JPH10293538A - 記録用タックシート - Google Patents

記録用タックシート

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JPH10293538A
JPH10293538A JP10190397A JP10190397A JPH10293538A JP H10293538 A JPH10293538 A JP H10293538A JP 10190397 A JP10190397 A JP 10190397A JP 10190397 A JP10190397 A JP 10190397A JP H10293538 A JPH10293538 A JP H10293538A
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sheet
recording
sensitive adhesive
weight
acrylic
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Kyoichi Sato
恭一 佐藤
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用タックシートの断裁、または、打ち抜
き時に、断裁性、または、打ち抜き性が良好である記録
用タックシートを提供する。 【解決手段】 感熱、熱転写、インクジェット、静電転
写(PPC)等の記録用シート/アクリル系粘着剤層/
剥離シートからなる粘着シートにおいて、該アクリル系
粘着剤層の主剤が、2−エチルヘキシルアクリレート単
位65〜90重量%、エチルアクリレート単位3〜30
重量%、およびアクリル酸等の官能基含有モノマー単位
0.1〜10重量%とを含むアクリル共重合体で、その
重量平均分子量(MW)が50万〜80万であり、更
に、前記主剤に対して、イソシアネート系化合物および
/またはエポキシ系化合物0.1〜5重量%により架橋
されたアクリル系粘着剤を用いる記録用タックシート。
また、前記イソシアネート系化合物が多官能性芳香族イ
ソシアネートである記録用タックシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱、熱転写、イ
ンクジェット、静電転写(PPC)等の様々な記録用シ
ートと、それに剥離可能に貼り合わされた剥離シートと
を有する記録用タックシートに関するものである。さら
に詳しく述べるならば、本発明は記録用タックシートの
断裁、または、打ち抜き時に、断裁性、または、打ち抜
き性が良好である記録用タックシートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、感熱、熱転写、インクジェット、
静電転写(PPC)等の方式により記録するカラーハー
ドコピーの開発が急速に進んでいる。記録用シートは、
印刷機、プリンターの種類によりロール状であったりす
るが、多くの場合、記録用シートは枚葉片として使用さ
れる。また、記録用シート/粘着剤層/剥離シートから
なる記録用タックシートは、記録用シートにハーフカッ
トを施した枚葉片が、頻繁に使われている。
【0003】記録用タックシートは、打ち抜き機を使用
して断裁、または、ハーフカットを施すが、長時間の打
ち抜きの場合では、粘着剤が打ち抜き刃に付着して打ち
抜き能力を著しく劣化させるため、定期的な打ち抜き刃
の清掃が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、記録用タッ
クシートに関し、記録用タックシートの断裁、または、
打ち抜き時に、断裁性、または、打ち抜き性が良好であ
る記録用タックシートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の記録用タックシ
ートは、感熱、熱転写、インクジェット、静電転写(P
PC)等の記録用シート/アクリル系粘着剤層/剥離シ
ートからなる粘着シートにおいて、アクリル系粘着剤層
の主剤が、2−エチルヘキシルアクリレート単位65〜
90重量%、エチルアクリレート単位3〜30重量%、
およびアクリル酸等の官能基含有モノマー単位0.1〜
10重量%とを含むアクリル共重合体で、その重量平均
分子量が50万〜80万であり、更に、また、アクリル
系粘着剤層の主剤に対して、イソシアネート系化合物お
よび/またはエポキシ系化合物0.1〜5重量%により
架橋されたアクリル系粘着剤を用いることを特徴とする
記録用タックシートである。また、本発明は、前記のイ
ソシアネート系化合物が多官能性芳香族イソシアネート
である記録用タックシートである。
【0006】本発明の記録用タックシートにおいて、ア
クリル系粘着剤層の厚さが5〜30μmであることが望
ましい。更に、記録用シートおよび剥離シートの厚さ
が、10〜300μmであり、かつ、王研式平滑度計
(JAPAN TAPPI No.5法)で測定した、
記録用シートの記録面、および、剥離用シートの剥離面
の平滑度が100〜∞秒であることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の記録用タックシートは、
記録シートの非記録面に粘着剤層が形成されている。一
方、剥離紙基体の上に剥離剤層が形成され、これらによ
り剥離シートが構成されている。記録シートの粘着剤層
と、剥離シートとは剥離可能に貼着されている。
【0008】本発明の記録用タックシートの粘着剤は、
アクリル系粘着剤層の主剤が、2−エチルヘキシルアク
リレート単位65〜90重量%、エチルアクリレート単
位3〜30重量%、およびアクリル酸等の官能基含有モ
ノマー単位0.1〜10重量%とを含むアクリル共重合
体で、その重量平均分子量(MW)が50万〜80万で
あるアクリル系粘着剤が使用できる。特に、糊のはみ出
しを抑制する(ハーフカット適性)ためには、粘着剤層
を硬くする必要があり、一般にはメチルメタクリレー
ト、メチルアクリレートが共重合されるが、これらより
エチルアクリレートは親油性が高く、粘着性を失うこと
なく粘着剤層を硬くできるため、エチルアクリレート単
位を3〜30重量%配合し、2−エチルヘキシルアクリ
レート単位65〜90重量%ほか上記の配合で重合させ
ることが必要である。
【0009】本発明で使用されるアクリル系粘着剤は、
溶剤、エマルジョン、ホットメルト等の公知のアクリル
系粘着剤が使用できるが、粘着剤塗布面や記録シート表
面の美観を考慮すると、溶剤タイプのアクリル系粘着剤
が好ましい。また、必要に応じて、メチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、酢酸ビニル等が適宜配合さ
れ、共重合される。
【0010】本発明に使用できる官能基含有モノマー
は、アクリル酸以外にメタクリル酸、イタコン酸、ヒド
ロキシエチルメタクリレート、無水マレイン酸等が挙げ
られる。また、官能基含有モノマーが0.1重量%未満
では、架橋剤による架橋反応が起こり難く、記録用タッ
クシートを打ち抜き機で断裁、または、ハーフカットを
施す場合、粘着剤が打ち抜き刃に付着して打ち抜き能力
を著しく劣化させ、10重量%を越えると、粘着剤皮膜
が硬くなり、粘着力が低下し、粘着物性を著しく悪くす
る。
【0011】本発明のアクリル系粘着剤の重量平均分子
量(MW)が50万未満になると、記録用タックシート
を打ち抜き機で断裁、または、ハーフカットを施す場
合、粘着剤が打ち抜き刃に付着して打ち抜き能力を著し
く劣化させる。また、それが80万を越えると、粘着剤
の塗布が困難となり、例え粘着剤が塗布できたとして
も、粘着剤塗布面の美観を悪化させ、記録用シートにボ
コツキ等が発生する。
【0012】更に、本発明の粘着剤は、アクリル系粘着
剤の主剤に対して、イソシアネート系化合物および/ま
たはエポキシ系化合物0.1〜5重量%により架橋され
たアクリル系粘着剤が使用できる。本発明のイソシアネ
ート系化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、キシリデンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネート、トルイレンジイソ
シアネート、およびこれらの誘導体が用いられるが、好
ましくは、キシリデンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート、トルイレンジイソシ
アネート、および、これらの誘導体のような多官能性芳
香族イソシアネートが使用できる。本発明のエポキシ系
化合物としては、ブチルグリシジルエーテル、エチレン
グリコールグリシジルエーテル、およびこれらの誘導体
が用いられる。
【0013】本発明に用いられるイソシアネート系化合
物やエポキシ系化合物等の架橋剤量が、主剤に対して
0.1重量%未満であると、断裁時の打ち抜き性が悪く
なり、主剤に対して5重量%を越えると、粘着剤がゲル
化してしまい、記録シート裏面への塗布が困難となると
ともに、経済性の面から不利になるため、必要性に乏し
い。なお、多官能性芳香族イソシアネートとの架橋によ
り得られる粘着剤層皮膜は耐熱性にすぐれ、タックシー
トを記録する時の熱により、粘着剤層が軟化してタック
シートのエッジ部からのはみ出しが原因となるプリンタ
ー内走行トラブルを抑制できる。
【0014】本発明の記録用タックシートの粘着剤の塗
布厚は、5〜30μmであることが好ましく、より好ま
しくは、10〜25μmである。塗布厚が5μm未満で
あると、粘着剤層の形成が困難となり、塗布厚が30μ
mを越えると、断裁時の打ち抜き性が悪くなるととも
に、経済性の面から不利になるため、必要性に乏しい。
また、本発明の記録用タックシートの粘着剤には、必要
に応じて、架橋剤や充填剤が添加でき、粘着剤の硬さや
クッション性を加減することができる。これらの粘着剤
は、ロールコーター、グラビアコーター、バーコータ
ー、ダイコーター、ナイフコーター等の公知の方法で塗
布することができる。
【0015】本発明に用いられる記録用タックシートの
記録用シートは、厚さが10〜300μm、平滑度が1
00〜∞秒であることが望ましく、より好ましくは、平
滑度が200〜∞秒である。厚さが10μm未満になる
とシート強度が弱く粘着加工が困難となり、また、30
0μmを越えることは経済性の面から必要性に乏しい。
平滑度が100秒未満であると、目的とする記録画像を
プリントしたときの印画性が悪くなり使用不可である。
【0016】本発明に用いられる記録用タックシートの
記録用シート支持体としては、例えば針葉樹や広葉樹の
化学パルプや機械パルプなどの木材パルプ、古紙パル
プ、麻や綿などの非木材パルプ、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等を原料とした合成パルプ等からなる紙類、こ
れら紙類に塗工層を設けたコート紙、アート紙等の紙基
材、ポリエチレン等の樹脂を紙基材にラミネートしたラ
ミネート紙、ポリエチレンテレフタレート、発泡ポリエ
チレンテレフタレート、ナイロン、ポリオレフィン(例
えばポリプロピレン)等のフイルムや合成紙等を例示す
ることができる。
【0017】これらの中でも、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等を原料とした合成パルプ、ポリエチレンテレフ
タレート、発泡ポリエチレンテレフタレート、ポリオレ
フィン等のフィルムや合成紙が好適に使用される。
【0018】更には、前記のパルプに、アクリル繊維、
レーヨン繊維、フェノール繊維、ポリアミド繊維、ポリ
エステル繊維等の有機繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ア
ルミナ繊維等の無機繊維等、各種の繊維を混抄すること
ができる。しかしながら、抄紙性を実用上可能なレベル
に維持するという観点からすると、前記のパルプを50
重量%以上配合した方がよく、これによりすぐれた支持
体シートの地合い、および強度を得ることができる。
【0019】これらのシート状基材上に、公知である感
熱発色層、昇華転写、溶融転写等の熱転写層、インク吸
収・定着層、トナー定着層等のコート層を設けたシート
状支持体が本発明の記録用タックシートの記録用シート
として使用できる。
【0020】本発明に用いられる剥離シートは、厚さが
10〜300μm、平滑度が100〜∞秒であることが
望ましく、より好ましくは、平滑度が200〜∞秒であ
る。厚さが10μm未満になるとシート強度が弱く粘着
加工が困難となり、また、300μmを越えることは経
済性の面から必要性に乏しい。平滑度が100秒未満で
あると、平滑度の悪さが記録用シートに影響を及ぼし、
目的とする記録画像をプリントしたときの印画性が悪く
なる。
【0021】更に、本発明に用いられる剥離シートは、
剥離シート基体と剥離剤層とを有するものである。剥離
シート基体としては、グラシン紙または顔料コート紙に
ポリエチレン等をラミネートしたポリラミ紙、ポリプロ
ピレンを主成分とした合成紙、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、発泡ポリエチレンテレフタレートフィル
ム等が用いられる。
【0022】剥離剤の剥離シート基体への塗工方法は、
グラビアコーターやバーコーター等によって行うことが
でき、この場合の塗工量は、固形分で0.1〜1.5g
/m 2であることが好ましく、より好ましくは、0.1
〜1.2g/m2である。この塗工量が0.1g/m2
満では、剥離性能のバラツキが大きく、また、それが
1.5g/m2をこえると、経済性の面から不利になる
ため、必要性に乏しい。本発明における剥離剤は、シリ
コーン化合物、長鎖アルキル系化合物、フッ素化合物等
が挙げられるが、剥離特性や経済性の面からシリコーン
系化合物が好ましい。
【0023】また、本発明の記録用タックシートには、
ハーフカット処理を施すことができる。ハーフカット処
理とは、記録シートもしくは剥離シートのいずれか一方
のみに切り込みを入れ、他方には切り込みを入れない処
理のことである。
【0024】同様に本発明の記録用タックシートには、
プリンター内を記録用タックシートが走行するとき、静
電気による走行トラブルの発生を防ぐため、記録用タッ
クシートの表面および/または裏面に、少なくとも一層
以上の帯電防止剤層を塗布・形成することができる。
【0025】以上説明した如く、感熱、熱転写、インク
ジェット、静電転写(PPC)等の記録用シート/アク
リル系粘着剤層/剥離シートからなる粘着シートにおい
て、アクリル系粘着剤層の主剤が、2−エチルヘキシル
アクリレート単位65〜90重量%、エチルアクリレー
ト単位3〜30重量%、およびアクリル酸等の官能基含
有モノマー単位0.1〜10重量%とを含むアクリル共
重合体で、その重量平均分子量(MW)が50万〜80
万であり、更に、前記主剤に対して、イソシアネート系
化合物および/またはエポキシ系化合物0.1〜5重量
%により架橋されたアクリル系粘着剤を用いることによ
り、記録用タックシートの断裁、または、打ち抜き時
に、断裁性、または、打ち抜き性が良好であった。
【0026】
【実施例】下記実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例において、「%」および「部」は、特に断
らない限り、すべて「重量%」および「重量部」を示
す。
【0027】実施例1 粘着剤の合成 2−エチルヘキシルアクリレート80部、エチルアクリ
レート10部、ブチルメタクリレート5部、アクリル酸
5部を酢酸エチル中で溶液重合した濃度40%の粘着剤
主剤を得た。この主剤の重量平均分子量を、GPC(型
式名:HLC−8020、東ソー(株)製)で測定した
ところ、55万であった。
【0028】粘着剤層の形成 シート状支持体に、ポリオレフィンが主成分で多孔質構
造を有し、熱転写可能な厚さ115μm、平滑度500
秒のフィルム(商品名:ユポVES−115、王子油化
合成紙(株)製)の熱転写面と反対面上に、上記粘着剤
主剤に対し架橋剤として多官能性芳香族イソシアネート
(商品名:コロネートL、日本ポリウレタン工業(株)
製)を2部添加したものを、厚さ18μmになるよう
に、リバースロールコーターで塗布、乾燥して、粘着剤
層を得た。
【0029】剥離シート層の接着 ポリオレフィンを主成分とし、多孔質構造を有し、厚さ
110μm、平滑度250秒のフィルム(商品名:ユポ
FPG110、王子油化製)を剥離シート基体として用
い、その一方の面に、シリコーン系剥離剤(商品名:K
S−772、信越化学工業製)を、固形分で0.5g/
2となるようにグラビアコーティング法で塗工、乾燥
して剥離剤層を形成し、剥離シートを作製した。この剥
離シートの剥離剤層と、シート状支持体の粘着剤層とを
重ね合わせて接着し、記録用タックシートを作製した。
【0030】断裁テスト 凸版輪転ラベル印刷機(型式名:SKP−205A、三
起機械製)を使用して、A4サイズに1000枚を、断
裁(打ち抜き)した時、990〜1000枚目の記録用
タックシートの断裁状況、打ち抜き刃への粘着剤の付着
状況、および、記録用タックシートの外観(表面のボコ
ツキ)をそれぞれ下記の3段階で評価した。その結果を
表1に示す。 断裁 ○:断裁良好 △:断裁不良(実用上問題なし) ×:断裁不良(実用上問題あり) 打ち抜き刃 ○:打ち抜き刃糊付着なし △:打ち抜き刃糊付着あり(実用上問題なし) ×:打ち抜き刃糊付着あり(実用上問題あり) 外観 ○:外観良好 △:外観不良(実用上問題なし) ×:外観不良(実用上問題あり)
【0031】実施例2 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、粘着剤主剤の重量平均分子量(MW)は、7
5万であった。断裁テスト結果を表1に示す。
【0032】実施例3 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、架橋剤は多官能性脂肪族イソシアネート(商
品名:デュラネートD−201、旭化成工業(株)製)
を使用した。断裁テスト結果を表1に示す。 実施例4 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、粘着剤の塗布量は、40μmであった。断裁
テスト結果を表1に示す。
【0033】実施例5 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、シート状支持体に厚さ83μm、平滑度60
秒の上質紙(商品名:OTP64、王子製紙(株)製)
を使用した。断裁テスト結果を表1に示す。
【0034】実施例6 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、剥離シート基体に厚さ104μm、平滑度2
7秒の上質紙(商品名:OKC77、王子製紙(株)
製)を使用した。断裁テスト結果を表1に示す。
【0035】比較例1 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、粘着剤主剤の合成は、2−エチルヘキシルア
クリレート80部、ブチルアクリレート10部、ブチル
メタクリレート5部、アクリル酸5部を酢酸エチル中で
溶液重合した濃度40%を酢酸エチル中で溶液重合した
粘着剤主剤を使用した。この主剤の重量平均分子量を、
GPC(型式名:HLC−8020、東ソー(株)製)
で測定したところ、55万であった。断裁テスト結果を
表1に示す。
【0036】比較例2 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、粘着剤層の形成時に架橋剤は使用しなかっ
た。断裁テスト結果を表1に示す。
【0037】比較例3 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、粘着剤主剤の重量平均分子量(MW)は、3
5万であった。断裁テスト結果を表1に示す。
【0038】比較例4 実施例1と同様にして、記録用タックシートを作製し
た。但し、粘着剤主剤の重量平均分子量(MW)は、9
0万であった。断裁テスト結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1からわかるように、本発明の各実施例
で得られた記録用タックシートは、断裁時における打ち
抜き性や打ち抜き刃の糊付着が良好であり、かつ、外観
も良好であった。
【0041】
【発明の効果】本発明の記録用タックシートは、感熱、
熱転写、インクジェット、静電転写(PPC)等の記録
用シートからなる粘着シートを容易、かつ、打ち抜き
性、外観が良好になるように作成することが可能で、様
々な用途に利用でき、実用的価値が高いものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱、熱転写、インクジェット、静電転
    写(PPC)等の記録用シート/アクリル系粘着剤層/
    剥離シートからなる粘着シートにおいて、該アクリル系
    粘着剤層の主剤が、2−エチルヘキシルアクリレート単
    位65〜90重量%、エチルアクリレート単位3〜30
    重量%、およびアクリル酸等の官能基含有モノマー単位
    0.1〜10重量%とを含むアクリル共重合体で、その
    重量平均分子量(MW)が50万〜80万であり、更
    に、前記主剤に対して、イソシアネート系化合物および
    /またはエポキシ系化合物0.1〜5重量%により架橋
    されたアクリル系粘着剤を用いることを特徴とする記録
    用タックシート。
  2. 【請求項2】 前記イソシアネート系化合物が多官能性
    芳香族イソシアネートである請求項1記載の記録用タッ
    クシート。
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