JP2000168446A - ドアミラー用電動格納装置 - Google Patents
ドアミラー用電動格納装置Info
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- JP2000168446A JP2000168446A JP10344946A JP34494698A JP2000168446A JP 2000168446 A JP2000168446 A JP 2000168446A JP 10344946 A JP10344946 A JP 10344946A JP 34494698 A JP34494698 A JP 34494698A JP 2000168446 A JP2000168446 A JP 2000168446A
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 7
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims description 3
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005347 demagnetization Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
- Protection Of Generators And Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御手段におけるリレーの自己保持電圧を低
くする。 【解決手段】 ドアミラーアセンブリ5をピボットシャ
フト9周りに回転駆動する電動モータ2を設ける。電動
モータ2の作動を制御する制御手段1を設ける。電源6
と制御手段1との間に連動スイッチ3を設ける。制御手
段1は、PTC素子13と、PTC素子13及び電動モ
ータ2に直列に接続されるリレー接点121を有するリ
レー12と、リレー12を形成するリレーコイル122
の、その両端子のところに設けられるものであってリレ
ーコイル122における逆起電力の発生を防止するペア
ダイオード14、14’と、電動モータ2の起動のため
にリレーコイル122を励磁させる起動用コンデンサ1
5と、電動モータ2の正転あるいは逆転、いずれの回転
方向への起動に対しても上記リレーコイル122を励磁
させるブリッジ回路11と、からなるようにする。
くする。 【解決手段】 ドアミラーアセンブリ5をピボットシャ
フト9周りに回転駆動する電動モータ2を設ける。電動
モータ2の作動を制御する制御手段1を設ける。電源6
と制御手段1との間に連動スイッチ3を設ける。制御手
段1は、PTC素子13と、PTC素子13及び電動モ
ータ2に直列に接続されるリレー接点121を有するリ
レー12と、リレー12を形成するリレーコイル122
の、その両端子のところに設けられるものであってリレ
ーコイル122における逆起電力の発生を防止するペア
ダイオード14、14’と、電動モータ2の起動のため
にリレーコイル122を励磁させる起動用コンデンサ1
5と、電動モータ2の正転あるいは逆転、いずれの回転
方向への起動に対しても上記リレーコイル122を励磁
させるブリッジ回路11と、からなるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアミラー用電動
格納装置に関するものであり、特に、そこに用いられる
電動モータに過負荷が加わったときに、当該電動モータ
への過大電流を遮断するように作動する制御手段を、P
TC素子及びリレー、更には当該リレーを形成するリレ
ーコイルの両端子のところに設けられるダイオード等に
て形成される低電圧作動保証型のものからなるようにし
た、ドアミラー用電動格納装置に関するものである。
格納装置に関するものであり、特に、そこに用いられる
電動モータに過負荷が加わったときに、当該電動モータ
への過大電流を遮断するように作動する制御手段を、P
TC素子及びリレー、更には当該リレーを形成するリレ
ーコイルの両端子のところに設けられるダイオード等に
て形成される低電圧作動保証型のものからなるようにし
た、ドアミラー用電動格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドアミラー用電動格納装置は、ミ
ラー等の取付けられるフレーム並びにこれら各構成部品
を収納するハウジングを一体的に回転駆動する電動モー
タを主に形成されるようになっているものである。そし
て更に、上記各構成部品が所定の位置に駆動された状態
において上記電動モータの駆動を停止させる制御機構等
が別途設けられるようになっているものである。この制
御機構の適宜作動によって、上記電動モータへの過大電
流の流入が阻止され、電動モータの損傷等が防止される
ようになっているものである。
ラー等の取付けられるフレーム並びにこれら各構成部品
を収納するハウジングを一体的に回転駆動する電動モー
タを主に形成されるようになっているものである。そし
て更に、上記各構成部品が所定の位置に駆動された状態
において上記電動モータの駆動を停止させる制御機構等
が別途設けられるようになっているものである。この制
御機構の適宜作動によって、上記電動モータへの過大電
流の流入が阻止され、電動モータの損傷等が防止される
ようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
電動格納装置に設けられる制御機構(制御手段)は、例
えば、実用新案登録第2557691号公報記載のもの
の如く、PTC素子及びリレーを主に形成されるように
なっているものである。このような構成からなるものに
おいて、上記PTC素子へ大きな電流が流れた場合、当
該PTC素子の温度上昇に伴なう抵抗値の変化によって
スイッチング機能が発揮され、これによって上記リレー
が作動し、上記電動モータへの過大電流の流入が遮断さ
れるようになっているものである。このように、従来の
ものにおいては、PTC素子のほかに、リレー、更には
当該リレーを形成するリレーコイルに自己保持電圧を付
加するための自己保持抵抗等を必要とするものであり、
全体的に部品点数が多くなり、コストアップが避けられ
ないと言う問題点がある。このような問題点を解決する
ために、簡単な構成からなる制御機構(制御手段)を有
するドアミラー用電動格納装置を提供しようとするの
が、本発明の目的(課題)である。
電動格納装置に設けられる制御機構(制御手段)は、例
えば、実用新案登録第2557691号公報記載のもの
の如く、PTC素子及びリレーを主に形成されるように
なっているものである。このような構成からなるものに
おいて、上記PTC素子へ大きな電流が流れた場合、当
該PTC素子の温度上昇に伴なう抵抗値の変化によって
スイッチング機能が発揮され、これによって上記リレー
が作動し、上記電動モータへの過大電流の流入が遮断さ
れるようになっているものである。このように、従来の
ものにおいては、PTC素子のほかに、リレー、更には
当該リレーを形成するリレーコイルに自己保持電圧を付
加するための自己保持抵抗等を必要とするものであり、
全体的に部品点数が多くなり、コストアップが避けられ
ないと言う問題点がある。このような問題点を解決する
ために、簡単な構成からなる制御機構(制御手段)を有
するドアミラー用電動格納装置を提供しようとするの
が、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、電源と、当該電源にスイッチを介して接
続されるものであってドアミラーの格納を担う電動モー
タと、当該電動モータに過負荷が加わったときに、当該
電動モータに発生する過大電流を遮断するように作動す
るものであってスイッチング機能を発揮する制御手段
と、を有するドアミラー用電動格納装置に関して、上記
制御手段を、上記電動モータに直列に接続されるもので
あって、上記電動モータを介した過大電流の流入によっ
て発熱し、更に当該発熱によって抵抗値が増大化してス
イッチング機能を発揮するPTC素子と、当該PTC素
子のスイッチング作動により消磁するものであって当該
PTC素子に直列に接続されるとともに上記電動モータ
に並列に接続されるリレーコイルと、当該リレーコイル
及び上記電動モータ、更には上記PTC素子に直列に接
続されるものであって、上記リレーコイルの消磁により
上記電動モータ及びPTC素子への通電を遮断するリレ
ー接点と、上記リレーコイルの両端子のところに設けら
れるものであって、当該リレーコイルにおけるサージ電
圧の発生を防止するダイオードと、上記リレー接点に並
列に接続されるものであって上記電動モータの起動のた
めに上記リレーコイルを励磁させる起動用コンデンサ
と、からなるようにした構成を採ることとした。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、電源と、当該電源にスイッチを介して接
続されるものであってドアミラーの格納を担う電動モー
タと、当該電動モータに過負荷が加わったときに、当該
電動モータに発生する過大電流を遮断するように作動す
るものであってスイッチング機能を発揮する制御手段
と、を有するドアミラー用電動格納装置に関して、上記
制御手段を、上記電動モータに直列に接続されるもので
あって、上記電動モータを介した過大電流の流入によっ
て発熱し、更に当該発熱によって抵抗値が増大化してス
イッチング機能を発揮するPTC素子と、当該PTC素
子のスイッチング作動により消磁するものであって当該
PTC素子に直列に接続されるとともに上記電動モータ
に並列に接続されるリレーコイルと、当該リレーコイル
及び上記電動モータ、更には上記PTC素子に直列に接
続されるものであって、上記リレーコイルの消磁により
上記電動モータ及びPTC素子への通電を遮断するリレ
ー接点と、上記リレーコイルの両端子のところに設けら
れるものであって、当該リレーコイルにおけるサージ電
圧の発生を防止するダイオードと、上記リレー接点に並
列に接続されるものであって上記電動モータの起動のた
めに上記リレーコイルを励磁させる起動用コンデンサ
と、からなるようにした構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、本発明にかかる制御手段においては、従来の
ものに設けられていたリレーを形成するリレーコイルに
所定の自己保持電圧を付加するための自己保持抵抗が無
く、これに代わって、内部抵抗の非常に小さなダイオー
ドが設けられるようになっているので、リレーコイルの
自己保持電圧を低く採ることができるようになる。従っ
て、本装置全体の低電圧側での作動保証範囲を広く採る
ことができるようになる。また、リレーコイルの両端子
のところに設けられる上記ダイオードは、上記電動モー
タの始動時及び停止時に生ずるおそれのある上記リレー
コイルにおける逆起電力の発生を防止することができる
ようになる。従って、電動モータの始動時及び停止時に
生ずるおそれのあるサージ電圧の発生を防止することが
できるようになる。その結果、ノイズの発生等を防止す
ることができるようになる。
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、本発明にかかる制御手段においては、従来の
ものに設けられていたリレーを形成するリレーコイルに
所定の自己保持電圧を付加するための自己保持抵抗が無
く、これに代わって、内部抵抗の非常に小さなダイオー
ドが設けられるようになっているので、リレーコイルの
自己保持電圧を低く採ることができるようになる。従っ
て、本装置全体の低電圧側での作動保証範囲を広く採る
ことができるようになる。また、リレーコイルの両端子
のところに設けられる上記ダイオードは、上記電動モー
タの始動時及び停止時に生ずるおそれのある上記リレー
コイルにおける逆起電力の発生を防止することができる
ようになる。従って、電動モータの始動時及び停止時に
生ずるおそれのあるサージ電圧の発生を防止することが
できるようになる。その結果、ノイズの発生等を防止す
ることができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1及び図2を基に説明する。本実施の形態に関するもの
の、その構成は、図1に示す如く、ミラー、フレーム、
ハウジング等からなるドアミラーアセンブリ5をピボッ
トシャフト9周りに回転駆動する電動モータ2と、当該
電動モータ2の作動を制御する制御手段1と、からなる
ことを基本とするものである。そして、このような構成
からなる本ドアミラー用電動格納装置の上記電動モータ
2へは、車載バッテリー等にて形成される電源6から直
流電流が供給されるようになっているとともに、当該電
源6と上記制御手段1との間には中立自動復帰タイプの
スイッチ3が設けられるようになっているものである。
なお、本スイッチ3は、上記電動モータ2の正転運動及
び逆転運動を制御するために、二つのスイッチ31、3
3が連動した状態で作動するようになっているものであ
る。すなわち、連動スイッチ3が形成されるようになっ
ているものである。
1及び図2を基に説明する。本実施の形態に関するもの
の、その構成は、図1に示す如く、ミラー、フレーム、
ハウジング等からなるドアミラーアセンブリ5をピボッ
トシャフト9周りに回転駆動する電動モータ2と、当該
電動モータ2の作動を制御する制御手段1と、からなる
ことを基本とするものである。そして、このような構成
からなる本ドアミラー用電動格納装置の上記電動モータ
2へは、車載バッテリー等にて形成される電源6から直
流電流が供給されるようになっているとともに、当該電
源6と上記制御手段1との間には中立自動復帰タイプの
スイッチ3が設けられるようになっているものである。
なお、本スイッチ3は、上記電動モータ2の正転運動及
び逆転運動を制御するために、二つのスイッチ31、3
3が連動した状態で作動するようになっているものであ
る。すなわち、連動スイッチ3が形成されるようになっ
ているものである。
【0007】次に、このような構成からなるものにおい
て、上記制御手段1の内容について、図1及び図2を基
に説明する。すなわち、図1に示す如く、ドアミラーア
センブリ5のピボットシャフト9周りに設けられる本制
御手段1は、その全体が一つの基盤として形成されるよ
うになっているものであり、その回路構成は、図2に示
すようになっているものである。具体的には、本制御手
段1は、スイッチ(中立自動復帰型の連動スイッチ)3
と電動モータ2との間に設けられるものであって、上記
電動モータ2に直列に接続されるPTC素子13と、当
該PTC素子13及び上記電動モータ2に直列に接続さ
れるリレー接点121を有するリレー12と、当該リレ
ー12を形成するリレーコイル122の、その両端子の
ところに設けられるものであって上記リレーコイル12
2における逆起電力の発生を防止するペアダイオード1
4、14’と、上記リレーコイル122の上流側に設け
られるものであって、上記電動モータ2の起動のために
上記リレーコイル122を励磁させる起動用コンデンサ
15と、当該起動用コンデンサ15と上記リレーコイル
122との間に設けられるものであって、上記電動モー
タ2の正転あるいは逆転、いずれの回転方向への起動に
対しても上記リレーコイル122を励磁させるブリッジ
回路11と、からなることを基本とするものである。
て、上記制御手段1の内容について、図1及び図2を基
に説明する。すなわち、図1に示す如く、ドアミラーア
センブリ5のピボットシャフト9周りに設けられる本制
御手段1は、その全体が一つの基盤として形成されるよ
うになっているものであり、その回路構成は、図2に示
すようになっているものである。具体的には、本制御手
段1は、スイッチ(中立自動復帰型の連動スイッチ)3
と電動モータ2との間に設けられるものであって、上記
電動モータ2に直列に接続されるPTC素子13と、当
該PTC素子13及び上記電動モータ2に直列に接続さ
れるリレー接点121を有するリレー12と、当該リレ
ー12を形成するリレーコイル122の、その両端子の
ところに設けられるものであって上記リレーコイル12
2における逆起電力の発生を防止するペアダイオード1
4、14’と、上記リレーコイル122の上流側に設け
られるものであって、上記電動モータ2の起動のために
上記リレーコイル122を励磁させる起動用コンデンサ
15と、当該起動用コンデンサ15と上記リレーコイル
122との間に設けられるものであって、上記電動モー
タ2の正転あるいは逆転、いずれの回転方向への起動に
対しても上記リレーコイル122を励磁させるブリッジ
回路11と、からなることを基本とするものである。
【0008】このような構成からなるものにおいて、上
記ブリッジ回路11は4個のダイオードから成るもので
ある。また、上記リレーコイル122とリレー接点12
1とは直列に接続されるようになっており、上記リレー
コイル122の励磁によって上記リレー接点121はO
N状態となるとともに、上記リレーコイル122の消磁
によって上記リレー接点121はOFF状態となるよう
になっているものである。
記ブリッジ回路11は4個のダイオードから成るもので
ある。また、上記リレーコイル122とリレー接点12
1とは直列に接続されるようになっており、上記リレー
コイル122の励磁によって上記リレー接点121はO
N状態となるとともに、上記リレーコイル122の消磁
によって上記リレー接点121はOFF状態となるよう
になっているものである。
【0009】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作動態様等について説明す
る。まず、図2において、スイッチ機構3の一つのスイ
ッチ31をプラス側に、他のスイッチ33をマイナス側
に接続(ON)させる。これによって、電流が起動用コ
ンデンサ15→ブリッジ回路11のD2ダイオード→リ
レーコイル122→ブリッジ回路11のD3ダイオード
→PTC素子13へと流れ、リレーコイル122は励磁
される。その結果、リレー接点121は閉じられ(ON
され)、電動モータ2に電流が流れる。そして、当該電
動モータ2は作動(正転運動)し、ドアミラーアセンブ
リ5の格納作動が行なわれる。
態のものについての、その作動態様等について説明す
る。まず、図2において、スイッチ機構3の一つのスイ
ッチ31をプラス側に、他のスイッチ33をマイナス側
に接続(ON)させる。これによって、電流が起動用コ
ンデンサ15→ブリッジ回路11のD2ダイオード→リ
レーコイル122→ブリッジ回路11のD3ダイオード
→PTC素子13へと流れ、リレーコイル122は励磁
される。その結果、リレー接点121は閉じられ(ON
され)、電動モータ2に電流が流れる。そして、当該電
動モータ2は作動(正転運動)し、ドアミラーアセンブ
リ5の格納作動が行なわれる。
【0010】このような格納作動において、上記ドアミ
ラーアセンブリ5が所定の状態(位置)に達すると、そ
れ以上、本ドアミラーアセンブリ5は回転駆動されない
ようになる。従って、この状態においては、上記電動モ
ータ2には大きな拘束電流(過大電流)が流れることと
なる。そして、この過大電流は直列に接続されているP
TC素子13にも流れることとなる。この過大電流の流
入によって上記PTC素子13は発熱をし、この発熱に
伴なって当該PTC素子13の抵抗値は限りなく増大化
する。その結果、本PTC素子13に直列に接続されて
いる電動モータ2及びリレーコイル122に流入する電
流値も低下する。そして、上記リレーコイル122に流
れる電流によって形成される電圧が自己保持電圧値以下
に低下すると、これによって、本リレーコイル122は
消磁され、上記リレー接点121はOFF状態となる。
従って、上記電動モータ2への入力電流は遮断され、当
該電動モータ2は停止することとなる。これによってド
アミラーアセンブリ5の格納作業が完了することとな
る。
ラーアセンブリ5が所定の状態(位置)に達すると、そ
れ以上、本ドアミラーアセンブリ5は回転駆動されない
ようになる。従って、この状態においては、上記電動モ
ータ2には大きな拘束電流(過大電流)が流れることと
なる。そして、この過大電流は直列に接続されているP
TC素子13にも流れることとなる。この過大電流の流
入によって上記PTC素子13は発熱をし、この発熱に
伴なって当該PTC素子13の抵抗値は限りなく増大化
する。その結果、本PTC素子13に直列に接続されて
いる電動モータ2及びリレーコイル122に流入する電
流値も低下する。そして、上記リレーコイル122に流
れる電流によって形成される電圧が自己保持電圧値以下
に低下すると、これによって、本リレーコイル122は
消磁され、上記リレー接点121はOFF状態となる。
従って、上記電動モータ2への入力電流は遮断され、当
該電動モータ2は停止することとなる。これによってド
アミラーアセンブリ5の格納作業が完了することとな
る。
【0011】次に、このようにして格納されたドアミラ
ーアセンブリ5を展開させるにあたっては、上記電動モ
ータ2を、上記とは逆の方向に回転運動、すなわち、逆
転させれば良い。そのためには、まず、上記連動スイッ
チ3を形成する一つのスイッチ31を電源6のマイナス
側に接続させるとともに、他のスイッチ33を電源6の
プラス側に接続させる。これによって、上記格納作業の
ときとは逆の状態で、上記リレーコイル122が励磁さ
れて、上記リレー接点121がON状態となる。その結
果、電動モータ2は回転運動、すなわち、逆転運動を
し、ドアミラーアセンブリ5は所定の状態に展開され
る。そして、展開が完了した状態において、上記電動モ
ータ2のところには過大な拘束電流が流れることとなる
が、この場合においても、上記格納作動のときと同様、
PTC素子13が作動して、上記電動モータ2への過大
電流の入力が遮断されることとなる。その結果、上記電
動モータ2の回転運動は停止される。これによって、ド
アミラーアセンブリ5の展開作業が完了することとな
る。
ーアセンブリ5を展開させるにあたっては、上記電動モ
ータ2を、上記とは逆の方向に回転運動、すなわち、逆
転させれば良い。そのためには、まず、上記連動スイッ
チ3を形成する一つのスイッチ31を電源6のマイナス
側に接続させるとともに、他のスイッチ33を電源6の
プラス側に接続させる。これによって、上記格納作業の
ときとは逆の状態で、上記リレーコイル122が励磁さ
れて、上記リレー接点121がON状態となる。その結
果、電動モータ2は回転運動、すなわち、逆転運動を
し、ドアミラーアセンブリ5は所定の状態に展開され
る。そして、展開が完了した状態において、上記電動モ
ータ2のところには過大な拘束電流が流れることとなる
が、この場合においても、上記格納作動のときと同様、
PTC素子13が作動して、上記電動モータ2への過大
電流の入力が遮断されることとなる。その結果、上記電
動モータ2の回転運動は停止される。これによって、ド
アミラーアセンブリ5の展開作業が完了することとな
る。
【0012】このように、本実施の形態のものにおいて
は、上記PTC素子13並びにリレー12の作動によっ
て、電動モータ2の作動開始及び作動停止が円滑に行な
われることとなる。ところで、このような電動モータ2
の作動開始(始動)及び作動停止(停止)に当っては、
当該電動モータ2に並列に接続されるリレーコイル12
2のところには、逆起電力に基づくサージ電圧の発生が
懸念される。しかしながら、本実施の形態のものにおい
ては、上記リレーコイル122の、その両端子のところ
には、ペアダイオード14、14’がお互いに逆向きの
状態で設けられるようになっているので、このペアダイ
オード14、14’の作用により、上記サージ電圧の発
生は防止されることとなる。その結果、本実施の形態の
ものにおいては、ノイズの発生等が防止されることとな
る。
は、上記PTC素子13並びにリレー12の作動によっ
て、電動モータ2の作動開始及び作動停止が円滑に行な
われることとなる。ところで、このような電動モータ2
の作動開始(始動)及び作動停止(停止)に当っては、
当該電動モータ2に並列に接続されるリレーコイル12
2のところには、逆起電力に基づくサージ電圧の発生が
懸念される。しかしながら、本実施の形態のものにおい
ては、上記リレーコイル122の、その両端子のところ
には、ペアダイオード14、14’がお互いに逆向きの
状態で設けられるようになっているので、このペアダイ
オード14、14’の作用により、上記サージ電圧の発
生は防止されることとなる。その結果、本実施の形態の
ものにおいては、ノイズの発生等が防止されることとな
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、電源と、当該電源にス
イッチを介して接続されるものであってドアミラーの格
納を担う電動モータと、当該電動モータに過負荷が加わ
ったときに、当該電動モータに発生する過大電流を遮断
するように作動するものであってスイッチング機能を発
揮する制御手段と、を有するドアミラー用電動格納装置
に関して、上記制御手段を、上記電動モータに直列に接
続されるものであって、上記電動モータを介した過大電
流の流入によって発熱し、更に当該発熱によって抵抗値
が増大化してスイッチング機能を発揮するPTC素子
と、当該PTC素子のスイッチング作動により消磁する
ものであって当該PTC素子に直列に接続されるととも
に上記電動モータに並列に接続されるリレーコイルと、
当該リレーコイル及び上記電動モータ、更には上記PT
C素子に直列に接続されるものであって、上記リレーコ
イルの消磁により上記電動モータ及びPTC素子への通
電を遮断するリレー接点と、上記リレーコイルの両端子
のところに設けられるものであって、当該リレーコイル
におけるサージ電圧の発生を防止するダイオードと、上
記リレー接点に並列に接続されるものであって上記電動
モータの起動のために上記リレーコイルを励磁させる起
動用コンデンサと、からなるようにした構成を採ること
としたので、リレーを自己保持するための回路がダイオ
ードにて形成されるようになり、自己保持電圧を低く採
ることができるようになった。その結果、低電圧側での
作動保証範囲を広く採ることができるようになった。ま
た、リレーを形成するリレーコイルの両端子のところに
はペアダイオードが設けられるようになっているので、
電動モータの始動時及び停止時における逆起電力に基づ
くサージ電圧の発生を防止することができるようになっ
た。その結果、ノイズの発生を防止することができるよ
うになった。
イッチを介して接続されるものであってドアミラーの格
納を担う電動モータと、当該電動モータに過負荷が加わ
ったときに、当該電動モータに発生する過大電流を遮断
するように作動するものであってスイッチング機能を発
揮する制御手段と、を有するドアミラー用電動格納装置
に関して、上記制御手段を、上記電動モータに直列に接
続されるものであって、上記電動モータを介した過大電
流の流入によって発熱し、更に当該発熱によって抵抗値
が増大化してスイッチング機能を発揮するPTC素子
と、当該PTC素子のスイッチング作動により消磁する
ものであって当該PTC素子に直列に接続されるととも
に上記電動モータに並列に接続されるリレーコイルと、
当該リレーコイル及び上記電動モータ、更には上記PT
C素子に直列に接続されるものであって、上記リレーコ
イルの消磁により上記電動モータ及びPTC素子への通
電を遮断するリレー接点と、上記リレーコイルの両端子
のところに設けられるものであって、当該リレーコイル
におけるサージ電圧の発生を防止するダイオードと、上
記リレー接点に並列に接続されるものであって上記電動
モータの起動のために上記リレーコイルを励磁させる起
動用コンデンサと、からなるようにした構成を採ること
としたので、リレーを自己保持するための回路がダイオ
ードにて形成されるようになり、自己保持電圧を低く採
ることができるようになった。その結果、低電圧側での
作動保証範囲を広く採ることができるようになった。ま
た、リレーを形成するリレーコイルの両端子のところに
はペアダイオードが設けられるようになっているので、
電動モータの始動時及び停止時における逆起電力に基づ
くサージ電圧の発生を防止することができるようになっ
た。その結果、ノイズの発生を防止することができるよ
うになった。
【図1】本発明の全体構成を示す図である。
【図2】本発明にかかる制御手段を主とした全体の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
1 制御手段 11 ブリッジ回路 12 リレー 121 リレー接点 122 リレーコイル 13 PTC素子 14 ダイオード 14’ ダイオード 15 起動用コンデンサ 2 電動モータ 3 スイッチ(連動スイッチ) 31 一つのスイッチ 33 他のスイッチ 5 ドアミラーアセンブリ 6 電源 9 ピボットシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水口 善之 愛知県中島郡祖父江町大字祖父江字高熊 221番地の2 サカエ理研工業株式会社内 (72)発明者 宮崎 栄治 愛知県中島郡祖父江町大字祖父江字高熊 221番地の2 サカエ理研工業株式会社内 (72)発明者 仲田 克史 長野県飯田市桐林2254番地28 オムロン飯 田株式会社内 (72)発明者 加藤 秀規 長野県飯田市桐林2254番地28 オムロン飯 田株式会社内 Fターム(参考) 3D053 FF23 GG06 GG18 MM02 MM09 MM10 MM24 MM36 5G044 AA01 AC01 CA07 CE04 5H611 AA03 BB01 PP00 QQ05 RR00 SS01 TT01
Claims (1)
- 【請求項1】 電源と、当該電源にスイッチを介して接
続されるものであってドアミラーの格納を担う電動モー
タと、当該電動モータに過負荷が加わったときに、当該
電動モータに発生する過大電流を遮断するように作動す
るものであってスイッチング機能を発揮する制御手段
と、を有するドアミラー用電動格納装置において、上記
制御手段を、上記電動モータに直列に接続されるもので
あって、上記電動モータを介した過大電流の流入によっ
て発熱し、更に当該発熱によって抵抗値が増大化してス
イッチング機能を発揮するPTC素子と、当該PTC素
子のスイッチング作動により消磁するものであって当該
PTC素子に直列に接続されるとともに上記電動モータ
に並列に接続されるリレーコイルと、当該リレーコイル
及び上記電動モータ、更には上記PTC素子に直列に接
続されるものであって、上記リレーコイルの消磁により
上記電動モータ及びPTC素子への通電を遮断するリレ
ー接点と、上記リレーコイルの両端子のところに設けら
れるものであって、当該リレーコイルにおけるサージ電
圧の発生を防止するダイオードと、上記リレー接点に並
列に接続されるものであって上記電動モータの起動のた
めに上記リレーコイルを励磁させる起動用コンデンサ
と、を有する構成からなるようにしたことを特徴とする
ドアミラー用電動格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344946A JP2000168446A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | ドアミラー用電動格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344946A JP2000168446A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | ドアミラー用電動格納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000168446A true JP2000168446A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18373230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10344946A Pending JP2000168446A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | ドアミラー用電動格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000168446A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002063124A2 (en) * | 2001-02-06 | 2002-08-15 | The Stanley Works | Automatic door control system |
KR100587701B1 (ko) | 2003-12-24 | 2006-06-08 | 이치코 고교가부시키가이샤 | 모터 구동장치 및 전동격납식 도어 미러 |
CN100352692C (zh) * | 2002-09-03 | 2007-12-05 | 伊顿自动公司 | 具有过载保护的马达电路 |
JP2008074207A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Murakami Corp | 配線構造 |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP10344946A patent/JP2000168446A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002063124A2 (en) * | 2001-02-06 | 2002-08-15 | The Stanley Works | Automatic door control system |
WO2002063124A3 (en) * | 2001-02-06 | 2004-02-12 | Stanley Works | Automatic door control system |
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