JP3565527B2 - 記録シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録シートに関し、特に、接着層の疑似接着性が各種の情報印刷方式に対応することができる上、印刷後の接着力の変動が小さく、ブロッキングを起こさない、感圧疑似接着性を有する情報記録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、疑似接着性を有する層を設けた記録シートに、隠蔽あるいは秘匿する必要のある各種の情報等を印刷した後、前記層同士を対向させて加圧し、疑似接着させることによって、必要な時に再剥離可能な情報隠蔽シートとすることが行われており、親展ハガキを中心とする通信媒体として実用化されている。
特に最近では、その疑似接着性とそれを利用した加工方法の容易さが注目され、配送伝票用紙等の重ね合わせ帳票としても利用され始めている。
【0003】
通常、これらの感圧疑似接着シートに設ける疑似接着層には、主としてガラス転移点の低い天然ゴム、或いは、各種のタッキファイアを混合した合成ゴムが接着剤として含有されている。この場合における疑似接着剤層の接着力発現の機構は、専ら接着層界面における高分子接着剤の自己拡散であると考えられていた(接着の技術、15(2),49−53 頁,1995 年) 。従って、構成材料である接着剤には自着性あるいは粘着性が求められる。
【0004】
しかしながら、上記の疑似接着剤層が設けられた被塗工シートは、加工時に、例えば、シートを巻き取った時の接触面、或いは、Z字状に折り畳んだときのミシン目やパンチ孔の疑似接着剤層面でブロッキングが生じ、印刷時あるいは成形時に給紙不能等の事故を生じるという欠点があった。そこで、ミシン目となる部分等に、印刷によるマスキング処理(特開平2−289393号公報等)や劣化処理を施すことによる改良がなされた(特開平5−116488号公報等)。
【0005】
また、接着剤として、通常の状態では接着することのない感圧接着剤に、熱可塑性でない微粒子を充填あるいは緩衝剤として混合してなる接着剤組成物(特開平1−85794号公報、同1−168779号公報等)も提案されている。しかしながら、通常の状態では接着することのない感圧接着剤を用いるため、被塗工シートを接着させるには、重い荷重下で、長時間かけて圧着するか高温をかけることが必要であるので実用的でない上、高温をかける場合には、非熱可塑性の微小粒子しか使用することができないという欠点があった。
【0006】
また、近年、疑似接着可能な層上への情報の記録方法として、例えば、地模様や定型情報をオフセット印刷機等により記録し、個別の可変情報を電子計算機に連動した、電子写真方式あるいはインクジェット方式等の高速ノンインパクトプリンターによって印刷する等、記録方式に任意性が大きくなったことに伴い、疑似接着性シートを、親展性の高い通信媒体としてのみならず、封書を利用したダイレクトメールに対しても、迅速に処理できる安価な通信手段として用いるようになった。
【0007】
しかしながら、オフセット印刷等においてはインクの定着に紫外線ランプを利用する一方、高速の電子写真方式によるノンインパクトプリンティングにおいては、印刷の定着を、主として160〜220℃程度の高温加熱方式で行う必要があるので、疑似接着層が紫外線ランプによって酸化劣化したり、熱によって劣化するという問題が生じる。
【0008】
特に、従来良く用いられる自着性あるいは粘着性を有する接着剤組成物においては、接着剤として、例えば、天然ゴム、変性天然ゴム、スチレン/ブタジエンゴム、ニトリルゴム、酢酸ビニル系ゴム等を用いると共に、前述した被塗工シートの加工時におけるブロッキング等を抑制する目的で、熱可塑性のない微小粒子を混合したものを基礎として構成するため、紫外線による酸化劣化や熱劣化を受け易い。このように接着剤として機能する樹脂が劣化すると、自着性あるいは粘着性の喪失した接着剤組成物になる。
【0009】
従って、前述したような利用形態の多様化に対応するために種々の記録方法を用いる場合、同じ接着力に設計された感圧接着性記録シートであっても、オフセット印刷機による印刷のみによる利用する場合、電子写真方式のプリンターあるいはインクジェット方式のプリンターによる印刷のみによる利用する場合、及び、これらを組み合わせて利用する場合では、接着剤の劣化の度合いがそれぞれ異なるため、疑似接着時の記録シートの接着力が異なってくる。
【0010】
そこで、情報の記録方法に関係なく、同一条件で疑似接着させると、ある時は接着力が低すぎて輸送中に自然剥離し、又、ある時は接着力が高すぎて再剥離できず、破れて疑似接着面に記録した情報を読むことができない場合も生じる。
従って、利用者が記録シートを接着する際の加圧条件を、記録シートの記録方法に合わせて個別に調整し、適度な接着力とするという非常に煩雑な作業を強いられているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、ブロッキングを起こさない上、印刷適性に優れると共に、如何なる方法を用いて印刷しても、印刷による接着力の変動が小さく、常に安定した疑似接着力を有する記録シートを提供することにある。
【0012】
【発明を解決するための手段】
本発明の上記の目的は、熱可塑性接着剤と微小粒子を主たる成分として含有する擬似接着性の接着剤組成物を基材表面の少なくとも一部に塗布してな、擬似接着力が10〜350gf/in.である、通信用又は配送用の記録シートであって、前記接着剤組成物を塗布してなる層が、その層上に印刷機及び/又はプリンターによって印刷がなされた前後において、擬似接着力の強さの変化量が±30%以内となる層であり、前記熱可塑性接着剤のガラス転移点が−55〜15℃であると共に、微小粒子が同種又は異種の、 ( 平均粒子径が8〜25μmである微小粒子 ) ( 見かけの平均粒子径が少なくとも0.5〜4μmである微小粒子 ) の比が90/95以下となるように組み合わされた混合物であることを特徴とする、感圧擬似接着性の記録シートによって達成された。
【0013】
本発明に用いられる基材は、公知のものの中から適宜選択することができる。その具体例としては、上質紙、中質紙、合成紙、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、フィルム貼合紙、コート紙、ラミネート紙、及び、金属蒸着紙などが挙げられる。
【0014】
本発明における情報印刷前の疑似接着力(以下単に接着力とする)は、20℃、65%RHの環境下で十分調湿した後に、同環境下で、2個の金属ロール間を通過させるタイプの加圧機を用い、加圧条件60kg/cm、10m/分で接着させた後、2時間後のT剥離試験結果が、剥離速度300mm/分で10〜350gf/in.の範囲であると共に、試料に20℃、65%RHの環境下で25kgf/cmの圧力をかけてもブロッキングを起こさないことが必要である。
【0015】
情報印刷前の接着力が10gf/in.未満では、印刷後に接着力が低下した場合には、輸送中に疑似接着面が剥離する危険がある。接着力が350gf/in.を越えると、印刷後に接着力が増加した場合には、記録シートの支持体に紙を使用した場合に、疑似接着面間の剥離の代わりに紙層間剥離が起こり、情報を得ることができなくなる。
【0016】
本発明に用いられる熱可塑性接着剤は、ガラス転移点が−55〜15℃である、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、あるいはアクリロニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム等の合成ゴムの中から適宜選択して使用することができる。これらの熱可塑性接着剤は、単独で用いても2種以上を併用しても良い。本発明においては、特に、自己架橋型のアクリル系樹脂を用いることが好ましい。
【0017】
本発明においては、塗工層間に接着力を発現させるために、表面の微細な凹凸に基づく層間の投錨効果による機械的な接着機構を用いる。従って、投錨効果発現の鍵を握る表面の微細な凹凸の形成を、微粒子を接着剤組成物中に添加することによって調整する。ここでいう微粒子は、後述の如く、公知のものの中から適宜選択することができるが、本発明においては、少なくとも非熱可塑性の微粒子を含有させることが好ましい。
【0018】
本発明において使用する上記微粒子の平均粒子径は0.5〜4μmの範囲内であることが必要である。平均粒子径が、0.5μm未満では十分な接着力が発現されず、4μmを越えると微粒子が塗工層から剥離し易くなる等、接着に弊害を及ぼす。また、平均粒子径とは、通常、1個の粒子の大きさの平均値を示すが、例えば、シリカのような、微細な粒子が集団を形成し、あたかも1個の粒子のような挙動を示す場合には、この集団(2次粒子)の平均の大きさを意味する。
【0019】
本発明において、印刷機及び/又はプリンターによる印刷の前後における接着力の差を±30%以内に押さえることは、曲面に囲まれた球形、紡錘形、円盤状、円柱、多角柱、多角錘などの形状を有する、平均粒子径が8〜25μmの粒子の添加量を、前記平均粒子径が0.5〜4μmの微粒子の90/95以下の量となるように適宜調節することによって容易に行うことができる。
このように、平均粒子径の異なる適当な微小粒子群を利用し、接着剤塗工層表面の三次元的構造を制御することによって、塗工層自体の接着力の微妙なコントロールが可能となると同時に、印刷適性に優れ、ブロッキングに対する予防効果をも有する記録シートを製造することができる。
【0020】
本発明における接着剤組成物に用いられる微小粒子は、シリカ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン等、及び、デンプン粒子、セルロース微粉末、メラミン系樹脂粒子、尿素系樹脂粒子、スチレン系樹脂粒子、アクリル系樹脂粒子、再生ナイロン粒子、塩化ビニル、ポリエチレン、及び、ポリカーボネートなどの、無機系あるいは有機系の公知の微小粒子の中から適宜選択して使用することができる。これらの微小粒子は、単独で用いても、2種以上を併用しても良い。
【0021】
本発明における、塗工層を形成する接着剤組成物には、必要に応じ、更に、帯電防止剤、界面活性剤、消泡剤、分散剤、防腐剤、増粘剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光染料、有色染料、染料定着剤、媒染剤、及び、インク定着剤等の助剤を添加することもできる。
【0022】
本発明の記録シートにおける接着剤組成物の塗布量は、通常、2.5〜10g /m(乾燥重量)である。2.5g/m未満では、接着性が十分発揮されず、10g/mを越えると、接着力が高すぎて再剥離が困難となり、基材が破損されるおそれがある。
又、基材に対する接着剤組成物の塗布は、エアナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、ロールコーター、カーテンコーター、スクイズコーター、キスコーター、コンマコーター、グラビアコーターなどの公知の塗布方法により設けることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の記録シートは、印刷機及び/又はプリンターによる印刷の前後における接着力の変化量が±30%以内となる様に、熱可塑性接着剤と微小粒子等からなる疑似接着剤組成物を調整し、得られた組成物を公知の方法によって基材表面の少なくとも一部に塗布することによって容易に得ることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明の記録シートは、如何なる印刷方法によって情報が記録されても、印刷による接着力の変動が小さいので、印刷方法に対応させて接着条件を選定しなくても、常に安定した疑似接着力を得ることができ、大量の通信・連絡業務を迅速に、かつ、安定して処理するのに有用である。
【0025】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって更に詳述するが、本発明はこれによって限定されるものではない。又、特に断らない限り、以下に記載する「部」及び「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を意味する。
【0026】
実施例1.
接着剤として自己架橋型アクリル樹脂系エマルジョン(QTL8003:日本ゼオン株式会社製の商品名)100部(乾燥重量)、及び微小粒子として見かけの平均粒子径1.4μmの合成シリカ(E220A:日本シリカ工業株式会社製の商品名)75部を混ぜ合わせ、目的とする疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた疑似接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート1を得た。
【0027】
実施例2.
接着剤として自己架橋型アクリル樹脂系エマルジョン(QTL8003)100部(乾燥重量)、微小粒子として見かけの平均粒子径1.6μmの合成シリカ(E1011:日本シリカ工業株式会社製の商品名)75部、及び、見かけの平均粒子径が16μmのアセチル化デンプン60部を混ぜ合わせ、目的とする疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた疑似接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート2を得た。
【0028】
実施例3.
接着剤を自己架橋型アクリル樹脂エマルジョン(AE943:日本合成ゴム株式会社製の商品名)に変えた他は、実施例2と全く同様にして疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた疑似接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート3を得た。
【0029】
実施例4.
接着剤として自己架橋型アクリル樹脂系エマルジョン(QTL8004:日本ゼオン株式会社製の商品名)100部(乾燥重量)、微小粒子として見かけの平均粒子径3.7μmの合成シリカ(X−37B:株式会社トクヤマ製の商品名)95部、及び、見かけの平均粒子径が16μmのアセチル化デンプン90部を混ぜ合わせ、目的とする疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた疑似接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート4を得た。
【0030】
比較例1.
接着剤として、固形分の変性天然ゴムラテックス(GS5−50:クォーユー化成株式会社製の商品名)100部、微小粒子として合成シリカ(E220A)75部、及び、平均粒子径16μmのアセチル化デンプン85部を混ぜ合わせ、疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた疑似接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート5を得た。
【0031】
比較例2.
接着剤として親展ハガキ用変性ラテックス(YV−767:カネボウ・エヌエスシー株式会社製の商品名)100部、微小粒子として見かけの平均粒子径2.5μmの合成シリカ50部、及び、見かけの平均粒子径が14μmのアセチル化デンプン85部を混ぜ合わせて疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた疑似接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し、疑似接着性シート6を得た。
【0032】
比較例3.
微小粒子としてのシリカの量を30部、及び、アセチル化デンプンの量を20部に変えた他は、比較例2と全く同様にして疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート7を得た。
【0033】
比較例4.
微小粒子としてのシリカを使わずに、アセチル化デンプンの量を25部に変えた他は、比較例2と全く同様にして疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた接着剤組成物を、坪量が104.5g/m 酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート8を得た。
【0034】
比較例5.
微小粒子としてのアセチル化デンプンを使わず、また、シリカの使用量を30部に変えた他は、比較例2と全く同様にして疑似接着剤組成物を得た。次に、得られた接着剤組成物を、坪量が104.5g/mの酸性上質紙上に、塗布量が5g/m(乾燥重量)となるように塗布し疑似接着性シート9を得た。
【0035】
実施例1〜4、及び、比較例1〜5から得られたシートを用いて、下記のように(1)紫外線照射処理、及び(2)熱処理した後に、接着力、及びブロッキング性を測定し、下記の基準によって評価した結果は、表1に示した通りである。
【0036】
【表1】
Figure 0003565527
*注:
処理(1):紫外線照射処理
処理(2):熱処理
【0037】
(1)紫外線照射処理:
試料を20℃、65%RHの環境下に24時間以上放置した後、3kwのメタルハライドランプを用いて、試料面上10cmの高さから、250ミリ秒間、照射処理を行った。
(2)熱処理:
試料を20℃、65%RHの環境下に24時間以上放置した後、表面温度が約190℃の加熱ロールと給紙ロールの間を、5m/分の速度で、試料面が加熱ロールに接触するように通過させた。
【0038】
接着力:
試料を、20℃、65%RHの環境下に24時間以上放置した後、ローラータイプのプレス機を用いて、線圧60kgf/cm、10m/分の速度で加圧接着させ、2時間後に、JIS−K6854に準じてT型剥離試験を行った。尚、評価は、印刷を行う前の接着強さを1インチ当たりのgfとした。
定着処理後の接着力の変化が、印刷前の接着力の30%以内のもの・・・・○
定着処理後の接着力の変化が、印刷前の接着力の30%より大きいもの・・×
【0039】
ブロッキング試験:
100枚重ねた試料に、20℃、65%RHの環境下で20kgf/cmの圧力をかけ、一昼夜放置した後に、手で剥がすことにより評価した。
・容易に剥がれるもの・・・・・・・・・・・・・○
・剥がれにくいもの・・・・・・・・・・・・・・×

Claims (1)

  1. 熱可塑性接着剤と微小粒子を主たる成分として含有する擬似接着性の接着剤組成物を基材表面の少なくとも一部に塗布してな、擬似接着力が10〜350gf/in.である、通信用又は配送用の記録シートであって、前記接着剤組成物を塗布してなる層が、その層上に印刷機及び/又はプリンターによって印刷がなされた前後において、擬似接着力の強さの変化量が±30%以内となる層であり、前記熱可塑性接着剤のガラス転移点が−55〜15℃であると共に、微小粒子が同種又は異種の、 ( 平均粒子径が8〜25μmである微小粒子 ) ( 見かけの平均粒子径が少なくとも0.5〜4μmである微小粒子 ) の比が90/95以下となるように組み合わされた混合物であることを特徴とする、感圧擬似接着性の記録シート。
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