JP2004117915A - ファイバスタブとこれを用いた光レセプタクル及び光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性スリーブを用いた光レセプタクルは、性能安定化のため弾性スリーブがファイバスタブとフェルールの保持長さが等長で、且つ可能な限り長くする必要があり、さらにスタブの位置変動が発生しないよう保持金具へ高強度固定される理由から、市場の小型化要求に対応することが難しいという問題点があった。
【解決手段】フェルール10の貫通孔に光ファイバ13を保持してなるファイバスタブ12であって、該ファイバスタブ12における一方端側の光ファイバ13をコアレス光ファイバ132とする。
【選択図】図1
【解決手段】フェルール10の貫通孔に光ファイバ13を保持してなるファイバスタブ12であって、該ファイバスタブ12における一方端側の光ファイバ13をコアレス光ファイバ132とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に使用する送受信光モジュールの光学的接続部である光レセプタクルに関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信用に使用される光モジュールには、光送信用のLD(Laser Diode)モジュール、及び受信用のPD(Photo Diode)モジュールがあり、それぞれ発光素子もしくは受光素子が集光用レンズを介して光ファイバへ光学的に結合する構造であり、さらに光コネクタ付きファイバが離着脱可能な形態のモジュールをレセプタクル型と称し、上記光コネクタ付きファイバとのインタフェイス部となる光レセプタクル部を有する構造形態である。
【0003】
図5は、一般的な光レセプタクルを示す側面断面図であり、図5(a)は剛性スリーブを使用した形態であり、図5(b)は弾性スリーブを使用した形態を示す。
【0004】
図5(a)の光レセプタクル21は、フェルールに光ファイバ23を内蔵した円柱状のファイバスタブ22が、剛性スリーブ25の内孔25aの後端部(図中右側)に圧入固定されており、剛性スリーブ25の後端部外周には金属金具24が圧入固定されている。剛性スリーブ内孔25aの先端部(図中左側)には光コネクタ付きファイバのフェルール1が挿入され、光コネクタ側のフェルール1における光ファイバ2とファイバスタブ22における光ファイバ23とが光学的に接続される。そして、光モジュールを形成するにはこの光レセプタクルの後端側に光送信用LD素子、もしくは光受信用PD素子が集光用レンズを介して配置し、光ファイバ23を経由して光ファイバ2へ光信号を伝搬する。
【0005】
図5(b)の光レセプタクル31は、光軸垂直方向へ自由に伸縮することが可能な弾性スリーブ36の内孔36aの後端部にファイバスタブ32が挿入固定されており、隣には保持金具34が圧入固定されている。弾性スリーブ36には、図示していないが上記機能を有するためのスリットが光軸方向に入っているため、自由に変形できる構造となっている。このように一体となった弾性スリーブ36、ファイバスタブ32、保持金具34は、シェル35へ保持金具34を圧入することにより固定される。先に説明したと同様に、弾性スリーブ36先端側から光コネクタ付きのフェルール1が挿入され、後端側に位置する受光素子もしくは発光素子と光学的に接続される(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−332988号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光レセプタクルのうち、剛性スリーブ25を用いた光レセプタクル21の場合、剛性スリーブ25の内径寸法と挿入するフェルール1の外径寸法のばらつきによって、接続される各光ファイバ23と2の光軸変動が大きくなり、その結果、光ファイバ2と光ファイバ23間の接続損失が増大するという問題点があった。
【0008】
また、上記問題を解決するために弾性スリーブ36を用いた光レセプタクル31の場合では、弾性スリーブ36が自由に変形できるため、性能安定化のために弾性スリーブ36にフェルール1が保持される長さL1及びファイバスタブ32が保持される長さL2が等長で、且つ可能な限り長くする必要があり、さらにファイバスタブ32にはフェルール1より常に一定の押圧力を受けることから、これにより位置変動が発生しないよう保持金具34へ固定されていなければならないことから、ファイバスタブ32固定長さL3を極力長くする必要があり、上記理由から市場の小型化要求に対応することが難しいという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで上記問題を解決するために、本発明のファイバスタブは、上記貫通孔の一方端側に保持された光ファイバがコアレスファイバであることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明のファイバスタブは、その一方端側が光透過部材からなることを特徴とするものである。
【0011】
さらに、本発明のファイバスタブは、その一方端側に中空部を有することを特徴とするものである。
【0012】
またさらに、本発明の光レセプタクルは、上記ファイバスタブの先端側をスリーブに挿入するとともに、後端側をホルダによって保持してなることを特徴とするものである。
【0013】
さらにまた、本発明の光モジュールは、上記光レセプタクルの後端側に光素子を収容したケースを取り付けたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態につき、図面を用いて説明する。
【0015】
図1は本発明のファイバスタブ12の一実施形態を示す側面断面図であって、フェルール10の貫通孔に光ファイバ13を挿通保持してなるものである。
【0016】
本発明のファイバスタブ12では、上記フェルール10の貫通孔に挿通保持された光ファイバ13の一方端側は、コアレス光ファイバ132となっていることが重要である。
【0017】
通常光ファイバ13は、大きく分けて中央部にコアと外周部にクラッドと呼ばれる屈折率の異なる二つの部分から構成され、信号光は主にコア部を伝播する。本発明のファイバスタブ12における光ファイバ13は、先端側に光信号を伝搬するコア部を有するシングルモード光ファイバ131と、後端側にコア部がないコアレス光ファイバ132から形成されており、それぞれの端面にて融着接続したものである。上記コアレス光ファイバ132は、全て均一な屈折率を有する光ファイバであり、光ファイバ13が挿入されるフェルール10の材料と同等の屈折率を有するものを選択する。
【0018】
また、上記フェルール10は、光学的に透過率が良好で、且つ上記コアレス光ファイバ132とほぼ同等の屈折率を有する石英系ガラスを用いて形成されており、シングルモード光ファイバ131側の端面は曲率半径20mm程度のPC研磨処理を施し、もう一方の端面であるコアレス光ファイバ132側は角度が8°程度の斜め研磨処理を行う。
【0019】
図2(a)は、本発明のファイバスタブ12を内蔵した光レセプタクル11を用いた送信用LDモジュールの一実施形態を示す側面断面図であり、光レセプタクル11は光軸に垂直な方向へ伸縮自由な弾性スリーブ17を有し、その内孔17aの後端部にはファイバスタブ12が挿入保持される。
【0020】
その隣には保持金具18がファイバスタブ12へ圧入固定されており、これがシェル19に保持金具18部を介して圧入固定されている。弾性スリーブ17に使用される材料は、一般的に用いられているジルコニア、リン青銅などが好適である。また、保持金具18、シェル19へ使用される材料としては、圧入固定する構造を用いることから、SUS系材料を用いることが好適である。
【0021】
弾性スリーブ17の内孔17aの先端側より、光コネクタ付き光ファイバ2を保持したフェルール1がシェル19より挿入され、フェルール1及びファイバスタブ12が各々の端面にて接触することで、各々に内蔵される光ファイバ2及びファイバスタブ12におけるシングルモード光ファイバ131の先端面が光学的に接続することが可能な構造となる。
【0022】
一方、LD−CAN16には、図示していないが内部に発光素子であるLD素子とパワーモニタ用のPD素子が内蔵されており、素子より出射される光信号はLD−CANに一体として実装されている集光用レンズを介し、光レセプタクル11に内蔵されるファイバスタブ12の光ファイバ13へ光学的に結合する構造を成し、上記集光用レンズからの出射光を高効率でシングルモード光ファイバ131の後端面から入射するよう、LDスリーブ14、LDホルダ15を構造体として構成し、LDスリーブ14a面を光軸垂直方向へ、LDスリーブ14b面を光軸方向へ、スライドさせることによって、各軸方向の調芯を行う。
【0023】
具体的には、LD−CAN16を連続発振させ、光コネクタ付きファイバを挿入しながら各軸方向へ光レセプタクル11をスライドし、この時の光コネクタより得られる光ファイバ出力を測定しながら、所望の出力が得られるよう調整するものであり、調芯後にはその後の光軸変動が起こらないよう、光レセプタクル11、LDスリーブ14、LDホルダ15はYAG溶接などによって固定される。
【0024】
このように、光ファイバ13の後端側をコアレス光ファイバ132とすることによって、集光用レンズより出射される光信号16aがコアレス光ファイバ132の後端面もしくはファイバスタブ12の後端面にて、空気層からガラス層へ屈折しながら入射した後、シングルモード光ファイバ131へ伝搬するものであることから、図2(b)に示した従来構造の光学結合位置は同様であるにも関わらず、光学結合位置より後端側に存在するコアレス光ファイバ132を保持金具18へ圧入固定することができ、また弾性スリーブ17へ保持されることが可能であることから、LDモジュールの全長は図2(a)にて示した上記圧入代である寸法L3相当、さらには寸法L2の一部短尺化が可能であり、さらに高倍率で長焦点距離を有する集光用レンズを用いることによって、それ以上の短尺化が可能である。
【0025】
なお、ファイバスタブ12の端面形状については、先端面はフェルール1と光学的に接続されることから、曲率半径20mm程度の研磨が必要であり、後端面はLD素子への反射戻り光を小さくするた4〜8°程度の斜め研磨が必要であり、この角度はLD素子の反射耐力によってさまざまである。
【0026】
また、本発明のファイバスタブの他の実施形態として、図3(a)に示すようにファイバスタブの一方端側が光透過部材からなってもよい。
【0027】
フェルール121の貫通孔へシングルモード光ファイバ部131を接着固定し、先端部にはPC研磨処理を、後端部にはフラット研磨処理を行い、一方、光透過部材122の先端部はフラット研磨処理を、後端部には8°程度の斜め研磨処理を行っておき、各々フラット研磨処理面にて接着剤などを用い接続するものである。
【0028】
本構成では、フェルール121に用いる材料として石英系ガラスの他にジルコニアセラミックを使用することができ、また光透過部材122には石英ガラス、透明樹脂(PVC、PPSなど)など、送信波長に対し良好な透過率を有する材料を使用することが必要である。
【0029】
上記ファイバスタブ12を光レセプタクルとして適用することにより、光学結合位置より後端側に存在する光透過部材122を保持金具18へ圧入固定することが可能であり、また弾性スリーブ17へ保持されることが可能であることから、LDモジュールの全長は、図2(a)にて示した上記圧入代である寸法L3相当、さらには寸法L2の一部短尺化が可能であり、さらに高倍率で長焦点距離を有する集光用レンズを用いることによって、それ以上の短尺化が可能である。
【0030】
さらに、他の実施形態として、図3(b)に示すようにファイバスタブの一方端側に中空部を有していてもよい。フェルール121の貫通孔へシングルモード光ファイバ部131を接着固定し、先端部にはPC研磨処理を、後端部には8°程度の斜め研磨処理を行い、一方、中空部を有するリング状部材123の先端部は8°程度の斜め研磨処理を行っておき、各々斜め研磨処理面にて接着剤などを用い接続するものである。本構成では、フェルール121に用いる材料として石英系ガラスの他にジルコニアセラミックを使用することができ、またリング状部材123の材質は特に限定されるものではなく、セラミック、金属、樹脂材料など、特に制限するもではない。
【0031】
リング状部材123が有する中空部の大きさは、光レセプタクルへファイバスタブ12を内蔵する時に、リング状部材123の機械的強度が極端に低下しないよう、概ねファイバスタブ12外径の80%程度が好ましい。
【0032】
上記ファイバスタブ12をレセプタクル部に適用することにより、光学結合位置より後端側に存在するリング状部材123を保持金具18へ圧入固定することが可能であり、また弾性スリーブ17へ保持されることが可能であることから、LDモジュールの全長は、図2(a)にて示した上記圧入代である寸法L3相当、さらには寸法L2の一部短尺化が可能であり、さらに高倍率で長焦点距離を有する集光用レンズを用いることによって、それ以上の短尺化が可能である。
【0033】
なお、上記図1におけるコアレス光ファイバ132、図3(a)における光透過部材122、図2(b)における中空部123の長さは、ファイバスタブ12の後端面に入射する光信号の入射角度、光信号が入射するファイバスタブ12の屈折率等によって種々算出するものであり、例えば図4に示すように後端面がフラットなファイバスタブ12におけるコアレス光ファイバ41の長さL4の限界寸法値について説明すると、図4はファイバスタブ42と後端側から入射される信号光の光学結合状態を幾何的に表した図であり、ファイバスタブ42の後端面に入射した光信号は、ファイバスタブ42の後端面で屈折し入射角度を変えてファイバスタブ42内部を伝搬し、シングルモード光ファイバ43へ入射する。よって、コアレス光ファイバ41の長さL4を長くしていくと、光信号の入射位置はファイバスタブ42の外周に近い位置になり、このためL4の寸法限界値はファイバスタブ42の直径によって決まる。式(1)、(2)に示したスネルの法則及び三角関数によって、簡単に表現することができる。
【0034】
n1×sinθ1=n2×sinθ2 (1)
tanθ2=(D/2)/L4 (2)
∴ L4=D/{2×tan〔sin−1((n1/n2)sinθ1)〕}
n1:集光用レンズ〜ファイバスタブ間媒質屈折率
n2:ファイバスタブ材質屈折率
θ1:光信号入射角度
θ2:シングルモード光ファイバ入射角度
D:ファイバスタブ直径
よって、後端面がフラットなファイバスタブ12におけるコアレス光ファイバ41の長さL4の限界寸法値は、例えばn1=1、n2=1.5、θ1=15°、D=1.25mmとした場合、約3.6mmであることが理解できる。
【0035】
【実施例】
次いで、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0036】
内径φ125μmを有する外径φ1.25mmの石英系ガラスフェルールを5.0mmの長さに切断し、その内径部へ、シングルモード光ファイバ131とコアレス光ファイバ132を電極放電により融着接続を行ったものを挿入し、コアレス光ファイバ132がフェルールの端面より1.5mmの長さに調節した後、エポテック社353ND接着剤を用いて固定する。シングルモード光ファイバ131側の端面は曲率半径20mmのPC研磨処理を施し、もう一方の端面であるコアレス光ファイバ132を含む端面は角度が8°の斜め研磨処理を施し、ファイバスタブ12を作製した。
【0037】
これに厚さ1.5mmの保持金具18をファイバスタブ12の斜め研磨側へ圧入固定し、PC研磨側より弾性スリーブ17をファイバスタブ12へ挿入固定した状態にて、シェル19へ保持金具18部圧入固定した。上記保持金具18、シェル19ともにSUS304にて作製したものを使用した。また、弾性スリーブ17はジルコニアセラミック製とし、長さ6.8mm、内径φ1.246mm、外径φ1.62mm、光軸方向へ形成されたスリット幅は0.2mmのものを使用した。
【0038】
一方、LDホルダ15はLD−CAN16へ抵抗溶接により固定した後、LDスリーブ14を介して、光コネクタ付きの光ファイバから300μWの光出力が得られるよう光軸方向及び光軸垂直方向へ光レセプタクル11をスライドさせながら調芯を行い、YAG溶接にて光レセプタクル11、LDLDスリーブ14、LDホルダ15を固定した。この時、使用したLDスリーブ14、LDホルダ15は共にSF20Tにて作製したものであり、LD−CANには集光用レンズからの光出力が3mWとなるよう電流を印可した。
【0039】
上記作製したLDモジュールの−40、+25、+85℃におけるI−L特性評価を行った。これは、LD−CAN16へ外部のドライバから順方向電流を印可した時に得られる光ファイバ出力を測定するものである。
【0040】
測定結果を図6に示す。
【0041】
なお、図6の縦軸は光ファイバ出力を、横軸は印加電流を示す。
【0042】
図6より明らかなように、従来型の光レセプタクルを使用した時に比較して、光軸方向の長さ寸法はコアレスファイバの長さ分、即ち1.5mm短くすることができたにも関わらず、各温度において線形性を有し、傾きが一定でキンクに代表されるような微少な微分効率変動がないことが判った。
【0043】
【発明の効果】
本発明のファイバスタブは、一方端側の光ファイバがコアレスファイバ、光透過部材、中空部の何れかよりなることから、光軸垂直方向へ伸縮することが可能な弾性スリーブの内孔にファイバスタブを挿入固定し、そのファイバスタブ内部に内蔵された光ファイバと弾性スリーブ内孔の一端側に位置する光学素子が、上記ファイバスタブ内部で光学的結合を行うことによって、ファイバスタブと保持金具の圧入部や、弾性スリーブとファイバスタブの保持部が、光学結合位置とLD−CANの間で行えるため、上記部分の制限を受けることなくモジュール光軸方向の小型化を実現することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイバスタブの一実施形態を示す側面断面図である。
【図2】(a)は、本発明の光レセプタクル、及びこれを用いた光モジュールを示す
側面断面図であり、(b)は、従来の光レセプタクルを用いた光モジュールを
示す側面断面図である。
【図3】(a)は、本発明のファイバスタブの第2の実施形態を示す側面断面図であり、
(b)は本発明のファイバスタブの第3の実施形態を示す側面断面図である。
【図4】本発明のファイバスタブにおけるコアレス光ファイバの限界長さを説明するための側面断面図である。
【図5】(a)、(b)は従来の光レセプタクルを示す側面断面図である。
【図6】本発明のファイバスタブを用いてなる光モジュールのI−L特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1:フェルール
2:光ファイバ
10:フェルール
11:本発明光レセプタクル
12:ファイバスタブ
121:ファイバスタブ
122:光透過部材
123:リング状部材
13:光ファイバ
131:シングルモード光ファイバ部
132:コアレス光ファイバ部
14:LDスリーブ
14a:光軸垂直方向スライド面
14b:光軸方向スライド面
15:LDホルダ
16:LD−CAN
16a:信号光模式図
17:弾性スリーブ
17a:弾性スリーブ内孔
18:保持金具
19:シェル
21:光レセプタクル
22:ファイバスタブ
23:光ファイバ
24:金属金具
25:剛性スリーブ
25a:剛性スリーブ内孔
31:光レセプタクル
32:スタブ
33:光ファイバ
34:保持金具
35:シェル
36:弾性スリーブ
36a:弾性スリーブ内孔
41:コアレス光ファイバ
42:ファイバスタブ
43:シングルモード光ファイバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信に使用する送受信光モジュールの光学的接続部である光レセプタクルに関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信用に使用される光モジュールには、光送信用のLD(Laser Diode)モジュール、及び受信用のPD(Photo Diode)モジュールがあり、それぞれ発光素子もしくは受光素子が集光用レンズを介して光ファイバへ光学的に結合する構造であり、さらに光コネクタ付きファイバが離着脱可能な形態のモジュールをレセプタクル型と称し、上記光コネクタ付きファイバとのインタフェイス部となる光レセプタクル部を有する構造形態である。
【0003】
図5は、一般的な光レセプタクルを示す側面断面図であり、図5(a)は剛性スリーブを使用した形態であり、図5(b)は弾性スリーブを使用した形態を示す。
【0004】
図5(a)の光レセプタクル21は、フェルールに光ファイバ23を内蔵した円柱状のファイバスタブ22が、剛性スリーブ25の内孔25aの後端部(図中右側)に圧入固定されており、剛性スリーブ25の後端部外周には金属金具24が圧入固定されている。剛性スリーブ内孔25aの先端部(図中左側)には光コネクタ付きファイバのフェルール1が挿入され、光コネクタ側のフェルール1における光ファイバ2とファイバスタブ22における光ファイバ23とが光学的に接続される。そして、光モジュールを形成するにはこの光レセプタクルの後端側に光送信用LD素子、もしくは光受信用PD素子が集光用レンズを介して配置し、光ファイバ23を経由して光ファイバ2へ光信号を伝搬する。
【0005】
図5(b)の光レセプタクル31は、光軸垂直方向へ自由に伸縮することが可能な弾性スリーブ36の内孔36aの後端部にファイバスタブ32が挿入固定されており、隣には保持金具34が圧入固定されている。弾性スリーブ36には、図示していないが上記機能を有するためのスリットが光軸方向に入っているため、自由に変形できる構造となっている。このように一体となった弾性スリーブ36、ファイバスタブ32、保持金具34は、シェル35へ保持金具34を圧入することにより固定される。先に説明したと同様に、弾性スリーブ36先端側から光コネクタ付きのフェルール1が挿入され、後端側に位置する受光素子もしくは発光素子と光学的に接続される(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−332988号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光レセプタクルのうち、剛性スリーブ25を用いた光レセプタクル21の場合、剛性スリーブ25の内径寸法と挿入するフェルール1の外径寸法のばらつきによって、接続される各光ファイバ23と2の光軸変動が大きくなり、その結果、光ファイバ2と光ファイバ23間の接続損失が増大するという問題点があった。
【0008】
また、上記問題を解決するために弾性スリーブ36を用いた光レセプタクル31の場合では、弾性スリーブ36が自由に変形できるため、性能安定化のために弾性スリーブ36にフェルール1が保持される長さL1及びファイバスタブ32が保持される長さL2が等長で、且つ可能な限り長くする必要があり、さらにファイバスタブ32にはフェルール1より常に一定の押圧力を受けることから、これにより位置変動が発生しないよう保持金具34へ固定されていなければならないことから、ファイバスタブ32固定長さL3を極力長くする必要があり、上記理由から市場の小型化要求に対応することが難しいという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで上記問題を解決するために、本発明のファイバスタブは、上記貫通孔の一方端側に保持された光ファイバがコアレスファイバであることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明のファイバスタブは、その一方端側が光透過部材からなることを特徴とするものである。
【0011】
さらに、本発明のファイバスタブは、その一方端側に中空部を有することを特徴とするものである。
【0012】
またさらに、本発明の光レセプタクルは、上記ファイバスタブの先端側をスリーブに挿入するとともに、後端側をホルダによって保持してなることを特徴とするものである。
【0013】
さらにまた、本発明の光モジュールは、上記光レセプタクルの後端側に光素子を収容したケースを取り付けたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態につき、図面を用いて説明する。
【0015】
図1は本発明のファイバスタブ12の一実施形態を示す側面断面図であって、フェルール10の貫通孔に光ファイバ13を挿通保持してなるものである。
【0016】
本発明のファイバスタブ12では、上記フェルール10の貫通孔に挿通保持された光ファイバ13の一方端側は、コアレス光ファイバ132となっていることが重要である。
【0017】
通常光ファイバ13は、大きく分けて中央部にコアと外周部にクラッドと呼ばれる屈折率の異なる二つの部分から構成され、信号光は主にコア部を伝播する。本発明のファイバスタブ12における光ファイバ13は、先端側に光信号を伝搬するコア部を有するシングルモード光ファイバ131と、後端側にコア部がないコアレス光ファイバ132から形成されており、それぞれの端面にて融着接続したものである。上記コアレス光ファイバ132は、全て均一な屈折率を有する光ファイバであり、光ファイバ13が挿入されるフェルール10の材料と同等の屈折率を有するものを選択する。
【0018】
また、上記フェルール10は、光学的に透過率が良好で、且つ上記コアレス光ファイバ132とほぼ同等の屈折率を有する石英系ガラスを用いて形成されており、シングルモード光ファイバ131側の端面は曲率半径20mm程度のPC研磨処理を施し、もう一方の端面であるコアレス光ファイバ132側は角度が8°程度の斜め研磨処理を行う。
【0019】
図2(a)は、本発明のファイバスタブ12を内蔵した光レセプタクル11を用いた送信用LDモジュールの一実施形態を示す側面断面図であり、光レセプタクル11は光軸に垂直な方向へ伸縮自由な弾性スリーブ17を有し、その内孔17aの後端部にはファイバスタブ12が挿入保持される。
【0020】
その隣には保持金具18がファイバスタブ12へ圧入固定されており、これがシェル19に保持金具18部を介して圧入固定されている。弾性スリーブ17に使用される材料は、一般的に用いられているジルコニア、リン青銅などが好適である。また、保持金具18、シェル19へ使用される材料としては、圧入固定する構造を用いることから、SUS系材料を用いることが好適である。
【0021】
弾性スリーブ17の内孔17aの先端側より、光コネクタ付き光ファイバ2を保持したフェルール1がシェル19より挿入され、フェルール1及びファイバスタブ12が各々の端面にて接触することで、各々に内蔵される光ファイバ2及びファイバスタブ12におけるシングルモード光ファイバ131の先端面が光学的に接続することが可能な構造となる。
【0022】
一方、LD−CAN16には、図示していないが内部に発光素子であるLD素子とパワーモニタ用のPD素子が内蔵されており、素子より出射される光信号はLD−CANに一体として実装されている集光用レンズを介し、光レセプタクル11に内蔵されるファイバスタブ12の光ファイバ13へ光学的に結合する構造を成し、上記集光用レンズからの出射光を高効率でシングルモード光ファイバ131の後端面から入射するよう、LDスリーブ14、LDホルダ15を構造体として構成し、LDスリーブ14a面を光軸垂直方向へ、LDスリーブ14b面を光軸方向へ、スライドさせることによって、各軸方向の調芯を行う。
【0023】
具体的には、LD−CAN16を連続発振させ、光コネクタ付きファイバを挿入しながら各軸方向へ光レセプタクル11をスライドし、この時の光コネクタより得られる光ファイバ出力を測定しながら、所望の出力が得られるよう調整するものであり、調芯後にはその後の光軸変動が起こらないよう、光レセプタクル11、LDスリーブ14、LDホルダ15はYAG溶接などによって固定される。
【0024】
このように、光ファイバ13の後端側をコアレス光ファイバ132とすることによって、集光用レンズより出射される光信号16aがコアレス光ファイバ132の後端面もしくはファイバスタブ12の後端面にて、空気層からガラス層へ屈折しながら入射した後、シングルモード光ファイバ131へ伝搬するものであることから、図2(b)に示した従来構造の光学結合位置は同様であるにも関わらず、光学結合位置より後端側に存在するコアレス光ファイバ132を保持金具18へ圧入固定することができ、また弾性スリーブ17へ保持されることが可能であることから、LDモジュールの全長は図2(a)にて示した上記圧入代である寸法L3相当、さらには寸法L2の一部短尺化が可能であり、さらに高倍率で長焦点距離を有する集光用レンズを用いることによって、それ以上の短尺化が可能である。
【0025】
なお、ファイバスタブ12の端面形状については、先端面はフェルール1と光学的に接続されることから、曲率半径20mm程度の研磨が必要であり、後端面はLD素子への反射戻り光を小さくするた4〜8°程度の斜め研磨が必要であり、この角度はLD素子の反射耐力によってさまざまである。
【0026】
また、本発明のファイバスタブの他の実施形態として、図3(a)に示すようにファイバスタブの一方端側が光透過部材からなってもよい。
【0027】
フェルール121の貫通孔へシングルモード光ファイバ部131を接着固定し、先端部にはPC研磨処理を、後端部にはフラット研磨処理を行い、一方、光透過部材122の先端部はフラット研磨処理を、後端部には8°程度の斜め研磨処理を行っておき、各々フラット研磨処理面にて接着剤などを用い接続するものである。
【0028】
本構成では、フェルール121に用いる材料として石英系ガラスの他にジルコニアセラミックを使用することができ、また光透過部材122には石英ガラス、透明樹脂(PVC、PPSなど)など、送信波長に対し良好な透過率を有する材料を使用することが必要である。
【0029】
上記ファイバスタブ12を光レセプタクルとして適用することにより、光学結合位置より後端側に存在する光透過部材122を保持金具18へ圧入固定することが可能であり、また弾性スリーブ17へ保持されることが可能であることから、LDモジュールの全長は、図2(a)にて示した上記圧入代である寸法L3相当、さらには寸法L2の一部短尺化が可能であり、さらに高倍率で長焦点距離を有する集光用レンズを用いることによって、それ以上の短尺化が可能である。
【0030】
さらに、他の実施形態として、図3(b)に示すようにファイバスタブの一方端側に中空部を有していてもよい。フェルール121の貫通孔へシングルモード光ファイバ部131を接着固定し、先端部にはPC研磨処理を、後端部には8°程度の斜め研磨処理を行い、一方、中空部を有するリング状部材123の先端部は8°程度の斜め研磨処理を行っておき、各々斜め研磨処理面にて接着剤などを用い接続するものである。本構成では、フェルール121に用いる材料として石英系ガラスの他にジルコニアセラミックを使用することができ、またリング状部材123の材質は特に限定されるものではなく、セラミック、金属、樹脂材料など、特に制限するもではない。
【0031】
リング状部材123が有する中空部の大きさは、光レセプタクルへファイバスタブ12を内蔵する時に、リング状部材123の機械的強度が極端に低下しないよう、概ねファイバスタブ12外径の80%程度が好ましい。
【0032】
上記ファイバスタブ12をレセプタクル部に適用することにより、光学結合位置より後端側に存在するリング状部材123を保持金具18へ圧入固定することが可能であり、また弾性スリーブ17へ保持されることが可能であることから、LDモジュールの全長は、図2(a)にて示した上記圧入代である寸法L3相当、さらには寸法L2の一部短尺化が可能であり、さらに高倍率で長焦点距離を有する集光用レンズを用いることによって、それ以上の短尺化が可能である。
【0033】
なお、上記図1におけるコアレス光ファイバ132、図3(a)における光透過部材122、図2(b)における中空部123の長さは、ファイバスタブ12の後端面に入射する光信号の入射角度、光信号が入射するファイバスタブ12の屈折率等によって種々算出するものであり、例えば図4に示すように後端面がフラットなファイバスタブ12におけるコアレス光ファイバ41の長さL4の限界寸法値について説明すると、図4はファイバスタブ42と後端側から入射される信号光の光学結合状態を幾何的に表した図であり、ファイバスタブ42の後端面に入射した光信号は、ファイバスタブ42の後端面で屈折し入射角度を変えてファイバスタブ42内部を伝搬し、シングルモード光ファイバ43へ入射する。よって、コアレス光ファイバ41の長さL4を長くしていくと、光信号の入射位置はファイバスタブ42の外周に近い位置になり、このためL4の寸法限界値はファイバスタブ42の直径によって決まる。式(1)、(2)に示したスネルの法則及び三角関数によって、簡単に表現することができる。
【0034】
n1×sinθ1=n2×sinθ2 (1)
tanθ2=(D/2)/L4 (2)
∴ L4=D/{2×tan〔sin−1((n1/n2)sinθ1)〕}
n1:集光用レンズ〜ファイバスタブ間媒質屈折率
n2:ファイバスタブ材質屈折率
θ1:光信号入射角度
θ2:シングルモード光ファイバ入射角度
D:ファイバスタブ直径
よって、後端面がフラットなファイバスタブ12におけるコアレス光ファイバ41の長さL4の限界寸法値は、例えばn1=1、n2=1.5、θ1=15°、D=1.25mmとした場合、約3.6mmであることが理解できる。
【0035】
【実施例】
次いで、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0036】
内径φ125μmを有する外径φ1.25mmの石英系ガラスフェルールを5.0mmの長さに切断し、その内径部へ、シングルモード光ファイバ131とコアレス光ファイバ132を電極放電により融着接続を行ったものを挿入し、コアレス光ファイバ132がフェルールの端面より1.5mmの長さに調節した後、エポテック社353ND接着剤を用いて固定する。シングルモード光ファイバ131側の端面は曲率半径20mmのPC研磨処理を施し、もう一方の端面であるコアレス光ファイバ132を含む端面は角度が8°の斜め研磨処理を施し、ファイバスタブ12を作製した。
【0037】
これに厚さ1.5mmの保持金具18をファイバスタブ12の斜め研磨側へ圧入固定し、PC研磨側より弾性スリーブ17をファイバスタブ12へ挿入固定した状態にて、シェル19へ保持金具18部圧入固定した。上記保持金具18、シェル19ともにSUS304にて作製したものを使用した。また、弾性スリーブ17はジルコニアセラミック製とし、長さ6.8mm、内径φ1.246mm、外径φ1.62mm、光軸方向へ形成されたスリット幅は0.2mmのものを使用した。
【0038】
一方、LDホルダ15はLD−CAN16へ抵抗溶接により固定した後、LDスリーブ14を介して、光コネクタ付きの光ファイバから300μWの光出力が得られるよう光軸方向及び光軸垂直方向へ光レセプタクル11をスライドさせながら調芯を行い、YAG溶接にて光レセプタクル11、LDLDスリーブ14、LDホルダ15を固定した。この時、使用したLDスリーブ14、LDホルダ15は共にSF20Tにて作製したものであり、LD−CANには集光用レンズからの光出力が3mWとなるよう電流を印可した。
【0039】
上記作製したLDモジュールの−40、+25、+85℃におけるI−L特性評価を行った。これは、LD−CAN16へ外部のドライバから順方向電流を印可した時に得られる光ファイバ出力を測定するものである。
【0040】
測定結果を図6に示す。
【0041】
なお、図6の縦軸は光ファイバ出力を、横軸は印加電流を示す。
【0042】
図6より明らかなように、従来型の光レセプタクルを使用した時に比較して、光軸方向の長さ寸法はコアレスファイバの長さ分、即ち1.5mm短くすることができたにも関わらず、各温度において線形性を有し、傾きが一定でキンクに代表されるような微少な微分効率変動がないことが判った。
【0043】
【発明の効果】
本発明のファイバスタブは、一方端側の光ファイバがコアレスファイバ、光透過部材、中空部の何れかよりなることから、光軸垂直方向へ伸縮することが可能な弾性スリーブの内孔にファイバスタブを挿入固定し、そのファイバスタブ内部に内蔵された光ファイバと弾性スリーブ内孔の一端側に位置する光学素子が、上記ファイバスタブ内部で光学的結合を行うことによって、ファイバスタブと保持金具の圧入部や、弾性スリーブとファイバスタブの保持部が、光学結合位置とLD−CANの間で行えるため、上記部分の制限を受けることなくモジュール光軸方向の小型化を実現することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイバスタブの一実施形態を示す側面断面図である。
【図2】(a)は、本発明の光レセプタクル、及びこれを用いた光モジュールを示す
側面断面図であり、(b)は、従来の光レセプタクルを用いた光モジュールを
示す側面断面図である。
【図3】(a)は、本発明のファイバスタブの第2の実施形態を示す側面断面図であり、
(b)は本発明のファイバスタブの第3の実施形態を示す側面断面図である。
【図4】本発明のファイバスタブにおけるコアレス光ファイバの限界長さを説明するための側面断面図である。
【図5】(a)、(b)は従来の光レセプタクルを示す側面断面図である。
【図6】本発明のファイバスタブを用いてなる光モジュールのI−L特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1:フェルール
2:光ファイバ
10:フェルール
11:本発明光レセプタクル
12:ファイバスタブ
121:ファイバスタブ
122:光透過部材
123:リング状部材
13:光ファイバ
131:シングルモード光ファイバ部
132:コアレス光ファイバ部
14:LDスリーブ
14a:光軸垂直方向スライド面
14b:光軸方向スライド面
15:LDホルダ
16:LD−CAN
16a:信号光模式図
17:弾性スリーブ
17a:弾性スリーブ内孔
18:保持金具
19:シェル
21:光レセプタクル
22:ファイバスタブ
23:光ファイバ
24:金属金具
25:剛性スリーブ
25a:剛性スリーブ内孔
31:光レセプタクル
32:スタブ
33:光ファイバ
34:保持金具
35:シェル
36:弾性スリーブ
36a:弾性スリーブ内孔
41:コアレス光ファイバ
42:ファイバスタブ
43:シングルモード光ファイバ
Claims (5)
- フェルールの貫通孔に光ファイバを保持してなるファイバスタブであって、上記貫通孔の一方端側に保持された光ファイバがコアレス光ファイバであることを特徴とするファイバスタブ。
- フェルールの貫通孔に光ファイバを保持してなるファイバスタブであって、その一方端側が光透過部材からなることを特徴とするファイバスタブ。
- フェルールの貫通孔に光ファイバを保持してなるファイバスタブであって、その一方端側に中空部を有することを特徴とするファイバスタブ。
- 請求項1乃至3の何れかに記載のファイバスタブの先端側をスリーブに挿入するとともに、後端側をホルダによって保持してなることを特徴とする光レセプタクル。
- 請求項4に記載の光レセプタクルの後端側に光素子を収容したケースを取り付けたことを特徴とする光モジュール。
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