JP2007269102A - 車両用ウインドスロッブ低減装置 - Google Patents

車両用ウインドスロッブ低減装置 Download PDF

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優美子 土岐
Nobuyuki Iwasaki
信幸 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立させることを目的とする。
【解決手段】ウインド開閉検出結果及び車室内の音圧検出結果を取得し(100)、少なくとも一カ所のウインドの開放を検出し、かつ音圧基準レベル(ウインドスロッブ発生時の音圧)を検出した場合に、ウインドガラス開放側の整流部材を整流位置へ移動することによってウインドスロッブを低減し、ウインドガラスの開放が検出されて音圧基準レベルより低い音圧の場合には整流部材を格納位置に移動する(102〜112)。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ウインドスロッブ低減装置にかかり、特に、サイドウインドガラスやサンルーフ等の開閉部材を開放した時に発生するウインドスロッブを低減する車両用ウインドスロッブ低減装置に関する。
車両走行中にサイドウインドガラスやサンルーフ等の開閉部材を開放した時(特に、リヤサイドウインドガラスを開けた時)に、圧迫感のある不快な音が発生することが知られており、ウインドスロッブと称されている。
ウインドスロッブが不快な音であるため、低減するための各種技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の技術では、ドアミラーとドアとの間を通過する空気の流れを整流するためのエアガイドを設けて、車速やリヤサイドウインドガラス開放等を検出して、エアガイドがドアミラーとドア間の空気流を整流するように移動制御することが提案されている。このように、ドアミラーとドア間を通過する空気流の流れを整流することでウインドスロッブを低減することができる。
特開2000−142493号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、リヤサイドウインドガラスが開放された時に、エアガイドによってドアミラーとドア間を通過する空気の流れを整流するようにエアガイドが移動制御されるが、ウインドスロッブが発生していない場合でもエアガイドの移動制御が行われることがあるので、このエアガイドによる整流によって空気抵抗が大きくなってしまい、エアガイドの移動制御に改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立させることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車体に沿って流れる空気流をウインドスロッブを低減するように整流する整流位置及び格納位置に移動可能に設けられた整流部材と、前記整流部材を移動する移動手段と、車室内外を連通する開口部を開閉する開閉部材の開閉を検出する開閉検出手段と、車室内の音圧を検出する音圧検出手段と、前記開閉検出手段によって前記開閉部材の開放が検出され、かつ前記音圧検出手段によって所定値以上の音圧が検出された場合に、前記整流部材が前記整流位置に移動するように前記移動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、整流部材は、車体に沿って流れる空気流をウインドスロッブを低減するように整流する整流位置と、格納位置に移動可能に設けられており、移動手段によって整流部材が移動される。すなわち、移動手段によって整流位置に整流部材を移動することでウインドスロッブを低減することができ、格納位置に整流部材を移動手段によって移動することで整流部材による空気抵抗の増加を防止することができる。
開閉検出手段では、車室内外を連通する開口部を開閉する開閉部材(例えば、ウインドガラスやサンルーフリッドパネル等)の開閉が検出される。なお、開閉検出手段は、複数の開閉部材が車両に設けられている場合には、各開閉部材の開閉を検出する。
音圧検出手段では、車室内の音圧が検出される。例えば、音圧検出手段は、ウインドスロッブが発生する音圧を検出可能な位置に設ける。
そして、制御手段では、開閉検出手段によって開閉部材の開放が検出され、かつ音圧検出手段によって所定値以上の音圧(例えば、ウインドスロッブが発生する音圧)が検出された場合に、整流部材を整流位置に移動するように移動手段が制御される。
すなわち、ウインドガラス等の開閉部材が開放されてウインドスロッブが発生した場合に、整流部材が整流位置に移動するように制御されるので、整流部材によってウインドスロッブを抑制することができる。還元すれば、ウインドガラスが開放されてもウインドスロッブが発生していない場合には、整流部材は格納位置のままであるので、不必要な場合に整流部材が整流位置に移動することによって、空気抵抗が増加することを防止することができる。従って、ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立させることができる。
なお、開閉部材を複数有すると共に、開閉部材に対応して整流部材を複数有する場合には、請求項2に記載の発明のように、制御手段が、開閉検出手段によって少なくとも一カ所以上の開閉部材の開放が検出され、かつ音圧検出手段によって所定値以上の音圧が検出された場合に、開放が検出された整流部材が整流位置に移動するように移動手段を制御するようにしてもよい。
また、開閉部材は、請求項3に記載の発明のように、ウインドガラスを適用し、整流部材は、ドアミラー側に設けられ、ドアミラーとドア間に突出した整流位置と、ドアミラー側に格納された格納位置に移動可能とするようにしてもよい。これによってウインドガラスを開放した際に発生するウインドスロッブを整流部材によって抑制することができる。
また、制御手段は、請求項4に記載の発明のように、整流部材を整流位置に移動するように移動手段を制御する際に、整流部材が整流位置方向に所定量ずつ移動するように移動手段を制御し、音圧検出手段によって音圧を検出しながら、所定値以上の音圧が検出される毎に所定量ずつ整流部材を整流位置方向へ移動するように移動手段を制御するようにしてもよい。すなわち、開閉部材の開放とウインドスロッブの発生を検出した場合に整流部材を整流位置へ一度に移動せずに、音圧検出手段によって音圧を検出しながら、所定値以上の音圧が検出される毎に整流位置方向へ移動する移動量を所定量ずつ移動することで、ウインドスロッブを抑制するので、整流部材によって必要以上に整流して空気抵抗を増加させることなくなり、ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を更に効率的に両立することができる。
以上説明したように本発明によれば、開閉部材の開放を検出し、かつ所定値以上の音圧が検出された場合に、整流部材を整流位置に移動するように制御することにより、ウインドスロッブが発生していない場合に整流部材が整流位置に移動されて空気抵抗が増加するのを防止することができるので、ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立させることができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置に含まれる整流部材の概略車両搭載位置を示す図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置の構成を示すブロック図である。
車体のフロントピラーに枢着されたドアには、ドアミラー22がミラーベース22Bを介して設けられており、ドアミラー22には、後方を確認するための鏡面24が本体22A内に設けられていると共に、本体22Aとドア間を流れる空気流を整流するための整流部材12が設けられている。
整流部材12は、ドアミラー22の本体22Aから車体のドアに向かってスライド移動可能に設けられ、本体22Aからドアに向かって突出してウインドスロッブを低減するように本体22Aとドアミラー22間を流れる空気流を車両上方又は下方へ整流する整流位置と、本体22A内に格納した格納位置に移動可能とされている。なお、図1、2では、整流部材12は、実線で整流位置を示し、点線で格納位置を示す。
また、整流部材12は、モータ等のアクチュエータ20によって整流位置及び格納位置へ移動される。すなわち、アクチュエータ20を駆動して整流位置に整流部材12を移動することによって、サイドウインドガラスが開放された際に発生するウインドスロッブを低減することが可能とされている。
アクチュエータ20は制御部材制御ECU14に接続されており、制御部材制御ECU14によってアクチュエータ20の動作が制御される。
制御部材制御ECU14には、車室内の音圧を検出する音圧センサ16及び車両に設けられたサイドウインドガラスの開閉を検出するウインド開閉検出センサ18が接続されており、各センサの検出結果が入力される。
制御部材制御ECU14は、音圧センサ16及びウインド開閉検出センサ18の検出結果に基づいて、アクチュエータ20を制御することで、整流部材12の移動を制御するようになっている。
音圧センサ16は、ウインドスロッブの音圧レベルを検出できる位置に設けられており、例えば、運転席や助手席のシートのヘッドレスト、センタピラーやリヤピラー近傍、センターコンソール近傍等に設けられている。なお、音圧センサ16は、図2では1つを示すが、これに限るものではなく、各座席に対応して複数設けても良いし、右側と左側でそれぞれ1個ずつ(2つ)設けるようにしてもよい。
また、ウインド開閉検出センサ18は、例えば、サイドウインドガラスを昇降するためのモータ等の駆動量を検出するものであってもよいし、サイドウインドガラスの昇降を指示するためのスイッチの操作時間等を検出するものであってもよいし、リミットスイッチ等によってサイドウインドガラスの開閉を検出するようにしてもよい。なお、ウインド開閉検出センサ18は、図2では1つを示すが、開放しているウインドガラスが左右のどちらをを判別できるものであればよく、各ウインドガラスに対応して設けるようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置10の整流部材制御ECU14で行われる処理について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置10の制御部材制御ECU14で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、図示しないイグニッションスイッチをオンすることによって開始する。
イグニッションスイッチがオンされると、まずステップ100では、ウインド開閉検出センサ18からウインド開閉検出結果が取得されると共に、音圧センサ16から音圧検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、ウインド開閉検出センサ18の検出結果から少なくとも一カ所のサイドウインドガラスが開放されているか否かが判定され、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ102の判定が肯定されたところでステップ104へ移行する。
ステップ104では、音圧センサ16の検出結果が予め定めた音圧基準レベル以上か否か判定される。該判定は、ウインドスロッブとして認識される音圧基準レベル以上か否かを判定することによってなされ、該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ106では、ウインドガラスが開放されている側に対応する整流部材12を移動するアクチュエータ20が駆動されて、ウインドガラス下方側の整流部材12が整流位置へ移動される。すなわち、整流部材12がドアミラー22の本体22Aとドアとの間に突出した状態となり、本体22Aとドア間を通過する空気流が整流部材12によって車両上方又は下方へ整流され、サイドウインドガラスに沿って流れる空気流の流れが変化して、ウインドスロッブを低減することができる。
次にステップ108では、イグニッションスイッチがオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ108の判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
一方、ステップ104の判定が否定された場合、すなわち、音圧基準レベルよりも音圧センサ16が検出した音圧が低い場合には、ステップ110へ移行して、整流部材12が整流位置にあるか否か、すなわち、ステップ106で整流部材12が整流位置に移動された状態か否かが判定され、該判定が否定された場合にはそのままステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ112へ移行して、アクチュエータ20の駆動が制御されて整流部材12が格納位置へ移動された後にステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
このように、本発明の実施の形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置10では、サイドウインドガラスの開放を検出して、ウインドスロッブが発生している場合(基準音圧レベル以上の音圧発生時)のみ整流部材12を整流位置へ移動するようにしたので、ウインドスロッブが発生していないときに整流部材12が整流位置に移動されて空気抵抗となってしまうことを防止することができる。従って、ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立することができる。
なお、本実施形態では、ウインドスロッブが発生している場合にウインドガラスが開放されている側の整流部材12を整流位置に移動するようにしたが、これに限るものではなく、ウインドスロッブが発生している場合に左右両方の整流部材12を整流位置に移動するようにしてもよい。
[第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置について説明する。なお、第2実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置は、第1実施形態に対して、整流部材12を本体22Aとドア間に突出させる構成が異なると共に、整流部材制御ECU14で行われる処理が異なるのみであり、その他については同一であるため、同一符号を付して相違点のみ詳細に説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置に含まれる整流部材の概略車両搭載位置を示す図である。
車体のフロントピラーに枢着されたドアには、ドアミラー22がミラーベース22Bを介して設けられており、ドアミラー22には、後方を確認するための鏡面24が本体22A内に設けられていると共に、本体22Aとドア間を流れる空気流を整流するための整流部材12が設けられている。
整流部材12は、回転軸12Aを中心に回動移動可能に設けられ、本体22Aとドアミラー22間を流れる空気流を車両上方又は下方へ整流してウインドスロッブを低減する整流位置と、本体22A内に格納した格納位置に移動可能とされている。なお、図4では、整流部材12は、実線で整流位置を示し、点線で格納位置表す。
また、整流部材12は、モータ等のアクチュエータ20によって整流位置及び格納位置へ回転移動される。すなわち、アクチュエータ20を駆動して整流位置に整流部材12を回転移動することによって、サイドウインドガラスが開放された際に発生するウインドスロッブを低減することが可能とされている。
アクチュエータ20は、第1実施形態と同様に、制御部材制御ECU14に接続されており、制御部材制御ECU14によってアクチュエータ20の動作が制御される。
制御部材制御ECU14には、車室内の音圧を検出する音圧センサ16及び車両に設けられたサイドウインドガラスの開閉を検出するウインド開閉検出センサ18が接続されており、各センサの検出結果が入力される。
制御部材制御ECU14は、音圧センサ16及びウインド開閉検出センサ18の検出結果に基づいて、アクチュエータ20を制御することで、整流部材12の移動を制御するようになっている。なお、第1実施形態では、サイドウインドガラスの開放を検出してウインドスロッブの発生を検出した場合に、整流位置に整流部材12を移動するように制御するだけであったが、本実施形態では、ウインドスロッブの発生を検出しながら移動量を所定量ずつ移動して、ウインドスロッブが発生しなくなる移動量まで移動する。
続いて、上述のように構成された本発明の第2実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置の制御部材制御ECU14で行われる処理について説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置の制御部材制御ECU14で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、図示しないイグニッションスイッチをオンすることによって開始する。
イグニッションスイッチがオンされると、まずステップ200では、ウインド開閉検出センサ18からウインド開閉検出結果が取得されると共に、音圧センサ16から音圧検出結果が取得されてステップ202へ移行する。
ステップ202では、ウインド開閉検出センサ18の検出結果から少なくとも一カ所のサイドウインドガラスが開放されているか否かが判定され、該判定が否定された場合には、ステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ202の判定が肯定されたところでステップ204へ移行する。
ステップ204では、音圧センサ16の検出結果が予め定めた音圧基準レベル以上か否か判定される。該判定は、ウインドスロッブとして認識される音圧基準レベル以上か否かを判定することによってなされ、該判定が肯定された場合にはステップ206へ移行し、否定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ206では、アクチュエータ20が所定量駆動されて、整流部材12が整流位置方向へ所定量回転移動される。すなわち、整流部材12がドアミラー22の本体22Aとドアとの間に突出した状態となり、本体22Aとドア間を通過する空気流が整流部材12によって車両上方又は下方へ整流され、サイドウインドガラスに沿って流れる空気流の流れが変化して、ウインドスロッブを低減することができる。
次にステップ208では、音圧センサ16から音圧検出結果が取得されて、ステップ210へ移行し、整流部材12の所定量の回転移動によって音圧レベルが基準値より低くなったか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ206に戻って、上述の処理が繰り返され、整流部材12が更に所定量移動されて、ステップ210の判定が肯定されたところでステップ212へ移行する。
ステップ212では、イグニッションスイッチがオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ212の判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
一方、ステップ204の判定が否定された場合、すなわち、音圧基準レベルよりも音圧センサ16が検出した音圧が低い場合には、ステップ214へ移行して、整流部材12が整流位置にあるか否か、すなわち、ステップ206で整流部材12が整流位置方向に回転移動された状態か否かが判定され、該判定が否定された場合にはそのままステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ216へ移行して、アクチュエータ20が駆動制御されて整流部材12が格納位置へ回転移動された後にステップ200に戻って上述の処理が繰り返される。
このように、本発明の第2実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置でも、サイドウインドガラスの開放を検出して、ウインドスロッブが発生している場合(基準音圧レベル以上の音圧発生時)のみ整流部材12を整流位置へ回転移動するようにしたので、ウインドスロッブが発生していないときに整流部材12が整流位置に回転移動されて空気抵抗となってしまうことを防止することができる。従って、ウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立することができる。
また、本実施形態では、整流部材12の回転移動量を所定量ずつ移動してウインドスロッブを低減するので、ドアミラー22の本体22Aとドア間を流れる空気流を必要以上に整流して空気抵抗を増加させないようにしたので、第1実施形態よりも効率的にウインドスロッブの低減と空気抵抗の低減を両立することができる。
なお、第1実施形態では、スライド移動によって整流部材12を移動する構成を適用して整流部材12の移動制御を行い、第2実施形態では、回転移動によって整流部材12を移動する構成を適用して整流部材12の移動制御を行うようにしたが、第2実施形態の整流部材12を移動する構成で第1実施形態の整流部材12の移動制御を行うようにしてもよいし、第1実施形態の整流部材12を移動する構成で第2実施形態の整流部材12の移動制御を行うようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、少なくとも一カ所のウインド(開閉部材)の開放を検出するようにしたが、これに限るものではなく、複数の開閉部材のうち1カ所のみが開放している場合にウインドスロッブが発生しやすいため、複数の開閉部材のうち一カ所のみが開放している場合に整流部材12を整流位置へ移動させ、複数の開閉部材のうち2カ所以上が開放している場合には整流部材12を格納位置に維持するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、整流部材12の格納位置をドアミラー22の本体22A内に格納するようにしたが、これに限るものではなく、種々の構成を適用することができる。例えば、ドアミラー22の本体22Aの一部の外装をドア側へ突出する構成として、ドアミラー22の本体22Aの外側に格納位置を設けるようにしてもよい。
更に、上記の各実施形態では、ドアミラー22の本体22Aとドア間を通過する空気流を整流する整流部材12によってサイドウインドガラスを開放した際に発生するウインドスロッブを低減する場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、例えば、図6(A)、(B)に示すように、サンルーフ30のルーフバイザー32を整流部材として適用して、上記の各実施形態と同様に制御するようにしてもよいし、上記の各実施形態とルーフバイザー32の制御を組合わせるようにしてもよい。すなわち、ルーフバイザ32の図6(B)矢印で示す回転移動を上記の各実施形態の整流部材12と同様に制御し、上記の各実施形態と組合わせる場合には、サイドウインドガラスの開放及びサンルーフ30の開放の少なくとも一カ所の開放を検出し、ウインドスロッブが発生している場合に、開放された開閉部材に対応する上記各実施形態の整流部材12やルーフバイザー32を制御する。なお、図6(B)では実線で示すルーフバイザ32は整流位置を示し、点線で示すルーフバイザ32は可能位置を示す。
本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置に含まれる整流部材の概略車両搭載位置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置の構成を示すブロック図である。 、本発明の第1実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置の整流部材制御ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置に含まれる整流部材の概略車両搭載位置を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる車両用ウインドスロッブ低減装置の整流部材制御ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)はサンルーフのルーフバイザーを示す図であり、(B)は(A)のA−A断面を示す図である。
符号の説明
10 車両用ウインドスロッブ低減装置
12 整流部材
14 整流部材制御ECU
16 音圧センサ
18 ウインド開閉検出センサ
20 アクチュエータ
22 ドアミラー
22A 本体
22B ミラーベース

Claims (4)

  1. 車体に沿って流れる空気流をウインドスロッブを低減するように整流する整流位置及び格納位置に移動可能に設けられた整流部材と、
    前記整流部材を移動する移動手段と、
    車室内外を連通する開口部を開閉する開閉部材の開閉を検出する開閉検出手段と、
    車室内の音圧を検出する音圧検出手段と、
    前記開閉検出手段によって前記開閉部材の開放が検出され、かつ前記音圧検出手段によって所定値以上の音圧が検出された場合に、前記整流部材が前記整流位置に移動するように前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両用ウインドスロッブ低減装置。
  2. 前記開閉部材を複数有すると共に、前記開閉部材に対応して前記整流部材を複数有し、前記制御手段が、前記開閉検出手段によって少なくとも一カ所以上の前記開閉部材の開放が検出され、かつ前記音圧検出手段によって所定値以上の音圧が検出された場合に、開放が検出された前記開閉部材に対応する前記整流部材が前記整流位置に移動するように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用ウインドスロッブ低減装置。
  3. 前記開閉部材は、ウインドガラスからなり、前記整流部材は、ドアミラー側に設けられ、ドアミラーとドア間に突出した前記整流位置と、ドアミラー側に格納された前記格納位置に移動可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ウインドスロッブ低減装置。
  4. 前記制御手段は、前記整流部材を前記整流位置に移動するように前記移動手段を制御する際に、前記整流部材が前記整流位置方向に所定量ずつ移動するように前記移動手段を制御し、前記音圧検出手段によって音圧を検出しながら、所定値以上の音圧が検出される毎に所定量ずつ前記整流部材を前記整流位置方向へ移動するように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両用ウインドスロッブ低減装置。
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