JPH0338425A - 自動車用強制換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炎天下の駐車などにより高温となった車室内
温度を乗車に先立って予め下げるために、自動車外部か
らの遠隔操作で車室内を強制的に換気するようにした自
動車用強制換気装置に関する。

〔従来の技術〕

このような強制換気装置に関しては、パワーウィンド装
置のパワーウィンドモータと空調装置のブロアモータと
空調装置の内外気切換アクチュエータとに制御指令を出
力して所要時にドアガラスを下げると共に外気を導入し
つつ送風して車室内を換気するようにしたものを本件出
願人は既に提案している（実願平１−２２３３８号）。

上記強制換気装置は、メインスイッチのオン信号とキー
レスエントリ装置からの換気指示信号とに基づいて車室
内を強制換気するよう構成したものであり、キーレスエ
ントリ装置により空調装置を制御する従来例としては、
実開昭５９−１９４５４号公報に記載のものが知られて
いる。

〔発明が角を決しようとする課題〕

前記提案に係る強制換気装置によれば、簡単な、指示操
作で乗車前に予め車室内を強制換気でき、炎天下での駐
車により高温となった車室内温度を低下することができ
る利点があるが、この強制換気作用を終了するにはパワ
ーウィンドモータやブロアモータなどを個々に操作する
必要があり、操作が煩わしいという問題がある。

そこで本発明は、簡単に強制換気作用を終了できるよう
にすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的のため本発明は、キーレスエントリ装置からの
換気指示信号に基づいてパワーウィンド装置のパワーウ
ィンドモータと空調装置のブロアモータと空調装置の内
外気切換アクチュエータとに強制換気開始の制御指令を
出力し、ドアガラスを下げると共に外気を導入しつつ送
風して車室内を強制換気する換気システムコントロール
ユニットを備えた自動車用強制換気装置において、上記
換気システムコントロールユニットは、イグニッション
スイッチのオン信号または強制換気開始から所定時間経
過後に出ノＪするタイマ回路のカウント信号に基づいて
上記パワーウィンドモータとブロアモータと内外気切換
アクチュエータとに強制換気終了の制御指令を出力し、
ドアガラスを上げると共に外気導入による送風を停止す
るよう構成してなる。

〔作　　　用〕

このような手段では、車室内の強制換気中にイグニッシ
ョンスイッチを操作してエンジンを始動するか、あるい
は強制換気の開始から所定時間が経過すると、イグニッ
ションスイッチのオン信号またはタイマ回路のカウント
信号が出力し、換気システムコントロールユニットがパ
ワーウィンドモータとブロアモータと内外気切換アクチ
ュエータとに強制換気終了のｊｌｉｌ　ａｌｌｌ指令を
出力する。こうしてドアガラスが上がり、外気導入によ
る送風が停止されるのであり、煩わしい操作を伴わずに
簡単に強制換気作用が終了する。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照して具体的
に説明する。

パワーウィンド装置と空調装置とキーレスエントリ装置
とを備える自動車の強制換気装置を示す第１図において
、符号ｌはパワーウィンド装置のパワーウィンドモータ
、符号２は空調装置のブロアモータ、符号３は空調装置
の内外気切換アクチュエータである。また符号４は上記
パワーウィンドモータｌ、ブロアモータ２、内外気切換
アクチュエータ３に強制換気開始または強制換気終了の
制御指令を出力する換気システムコントロールユニット
である。

ここで第２図に示すように、ブロアモータ２は換気シス
テムコントロールユニット４から強制換気開始の制御指
令が出力するとオンし、強制換気終了の制御指令が出力
するとオフするリレースイッチ５を介して回路構成され
ている。またパワーウィンドモータｌは換気システムコ
ントロールユニット４から強制換気開始または終了の制
御指令が出力するとオンするリレースイッチ６およびを
上記制御指令に応して正転回路と逆転回路とに切換える
リレー式の切換えスイッチ７を介して回路構成されてい
る。

そこで換気システムコントロールユニット４が強制換気
開始の制御指令を出力すると、上記パワーウィンドモー
タｌはドアガラスを所定量下降すべく回転すると共に、
内外気切換アクチュエータ３は外気を導入すべく空調装
置のダンパを切換え、ブロアモータ２は外気を送風して
車室内を換気すべく回転する。また換気システムコント
ロールユニット４が強制換気終了の制御指令を出力した
場合には、上記パワーウィンドモータｌはドアガラスを
全開すべく回転し、内外気切換アクチュエータ３は外気
の導入を遮断すべく空調装置のダンパを切換え、ブロア
モータ２は送風を停止すべく回転を止める。

ここで前記換気システムコントロールユニット４に強制
換気開始の制御指令を出力させる手段として、キーレス
エントリ装置８が、また強制換気終了の制御指令を出力
させる手段として、タイマ回路９とイグニッションスイ
ッチ１０とが設けられ、キーレスエントリ装置８からの
換気指示信号とタイマ回路９からのカウント信号とイグ
ニッションスイッチｌＯからのオン信号とが換気システ
ムコントロールユニット４に直接人力するよう構成され
ている。

前記キーレスエントリ装置８は、車速パルス発生器８ａ
、受光ユニット８ｂ１　　ドアアウタハンドルスイッチ
８ｃからそれぞれ信号人力するキーレスエントリーコン
トロールユニット８ｄを備える。そしてこのキーレスエ
ントリーコントロールユニット８ｄは、上記受光ユニッ
ト８ｂに送信するリモコン送信器８０などからの指令に
基づきブザー８ｒに出力し、ドアロックアクチュエータ
８ｇにロック解除信号を出力すると共に、前記換気シス
テムコントロールユニット４に換気指示信号を出力する
ようになっている。

またタイマ回路９は、キーレスエントリ装置８の受光ユ
ニット８ｂからの信号に基づいて強制換気開始から所定
時間経過した後にカウント信号を出力するようになって
いる。

以上の構成では、炎天下の駐車の後などにおいて、乗車
に先立ちリモコン送信器８ｅによりドアロック解除およ
び強制換気を指令すると、キーレスエントリーコントロ
ールユニット８ｄがドアロックアクチュエータ８ｇにロ
ック解除信号を出力してドアロックを解除すると共に、
前記換気システムコントロールユニット４に換気指示信
号を出力する。

そこで換気システムコントロールユニット４は強制換気
開始の制御指令を出力するようになり、パワーウィンド
モータｌ、ブロアモータ２および内外気切換アクチュエ
ータ３がそれぞれ強制換気すべく作動してドアガラスを
所定量下げると共に外気を導入しつつ送風し、こうして
車室内の暑い空気は外気の導入により換気されて温度低
下する。

次に第３図のフローチャートにより、上述のような強制
換気の作動を終了させる制御について説明する。

強制換気の動作中、イグニッションスイッチｌＯがオン
されたか否かが判断され（Ｓｌ）、ＮＯの場合は続いて
強制換気の開始後所定時間が経過したか否かが判断され
る（Ｓｌ）。

上記ステップＳ２の判断において、タイマ回路９からカ
ウント信号が未だ出力されずＮＯの場合は再びステップ
Ｓｔの判断に戻るが、ＹＥＳの場合には強制換気完了し
たものと判断して次のステップＳ３に進む。また前記ス
テップＳｔの判断でＹＥＳの場合には強制換気は効果を
奏し継続不要と判断してステップＳ３に進む。

ステップＳ３では換気システムコントロールユニット４
が強制換気終了の制御指令をブロアモータ２および内外
気切換アクチュエータ３に出力することでブロアモータ
２は回転を止めて送風を停止し、内外気切換アクチュエ
ータ３は外気の導入を遮断すべく空調装置のダンパを切
換える。

続いて換気システムコントロールユニット４が強制換気
終了の制御指令をパワーウィンドモータｉに出力するこ
とで、パワーウィンドモータｌはドアガラスを全閉すべ
く回転する（Ｓ４）。

このような処理の後、ドアガラスは全閉したか否かが判
断され（３５）、このｆ１１断でＹＥＳの場合は強制換
気終了の制御を終了するが、ＮＯの場合は次のステップ
Ｓ６でパワーウィンド装置がマニュアル操作されている
か否かが判断される。

前記ステップＳ６の判断でＮｏの場合は再びステップＳ
５の判断に戻るが、ＹＥＳの場合は次のステップＳ７に
進んで換気システムコントローラ４の出力を停止する。

こうして外気を導入した送風は停止され、ドアガラスは
全閉されて車室内の強制換気の動作は終了する。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり本発明によれば、車室内の強制換気
中にイグニッションスイッチを操作してエンジンを始動
するか、あるいは強制換気の開始から所定時間が経過す
ると、イグニッションスイッチのオン信号またはタイマ
回路のカウント信号が出力し、換気システムコントロー
ルユニットがパワーウィンドモータとブロアモータと内
外気切換アクチュエータとに強制換気終了の制御指令を
出力する。こうしてドアガラスが上がり、外気導入によ
る送風が停止するのであり、煩わしい操作を伴わずに簡
単に強制換気作用を終了することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による自動車用強制換気装置
のブロック構成図、 第２図は一実施例におけるパワーウィンドモータおよび
ブロアモータの駆動回路図、 第３図は上記一実施例の作用を説明するフローチャート
である。 ｌ・・・パワーウィンドモータ、 ２・・・ブロアモータ、 ３・・・内外気切換アクチュエータ、 ４・・・換気システムコントロールユニット、５・・・
リレースイッチ、 ６・・・リレースイッチ、 ７・・・切換えスイッチ、 ８・・・キーレスエントリ装置、 ８ａ・・・車速パルス発生器、 ８ｂ・・・受光ユニット、 ８Ｃ・・・ドアアウタハンドルスイッチ、８ｄ・・・キ
ーレスエントリーコントロールユニット、８ｅ・・・ド
アロックアクチュエータ、９・・・タイマ回路、 １０・・・イグニッションスイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 キーレスエントリ装置からの換気指示信号に基づいてパ
   ワーウィンド装置のパワーウィンドモータと空調装置の
   ブロアモータと空調装置の内外気切換アクチュエータと
   に強制換気開始の制御指令を出力し、ドアガラスを下げ
   ると共に外気を導入しつつ送風して車室内を強制換気す
   る換気システムコントロールユニットを備えた自動車用
   強制換気装置において、 上記換気システムコントロールユニットは、イグニッシ
   ョンスイッチのオン信号または強制換気開始から所定時
   間経過後に出力するタイマ回路のカウント信号に基づい
   て上記パワーウィンドモータとブロアモータと内外気切
   換アクチュエータとに強制換気終了の制御指令を出力し
   、ドアガラスを上げると共に外気導入による送風を停止
   するよう構成してなる自動車用強制換気装置。