JPH07305562A - 車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置 - Google Patents

車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置

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JPH07305562A
JPH07305562A JP6101286A JP10128694A JPH07305562A JP H07305562 A JPH07305562 A JP H07305562A JP 6101286 A JP6101286 A JP 6101286A JP 10128694 A JP10128694 A JP 10128694A JP H07305562 A JPH07305562 A JP H07305562A
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JP
Japan
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vehicle
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closing
close
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JP6101286A
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Yasuo Murayama
康夫 村山
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Araco Co Ltd
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用開閉窓の閉め忘れ防止装置において、
乗員が車両を離れる際にも乗員の意志により車両用開閉
窓を開けておくことを可能にするとともに、雨が降り出
した場合でも車室内に雨が振り込まないようにする。 【構成】 切り換えスイッチが第1モードを選択してい
れば、ステップ46の判定処理によりステップ50,5
4,58,62の処理が実行されて、乗員が車両を離れ
る際にはガラス窓は必ず閉められる。また、切り換えス
イッチが第2モードを選択していれば、ステップ46の
処理により前記ガラス窓を閉めることが禁止されて、乗
員が車両を離れる際にもガラス窓の開閉位置を乗員が任
意調整したままに保たれる。ガラス窓を開けた状態にあ
るときにも、雨が急に降り出してくれば、ステップ48
の判定処理よりステップ50,54,62の処理が実行
されてガラス窓は閉められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転者が車両を離れる
際、車両側部のガラス窓、車両天井の開閉窓(サンルー
フ)などの車両用開閉窓の閉じ忘れを防止する車両用開
閉窓の閉じ忘れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガラス窓、サンルーフなどの
車両用開閉窓を開けたまま、運転者がキーを抜きドアを
開けて車両の外に出ようとすると、前記状態を検出して
ガラス窓、サンルーフなどを自動的に閉じるようにした
車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置はよく知られている
(例えば、特公平4−22727号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、炎天下に車両を駐車させておくような場
合に、乗員が車両用開閉窓を少しだけ開けておくことに
より駐車中にも外気を車室内に導いて次に乗車する際の
快適さを確保しようとしても、乗員が車両を離れる際に
は常に車両用開閉窓は必ず全閉されてしまう。したがっ
て、車室内の温度は非常に高くなってしまい、乗員は不
快感をもって乗車しなければならないという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記問題に対処するとともに雨が
急に降り出した場合にも対処するためになされもので、
その目的は、乗員が車両を離れる際にも乗員の意志によ
り車両用開閉窓を開けておくことを可能にするととも
に、雨が降り出した場合でも車室内に雨が振り込まない
ようにした車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、キー引き抜き検出手段
(21)によってキーの引き抜きが検出されかつ全閉検
出手段(24)によって車両用開閉窓の全閉状態が検出
されないときアクチュエータを制御して車両用開閉窓を
全閉する全閉制御手段(ステップ42,50,54,6
2)を備えた車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置におい
て、車両用開閉窓の閉じ忘れの際に同車両用開閉窓を自
動的に閉じる第1モードと車両用開閉窓の閉じ忘れの際
にも同車両用開閉窓を閉じない第2モードを切り換え選
択する切り換えスイッチ(23)と、切り換えスイッチ
により第1モードが選択されているとき全閉制御手段の
作動を許容しかつ同切り換えスイッチにより第2モード
が選択されている同全閉制御手段の作動を禁止する切り
換え制御手段(ステップ46)と、雨が降っていること
を検出する雨降り検出手段(26)と、雨降り検出手段
により雨が降っていることが検出されたとき全閉制御手
段による車両用開閉窓の全閉制御を強制的に行わせる強
制全閉制御手段(ステップ48)とを設けたことにあ
る。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、切り換えスイッチが第1モードを選択していれ
ば、切り換え制御手段の作用により全閉制御手段の作動
が許容されるので、キーを引き抜いて乗員が車両を離れ
る際には車両用開閉窓は必ず閉められる。また、切り換
えスイッチが第2モードを選択していれば、切り換え制
御手段の作用により全閉制御手段の作動が禁止されるの
で、キーを引き抜いて乗員が車両を離れる際にも車両用
開閉窓の開閉位置を乗員が調整できる。これにより、炎
天下に車両を駐車させておくような場合などに、乗員の
意志により車両用開閉窓を少しだけ開けておくことがで
き、駐車中における外気の車室内への導入によって乗員
は駐車後にも快適に乗車できる。また、このように開閉
窓を少しあけた状態にあるときにも、雨が急に降り出し
てくれば、雨降り検出手段がこれを検出し、この検出に
応答して強制全閉制御手段が全閉制御手段による車両用
開閉窓の全閉制御を強制的に行わせて車両用開閉窓を全
閉にする。したがって、車両用開閉窓を開けて車両を駐
車しておいた場合でも、車室内への雨の振り込みを防止
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は車両のドア10を概略的に示している。
ドア10には、中央位置にて互いに回動可能に組み付け
られた1対のレバー11,12からなるリンク機構が設
けられている。レバー11の一端部はアクチュエータを
構成する電動モータ13により減速機構14を介して図
示矢印方向に回動されるようになっている。レバー12
の一端部はドア10に固定されたガイド15に回動かつ
略水平に摺動可能に係合している。レバー11,12の
各他端はガラス窓(車両用開閉窓)16の下端を支持す
る支持バー17に回動かつ摺動可能に係合しており、電
動モータ13によるレバー11,12の回動に伴いガラ
ス窓16が上下動すなわち開閉されるようになってい
る。
【0008】次に、ガラス窓16の開閉を制御する電気
制御装置について図面を用いて説明すると、図2は同電
気制御装置をブロック図により示している。この電気制
御装置は、キー抜きスイッチ21、ドアオープンスイッ
チ22、切り換えスイッチ23、全閉スイッチ24、全
開スイッチ25、雨滴センサ26及び上下動スイッチ2
7を備えている。
【0009】キー抜きスイッチ21はキーがキーシリン
ダから引き抜かれたことを検出するキー引き抜き検出手
段を構成するもので、キーシリンダに設けられてキーが
差し込まれているときにはオフ状態に維持され、キーが
引き抜かれたときオン状態になる。ドアオープンスイッ
チ22はドア10が開かれたことを検出するドアオープ
ン検出手段を構成するもので、ドア10内に設けられて
ドア10が閉じられているときにはオフ状態に維持さ
れ、ドア10が開かれたときオン状態になる。切り換え
スイッチ23はドア10内側に設けられてガラス窓16
の閉め忘れ時に同窓16を自動的に閉めるか否かを選択
するスイッチで、オン状態にてガラス窓16を自動的に
閉めるモードを表し、オフ状態にて同窓16を自動的に
閉めないモードを表す。
【0010】全閉スイッチ24はガラス窓16の全閉状
態を検出する全閉検出手段を構成するもので、ドア10
内に設けられてガラス窓16が全閉状態にないときには
オフ状態に維持され、同窓16が全閉状態にあるときオ
ン状態になる。全開スイッチ25はガラス窓16の全開
状態を検出する全開検出手段を構成するもので、ドア1
0内に設けられてガラス窓16が全開状態にないときに
はオフ状態に維持され、同窓16が全開状態にあるとき
オン状態になる。雨滴センサ26は雨が降っていること
を検出する雨降り検出手段を構成するもので、車体外側
に設けられて雨が降っていないときにはオフ状態に維持
され、雨が降っているときオン状態になる。上下動スイ
ッチ27はドア10の内側に設けられて、その操作によ
りガラス窓16の上下位置を調節するものである。
【0011】これらの各スイッチ及びセンサ21〜27
はマイクロコンピュータ30に接続され、同コンピュー
タ30には駆動回路31を介して電動モータ13が接続
されるとともに、ブザー32が接続されている。マイク
ロコンピュータ30は図3のフローチャートに対応した
プログラムを実行して電動モータ13及びブザー32の
作動を制御する。ブザー32はブザー音を発生するもの
である。
【0012】上記のように構成した実施例の動作を図3
のフローチャートに沿って説明する。キーの投入により
エンジンが始動されるのに伴い、マイクロコンピュータ
30はステップ40にてプログラムの実行を開始し、ス
テップ42にてキー抜きスイッチ21がオン状態にある
か否かを判定することによりキーがキーシリンダから引
き抜かれた否かを判定する。車両が走行中又は停止中で
あってもキーがキーシリンダ内にあれば、ステップ42
にて「NO」と判定し続ける。車両が停止されてキーが
キーシリンダから引き抜かれるとキー抜きスイッチ21
はオン状態になるので、ステップ42にて「YES」と
判定してプログラムをステップ44に進める。ステップ
44においてはドアオープンスイッチ22がオン状態に
あるか否かを判定することによりドア10が開かれた否
かを判定する。ドア10が開かれなければ、ステップ4
4にて「NO」と判定してプログラムをステップ42に
戻し、ステップ42,44の判定処理を繰り返し実行す
る。これらのステップ42,44の判定処理が、運転者
又は乗員が車両から離れたことを検出する検出手段とし
て機能する。
【0013】運転者が車両から降りるためにドア10を
開くと、ドアオープンスイッチ22はオン状態になるの
で、マイクロコンピュータ30はステップ44にて「Y
ES」と判定してプログラムをステップ46に進める。
ステップ46においては切り換えスイッチ46がオン状
態にあるか否かを判定する。今、運転者がドア10を自
動的に閉める作動モードを選択していて切り換えスイッ
チ23がオン状態にあれば、ステップ46にて「YE
S」と判定してプログラムをステップ50に進める。こ
のとき、ガラス窓16が閉じていて全閉スイッチ24が
オン状態にあれば、ステップ50にて「YES」と判定
してプログラムをステップ76に進め、同ステップ76
にてプログラムの実行を終了する。
【0014】一方、運転者又は他の乗員がガラス窓16
を閉め忘れていると、全閉スイッチ24はオフ状態にあ
るので、マイクロコンピュータ30はステップ50にて
「NO」と判定してプログラムをステップ52に進め
る。ステップ52においては後述するガラス窓16を自
動開閉させる回数を規定するためのカウントデータCN
Tを「0」に設定する。次に、ステップ54にて電動モ
ータ13を正転させるための制御信号を駆動回路31に
出力し、駆動回路31は同モータ13を正転させる。こ
の電動モータ13の正転によりレバー11,12が回動
されてガラス窓16は上方すなわち閉まる方向に移動し
始める。前記ステップ54の処理後、マイクロコンピュ
ータ30は、ステップ56にて後述するガラス窓16に
異物が挟まれたことを判定するための条件を規定する内
蔵のタイマをリセットスタートさせる。
【0015】次に、マイクロコンピュータ30はステッ
プ58にて全閉スイッチ24がオン状態にあるか否かを
判定することによりガラス窓16が閉じられたか否かを
判定し、ステップ60にてタイマ値が所定時間T0 以上
を示しているか否かを判定する。この所定時間T0 は、
全開状態にあるガラス窓16を全閉状態にするまでに必
要な時間より若干大きな値に設定されている。ガラス窓
16が全閉せずかつタイマ値が所定時間T0 以上を示す
までは、ステップ58,60にて共に「NO」と判定し
てステップ58,60の判定処理を繰り返し実行し続け
る。この間、ガラス窓16は閉まる方向に移動し続け
る。その後、ガラス窓16に異物が挟まることもなく同
窓16が全閉すると、ステップ58にて「YES」と判
定してプログラムをステップ62に進める。ステップ6
2にて電動モータ13を停止させるための制御信号を駆
動回路31に出力し、駆動回路31は同モータ13の回
転を停止させる。次に、ステップ64にてブザー32を
オフして、ステップ76にて同プログラムの実行を終了
する。なお、この場合には、ブザー32はもともと発音
していないので、前記ステップ64の処理はブザー32
の作動になんら影響をもたらさない。
【0016】一方、ガラス窓16に異物が挟まれてい
て、前述した電動モータ13の作動開始から所定時間T
0 以上経過してもガラス窓16が全閉しなければ、前記
ステップ58,60の循環処理中、ステップ60にて
「YES」と判定して、プログラムをステップ66に進
める。ステップ66においては、カウントデータCNT
が所定値N(例えば「2」)以上であるか否かを判定す
る。カウントデータCNTが所定値N未満であれば、ス
テップ66にて「NO」と判定してステップ68にてブ
ザー32をオンさせる。ブザー32はブザー音を発生し
て、ガラス窓16に異物が挟まれていることを運転者又
は乗員に警告する。
【0017】前記ステップ68の処理後、ステップ70
にて電動モータ13を逆転させるための制御信号を駆動
回路31に出力する。駆動回路31は電動モータ13を
逆転させて、ガラス窓16を下方向すなわち開方向に移
動させる。そして、ガラス窓16が全開状態になるま
で、ステップ72にて「NO」すなわちガラス窓16が
全開しないと判定し続ける。この間、ガラス窓16は開
き続けるので、ガラス窓16と窓枠(図示しない)の間
には隙間ができて、ガラス窓16に挟まれていた異物が
自然に除去されたり、運転者又は乗員が前記異物を簡単
に除去できる。このようにしてガラス窓16が開かれた
結果、ガラス窓16が全開状態になると、全開スイッチ
25がオンする。したがって、マイクロコンピュータ3
0はステップ72にて「YES」と判定してプログラム
をステップ74に進め、ステップ74にてカウントデー
タCNTに「1」を加算した後、プログラムをステップ
54に戻す。これにより、マイクロコンピュータ30は
前述したステップ54〜60の処理によりガラス窓16
をふたたび閉める。そして、ガラス窓16が全閉されれ
ば、ステップ58にて「YES」と判定し、ステップ6
2にて電動モータ13を停止させた後、ステップ64に
てブザー32をオフして前記ブザー音による警告を解除
する。
【0018】一方、前記のようにしてガラス窓16を開
閉させても同窓16の異物が除去されなければ、マイク
ロコンピュータ30はステップ60にてふたたび「YE
S」と判定してプログラムをステップ66に進める。そ
して、カウントデータCNTが所定値Nより小さけれ
ば、前述のステップ68〜74の処理によりガラス窓1
6をふたたび開くとともにカウントデータCNTを
「1」だけ増加させて、その後にステップ54〜60の
処理によりガラス窓16を再び閉める。この閉める動作
によってガラス窓16が全閉すれば、ステップ62,6
4の処理により電動モータ13を停止させるとともにブ
ザー32の発音を停止させる。また、前記閉める動作に
よってもガラス窓16が全閉にならなければ、ステップ
60における「NO」と判定の基に、プログラムはステ
ップ66へふたたび進められる。このようなガラス窓1
6の開閉動作を繰り返している間に、ステップ74の処
理によってカウントデータCNTが所定値N以上になる
と、ステップ66にて「YES」と判定して、ステップ
62にて電動モータ13を停止させ、ステップ64にて
ブザー音の発生を停止してステップ76にてプログラム
の実行を終了する。
【0019】このように、運転者又は乗員が車両を離れ
る際のガラス窓16の閉め忘れをステップ42,44,
50の判定処理により検出し、ステップ54,58,6
2の処理によりガラス窓16を自動的に閉めるので、ガ
ラス窓16の閉め忘れを防止できる。一方、前記ガラス
窓16を自動的に閉める制御を行っても、ガラス窓16
に異物が挟まっていて同窓16が全閉されないときに
は、これをステップ58,60の処理により判定し、ス
テップ68〜72の処理によりブザー音を発生させると
ともに一旦ガラス窓16を開けた後に、ふたたび前記ス
テップ54,58,62の処理によりガラス窓16を閉
める。このように、ガラス窓16に異物が挟まった場合
には、同窓16が自動的に一旦開けられて、運転者又は
乗員が異物を除去したり、同異物が自然に除去されるの
で、運転者又は乗員はガラス窓16を開ける煩わしさを
感じなくてすむ。さらに、前記のようなガラス窓16の
自動的な開閉動作はステップ52,66,74の処理に
より所定回数以内に制限されているので、不必要にガラ
ス窓16の開閉動作が繰り返し行われることがなくな
り、車両用バッテリの消耗を防止できる。
【0020】次に、切り換えスイッチ23がオフ状態に
ある場合、すなわち運転者がガラス窓16を自動的に閉
めることを希望していない場合について説明する。この
場合、マイクロコンピュータ30は切り換えスイッチ2
3の状態に基づいてステップ46にて「NO」と判定し
てプログラムをステップ48に進める。ステップ48に
おいては、雨滴センサ26がオン状態にあるか否か、す
なわち雨が降っているか否かを判定する。雨が降ってい
なくて雨滴センサ26がオフ状態に維持されていれば、
ステップ48にて「NO」と判定してプログラムをステ
ップ46に戻す。これにより、この場合には、ステップ
46,48の処理を繰り返し実行し続ける。このような
場合、運転者は車両を離れる前に、上下動スイッチ27
を操作することにより、ガラス窓16の開度を自由に調
節しておくことができる。このガラス窓16の上下動
は、図示しないプログラム処理により、電動モータ13
の回転を制御することにより行われる。これにより、車
両を炎天下に駐車しておくような場合に、ガラス窓16
を少し開けておくことにより駐車中にも外気を車室内に
導くことができて、次に乗車する際の車室内温度の上昇
を防ぐことができる。
【0021】一方、前記のように車両を駐車させている
間に、雨が急に降り出すと雨滴センサ48はオン状態に
なる。したがって、この場合には、ステップ48にて
「YES」と判定してプログラムをステップ50に進め
る。そして、ガラス窓16が全閉されていなければ、前
述したステップ54,58,62の処理により、ガラス
窓16は自動的に全閉される。これにより、運転者又は
乗員の意志によってガラス窓16を開けたまま車両を離
れた場合でも、雨が降り出せばガラス窓16は自動的に
閉じられるので、雨が車室内に振り込むことを避けるこ
とができる。
【0022】なお、上記実施例においては、ガラス窓1
6に異物が挟まって同窓16が全閉にならない場合、ガ
ラス窓16の自動的な開閉回数を2回に制限するように
したが、所定値Nを適宜変更することにより前記開閉回
数を1回又は3回以上にすることもできる。
【0023】また、上記実施例においては、ガラス窓1
6に異物が挟まって同窓16が全閉にならない場合にガ
ラス窓16を自動的に全開させるようにしたが、同窓1
6を全開させなくても途中まで開くようにしてもよい。
この場合、ガラス窓16が途中まで開いたことを検出す
るセンサを設けておき、上記ステップ72の判定処理を
前記センサに基づいて行うようにすればよい。また、タ
イマを用いて電動モータ70を逆転させる時間を上記ス
テップ72の処理に代えて制御するようにしてもよい。
【0024】さらに、上記実施例では本発明を車両の側
部に設けたガラス窓16に適用した例を示したが、車両
の天井にサンルーフなどの開閉窓を設けた車両にあって
は、同発明をサンルーフなどの開閉窓にも適用できる。
この場合、上記実施例のガラス窓16に代えてサンルー
フなどの開閉窓の開閉を上記実施例の電気制御装置によ
り制御するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の適用される車両用ガラス窓を有する
ドア部の概略図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る電気制御装置のブロ
ック図である。
【図3】 図2のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムを表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ドア、11,12…レバー、13…電動モータ、
16…ガラス窓、21…キー抜きスイッチ、22…ドア
オープンスイッチ、23…切り換えスイッチ、24…全
閉スイッチ、25…全開スイッチ、26…雨滴センサ、
27…上下動スイッチ、30…マイクロコンピュータ、
32…ブザー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用開閉窓を開閉するためのアクチュエ
    ータと、 キーが引き抜かれたことを検出するキー引き抜き検出手
    段と、 車両用開閉窓の全閉状態を検出する全閉検出手段と、 前記キー引き抜き検出手段によってキーの引き抜きが検
    出されかつ前記全閉検出手段によって車両用開閉窓の全
    閉状態が検出されないとき前記アクチュエータを制御し
    て車両用開閉窓を全閉する全閉制御手段とを備えた車両
    用開閉窓の閉じ忘れ防止装置において、 車両用開閉窓の閉じ忘れの際に同車両用開閉窓を自動的
    に閉じる第1モードと車両用開閉窓の閉じ忘れの際にも
    同車両用開閉窓を閉じない第2モードを切り換え選択す
    る切り換えスイッチと、 前記切り換えスイッチにより第1モードが選択されてい
    るとき前記全閉制御手段の作動を許容しかつ同切り換え
    スイッチにより第2モードが選択されているとき同全閉
    制御手段の作動を禁止する切り換え制御手段と、 雨が降っていることを検出する雨降り検出手段と、 前記雨降り検出手段により雨が降っていることが検出さ
    れたとき前記全閉制御手段による車両用開閉窓の全閉制
    御を強制的に行わせる強制全閉制御手段とを設けたこと
    を特徴とする車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置。
JP6101286A 1994-05-16 1994-05-16 車両用開閉窓の閉じ忘れ防止装置 Pending JPH07305562A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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