WO2007046366A1

WO2007046366A1 - 乗車前空調方法と空調装置

Info

Publication number: WO2007046366A1
Application number: PCT/JP2006/320635
Authority: WO
Inventors: Yukio Ozeki; Hiroshi Soma; Toshio Ohashi; Takehiko Kitagawa
Original assignee: Calsonic Kansei Corporation
Priority date: 2005-10-20
Filing date: 2006-10-17
Publication date: 2007-04-26
Also published as: EP1946948A4; EP1946948A1; JP2007112287A

Abstract

　乗員の乗車意思を検知すると内気ファン（３）が作動して車室内の空気を撹拌する乗車前空調方法および車室内の空気を撹拌可能に構成された内気ファン（３）と、乗員の乗車意思を検知した際に前記内気ファン（３）を作動させるコントロール部（２１）と、を備える空調装置。

Description

明細書

乗車前空調方法と空調装置

技術分野

[0001] 本発明は、乗員が乗車する前に車室内の空調を行なう乗車前空調方法と空調装置に関する。

背景技術

[0002] 従来、車両を駐車している間に車室内に空気がこもり車室内の温度が高くなつてしまうことがある。このように高温となった車室内に乗員が入ると、車室内の上部に残留して、る熱気や臭いにより不快感を感じることがあった。

[0003] そこで、この種の従来技術に関連するものとして、例えば特開 2004— 196099号公報（以下特許文献 1と表記する）に開示されているように、車室内の臭いを検出する臭いセンサ (ガスセンサ）と、車室内の臭いを除去するための換気を行なう空気清浄手段とを備えた「車両用空気浄ィ匕装置」が提案されている。この従来技術にあっては、車両が駐車してイグニッションキーがオフ状態のとき、臭いセンサにより車室内の所定以上の臭!、を検知した場合に、空気清浄手段で車室内の臭!、を除去するための換気を行なうので、乗員が車室内に入つたとき不快感を感じることを防止できる。

[0004] し力しながら、上述した特許文献 1に記載されて、る従来技術では、車両が長時間にわたつて駐車してエンジンが停止しているときに、空気清浄手段が何回か作動することにより、駆動源であるバッテリへの負荷が増大するため、いわゆるバッテリが上力という問題がある。

[0005] 本発明は、上記のような従来技術を考慮してなされたもので、その目的は、乗員の乗車前に車室内上部の温度を下げることができるとともに、車両のバッテリへの負荷を抑制することのできる乗車前空調方法と空調装置を提供することにある。

発明の開示

[0006] 上記目的を達成するため本発明の乗車前空調方法においては、乗車前空調方法であって、乗員の乗車意思を検知すると内気ファンが作動して車室内の空気を撹拌する構成にしてある。 [0007] 本発明の空調装置においては、空調装置であって、車室内の空気を撹拌可能に構成された内気ファンと、乗員の乗車意思を検知した際に前記内気ファンを作動させるコントロール部と、を備える構成にしてある。

図面の簡単な説明

[0008] [図 1]図 1は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置を示す縦断面図である。

[図 2]図 2は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置の斜視図である。

[図 3]図 3は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置の制御手段を示すブロック図である。

[図 4]図 4は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置の駐車時における動作を説明するフローチャートである。

[図 5]図 5は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置に設けられる送風ファンの作動制御を説明する特性図である。

[図 6]図 6は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置のエンジン始動時における動作を説明するフローチャートである。

[図 7]図 7は、図 1は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置に設けられる内外気ドァ及び第 2フィルタの各動作を説明する図である。

[図 8]図 8は、本発明の第 1実施形態に係る空調装置の空調モード別の車室内温度の推移を示す特性図である。

[図 9]図 9は、本発明の第 2実施形態に係る空調装置の制御手段を示すブロック図である。

[図 10]図 10は、図 9の制御手段による制御動作を説明するフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

[0009] 以下、本発明の実施の形態を説明する。

[0010] (第 1の実施形態）

図 1は本実施形態に係る空調装置を示す縦断面図、図 2は本実施形態に係る空調装置の斜視図、図 3は本実施形態に係る空調装置の制御手段を示すブロック図、図 4は本実施形態に係る空調装置の駐車時における動作を説明するフローチャート、図 5は本実施形態に係る空調装置に設けられる送風ファンの作動制御を説明する特性図、図 6は本実施形態に係る空調装置のエンジン始動時における動作を説明するフローチャート、図 7は本実施形態に係る空調装置に設けられる内外気ドア及び第 2 フィルタの各動作を説明する図、図 8は本実施形態に係る空調装置の空調モード別の車室内温度の推移を示す特性図である。

[0011] 図 1及び図 2に示すように本実施形態の空調装置 1は、モータ 2により駆動され、図示しない加熱用熱交換器及び冷却用熱交換器を有した空調ユニットへ送風する送風ファン 3と、この送風ファン 3を収納するとともに、内気取入れ口 4a〜4c及び外気取入れ口 5を有するブロワケース 6と、送風ファン 3の吸気側に配設され、内気取入れ口 4a〜4cと外気取入れ口 5とを切替える内外気切替ドア (インテークドア） 7と、送風ファン 3の吸気側に設けられ、空気中の異物を捕捉する第 1フィルタ 8と、内気取入れ口 4 a〜4cの内側に設けられ、上端を回転中心として図 1の C位置及び D位置間で回動可能な第 2フィルタ 9と、この第 2フィルタ 9をリンク部材 10、 11を介して駆動する駆動体 12とを備えている。

[0012] また、本実施形態の空調装置 1は、主に乗員上半身に向け空調風を吹き出すベント吹出し口、乗員足元に向け空調風を吹き出すフット吹出し口、フロントガラスに向け空調風を吹き出すデフ吹出し口、を有し、吹出し口を開閉可能なドアにより吹出し口が切替え可能となって、る（図示なし)。

[0013] 前記の第 2フィルタ 9は、車室内に滞留する異物、例えば TVOC (揮発性有機化合物)や花粉などを除去する高機能集塵脱臭フィルタ力なって、る。内気取入れ口 4 aは第 2フィルタ 9の正面に対向するように設けられ、他の内気取入れ口 4b、 4cは第 2 フィルタ 9の両側端にそれぞれ対向するように設けられている。図 1及び図 2に示すように第 2フィルタ 9が C位置へ回動したとき、内気取入れ口 4a〜4cを介して内気を取入れて、第 2フィルタ 9で内気に含まれる異物を捕捉することにより空気の清浄ィ匕を行なう。一方、第 2フィルタ 9が図 1の D位置へ回動したとき、内気が両側の内気取入れ口 4b、 4cを介して取入れられて第 2フィルタ 9をバイパスするので、空気の清浄化は行なわれない。

[0014] そして、内外気切替ドア 7および第 2フィルタ 9の位置を適宜切替えることによって、空調装置 1の運転モードを選択できるようにしている。 [0015] この第 1実施形態にあっては、空調装置 1は、図 7に示すように、最大冷房 (Max— Cool)モード、外気モード、清浄モードおよび通常の空調運転の 4つの運転モードを有している。

[0016] 具体的には、まず、最大冷房（Max— Cool)モード時には、内外気切替ドア 7を図 1の A側に回動させるとともに、第 2フィルタ 9を図 1の D位置へ回動させることで、内気が両側の内気取入れ口 4b、 4cを介して取入れられて最大冷房が行なわれるようにしている。このとき、内気は第 2フィルタ 9をバイパスするので空気の清浄ィ匕は行なわれない。また、外気モード時には、内外気切替ドア 7を図 1の B側に回動させることで外気が取入れられるようにしている。このとき、第 2フィルタ 9は図 1の D位置または C位置にある力内気は取入れられていない。また、清浄モード時には、内外気切替ドア 7を図 1の A側に回動させて内気が取入れられるようにするとともに、第 2フィルタ 9を図 1の C位置へ回動させることで空気の清浄ィ匕を行なうようにしている。そして、通常の空調運転時には、内外気切替ドア 7を図 1の A側または B側に回動させて内気または外気が取入れられるようにするとともに、第 2フィルタ 9を図 1の D位置へ回動させることで空気の清浄ィ匕が行なわれな、ようにして、る。

[0017] この第 1実施形態にあっては、空調装置 1の運転モードの切替えは、コントロール部

(ボディ ECU) 21で制御されて!、る。

[0018] 図 3に示すようにコントロール部 21には、乗員センサ 27、操作盤 28、及びスィッチ 2 9より各信号が入力されるとともに、コントロール部 21からの信号力前述した図 1に示す送風ファン 3のモータ 2のほ力、ドアロックを解除するドアロックモータ 30、及び内外気切替ドア 7を駆動するインテークドアァクチユエータ 31などに出力される。

[0019] そして、乗員が乗車する前には、図 4に示す処理手順にしたがって前記の清浄モードで空調運転が行なわれる。すなわち、手順 S1として乗員が図示しないドアキーを操作すると、キー信号がコントロール部 21に送られてコントロール部 21がこのキー信号を読み込む。そして、力かるキー信号を読み込んだコントロール部 21が、手順 S2 として、ドアロックモータ 30を作動させて車両のドアロックを解除するとともに、手順 S3 として、内外気切替ドア 7を図 1の A側へ回動させて内気取入れ口 4a〜4c側を開き、手順 S4として、駆動体 12でリンク部材 10, 11を介して第 2フィルタ 9を図 1の C位置まで駆動させることによって、内気が第 2フィルタ 9を通過するモードとなるようにする。次いで、手順 S5として、送風ファン 3を ONして高速回転させることにより、車室内から多量の内気が内気取入れ口 4a〜4cより取入れられ、第 2フィルタ 9で高機能の集塵脱臭を行なった後、清浄な空気が空調装置 1から例えば図示しないベント吹出し口を介して車室内へ吹出されるようにする。

[0020] 次いで、手順 S6としてコントロール部 21は、車両ドアが開いたかどうかを判定し、その結果、車両ドアが開いた場合、コントロール部 21は、手順 S7として、図 5に示すように送風ファン 3への供給電圧を段階的に減らし、これに伴って送風ファン 3の回転速度を徐々に低下させて車両ドアが開いて力所定時間 S経過後、例えば 1分後に送風ファン 3の回転が停止するようにする。こうして、手順 S8として乗車前の空調機能を停止させ、手順 S9として通常の空調運転に移行させる。一方、前記の手順 S6にて車両ドアが開いていないとコントロール部 21が判定した場合、手順 S10として、送風ファン 3の作動開始力も所定時間 T、運転した力どうかを判定し、その結果、送風ファン 3の作動開始力も所定時間 Τ以上運転した場合には、手順 S8に進んで乗車前の空調機能を停止させ、手順 S9として通常の空調運転に移行させる。

[0021] また、乗員が車両を始動する際には、図 6に示す処理手順にしたがって車室内の空調が行なわれる。すなわち、手順 S11として、車両のイグニッションキーを ONにすると、コントロール部 21がかかる情報を読みとる。そして、コントロール部 21は、手順 S 12として、内外気切替ドア 7が図 1の A側へ回動して内気取入れ口 4a〜4c側が開いているかどうか判定し、その結果、内気取入れ口 4a〜4c側が開いている場合、手順 S13として、事前運転 (すなわち乗車前の空調運転)が行なわれたかどうか判定する。その結果、事前運転が行なわれたと判定した場合、手順 S 14として、第 2フィルタ 9 を図 1の D位置へ回動させることにより、内気を両側の内気取入れ口 4b、 4cから取入れて第 2フィルタ 9をバイパスさせる。次いで、手順 S 15として通常の空調運転に移行させる。

[0022] 一方、前記の手順 S 13にて事前運転が行なわれていないと判定した場合、コント口ール部 21は、手順 S16として、第 2フィルタ 9を図 1の C位置へ回動させることにより、内気取入れ口 4から取入れられる空気を第 2フィルタ 9を通過させ、その結果、第 2フィルタ 9で高機能の集塵脱臭を行なった後、清浄な空気を空調装置 1から車室内へ吹出す。手順 S17として、送風ファン 3が作動開始力も所定時間 S経過後、例えば 1 分後に送風ファン 3の回転が停止するようにする。

[0023] このように構成した第 1実施形態では、乗員がドアキーを操作したときに送信されるキー信号をコントロール部 21が読み込むことによって乗員の乗車意思を検知して、車両のドアロック解除と同時に内外気切替ドア 7を内気取入れ側に切替え、第 2フィルタ 9の通過モードとして送風ファン 3を高速回転させて、車室内の上部に滞留している熱気を撹拌して温度を下げることができる。それと同時に、高機能の集塵脱臭を行ない、清浄な空気をベント吹出しロカ車室内へ吹出すので、乗員の乗車前に車室内の空気を清浄ィ匕できる。そして、乗員が乗車した後のクールダウン (車室内温度の低減)を迅速に行なえるので、快適な車室内空間が短時間で得られる。例えば、本出願人の実験によると、空調モード別の車室内温度は図 8に示すように推移する。すなわち、内気循環のベント吹出し時の室内平均温度 T1は、空気吹出し開始から 1分間程度で約 48度 C力も約 45度 Cまで低下し、外気導入のフルフット換気時の室内平均温度 T2、ベント換気時の室内平均温度 T3及びデフ換気時の室内平均温度 T4より低い状態で推移する。

[0024] このように、乗員の乗車前に車室内上部の温度を下げることで、乗員が車室内に入つたとき不'1¹夬感を感じることを防止できるようになる。

[0025] また、第 1実施形態にあっては、乗員が車両ドアを開けたときに上記の清浄モードの空調運転を解除することにより、乗員が乗車しょうとする時期に前記の送風ファン 3 の作動が限られることから、車両のノッテリへの負荷を抑制することができる。さらに、車両のドアロック解除後に車両ドアが開かれない場合、送風ファン 3の作動開始から所定時間後に送風ファン 3が停止するので、この点からも車両のバッテリの浪費を防ぐことができる。このように、車両のバッテリ上がりを防止することができるため、車両を安定した状態で稼動させることができるようになる。

[0026] また、第 1実施形態にあっては、高機能集塵脱臭フィルタ力もなる第 2フィルタ 9を可動式とし、最大冷房モード時、及び通常の空調運転時には内気が第 2フィルタ 9をバィパスすることにより、第 2フィルタ 9を使用する時間を限定することができるので、第 2 フィルタ 9の寿命を向上させることができる。

[0027] なお、上記第 1実施形態にあっては、送風ファン 3によって、乗員の乗車意思を検知すると作動して車室内の空気を撹拌する内気ファンが構成されている。

[0028] さらに、上記第 1実施形態にあっては、空気をベント吹出し口から車室内へ吹出す場合を例示した力空気を他のデフ吹出し口やフット吹出しロカ車室内へ吹出すこともできる。ただし、空気をデフ吹出し口から車室内へ吹出すことによって車室内の上部の熱気を撹拌する場合には、車両のフロントガラスの熱影響を受けるため、上記のように空気をベント吹出しロカも車室内へ吹出すほうが有利である。

[0029] (第 2実施形態）

図 9は本発明の第 2実施形態に係る空調装置の制御手段を示すブロック図、図 10 は図 9の制御手段による制御動作を説明するフローチャートである。

[0030] また、図 9及び図 10に示す本実施形態の空調装置は、リモコン部 26によって、ドアを開閉動作できる車両に適用したものである。

[0031] すなわち、この第 2実施形態においては、コントロール部（ボディ ECU) 21は、このコントロール部 21に接続され、それぞれアンテナ 22, 23を有する送信部 24及び受信部 25と、これらの送信部 24及び受信部 25と送受信を行なうリモコン部 26とを備えている。そして、例えば、リモコン部 26により、乗員が携帯して車両に一定の距離まで近づ!/ヽたとき暗号信号を自動的に発信する携帯用の暗号信号発信機が構成され、コントロール部 21により、車両側で前記の暗号を受信してドアロック解除の可否を判定するキーレス判定装置が構成されて、る。

[0032] また、上記第 1実施形態と同様に、コントロール部 21には、乗員センサ 27、操作盤 28、及びスィッチ 29より各信号が入力されるとともに、コントロール部 21からの信号 1S 前述した図 1に示す送風ファン 3のモータ 2のほ力ドアロックを解除するドアロックモータ 30、及び内外気切替ドア 7を駆動するインテークドアァクチユエータ 31などに出力される。

[0033] この第 2実施形態にあっては、例えば、乗員が乗車する前には、図 10に示す処理手順にしたがって車両ドアのロック解除操作が行なわれる。すなわち、乗員がリモコン部 26を携帯して車両に一定の距離まで近づいたとき、手順 S21として車両側のコントロール部 21からの送信要求によりリモコン部 26が暗号信号を発信し、手順 S22としてコントロール部 21により前記の暗号を受信して識別コードが一致する力判定する。その結果、識別コードが一致する場合にはドアロック解除が可であることから、手順 S23としてドア開錠可能力判定して、ドア開錠可能である場合、手順 S24として、乗員がノブスィッチにタツチしたり、カードを用いることにより車両ドアを開錠する。そして、上記の手順 S23にてドア開錠可能力判定してドア開錠可能である場合、前述した図 4に示す手順 S3〜S10の処理手順にしたがって清浄モードで空調運転が行なわれる。

[0034] このように構成した第 2実施形態にあっても、上記第 1実施形態と同様の効果が得られる。

[0035] なお、上記第 2実施形態では、リモコン部 26が車両に一定の距離まで近づいたとき暗号信号を自動的に発信するようにしたが、本発明はこれに限らず、乗員がリモコン部 26を手動操作したきに暗号信号を発信するようにしてもょ、。

産業上の利用可能性

[0036] 本発明は、乗員が車室内に入ったとき不快感を感じることを防止でき、また、車両のノッテリ上がりを防止して車両を安定した状態で稼動できるという効果があるので、車両用の空調装置として適用できるとともに、その他、一般機械用あるいは産業機械用などの空調装置としても広く適用可能である。

Claims

請求の範囲

[1] 乗車前空調方法であって、

乗員の乗車意思を検知すると内気ファンが作動して車室内の空気を撹拌する乗車前空調方法。

[2] 請求項 1に記載の乗車前空調方法であって、

前記内気ファンによる撹拌時に、撹拌空気をフィルタに通過させて車室内空気の清浄化を行なう乗車前空調方法。

[3] 請求項 1に記載の乗車前空調方法であって、

前記内気ファンを所定時間後に停止させる乗車前空調方法。

[4] 請求項 1に記載の乗車前空調方法であって、

前記内気ファンによる撹拌時に、撹拌空気をベント吹出し口から吹き出す乗車前空調方法。

[5] 空調装置であって、

車室内の空気を撹拌可能に構成された内気ファンと、

乗員の乗車意思を検知した際に前記内気ファンを作動させるコントロール部と、を備える空調装置。

[6] 請求項 5に記載の空調装置であって、

前記内気ファンによる撹拌時に、撹拌空気を通過させて車室内空気の清浄化を行なうフィルタをさらに備える空調装置。

[7] 請求項 5に記載の空調装置であって、

前記コントロール部が前記内気ファンを所定時間後に停止させる空調装置。