JPH10147139A - 車室内気圧上昇防止装置 - Google Patents

車室内気圧上昇防止装置

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JPH10147139A
JPH10147139A JP30906196A JP30906196A JPH10147139A JP H10147139 A JPH10147139 A JP H10147139A JP 30906196 A JP30906196 A JP 30906196A JP 30906196 A JP30906196 A JP 30906196A JP H10147139 A JPH10147139 A JP H10147139A
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door
air
vehicle interior
vehicle
flow path
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Yasutoshi Kon
泰俊 近
Tsugio Sato
次男 佐藤
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Central Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のドア閉止動作時における車室内気圧の
上昇を防止する。 【解決手段】 車室の内外を連通する流路管30の内部
には空気を流動させるファン34と必要に応じて流路を
切り換える流路切換バルブ32が備えられている。加速
度センサがドアの開放動作開始状態を検出した場合に、
流路切換バルブ32は内気排出の向きに自動的に切り換
えられる。これにより、流路管30は内気排出用流路に
なる。さらに、加速度センサがドアの閉止動作開始状態
を検出した場合に、ファン34が回転して車室内の内気
排出が行われる。従って、ドアの閉止動作時に車室内の
内気排出を行うように制御されるので、車室内気圧の上
昇を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両の
ドア閉止動作時における車室内気圧の上昇を防止する車
室内気圧上昇防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車室内は気密性が高いため、
ドアの閉止動作時には瞬間的に車室内気圧が上昇する。
これによって、車両は半ドア状態になりやすいと共に乗
員にドアの閉まりにくさを感じさせることがある。ま
た、これと同時に乗員は不快な所謂耳つん状態を感じる
ことがある。ここで、関連技術としてドアの閉止動作時
における車室内気圧の上昇を防止する制御装置が従来よ
り提案されている。
【0003】この制御装置は、車室内外における気圧差
及びドアの開閉状態を車両に取り付けられたセンサによ
って検出し、外気または内気が流通する流路とその流量
を制御する。すなわち、必要に応じて車室内への外気導
入、車室内の内気循環または車室内の内気排出が選択さ
れるようになっている。
【0004】従って、車両が標高差(気圧変化が大き
い)のある場所を走行する場合やドアの閉止動作を行う
場合に、専用の流路が形成されたダクトを用いて内気排
出が行われるように制御するため、車室内気圧が上昇す
ることがない。これにより、乗員にドアの閉まりにくさ
を感じさせず、ドアの開閉を容易とすることができると
共に、車両が気圧変化の大きい場所を走行した場合に乗
員が感じる所謂耳つん状態を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
制御装置は標高差のある場所での走行を重視しているた
め内気排出までの動作に敏捷性が不要であり、この結
果、ドアの瞬間的な閉止動作に敏感に対応することがで
きない場合がある。さらに、外気導入、内気循環または
内気排出を行うための流路管がそれぞれ専用に必要とな
り、仮にこれらが別々に備えられていると、車両の構成
部品が多くなり、複雑化するという問題を有している。
【0006】本発明は上記事実を考慮して、日々頻繁に
なされるドアの開閉動作のみに着目し、車両内部の構造
を複雑化することなく、ドアの閉止動作時等における車
室内気圧の上昇を防止することができる車室内気圧上昇
防止装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、車両のドア閉止動作時にお
ける車室内気圧の上昇を防止する車室内気圧上昇防止装
置であって、前記車両の各ドアの開閉動作開始状態を検
出するドア開閉開始状態検出手段と、車室内外を連通す
る単一の流路管及びこの流路管内の空気を流動させるフ
ァンを備え、車室内への外気導入、車室内の内気排出、
車室内の内気循環を弁体の切り換えによって選択的に実
行可能な空調手段と、少なくとも前記ドア開閉開始状態
検出手段でドアの閉止動作開始を検出したときに前記空
調手段の弁体及びファンを制御して所定時間だけ内気排
出機能に切り換える空調制御手段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、車両の各
ドアにはこのドアの開閉動作開始状態を検出するための
ドア開閉開始状態検出手段が取り付けられている。従っ
て、乗員によるドアの開放動作開始状態と閉止動作開始
状態を検出する。また、車両には車両の内外を連通する
単一の流路管が備えられており、流路管の流路を必要に
応じて車室内への外気導入、車室内の内気循環または車
室内の内気排出のいづれかに選択的に切り換える空調手
段が設けられている。これは、流路管の内部に備えられ
た弁体の向きを切り換えると共に、空気を流動するファ
ンの回転を指示することによって実行することができ
る。さらに、空調制御手段によって少なくともドア開閉
開始状態検出手段がドアの閉止動作開始を検出した場合
に流路管内の弁体及びファンを所定時間だけ内気排出を
行うように制御する。
【0009】従って、ドアの閉止動作開始状態を検出し
た場合に車室内の内気排出を行うので、ドアの閉止動作
時における車室内気圧の上昇を防止することができる。
また、車両に備えられた流路管は単一であることによっ
て車両内部の構造を複雑化することはない。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記ドア開閉開
始状態検出手段によってドア開放動作開始を検出した場
合に前記流路管を内気排出用流路に切り換え、ドア閉止
動作開始を検出した場合にファンを駆動させることを特
徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、車両の各
ドアに取り付けられたドア開閉状態検出手段がドアの開
放動作開始を検出した場合に流路管内に備えられた弁体
の向きを制御して、内気排出用の流路に切り換える。ま
た、これに続いてドア開閉状態検出手段がドアの閉止動
作開始を検出した場合にファンを駆動させる。従って、
ドアの閉止動作時に車室内の内気が排出されるように制
御されるので、車室内気圧の上昇を防止することができ
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、車両のドア閉止
動作時における車室内気圧の上昇を防止する車室内気圧
上昇防止装置であって、前記車両の各ドアの開閉動作開
始状態を検出するドア開閉開始状態検出手段と、車室内
外を連通する流路管及びこの流路管の空気を車室内から
車室外へ流動させるファンを備え、前記流路管の流路を
弁体によって選択的に開閉する内気排出手段と、少なく
とも前記ドア開閉開始状態検出手段でドアの閉止動作開
始を検出したときに前記空調手段の弁体及びファンを制
御して所定時間だけ内気排出機能に切り換える空調制御
手段と、を有している。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、車両の各
ドアにはこのドアの開閉動作開始状態を検出するための
ドア開閉開始状態検出手段が取り付けられている。従っ
て、乗員によるドアの開放動作開始状態と閉止動作開始
状態を検出する。また、空気を車室内から車室外へ流動
させるファンが備えられ、車室内外を連通する流路管は
弁体を選択的に開閉することによって、内気排出を行う
内気排出手段が設けられている。これは、空調制御手段
によってドア開閉開始状態検出手段がドアの閉止動作開
始を検出したときに、弁体を開放すると共にファンを駆
動させることによって所定時間だけ内気排出を行うよう
に制御される。
【0014】従って、ドアの閉止動作時には車室内の内
気排出を行うように制御されるので、ドアの閉止動作時
における車室内気圧の上昇を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る車室内気圧上昇防止装置10が適用された制御回路
を有する車両の車室内気圧上昇防止機構が示されてい
る。
【0016】図1に示されるように、ウィンドウレギュ
レータ部12は所謂ワイヤ式とされており、モータ14
の駆動軸に取り付けられた回転板14Aにワイヤが巻き
掛けられている。このワイヤの端部はウィンドウ16の
下端部を支持する保持チャンネル18に連結されてい
る。さらに、保持チャンネル18はメインガイド20へ
上下移動可能に取り付けられている。これにより、モー
タ14が正逆方向に回転すると、この回転駆動力がワイ
ヤを介して伝達されて、ウィンドウ16がガラスガイド
22に沿って上下移動する構成である。なお、ウィンド
レギュレータ部12の構成は、このようなワイヤ式であ
るとは限らず、Xアーム式のものや、モータ自体がラッ
クに沿って移動する所謂モータ自走式タイプのものであ
ってもよい。
【0017】モータ14によってウィンドウ16が上昇
されると、ウィンドウ16の周端部がドア24のフレー
ム12A内のゴム製のウェザーストリップ(図示省略)
に嵌合してドアフレーム24Aの開口が閉じられる。こ
のとき、ウィンドウ16とウェザーストリップとの密着
度が高くなるようにされている。さらに、モータ14に
よってウィンドウ16が下降されると、ドア24のフレ
ーム24Aの開口が開かれるようになっている。
【0018】また、車両に取り付けられた複数のドア2
4にはそれぞれ加速度センサ26が内蔵されている。こ
の加速度センサ26によって、ドア24の開閉動作開始
状態を検出することができるようになっている。すなわ
ち、加速度センサ26は乗員によるドア24の開放動作
開始状態、またはドア24の閉止動作開始状態を検出す
る。
【0019】さらに、図2(A)〜(C)に示されるよ
うに車両のフロントウィンドウ28の下部近傍には空調
手段としての流路管30が配設されている。流路管30
の内部には空気を流動させるためのファン34及び流路
を車室内への外気導入、車室内の内気循環または車室内
の内気排出のいずれかとなるように選択的に切り換える
ことができる流路切換バルブ32が備えられている。フ
ァン34は、モータ35の回転軸35Aの先端部に取り
付けられており、このモータ35の駆動によって回転が
制御されるようになっている。また、このファン34は
常に一定の方向に回転駆動するようになっている。
【0020】この流路管30に備えられた流路切換バル
ブ32は、通常、乗員が車室内に設置された図示しない
スイッチを操作することにより、図2(A)または
(B)の向きに切り換えられるようになっている。すな
わち、車室内への外気導入または車室内の内気循環が選
択されるようになっている。これに対して、加速度セン
サ26によってドア24の開閉動作開始が検出された場
合には、図2(C)に示される向きに自動的に切り換え
られるようになっている。従って、ドア24の開放動作
開始状態を検出した場合に内気が排出する方向に流路切
換バルブ32の向きを設定することによって、ドア24
の閉止動作開始状態を検出したときにファン34が回転
して内気が排出されるように制御される。これによっ
て、ドア24の閉止動作時における車室内気圧の上昇を
防止することができるようになっている。
【0021】次に本発明の実施の形態の作用を図3のフ
ローチャート及び図4のタイムチャートに従って説明す
る。
【0022】車両には1本の流路管30が配設されてお
り、この流路管30内に取り付けられた流路切換バルブ
32の方向を必要に応じて切り換えることによって、車
室内への外気導入、車室内の内気循環または車室内の内
気排出が行われる。
【0023】まず、図3に示されるフローチャートに基
づいて本実施の形態に適用される車室内気圧上昇防止装
置10の制御ルーチンを説明する。
【0024】ステップ100では、車両の各ドア24に
取り付けられた加速度センサ26がドア24の開放動作
開始状態(乗員がドア24を開き始めた瞬間)を検出し
たか否かを判定する。
【0025】ここで、加速度センサ26がドア24の開
放動作開始状態を検出したと判定された場合には、ステ
ップ102に移行して流路管30の内部に設けられた流
路切換バルブ32を内気排出の向きに切り換える(図2
(C)参照)。
【0026】これと同時にステップ104においてキー
プリレーが作動する。このキープリレーは、ドア24の
開放動作開始状態検出からドア24の閉止動作完了後、
所定時間経過するまで作動するように制御されている。
【0027】続いて、ステップ106では加速度センサ
26がドア24の閉止動作開始状態(乗員がドア24を
閉め始めた瞬間)を検出したか否かを判定する。
【0028】ステップ106において加速度センサ26
がドア24の閉止動作開始状態を検出したと判定された
場合には、ステップ108においてタイマーA及びタイ
マーBが作動を開始する。
【0029】タイマーAは、ドア24の閉止動作開始か
ら予め定められた時間だけ作動するようになっている。
従って、このタイマーAはキープリレーの作動終了を指
示する。また、タイマーBは後述するファン34を回転
させるモータ35の駆動時間を制御するようになってい
る。
【0030】ステップ110では、流路管30に備えら
れたファン34を回転させ、車室内の内気排出を行う。
【0031】続いて、ステップ112においてタイマー
Bが終了したか否かを判定する。ここで、タイマーBが
終了していなければステップ110に移行し、モータ3
5の駆動を継続してファン34を回転させて車室内の内
気排出を行う。
【0032】一方、ステップ112においてタイマーB
が終了したと判定された場合は、ステップ114に移行
し、モータ35の駆動停止を指示してファン34の回転
を停止させる。
【0033】このように、ドア24の閉止動作開始状態
の検出から所定時間だけ車室内の内気排出を行う。これ
によって、ドア24の閉止動作時に生じる車室内気圧の
上昇を防止することができる。
【0034】続いて、ステップ116ではタイマーAが
終了したか否かを判定する。タイマーAは、前述したよ
うにドア24の閉止動作開始状態が検出されたときから
作動しており、キープリレーの作動時間を制御してい
る。
【0035】従って、ステップ116においてタイマー
Aが終了したと判定された場合にはステップ118に移
行し、キープリレーの作動を停止する。キープリレーの
作動が停止することによって、ドア24の閉止動作が完
了したことになる。
【0036】以上の処理によって、ドア24の開放動作
開始状態を検出した場合に流路管30内の流路切換バル
ブ32を内気排出の向きに自動的に設定し、ドア24の
閉止動作開始状態を検出した時にファン34が回転する
ことによって内気排出が行われるので、車室内気圧の上
昇を防止することができる。
【0037】一方、ステップ100において加速度セン
サ26がドア24の開放動作開始状態を検出しない場合
には、ステップ120に移行する。
【0038】この場合、乗員は車室内の運転席近傍に備
えられている外気導入あるいは内気循環を選択するため
のスイッチを操作することによってどちらか一方を選択
するようになっている。
【0039】従って、ステップ120において乗員のス
イッチ操作によって車室内への外気導入が選択されたか
否かを判定する。
【0040】ここで、車室内への外気導入が選択された
場合には、ステップ122において流路切換バルブ32
が外気導入の向き(図2(A)参照)に切り換えられ
る。
【0041】さらに、ステップ124ではモータ35を
駆動させてファン34を回転し、外気導入を行う。
【0042】これに対して、ステップ120において外
気導入が選択されない場合、すなわち車室内の内気循環
が選択された場合にはステップ126において流路切換
バルブ32が内気循環の向き(図2(B)参照)に切り
換えられる。
【0043】続いて、ステップ128ではモータ35を
駆動させてファン34を回転し、内気循環を行う。
【0044】ステップ124及びステップ128におけ
る処理はタイマー等によって制御されず、乗員によるス
イッチの切り換えやドア24の開放動作開始状態の検出
が行われるまで車室内への外気導入または車室内の内気
循環が継続して実行されるようになっている。
【0045】続いて、図4に示されているタイムチャー
トについて説明する。ドア24に取り付けられた加速度
センサ26によって、ドア24の開放動作開始状態が検
出されると、流路切換バルブ32は内気排出の向きに自
動的に設定される。このとき、同時にキープリレーが作
動する。
【0046】続いて、キープリレーの作動中、すなわち
ドア24が開放されているときに再度加速度センサ26
による検出が行われた場合は、これをドア24の閉止動
作開始状態であると判断する。すなわち、ドア24の閉
止動作開始状態が検出されると、タイマーBの作動が開
始されると共にファン34が回転して内気排出が行われ
る。また、これと同時にタイマーAが作動し、所定時間
経過した後にキープリレーを停止させるように制御して
いる。
【0047】このように、ドア24の閉止動作開始を加
速度センサ26が検出することによって、流路切換バル
ブ32が自動的に切り換えられ、ドア24の閉止動作時
に車室内の内気排出が行われるので、ドア24の開閉状
態を検出するだけでドア24の閉止動作時における車室
内気圧の上昇を防止することができる。従って、乗員に
不快な所謂耳つん状態を感じさせることがないと共に、
ドア24の閉まりにくさを感じさせることもない。
【0048】また、本実施の形態に係る車室内気圧上昇
防止装置10は必要に応じて流路を切り換える流路切換
バルブ32が備えられた単一の流路管30を有している
ため、車両内部を複雑化することなく構成することがで
きる。
【0049】なお、本実施の形態においては車室内外を
連通する単一の流路管30を設け、流路切換バルブ32
の向きを3方向に切り換える方法について説明したが、
車室内の内気排出を行う流路管を別に設け、これを必要
に応じて開閉することによって内気排出を行うことがで
きるようにしてもよい。ただし、車両構成部品が多くな
ることは否めない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車室内気圧
上昇防止装置は、車両のドア開放動作開始状態を検出し
た場合に流路切換バルブを内気排出の向きに自動的に切
り換え、ドアの閉止動作開始状態を検出した場合にファ
ンを回転させて内気排出を行うことにより、ドアの閉止
動作時における車室内気圧の上昇を防止することができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る車室内気圧防止装置が備え
られたドアの内部構造を示す概略図である。
【図2】流路管内に設けられた流路切換バルブの設定方
向、すなわちそれぞれの流路を示す概略図である。
(A)は車室内への外気導入、(B)は車室内の内気循
環、(C)は車室内の内気排出を示している。
【図3】本実施の形態に係る車室内気圧上昇防止装置の
制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態に係る車室内気圧上昇防止装置の
一連動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 車室内気圧上昇防止装置 24 ドア 26 加速度センサ(ドア開閉開始状態検出手段) 30 流路管(空調手段) 32 流路切換バルブ 34 ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア閉止動作時における車室内気
    圧の上昇を防止する車室内気圧上昇防止装置であって、 前記車両の各ドアの開閉動作開始状態を検出するドア開
    閉開始状態検出手段と、 車室内外を連通する単一の流路管及びこの流路管内の空
    気を流動させるファンを備え、車室内への外気導入、車
    室内の内気排出、車室内の内気循環を弁体の切り換えに
    よって選択的に実行可能な空調手段と、 少なくとも前記ドア開閉開始状態検出手段でドアの閉止
    動作開始を検出したときに前記空調手段の弁体及びファ
    ンを制御して所定時間だけ内気排出機能に切り換える空
    調制御手段と、 を有する車室内気圧上昇防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ドア開閉開始状態検出手段によって
    ドア開放動作開始を検出した場合に前記流路管を内気排
    出用流路に切り換え、ドア閉止動作開始を検出した場合
    にファンを駆動させることを特徴とする請求項1記載の
    車室内気圧上昇防止装置。
  3. 【請求項3】 車両のドア閉止動作時における車室内気
    圧の上昇を防止する車室内気圧上昇防止装置であって、 前記車両の各ドアの開閉動作開始状態を検出するドア開
    閉開始状態検出手段と、 車室内外を連通する流路管及びこの流路管の空気を車室
    内から車室外へ流動させるファンを備え、前記流路管の
    流路を弁体によって選択的に開閉する内気排出手段と、 少なくとも前記ドア開閉開始状態検出手段でドアの閉止
    動作開始を検出したときに前記空調手段の弁体及びファ
    ンを制御して所定時間だけ内気排出機能に切り換える空
    調制御手段と、 を有する車室内気圧上昇防止装置。
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