JP3380035B2 - 自動車用電動格納ドアミラーの駆動回路 - Google Patents
自動車用電動格納ドアミラーの駆動回路Info
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Description
ミラーの駆動回路に関する。
アミラーは、車内に設けられた操作スイッチの操作によ
り、ミラー本体を角度調整可能に保持したバイザーを、
車体のドアに固定されたステーに対して、ドアから起立
した起立位置とドアに沿った格納位置との間で動作させ
るように構成されている。従来のドアミラーでは、バイ
ザーが起立位置と格納位置との間で動作しているときに
障害物などに当たって動かなくなった場合にモータが損
傷するのを防止するため、その駆動回路中にモータの保
護素子を設けることがあった。
されている。この駆動回路では、操作スイッチ1とし
て、単極双投形のスイッチ2,3を2連にしたものが用
いられており、各単極双投形スイッチ2,3は、切り替
え操作によって同時に各第1切り替え接点(起立位置へ
の復帰動作起動接点)2a,3a側もしくは第2切り替え接
点(格納動作起動接点)2b,3b側に切替わって、切り替
え後の位置が自己保持されるようになっている。4,5
は、バイザーの位置に応じてオン/オフするようにバイ
ザー内に設けられたバイザー位置スイッチであり、バイ
ザーが起立位置から格納位置の直前の間にあるときにオ
ンとなる格納側スイッチ4と、バイザーが格納位置から
起立位置の直前の間にあるときにオンとなる起立側スイ
ッチ5とから構成されている。
イザー位置スイッチ5は、第1の単極双投形スイッチ2
の共通接点2cとモータ6の第1接点6aとの間に並列に
接続され、モータ6と起立側スイッチ5との間にはモー
タ6の方向へのみ電流が流れるように、またモータ6と
格納側スイッチ4との間には格納側スイッチ4の方向へ
のみ電流が流れるように、ダイオード7,8が接続され
ている。第2の単極双投形スイッチ3の共通接点3cと
モータ6の第2接点6bとの間には、モータ6を過電流
から保護するために正特性サーミスタ9が接続されてい
る。そして、バッテリー10の第1接点10a(プラス
側)が第1単極双投形スイッチ2の第1切り替え接点2a
と第2単極双投形スイッチ3の第2切り替え接点3bと
に接続され、バッテリー10の第2接点10b(マイナス
側)が第1単極双投形スイッチ2の第2切り替え接点2b
と第2単極双投形スイッチ3の第1切り替え接点3aと
に接続されている。
通りである。図は、バイザーが格納位置(または格納位
置から起立位置の直前の間の位置)にあって、操作スイ
ッチ1を起立側へ切り換えた状態を示している。この状
態で、バッテリー10〜第1単極双投形スイッチ2の第
1切り替え接点2a〜起立側バイザー位置スイッチ5〜
ダイオード8〜モータ6〜正特性サーミスタ9〜第2単
極双投形スイッチ3の第1切り替え接点3a〜バッテリ
ー10による起立動作回路が閉成され、バイザーが起立
方向へ動作する。そして、バイザーが起立位置の直前ま
で達すると起立側バイザー位置スイッチ5がオフとな
り、回路が遮断されるが、バイザーはモータ6の惰力で
起立位置まで回転してから位置決めされる。
位置の直前の間の位置)で操作スイッチ1を格納側へ切
り換えると、バッテリー10〜第2単極双投形スイッチ
3の第2切り替え接点3b〜正特性サーミスタ9〜モー
タ6〜ダイオード7〜格納側側バイザー位置スイッチ4
〜第1単極双投形スイッチ2の第2切り替え接点2b〜
バッテリー10による格納動作回路が閉成され、バイザ
ーが格納方向へ動作する。そして、バイザーが格納位置
の直前まで達すると格納側バイザー位置スイッチ4がオ
フとなり、回路が遮断されるが、バイザーはモータの惰
力で格納位置まで回転してから位置決めされる。
位置と格納位置との間で動作しているときにバイザーが
障害物に当たってその動作が妨げられると、モータ6の
負荷が大きくなって、発熱により正特性サーミスタ9の
抵抗が大きくなる。したがって、モータ6に流れる電流
は一旦小さくなる。
らない限り回路が閉じたままであるから、温度が下がっ
て正特性サーミスタ9の抵抗が小さくなり始めると、モ
ータ6への電流が再度大きくなる。この場合、回路が閉
じたままであるために、抵抗が十分に小さくならないう
ちにモータ6が動き始めることになる。このようにして
モータ6が起動と停止を繰り返すようになると、次第に
正特性サーミスタ9の抵抗値の変化が小さくなって、電
流がある値(モータ6の起動と停止の境目となる程度の
大きさ)のところに収斂し、モータ6の起動と停止がご
く短い周期で繰り返されるようになる。このため、従来
の駆動回路ではモータ6を充分に保護できず、また、正
特性サーミスタ9自体の寿命が短くなるという問題もあ
った。
1、モータ6、正特性サーミスタ9、及びバッテリー1
0の接続に関しては図6の例と同一であるが、バイザー
位置スイッチとして起立側スイッチ5のみを用い、この
起立側スイッチ5と、モータ6から第1単極双投形スイ
ッチ2の共通接点2cの方向(格納駆動方向)へのみ電
流を流すダイオード7とを並列接続した簡易型のドアミ
ラー駆動回路が提供されている。
切り替えた図の状態では、図6に示した例と同じよう
に、バイザーが起立位置の直前までモータ6で駆動され
た後、起立位置の直前で起立側スイッチ5がオフとな
り、その後バイザーはモータ6の惰力で起立位置まで回
転してから位置決めされる。このように動作が図6の例
と同じであるため、バイザーが途中で停止するとモータ
6の起動と停止がごく短い周期で繰り返されるという同
じ問題が生じる。
スイッチ1を格納側へ切り替えると、そのときには起立
側スイッチ5がオフになっているために電流はダイオー
ド7を通って流れる。したがって、モータ6は、スイッ
チ1を意図的にオフにするか、バイザーが停止位置まで
動くことにより正特性サーミスタ9の抵抗が上昇し始め
て、電圧がモータ6の回転開始電圧よりも小さくなるま
で駆動し続けられることになる。つまり、この場合には
バイザーが動作途中に外的な要因で停止したのではない
にもかかわらずモータ6の負荷が大きくなり、さらに
は、モータ6の起動と停止がごく短い周期で繰り返され
ることになる。
題は、バイザー位置スイッチとして起立側スイッチ及び
格納側スイッチを両方設けた場合と、起立側スイッチだ
けを設けた場合のいずれにおいてもモータを確実に保護
でき、同時に回路寿命が短くなるのを防止できる駆動回
路を提供することである。
術的課題を解決するために、本発明に係る自動車用電動
格納ドアミラーの駆動回路は、以下のように構成された
ことを特徴としている。
技術で説明した各基本構成に対して、保護回路として、
モータの一方の接点に常開形リレーの接点が直列接続さ
れるとともに、直列接続されたモータと常開形リレーの
接点に対して並列に、そのリレーのコイルが接続されて
いる。
側または格納側へ操作した場合のいずれでも、まずリレ
ーコイルに電流が流れてリレー接点が閉じ、その後は従
来例で説明した基本構成の回路と同様にしてバイザーが
動作する。この動作中にバイザーが障害物に当たって動
きが妨げられると(または、第2の従来例に示したよう
に格納側位置スイッチを設けない場合に操作スイッチを
格納側へ切り替えた状態を保持すると)、モータの負荷
が大きくなって次第に発熱して正特性サーミスタの抵抗
が大きくなるので、リレーコイルに流れる電流が小さく
なってリレー接点が切れる。したがって、モータには電
流が流れなくなる。一方、その後正特性サーミスタの抵
抗が小さくなってリレーコイルに流れる電流が大きくな
り出すと、リレー接点が閉じてモータが再起動するが、
この場合のモータの再起動は、リレー接点の閉じる動作
に依存していて、その閉じ動作が行われるまでは行われ
ないようになっているので、モータが短い周期で起動と
停止を繰り返すのを防止できる。つまり、正特性サーミ
スタの抵抗がある程度まで下がってからリレー接点を閉
じるようになるので、モータの起動と停止の周期が短く
なるのを防止できる。
タの一方の接点に常開形リレーの接点を直列接続すると
ともに、直列接続されたそのモータとリレー接点に対し
て並列にリレーのコイルとコンデンサを接続し、さらに
リレーコイルとコンデンサの間の位置と、モータとリレ
ー接点の間の位置とを接続する構成としてもよい。
立側または格納側へ操作すると、瞬間的にコンデンサを
通って電流が流れるため、リレーコイルにも通電し、リ
レー接点が閉じられる。したがって、上述したのと同様
にして回路が閉成され、バイザーが動作する。モータと
リレーコイルとは並列になっているので、このとき、リ
レーコイルには電流が流れ続け、リレー接点が閉じた状
態に保持される。一方、バイザーが障害物に当たってそ
の動作が妨げられた場合(または、格納側位置スイッチ
を設けずに操作スイッチを格納側へ切り替えた状態を保
持した場合)、モータの負荷が大きくなって次第に発熱
し、正特性サーミスタの抵抗が大きくなるが、そうする
とリレーコイルに流れる電流が小さくなり、リレー接点
の保持ができなくなる。このため、回路が遮断され、モ
ータが停止することになる。したがって、モータをより
確実に保護することができる。
例に係る自動車用電動格納ドアミラーの駆動回路につい
て詳細に説明する。なお、本発明の駆動回路が適用され
るドアミラーは、ミラー本体を角度調整可能に保持した
バイザーが、車体のドアに固定されたステーに対して回
転可能に保持された従来公知の構成であるため、具体的
な構造に関する詳しい説明は省略する。
について説明する。本実施例においては、従来技術にお
いて説明したのと同様に、バイザー位置スイッチ4,5
が、ステーに対してバイザーが起立位置から格納位置の
直前の間にあるときにオンとなる格納側バイザー位置ス
イッチ4と、バイザーが格納位置から起立位置の直前の
間にあるときにオンとなる起立側バイザー位置スイッチ
5とから構成されている。また、操作スイッチ1は、第
1、第2単極双投形スイッチ2,3から二連に構成さ
れ、切り替え操作によって起立操作用の第1切り替え接
点2a,3a側もしくは格納操作用の第2切り替え接点2
b,3b側に同時に切替わるようになっている。本実施例
では、第1、第2単極双投形スイッチ2,3の各共通接
点2c,3cの間に、バイザー位置スイッチ4,5と、モー
タ6と、正特性サーミスタ9とがこの順に接続されてい
るが、位置スイッチ4,5、モータ6、及び正特性サー
ミスタ9は順を入れ替えて接続することも可能である。
スイッチ4と起立側バイザー位置スイッチ5とが第1単
極双投形スイッチ2の共通接点2cとモータ6の第1接
点6aとの間に並列接続され、モータ6の第2接点6bが
第2単極双投形スイッチ3の共通接点3c側に接続され
ている。また、バッテリー10の第1接点であるプラス
側接点10aが第1単極双投形スイッチ2の第1切り替
え接点2aと第2単極双投形スイッチ3の第2切り替え
接点3bとに接続され、バッテリー10の第2接点であ
るマイナス側接点10bが第1単極双投形スイッチ2の
第2切り替え接点2bと第2単極双投形スイッチ3の第
1切り替え接点3aとに接続されている。
は以下のような構成となっている。つまり、モータ6の
第2接点6bと正特性サーミスタ9との間に、常開形リ
レー12の接点12aが接続されるとともに、直列接続
されたモータ6と常開形リレー接点12aに対して並列
に、リレー12の動作電圧(復帰電圧)調整用の抵抗11
とリレー12のコイル12bが接続されている。
作スイッチ1を起立側へ操作すると、まず、リレーコイ
ル12bに電流が流れてリレー接点12aが閉じ、バッテ
リー10〜第1単極双投形スイッチ2の第1切り替え接
点2a〜起立側バイザー位置スイッチ5〜ダイオード8
〜モータ6〜リレー接点12a〜正特性サーミスタ9〜
第2単極双投形スイッチ3の第1切り替え接点3a〜バ
ッテリー10による起立動作回路が閉成され、バイザー
が起立方向へ動作する。そして、バイザーが起立位置の
直前まで達すると起立側バイザー位置スイッチ5がオフ
となり、回路が遮断されるが、バイザーはモータ6の惰
力で起立位置まで回転してから位置決めされる。
へ切り換えると、同じようにしてリレー接点12aが閉
じて、バッテリー10〜第2単極双投形スイッチ3の第
2切り替え接点3b〜正特性サーミスタ9〜リレー接点
12a〜モータ6〜ダイオード7〜格納側バイザー位置
スイッチ4〜第1単極双投形スイッチ2の第2切り替え
接点2b〜バッテリー10による格納動作回路が閉成さ
れ、バイザーが格納方向へ動作する。そして、バイザー
が格納位置の直前まで達すると格納側バイザー位置スイ
ッチ4がオフとなり、回路が遮断されるが、バイザーは
モータの惰力で格納位置まで回転してから位置決めされ
る。
立位置と格納位置との間で動作しているときに障害物な
どに当たってその動作が妨げられると、モータ6の負荷
が大きくなって次第に発熱して正特性サーミスタ9の抵
抗が大きくなり、電流がリレーコイル12bに流れにく
くなってリレー接点12aが切れ、モータ6に電流が流
れなくなる。一方、その後正特性サーミスタ9の抵抗が
下がると、再度リレーコイル12bに電流が流れ出すた
め、接点12bが閉じてモータ6が再起動するが、モー
タ6への電流が一旦リレー12で遮断され、その再起動
がリレー12の接点12aが閉じるまでは行われないよ
うになっているので、従来の回路とは違い、正特性サー
ミスタ9の抵抗の変化量が小さくなって電流がモータ6
の起動と停止の境目程度の大きさの値に収斂するという
ことにはならず、電流が流れる状態と流れない状態とに
はっきりと分かれたまま保たれる。このため、モータ6
が短い周期で起動と停止を繰り返すのを防止できるの
で、モータ6を保護できる。
明する。本実施例の駆動回路において、保護回路の構成
を除いては第1実施例と共通であるため説明を省略す
る。また、同一の構成部品については、第1実施例と同
一の符号で表している。
になっている。すなわち、モータ6の第2接点6bと第
2単極双投形スイッチ3の共通接点3cとの間に、常開
形リレー12の接点12aと正特性サーミスタ9が直列
接続されるとともに、モータ6及びリレー接点12aに
対して並列にリレー12のコイル12bとコンデンサ1
3とが接続されている。そして、リレーコイル12bと
コンデンサ13の間の位置と、モータ6とリレー接点1
2aの間の位置が接続されている。
は、格納位置で操作スイッチ1を起立側へ操作すると、
瞬間的にコンデンサ13を通って電流が流れるため、リ
レーコイル12bにも通電し、リレー接点12aが閉じら
れる。したがって、バッテリー10〜第1単極双投形ス
イッチ2の第1切り替え接点2a〜起立側バイザー位置
スイッチ5〜ダイオード8〜モータ6〜リレー接点12
a〜正特性サーミスタ9〜第2単極双投形スイッチ3の
第1切り替え接点3a〜バッテリー10による起立動作
回路が閉成され、バイザーが起立方向へ動作する。この
とき、リレーコイル12bには電流が流れたままとなる
ので、リレー接点12aは閉じた状態に保持される。ま
た、バイザーが起立位置の直前まで達すると起立側バイ
ザー位置スイッチ5がオフとなり、回路が遮断される
が、バイザーはモータ6の惰力で起立位置まで回転して
から位置決めされる。
へ切り換えてもコンデンサ13を瞬時流れる電流により
リレー接点12aが閉じ、バッテリー10〜第2単極双
投形スイッチ3の第2切り替え接点3b〜正特性サーミ
スタ9〜リレー接点12a〜モータ6〜ダイオード7〜
格納側バイザー位置スイッチ4〜第1単極双投形スイッ
チ2の第2切り替え接点2b〜バッテリー10による格
納動作回路が閉成され、バイザーが格納方向へ動作す
る。そして、バイザーが格納位置の直前まで達すると格
納側バイザー位置スイッチ4がオフとなり、回路が遮断
されるが、バイザーはモータ6の惰力で格納位置まで回
転してから位置決めされる。
立位置と格納位置との間で動作しているときにバイザー
が障害物に当たってその動作が妨げられた場合に、モー
タ6の負荷が大きくなって次第に発熱し、正特性サーミ
スタ9の抵抗が大きくなると、リレーコイル12bに流
れる電流が小さくなり、リレー接点12aの保持ができ
なくなる。このため、回路が遮断され、モータ6が停止
することになる。本実施例では、バイザーの動作が妨げ
られるとこのようにモータ6が停止するので、その保護
が確実に行なわれることになる。
ー位置スイッチ4,5とダイオード7,8は図3に示すよ
うに接続してもよい。上記各実施例の回路では、格納側
バイザー位置スイッチ4とダイオード7を直列に、ま
た、起立側バイザー位置スイッチ5とダイオード8を直
列に接続しているため、常にどちらかのダイオードに電
流が流れる構成となっているが、図3に示すように回路
を構成すると、バイザーが起立位置と格納位置の中間に
あってバイザー位置スイッチ4,5が両方ともオンにな
っているときは両位置スイッチ4,5を通って電流が流
れるので、ダイオード7,8の発熱を防止することがで
きる。
明する。この実施例においては、前記各実施例とは違っ
て、格納側位置スイッチ4と起立側位置スイッチ5とを
並列接続する代わりに、格納側位置スイッチ4を用い
ず、起立側位置スイッチ5とダイオード7とを並列接続
した点のみが第1実施例と異なる。また、ダイオード7
は、モータ6から第1単極双投形スイッチ2の共通接点
2cへ向かう方向へのみ電流を流すように接続されてい
る。
切り替えた図の状態では、第1実施例と同じように、バ
イザーが起立位置の直前までモータ6で駆動された後、
起立位置の直前で起立側スイッチ5がオフとなり、その
後バイザーはモータ6の惰力で起立位置まで回転してか
ら位置決めされる。この場合において、バイザーの動作
が起立位置と格納位置との間で妨げられると、正特性サ
ーミスタ9が第1実施例と同じように機能して、モータ
6が短い周期で起動と停止を繰り返すのを防止できるの
で、モータ6を保護できる。
スイッチ1を格納側へ切り替えると、電流は起立側スイ
ッチ5がオフになっているためにダイオード7を通って
流れる。この場合、バイザーの動きが途中で妨げられた
ときだけでなく、バイザーが停止位置まで動いても操作
スイッチ1のオンの状態を維持しているときにも、上述
と同様にモータ6の負荷が大きくなって次第に発熱して
正特性サーミスタ9の抵抗が大きくなり、電流がリレー
コイル12bに流れにくくなってリレー接点12aが切
れ、モータ6に電流が流れなくなる。一般に操作スイッ
チ1はバイザーの停止後しばらくしてオフにされるが、
仮にオンの状態が維持されて、その後正特性サーミスタ
9の抵抗が下がることにより再度リレーコイル12bに
電流が流れ出しても、モータ6の再起動がリレー12の
接点12aが閉じるまでは行われないようになっている
ので、モータ6が短い周期で起動と停止を繰り返すとい
うことにはならず、モータ6を保護できる。
明する。この実施例では、第3実施例と同様に格納側位
置スイッチ4を用いず、起立側位置スイッチ5とダイオ
ード7とを並列接続している。また、その他の部分の構
成は第2実施例と同様であり、かつ、ダイオード7は、
モータ6から第1単極双投形スイッチ2の共通接点2c
へ向かう方向へ電流を流すように接続されている。
立位置へ向かって駆動しているときにその動作が妨げら
れると、第2実施例と同様にしてモータ6が完全に停止
する。また、逆に格納位置側へ駆動しているとき、途中
停止の場合だけでなく、バイザーが格納位置で停止した
にも拘わらず操作スイッチをオンに維持し続けた場合で
も、モータ6の負荷増大により正特性サーミスタ9の抵
抗が大きくなるのに伴って、リレーコイル12bに流れ
る電流が小さくなって回路が遮断され、モータ6が停止
することになる。このように、バイザーの動作が妨げら
れるとこのようにモータ6が停止するので、モータ6を
確実に保護できる。
ドアミラーの駆動回路を示す回路図である。
る。
位置スイッチの接続部の変形例を示す回路図である。
る。
る。
ある。
ある。
極双投形スイッチ 3 第2単極双投形スイッチ 2a,3a
第1切り替え接点 2b,3b 第2切り替え接点 2c,3c
共通接点 4 格納側バイザー位置スイッチ 5 起立側
バイザー位置スイッチ 6 モータ 6a 第1
接点 6b 第2接点 7,8 ダ
イオード 9 正特性サーミスタ 10 バッ
テリー 10a 第1接点 10b 第
2接点 11 抵抗 12 リレ
ー 12a リレー接点 12b リ
レーコイル 13 コンデンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に固定されるステーに対してバイザ
ーをドアから起立した起立位置とドアに沿った格納位置
との間で回転駆動する駆動モータ(6)と、該ステーに対
してバイザーが格納位置から起立位置の直前の間にある
ときにオンとなる起立側バイザー位置スイッチ(5)と、
第1、第2単極双投形スイッチ(2,3)から二連に構成さ
れ、切り替え操作によって第1切り替え接点(2a,3a)側
もしくは第2切り替え接点(2b,3b)側に同時に切替わる
ように構成された操作スイッチ(1)と、正特性サーミス
タ(9)と、バッテリー(10)と、ダイオード(7)とを備え、 上記バイザー位置スイッチ(5)とモータ(6)と正特性サー
ミスタ(9)とが上記第1単極双投形スイッチ(2)の共通接
点(2c)と上記第2単極双投形スイッチ(3)の共通接点(3
c)の間に接続され、上記ダイオード(7)が上記バイザー
を格納駆動する方向への駆動電流を流すように上記起立
側バイザー位置スイッチ(5)と並列接続され、上記バッ
テリー(10)の第1接点(10a)が上記第1単極双投形スイ
ッチ(2)の第1切り替え接点(2a)と第2単極双投形スイ
ッチ(3)の第2切り替え接点(3b)とに接続され、該バッ
テリー(10)の第2接点(10b)が上記第1単極双投形スイ
ッチ(2)の第2切り替え接点(2b)と第2単極双投形スイ
ッチ(3)の第1切り替え接点(3a)とに接続された自動車
用電動格納ドアミラーの駆動回路において、 上記モータ(6)の一方の接点(6b)に常開形リレー(12)の
接点(12a)が直列接続されるとともに、該直列接続され
たモータ(6)と常開形リレー接点(12a)に対して並列に該
リレー(12)のコイル(12b)が接続されたことを特徴とす
る自動車用電動格納ドアミラーの駆動回路。 - 【請求項2】 車体に固定されるステーに対してバイザ
ーをドアから起立した起立位置とドアに沿った格納位置
との間で回転駆動する駆動モータ(6)と、該ステーに対
してバイザーが格納位置から起立位置の直前の間にある
ときにオンとなる起立側バイザー位置スイッチ(5)と、
第1、第2単極双投形スイッチ(2,3)から二連に構成さ
れ、切り替え操作によって第1切り替え接点(2a,3a)側
もしくは第2切り替え接点(2b,3b)側に同時に切替わる
ように構成された操作スイッチ(1)と、正特性サーミス
タ(9)と、バッテリー(10)と、ダイオード(7)とを備え、 上記バイザー位置スイッチ(5)とモータ(6)と正特性サー
ミスタ(9)とが上記第1単極双投形スイッチ(2)の共通接
点(2c)と上記第2単極双投形スイッチ(3)の共通接点(3
c)の間に接続され、上記ダイオード(7)が上記バイザー
を格納駆動する方向への駆動電流を流すように上記起立
側バイザー位置スイッチ(5)と並列接続され、上記バッ
テリー(10)の第1接点(10a)が上記第1単極双投形スイ
ッチ(2)の第1切り替え接点(2a)と第2単極双投形スイ
ッチ(3)の第2切り替え接点(3b)とに接続され、該バッ
テリー(10)の第2接点(10b)が上記第1単極双投形スイ
ッチ(2)の第2切り替え接点(2b)と第2単極双投形スイ
ッチ(3)の第1切り替え接点(3a)とに接続された自動車
用電動格納ドアミラーの駆動回路において、 上記モータ(6)の一方の接点(6b)に常開形リレー(12)の
接点(12a)が直列接続されるとともに、該直列接続され
たモータ(6)と常開形リレー接点(12a)に対して並列に該
リレー(12)のコイル(12b)とコンデンサ(13)とが接続さ
れ、さらに、該リレーコイル(12b)とコンデンサ(13)の
間の位置と、モータ(6)とリレー接点(12a)の間の位置と
が接続されたことを特徴とする自動車用電動格納ドアミ
ラーの駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10300294A JP3380035B2 (ja) | 1993-11-24 | 1994-05-17 | 自動車用電動格納ドアミラーの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29326293 | 1993-11-24 | ||
JP5-293262 | 1993-11-24 | ||
JP10300294A JP3380035B2 (ja) | 1993-11-24 | 1994-05-17 | 自動車用電動格納ドアミラーの駆動回路 |
Publications (2)
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