JPH10307233A - 高信頼性フェルール、その製法及びそれを用いた光コネクタ - Google Patents
高信頼性フェルール、その製法及びそれを用いた光コネクタInfo
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- JPH10307233A JPH10307233A JP13449997A JP13449997A JPH10307233A JP H10307233 A JPH10307233 A JP H10307233A JP 13449997 A JP13449997 A JP 13449997A JP 13449997 A JP13449997 A JP 13449997A JP H10307233 A JPH10307233 A JP H10307233A
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Abstract
拡大した複数段構造とし、最小径部は光ファイバ心線と
嵌合し、2番目の小径部は補強体と嵌合するルース型単
心フェルール。 最小径部の径=0.3〜0.5mm
φのこと。 キャピラリ部の光ファイバ挿入口の径を
の最小径部の径より小さくしたこと。上記単心フェル
ールとハウジングより構成される光コネクタ。 上記
光コネクタ用フェルールを使用して、光ファイバを取り
付ける製造方法。 【効果】 補強体と光ファイバ心線との光ファイバコー
ドをフェルールに取り付ける際に、フェルールと光ファ
イバコードとの接着力が向上すると共に、フェルール内
で光ファイバの曲げが非常に少ない利点がある。
Description
光ファイバを接続する光コネクタ用フェルールの構造の
改良並びにその製造方法に関する。
心光フェルールに関する技術、例えば特開平1−260
2507号公報、特開平8−201654号公報等が知
られているが、これらの場合、フェルールキャピラリ部
についての改善であり、本発明のようにフェルールフラ
ンジ部分の改善については示されていない。これら従来
の光コネクタ用フェルール中には、図2に示されるよう
にSTコネクタやD4コネクタがあるが、アラミド繊維
等の抗張力体13を介した光ファイバコード12に適用
される形式のものである。
ァイバ心線12’を突出させナイロンチューブ等の補強
体14で補強した光ファイバコードをSCコネクタ等の
フェルールに取り付ける際に、光ファイバ心線12’は
補強体14を介してフェルールフランジ18と接着され
るため、光ファイバ心線12’自身とフランジ18との
接着力が弱い問題点がある。そして、図3− (ロ)に示さ
れるように、光ファイバ心線12’が補強体14より過
度に突出している場合には、フェルールキャピラリの挿
入口17付近で突き当たる光ファイバ心線に急激な曲げ
が発生する問題点もある。更に、図3− (ハ)に示される
ように、光ファイバ心線12’と補強体14に偏心があ
る場合には、フェルールキャピラリ16の挿入口17の
近くで光ファイバに更に曲げがかかる恐れがある。
ルールの内径を順次拡大した複数段構造とし、そのうち
で、最小径部は光ファイバ心線と嵌合させ、2番目の小
径部は補強体と嵌合させた構造を持つルースタイプ型単
心フェルールを提供するものである。
について種々検討した結果、ルースタイプ型単心フェル
ールにおいて、フェルールフランジ部の内径を順次拡大
した複数段構造とし、最小径部は光ファイバ心線と嵌合
させ、2番目の小径部は補強体と嵌合させた構造とする
ことにより、フェルールと光ファイバコードとの接着力
を向上でき、且つフェルール内の光ファイバの曲げを少
なくできることを見出し、本発明を完成するに至った。
造の光ファイバコードを取り付ける単心フェルールにお
いて、フェルールフランジ部の内径を順次拡大した複数
段構造とし、最小径部は光ファイバ心線と嵌合し、2番
目の小径部は補強体と嵌合する単心フェルールを提供す
る。また、 該最小径部の径が0.3〜0.5mmφである点に
も特徴を有する。また、 フェルールを構成するフェルールキャピラリ部の光
ファイバ挿入口の径をフランジ部の内径の最小径部の径
より小さくし点にも特徴を有する。また、 〜のいずれかに記載の単心フェルール及びハウ
ジングより構成される光コネクタを提供する。また、 〜のいずれかに記載の単心フェルールを用い
て、フェルールフランジ部の最小径部に光ファイバ心線
を嵌合し、また該フェルールフランジ部の2番目の小径
部に補強体を嵌合し、更にハウジングを組み込んで光フ
ァイバをフェルールに取り付ける光コネクタ用フェルー
ルの製造方法を提供する。
る。図1は、本発明の単心フェルールに光ファイバコー
ドを接続した状態の光コネクタ用フェルールの断面構造
を示す模式図である。図1において、1は光ファイバ、
2は光ファイバ心線、3は補強体、4は最小径部、5は
2番目の小径部、6はフェルールキャピラリ、7はフェ
ルールキャピラリの光ファイバ挿入部、8はフェルール
フランジ部、9は気泡である。なお、図1において、フ
ランジ8内に設けた小径部は必要に応じて増加すること
ができる。
ずナイロンチューブ等の補強体で補強したルースタイプ
型単心フェルールにおいて、 (1) フェルールフランジ部の内径を順次拡大した複数段
構造とし、最小径部は光ファイバ心線と嵌合させ、2番
目の小径部は補強体と嵌合させた構造とすることが必要
である(クレーム1)。従って、図1に示されるよう
に、ナイロンチューブ等の補強体3から光ファイバ心線
2を必要な一定長(amm寸法)で突出させた状態でフ
ェルールに取り付けることができる。この時、光ファイ
バコード10は、光ファイバ心線部2と補強体部3との
両方でフランジに接着される。
a寸法が微小であって光ファイバ心線2は補強体3との
接着を介してフランジ部8と接着していたのに対して、
a寸法分を直接フランジ部8と接着でき、接着力を上げ
ることができる。また、補強体3以外に光ファイバ心線
自身にも直接的にフェルールに接着することができ、接
着力が向上する。
0.5mmφ、好ましくは0.3〜0.35mmφとす
ることが望ましい(クレーム2)。このように、最小径
部4を光ファイバ心線2の径0.25mmφと嵌合する
寸法とすることにより、光ファイバ心線2と補強体3と
の組合せにより生じた偏心を最小径部4で補正すること
ができ、光ファイバ1がフェルールキャピラリの光ファ
イバ挿入部7に入る際の曲げを防ぐことができる。
入部7の径をフランジ8の最小径部4より小さくするこ
とが望ましい(クレーム3)。この場合(図1の破
線)、フェルールキャピラリ6とフランジ8の境界に接
着剤注入時に気泡の発生するのを防ぐことができる。
実施例により具体的に説明するが、これらは、本発明の
範囲を制限しない。図1に示される構造の全体がジルコ
ニアセラミックス製の単心フェルール、即ちキャピラリ
6の端部に光ファイバ挿入部7を有するフェルールキャ
ピラリに対して、それと組み合わされるフランジ8内部
に、軸線に沿ってbmm長の最小径部4と2番目の小径
部5を設けたフランジを準備する。
線2と補強体との光ファイバコード10を準備し、該光
ファイバコード10の先端を一定長の長さで剥いて光フ
ァイバ心線2を露出させ、更にその剥ぎの際からamm
のところから光ファイバを露出させ、これをフェルール
の軸線に沿ってフェルールフランジ部8及びキャピラリ
6の端部の光ファイバ挿入部7から挿入した後に、ハウ
ジングをも組み込み光コネクタが得られる。
小径部4と2番目の小径部5とが設けられているので、
光ファイバ心線をフェルールに取り付ける際に、フェル
ールと光ファイバコードとの接着力が向上すると共に、
フェルール内で光ファイバの曲げが非常に少ない利点が
ある。
最小径部と2番目の小径部と言う順次拡大した複数段構
造としたので、補強体と光ファイバ心線との光ファイバ
コードをフェルールに取り付ける際に、フェルールと光
ファイバコードとの接着力が向上すると共に、フェルー
ル内で光ファイバの曲げが非常に少ない利点がある。
接続した状態の光コネクタ用フェルールの断面構造を示
す模式図である。
す模式図である。
構造で説明する模式図である。(イ)は、光ファイバコー
ドをフェルールに取り付けた状態を示し、 (ロ)は急激な
曲げが発生した状態を示し、 (ハ)は光ファイバ心線と補
強体に偏心がある場合に曲げが発生した状態を示してい
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 光ファイバ心線を補強体で補強したルー
スタイプ構造の光ファイバコードを取り付ける単心フェ
ルールにおいて、フェルールフランジ部の内径を順次拡
大した複数段構造とし、最小径部は光ファイバ心線と嵌
合し、2番目の小径部は補強体と嵌合することを特徴と
する単心フェルール。 - 【請求項2】 該最小径部の径が0.3〜0.5mmφ
であることを特徴とする請求項1記載の単心フェルー
ル。 - 【請求項3】 フェルールを構成するフェルールキャピ
ラリ部の光ファイバ挿入口の径をフランジ部の内径の最
小径部の径より小さくしたことを特徴とする請求項1記
載の単心フェルール。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の単心フ
ェルール及びハウジングより構成されることを特徴とす
る、光コネクタ。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の単心フ
ェルールを用いて、フェルールフランジ部の最小径部に
光ファイバ心線を嵌合し、また該フェルールフランジ部
の2番目の小径部に補強体を嵌合し、更にハウジングを
組み込んで光ファイバをフェルールに取り付けることを
特徴とする、光コネクタ用フェルールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13449997A JPH10307233A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 高信頼性フェルール、その製法及びそれを用いた光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13449997A JPH10307233A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 高信頼性フェルール、その製法及びそれを用いた光コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10307233A true JPH10307233A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=15129759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13449997A Pending JPH10307233A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 高信頼性フェルール、その製法及びそれを用いた光コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10307233A (ja) |
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-
1997
- 1997-05-09 JP JP13449997A patent/JPH10307233A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040701 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040907 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050315 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |