JPH11206164A - モータ駆動制御回路 - Google Patents

モータ駆動制御回路

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JPH11206164A
JPH11206164A JP10005111A JP511198A JPH11206164A JP H11206164 A JPH11206164 A JP H11206164A JP 10005111 A JP10005111 A JP 10005111A JP 511198 A JP511198 A JP 511198A JP H11206164 A JPH11206164 A JP H11206164A
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JP
Japan
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motor
relay
control circuit
coil
limit switch
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JP10005111A
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English (en)
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Kazuoku Hayashi
一億 林
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • B60R1/062Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position
    • B60R1/07Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior with remote control for adjusting position by electrically powered actuators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実なモータの駆動制御。 【解決手段】 遮断手段として、ミラーアセンブリ3が
所定の停止位置(起立位置又は格納位置)に達した時
に、ONしてリレー回路のリレー接点R−SをOFFし
てモータMへの通電を遮断する起立位置用リミットスイ
ッチS1、格納位置用リミットスイッチS2を使用す
る。この結果、例えばPTC素子等の電流検出センサを
使用した電流制御式モータ駆動制御回路のような、ノイ
ズ、温度変化、電流変化等の影響を受けず、モータMの
駆動制御、特にモータMへの通電遮断を確実に行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
電動格納式ドアーミラー用のモータ、パワーウインドウ
用のモータ、パワーシート用のモータやパワーアンテナ
用のモータ等のモータの駆動制御を行う回路に係り、特
に、モータの駆動制御、すなわちモータへの通電遮断を
確実に行うことができるモータ駆動制御回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のモータ駆動制御回路を図5
及び図6を参照して説明する。この例は、ミラーアセン
ブリを起立位置から格納位置に又は格納位置から起立位
置に回動させる自動車の電動格納式ドアーミラー用のモ
ータ駆動制御回路について説明する。図5は自動車の電
動格納式ドアーミラーの一部が破断された平面図、図6
は電動格納式ドアーミラー用のモータ駆動制御回路の回
路図である。
【0003】図5において、1は自動車のドアー(図示
せず)に固定されるミラーベースである。このミラーベ
ース1には電格ユニット2が装備される。
【0004】この電格ユニット2は、ミラーベース1に
固定されたシャフトホルダ20と、そのシャフトホルダ
20に一体に設けられた(固定された)シャフト21
と、そのシャフト21及びシャフトホルダ20の固定部
材側にシャフト21の軸回りに回動可能に取り付けられ
かつ上部が開口されたギアケース22と、そのギアケー
ス22の上部開口の縁に水密に取り付けられたカバー2
3と、そのカバー23及びギアケース22中に収納され
たモータM及び減速機構24及びクラッチ機構25と、
を具備するものである。上述の減速機構24及びクラッ
チ機構25はモータMとシャフト21との間に介装され
ている。この電格ユニット2のギアケース22等(カバ
ー23、モータM、減速機構24、クラッチ機構25)
の回動部材側と固定部材側との間にはストッパ機構(図
示せず)が介装されている。また、この回動部材側には
ミラーアセンブリ3が取り付けられている。
【0005】このミラーアセンブリ3は、表面にミラー
面(鏡面)を有するミラーボディー30と、そのミラー
ボディー30の裏面に設けられたヒータ(例えば、PT
C面状発熱体)31及びミラーホルダ32と、前面に開
口部を有するミラーハウジング33と、そのミラーハウ
ジング33内に取り付けられたパワーユニット34とか
ら構成されている。上述のミラーボディー30等(ヒー
タ31及びミラーホルダ32を含む)は、上述のパワー
ユニット34に上下左右に傾動可能に取り付けられると
共に、上述のミラーハウジング33の前面開口部に配置
されている。
【0006】上述のミラーベース1及び電格ユニット2
(固定部材、回動部材、モータM等を具備する)及びミ
ラーアセンブリ3からドアーミラーが構成される。この
ドアーミラーが自動車の左右両側のドアーにそれぞれ取
り付けられる。
【0007】図6において、SWは運転席(図示せず)
近傍の箇所等の車内側に取り付けられる極性変換スイッ
チ機構の電格スイッチである。この電格スイッチSW
は、電源ACC(+)及びアースE(−)側とを、ハー
ネスを介して電気的に接続されている。
【0008】CC′は前記モータMの駆動制御回路であ
る。このモータ駆動制御回路CC′は、コネクタC1、
C2等を介して前記電格スイッチSWに電気的に接続さ
れており、上述のミラーアセンブリ3が所定の位置に位
置したときにモータMへの通電を遮断してミラーアセン
ブリ3を起立位置又は格納位置に停止させるものであっ
て、モータMに通電する通電手段と、ミラーアセンブリ
3が所定の位置に達してストッパにより停止させられて
(物理的に移動不可能となって)モータMがロックされ
たときの過電流により作動してモータMへの通電を遮断
する遮断手段とを備える。
【0009】このモータ駆動制御回路CC′は、例え
ば、第1PTC素子(PTC1)及び第2PTC素子
(PTC2)と、第1ダイオード(D1)及び第2ダイ
オード(D2)と、リレー接点(R−S)と、リレーコ
イル(R−C)と、起動用コンデンサ(C)と、リレー
自己保持用抵抗(R−R)と、放電用抵抗(RD)とか
ら構成されている。上述のリレー接点(R−S)と、リ
レーコイル(R−C)と、起動用コンデンサ(C)と、
リレー自己保持用抵抗(R−R)と、放電用抵抗(R
D)とは上述の通電手段を構成し、第1PTC素子(P
TC1)及び第2PTC素子(PTC2)と、第1ダイ
オード(D1)及び第2ダイオード(D2)とは上述の
遮断手段を構成する。なお、上述のモータ駆動制御回路
CC′は、左右のミラーアセンブリ3の何れか一方の電
子部品について図示するが、実際には他に1組の電子部
品が装備されている。
【0010】次に、このモータ駆動制御回路の操作作動
について説明する。まず、電格スイッチSWを操作す
る。例えば、図5に示すように、電格スイッチSWの可
動接点c、cを固定接点b、bから固定接点a、aに切
替接続すると、通電手段の作動すること(起動用コンデ
ンサ(C)の放電作用により、リレーコイル(R−C)
が励磁してリレー接点(R−S)が閉じ、モータMが通
電されて駆動する。それと同時に、リレー自己保持用抵
抗(R−R)を介して上述のリレーコイル(R−C)に
電圧が印加されてそのリレーコイル(R−C)の励磁状
態が保持されること)により、モータMが駆動し、減速
機構24及びクラッチ機構25を介してミラーアセンブ
リ3が起立位置(使用位置)から格納位置(後方傾倒位
置)にミラーベース1に対して回動する。そのミラーア
センブリ3が所定の位置の格納位置に達したところで、
そのミラーアセンブリ3がストッパにより停止させられ
て、遮断手段が作動すること(モータMがロックされた
ときの過電流により、第1PTC素子(PTC1)又は
第2PTC素子(PTC2)の内部温度が上昇し、ある
温度域になると、第1PTC素子(PTC1)又は第2
PTC素子(PTC2)内部抵抗が急激に増大し、この
第1PTC素子(PTC1)又は第2PTC素子(PT
C2)がスイッチング作動し、リレーコイル(R−C)
のコイル電圧が低下し、リレー接点(R−S)がOFF
すること)により、モータMへの通電が遮断されてミラ
ーアセンブリ3が格納位置に停止位置することとなる。
【0011】また、電格スイッチSWの可動接点c、c
を固定接点a、aから固定接点b、bに切替接続する
と、通電手段の作用により、モータMが駆動し、減速機
構24及びクラッチ機構25を介してミラーアセンブリ
3が格納位置(後方傾倒位置)から起立位置(使用位
置)にミラーベース1に対して回動する。そのミラーア
センブリ3が所定の位置の起立位置に達したところで、
そのミラーアセンブリ3がストッパにより停止させられ
て遮断手段が作動し、モータMへの通電が遮断されてミ
ラーアセンブリ3が起立位置に停止位置することとな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のモータ駆動制御回路は、モータMへの通電を遮断する
遮断手段として、例えばPTC素子等の電流検出センサ
を使用した電流制御式である。このために、ノイズ、温
度変化、電流変化等の影響を受けて遮断手段が誤作動し
てモータへの通電遮断が確実に行われない虞がある。し
かも、PTC素子の内部温度によりPTC素子の内部抵
抗が変化するので、温度変化に影響を受け易く、かつP
TC素子の内部温度がある程度下がるまでモータMを制
御できず、モータの駆動制御を確実に行なえない虞があ
る。
【0013】上述の遮断手段の誤作動としては、下記の
態様がある。例えば、電流検出は作動中の電流とロック
中の電流との差を検出するものであるから、この電流差
が小さいと誤作動の可能性が大きい。また、電格スイッ
チSWを操作した時のモータMの初期回転時に、突入電
流の高電流が生じて誤作動する虞がある。さらに、ミラ
ーアセンブリ3の回動途中において、機械部分(メカ部
分)に高負荷が生じると、電流が増大して途中でモータ
Mの駆動が停止する誤作動の可能性がある。
【0014】本発明は、モータの駆動制御(特にモータ
への通電遮断)を確実に行うことができるモータ駆動制
御回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、遮断手段として、被駆動物体が所定の
位置に達した時に、モータへの通電を遮断する機械的ス
イッチから構成された機械的遮断手段を使用したことを
特徴とする。
【0016】この結果、本発明のモータ駆動制御回路
は、例えばPTC素子等の電流検出センサを使用した電
流制御式モータ駆動制御回路のような、ノイズ、温度変
化、電流変化等の影響を受けず、モータの駆動制御、特
にモータへの通電遮断を確実に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータ駆動制御回
路の一実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。
図中、図5及び図6と同符号は同一のものを示す。この
例は、ミラーアセンブリを起立位置から格納位置に又は
格納位置から起立位置に回動させる自動車の電動格納式
ドアーミラー用のモータ駆動制御回路について説明す
る。
【0018】この実施の形態における本発明のモータ駆
動制御回路CCは、図1乃至図3に示すように、電源の
極性を変える極性変換スイッチ機構の電格スイッチ(図
示せず)とモータMとをコネクタC1、C2等を介して
電気的に直列に接続してなるものであって、リレー回路
(リレーコイルR−C及びリレー接点R−S及びリレー
自己保持用抵抗R−R)から構成され、前記モータMに
通電する通電手段と、ミラーアセンブリ3が所定の位置
の起立位置又は格納位置に達してストッパ(図示しない
ストッパ機構)により停止させられた時に、ONして前
記リレー回路をOFFして前記モータMへの通電を遮断
する機械的遮断手段と、を備えるものである。
【0019】すなわち、このモータ駆動制御回路は、例
えば、前記モータMと並列に接続されたリレー作動用コ
ンデンサCと、前記リレー作動用コンデンサCと直列に
接続され、前記リレー作動用コンデンサCの放電作用に
より作動するリレーコイルR−Cと、前記リレーコイル
R−C及び前記リレー作動用コンデンサCと並列に接続
され、かつ前記モータMと直列に接続され、前記リレー
コイルR−Cの非作動時にはOFF状態にあり前記リレ
ーコイルR−Cの作動時にはON状態にあるリレー接点
R−Sと、前記リレー接点R−S及び前記リレーコイル
R−Cと直列に接続され、前記リレーコイルR−Cの作
動状態を保持するリレー自己保持用抵抗R−Rと、前記
リレー作動用コンデンサCと並列に接続されたコンデン
サ放電用抵抗RDと、相互に並列状態で、前記リレーコ
イルR−Cと並列にそれぞれ接続され、かつ前記リレー
接点R−Sと直列にそれぞれ接続された起立位置用の前
記機械的スイッチ手段としてのリミットスイッチS1及
び格納位置用の前記機械的スイッチ手段としてのリミッ
トスイッチS2と、前記起立位置用リミットスイッチS
1、格納位置用リミットスイッチS2に直列に接続さ
れ、相互に電流の流れる方向が異なる起立位置用ダイオ
ードD1、格納位置用ダイオードD2と、前記リレー作
動用コンデンサC及び前記起立位置用リミットスイッチ
S1及び前記格納位置用リミットスイッチS2及び前記
起立位置用ダイオードD1及び前記格納位置用ダイオー
ドD2と直列に接続され、かつ前記リレーコイルR−C
及び前記リレー自己保持用抵抗R−R及びモータMと並
列に接続された電流制御用抵抗RLと、回路保護用のP
TC素子PTCと、を備えるものである。
【0020】そして、上述の電流制御用抵抗RL及び起
立位置用リミットスイッチS1及び起立位置用ダイオー
ドD1の抵抗値、又は上述の電流制御用抵抗RL及び格
納位置用リミットスイッチS2及び格納位置用ダイオー
ドD2の抵抗値は、上述のリレーコイルR−Cの抵抗
値、また上述のリレー自己保持用抵抗R−R及びモータ
Mの抵抗値よりも小である。
【0021】なお、上述のモータ駆動制御回路におい
て、上述のリレーコイルR−C及びリレー接点R−S及
びリレー自己保持用抵抗R−Rはリレー回路を構成し、
そのリレー回路及びリレー作動用コンデンサC及びコン
デンサ放電用抵抗RDは通電手段を構成し、起立位置用
リミットスイッチS1及び格納位置用リミットスイッチ
S2及び起立位置用ダイオードD1及び格納位置用ダイ
オードD2は機械的遮断手段を構成する。また、上述の
モータ駆動制御回路は、左右のミラーアセンブリ3の何
れか一方の電子部品について図示するが、実際には他に
1組の電子部品が装備されている。さらに、上述の回路
保護用のPTC素子PTCは必ずしも必要はない。
【0022】前記機械的遮断手段の機械的スイッチとし
ての前記起立位置用リミットスイッチS1及び格納位置
用リミットスイッチS2は、図4に示すように、電格ユ
ニット2にそれぞれ装備されており、ミラーアセンブリ
3が所定の停止位置の起立位置に達してストッパにより
停止させられた時に、起立位置用リミットスイッチS1
がシャフト21の段部211に当接して図2に示すよう
にONし、またミラーアセンブリ3が所定の停止位置の
格納位置に達してストッパにより停止させられた時に、
格納位置用リミットスイッチS2がシャフト21の段部
212に当接して図3に示すようにONするものであ
る。
【0023】次に、この実施の形態における本発明のモ
ータ駆動制御回路の操作作動について説明する。まず、
格納位置に位置するミラーアセンブリ3を起立位置に復
帰させる場合。この場合は、格納位置用リミットスイッ
チS2がシャフト21の段部212に当接して図3に示
すようにON状態にある。この状態で、電格スイッチを
操作して、コネクタC1に+の電源電圧を、コネクタC
2に−の電源電圧をそれぞれ印加する。すると、初期電
流がリレー作動用コンデンサCを通ってリレーコイルR
−Cまたリレー自己保持用抵抗R−R、モータMに流れ
てリレーコイルR−Cが作動する。この時、図3に示す
ように、格納位置用リミットスイッチS2がON状態に
あるが、格納位置用ダイオードD2により、電流制御用
抵抗RL及び格納位置用ダイオードD2及び格納位置用
リミットスイッチS2に電流は流れない。なお、起立位
置用リミットスイッチS1は最初からOFF状態にある
ので、電流制御用抵抗RL及び起立位置用ダイオードD
1及び起立位置用リミットスイッチS1にも電流は流れ
ない。
【0024】上述のリレーコイルR−Cの作動により、
図1に示すように、リレー接点R−SがOFF状態から
ON状態となり、+の電源電圧からの電流がそのリレー
接点R−S及びリレー自己保持用抵抗R−Rを介して上
述のリレーコイルR−Cに供給され、リレーコイルR−
Cに電源電圧が印加されるので、そのリレーコイルR−
Cが自己保持される(リレーコイルR−Cの作動状態が
保持される)。これと同時に、図1中の実線矢印に示す
ように、+の電源電圧からの電流がリレー接点R−Sを
介してモータMに流れ、そのモータMに電源電圧が供給
され、そのモータMが駆動する。上述のモータMが駆動
すると、減速機構(図示せず)及びクラッチ機構(図示
せず)を介してミラーアセンブリ3が格納位置から起立
位置にミラーベース1に対して復帰回動する。この時、
格納位置用リミットスイッチS2はON状態からOFF
状態となる。
【0025】そして、ミラーアセンブリ3が所定の位置
の起立位置に達してストッパにより停止させられると、
図4に示すように、起立位置用リミットスイッチS1が
シャフト21の段部211に当接して、図2に示すよう
に、起立位置用リミットスイッチS1がOFF状態から
ON状態となる。この起立位置用リミットスイッチS1
がONすると、低抵抗値側の電流制御用抵抗RL及び起
立位置用リミットスイッチS1及び起立位置用ダイオー
ドD1に電流が流れ、リレーコイルR−Cのコイル電圧
が低下し、そのコイル電圧がリレーコイルR−Cの開放
電圧以下となり、リレー接点R−SがON状態からOF
F状態となり、モータMへの通電が遮断されてミラーア
センブリ3が起立位置に停止位置することとなる。
【0026】上述のミラーアセンブリ3が起立位置に停
止位置している時に、電格スイッチを操作して、引続き
コネクタC1に+の電源電圧を、コネクタC2に−の電
源電圧をそれぞれ再度印加した場合。仮に、リレーコイ
ルR−Cが作動してリレー接点R−SがON状態とな
り、モータMに電源電圧が印加されたとしても、ミラー
アセンブリ3はストッパにより起立位置に停止位置して
いるので、モータMは駆動されず、ミラーアセンブリ3
は起立位置に停止位置したままである。ここで、PTC
素子PTCの作用で回路が保護される場合がある。とこ
ろが、上述の場合、上述のミラーアセンブリ3が起立位
置に停止位置しているので、図2に示すように、起立位
置用リミットスイッチS1がON状態にある。この結
果、上述のリレーコイルR−Cが作動する以前に、電源
電圧の印加後の初期電流がリレー作動用コンデンサCを
通って、一方が電流制御用抵抗RL及び起立位置用リミ
ットスイッチS1及び起立位置用ダイオードD1に流
れ、他方がリレーコイルR−Cまたリレー自己保持用抵
抗R−R、モータMに流れるが、電流制御用抵抗RL及
び起立位置用リミットスイッチS1及び起立位置用ダイ
オードD1の抵抗値の方がリレーコイルR−Cの抵抗値
またリレー自己保持用抵抗R−R及びモータMの抵抗値
よりも小さいので、リレーコイルR−Cのコイル電圧が
上述のように開放電圧以下であり、リレーコイルR−C
は作動しない。すなわち、モータMに電源電圧が印加さ
れない。しかも、電流制御用抵抗RL及び起立位置用リ
ミットスイッチS1及び起立位置用ダイオードD1の抵
抗値は小さいので、リレー作動用コンデンサCの充電が
短時間で完了する。リレー作動用コンデンサCの充電が
完了後、引続きコネクタC1に+の電源電圧を、コネク
タC2に−の電源電圧がそれぞれ印加されっぱなしにな
っても、回路中の電流はほとんど0mAである。
【0027】次に、起立位置に位置するミラーアセンブ
リ3を格納位置に格納させる場合。この場合は、起立位
置用リミットスイッチS1がシャフト21の段部211
に当接して図2に示すようにON状態にある。この状態
で、電格スイッチを操作して、コネクタC1に−の電源
電圧を、コネクタC2に+の電源電圧をそれぞれ印加す
る。すると、初期電流がリレーコイルR−C、またモー
タM、リレー自己保持用抵抗R−Rを経てリレー作動用
コンデンサCを通ってリレーコイルR−Cが作動する。
この時、図2に示すように、起立位置用リミットスイッ
チS1がON状態にあるが、起立位置用ダイオードD1
により、起立位置用リミットスイッチS1及び起立位置
用ダイオードD1及び電流制御用抵抗RLに電流は流れ
ない。なお、格納位置用リミットスイッチS2は最初か
らOFF状態にあるので、格納位置用リミットスイッチ
S2及び格納位置用ダイオードD2及び電流制御用抵抗
RLにも電流は流れない。
【0028】上述のリレーコイルR−Cが作動すると、
上述のように、リレー接点R−Sが図1に示すようにO
FF状態からON状態となり、リレーコイルR−Cが自
己保持され、それと同時に、+の電源電圧からの電流が
図1中の破線矢印に示すようにモータMに流れ、そのモ
ータMが駆動して、ミラーアセンブリ3が起立位置から
格納位置に格納回動する。この時、起立位置用リミット
スイッチS1はON状態からOFF状態となる。
【0029】そして、ミラーアセンブリ3が所定の位置
の格納位置に達してストッパにより停止させられると、
図4に示すように、格納位置用リミットスイッチS2が
シャフト21の段部212に当接して、図3に示すよう
に、格納位置用リミットスイッチS2がOFF状態から
ON状態となる。この格納位置用リミットスイッチS2
がONすると、上述のように、低抵抗値側の格納位置用
ダイオードD2及び格納位置用リミットスイッチS2及
び電流制御用抵抗RLに電流が流れ、リレー回路のリレ
ー接点R−SがOFF状態となり、モータMへの通電が
遮断されてミラーアセンブリ3が格納位置に停止位置す
ることとなる。
【0030】上述のミラーアセンブリ3が格納位置に停
止位置している時に、電格スイッチを操作して、引続き
コネクタC1に−の電源電圧を、コネクタC2に+の電
源電圧をそれぞれ再度印加した場合は、上述のように、
リレーコイルR−Cは作動せず、モータMには電源電圧
が印加されず、回路中の電流はほとんど0mAである。
【0031】このように、この実施の形態おける本発明
のモータ駆動制御回路は、例えばPTC素子等の電流検
出センサを使用した電流制御式モータ駆動制御回路のよ
うな、ノイズ、温度変化、電流変化等の影響を受けず、
モータMの駆動制御、特にモータMへの通電遮断を確実
に行うことができる。
【0032】特に、上述の実施の形態のように、ミラー
アセンブリ3が所定の起立位置、格納位置に達してスト
ッパにより停止させられてからモータMへの通電を遮断
するものであるから、減速機構24にはバックラッシュ
が無く、ミラーアセンブリ3を所定の起立位置、格納位
置にがた無く停止位置させることができる。
【0033】なお、上述の実施の形態おいては、ミラー
アセンブリを起立位置(第1位置)から格納位置(第2
位置)に又は格納位置から起立位置に回動させる自動車
の電動格納式ドアーミラー用のモータ駆動制御回路につ
いて説明したが、本発明のモータ駆動制御回路は、被駆
動物体を第1位置と第2位置との間を移動させるモー
タ、例えば、パワーウインドウ用のモータ、パワーシー
ト用のモータやパワーアンテナ用のモータ等のモータ駆
動制御回路にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のモー
タ駆動制御回路は、遮断手段として、被駆動物体が所定
の位置に達した時に、モータへの通電を遮断する機械的
遮断手段、例えば、機械的スイッチのリミットスイッチ
を使用したものであるから、例えばPTC素子等の電流
検出センサを使用した電流制御式モータ駆動制御回路の
ような、ノイズ、温度変化、電流変化等の影響を受け
ず、モータの駆動制御、特にモータへの通電遮断を確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動制御回路の一実施の形態を
示し、ミラーアセンブリが復帰回動又は格納回動中にお
ける電気回路図である。
【図2】同じく、ミラーアセンブリが起立位置に停止位
置した時における電気回路図である。
【図3】同じく、ミラーアセンブリが格納位置に停止位
置した時における電気回路図である。
【図4】同じく、ミラーアセンブリが起立位置又は格納
位置に停止位置した時における起立位置用リミットスイ
ッチ又は格納位置用リミットスイッチのON状態を示し
た説明図である。
【図5】一般の電動格納式ドアーミラーの概略を示した
一部破断及び一部透視の平面図である。
【図6】従来のモータ駆動制御回路を示した電気回路図
である。
【符号の説明】
1…ミラーベース、2…電格ユニット、20…シャフト
ホルダ、21…シャフト、211、212…段部、22
…ギアケース、23…カバー、24…減速機構、25…
クラッチ機構、M…モータ、3…ミラーアセンブリ、3
4…パワーユニット、SW…電格スイッチ、C1、C2
…コネクタ(電源)、ACC…電源、E…アース、C…
リレー作動用コンデンサ、R−C…リレーコイル、R−
S…リレー接点、R−R…リレー自己保持用抵抗、RD
…放電用抵抗、PTC…回路保護用PTC素子、RL…
電流制御用抵抗、S1…起立位置用リミットスイッチ
(第1位置用機械的スイッチ)、S2…格納位置用リミ
ットスイッチ(第2位置用機械的スイッチ)、D1…起
立位置用ダイオード、D2…格納位置用ダイオード。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動物体を第1位置と第2位置との間
    を移動させるモータの駆動を制御するモータ駆動制御回
    路において、 前記モータに通電する通電手段と、 前記モータへの通電を遮断する機械的遮断手段と、 を備えたモータ駆動制御回路であって、 前記通電手段は、 前記モータと並列に接続されたリレー作動用コンデンサ
    と、 前記リレー作動用コンデンサと直列に接続され、前記リ
    レー作動用コンデンサの放電作用により作動するリレー
    コイルと、 前記リレーコイル及び前記リレー作動用コンデンサと並
    列に接続され、かつ前記モータと直列に接続され、前記
    リレーコイルの非作動時にはOFF状態にあり前記リレ
    ーコイルの作動時にはON状態にあるリレー接点と、 前記リレー接点及び前記リレーコイルと直列に接続さ
    れ、前記リレーコイルの作動状態を保持するリレー自己
    保持用抵抗と、 前記リレー作動用コンデンサと並列に接続されたコンデ
    ンサ放電用抵抗と、 から構成されており、 前記機械的遮断手段は、 相互に並列状態で、前記リレーコイルと並列にそれぞれ
    接続され、かつ前記リレー接点と直列にそれぞれ接続さ
    れた第1位置用機械的スイッチ及び第2位置用機械的ス
    イッチと、 前記第1位置用機械的スイッチ、第2位置用機械的スイ
    ッチに直列に接続され、相互に電流の流れる方向が異な
    る第1位置用ダイオード、第2位置用ダイオードと、 から構成されており、 前記被駆動物体が所定の第1位置、第2位置に達した時
    に、前記第1位置用機械的スイッチ、第2位置用機械的
    スイッチがONして前記リレーコイルへのコイル電圧を
    下げて前記リレー接点をOFFして前記モータへの通電
    を遮断する、 ことを特徴とするモータ駆動制御回路。
  2. 【請求項2】 前記被駆動物体は、前記モータの駆動に
    より起立位置から格納位置に又は格納位置から起立位置
    に回動する電動格納式ドアーミラーのミラーアセンブリ
    であり、前記モータは、電源の極性を変えて前記モータ
    に通電する電流の方向を変える電格スイッチと直列に接
    続されており、前記第1位置用機械的スイッチは起立位
    置用リミットスイッチからなり、前記第2機械的スイッ
    チは格納位置用リミットスイッチからなり、 前記ミラーアセンブリが起立位置又は格納位置に達した
    時に、前記起立位置用リミットスイッチ又は格納位置用
    リミットスイッチがONして前記リレーコイルへのコイ
    ル電圧を下げて前記リレー接点をOFFして前記モータ
    への通電を遮断することを特徴とする請求項1に記載の
    モータ駆動制御回路。
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