JP2002250841A - 光ファイバフェルール - Google Patents

光ファイバフェルール

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JP2002250841A
JP2002250841A JP2001049577A JP2001049577A JP2002250841A JP 2002250841 A JP2002250841 A JP 2002250841A JP 2001049577 A JP2001049577 A JP 2001049577A JP 2001049577 A JP2001049577 A JP 2001049577A JP 2002250841 A JP2002250841 A JP 2002250841A
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optical
ferrule
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fiber
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Takashi Izawa
隆 井澤
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ伝送路の一端に特定の光特性、光
学的機能を有する特殊光ファイバを融着接続し所望の特
性、機能を有する光伝送路を構成させる場合に、機械的
強度や屈曲性能の低下をもたらす光ファイバ融着接続箇
所に特段の補強加工を施すことなく、しかも接続される
特殊光ファイバの使用条長をでき得る限り短尺化して低
コスト化を図ることのできる光ファイバフェルールを提
供する。 【解決手段】 第1の光ファイバ6の一端に接続すべき
第2の光ファイバ7を融着接続部8を介して融着接続
し、第2の光ファイバ7の自由端を光ファイバフェルー
ル1のキャピラリ前端面4Aに配置するとともに、融着
接続部8を光ファイバフェルール1の光ファイバ挿通孔
5内に封入固着する構成とした光ファイバフェルール
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバと光機器或
いは光ファイバ同士を接続する際に使用される光ファイ
バフェルールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバと光機器間の接続或いは光フ
ァイバ同士の接続に、着脱可能な接続手段として光コネ
クタが使用される。光コネクタ内には、高精度な寸法で
加工され軸方向に貫通する光ファイバ挿通孔を有する光
ファイバフェルールが内装されていて、この光ファイバ
フェルールの光ファイバ挿通孔に光ファイバが挿通固定
され、光ファイバの光軸が高精度に位置決めされてい
る。
【0003】かかる光ファイバフェルールを用いて、例
えば光機器と光ファイバとを接続する場合、光機器に接
続される光ファイバは通常1本の同一の光ファイバで構
成され、この1本の光ファイバの端部に光ファイバフェ
ルールが取り付けられ、光機器と接続されている。しか
し、伝送区間によっては、伝送路の途中から光機器へ接
続される光ファイバに特定の光特性や光伝送機能が求め
られる場合がある。かかる場合には、伝送路の途中から
特定の光特性や光伝送機能を有する特殊光ファイバを接
続するという手法が用いられる。このような場合の光フ
ァイバ同士の接続は融着接続によって行われていて、接
続すべき特殊光ファイバの一端に予め光ファイバフェル
ールを装着し、その他端を伝送路の光ファイバの一端に
突き合わせ融着接続していた。そして、この光ファイバ
の融着接続箇所には機械的強度の低下が生ずるため、光
ファイバの融着接続箇所に補強用チューブ或いは補強用
リコート等による保護、補強被覆を施し、保護、補強被
覆の施された光ファイバの融着接続箇所はそのまま伝送
路中に配置するのが一般的な工法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光フ
ァイバと光ファイバとを融着接続した場合、その融着接
続箇所には機械的強度の低下が見られるため、融着接続
箇所には補強用チューブ或いは補強用リコートによる強
度補強の処置が講じられていた。しかし、光ファイバの
融着接続箇所は、上記のような強度補強を講じてもなお
十分な機械的強度が得られないことが多かった。その
上、補強用チューブや補強用リコートを被覆したことに
よって光ファイバの融着接続部分の屈曲性能が低下し、
全く屈曲させることが出来なくなることもしばしばあっ
て、伝送路内に融着接続箇所を設けた光ファイバは敷設
或いは取り回しなどの際の取扱い作業性に極めて劣るも
のがあった。また、補強用チューブや補強用リコートに
よる光ファイバの融着接続箇所の保護・補強作業が工程
として増えてくることにより、コストが高くなる欠点が
あった。更に、接続される特定の光特性や光伝送機能を
有する特殊光ファイバは、通常の光ファイバに比し高価
であるため、特殊光ファイバの伝送路内における使用条
長が長くなると伝送路を含む光ファイバフェルールのコ
ストが高くなるという問題もあった。
【0005】そこで、本発明の目的は、光機器と接続さ
れる光ファイバ伝送路に、必要とされる特定の光特性や
光伝送機能を有する特殊光ファイバを容易に融着接続す
ることができ、光ファイバ融着接続箇所を設けることに
よって生ずる機械的強度や取扱い作業性の低下或いは補
強工程によるコスト上昇をもたらすことがなく、しかも
高価な特殊光ファイバの使用長を最小限に抑さえ伝送路
のコスト上昇を抑制した、光ファイバフェルールを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
の光ファイバフェルールは、長手方向に貫通する光ファ
イバ挿通孔に光ファイバを挿通してなる光ファイバフェ
ルールにおいて、前記光ファイバ挿通孔に挿通される光
ファイバが第1の光ファイバと第1の光ファイバに接続
される第2の光ファイバからなり、前記第1の光ファイ
バと前記第2の光ファイバとは融着接続部により接続さ
れ、前記第2の光ファイバの自由端面が前記光コネクタ
用フェルールの前端面に配置され、前記融着接続部が前
記光ファイバフェルール内に封入固着されてなることを
構造上の特徴とするものである。
【0007】第2の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバは前記第1の光ファイバと異なる
特定の光学特性若しくは光学的機能を有する特殊光ファ
イバであることを構造上の特徴とするものである。
【0008】第3の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第1の光ファイバは、前記第2の光ファイバより廉
価な光ファイバであることを構造上の特徴とするもので
ある。
【0009】第4の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバは前記第1の光ファイバより短尺
であることを構造上の特徴とするものである。
【0010】第5の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバはその一端側が予めコア径拡大化
処理を施されてなり、この第2の光ファイバのコア径拡
大化処理端面が前記光ファイバフェルールの前端面に配
置され、前記第2の光ファイバの他端面が前記第1の光
ファイバと融着接続部を形成してなることを構造上の特
徴とするものである。
【0011】第6の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバが光減衰量を調整することのでき
る機能を有する光ファイバであることを構造上の特徴と
するものである。
【0012】第7の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバがフィルタ機能を有する光ファイ
バであることを構造上の特徴とするものである。
【0013】第8の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバが光分散を減少させることのでき
る機能を有する光ファイバであることを構造上の特徴と
するものである。
【0014】第9の観点では、本発明の光ファイバフェ
ルールは、前記構成の光ファイバフェルールにおいて、
前記第2の光ファイバが応力付与部を有する偏波面保存
光ファイバであることを構造上の特徴とするものであ。
【0015】
【作用】上記第1の観点による光ファイバフェルールで
は、光伝送路を構成する第1の光ファイバとこの第1の
光ファイバに接続される第2の光ファイバとの融着接続
箇所が光ファイバフェルール内に封入固着される。この
結果、光ファイバ融着接続部はフェルールによって保護
され、融着接続部に直接外的応力が加わることがなくな
り、融着接続部の機械的強度低下の障害が解消される。
この結果、融着接続部に対する補強用チューブや補強用
リコートによる補強加工を施す必要性もなくなり、補強
加工に要するコストが低減される。また、光ファイバの
屈曲性能の低下をもたらしていた融着接続箇所がフェル
ール内に配置されるようになるので、光ファイバの敷設
或いは取り回しなどの取扱い作業性を阻害するものがな
くなり、取扱い作業性が向上する。また、光伝送路の一
端が第2の光ファイバを介して光機器に接続される構成
となるので、光機器と光伝送路との光信号の授受には第
2の光ファイバが直接関与する構成となる。
【0016】上記第2の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第2の光ファイバを前記第1の光ファイバ
と異なる特定の光学特性若しくは光学的機能を有する特
殊光ファイバで構成する。かかる構成とすることによ
り、光機器と光伝送路とは光伝送路の第2の光ファイバ
の有する特定の光学特性或いは光学的機能、効果に基づ
き光信号の授受を行うことが出来るようになる。従っ
て、光伝送路と光機器との間で特定の光学特性或いは光
学的機能、効果に基づく光信号の授受を行うについて、
光伝送路全体の光ファイバを特定の光学特性或いは光学
的機能を有する光ファイバで構成する必要がなくなる。
【0017】上記第3の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第1の光ファイバを前記第2の光ファイバ
より廉価な光ファイバで形成する。第2の光ファイバに
使用される特定の光学特性若しくは光学的機能を有する
特殊光ファイバは、通常の光ファイバに比較して価格が
非常に高価なものが多い。従って、光機器と接続され光
信号の授受に直接関与する第2の光ファイバ以外の伝送
路の主体を構成する第1の光ファイバには比較的低価格
の通常の一般的な光ファイバを用いることにより、伝送
路を含む光ファイバフェルールのコスト低減を図ること
が可能となる。
【0018】上記第4の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第1の光ファイバに接続される前記第2の
光ファイバを前記第1の光ファイバより短尺に形成す
る。前記の第3の観点の作用に述べた如く、特定の光学
特性若しくは光学的機能を有する特殊光ファイバは通常
の光ファイバに比較して価格が高価なものとなる。従っ
て、伝送路の光ファイバ中に占める第2の光ファイバの
条長を出来得る限り短尺化することが、伝送路を含む光
ファイバフェルールの一層のコスト低減を可能にする。
【0019】上記第5の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第2の光ファイバをその一端側が予めコア
径拡大化処理の施された特定の特殊光ファイバで形成
し、この第2の光ファイバのコア径拡大化処理端面を光
ファイバフェルールの前端面に配置し、他端を第1の光
ファイバと融着接続する。光機器と接続される光ファイ
バフェルールの端面に第2の光ファイバのコア径拡大化
処理端面が配置されることにより、例えば光機器がレー
ザダイオードモジュールである場合、レーザダイオード
素子からの出射光を光ファイバ端面に効率的に集光させ
ることができ、光ファイバとレーザダイオードモジュー
ルとの結合効率の向上を図った光ファイバフェルールの
提供が可能となる。また、コア径拡大化処理を施した第
2の光ファイバを予め別工程で製作しておくことができ
るので、従来のように光ファイバ伝送路の光ファイバ端
面にその都度コア径拡大化処理を施す工程に比べ、コア
径拡大化処理工程の効率化を図ることができる。
【0020】上記第6の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第2の光ファイバを光減衰量の調整可能な
機能を有する特定の光ファイバで形成する。かかる機能
を有する第2の光ファイバを接続することにより、光フ
ァイバ伝送路には通過光を正確な比率で減衰させること
のできる光アッテネイタ用ファイバとしての機能が付与
される。
【0021】上記第7の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第2の光ファイバをフィルタ機能を有する
特定の光ファイバで形成する。かかる機能を有する第2
の光ファイバを接続することにより、光ファイバ伝送路
には特定領域の光を通過させることのできるファイバ・
ブラッグ・グレイティングとしての機能が付与される。
【0022】上記第8の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第2の光ファイバを光の分散を減少させる
ことのできる機能を有する特定の光ファイバで形成す
る。かかる機能を有する第2の光ファイバを接続するこ
とにより、光ファイバ伝送路には光の波長の屈折率の差
異によって生ずる光の分散を最小限に抑えたディスパー
ジョン・シフト・ファイバとしての機能が付与される。
【0023】上記第9の観点による光ファイバフェルー
ルでは、前記第2の光ファイバを応力付与部を有する偏
波面保存光ファイバで形成する。第2の光ファイバを偏
波面保存光ファイバで形成することにより、光を基本モ
ードの偏波面を保存したままの状態で伝送することがで
き、光ファイバ伝送路には偏光、位相、干渉等の機能が
付与され、センサ用ファイバとしての利用が可能とな
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の光ファイバフェルールについ
て、図面に沿い更に詳細に説明する。なお、これにより
この発明が限定されるものではない。
【0025】図1は、本発明の一実施形態を示す光ファ
イバフェルールの断面説明図である。図1において、1
は光ファイバフェルールを示す。光ファイバフェルール
1はフェルール基体部2とフェルール基体部2の前方部
に嵌入固定された円筒状のキャピラリ部4を有し、フェ
ルール基体部2には光ファイバ素線を挿通する光ファイ
バ素線挿通孔3が貫通し、キャピラリ部4には光ファイ
バ素線から保護被覆を剥離した光ファイバを挿通する光
ファイバ挿通孔5が貫通している。そして、光ファイバ
挿通孔5には光ファイバ伝送路の主体を構成する第1の
光ファイバ6と第1の光ファイバ6の先端に融着接続部
8を介して接続された第2の光ファイバ7とが挿通さ
れ、光ファイバ素線挿通孔3には保護被覆を有する第1
の光ファイバ6の光ファイバ素線Fが挿通されている。
光ファイバフェルール1への光ファイバ6、7の挿通
は、先ず、第1の光ファイバ6と第2の光ファイバ7と
を通常の融着接続手段により接続して融着接続部8を形
成し、次に予め接着剤Hを注入した光ファイバ素線挿通
孔3および光ファイバ挿通孔5に上記融着接続部8によ
り接続された第1の光ファイバ6と第2の光ファイバ7
とを光ファイバ素線挿通孔3の後端口3Aから挿入し、
融着接続部8を含む第1の光ファイバ6および第2の光
ファイバ7を光ファイバ挿通孔5内に固着し、光ファイ
バ素線Fを光ファイバ素線挿通孔3内に固着する。その
後、光ファイバ素線挿通孔3の後端口3Aを接着剤Hで
封止する。この様にして形成された光ファイバフェルー
ル1は、最後に第2の光ファイバ7の先端面を含むキャ
ピラリ部4の先端面4Aがフェルール端面研磨機により
研磨加工が施される。上記のように、本発明の光ファイ
バフェルール1では、第1の光ファイバ6と第2の光フ
ァイバ7との融着接続部8が光ファイバ挿通孔5内に封
入固着される構成となる。
【0026】上記の光ファイバフェルール1に使用され
る光ファイバとしては、第1の光ファイバ6には一般的
に広く用いられている例えばシングルモード光ファイバ
があり、第2の光ファイバ7には特定の光学特性若しく
は光学的機能を有する特殊光ファイバとして、例えば結
合効率の向上を図ることのできるコア径拡大化処理を施
した光ファイバ、光減衰量調整可能な機能を有するアッ
テネイタ用光ファイバ、フィルタ機能を有するファイバ
・ブラッグ・グレイティング、光分散を最小限に抑制す
る機能を有するディスパージョン・シフト・ファイバ或
いは応力付与部を有する偏波面保存光ファイバ等があ
り、使用目的に応じ種々の光ファイバを選択することが
できる。
【0027】図2は、光ファイバフェルールの第2の光
ファイバにコア径拡大化処理を施した光ファイバを用
い、この光ファイバフェルールをレーザダイオードモジ
ュールに適用した場合の実施態様例を示す断面説明図で
ある。図2において、10はレーザダイオードモジュー
ルを示す。レーザダイオードモジュール10は、発光源
のレーザダイオード11と、レーザダイオード11の光
軸に合わせてモジュール枠13に固定した集光レンズ1
1と、集光レンズ11の集光位置にフェルールホルダ1
4により固定された光ファイバフェルール15とから構
成されてなる。光ファイバフェルール15内には、融着
接続部18により接続された第1の光ファイバ16と第
2の光ファイバ17とが挿通固着され、光ファイバフェ
ルール15の先端面にコア径拡大化処理を施した第2の
光ファイバ17のコア径拡大化処理端面17Aが配置さ
れている。図中、16Bは第1の光ファイバ16のコア
部、16Cは第1の光ファイバ16のクラッド部を示
し、17Bは第2の光ファイバ17のコア部、17Cは
第2の光ファイバ17のクラッド部を示す。上述のよう
にして、コア径拡大化処理端面17Aを有する第2の光
ファイバ17を光ファイバフェルール15を介し接続す
ることにより、レーザダイオード11から出射されたレ
ーザ光は第2の光ファイバ17のコア径拡大化処理端面
17Aに効率よく入射され、レーザダイオードモジュー
ル10と光伝送路との結合効率を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の光ファイバフェルールによれ
ば、次のような効果が奏せられる。請求項1によれば、
第1の光ファイバと第2の光ファイバとの融着接続部が
光ファイバフェルール内に封入固着され直接外的応力が
加わることがなくなるので、融着接続部の機械的強度低
下に起因する不都合が解消され、融着接続部に施す補強
加工の必要性もなくなり、補強加工に要するコストが低
減される。また、融着接続部が光ファイバフェルール内
に封入されることにより、融着接続部によって生じてい
た光ファイバの屈曲性低下の障害がなくなり、光ファイ
バの取扱い作業性が向上する。この結果、光ファイバ融
着接続部を有する光伝送路の信頼性が大幅に向上すると
ともにコストの低減も図られる。請求項2によれば、光
ファイバフェルールの先端面に配置される第2の光ファ
イバに特定の光学的特性若しくは光学的機能を有する特
殊光ファイバを用いることにより、第2の光ファイバの
有する光学特性若しくは光学的機能を利用した光信号の
授受を行うことが可能となり、光伝送路に所望の光学特
性、光学的機能を付与させることが容易に行えるように
なる。請求項3または請求項4によれば、高価な特殊光
ファイバを第2の光ファイバにのみ用いしかも第2の光
ファイバの条長を出来得る限り短尺化することにより、
光伝送路を含む光ファイバフェルールの一層のコスト低
減が可能となる。また、請求項5、請求項6、請求項
7、請求項8または請求項9によれば、第2の光ファイ
バにそれぞれの請求項に記載の光学的特性若しくは光学
的機能を有する特殊光ファイバを用いることにより、光
伝送路に種々の光学的特性若しくは光学的機能を付与さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバフェルールの一実施態様を
示す断面説明図である。
【図2】本発明の光ファイバフェルールの一実施例をレ
ーザダイオードモジュールに用いたときのレーザダイオ
ードモジュールの断面説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバフェルール 2 フェルール本体部 3 光ファイバ素線挿通孔 3A 光ファイバ素線挿通孔後端口 4 キャピラリ部 4A キャピラリ部の先端面 5 光ファイバ挿通孔 6 第1の光ファイバ 7 第2の光ファイバ 8 融着接続部 10 レーザダイオードモジュール 11 レーザダイオード 12 集光レンズ 13 モジュール枠 14 フェルールホルダ 15 光ファイバフェルール 16 第1の光ファイバ 16B 第1の光ファイバのコア部 16C 第1の光ファイバのクラッド部 17 第2の光ファイバ 17A 第2の光ファイバのコア径拡大端面 17B 第2の光ファイバのコア部 17C 第2の光ファイバのクラッド部 F 光ファイバ素線 H 接着剤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に貫通する光ファイバ挿通孔に
    光ファイバを挿通してなる光ファイバフェルールにおい
    て、前記光ファイバ挿通孔に挿通される光ファイバが第
    1の光ファイバとこの第1の光ファイバに接続された第
    2の光ファイバとからなり、前記第1の光ファイバと前
    記第2の光ファイバとは融着接続部により接続され、前
    記第2の光ファイバの自由端面が前記光ファイバフェル
    ールの前端面に配置され、前記融着接続部が前記光ファ
    イバフェルール内に封入固着されてなることを特徴とす
    る光ファイバフェルール。
  2. 【請求項2】 前記第2の光ファイバは、前記第1の光
    ファイバと異なる特定の光学的特性若しくは光学的機能
    を有する特殊光ファイバであることを特徴とする請求項
    1記載の光ファイバフェルール。
  3. 【請求項3】 前記第1の光ファイバは、前記第2の光
    ファイバより廉価な光ファイバであることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の光ファイバフェルール。
  4. 【請求項4】 前記第1の光ファイバに接続される前記
    第2の光ファイバは前記第1の光ファイバより短尺であ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    記載の光ファイバフェルール。
  5. 【請求項5】 前記第2の光ファイバは、その一端側が
    予めコア径拡大化処理を施されてなり、前記第2の光フ
    ァイバのコア径拡大化処理端面が前記光ファイバフェル
    ールの前端面に配置され、前記第2の光ファイバの他端
    面が前記第1の光ファイバと融着接続部を形成してなる
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または
    請求項4記載の光ファイバフェルール。
  6. 【請求項6】 前記第2の光ファイバが、光減衰量を調
    整することのできる機能を有する光ファイバであること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4記載の光ファイバフェルール。
  7. 【請求項7】 前記第2の光ファイバが、フィルタ機能
    を有する光ファイバであることを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3または請求項4記載の光ファイバフ
    ェルール。
  8. 【請求項8】 前記第2の光ファイバが、光分散を減少
    させる機能を有する光ファイバであることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の光
    ファイバフェルール。
  9. 【請求項9】 前記第2の光ファイバが、応力付与部を
    有する偏波面保存光ファイバであることを特徴とする請
    求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の光フ
    ァイバフェルール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004117915A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Kyocera Corp ファイバスタブとこれを用いた光レセプタクル及び光モジュール
CN103809247A (zh) * 2012-11-09 2014-05-21 昆山迎翔光电科技有限公司 一种sc快接型陶瓷插芯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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