JPH10296778A - リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置 - Google Patents

リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置

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JPH10296778A
JPH10296778A JP10555197A JP10555197A JPH10296778A JP H10296778 A JPH10296778 A JP H10296778A JP 10555197 A JP10555197 A JP 10555197A JP 10555197 A JP10555197 A JP 10555197A JP H10296778 A JPH10296778 A JP H10296778A
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resin
release film
pot
molding
mold
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Fumio Miyajima
文夫 宮島
Shuji Mori
修司 森
Kunihiro Aoki
邦弘 青木
Tetsuya Nishizawa
哲也 西沢
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Apic Yamada Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポットを含めてパーティング面の略全面をリ
リースフィルムで被覆する樹脂モールド方法でラッピン
グ樹脂を使用した樹脂モールドを可能とする。 【解決手段】 モールド金型30a、30bのパーティ
ング面をリリースフィルム10によりポット12、カル
およびキャビティ凹部14を含めて一連に被覆し、ポッ
トにモールド用の樹脂を供給し、被成形品16をクラン
プし、キャビティ内に樹脂を充填して樹脂モールドする
樹脂モールド方法において、前記リリースフィルム10
により前記パーティング面を被覆した後、前記ポット1
2にモールド用の樹脂を供給する操作に先行して、前記
リリースフィルム10によりポット12を塞ぐ部位に切
れ目を設け、該切れ目からラッピングフィルムで樹脂を
密封したスティック状のラッピング樹脂60をポット1
2に供給して樹脂モールドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂封止型半導体装
置の製造に使用されるリリースフィルムを用いる樹脂モ
ールド方法及び樹脂モールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リリースフィルムを用いる樹脂モールド
方法とは、モールド金型のパーティング面を金型および
樹脂と容易に剥離するリリースフィルムで被覆し、金型
面にモールド用の樹脂が直接接触しないようにして樹脂
モールドする方法である。本出願人は先にリリースフィ
ルムを用いる樹脂モールド方法としてポット、カルおよ
びキャビティ凹部を含むパーティング面の略全体を1枚
のリリースフィルムで被覆して樹脂モールドする方法に
ついて提案している(特開平8-142109号公報、特開平8-
318544号公報) 。
【0003】図5はモールド金型のパーティング面をリ
リースフィルム10で被覆して樹脂モールドする方法を
示す。図で中心線Aの左半部はポット12、キャビティ
凹部14をリリースフィルム10で被覆し、被成形品1
6をクランプしてポット12に樹脂タブレット18を供
給した状態、中心線Aの右半部はポット12内で溶融し
た樹脂20をプランジャ22でキャビティ24内に圧送
している状態を示す。
【0004】この樹脂モールド方法によれば、モールド
金型のパーティング面がリリースフィルム10によって
被覆されているから、ポット12から押し出された樹脂
はランナー、ゲート等の樹脂路部分およびキャビティの
内面にじかに接触することなく樹脂成形でき、モールド
金型との離型を問題とせずに樹脂モールドすることがで
きる。これにより、流動性の良い樹脂、被成形品16と
の接着性の良い樹脂を使用して樹脂モールドすることが
可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにモールド
金型のパーティング面をリリースフィルム10で被覆し
て樹脂モールドする場合には、ポット12部分でリリー
スフィルム10をエア吸引して樹脂タブレット18を収
容するための凹部を形成したり、樹脂タブレットを収容
する凹部を設けたリリースフィルムを使用したりしてい
る。これにより、リリースフィルムを用いる樹脂モール
ド装置で通常の樹脂タブレットを使用した樹脂モールド
を可能にしている。
【0006】リリースフィルムを用いる樹脂モールド方
法によれば押し出し機で押し出した直後の樹脂を密封し
た樹脂が使用でき、高品質の樹脂成形を可能にする。ま
た、上述したように金型面に樹脂を付着させずに樹脂モ
ールドできるから、使用する樹脂の種類にとくに制限が
なく、個々の製品で最も適した樹脂を使用して樹脂モー
ルドすることが可能である。この点、従来の樹脂モール
ド装置で使用している樹脂タブレットは押し出し機で押
し出した後の樹脂を粉砕して再圧縮することにより所定
形状としたものであるため、樹脂中の空気および水分の
含有量が多く、樹脂成形した際にボイドが発生する原因
になったり、樹脂タブレットを搬送する際に樹脂粉が散
らばるといった問題があった。
【0007】本発明はリリースフィルムを用いる樹脂モ
ールド方法によって高品質の樹脂モールドを可能にする
方法に関するものであり、樹脂タブレットに代えてラッ
ピングフィルムでモールド用の樹脂を密封したラッピン
グ樹脂を使用して樹脂モールドすることを可能にし、そ
れによってさらに高品質の樹脂モールドを可能にするリ
リースフィルムを用いる樹脂モールド方法及び樹脂モー
ルド装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、モールド金型の
パーティング面をリリースフィルムによりポット、カル
およびキャビティ凹部を含めて一連に被覆し、ポットに
モールド用の樹脂を供給し、被成形品をクランプし、キ
ャビティ内に樹脂を充填して樹脂モールドする樹脂モー
ルド方法において、前記リリースフィルムにより前記パ
ーティング面を被覆した後、前記ポットにモールド用の
樹脂を供給する操作に先行して、前記リリースフィルム
によりポットを塞ぐ部位に切れ目を設け、該切れ目から
ラッピングフィルムで樹脂を密封したスティック状のラ
ッピング樹脂をポットに供給して樹脂モールドすること
を特徴とする。また、リリースフィルムをエア吸引し
て、前記モールド金型のパーティング面を一連のリリー
スフィルムで被覆する吸着穴および該吸着穴に連絡する
エア機構と、キャビティ凹部を塞ぐ前記リリースフィル
ムをキャビティ凹部の内底面側からエア吸引して前記キ
ャビティ凹部の内面に沿ってリリースフィルムを吸着支
持するエア流路および該エア流路に連絡するエア機構
と、前記パーティング面にリリースフィルムが被覆され
た状態で、下型に被成形品を搬入してセットする搬送装
置と、前記ポットにモールド用の樹脂を供給する供給機
構とを有するリリースフィルムを用いる樹脂モールド装
置において、前記供給機構により、前記ポットにラッピ
ングフィルムで樹脂を密封したスティック状のラッピン
グ樹脂を供給する操作に先行して、前記リリースフィル
ムで前記ポットを塞ぐ部位に切れ目を設ける手段を設け
たことを特徴とする。また、前記搬送装置が、前記モー
ルド金型での被成形品のセット位置と同一の配置で被成
形品を支持するチャック機構と、該チャック機構を下型
のパーティング面に対して接離させる昇降機構と、該昇
降機構により前記チャック機構を下型に向けて下降させ
下型に被成形品をセットする際に該昇降機構の昇降動作
により前記ポットを塞ぐ前記リリースフィルムに切れ目
を設けるカッタとを設けたものであることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。図1は本発明に係る樹脂モールド装置
の一実施形態についてその主要部分の構成を示す説明図
である。本実施形態の樹脂モールド装置は上型30aと
下型30bのパーティング面の各々について1枚のリリ
ースフィルム10で被覆して樹脂モールドする。上型3
0aと下型30bのパーティング面にはリリースフィル
ム10を被着するための吸着穴32を開口させ、吸着穴
32を金型ベース31a、31bに設けたエア流路34
に連絡する。
【0010】エア流路34は金型外のエア機構に連絡さ
れ、吸着穴32を介してリリースフィルム10がエア吸
着可能となる。図2に下型30bの平面図を示す。図の
ように吸着穴32は各々のキャビティ凹部14の開口縁
を囲むように配置される。36はキャビティ凹部14の
内底面を構成するキャビティピースである。キャビティ
ピース36は上型30aおよび下型30bでキャビティ
凹部14を形成する位置に設けた貫通穴38の内部に、
貫通穴38の内壁面との間にエアを流通させる隙間38
aを設けて配置する。
【0011】図1に示すようにキャビティピース36を
装着した貫通穴38はベース31a、31bに内設した
エア流路40に連通する。エア流路40も金型外のエア
機構に連通し、キャビティ凹部14の内底面側からリリ
ースフィルム10がエア吸引可能となる。モールド金型
のパーティング面にリリースフィルム10をセットする
には、まず、上型30aおよび下型30bのパーティン
グ面にリリースフィルム10を各々送入した後、吸着穴
32からエア吸引することによってパーティング面に平
らにリリースフィルム10を吸着支持する。
【0012】この状態でリリースフィルム10はポット
12の開口部、キャビティ凹部14の開口部を塞ぐよう
にしてセットされるから、次にエア流路40からエア吸
引し、キャビティ凹部14の内底面の隙間38aからエ
アでキャビティ凹部14内にリリースフィルム10を引
き込むことによって、キャビティ凹部14の内面形状に
ならってリリースフィルム10がエア吸着される。
【0013】図1は吸着穴32およびキャビティ凹部1
4の内底面からエア吸引することにより、樹脂成形部お
よびランナ、ゲート等の樹脂路42の内壁面にならって
リリースフィルム10が吸着支持された状態である。4
4は金型に被成形品16をセットする際に搬送装置のチ
ャッキングアームの逃げとなる凹部である。なお、リリ
ースフィルム10にはこのようなエア吸引によって容易
に金型面に吸着支持される柔軟な素材で、金型温度に耐
えられる耐熱性を有する素材を使用するようにする。こ
のようなフィルム材としては、たとえばFEPシートフ
ィルム、PETシートフィルム、フッ素樹脂含浸ガラス
クロス、ポリ塩化ビニリデン、ETFE等がある。
【0014】上記のようにしてモールド金型の上型30
aと下型30bのパーティング面をリリースフィルム1
0で被覆した後、被成形品16を下型30bにセット
し、モールド用の樹脂をポット12にセットする操作に
移る。被成形品16を下型30bの所定位置にセットす
る方法は従来の樹脂モールド装置での被成形品16のセ
ット方法と同様であり、被成形品16の供給側で下型3
0bでの被成形品16のセット位置と同一の配置で被成
形品16をチャックし、そのまま金型内に搬送装置を進
入させ、チャックを解除して下型30bの所定位置に被
成形品16をのせた後、搬送装置を金型外に引き出すよ
うにする。
【0015】図3に搬送装置50の構成と、搬送装置5
0によって下型30bに被成形品16をセットする様子
を示す。図では説明のため、下型30bのみを示す。搬
送装置50は被成形品16を幅方向の両側縁でチャック
するための一対のチャックアーム52a、52bと、チ
ャックアーム52a、52bを開閉駆動する駆動部54
と、チャックアーム52a、52bの端部に設けた係止
爪56との間で被成形品16を厚さ方向に挟圧して支持
する支持ブロック58と、これらチャック機構を支持す
るプレート59とを有する。プレート59はエアシリン
ダ等の駆動機構により型開閉方向に昇降可能である。
【0016】チャックアーム52a、52bはL字形に
形成されたアームのコーナー部で軸支され、アームの基
端部に駆動部54の作用部が当接して開閉操作される。
被成形品16をチャックする際は、チャックアーム52
a、52bを開いた状態でプレート59を下降させ、支
持ブロック58の端面が被成形品16の側縁に当接した
ところでプレート59の下降を停止させ、チャークアー
ム52a、52bを回動させて閉じることによって被成
形品16が支持される。
【0017】図3に示すように被成形品16をチャック
して下型30bの所定位置まで搬送した所で、チャック
アーム52a、52bを開くことにより、下型30bに
そのまま被成形品16が残され被成形品16がセットさ
れる。セット時に凹部44にチャックアーム52a、5
2bの先端が入り込み、下型30bに確実に被成形品1
6がセットされる。46は被成形品16を位置決めして
セットするためのガイドピンである。
【0018】本実施形態の樹脂モールド装置は、前述し
たようにモールド金型のパーティング面を1枚のリリー
スフィルム10で被覆するから被成形品16を下型30
bにセットする状態でポット12の開口部はリリースフ
ィルム10で被覆されている。本実施形態では樹脂成形
品の品質を高めるため図4に示すようなスティック状に
樹脂を固めてラッピングフィルムで密封したラッピング
樹脂60を使用する。ラッピング樹脂60をこのように
スティック状に形成しているのはポット12にセットし
た際にポット12から効率的に熱伝導されるようにし、
これによって樹脂を溶融しやすくしてサククルタイムを
アップさせるためである。
【0019】しかしながら、このようにスティック状に
形成した樹脂をポット12に供給する場合、ポット12
の内側からリリースフィルム10を吸引して収納凹部を
形成する方法も考えられるが上記のようなスティック状
の樹脂を収容するためポット12は深さ方向に対して幅
狭に形成されている。したがって、単にリリースフィル
ム10を吸引するといった方法ではラッピング樹脂60
を収容する容積を確保することができない。
【0020】そこで、本実施形態ではポット12を塞い
でいるリリースフィルム10にラッピング樹脂60をポ
ット12に投入できるようにするための切れ目10aを
設け、切れ目10aを利用してラッピング樹脂60をポ
ット12に投入するようにした。実施形態では被成形品
16を下型30bに搬入する搬送装置にカッタ70を取
り付け、下型30bにセットされているリリースフィル
ム10に切れ目10aを入れるようにした。
【0021】図3に示すようにカッタ70は刃先をポッ
ト12に向けて下向きにプレート59に取り付け、被成
形品16を下型30bにセットする動作でプレート59
が下降した際にカッタ70の刃先がリリースフィルム1
0を横切ってリリースフィルム10に切れ目10aが入
るようにした。搬送装置50にこのようにカッタ70を
設けることで、被成形品16の搬入と同時にリリースフ
ィルム10に切れ目10aが入れられて操作が効率的に
なる。
【0022】被成形品16の搬入とリリースフィルム1
0に切れ目10aを入れた後、ラッピング樹脂60をポ
ット12に投入する。図1はポット12にラッピング樹
脂60を供給した状態を示す。ポット12部分ではリリ
ースフィルム10に切れ目10aが入れられているか
ら、リリースフィルム10が横に押し広げられてラッピ
ング樹脂60が挿入されている。
【0023】なお、ここで使用しているラッピング樹脂
60は図4に示すように、ラッピングフィルムを用いて
端面形状でT形をなすように密封されている。60aは
T形の上面のフィルム、60bは逆Ω字形で樹脂62を
収容するフィルムである。上面のフィルム60aとΩフ
ィルム60bは側縁部分で剥離可能に熱シールされる。
この熱シール部分はポット12から溶融された樹脂をプ
ランジャ22で圧送する際に、樹脂圧によって押し広げ
られて剥離され、ランナおよびゲートからキャビティ2
4に樹脂が充填される部分である。
【0024】本実施形態の樹脂モールド装置は、パーテ
ィング面を被覆するリリースフィルム10として幅広の
1枚のフィルムを使用しているから、たとえばポットを
挟んで配置した各々のキャビティ列に1枚ずつリリース
フィルムを配置して樹脂モールドした際にポットから圧
送された樹脂によってリリースフィルムの側縁がめくれ
たりするといったことがなくなり、きわめて安定した樹
脂成形が可能となる。
【0025】また、ポット12を塞ぐリリースフィルム
10に切れ目10aを入れるようにすることで、スティ
ック状のラッピング樹脂60であっても簡単にかつ確実
にポット12に供給することができる。これによって、
ラッピング樹脂を使うことによる利点、すなわち押し出
し成形による樹脂を使用することから樹脂そのもののエ
アの混入量が少ないこと、ラッピングフィルムで樹脂を
密封したことにより流通時にエアが混入されにくいこと
からボイドの発生を防止して高品質の樹脂成形が可能で
あるといった効果を享有することができる。また、ポッ
ト12の内側からリリースフィルム10をエアで吸引す
るといった構成を採用する必要がなくなり、実施形態の
ように被成形品16の搬送装置にカッタ70を設けると
いう簡単な構成によることが可能になった。
【0026】なお、ポット12の位置に合わせてリリー
スフィルム10に切れ目10aを設ける方法は上記実施
形態の方法に限定されるものではなく、たとえば搬送装
置が金型内に進入する移動動作を利用して、ポット12
の一端側から他端側にカッタで切れ目を入れるといった
ことも可能である。また、搬送装置とは別個の機構によ
って切れ目を入れるように構成することも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るリリースフィルムを用いる
樹脂モールド方法によれば、上述したように、ポットを
塞ぐリリースフィルムに切れ目を入れてラッピング樹脂
をポットに供給できるようにしたことで、1枚もののリ
リースフィルムを用いてラッピング樹脂を使用した樹脂
モールドが容易に可能となり、これによってきわめて高
品質の樹脂モールドを可能にすることができる。また、
搬送装置にリリースフィルムに切れ目を入れる手段を設
けることによって、簡単な構成でラッピング樹脂を供給
可能とする樹脂モールド装置として提供することができ
る等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂モールド装置の一実施形態の主要部分を示
す断面図である。
【図2】下型でのキャビティ凹部、ポット、リリースフ
ィルムの平面配置を示す説明図である。
【図3】下型および下型に被成形品をセットする搬送装
置の構成を示す断面図である。
【図4】ラッピング樹脂の斜視図である。
【図5】樹脂モールド装置の従来例の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 リリースフィルム 10a 切れ目 12 ポット 14 キャビティ凹部 16 被成形品 20 樹脂 22 プランジャ 24 キャビティ 30a 上型 30b 下型 32 吸着穴 36 キャビティピース 40 エア流路 42 樹脂路 50 搬送装置 52a、52b チャックアーム 54 駆動部 56 支持ブロック 58 支持ブロック 59 プレート 60 ラッピング樹脂 70 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:20 B29L 31:34 (72)発明者 西沢 哲也 長野県埴科郡戸倉町大字上徳間90番地 ア ピックヤマダ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド金型のパーティング面をリリー
    スフィルムによりポット、カルおよびキャビティ凹部を
    含めて一連に被覆し、ポットにモールド用の樹脂を供給
    し、被成形品をクランプし、キャビティ内に樹脂を充填
    して樹脂モールドする樹脂モールド方法において、 前記リリースフィルムにより前記パーティング面を被覆
    した後、前記ポットにモールド用の樹脂を供給する操作
    に先行して、前記リリースフィルムによりポットを塞ぐ
    部位に切れ目を設け、 該切れ目からラッピングフィルムで樹脂を密封したステ
    ィック状のラッピング樹脂をポットに供給して樹脂モー
    ルドすることを特徴とするリリースフィルムを用いる樹
    脂モールド方法。
  2. 【請求項2】 リリースフィルムをエア吸引して、前記
    モールド金型のパーティング面を一連のリリースフィル
    ムで被覆する吸着穴および該吸着穴に連絡するエア機構
    と、 キャビティ凹部を塞ぐ前記リリースフィルムをキャビテ
    ィ凹部の内底面側からエア吸引して前記キャビティ凹部
    の内面に沿ってリリースフィルムを吸着支持するエア流
    路および該エア流路に連絡するエア機構と、 前記パーティング面にリリースフィルムが被覆された状
    態で、下型に被成形品を搬入してセットする搬送装置
    と、 前記ポットにモールド用の樹脂を供給する供給機構とを
    有するリリースフィルムを用いる樹脂モールド装置にお
    いて、 前記供給機構により、前記ポットにラッピングフィルム
    で樹脂を密封したスティック状のラッピング樹脂を供給
    する操作に先行して、前記リリースフィルムで前記ポッ
    トを塞ぐ部位に切れ目を設ける手段を設けたことを特徴
    とするリリースフィルムを用いる樹脂モールド装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送装置が、前記モールド金型での
    被成形品のセット位置と同一の配置で被成形品を支持す
    るチャック機構と、該チャック機構を下型のパーティン
    グ面に対して接離させる昇降機構と、該昇降機構により
    前記チャック機構を下型に向けて下降させ下型に被成形
    品をセットする際に該昇降機構の昇降動作により前記ポ
    ットを塞ぐ前記リリースフィルムに切れ目を設けるカッ
    タとを設けたものであることを特徴とする請求項2記載
    のリリースフィルムを用いる樹脂モールド装置。
JP10555197A 1997-04-23 1997-04-23 リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置 Pending JPH10296778A (ja)

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JP10555197A Pending JPH10296778A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009272398A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Towa Corp 半導体チップの樹脂封止成形方法及び金型
CN110239016A (zh) * 2018-03-09 2019-09-17 东和株式会社 树脂成形装置及树脂成形品的制造方法
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