JPH10250240A - 染料熱転写受容シート - Google Patents

染料熱転写受容シート

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JPH10250240A
JPH10250240A JP9059498A JP5949897A JPH10250240A JP H10250240 A JPH10250240 A JP H10250240A JP 9059498 A JP9059498 A JP 9059498A JP 5949897 A JP5949897 A JP 5949897A JP H10250240 A JPH10250240 A JP H10250240A
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JP
Japan
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dye
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thermal transfer
image receiving
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JP9059498A
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知行 ▲高▼田
Tomoyuki Takada
Shigeru Nagashima
茂 長嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像受容シート部がセパレータ部に剥離可能に
粘着されており、画像転写後、画像受容シート部分をセ
パレータ部から剥離して様々なものに貼付できる染料熱
転写受容シートに関する。 【解決手段】剥離用シート基材と、その一面上に形成さ
れた剥離剤層とを有するセパレータ部、受容シート基材
と、その一面上に形成された染料画像受容層と、他面に
粘着剤層を有する画像受容シート部からなり、前記画像
受容シート部の粘着剤層とセパレータ部の剥離剤層が対
向するように剥離可能に積層された染料熱転写受容シー
トにおいて、粘着剤層の保持力が24時間経過後ではず
れが生じなく、剥離用シート基材の厚さ100μm当り
の圧縮弾性率が1800kg/cm2以下、受容シート基材の
厚さ100μm当りの圧縮弾性率と剥離用シート基材の
厚さ100μm当りの圧縮弾性率の和が2800kg/cm2
以下であることを特徴とする染料熱転写受容シートであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染料熱転写受容シ
ートに関するものである。更に詳しくは本発明は、画像
受容シート部がセパレータ部に剥離可能に粘着されてお
り、画像転写後、画像受容シート部分をセパレータ部か
ら剥離して様々なものに貼付できる染料熱転写受容シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、サーマルプリンター、特に鮮明な
フルカラー画像がプリント可能な染料熱転写プリンター
が注目されてきた。染料熱転写プリンターは、染料イン
クシートに、受容シートの染料染着性樹脂を含む受容層
を重ね合わせ、サーマルヘッドなどから供給される熱に
より、染料層の所要箇所の染料を所定濃度だけ受容層上
に転写して画像を形成するものである。インクシート
は、イエロー、マゼンタおよびシアンの3色、あるいは
これにブラックを加えた4色の染料からなる。フルカラ
ー画像は、インクシートの各色の染料を受容シートに順
に繰り返し転写することによって得られる。このように
して得られた転写記録後のシートを各種物品に自由に貼
りつけることのできるラベルタイプの受容シートがあ
る。
【0003】ラベルタイプの受容シートは、剥離用シー
ト基材上に剥離剤層、粘着剤層、受容シート基材および
受容層を有する構成である。剥離用シート基材/剥離剤
層からなるセパレータ部と、粘着剤層/受容シート基材
/受容層からなる受容シート部との間で剥離可能であ
り、受容シート部を各種物品に貼り付けることができ
る。このようなラベルタイプの受容シートに求められる
品質は、画像濃度が高く、転写時の熱によるカールの発
生がない良好な転写記録を行なうことができること、し
かも転写画像記録後、画像形成された受容シート部と剥
離シート部とを互いに容易且つ正確に剥離することがで
きることである。ラベルタイプの受容シートに関する技
術には特開昭64−82988号公報に開示された剥離
用シート基材/剥離剤層からなるセパレータ部と、上記
粘着剤層/シート基材/受容層からなる受容シート部と
の間で剥離可能であり、かつ受容シート部およびセパレ
ータ部にハーフカット処理を施したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなラベルタイ
プの受容シートは、適宜所要の寸法にするため、スリッ
ター、ギロチン、およびダイカット等の断裁加工が行な
われる。またハーフカット処理などのカット処理も行な
われる。しかし、この際、粘着剤が端面からはみ出すた
め、断裁刃に粘着剤が付着して、断裁効率低下や印画面
汚れなどが起こっている。さらには、断裁後のシート同
士がはり付き、プリント時に数枚が重なったまま給紙さ
れる場合もあり問題となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行なった結果、粘着剤の保持力
と受容シート部およびセパレータ部基材の圧縮弾性率を
規定することにより課題が解決されることを見出し本発
明を完成するに至った。
【0006】本発明は、剥離用シート基材と、その一面
上に形成された剥離剤層とを有するセパレータ部、受容
シート基材と、その一面上に形成された染料画像受容層
と、他面に粘着剤層を有する画像受容シート部からな
り、前記画像受容シート部の粘着剤層とセパレータ部の
剥離剤層が対向するように剥離可能に積層された染料熱
転写受容シートにおいて、粘着剤層の保持力が24時間
経過後ではずれが生じなく、剥離用シート基材の厚さ1
00μm当りの圧縮弾性率が1800kg/cm2以下、受容
シート基材の厚さ100μm当りの圧縮弾性率と剥離用
シート基材の厚さ100μm当りの圧縮弾性率の和が2
800kg/cm2以下であることを特徴とする染料熱転写受
容シートである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、ラベルタイプの染料熱
転写受容シートにおいて、粘着剤層の保持力が24時間
放置後でずれがないもの、好ましくは48時間放置後で
すれのないものを用い、受容シート基材および剥離シー
ト基材の厚さ100μm当りの圧縮弾性率が下記条件を
満足することが特徴である。 (1)剥離用シート基材の圧縮弾性率が1800kg/cm2
以下 (2)受容シート基材と剥離用シート基材の圧縮弾性率
の和が2800kg/cm2以下
【0008】このような条件を全て満足することによ
り、カット時に粘着剤がはみ出し断裁刃を汚すことがな
く、シートを重ねてもシート同士の貼り付きがなく、記
録装置内での走行性も問題がなく、且つ貼着使用の際に
は容易に受容シート部を剥離でき、貼着することができ
る受容シートとなる。
【0009】保持力の測定方法は、JIS Z 023
7に準じた方法であるが、本発明においては、特に40
℃65%雰囲気、1kg荷重で24時間放置後のずれの
有無を測定したことを明記しておく。圧縮弾性率は、圧
縮器にストログラフM2(東洋製機製)を用い、歪み速
度1mm/min、圧縮断面積2.55cm2で最大圧縮力が1
00kgになるまで圧縮したときの応力歪み曲線におい
て、応力が10kg/cm2以上の範囲の傾きから求め
た。比較の為、基材の厚さが100μmでない場合は、
100μmあたりの圧縮弾性率に換算した。
【0010】本発明に用いられる染料熱転写受容シート
部の受容シート基材としては、剥離用シート基材との組
合せにもよるが、コート紙、アート紙、上質紙等の紙基
材、ポリエチレン等の樹脂を紙基材にラミネートしたラ
ミネート紙、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン
(例えばポリプロピレン)のフィルム等が例示される。
また、上質紙の中では、発泡紙を使用してもよく、この
シート状基材をつくるためのパルプには特に限定がない
が、例えば針葉樹や広葉樹の化学パルプや機械パルプな
どの木材パルプ、古紙パルプ、麻や綿などの非木材パル
プ、ポリエチレン、ポリプロピレン等を原料とした合成
パルプ等を用いることができ、これらを組み合わせて使
用してもよい。上記のパルプの他に、アクリル繊維、レ
ーヨン繊維、フェノール繊維、ポリアミド繊維、ポリエ
ステル繊維等の有機繊維、ガラス繊維、炭素繊維、アル
ミナ繊維等の無機繊維等、各種の繊維を混抄することが
できる。しかしながら、抄紙性を実用上可能なレベルに
維持するという観点からすると、パルプを50重量%以
上配合した方がよく、これによりすぐれたシートの地合
い、および強度を得ることができる。
【0011】本発明に用いられるセパレータ部は、剥離
用シート基材と剥離剤層からなり、剥離用シート基材と
してはセルロースパルプを主成分とする原紙にポリエチ
レン型樹脂等を少なくとも片側にラミネートしたポリラ
ミ原紙、ポリオレフィンおよびポリエチレンテレフタレ
ート等の合成紙で、厚さ100μm当りの圧縮弾性率が
1800kg/cm2以下のものが使用できる。圧縮弾性率を
調整するには、ポリラミ紙の場合は、セルロースパルプ
のフリーネス、柔軟剤の配合、抄紙工程のウェットプレ
スの圧力等による調整、ラミネート樹脂の種類、添加剤
等により調整可能である。合成紙の場合は、樹脂の種
類、複数樹脂の混合比、添加剤、フィルム延伸率および
結晶化度、フィルムへの発泡構造の導入等によって調整
可能である。
【0012】受容シート基材と剥離シート基材の組合せ
としては、受容シート基材の厚さ100μm当りの圧縮
弾性率と剥離用シート基材の厚さ100μm当りの圧縮
弾性率の和が2800kg/cm2以下であること満足すれば
よく、例えば受容シート基材に発泡PET、剥離用シー
ト基材に無機顔料含有ポリプロピレン合成紙など様々な
組合せがある。
【0013】剥離剤の剥離用シート基材への塗工方法
は、グラビアコーターやバーコーター等の公知の塗工機
によって行うことができ、この場合の塗工量は、固形分
で0.3〜1.5g/m2、好ましくは、0.5〜1.
2g/m2程度が適当である。因みに0.3g/m2未満
では、剥離性能のバラツキが大きく、また、1.5g/
2を超えると経済性の面から実用性に乏しい。
【0014】本発明に用いられる粘着剤としては、アク
リル系、合成ゴム系、天然ゴム系、シリコーン系等の公
知の粘着剤が使用できる。粘着剤には、剥離力や保持力
を調節するために、架橋剤(硬化剤)や充填剤などを適
宜添加することができる。特に、アクリル系粘着剤を用
い、架橋剤や充填剤を組み合わせた粘着剤層は剥離力や
保持力を調節が容易であり、また受容シートの基材がフ
ィルムや合成紙である場合には粘着剤と基材との密着性
が優れるので特に好ましい。
【0015】粘着剤層の形成方法としは、セパレータ部
の剥離剤層表面に粘着剤を塗工し乾燥した後、これを、
表面側に受像層を有する受容シートの裏面に貼り合わせ
てもよいし、受容シートの受容層を設けていない面に粘
着剤を塗工乾燥後、これにセパレータ部の剥離剤層表面
を貼り合わせてもよい。このなかで、粘着剤層の保持力
が24時間放置後でずれが生じないないもの、好ましく
は48時間放置後でずれが生じないないものを使用す
る。
【0016】更に、粘着剤層は、受容シート部とセパレ
ータ部との剥離力が、90mm/分の剥離スピードで測
定した場合、2〜10g/20mmとなるような塗布量
であればよく、10〜30g/m2の塗布量(固形分)
で形成されることが好ましい。10g/m2未満では粘
着効果が乏しく、また30g/m2を超えるような塗布
量では経済性の面から必要性に乏しい。受容シート部と
セパレータ部との剥離力が、90mm/分の剥離スピー
ドで測定した場合、剥離力が2g/20mm以上とプリ
ンター内で剥がれたりすることがないのでよいが、15
g/20mmを超えると剥離力が重すぎるためプリント後
の剥離が困難となる。なお、ここにおける剥離力とは、
染料熱転写受容シートを20mm幅に切断し、受容シート
部をセパレータ部から一定の速度で、180°の引っ張
り角度にてひき剥したときにかかる負荷(g/20mm)
と定義する。
【0017】また、プリンター内を受容シートが走行す
るとき、静電気による走行トラブルの発生を防ぐため、
染料熱転写受容シートの表面および/または裏面に、少
なくとも一層以上の帯電防止剤を塗布することができ
る。
【0018】本発明の画像受容層には、インクリボンか
らの染着性染料との親和性の良い樹脂が好ましく使用さ
れポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニ
ル共重合体、セルロース誘導体が例示される。プリント
の際にサーマルヘッドの加熱によるインクリボンとの融
着を防ぐ目的で、架橋剤や、滑り剤、剥離剤等を必要に
応じて添加されていることが好ましい。また、必要に応
じ、受容層中に蛍光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、
紫外線吸収剤等を添加してもよい。これらの添加剤は、
受容層の主成分と混合し塗工されてもよいし、別の被覆
層として受容層の上および/または下に塗工されていて
もよい。本発明の受容層は、バーコーター、グラビアコ
ーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナ
イフコーター等の公知のコーターを使い、常法に従って
受容層形成用塗液を塗工、乾燥して形成することができ
る。
【0019】
【実施例】下記実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例において、特に断らない限り「%」および
「部」はすべて「重量%」および「重量部」を示す。
【0020】実施例1 [受容シート部の作成]ポリエチレンテレフタレートを
主成分とし、発泡構造をもつ、厚さ50μmのフィルム
(東レ製,商品名:50E63S)を受容シート用基材
として用い、その一方の面上に、染料画像受容層形成の
ため、下記組成の塗料を固形分8g/m 2の割合でダイ
コーティング法により塗工、乾燥した。 「染料画像受容層形成用塗料」 成 分 重量部 ポリエステル樹脂(商品名:バイロン200,東洋紡製) 100部 シリコーン樹脂(商品名:KF393,信越シリコン製) 3部 イソシアネート(商品名:タケネートD−140N,武田薬品製) 5部 トルエン 300部
【0021】前記受容シート基材の反対面上に、下記組
成の塗料を、固形分塗布量が16g/m2となるように
バーコーティング法により塗工、乾燥して、粘着剤層を
形成し、受容シート部を得た。 「粘着剤層用塗料」 成 分 重量部 アクリル系粘着剤(商品名:PE−115E,日本カーバイド製)100部 イソシア硬化剤(商品名:CK−101,日本カーバイド製) 1部 エポキシ硬化剤(商品名:CK−202,日本カーバイド製) 3部 これを、酢酸エチルで20%に希釈した。
【0022】[セパレータ部の作成]ポリオレフィンを
主成分とし、発泡構造をもつ、厚さ100μmのフィル
ム(東レ製,商品名:100E60)を剥離用シート基
材として用い、その一方の面に、シリコン系剥離剤(信
越化学工業製,商品名:KS−830)を固形分で0.
6g/m2となるように、グラビアコーティング法で塗
工、乾燥して剥離剤層を形成し、更にシリコン面の半体
面に帯電防止層として下記塗料を固形分で1g/m2
なるように、バーコーティング法で塗工、乾燥してセパ
レータ部を作製した。 「帯電防止層用塗料」 成 分 重量部 アクリル樹脂(商品名:リカボンドSAR−615A, 中央理化製) 100部 エポキシ硬化剤(商品名:リカボンドSAR−615B, 中央理化製) 5部 導電剤(商品名:ST2000H,三菱油化成) 75部 シリカ顔料(商品名:P78A,水沢化学製) 30部
【0023】[受容シートの作成]このセパレータ部の
剥離剤層と、受容シート部の粘着剤層を重ね合わせて貼
着することによって染料熱転写受容シートを得た。
【0024】実施例2 剥離用シート基材にポリエチレンテレフタレートを主成
分とし、発泡構造をもつ、厚さ100μmのフィルム
(東洋紡績製,商品名:G2312)を用いた。それ以
外は実施例1と同様にして染料熱転写受容シートを得
た。
【0025】実施例3 剥離用シート基材にポリオレフィンを主成分とし、無機
顔料を約30%含む、厚さ110μmのフィルム(王子
油化合成紙製、商品名:FPG110)を用いた。それ
以外は実施例1と同様にして染料熱転写受容シートを得
た。
【0026】比較例1 剥離用シート基材にポリエチレンテレフタレートを主成
分とする、厚さ100μmのフィルム(ユニチカ製,商
品名:EMBLET T−100)を用いた。それ以外
は実施例1と同様にして染料熱転写受容シートを得た。
【0027】比較例2 粘着剤層用塗料として、下記の塗料を用いた以外は実施
例2と同様にして染料熱転写受容シートを得た。 「粘着剤層用塗料」 成 分 重量部 アクリル系粘着剤(商品名:PE−115E,日本カーバイド製)100部 イソシア硬化剤(商品名:CK−101,日本カーバイド製) 0.5部 これを酢酸エチルで20%に希釈した。
【0028】比較例3 粘着剤層用塗料として、下記の塗料を用いた以外は実施
例3と同様にして染料熱転写受容シートを得た。 「粘着剤層用塗料」 成 分 重量部 アクリル系粘着剤(商品名:PE−115E,日本カーバイド製)100部 イソシア硬化剤(商品名:CK−101,日本カーバイド製) 0.5部 これを酢酸エチルで20%に希釈した。
【0029】比較例4 受容シート用基材にポリエチレンテレフタレートを主成
分とし、発泡構造をもつ、厚さ100μmのフィルム
(東洋紡績製,商品名:G1212)を用いた。それ以
外は実施例3と同様にして染料熱転写受容シートを得
た。
【0030】得られた受容シートについて、下記の評価
を行った。また、それぞれの粘着剤層の保持力および基
材の圧縮弾性率を測定し併せて表1に示す。
【0031】評価 「断裁刃の汚れ」上記受容シートを20枚重ね、ギロチ
ン断裁機を用いて切断し、刃の汚れを下記の2段階で評
価した。 ○:刃の汚れなし。 ×:刃に接着剤が残り、べとつきがあった。
【0032】「シートのはり付き」上記受容シートを2
0枚重ね、ギロチン断裁機を用いて切断し、切断後の受
容シートのはり付き状況を下記の2段階で評価した。 ○:はり付きなし。 ×:はり付き有り。
【0033】「走行性テスト」上記受容シートを、昇華
ビデオプリンター(商品名:UP−1800,ソニー
製)を用いて黒ベタで50枚プリントし、走行性を下記
の2段階に評価した。 ○:走行性不良なし。 ×:2〜3枚が重なったまま給紙された。給紙時にプリ
ンターに紙が詰まった。
【0034】「粘着剤層の保持力」JIS Z 023
7に準じ、40℃65%雰囲気、1kg荷重で24時間
放置後の条件で行い、下記の基準で評価した。 ○:ずれなし ×:ずれがある
【0035】「圧縮弾性率」圧縮器にストログラフM2
(東洋製機製)を用い、歪み速度1mm/min、圧縮断面
積2.55cm2で最大圧縮力が100kgになるまで圧
縮したときの応力歪み曲線において、応力が10kg/
cm2以上の範囲の傾きから求めた。基材の厚さが100
μmでない場合は、100μmあたりの圧縮弾性率に換
算した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の受容シートは、カット時の刃の
汚れ、走行不良、受容シート同士のはり付きなどをなく
すことができるので、本発明の染料熱転写受容シート
は、ラベル用の受容シートとして実用価値の高いもので
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離用シート基材と、その一面上に形成
    された剥離剤層とを有するセパレータ部、受容シート基
    材と、その一面上に形成された染料画像受容層と、他面
    に粘着剤層を有する画像受容シート部からなり、前記画
    像受容シート部の粘着剤層とセパレータ部の剥離剤層が
    対向するように剥離可能に積層された染料熱転写受容シ
    ートにおいて、粘着剤層の保持力が24時間経過後では
    ずれが生じなく、剥離用シート基材の厚さ100μm当
    りの圧縮弾性率が1800kg/cm2以下、受容シート基材
    の厚さ100μm当りの圧縮弾性率と剥離用シート基材
    の厚さ100μm当りの圧縮弾性率の和が2800kg/c
    m2以下であることを特徴とする染料熱転写受容シート。
  2. 【請求項2】受容シート部とセパレータ部との剥離力
    が、2〜10g/20mmである請求項1記載の染料熱
    転写受容シート。
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