JP2003291147A - 成型金型および樹脂封止装置 - Google Patents
成型金型および樹脂封止装置Info
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Abstract
に別個に成形金型を用意する必要がなく、成形金型を共
通に使用可能として成形金型の製作コストを下げるとと
もに、製品に応じた的確な樹脂封止を可能とする。 【解決手段】 被成形品を一括して樹脂封止する樹脂封
止装置に用いる成形金型であって、前記一括して樹脂封
止する領域に対応して金型に設けられるキャビティ凹部
30が、キャビティ凹部の底部となる内端面20aが平
坦面に形成されたキャビティブロック20と、該キャビ
ティブロック20を支持するキャビティインサート22
とによって形成され、前記キャビティブロック20が、
前記キャビティインサート22に型開閉方向に貫通して
設けられた収納孔26内に収納され、キャビティブロッ
ク20の底面と前記キャビティインサート22を支持す
る金型ベースとの間に、前記キャビティ凹部30の深さ
寸法を規定する調整ライナーが28a、28b交換可能
に取り付けられている。
Description
封止装置に関し、より詳細には被成形品を樹脂封止する
キャビティ部の構造を可変にした成型金型およびこれを
用いた樹脂封止装置に関する。
として、多数個の半導体素子を回路基板等に整列して搭
載した被成形品を成形金型により一括して樹脂封止し、
封止樹脂と回路基板とをダイサーによって切断して個片
の半導体装置を製造する方法がある。図8は、この製造
方法を示す説明図であり、回路基板10に半導体素子1
2を縦横方向に整列して搭載した被成形品を樹脂封止し
た状態を示している。14が封止樹脂であり、回路基板
10の略全幅にわたって樹脂封止している。線Aは、樹
脂封止した被成形品をダイサーによって個片に切断する
切断位置を示す。このように、成形品を縦横方向に切断
することにより、図8(b)に示すような、個片の半導体
装置16を得ることができる。
止する成形金型には、樹脂封止する領域について内底面
(天井面)を平坦面に形成したキャビティ凹部を設けた
ものが使用される。回路基板10に搭載される半導体素
子12にはいろいろな品種があるし、その大きさ、配置
間隔、搭載数もまちまちである。したがって、成型金型
には回路基板等に搭載される製品によって、それに合わ
せた金型が使用される。なお、本明細書で一括して樹脂
封止するという意味は、個片の半導体装置となる領域ご
とに個別に樹脂封止するのではなく、複数個の半導体素
子あるいは複数の半導体装置に分割してダイシングされ
る一定領域にわたって樹脂封止することである。また、
被成形品としては回路基板、リードフレーム、半導体ウ
エハ等の種々の製品が対象となる。
成形品を個片に切断する際の大きさの例を示す。このよ
うに、被成形品を一括して樹脂封止した後、成形品を個
片に切断する場合は、製品によって切断位置が異なる
が、同時に半導体素子を封止している封止樹脂14の厚
さも異なってくる。一般的には小型の半導体素子を封止
した小さな半導体装置の場合は封止樹脂14の厚さが薄
く、大型の半導体素子を封止した大きな半導体装置の場
合には封止樹脂14の厚さが厚くなる。このため、被成
形品を樹脂封止する成形金型では、製品に応じてキャビ
ティ凹部の深さ寸法を適宜設計した金型が使用されてい
る。
ように被成形品を一括して樹脂封止し、ダイサーによっ
て個片に切断して半導体装置とする場合は、封止樹脂1
4の平面領域の寸法については異種の半導体素子12を
搭載する場合でも共通化することが可能である。一方、
成形金型のキャビティ凹部の深さ寸法については一般に
製品によって異なるから、異種製品を樹脂封止する場合
に成形金型を汎用的に使用することができず、従来は製
品ごとに別個に用意した成形金型を使用して樹脂封止し
ている。
硬度の金属材を放電加工あるいは研削加工等して製作す
るから、製作に手間がかかり、金型の製作コストがかか
るという課題があった。そこで、本発明はこれらの課題
を解決すべくなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、被成形品を一括して樹脂封止する樹脂封止装置に
おいて、搭載する半導体素子の品種等によってキャビテ
ィ凹部の深さ寸法が異なる場合でも、成形金型を交換し
たりすることなく、共通に使用することができる成形金
型およびこれを用いた樹脂封止装置を提供するにある。
成するため次の構成を備える。すなわち、被成形品を一
括して樹脂封止する樹脂封止装置に用いる成形金型であ
って、前記一括して樹脂封止する領域に対応して金型に
設けられるキャビティ凹部が、キャビティ凹部の底部と
なる内端面が平坦面に形成されたキャビティブロック
と、該キャビティブロックを支持するキャビティインサ
ートとによって形成され、前記キャビティブロックが、
前記キャビティインサートに型開閉方向に貫通して設け
られた収納孔内に収納され、キャビティブロックの底面
と前記キャビティインサートを支持する金型ベースとの
間に、前記キャビティ凹部の深さ寸法を規定する調整ラ
イナーが交換可能に取り付けられていることを特徴とす
る。
脂封止装置に用いる成形金型であって、前記一括して樹
脂封止する領域に対応して金型に設けられるキャビティ
凹部が、キャビティ凹部の底部となる内端面が平坦面に
形成されたキャビティブロックと、該キャビティブロッ
クを支持するキャビティインサートとによって形成さ
れ、前記キャビティブロックが、前記キャビティインサ
ートに型開閉方向に貫通して設けられた収納孔内に収納
されるとともに、キャビティブロックのテーパ面に形成
された底面と前記キャビティインサートを支持する金型
ベースとの間に、キャビティブロックの底面に摺接する
当接面がテーパ面に形成され、駆動機構により型開閉方
向と直交する方向に進退して前記キャビティ凹部の深さ
寸法を規定する調整ライナーが設けられていることを特
徴とする。
するプレス機構と、金型に被成形品を供給するインロー
ダと、樹脂封止後の成型品を金型外へ取り出すアンロー
ダと、樹脂封止用の樹脂を供給する供給機構とを備える
樹脂封止装置において、前記成型金型を装着したことを
特徴とする。また、前記樹脂封止装置が、被成形品を樹
脂封止するキャビティの内面を被覆するリリースフィル
ムを供給するリリースフィルムの搬送機構を備えること
により、金型と封止樹脂との付着を防止して、さらに好
適な樹脂封止が可能となる。
について図面とともに詳細に説明する。図1および図2
は、本発明に係る成形金型の一実施形態の構成を示す断
面図および平面図である。なお、図1、2では、樹脂封
止装置の金型ベースに取り付ける成形金型の主要部の構
成を示す。図1で、20はキャビティ凹部の内底面(天
井面)を形成するキャビティブロック、22はキャビテ
ィブロック20を支持するキャビティインサートであ
る。本実施形態の成形金型は、図2に示すように、短冊
状に形成された被成形品24を樹脂封止するもので、被
成形品24の長手方向に3個の樹脂封止領域が形成され
ている。
々の樹脂封止領域に合わせて平面形状が正方形のブロッ
ク状に形成された部材であり、それぞれキャビティイン
サート22に設けた収納孔26、26、26に収納され
ている。収納孔26は、図1に示すように、キャビティ
インサート22を型開閉方向に貫通して設けられ、キャ
ビティブロック20は収納孔26の内壁面に摺接して型
開閉方向に挿入されている。28a、28bはキャビテ
ィブロック20の底面に当接して収納孔26に収納した
調整ライナーである。この調整ライナー28a、28b
はキャビティブロック20の底面と金型ベースとの間に
装着され、収納孔26内でのキャビティブロック20の
位置を規定する。本実施形態では調整ライナー28a、
28bはともに、キャビティインサート22の収納孔2
6の内壁面に摺接する平板状に形成している。調整ライ
ナーは必ずしも図のような平板状に形成する必要はない
が、平板状に形成してキャビティブロック20と金型ベ
ースとの間に介在させることで、金型ベースからの熱伝
導を良好にし、封止用の樹脂の硬化を促進させることが
できる。
平坦面に形成され、キャビティインサート22の内側面
22aとキャビティブロック20の内端面20aとによ
ってキャビティ凹部30が形成される。22bはキャビ
ティインサート22のキャビティ底部側に設けた段差部
である。32はキャビティに樹脂を充填するためのゲー
トである。
底面と金型ベースとの間に異なる厚さの調整ライナー2
8a、28bを設けた状態を示す。図1(a)に示す調整
ライナー28aは図2に示す調整ライナー28bよりも
厚く形成されているから、図1(a)、(b)に示す成形金型
でキャビティ凹部30の深さ寸法H1を比較すると、図
1(a)の成形金型のキャビティ凹部30の深さ寸法H1
の方が浅くなる。このように、本実施形態の成形金型の
場合には、キャビティブロック20の底面と金型ベース
との間に異なる厚さの調整ライナーを装着することによ
り、キャビティ凹部30の深さ寸法を適宜調整すること
が可能となる。
の厚さが異なる製品を樹脂封止する際には、キャビティ
凹部の深さ寸法が異なる成形金型を別個に用意する必要
があった。これに対して、本実施形態の成形金型によれ
ば、適宜厚さの調整ライナーを装着するだけで、キャビ
ティ凹部の深さ寸法を所要の寸法に調節することがで
き、異種製品を樹脂封止する際に成形金型ごと交換する
といった必要がない。このように、調整ライナーのみを
交換してキャビティ凹部の深さ寸法を変更する方法は、
キャビティ凹部の深さ寸法が異なるごとに別個に成形金
型を用意する方法にくらべて、成形金型の製作費用を節
約できるという利点がある。
ック20、キャビティインサート22および調整ライナ
ー28a、28bによってキャビティ凹部30を形成す
る場合、キャビティ凹部30の深さ寸法は調整ライナー
28a、28bの他にキャビティブロック20の厚さ寸
法H2にも依存する。したがって、キャビティブロック
20を交換してキャビティ凹部30の深さ寸法を変える
ことは原理的には可能である。しかしながら、成形金型
を樹脂モールド装置に固定する作業や、樹脂モールド装
置の制御等を考慮すると調整ライナーを交換する方が容
易である。また、封止樹脂の厚さを変更する場合も、変
更量は数mm程度であるから、調整ライナーを交換する
だけで十分である。調整ライナーには封止用の樹脂材が
直接接触したりすることはないから、材質的にも高価な
材料を使用する必要がなく、製品に応じて他種類の調整
ライナーを用意する場合も製造コスト的にはきわめて有
利である。
態を示す。本実施形態の成型金型は、キャビティブロッ
ク20の底面20bをテーパ面に形成し、キャビティブ
ロック20の底面20bが当接する調整ライナー28c
の当接面28dをテーパ面に形成するとともに、調整ラ
イナー28cを型開閉方向とは直交する方向に移動可能
としたものである。調整ライナー28cは駆動モータ2
9によって回動駆動されるボールねじ29aと係合して
設けられ、駆動モータ29によってボールねじ29aを
軸線のまわりに回動することにより、調整ライナー28
cが型開閉方向と直交する方向に進退動し、キャビティ
ブロック20の型開閉方向の移動位置を変えることがで
きる。
位置まで挿入した状態でキャビティ凹部30の深さ寸法
がもっとも浅くなる状態、図3(b)は、調整ランナー2
8cをやや引き出した状態で、キャビティ凹部30の深
さ寸法がやや深くなった状態を示す。本実施形態の成型
金型の場合は、駆動モータ29を制御するだけでキャビ
ティ凹部30の深さが調整することができるから、異種
製品を樹脂封止するといった際に、キャビティ凹部30
の深さ調整が簡単にできるという利点がある。試作品を
樹脂封止するような場合には、キャビティ凹部30の深
さを適宜変えながら試験することが行われる。このよう
な場合に本実施形態の成型金型は有効である。また、駆
動モータ29としてサーボモータを使用することでキャ
ビティ凹部30の深さ寸法を高精度に設定することが可
能である。図4に示す実施形態では調整ランナー28c
を移動させる駆動源として駆動モータ29を使用した
が、モータ以外の駆動機構を使用することももちろん可
能である。
イナー28をキャビティインサート22に組み込んで形
成した成形金型を設置した樹脂封止装置の実施形態を示
す。図では樹脂封止装置のプレス機構に取り付ける金型
機構を示している。本実施形態の樹脂封止装置はリリー
スフィルム60を用いて被成形品を樹脂封止する装置で
あり、樹脂封止装置には、金型を型締め型開きするプレ
ス機構、金型に被成形品を供給するインローダ、成形品
を金型から取り出すアンローダ、樹脂封止操作に応じて
プレス機構の一方側から他方側へリリースフィルムを順
次搬送するリリースフィルムの搬送機構が付設されてい
る。
プラテンである。固定プラテン34には下型ベース36
が固定され、下型ベース36に下型37が固定されてい
る。また、可動プラテン35には上型ベース38が固設
され、上型ベース38に上型40が固定されている。上
型40は上述したキャビティブロック20、キャビティ
インサート22、調整ライナー28からなるもので、パ
ーティング面側にキャビティ凹部30が形成されてい
る。
成形品50をセットし、被成形品50の上に液状樹脂5
2を供給し、リリースフィルム60を介して上型40と
下型37で被成形品50をクランプして樹脂封止する。
リリースフィルム60は上型40のキャビティ凹部30
の内面と上型40のパーティング面を被覆し、樹脂封止
時に液状樹脂52がキャビティ凹部30に付着しないよ
うにするとともに、キャビティ凹部30の周縁部で被成
形品50を確実にクランプしてキャビティ外に液状樹脂
52が漏出しないようにする作用を有する。被成形品5
0を確実にクランプする作用はリリースフィルム60の
柔軟性(圧縮性)によるものである。
熱温度に耐える耐熱性、柔軟性および樹脂から容易に剥
離できる性質を備えているものが好適である。また、樹
脂成形時にキャビティ凹部30の内面をリリースフィル
ム60によって被覆するため、キャビティインサート2
2の内側面に摺接するキャビティブロック20の側面に
エア吸引用として凹溝状のエア流路42を設け、エア流
路42をエア吸引およびエア吐出用のエア機構に連通さ
せるようにするとよい。エア流路42からリリースフィ
ルム60をエア吸引することにより、キャビティ凹部3
0の内底面(天井面)がリリースフィルム60によって
被覆される。また、別のエア流路として、キャビティイ
ンサート22のパーティング面で開口するエア流路44
を設け、上型40のパーティング面でリリースフィルム
60をエア吸引するようにするとよい。
金型内に送入した状態で、まず、キャビティインサート
22のパーティング面上で開口するエア流路44からエ
ア吸引してリリースフィルム60をパーティング面に吸
着した後、キャビティ凹部30の底面側のエア流路42
からエア吸引することによってリリースフィルム60を
キャビティ凹部30の内面形状にならって吸着すること
ができる。リリースフィルム60を上型40のキャビテ
ィ凹部30の内面に吸着して被成形品50を上型40と
下型37とでクランプすることにより、キャビティ凹部
30に液状樹脂52が充填されて樹脂封止される。
型内から成形品を取り出す。リリースフィルム60と金
型との剥離性は良好であるから、エア流路42、44か
らエアを吹き出しながら型開きすることによって下型3
7に成形品が支持された状態で型開きする。樹脂とリリ
ースフィルム60との剥離性が良好であるから、硬化し
た樹脂からリリースフィルム60を剥離することによっ
て、一括樹脂封止された成形品を得ることができる。リ
リースフィルム60を利用した樹脂封止装置の場合は、
リリースフィルム60によってキャビティ凹部30の内
面が被覆されるから、キャビティブロック20とキャビ
ティインサート22との摺接面の隙間に封止用の樹脂が
侵入しないこと、キャビティ凹部30の内面に樹脂が付
着せず、金型のクリーニング等が不要であるといった利
点がある。
品50の上に液状樹脂52を供給し、型締めして樹脂封
止しているが、一般的なマルチプランジャタイプの樹脂
封止装置のように、ポットに樹脂材を供給し、プランジ
ャによりポットからキャビティに樹脂を圧送し、キャビ
ティに樹脂を充填して樹脂封止する装置についても同様
に適用することができる。また、上記実施形態ではリリ
ースフィルム60を使用して樹脂封止しているが、リリ
ースフィルム60を使用せずに樹脂封止する場合にも適
用できる。また、被成形品50を一括して樹脂封止する
場合は、通常は被成形品の片面を樹脂封止するが、被成
形品の両面を樹脂封止する場合に上型と下型の双方に上
述した成形金型の構成を採用することもできる。
た成形品70を示す。図5は短冊状に形成された被成形
品50を樹脂封止した例、図6は半導体ウエハを被成形
品50として樹脂封止した例である。図5に示す被成形
品50の場合は、異種の半導体素子を搭載した場合でも
一括して樹脂封止する領域(B部分)が共通であれば、
前述したように調整ライナー28を交換してセットする
ことで同一のキャビティブロック20およびキャビティ
インサート22を使用して樹脂封止することができる。
また、図6に示す半導体ウエハを被成形品50とする場
合は、被成形品50の寸法は完全に規格化されているか
ら、樹脂封止する領域(B部分)は共通であり、樹脂封
止に際しては樹脂封止部の厚さのみを調整すればよく、
調整ライナー28の交換のみによってキャビティ凹部の
深さが設定できる本発明に係る成形金型が好適に使用で
きる。半導体ウエハの電極端子形成面に接続端子等を形
成した被成形品を一括樹脂封止し、個片にダイシングす
ることによりチップサイズの半導体装置が得られる。
た成形品70を個片に分割する方法を示す。線Aの位置
が成形品70を個片に切断する位置であり、ダイシング
刃80により線Aに沿って成形品70を切断することに
より個片の半導体装置が得られる。以上説明したよう
に、成形品を一括して樹脂封止し、個片にダイシングし
て半導体装置を得る方法によれば、半導体装置を効率的
に量産することができるとともに、本発明に係る成型金
型によれば、製品ごとに別個に成型金型を用意する必要
がなく、多種製品に汎用的に使用することが可能にな
る。また、樹脂封止製品を試作するような場合には、本
発明の成型金型および樹脂封止装置によれば、キャビテ
ィ凹部の深さ寸法を適宜調節して樹脂封止でき、試作用
として好適に利用することができる。
置によれば、上述したように、調整ライナーを交換して
セットする方法、あるいはキャビティブロックのテーパ
面と調整ライナーのテーパ面とを利用する方法によって
キャビティ凹部の深さ寸法を変えることができることか
ら、異種製品を樹脂封止する際であっても成形金型を汎
用的に使用することが可能となり、これによって成形金
型の製作費用を節約することが可能になる。また、キャ
ビティ凹部の深さ寸法を的確に調整することができるこ
とから、製品に応じた樹脂封止が可能となり、一括して
樹脂封止する製品の製造に有効に利用することができ
る。
す断面図である。
る。
ある。
を示す説明図である。
面図である。
平面図である。
る。
装置を得る方法を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被成形品を一括して樹脂封止する樹脂封
止装置に用いる成形金型であって、 前記一括して樹脂封止する領域に対応して金型に設けら
れるキャビティ凹部が、キャビティ凹部の底部となる内
端面が平坦面に形成されたキャビティブロックと、該キ
ャビティブロックを支持するキャビティインサートとに
よって形成され、 前記キャビティブロックが、前記キャビティインサート
に型開閉方向に貫通して設けられた収納孔内に収納さ
れ、 キャビティブロックの底面と前記キャビティインサート
を支持する金型ベースとの間に、前記キャビティ凹部の
深さ寸法を規定する調整ライナーが交換可能に取り付け
られていることを特徴とする成形金型。 - 【請求項2】 被成形品を一括して樹脂封止する樹脂封
止装置に用いる成形金型であって、 前記一括して樹脂封止する領域に対応して金型に設けら
れるキャビティ凹部が、キャビティ凹部の底部となる内
端面が平坦面に形成されたキャビティブロックと、該キ
ャビティブロックを支持するキャビティインサートとに
よって形成され、 前記キャビティブロックが、前記キャビティインサート
に型開閉方向に貫通して設けられた収納孔内に収納され
るとともに、 キャビティブロックのテーパ面に形成された底面と前記
キャビティインサートを支持する金型ベースとの間に、
キャビティブロックの底面に摺接する当接面がテーパ面
に形成され、駆動機構により型開閉方向と直交する方向
に進退して前記キャビティ凹部の深さ寸法を規定する調
整ライナーが設けられていることを特徴とする成形金
型。 - 【請求項3】 金型を型締め、型開きして樹脂封止する
プレス機構と、金型に被成形品を供給するインローダ
と、樹脂封止後の成型品を金型外へ取り出すアンローダ
と、樹脂封止用の樹脂を供給する供給機構とを備える樹
脂封止装置において、 前記金型として、請求項1または2記載の成型金型を装
着したことを特徴とする樹脂封止装置。 - 【請求項4】 被成形品を樹脂封止するキャビティの内
面を被覆するリリースフィルムを供給するリリースフィ
ルムの搬送機構を備えることを特徴とする請求項3記載
の樹脂封止装置。
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---|---|---|---|
JP2002101080A JP2003291147A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 成型金型および樹脂封止装置 |
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JP2002101080A JP2003291147A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 成型金型および樹脂封止装置 |
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