JPH10297945A - 合わせガラス及びその製造方法 - Google Patents

合わせガラス及びその製造方法

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JPH10297945A
JPH10297945A JP9110958A JP11095897A JPH10297945A JP H10297945 A JPH10297945 A JP H10297945A JP 9110958 A JP9110958 A JP 9110958A JP 11095897 A JP11095897 A JP 11095897A JP H10297945 A JPH10297945 A JP H10297945A
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剛 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から使用されている合わせガラス用中間
膜層に大きな影響を与えることなく、断熱性能や紫外線
遮断性能や電波透過性能等の機能特性を付与した、特に
自動車用窓ガラス等に好適な合わせガラスを得る。 【解決手段】 少なくとも2枚の透明ガラス板状体の間
に、3層からなる合わせ中間膜を設けた合わせガラスに
おいて、該3層中の第2の中間膜に機能性超微粒子を分
散させたことを特徴とする合わせガラス及びその製造方

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着性、透明性、
耐久性に優れた性能を有する合わせガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築用ガラスにおけるクリアや着
色、断熱や紫外線遮断および電波透過等の機能付与はも
ちろん、車輌用ガラスにおいても車内に通入する太陽輻
射エネルギーを遮蔽し、車内の温度上昇、冷房負荷を低
減させる目的から熱線遮蔽ガラス、さらに人的物的両面
や環境に優しくするため紫外線遮蔽を付加したものが車
輌用に採用されている。また最近は特に該車輌用ガラス
において、グリーン色調で充分な可視光透過率を有しな
がら高熱線紫外線遮蔽性能を持ちかつ各種電波の高透過
性能が要求されるようになってきている。そのうち、微
粒子あるいは超微粒子を合せガラスの中間層に分散する
ものとしては次のような出願が知られている。
【0003】例えば特開平2-22152 号公報には、光吸収
剤と微粒子状無期物質を可塑化ポリビニルブチラール樹
脂に含有させた短波長光線遮断性合せガラス用中間膜が
記載されており、特開平4-160041号公報には、超微粒子
とガラス成分との混合層を透明板状部材間に形成してな
る自動車用合わせガラスが記載されており、さらに特開
平4-261842号公報には、エチレン・エチルアクリレート
共重合樹脂に二酸化ケイ素微粒子を含有した中間膜を有
する合わせガラス開示されている。さらに、当社出願の
合わせガラス2件(特願平07−007944号、07
−165489号)には、合わせ中間膜に機能性微粒子
を分散させた合わせガラスが開示されている。
【0004】しかし、前記の合わせガラスは機能性超微
粒子を合わせ中間膜に混入させ、直接ガラスと該中間膜
とを接着、積層処理し合わせたものであり、混入する粒
子の種類、混入量、粒子径等により、ガラスと合わせ中
間膜との接着強度が影響され、好ましいものではなかっ
た。例えば、微粒子が酸化物系の場合には、ガラスとの
接着強度が増加し、自動車用の場合には、合わせガラス
破壊時における衝撃吸収力が低減し安全上の問題点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のこの
ような課題に鑑みてなしたものであり、従来から使用さ
れている合せガラス用中間膜層に影響を与えることな
く、中間膜層に機能性超微粒子を適宜分散し含有せしめ
ることで、断熱性能や紫外線遮断性能や電波透過性能等
の機能特性を付与し、しかもクリア乃至着色の色調の制
御および透視性の確保や反射性とぎらつき感の防止等を
バランスよくもたらしめ、従来の合せガラスと変わらな
い品質を得るようにでき、特殊成分組成ガラスや特殊表
面加工ガラスを必要とせず、かつ現在使用中の合せガラ
ス製造ラインをそのままで合せガラス化処理作業で行う
ことができ、例えばガラスとガラス、ガラスとプラスチ
ック、バイレイヤガラス等を安価にかつ容易にしかもガ
ラスの大きさや形態に自由自在に対応し得て製造でき、
建築用窓材はもちろん自動車用窓材、飛行機用窓材、こ
とに風防用ガラスにも充分適用でき、最近のニーズに最
適なものとなる有用な機能性合せガラスを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
枚の透明ガラス板状体の間に、3層からなる合わせ中間
膜を設けた合せガラスにおいて、該3層中の第2層の中
間膜に粒径が0.2μm以下の機能性超微粒子を分散せし
めてなるものとしたことを特徴とする合せガラスを提供
する。
【0007】前記第1層及び第3層中間膜は、好ましく
は、ポリビニルブチラール樹脂膜である。
【0008】前記第2層中間膜は、好ましくは、ポリビ
ニルブチラール樹脂または塩化ビニル樹脂である。
【0009】前記機能性超微粒子の粒径は、より好まし
くは、0.15〜 0.001μm である。
【0010】前記機能性超微粒子の混合割合は、好まし
くは、10.0〜0.01wt%である。
【0011】前記機能性超微粒子は、Sn、Ti、Si、Zn、
Zr、Fe、Al、Cr、Co、In、Ni、Ag、Cu、Pt、Mn、Ta、W
、V 、Moの金属、酸化物、窒化物、硫化物あるいはSb
やF のドープ物の各単独物、もしくはこれらの中から少
なくとも2種以上を選択してなる複合物、またはさらに
当該各単独物もしくは複合物に有機樹脂物を含む混合物
または有機樹脂物を被覆した被膜物である。
【0012】前記合わせガラスは、自動車用窓ガラスと
して好適である。
【0013】また、本発明は、少なくとも2枚の透明ガ
ラス板状体の間に3層からなる中間膜層を設けた合せガ
ラスを製造する方法において、該3層中の第2層の中間
膜に機能性超微粒子を分散せしめ、少なくとも2枚のガ
ラス板を合わせガラス化処理をすることを特徴とする合
せガラスの製造方法を提供する。
【0014】また、本発明は、前記第2層の中間膜は、
粒径が 0.2μm 以下の機能性超微粒子を可塑剤中に80.0
wt%以下分散せしめて機能性超微粒子分散可塑剤とし、
次いで該機能性超微粒子分散可塑剤を樹脂に対し50wt%
以下分散添加し、適宜その他の添加剤を加え、混合混練
することで機能性微粒子を均一に分散した原料樹脂から
なる樹脂膜であることを特徴とする合せガラスの製造方
法を提供する。
【0015】さらに、本発明は、前記第2層の中間膜
が、ポリビニルブチラール樹脂を溶解する溶剤に前記粒
径が 0.2μm 以下0.001 μm以上の機能性超微粒子を均
一に分散した後、当該溶剤を適宜可塑剤ならびにその他
の添加剤とともにポリビニルブチラール系樹脂に均一溶
解させ混合混練して膜用原料樹脂からフイルム化し、50
〜110 ℃で乾燥して得たポリビニルブチラール系樹脂膜
であることを特徴とする合せガラスの製造方法を提供す
る。
【0016】さらにまた、本発明は、前記第2層の中間
膜は、ガラス転移点である55〜90℃の温度以上に加熱し
て軟化したポリビニルブチラール樹脂に少なくとも前記
粒径が 0.2μm 以下0.001 μm以上の機能性超微粒子を
直接添加し混合混練して均一分散した膜用原料樹脂から
得たポリビニルブチラール系樹脂膜であることを特徴と
する合せガラスの製造方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】ここで、前記したように、第2の
中間膜層の中に粒径が0.2 μm 以下の機能性超微粒子を
分散せしめてなるものとしたのは、可視光域の散乱反射
を抑制しながら、例えば日射透過率が65%以下等熱線遮
蔽性能等微粒子の機能特性を充分発揮しつつ、超低ヘー
ズ値、電波透過性能、透明性を確保するためと、超微粒
子を含有せしめても従来の合せガラス用中間膜として例
えば接着性、透明性、耐久性等の物性を維持し、通常の
合せガラス製造ラインで通常作業で合せガラス化処理が
できるようにするためである。好ましくは粒径が0.15μ
m 以下程度であり、より好ましくは約0.10〜0.001 μm
程度である。なお粒径分布の範囲については、例えば約
0.03〜0.01μm 程度と均一化されていることがよい。
【0018】また、第2の中間膜層への機能性超微粒子
の混合割合が10.0wt%以下であるとしたのは、可視光域
の散乱反射を抑制しながら、例えば日射透過率が65%以
下などの熱線遮蔽性能等超微粒子の機能特性を充分発揮
する量を確保し、さらに低ヘーズ値、電波透過性能、透
明性であるようにし、しかも超微粒子を含有せしめても
従来の合せガラス用中間膜として例えば接着性、透明
性、耐久性等の物性を維持し、通常の合せガラス製造ラ
インによる通常作業で合せガラス化処理ができるように
するためで、前記粒径とも深い関係にあり、10.0wt%を
超えるようになると次第に上記要件を特に自動車用窓材
はもちろん建築用窓材としても実現し難くなるためであ
る。ことに例えば建築用合せガラス向けとして可視光透
過率Tvが35%以上の場合は無機顔料系超微粒子の混合割
合が約10〜0.1 wt%程度必要であり、建築用としては約
9〜0.01wt%程度、より好ましくは8〜0.05wt%程度で
あり、自動車用としては好ましい混合割合としては約2.
0 〜0.01wt%程度、より好ましくは1.5 〜0.05wt%程
度、さらに好ましくは1.0 〜0.1wt %程度である。いず
れにしても合せガラスとしての性能保持とめざす機能性
能との兼ね合いでその混合割合(含有量)は決定される
ものである。
【0019】さらに、中間膜が、ポリビニルブチラール
系樹脂膜(PVB系)したのは、これらが合せガラス用中間
膜として汎用性のものであるから好ましく、合せガラス
としての品質をニーズに整合し得るような中間膜層とな
るものであれば特に限定するものではない。具体的には
可塑性PVB 〔積水化学工業社製、三菱モンサント社製
等〕、紫外線吸収剤、抗酸化剤、帯電防止剤、熱安定
剤、滑剤、充填剤、着色、接着調整剤等を適宜添加配合
できる。また、第2の中間膜として塩化ビニル樹脂を用
いた場合には、防音性能を改善することことができ、好
ましい。
【0020】また、中間膜としてエチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂を用いることもでき、その場合には、第2
の中間膜も同じ樹脂を用いることが好ましく、特に建築
用合わせガラスに適する。
【0021】なお、中間膜として、本超微粒子入り中間
膜と従来の中間膜とを、例えば両者を重ね合わせる。あ
るいは本超微粒子入り中間膜を従来の中間膜でサンドイ
ッチする等の構成とするものとしてもよい。
【0022】またさらに、機能性超微粒子が、Sn、Ti、
Si、Zn、Zr、Fe、Al、Cr、Co、Ce、In、Ni、Ag、Cu、P
t、Mn、Ta、W 、V 、Moの金属、酸化物、窒化物、硫化
物あるいはSbやF のドープ物の各単独物、もしくはこれ
らの中から少なくとも2種以上を選択してなる複合物、
またはさらに当該単独物もしくは複合物に有機樹脂を含
む混合物または有機樹脂物を被覆した被膜物であるもの
としたのは、各単独もしくは複合物、混合物、被膜物と
して断熱性能、紫外線遮蔽性能、着色性能、遮光性等を
適宜発現し、建築用や自動車用に求められる種々の機能
性および性能を合せガラスとして発現せしめるためであ
る。
【0023】また機能性超微粒子としては、例えばSn、
Ti、Si、Zn、Zr、Fe、Al、Cr、Co、Ce、In、Ni、Ag、C
u、Pt、Mn、Ta、W 、V 等のほかMoなどの各種金属。例
えばSnO2、TiO2、SiO2、ZrO2、ZnO 、Fe2O3 、Al2O3
、FeO 、Cr2O3 、Co2O3 、CeO2、In2O3 、NiO 、Mn
O 、CuO 等の各種酸化物。例えばTiN 、AlN 等の窒化
物、あるいは窒素酸化物。例えばZnS 等の硫化物。例え
ば9wt%Sb2O3-SnO2(ATO) 〔住友大阪セメント社製〕、F-
SnO2等のドープ物。さらに例えばSnO2-10wt%Sb2O3、In2
O3-5wt%SnO2(ITO) 〔三菱マテリアル社製〕等の複合物
である。なお、ATOやITO は自動車用としてその要件を
備え特に好ましいものである。
【0024】さらに例えばCo2O3-Al2O3(TM3410、0.01〜
0.02μm)、TiO2-NiO-Co2O3-ZnO(TM3320 、0.01〜0.02μ
m)、Fe2O3-ZnO-Cr2O3(TM3210、0.01〜0.02μm)〔それぞ
れ大日精化工業社製〕等の無機顔料微粒子が挙げられ、
また例えば具体的にはTiO2超微粒子としては IT-S-UD
〔0.02μm 、出光石油化学社製〕、UF01〔0.018 μm 、
タイオキサイド・ケミカルズ社製〕等、Fe2O3 微粒子
としてはナノタイト〔微粒子球形ヘマタイト、0.06μm
、昭和電工社製〕等が挙げられ、具体的に挙げていな
い微粒子でも適宜必要に応じて求められる機能特性を合
せガラスの品質を維持しつつ発揮することができるもの
であれば特に限定することなく使用できることは言うま
でもない。
【0025】またさらに、有機系紫外線吸収剤あるいは
有機系熱線吸収剤については、有機系紫外線吸収剤とし
ては例えば2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル) ベン
ゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'- ジ・tert-
ブチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキ
シ-3'-tert- ブチル-5'-メチルフェニル) -5- クロロベ
ンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-3',5'- ジ・tert
- ブチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-
(2'-ヒドロキシ-3',5'- ジ・tert- アミルフェニル) ベ
ンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系誘導体、ま
た例えば2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキ
シ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- オク
トキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- ドデシルオキ
シベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベ
ンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベ
ンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-5- スルホベ
ンゾフェノン等のベンゾフェノン系誘導体、また2-エチ
ルヘキシル-2- シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレート、
エチル-2- シアノ-3,3'-ジフェニルアクリレート等のシ
アノアクリレート系誘導体などが挙げられる。具体的に
は例えばTINUVIN327〔チバガイギー社製〕等である。
【0026】さらに有機系熱線吸収剤としては例えばNI
R-AM1 〔帝国化学産業社製〕、ことに近赤外線吸収剤と
してはSIR-114 、SIR-128 、SIR-130 、SIR-132 、SIR-
169、SIR-103 、PA-1001 、PA-1005 〔三井東圧化学社
製〕等が挙げられる。特に建築用や自動車用に求められ
る合せガラスの品質を維持しつつ発揮するものであれ
ば、限定することなく使用できることは言うまでもな
い。
【0027】またさらに、前記した構成でなる合せガラ
スは種々の建築用窓材等として使用できることはもちろ
ん、特に自動車用窓材として例えばフロントガラス、リ
アガラスことにシェードバンド付きリアガラス、サイド
ガラスあるいはサンルーフガラスあるいは他の種々のガ
ラス等に使用できるものである。
【0028】また、一般にガラスアンテナ付きガラスの
シート抵抗値としては、例えば20KΩ/口以上の抵抗値
であって、特にアンテナと接触する際には、10M Ω/口
以上の高抵抗値であることが好ましく、10M Ω/口未満
のシート抵抗値では、積層体にする以前のガラス板の電
波透過性に比し充分安定確実に1dB(絶対値として)以
内の変動差内に収めることができないものであり、より
充分安定確実に1dB以内の変動差内、例えば0.8 dB以内
の変動差内とするためには15M Ω/口以上、さらに電波
透過性能および光学特性ならびに物理的化学的特性を充
分満足する好ましい積層体のシート抵抗値としては20M
Ω/口以上10G Ω/口以下程度の範囲であり、より好ま
しいシート抵抗値としては22M Ω/口以上10G Ω/口以
下程度の範囲である。
【0029】該ガラス板状体とほぼ同等の電波透過性能
を有する前記積層体と特に光学特性上で巧みに相互に絡
ませ相乗効果をもたらしめるようにすることで、電波透
過性能および熱線遮蔽性能を高めたことはもちろん、格
段に優れた光学的機能を備える卓越した特に自動車用窓
ガラスとして最適なものとしたものである。
【0030】すなわち、自動車用窓ガラスとして、電波
透過性能を前記ガラス板状体に限り無く近づけほぼ同等
としかつ熱線遮蔽性能を日射透過率が65%以下と格段に
高め居住性をさらに向上したなかで、運転者や搭乗者等
が安全上等で必要である可視光透過率を65%以上とした
透視性、例えば可視光透過率が70%以上等を確保し法規
上もクリアできるようにでき、しかも運転者や搭乗者等
における透視性低下、誤認あるいは目の疲労等の防止に
必要である可視光反射率を従来の値よりさらに低減せし
めることができ、最適な電波透過型熱線紫外線遮蔽合せ
ガラスとなる。自動車用として好ましくは可視光透過率
が68〜70%以上、可視光反射率が14%以下、しかも日射
透過率が60%以下、刺激純度が15〜10%以下であり、建
築用として好ましくは可視光透過率が30%以上、可視光
反射率が20%以下、しかも日射透過率が65%以下、刺激
純度が20%以下である。
【0031】さらにまた、前記電波透過型熱線紫外線遮
蔽の合せガラスは、例えばガラス板状体の周辺部の黒枠
内で周縁端からある幅で全周部分または給電点部よりや
や大きめの部分を除いて、あるいは該給電点部と同様に
ししかもモール(枠体)を一体成型または後付けする部
分を除き、さらには該アンテナ導体部分の全部または一
部を除いて超微粒子を含む機能性中間膜を採用する等、
その構成は適宜自在になし得ることは言うまでもない。
【0032】さらにまた、中間膜が熱線遮蔽性能を有し
てかつシート抵抗値を半導体膜乃至絶縁膜と高い値であ
ることにより、AM電波、FM電波等の放送における受信障
害あるいはTV映像でのゴ−スト現象等の電波障害などを
より確実に発現しないようにすることができ、充分な電
波透過性能を有するガラスを得て、環境に優しいものと
することができるものである。また例えば、ガラスアン
テナ素子に前記高抵抗の熱線遮蔽性能を有する膜を直接
積層した場合においても、電波受信性能の低下には影響
を及ぼすことがないようにしたと言えるものとなるもの
である。
【0033】また、前記のようにガラス板状体としては
無機質ガラス、有機ガラスあるいはこれらの複合ガラ
ス、特に所謂フロート法で製造された無機質で透明なク
リア乃至着色ガラス、強化ガラスやそれに類するガラ
ス、プライマ−や各種機能性膜等被覆膜付きガラスであ
って、好ましくは例えばグリーン系ガラスやブロンズ系
ガラスであり、さらに例えばグレー系ガラスやブルー系
ガラス等にも採用可能である。また合せガラスのほか複
層ガラス、バイレヤ−ガラス等、さらに平板あるいは曲
げ板等各種板ガラス製品として使用できることは言うま
でもない。また板厚としては例えば約1.0mm 程度以上約
12mm程度以下であり、建築用としては約2.0mm 程度以上
約10mm程度以下が好ましく、自動車用としては約1.5mm
程度以上約3.0mm 程度以下が好ましく、より好ましくは
約2.0mm 程度以上約2.5mm 程度以下のガラスである。
【0034】さらに、ポリビニルブチラール樹脂膜また
はエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂膜が、粒径が0.2
μm 以下の機能性超微粒子を可塑剤中に80.0wt%以下分
散せしめて機能性超微粒子分散可塑剤とし、次いで該機
能性超微粒子分散可塑剤をポリビニルブチラール系また
はエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂溶液中に、ポリビ
ニルブチラール系またはエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂に対し機能性超微粒子分散可塑剤を50wt%以下少な
くとも分散添加し、適宜その他の添加剤を加え、混合混
練して膜用原料樹脂から得たこととしたのは、可塑剤溶
液中に前記機能性超微粒子を分散せしめる方が分散し易
く、粒径が0.2 μm 以下の機能性超微粒子の分散を充分
均一化することができ、透明性が得られるためであり、
その混合量が80.0wt%を超えると次第に分散が難しくな
って均一化が確実でなくなり易くなるためであり、好ま
しくは20.0wt%程度以下、より好ましくは10.0wt%程度
以下、さらに好ましくは5.0wt %以下0.5wt %以上程度
であって、少なすぎても前記効果がなくなる。
【0035】また、ポリビニルブチラールまたはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂に対し機能性超微粒子分散
可塑剤の分散添加が50wt%を超えると、ポリビニルブチ
ラールまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂中での
分散のみでなく、合せガラスの中間膜としての性能に支
障をきたすようになり易いからであり、好ましくは45wt
%程度以下、より好ましくは40wt%程度以下10wt%程度
以上である。また、混合混練には通常のミキサー、バン
バリーミキサーやブラベンダーミキサー、ニーダー等を
用いる。
【0036】さらにまた、可塑剤としては、例えばジオ
クチルフタレート(DOP) 、ジイソデシルフタレート(DID
P)、ジトリデシルフタレート(DTDP)、ブチルベンジルフ
タレート(BBP) などのフタル酸エステル、またトリクレ
シルホスフェート(TCP) 、トリオクチルホスフェート(T
OP) などのリン酸エステル、またトリブチルシトレー
ト、メチルアセチルリシノレート(MAR) などの脂肪酸エ
ステル、またトリエチレングリコール・ジ-2- エチルブ
チレート(3GH) 、テトラエチレングリコール・ジヘキサ
ノールなどのポリエーテルエステルなど、またさらにこ
れらの混合物が挙げられる。
【0037】さらに、前記PVB 系樹脂を溶解する溶剤と
しては、例えばエチルアルコ−ル、n-プロピルアルコ−
ル、イソプロピルアルコ−ル、n-ブチルアルコ−ル、メ
チレンクロライド等が挙げられる。さらにまた、前記EV
A 系樹脂を溶解する溶剤としては、例えばトルエン、キ
シレン、メチレンクロライド等が挙げられる。
【0038】さらに、前記中間膜用原料樹脂のフィルム
化としては、常法の型押出し法またはカレンダーロール
法等である。中間膜の膜厚としては約0.2〜1.2mm 程
度、好ましくは約0.3〜0.9mm 程度である。
【0039】さらに、前記合せガラス化処理としては、
オートクレーブ法、減圧下で常温から120 ℃まで昇温す
る中で80〜120 ℃の温度範囲で20〜30分間の加熱等であ
り、膜表面に均一な凹凸のしぼを設ける。なお、場合に
よって種々の簡易な合せガラス化処理を適宜適用できる
ことは言うまでもない。
【0040】
【作用】前述したとおり、本発明の合せガラスは、着
色、熱線や紫外線遮断膜、電波透過等各種の機能性能を
有する超微粒子を第2層の中間膜中に適宜分散含有せし
め、合せ処理することでなる合せガラスとその製造方法
としたことにより、従来から使用されている合せガラス
用中間膜層に影響を与えることなく、断熱性能や紫外線
遮断性能や電波透過性能等の機能特性を付与し、しかも
クリア乃至着色の色調の制御およびヘーズ値が極めて低
く優れた透視性の確保ならびに反射性とぎらつき感の防
止等をバランスよくもたらしめ、例えば自動車用安全ガ
ラスに係わるJIS R 3212の各試験等をクリアする等、従
来の合せガラスと変わらない品質を得ることができ、特
殊成分組成ガラスや特殊表面加工ガラスを必要とせず、
かつ現在使用中の合せガラス製造ラインをそのままで合
せガラス化処理と作業で行うことができ、安価にかつ容
易にしかもガラスの大きさや形態に自由自在に対応し得
て合せガラスを得ることができるものである。また塩化
ビニル系樹脂膜を接着積層した複合膜を用いた合せガラ
スは前述した特性に加え耐貫通性、防音性等にも優れる
ものとなり、フロントウィンドシールドガラスとして有
用な自動車用窓ガラスとなる等、透視性、耐候性ならび
に耐衝撃性等も優れ、車内の乗員の安全性ならびに居住
性等に寄与することができる自動車用窓ガラスを提供す
るものである。
【0041】ひいては、冷暖房効果を高め居住性を向上
せしめるような優れた日射透過率、環境や人に優しくな
る紫外線遮断等を有するとともに、比較的高いものから
低いものまで幅広い可視光線透過率を有するものとする
ことができ、AM電波、FM電波TV電波帯等の放送における
受信障害などの低減をすることができ、通常のフロ−ト
ガラス並の電波透過性能であることから、車輌用のテレ
ビ、ラジオ、携帯電話等のためのガラスアンテナの受信
性能を低下させることなく、あるいはゴ−スト現象等の
電波障害を低減することができ、本来のガラスアンテナ
性能を発揮させ、車輌内外での快適な環境を確保するこ
とができることとなり、電波透過性能を必要とする無色
から有色と各種色調、或いはガラスとガラス、ガラスと
合成樹脂板、バイレヤ−等の合せガラスとして使用可能
な電波透過型熱線紫外線遮蔽ガラス等となり、建築用窓
材としてはもちろん、特に自動車用窓材、例えばフロン
トウインドー、リヤウインドーあるいはサイドウインド
ーまたはサンルーフ、シェードバンド等に、ことに風防
用ガラスにも充分適用でき、また飛行機用窓材等幅広く
適用でき、最近のニーズに最適なものとなる有用な機能
性を有する合せガラス及びその製造方法を提供するもの
である。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。
【0043】実施例1 20wt%ATO(導電性アンチモン含有錫酸化物) 超微粒子
(粒径0.02μm 以下)分散含有DOP(ジオクチルフタレー
ト) 10gと通常の DOP 100gをPVC(ポリ塩化ビニル) 樹
脂 450gに添加し、他の紫外線吸収剤等とともに3本ロ
ールのミキサーにより約70℃で約15分間程度練り込み混
合した。得られた製膜用原料樹脂を型押出機にて190 ℃
前後で厚み約0.8mm 程度にフイルム化しロールに巻き取
った。これをフィルム(A)とする。
【0044】次にポリビニルブチラール樹脂から得られ
た2枚の膜(B)とフィルム(A)とを、積層構成がポリビニ
ルブチラール樹脂層(B)/ポリ塩化ビニル樹脂層(A)/ポリ
ビニルブチラール樹脂層(B)になるように重ね合わせ
て、3層の積層中間膜を得た。この中間膜をそれぞれ1
辺30cmの正方形の厚み2.3mmの2枚のフロートガラスで
両側からサンドイッチし、この未圧着サンドイッチ体を
ゴムバックに入れ、20torrの真空度で20分間脱気した
後、脱気状態のまま90℃のオーブンに移し、この温度を
30分間保持した。こうして真空プレスにより仮圧着した
サンドイッチ体を、ついでオートクレーブ中に圧力12Kg
/cm2、温度135℃で熱圧着処理し、透明な合わせガラス
を作製した。
【0045】次いで該積層体をゴム製の真空袋に入れ、
袋内を脱気減圧し、約80〜110 ℃程度で約20〜30分程度
保持した後一旦常温までにし、袋から取り出した積層体
をオートクレーブ装置に入れ、圧力約10〜14kg/cm2
、温度約110 〜140 ℃程度で約20〜40分間程度の加圧
加熱して合せガラス化処理をした。
【0046】得られた合せガラスについて下記の測定お
よび評価を行った。 〔光学特性〕:分光光度計(340 型自記、日立製作所
製)で波長340 〜1800nmの間の透過率を測定し、JIS Z
8722及びJIS R 3106又はJIS Z 8701によって可視光透過
率Tv(380〜780nm)、日射透過率Ts(340〜1800nm) 、刺激
純度(%)、色調等を求めた。 〔くもり度〕:ヘーズ値H をJIS K6714 に準拠して行い
求めた。建築用としては3%以下、自動車用としては1
%以下を合格とした。 〔電波透過性〕:KEC 法測定(電界シールド効果測定
器)によって、電波10〜1000MHzの範囲の反射損失値(d
B)を通常の板厚3mm のクリアガラス(FL3t)単板品と対
比。その差の絶対値(△dB)が2dB以内を合格とした。 〔接着性〕: −18±0.6 ℃の温度で16±4 時間放置し
調整後、ハンマー打でのガラスの剥離での中間膜露出程
度。少ないものを合格とした。 〔耐熱性〕: 100 ℃の煮沸水中にて2 時間程度煮沸し
た後、周辺10mmを除き、残りの部分での遮の発生、くも
り、ガラスのひび割れ等の異常がないものを合格とし
た。 〔耐湿性〕: 50±2 ℃、相対湿度95±4 %の調整内に
2週間静置した後、遮の発生、くもり、ガラスのひび割
れ等の異常がないものを合格とした。 〔電気的特性〕:三菱油化製表面高抵抗計(HIRESTA HT
-210)によって測定。10M Ω/口(シート抵抗値)以上
合格。
【0047】結果、可視光透過率Tvが約77.7%程度、日
射透過率Tsが約55.0%程度、刺激純度Peが0.7 %程度で
淡いグレー系のニュートラル色調、反射によるギラツキ
もなく、ヘーズ値Hが約0.3 %程度となり、充分優れた
熱線遮蔽性等の光学特性、格段に高い表面抵抗率で通常
単板ガラス並み、例えば80MHz(FMラジオ波帯) 、約520
〜1630KHz(AMラジオ波帯) 等特に通常単板ガラスと同等
の電波透過性を示し、かつ充分安定な優れた接着性と耐
熱性ならびに耐湿性を示しいずれも合格であり、通常の
合せガラスと変わらない合せガラスを得ることができ、
優れた居住性をもちかつ運転者や搭乗者あるいは環境に
優しく安全性が高くしかもAM帯をはじめ各種電波を快適
に受信ができ、建築用窓ガラスはもちろん自動車用窓ガ
ラス、ことにアンテナ導体と同時に備える自動車用窓ガ
ラスに対しても充分採用でき、期待に充分答えることが
できるものであった。
【0048】なお、他に耐候性(例、サンシヤインウエ
ザーメーターで約1000時間:可視光透過率がほぼ変化が
ないこと)等の種々の特性をも評価したところ、いずれ
も合格するものであった。
【0049】さらに、同様の構成の自動車用窓ガラスに
おいて、前記中間膜を10℃〜50℃の温度範囲に保持する
よう制御したところ、上述したと同様の結果を得、車室
内の静粛性に充分寄与するものであった。
【0050】なお、得られた試料を、音響放射パワーの
測定システムによって音響放射パワーを測定し、残響室
法によって音響透過損失を測定し、さらにJIS 3211、JI
S 3212ならびにJIS R3205 等の規定に準じて評価を行っ
たところ、所期の自動車用窓ガラスとしての性能を充分
備え優れたものであった。
【0051】実施例2 20wt%ATO(導電性アンチモン含有錫酸化物) 超微粒子
(粒径0.02μm 以下)分散含有3GH(トリエチレングリコ
−ル -ジ- 2- エチルブチレ−ト) 10gと通常の3GH 13
0 gをPVB(ポリビニルブチラール) 樹脂 485gに添加
し、さらに接着調整剤としてトスパ−ル120(東芝シリコ
−ン) を5g添加し、他の紫外線吸収剤等とともに3本
ロールのミキサーにより約70℃で約15分間程度練り込み
混合した。得られた製膜用原料樹脂を型押出機にて190
℃前後で厚み約0.8mm 程度にフイルム化しロールに巻き
取り、実施例1と同様にしてポリビニルブチラール樹脂
フィルムでサンドイッチして3層積層体を得た。
【0052】次に大きさ約300mmx300mm 、厚さ約2.0mm
のクリアガラス基板(FL2) を用いて実施例1と同様にし
て合わせた。次いで実施例1と同様にして合せガラス化
処理をした。
【0053】得られた合せガラスは、Tvが80.2%、Tsが
58.5%、Hが0.4 %等実施例1と同様に優れた光学特性
ならびに電波透過性、品質等の各物性をバランスよく示
す所期のものであった。
【0054】実施例3 20wt%ITO(導電性錫含有インジウム酸化物) 超微粒子
(粒径0.1 μm 以下)分散含有BBP(ブチルベンジルフタ
レート) 10gと通常の BBP70gをPVC樹脂 300gに添加
し、実施例1と同様にして合わせガラス化処理をした。
【0055】次に大きさ約300mmx300mm 、厚さ約2.0mm
のクリアガラス基板(FL2) を用いて実施例1と同様にし
て積層体とした。次いで実施例1と同様にして合せガラ
ス化処理をした。
【0056】得られた合せガラスは、Tvが71.3%、Tsが
46.1%、Hが0.4 %等実施例1と同様に優れた光学特性
ならびに電波透過性、品質等の各物性をバランスよく示
す所期のものであった。またパンメル値は7〜8程度で
あり、建築用合せガラスに適するものであった。
【0057】なお、パンメル値については、実施例1と
2においても実施例3のようにして適宜建築用あるいは
自動車用として調整して用いることができることは言う
までもない。
【0058】
【発明の効果】以上前述したように、本発明は機能性超
微粒子を中間膜層に分散含有する合せガラス及びその製
造方法としたことにより、従来から使用されている合せ
ガラス用中間膜層に大きな影響を与えることなく、断熱
性能や紫外線遮断性能や電波透過性能等の機能特性を付
与し、しかもクリア乃至着色の色調の制御およびヘーズ
値が極めて低く優れた透視性の確保ならびに反射性とぎ
らつき感の防止等をバランスよくもたらしめ、従来の合
せガラスと変わらない品質を得るようにでき、現在使用
中の合せガラス製造ラインをそのままで合せガラス化処
理と作業で行うことができ、安価にかつ容易にしかもガ
ラスの大きさや形態に自由自在に対応し得て実施でき、
ひいては冷暖房効果を高め居住性を向上せしめ、環境や
人に優しく、幅広い透視性を得ることができ、AM電波、
FM電波TV電波帯等を通常のフロ−トガラス並の電波透過
性能として車輌用のテレビ、ラジオ、携帯電話等のため
のガラスアンテナ性能を確保でき、本来のガラスアンテ
ナ性能を発揮させ、建屋や車輌内外での快適な環境を確
保することができることとなり、無色から有色と各種色
調の合せガラスとして使用可能な電波透過型熱線紫外線
遮蔽ガラス等となり、各種建築用窓材としてはもちろ
ん、特に各種自動車用窓材、ことに風防用ガラス、また
飛行機用窓材、その他産業用ガラス等幅広く適用でき、
最近のニーズに最適なものとなる有用な機能性を有する
合せガラス及びその製造方法を提供することができる。
また前述したように、本発明の自動車用窓ガラスによれ
ば、損失係数を最大値付近で確保し、ガラス全体を高制
振的性能とすることができ、音響・振動ならびに遮音等
の各特性に優れ、車室内のこもり音を含む車内騒音を低
減して静粛性を得、しかも透視性、耐候性ならびに耐衝
撃性あるいは耐貫通性に優れるものとなる等、より高安
全性ならびに高居住性を有する自動車用窓ガラスを提供
するものである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚の透明ガラス板状体の間
    に、3層からなる合わせ中間膜を設けた合わせガラスに
    おいて、該3層中の第2層の中間膜に粒径が0.2μm以
    下の機能性超微粒子を分散せしめてなることを特徴とす
    る合わせガラス。
  2. 【請求項2】前記第1層及び第3層中間膜が、ポリビニ
    ルブチラール樹脂であることを特徴とする請求項1記載
    の合わせガラス。
  3. 【請求項3】前記第2層中間膜が、ポリビニルブチラー
    ル樹脂または塩化ビニル樹脂であることを特徴とする請
    求項1または2記載の合わせガラス。
  4. 【請求項4】前記機能性超微粒子の粒径が、0.15〜 0.0
    01μm であることを特徴とする請求項1記載の合わせガ
    ラス。
  5. 【請求項5】前記機能性超微粒子の混合割合が、10.0〜
    0.01wt%であることを特徴とする請求項1または4記載
    の合わせガラス。
  6. 【請求項6】前記機能性超微粒子が、Sn、Ti、Si、Zn、
    Zr、Fe、Al、Cr、Co、In、Ni、Ag、Cu、Pt、Mn、Ta、W
    、V 、Moの金属、酸化物、窒化物、硫化物あるいはSb
    やF のドープ物の各単独物、もしくはこれらの中から少
    なくとも2種以上を選択してなる複合物であることを特
    徴とする請求項1記載の合わせガラス。
  7. 【請求項7】前記合わせガラスが、自動車用窓ガラスで
    あることを特徴とする請求項1記載の合わせガラス。
  8. 【請求項8】少なくとも2枚の透明ガラス板状体の間に
    3層からなる中間膜層を設けた合せガラスを製造する方
    法において、該3層中の第2層の中間膜に0.2μm以下
    の機能性超微粒子を分散せしめ、少なくとも2枚のガラ
    ス板を合わせガラス化処理をすることを特徴とする合わ
    せガラスの製造方法。
  9. 【請求項9】前記第2層の中間膜膜は、粒径が 0.2μm
    以下の機能性超微粒子を可塑剤中に80.0wt%以下分散せ
    しめて機能性微粒子分散可塑剤とし、次いで該機能性超
    微粒子分散可塑剤を樹脂に対し50wt%以下分散添加し、
    混合混練することで機能性超微粒子を均一に分散した原
    料樹脂からなる樹脂膜であることを特徴とする請求項8
    記載の合わせガラスの製造方法。
  10. 【請求項10】前記第2層の中間膜が、ポリビニルブチ
    ラール樹脂を溶解する溶剤に粒径が 0.2μm 以下0.001
    μm以上の機能性超微粒子を均一に分散した後、該溶剤
    を適宜可塑剤ならびにその他の添加剤とともにポリビニ
    ルブチラール樹脂に均一に溶解させ混合混練したのち、
    該中間膜用原料樹脂からフイルム化し、50〜110 ℃で乾
    燥して得たポリビニルブチラール樹脂膜であることを特
    徴とする請求項8または9記載の合わせガラスの製造方
    法。
  11. 【請求項11】前記第2層の中間膜は、ガラス転移点で
    ある55〜90℃の温度以上に加熱して軟化したポリビニル
    ブチラール樹脂に少なくとも前記粒径が 0.2μm 以下0.
    001 μm以上の機能性超微粒子を直接添加し混合混練し
    て均一分散した中間膜用原料樹脂からなるポリビニルブ
    チラール樹脂膜であることを特徴とする請求項8記載の
    合わせガラスの製造方法。
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