3の開動作が開始さ
れる。そして、ドアウインド3が全開状態になったか否
かを判定するために、ステップ#17でモータの電流の
検出が行われる。このモータ電流の検出は、図8のフロ
ーチャートで示されるサブルーチンにしたがって実行さ
れる。次に、ステップ#18で、上記モータ電流の検出
結果に基づいて、モータロックフラグMLが1にセットさ
れたか否か、つまり電動モータMにあらかじめ設定され
た上記基準値を超えるロック電流が流れたか否かが判定
され、YESになると、ステップ#20でダウンリレー2
7がOFFにされ、ウインドガラス4の下降動作が終了す
る。一方、NOの場合にはステップ#19でウインドガラ
ス4の位置が停止位置であるか否かが判定され、判定結
果がNOの間はステップ#11に戻り、YESになるとステ
ップ#20でダウンリレー27がOFFにされ、ウインド
ガラス4の下降動作が終了する。尚、本第一実施例で
は、事故の判断にエアバックの作動をもって検出してい
るが、例えばメーデーシステムの作動をもって検出して
も良い。また、スイッチ操作を所定時間を超えて継続し
て行なうと、ウインドガラス4が全閉、あるいは全開に
なるように構成してもよい。さらに、車速と停止位置の
関係を示すグラフ(停止位置の決定パターン)が複数用
意されており、それらを手動で選択できるようにしても
よい。本第一実施例でのウインドガラス4の停止位置は
1つのみであるが、ウインドガラス4を複数回停止させ
るようにしても良い。本第一実施例では、ウインドガラ
ス4の位置の検出にポテンショメータ40を用いている
が、例えばウインドガラス4の動作時間を計測し、それ
からウインドガラス4の位置を検出しても良い。また、
このとき停止位置を決定することを、ウインドガラス4
の作動時間を決定することとすることが好ましい。以
下、第二実施例について説明する。尚、以下の説明にお
いて、第一実施例の場合と同じものには同一符号を付し
て説明を省略する。第二実施例の大きな特徴は、ドアウ
インド3が全開状態になるまでにウインドガラス4が一
旦停止する回数が変更可能であるということにある。以
下、図10,及び図11を用いて詳述する。尚、本第二
実施例のウインド開閉制御装置のハード部は、第一実施
例と同一のものを用いるので、説明を省略する。システ
ムがステップ#12まで第一実施例と同様に進んだ後、
ステップ#13Aで停止位置Pが、図11の車速Sと停止
位置Pの関係を表すグラフに基づいて決定される。つま
り、例えば車速がS2である場合、停止位置はP2,
P3,P4,及びP5となる。尚、車速が速い場合は、車
速が多い場合に比して、停止位置Pの数が多くなってい
る。このように、車速が速い場合は、車速が多い場合に
比して、停止位置Pの数を多くすることで、高速運転時
における、より運転に集中しなければならない場合にお
いて、ドアウインド3のより細かい開度設定をスイッチ
操作に気を取られることなく行うことができるので、安
全性が向上する。尚、図11のグラフでは、停止位置は
車速の増加に伴って連続的に上昇しているが、段階的に
上昇させても良い。また、グラフが段階的に増加する場
合は、グラフはヒステリシスを有することが好ましい。
ステップ#13Aで停止位置が決定された後、ステップ
#14でウインドガラス4の位置が検出され、ステップ
#15Aでウインドガラス4の位置が、決定された停止
位置の中で最も低い位置にある停止位置より上にあるか
否かが判定される。つまり、本第二実施例のでは、ウイ
ンドガラス4の位置がP5よりも上にあるか否かが判定
される。後のステップは第一実施例と同様である為説明
を省略する。本第二実施例では、ウインドガラス4の位
置の検出にポテンショメータ40を用いているが、例え
ばウインドガラス4の動作時間を計測し、それからウイ
ンドガラス4の位置を検出しても良い。また、このとき
停止位置を決定することを、ウインドガラス4の作動時
間を決定することとすることが好ましい。以下、第三実
施例について説明する。本第三実施例の大きな特徴は、
ウインドガラス4が一旦停止するまでの下降速度が変更
可能である点にある。以下、図12及び図13を用いて
詳述する。尚、本第三実施例のウインド開閉制御装置の
ハード部は、第一実施例と同一のものを用いるので、説
明を省略する。システムがステップ#12まで第一実施
例と同様に進んだ後、ステップ#13Bでウインドガラ
ス4の下降速度が決定される。この下降速度は、電動モ
ータMにかける電圧により決定される。すなわち、図1
3の車速と電圧Vの関係を表すグラフに基づいて、例え
ば車速がS3である場合、電圧はV1となって、電動モー
タMにかける電圧Vが決定されることにより、ウインドガ
ラス4の下降速度が決定される。尚、電圧Vは、車速が
速い場合は、車速が遅い場合に比して低くなる、すなわ
ちウインドガラス4の下降速度が遅くなるようになって
いる。このように、ウインドガラス4の下降速度を、車
速が速くなるほど遅くすることで、車外の空気の相対流
速が速い高速運転時にドアウインド3を開けても、車内
の空気の流れが急激に変化することがないようにでき
る。後のステップは第一実施例と同様である為説明を省
略する。尚、本第三実施例の停止位置は、あらかじめこ
のシステムに設定されている停止位置である。本第三実
施例では、ウインドガラス4の位置の検出にポテンショ
メータ40を用いているが、例えばウインドガラス4の
動作時間を計測し、それからウインドガラス4の位置を
検出しても良い。また、このとき停止位置を決定するこ
とを、ウインドガラス4の作動時間を決定することとす
ることが好ましい。以下、第四実施例について説明す
る。本第四実施例の大きな特徴は、ウインドガラス4を
一旦停止させる位置を、雨天を検出した際に変更すると
いう点にある。以下、図14,及び図15を用いて詳述
する。図14に示すように、本第四実施例に係わるウイ
ンド開閉制御装置20Aでは、雨天を検出するためにワ
イパーの作動を検出するワイパーセンサ52が、コント
ロールユニット33Aの制御部34Aにインターフェース
I7を介して接続されている。以下、ウインド開閉制御
装置20Aの作動について、図15のフローチャートを
参照しながら説明すると、ステップ#11までは第一実
施例と同様に進み、ステップ#120において、雨天で
あるか否かが判定される。尚、本実施例では、ワイパー
センサ52によりワイパーの作動を検出することで、雨
天であるか否かを判定している。そして、この判定結果
がNOの場合はステップ#14へ進み、停止位置はあらか
じめ設定された値のままとなる。一方YESの場合は、ス
テップ#13Cで、停止位置が、あらかじめ設定された
値よりも全閉状態に近い値に変更され、その後ステップ
#14に進む。以上、説明したように、本第四実施例で
は、雨天になるとウインドガラス4が一旦停止する位置
が全閉状態に近くなる、つまりドアウインド3の開度が
小さくなるので、雨天時にドアウインド3を開放した場
合に、車内の換気を行いつつも、多量の雨滴が車内に入
ってくることを軽減することができる。尚、本第四実施
例では、雨天を検出するために、ワイパーセンサ52を
用いているが、ワイパーセンサ52の代わりに雨滴を検
出する雨滴センサを用いてもよい。本第四実施例では、
ウインドガラス4の位置の検出にポテンショメータ40
を用いているが、例えばウインドガラス4の動作時間を
計測し、それからウインドガラス4の位置を検出しても
良い。また、このとき停止位置を決定することを、ウイ
ンドガラス4の作動時間を決定することとすることが好
ましい。以下、第五実施例について説明する。本第五実
施例の大きな特徴は、ウインドガラス4の一旦停止が、
車速が所定車速より遅いとキャンセルされるという点に
ある。以下、図16、及び図17を用いて詳述する。図
16に示すように、本第五実施例に係わるウインド開閉
制御装置20Bでは、車両の車速を検出する車速センサ
50がコントロールユニット33Bの制御部34Bに接続
されている。以下、ウインド開閉制御装置20Bの作動
について、図17のフローチャートを参照しながら説明
すると、ステップ#10までは第一実施例と同様に進
み、ステップ#110で、車速が検出され、ステップ#
111で車速があらかじめ設定されていた所定車速より
遅いか否かが判定される。この判定結果がYESの場合、
ステップ#8に進み、ダウン1操作された場合と同様の
態様でドアウインド3が開動作される。一方判定結果が
NOの場合、ステップ#13に進む。尚、車速があらかじ
め設定されていた所定車速より遅い場合にダウン方向に
スイッチ操作が行なわれると、ドアウインド3は全開に
なるように構成されても良い。尚、後のステップは第一
実施例と同じである為説明を省略する。以上説明したよ
うに、本第五実施例では車速が所定車速より遅い場合に
は、ウインドガラス4の下降動作を一旦停止することが
キャンセルされるため、所定車速より遅い場合にウイン
ドガラス4を、システムによって決定される停止位置よ
りも下方にまで下降させたい場合に、ウインドガラス4
が一旦停止されることなく速やかに下降動作させること
ができる。本第五実施例では、ウインドガラス4の位置
の検出にポテンショメータ40を用いているが、例えば
ウインドガラス4の動作時間を計測し、それからウイン
ドガラス4の位置を検出しても良い。また、このとき停
止位置を決定することを、ウインドガラス4の作動時間
を決定することとすることが好ましい。以下、第六実施
例について説明する。本第六実施例の大きな特徴は、ド
アガラス4の停止中に車両状態が変化すれば、その車両
状態に応じた停止位置が自動で設定され、その設定され
た停止位置となるようにドアガラス4が自動で作動され
る点にある。以下、図18及び図19を用いて詳述す
る。尚、本第六実施例のウインド開閉制御装置のハード
部は、第五実施例と同一のものを用いるので、説明を省
略する。システムがスタートすると、まずステップ#2
5で車速が検出される。次にステップ#26で、図19
の車速Sと停止位置Pの関係を示したグラフに基づいて、
停止位置Pが決定される。図19のグラフは停止位置が
車速に対して複数の段で構成されているとともに、この
グラフはヒステリシスを有し、車速が加速する方向では
実線に沿って、減速する方向では破線に沿って停止位置
が決定される。このヒステリシスにより、車速変化が激
しい場合のウインドガラス4の過剰な上下動を回避して
いる。また、停止位置Pは車速が速いほど全閉状態に近
づくようになっているので、ドアウインド3を大きく開
放した状態で速度を上げるても、ドアウインド3の開度
が自動で小さくなり、車内の換気を行ないつつも、強風
等が車内に侵入してくることを防止できる。一方、停止
位置Pは車速が遅くなるほど全開状態に近づくようにな
っているので、ドアウインド3を小さく開放した状態で
速度を下げても、ドアウインド3の開度が自動で大きく
なり、換気不足を生じさせることがないようにできる。
その後ステップ#27でウインドガラス4の位置が検出
され、ステップ#28でウインドガラス4の位置が停止
位置と同じであるか否かが判定される。ステップ#28
の判定がYESの場合は、システムがリターンされ、NOの
場合はステップ#29で、ウインドガラス4の位置が停
止位置より上方にあるか否かが判定される。ステップ#
29の判定結果がYESの場合、つまりウインドガラス4
の位置が停止位置より上方にある場合はステップ#30
でダウンリレー27がONにされステップ#32に進む。
一方、判定結果がNOの場合、つまりウインドガラス4の
位置が停止位置より下方にある場合は、ステップ#31
でアップリレー24がONにされ、ステップ#32に進
む。ステップ#32では、ウインドガラス4の位置がス
テップ#25と同様にして再度検出され、ステップ#2
6で決定された停止位置になったか否かが判定される。
判定結果がNOならばシステムがリターンされ、YESなら
ばステップ#33でアップリレー24、及びダウンリレ
ー27がOFFにされて、システムがリターンされる。
尚、ドアガラス4の下降動作が所定停止位置で自動で停
止させられた場合にのみ、本第六実施例のシステムを起
動させるようにしたり、本第六実施例のシステムを起動
するか否かをスイッチ操作によって手動で選択できるよ
うにしてもよい。また、停止位置を変更するにあたって
は、車速が変化した時ではなく、雨天時に停止位置が全
閉状態に近づくように変更したり、ドアウインド3の外
周部に設けられる車両用バイザーからドアウインド3の
開放部がはみ出ないような停止位置に変更させても良
い。本第六実施例では、ウインドガラス4の位置の検出
にポテンショメータ40を用いているが、例えばウイン
ドガラス4の動作時間を計測し、それからウインドガラ
ス4の位置を検出しても良い。また、このとき停止位置
を決定することを、ウインドガラス4の作動時間を決定
することとすることが好ましい。
【図1】 本発明に係わる自動車のドア及びウインドレ
ギュレータの正面図である。
ギュレータの正面図である。
【図2】 ウインドレギュレータのレール及びガイド部
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図3】 第一実施例、第二実施例、及び第三実施例に
係わるウインド開閉制御装置の全体構成を概略的に表す
電気回路図である。
係わるウインド開閉制御装置の全体構成を概略的に表す
電気回路図である。
【図4】 ポテンショメータの取付け位置を示す説明図
である。
である。
【図5】 ポテンショメータの側面図である。
【図6】 ポテンショメータの正面図である。
【図7】 第一実施例に係わるウインド開閉制御装置の
作動を説明するためのフローチャートである。
作動を説明するためのフローチャートである。
【図8】 ウインド開閉制御装置におけるモータ電流計
測のサブルーチンのフローチャートである。
測のサブルーチンのフローチャートである。
【図9】 第一実施例に係わるウインド開閉制御装置
の、車速とウインドガラスの停止位置の関係を示したグ
ラフである。
の、車速とウインドガラスの停止位置の関係を示したグ
ラフである。
【図10】 第二実施例に係わるウインド開閉制御装置
の作動を説明するためのフローチャートである。
の作動を説明するためのフローチャートである。
【図11】 第二実施例に係わるウインド開閉制御装置
の、車速とウインドガラスの停止位置の関係を示したグ
ラフである。
の、車速とウインドガラスの停止位置の関係を示したグ
ラフである。
【図12】 第三実施例に係わるウインド開閉制御装置
の作動を説明するためのフローチャートである。
の作動を説明するためのフローチャートである。
【図13】 第三実施例に係わるウインド開閉制御装置
の、車速と電動モータにかける電圧の関係を示したグラ
フである。
の、車速と電動モータにかける電圧の関係を示したグラ
フである。
【図14】 第四実施例に係わるウインド開閉制御装置
の全体構成を概略的に表す電気回路図である。
の全体構成を概略的に表す電気回路図である。
【図15】 第四実施例に係わるウインド開閉制御装置
の作動を説明するためのフローチャートである。
の作動を説明するためのフローチャートである。
【図16】 第五実施例、及び第六実施例に係わるウイ
ンド開閉制御装置の全体構成を概略的に表す電気回路図
である。
ンド開閉制御装置の全体構成を概略的に表す電気回路図
である。
【図17】 第五実施例に係わるウインド開閉制御装置
の作動を説明するためのフローチャートである。
の作動を説明するためのフローチャートである。
【図18】 第六実施例に係わるウインド開閉制御装置
の作動を説明するためのフローチャートである。
の作動を説明するためのフローチャートである。
【図19】 第六実施例に係わるウインド開閉制御装置
の、車速とウインドガラスの停止位置の関係を示したグ
ラフである。
の、車速とウインドガラスの停止位置の関係を示したグ
ラフである。
3…ドアウインド 4…ウインドガラス 10…ウインドレギュレータ 20,20A,20B…ウインド開閉制御装置 22…操作スイッチ 33,33A,33B…コントロールユニット 34,34A,34B…制御部 50…車速センサ 51…エアバックセンサ 52…ワイパーセンサ
Claims (11)
- 【請求項1】車体に設けられた開口部を開閉体によって
開閉自在に覆うと共に、該開閉体を車体に設けられた駆
動装置によって開閉動作し、開方向動作時予め設定され
た所定の停止位置で一旦停止させることが可能な自動開
閉窓制御装置において、 運転者の操作によって前記駆動装置を駆動させるための
操作スイッチと、 所定の車両状態を検出する車両状態検出手段と、 前記操作スイッチからの操作信号が入力され、該入力信
号に応じて前記駆動装置を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記車両状態検出手段からの信号を受
け、開放制御の態様を変更するよう構成されていること
を特徴とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの信号を受
け、前記開閉体を一旦停止させる位置を変更することを
特徴とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段
であって、 前記制御手段は、車速が速い場合は車速が遅い場合に比
して、前記開閉体を一旦停止させる位置を全閉状態寄り
に設定することを特徴とする自動車の自動開閉窓制御装
置。 - 【請求項4】請求項2に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段
であって、 前記制御手段は、前記開閉体が一旦停止の状態下におい
て、前記開閉体の位置が、車速が増加するほど全閉状態
寄りになるように開閉体の停止位置を変更し、車速が低
下するほど全開状態寄りになるように開閉体の位置を変
更させる停止位置補正手段を有していることを特徴とす
る自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項5】請求項2に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記車両状態検出手段は、雨天を検出する雨天検出手段
であって、 前記制御手段は、雨天時に前記開閉体を一旦停止させる
位置を前記開閉体の全閉状態寄りに変更することを特徴
とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項6】請求項1に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの信号を受
け、開閉体が一旦停止する迄の開速度を変更することを
特徴とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項7】請求項1に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの信号を受
け、前記開閉体が全開状態になるまでに一旦停止させら
れる回数を変更することを特徴とする自動車の自動開閉
窓制御装置。 - 【請求項8】請求項1の自動開閉窓制御装置において、 前記制御手段は、前記車両状態検出手段からの信号を受
け、前記開閉体を開方向動作時に予め設定された所定の
停止位置で一旦停止させることをキャンセルすることを
特徴とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項9】請求項8に記載の自動開閉窓制御装置にお
いて、 前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段
であって、 前記制御手段は、車速があらかじめ設定された所定車速
より遅い場合に、前記開閉体を開方向動作時に予め設定
された所定の停止位置で一旦停止させることをキャンセ
ルすることを特徴とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項10】請求項9に記載の自動開閉窓制御装置に
おいて、 前記車両状態検出手段は、車両に設けられたエアーバッ
クの作動を検出するエアーバック作動検出手段であっ
て、 前記制御手段は、エアーバックの作動が検出されると、
前記開閉体を開方向動作時に予め設定された所定の停止
位置で一旦停止させることをキャンセルすることを特徴
とする自動車の自動開閉窓制御装置。 - 【請求項11】請求項1に記載の自動開閉窓制御装置に
おいて、 前記制御手段は、 第一のスイッチ操作が行われると、前記開閉体を開方向
動作時予め設定された所定の停止位置で一旦停止させる
第一制御モードと、 第二のスイッチ操作が行われると、前記開閉体を開方向
動作時予め設定された所定の停止位置で一旦停止させる
ことをキャンセルする第二制御モードとを備えたことを
特徴とする自動車の自動開閉窓制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001010686A JP2002213141A (ja) | 2001-01-18 | 2001-01-18 | 自動車の自動開閉窓制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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