JPH10292663A - 立体式駐輪設備 - Google Patents
立体式駐輪設備Info
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- JPH10292663A JPH10292663A JP9094091A JP9409197A JPH10292663A JP H10292663 A JPH10292663 A JP H10292663A JP 9094091 A JP9094091 A JP 9094091A JP 9409197 A JP9409197 A JP 9409197A JP H10292663 A JPH10292663 A JP H10292663A
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- JP
- Japan
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- bicycle
- rear wheel
- hangar
- bicycles
- garage
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
- E04H6/00—Buildings for parking cars, rolling-stock, aircraft, vessels or like vehicles, e.g. garages
- E04H6/005—Garages for vehicles on two wheels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H3/00—Separate supports or holders for parking or storing cycles
- B62H3/04—Separate supports or holders for parking or storing cycles involving forked supports of brackets for holding a wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H3/00—Separate supports or holders for parking or storing cycles
- B62H3/08—Separate supports or holders for parking or storing cycles involving recesses or channelled rails for embracing the bottom part of a wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H3/00—Separate supports or holders for parking or storing cycles
- B62H3/02—Separate supports or holders for parking or storing cycles involving means for gripping the cycle by the handlebars or by the upper part of the frame
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数台の自転車を立体的に駐輪させる設備で
あって、自転車に格納のための余分な部品を取り付ける
必要がなく、1段当たりの格納台数を増やし効率的に格
納することができる。 【解決手段】 円形の自転車格納庫1と、格納庫1の中
心軸線に沿い垂直な円形状空間が形成されるように、格
納庫1の側壁内面に一端が固定され、格納庫1の軸線に
向け放射状に設けられた複数段の自転車保管棚4と、円
形状空間3内を昇降且つ旋回可能に設けられた自転車移
送台7と、移送台7上に設けられたレール8に沿い走行
する台車9に取付けられた、自転車5の後輪5aを把持す
るクランプ機構10とからなり、クランプ機構10により自
転車5の後輪5aを把持し台車9により自転車を移送台7
上に引入れ所定段の保管棚4に移送し、その後輪を格納
庫中心に向けて放射状に格納する。
あって、自転車に格納のための余分な部品を取り付ける
必要がなく、1段当たりの格納台数を増やし効率的に格
納することができる。 【解決手段】 円形の自転車格納庫1と、格納庫1の中
心軸線に沿い垂直な円形状空間が形成されるように、格
納庫1の側壁内面に一端が固定され、格納庫1の軸線に
向け放射状に設けられた複数段の自転車保管棚4と、円
形状空間3内を昇降且つ旋回可能に設けられた自転車移
送台7と、移送台7上に設けられたレール8に沿い走行
する台車9に取付けられた、自転車5の後輪5aを把持す
るクランプ機構10とからなり、クランプ機構10により自
転車5の後輪5aを把持し台車9により自転車を移送台7
上に引入れ所定段の保管棚4に移送し、その後輪を格納
庫中心に向けて放射状に格納する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自転車を立体的
に且つ機能的に格納するための立体式駐輪設備に関する
ものである。
に且つ機能的に格納するための立体式駐輪設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自転車の駐輪設備としては、一般に、平
置き式駐輪設備や2段ラック式駐輪設備が多く設置され
ているが、これらの設備は、広い面積の土地を必要とす
るために、近年、これらよりも狭い面積で多数台の自転
車を駐輪させ得る立体式駐輪設備が建設されている。
置き式駐輪設備や2段ラック式駐輪設備が多く設置され
ているが、これらの設備は、広い面積の土地を必要とす
るために、近年、これらよりも狭い面積で多数台の自転
車を駐輪させ得る立体式駐輪設備が建設されている。
【0003】従来の立体式駐輪設備として、垂直循環方
式、複数階層方式、塔方式等各種の方式のものがある。
そのうち、塔方式の設備として、特公昭59−1661
5号公報には、図8に概略垂直断面図で示すように、中
央に垂直な空間を有する筒状建屋20と、建屋20内に
複数階の放射状に設けた格納階層21と、中央空間に昇
降自在に設けられた、作動腕23を有する搬送フレーム
22とからなる駐輪塔(以下、先行技術という)が開示
されている。
式、複数階層方式、塔方式等各種の方式のものがある。
そのうち、塔方式の設備として、特公昭59−1661
5号公報には、図8に概略垂直断面図で示すように、中
央に垂直な空間を有する筒状建屋20と、建屋20内に
複数階の放射状に設けた格納階層21と、中央空間に昇
降自在に設けられた、作動腕23を有する搬送フレーム
22とからなる駐輪塔(以下、先行技術という)が開示
されている。
【0004】先行技術によれば、自転車5は、予めその
ハンドル部に格納環24を取り付けた上、搬送フレーム
22に作動腕23によって後輪を建屋の側壁に向けて引
き込み、搬送フレーム22によって所定の格納階層21
に移送した上、作動腕23によって格納階層21内に押
し出し、その天井に取り付けられたフック25に、自転
車5に取り付けられた格納環24を係止することによっ
て、その前輪を建屋の中心に向けて放射状に格納され
る。
ハンドル部に格納環24を取り付けた上、搬送フレーム
22に作動腕23によって後輪を建屋の側壁に向けて引
き込み、搬送フレーム22によって所定の格納階層21
に移送した上、作動腕23によって格納階層21内に押
し出し、その天井に取り付けられたフック25に、自転
車5に取り付けられた格納環24を係止することによっ
て、その前輪を建屋の中心に向けて放射状に格納され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術に
は、次のような問題がある。即ち、自転車の駐輪塔内へ
の入庫および出庫を自動的に行うためには、自転車を簡
単確実にクランプすることが必要であるが、先行技術に
おいては、そのために、自転車のハンドル部に予め格納
環を取り付けなければならず、そのための手間および費
用を要する上、取り付けられた格納環が自転車の運転時
には邪魔になる。
は、次のような問題がある。即ち、自転車の駐輪塔内へ
の入庫および出庫を自動的に行うためには、自転車を簡
単確実にクランプすることが必要であるが、先行技術に
おいては、そのために、自転車のハンドル部に予め格納
環を取り付けなければならず、そのための手間および費
用を要する上、取り付けられた格納環が自転車の運転時
には邪魔になる。
【0006】また、先行技術においては、自転車は、駐
輪塔内にその前輪を建屋の中心に向けて放射状に格納さ
れている。自転車の幅は、前輪側のハンドル幅が最大で
あるから、先行技術のように前輪を建屋の中心側に向け
て放射状に格納すると、中心側において少なくともハン
ドル幅以上の格納間隔が必要となるために、その格納台
数が少なくなることが避けられない。
輪塔内にその前輪を建屋の中心に向けて放射状に格納さ
れている。自転車の幅は、前輪側のハンドル幅が最大で
あるから、先行技術のように前輪を建屋の中心側に向け
て放射状に格納すると、中心側において少なくともハン
ドル幅以上の格納間隔が必要となるために、その格納台
数が少なくなることが避けられない。
【0007】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、自転車に格納のための余分な部品を取りつけ
る必要がなく、且つ、1段あたりの自転車格納台数を増
やすことができ、多数台の自転車を効率的に格納し得る
上、自転車の入出庫に要する時間が短く、入出庫能率の
高い立体式駐輪設備を提供することにある。
を解決し、自転車に格納のための余分な部品を取りつけ
る必要がなく、且つ、1段あたりの自転車格納台数を増
やすことができ、多数台の自転車を効率的に格納し得る
上、自転車の入出庫に要する時間が短く、入出庫能率の
高い立体式駐輪設備を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の立体式駐輪設
備は、水平断面が円形または多角形の所定高さの自転車
格納庫と、前記格納庫の中心軸線に沿い、垂直な所定径
の円形状空間が形成されるように、前記格納庫の側壁内
面に一端が固定され、前記格納庫の軸線に向け放射状に
設けられた、上下方向に複数段の自転車保管棚と、前記
垂直な円形状空間内に、リフト機構によって昇降可能且
つ水平面内を旋回可能に設けられた自転車移送台と、前
記自転車移送台上に設けられた、自転車の車輪が挿入さ
れる樋状のレールと、前記レールに沿って走行する台車
にアームによって取り付けられた、自転車の後輪の一部
をその両側から把持する後輪クランプ機構とからなり、
前記後輪クランプ機構によって自転車の後輪を把持し、
前記台車によって自転車を前記移送台上に引き入れそし
て前記リフト機構によって所定段の自転車保管棚に移送
し、前記自転車保管棚に、前輪を収容庫側壁側に向けそ
して後輪を収容庫中心側に向けて放射状に格納するよう
にしたことに特徴を有するものである。
備は、水平断面が円形または多角形の所定高さの自転車
格納庫と、前記格納庫の中心軸線に沿い、垂直な所定径
の円形状空間が形成されるように、前記格納庫の側壁内
面に一端が固定され、前記格納庫の軸線に向け放射状に
設けられた、上下方向に複数段の自転車保管棚と、前記
垂直な円形状空間内に、リフト機構によって昇降可能且
つ水平面内を旋回可能に設けられた自転車移送台と、前
記自転車移送台上に設けられた、自転車の車輪が挿入さ
れる樋状のレールと、前記レールに沿って走行する台車
にアームによって取り付けられた、自転車の後輪の一部
をその両側から把持する後輪クランプ機構とからなり、
前記後輪クランプ機構によって自転車の後輪を把持し、
前記台車によって自転車を前記移送台上に引き入れそし
て前記リフト機構によって所定段の自転車保管棚に移送
し、前記自転車保管棚に、前輪を収容庫側壁側に向けそ
して後輪を収容庫中心側に向けて放射状に格納するよう
にしたことに特徴を有するものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記複数個の自
転車保管棚の各々は、前記格納庫の中心側からその側壁
側に向けて下方に傾斜していることに特徴を有するもの
であり、そして、請求項3に記載の発明は、前記後輪ク
ランプ機構が、自転車の後輪下半分の一部を、その両側
から2つのクランプ片が平行移動または基軸を中心に弧
状に回動して把持するようになっていることに特徴を有
するものである。
転車保管棚の各々は、前記格納庫の中心側からその側壁
側に向けて下方に傾斜していることに特徴を有するもの
であり、そして、請求項3に記載の発明は、前記後輪ク
ランプ機構が、自転車の後輪下半分の一部を、その両側
から2つのクランプ片が平行移動または基軸を中心に弧
状に回動して把持するようになっていることに特徴を有
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明を、図面を参照し
ながら説明する。図1は、この発明の立体式駐輪設備の
一実施態様を示す概略垂直断面図である。図面に示すよ
うに、この発明の設備は、水平断面がほぼ円形の所定高
さの自転車格納庫1と、格納庫1を地上から所定間隔を
あけて支持する、その底面中心部に設けられた、格納庫
1よりも小径でほぼ1台の自転車の長さの内径を有する
円筒状脚部2と、格納庫1の中心軸線に沿い、垂直な所
定径の円形状空間3が形成されるように、円形側壁1a
の内面に一端が固定され、格納庫1の軸線に向けて放射
状に所定間隔をあけ複数個設けられた、その上に1台の
自転車5を収容し得る長さの複数段の自転車保管棚4と
からなっている。円筒状脚部2には、自転車5を移送台
7に搬入し、また、移送台7から搬出するための搬出入
口19が設けられている。
ながら説明する。図1は、この発明の立体式駐輪設備の
一実施態様を示す概略垂直断面図である。図面に示すよ
うに、この発明の設備は、水平断面がほぼ円形の所定高
さの自転車格納庫1と、格納庫1を地上から所定間隔を
あけて支持する、その底面中心部に設けられた、格納庫
1よりも小径でほぼ1台の自転車の長さの内径を有する
円筒状脚部2と、格納庫1の中心軸線に沿い、垂直な所
定径の円形状空間3が形成されるように、円形側壁1a
の内面に一端が固定され、格納庫1の軸線に向けて放射
状に所定間隔をあけ複数個設けられた、その上に1台の
自転車5を収容し得る長さの複数段の自転車保管棚4と
からなっている。円筒状脚部2には、自転車5を移送台
7に搬入し、また、移送台7から搬出するための搬出入
口19が設けられている。
【0011】自転車保管棚4は、自転車5の前輪5aお
よび後輪5bが挿入され、自転車5を倒れないように支
持する断面U字型の樋状であって、収容された自転車5
の車輪が当接する図示しないストッパが取り付けられて
いる。自転車保管棚4は、円形格納庫1の中心側からそ
の円形側壁1a側に向けて下方に傾斜している。
よび後輪5bが挿入され、自転車5を倒れないように支
持する断面U字型の樋状であって、収容された自転車5
の車輪が当接する図示しないストッパが取り付けられて
いる。自転車保管棚4は、円形格納庫1の中心側からそ
の円形側壁1a側に向けて下方に傾斜している。
【0012】なお、上述した複数個の自転車保管棚4
は、格納庫1の中心軸線に沿って円形状空間3が形成さ
れるような、格納庫1の円形側壁1aの内面に一端が固
定された環状盤上に放射状に設けられていてもよい。ま
た、格納庫1の側壁1aは、円形状のほか多角形状であ
ってもよい。
は、格納庫1の中心軸線に沿って円形状空間3が形成さ
れるような、格納庫1の円形側壁1aの内面に一端が固
定された環状盤上に放射状に設けられていてもよい。ま
た、格納庫1の側壁1aは、円形状のほか多角形状であ
ってもよい。
【0013】格納庫1内には、その中心軸線に沿った円
形状空間3および円筒状脚部2内を、リフト機構6によ
って昇降可能で且つ水平面内を旋回可能な自転車移送台
7が設けられている。
形状空間3および円筒状脚部2内を、リフト機構6によ
って昇降可能で且つ水平面内を旋回可能な自転車移送台
7が設けられている。
【0014】図2に移送台部分の拡大正面図でまた図3
にレール部分の断面図で示すように、自転車移送台7に
は、自転車5の前輪5aおよび後輪5bが挿入され自転
車5を倒れないように支持する断面U字状またはV字状
の樋状のレール8が設けられている。レール8は、自転
車5を引き入れて収容するに足りる長さを有し、その前
端から後端に向けてなだらかに上昇しそして下降する、
後半部に凸部8aを有する山形状に形成されている。
にレール部分の断面図で示すように、自転車移送台7に
は、自転車5の前輪5aおよび後輪5bが挿入され自転
車5を倒れないように支持する断面U字状またはV字状
の樋状のレール8が設けられている。レール8は、自転
車5を引き入れて収容するに足りる長さを有し、その前
端から後端に向けてなだらかに上昇しそして下降する、
後半部に凸部8aを有する山形状に形成されている。
【0015】レール8には、これに沿って往復移動する
台車9が設けられており、台車9には、格納する自転車
5の後輪5bの一部を把持する後輪クランプ機構10が
アーム11によって取り付けられている。台車9は、内
蔵する電動機により樋状レール8に沿って設けられたラ
ックに噛み合い走行する機構でも、別個に設けられた電
動機により移動するチェーンに台車を取付け、このチェ
ーンによって台車を走行させる機構でもよい。
台車9が設けられており、台車9には、格納する自転車
5の後輪5bの一部を把持する後輪クランプ機構10が
アーム11によって取り付けられている。台車9は、内
蔵する電動機により樋状レール8に沿って設けられたラ
ックに噛み合い走行する機構でも、別個に設けられた電
動機により移動するチェーンに台車を取付け、このチェ
ーンによって台車を走行させる機構でもよい。
【0016】図4は後輪クランプ機構10の一例を示す
概略側面図、図5はその概略平面図である。図4、図5
に示すように、後輪クランプ機構は、自転車5の後輪5
bの下半分の一部を両側から挟み平行移動するクランプ
片12、12と、クランプ片12、12を平行移動させ
る駆動部13とからなっており、後輪5bと接触するク
ランプ片12、12の内面部分には、ゴムやプラスチッ
クなどのような耐久性およびクッション性を有する緩衝
材14が取り付けられている。
概略側面図、図5はその概略平面図である。図4、図5
に示すように、後輪クランプ機構は、自転車5の後輪5
bの下半分の一部を両側から挟み平行移動するクランプ
片12、12と、クランプ片12、12を平行移動させ
る駆動部13とからなっており、後輪5bと接触するク
ランプ片12、12の内面部分には、ゴムやプラスチッ
クなどのような耐久性およびクッション性を有する緩衝
材14が取り付けられている。
【0017】駆動部13は、左右ねじを有するねじ棒1
3aと、ねじ棒13aの駆動モータ13bとからなって
おり、ねじ棒13aにクランプ片12、12の基部が螺
合されている。従って、ねじ棒13aの回転によってク
ランプ片12、12は平行移動し、自転車の後輪5bを
把持する。
3aと、ねじ棒13aの駆動モータ13bとからなって
おり、ねじ棒13aにクランプ片12、12の基部が螺
合されている。従って、ねじ棒13aの回転によってク
ランプ片12、12は平行移動し、自転車の後輪5bを
把持する。
【0018】図6は後輪クランプ機構10の他の例を示
す概略平面図である。この例においては、後輪クランプ
機構10は、図6に示すように、基軸を中心に弧状に回
動するクランプ片12、12と、モータ15によって回
転するねじ棒16に螺合しその回転によって前後進する
駒17とからなっており、クランプ片12、12は駒1
7の両側にヒンジによって取り付けられ、駒17の前後
進によってその先端部が弧状に回動し、自転車5の後輪
5bの下半分の一部を両側から挟み把持するようになっ
ている。後輪5bと接触するクランプ片12、12の内
面部分に、ゴムなどの緩衝材14が取り付けられている
ことは前述した通りである。
す概略平面図である。この例においては、後輪クランプ
機構10は、図6に示すように、基軸を中心に弧状に回
動するクランプ片12、12と、モータ15によって回
転するねじ棒16に螺合しその回転によって前後進する
駒17とからなっており、クランプ片12、12は駒1
7の両側にヒンジによって取り付けられ、駒17の前後
進によってその先端部が弧状に回動し、自転車5の後輪
5bの下半分の一部を両側から挟み把持するようになっ
ている。後輪5bと接触するクランプ片12、12の内
面部分に、ゴムなどの緩衝材14が取り付けられている
ことは前述した通りである。
【0019】リフト機構6からワイヤロープ18を介し
て懸吊されている移送台7は、リフト機構6の駆動によ
って昇降すると共に、図示しない回転機構によって、水
平面内を旋回する。このようなリフト機構6による移送
台7の昇降および旋回は、図示しないコンピュータによ
って自動制御される。
て懸吊されている移送台7は、リフト機構6の駆動によ
って昇降すると共に、図示しない回転機構によって、水
平面内を旋回する。このようなリフト機構6による移送
台7の昇降および旋回は、図示しないコンピュータによ
って自動制御される。
【0020】自転車5の格納は、次のようにして行われ
る。即ち、図2に示すように、移送台7を円筒状脚部2
に設けられた搬出入口19の前に位置させ、自転車5
を、その後輪5bを搬出入口19に向けて位置させる。
そして、移送台7のレール8上にある台車9を搬出入口
19側に移動し、台車9に取り付けられたアーム11の
先端のクランプ機構10によって、自転車5の後輪5b
の一部をその両側から把持する。次いで、台車9を、レ
ール8に沿って後端に向け移動させる。
る。即ち、図2に示すように、移送台7を円筒状脚部2
に設けられた搬出入口19の前に位置させ、自転車5
を、その後輪5bを搬出入口19に向けて位置させる。
そして、移送台7のレール8上にある台車9を搬出入口
19側に移動し、台車9に取り付けられたアーム11の
先端のクランプ機構10によって、自転車5の後輪5b
の一部をその両側から把持する。次いで、台車9を、レ
ール8に沿って後端に向け移動させる。
【0021】かくして、自転車5は、その後輪5bを台
車9に設けられたアーム11の先端のクランプ機構10
によって把持され、その前輪5aを樋状レール8に乗せ
た状態でレール8上を移動する。レール8は、後半部に
凸部8aを有する山形状に形成されているので、台車9
の移動に伴いアーム11の水平からの傾斜角度は逐次変
化し、引き込み完了時にはその傾斜角度は最大になり、
自転車5は、その後輪5bが上向きに傾斜した状態でレ
ール8上に載置される。
車9に設けられたアーム11の先端のクランプ機構10
によって把持され、その前輪5aを樋状レール8に乗せ
た状態でレール8上を移動する。レール8は、後半部に
凸部8aを有する山形状に形成されているので、台車9
の移動に伴いアーム11の水平からの傾斜角度は逐次変
化し、引き込み完了時にはその傾斜角度は最大になり、
自転車5は、その後輪5bが上向きに傾斜した状態でレ
ール8上に載置される。
【0022】このようにして、自転車5を移送台7のレ
ール8上に載置した後、リフト機構6によって、移送台
7を格納すべき自転車保管棚4のある場所まで上昇さ
せ、次いで、クランプ機構10により自転車5の後輪5
bを把持している台車9を、レール8に沿ってその後端
から前端に向け移動させる。その結果、自転車5は、レ
ール8から保管棚4上に移動し、その前輪5aを格納庫
1の側壁1a側に向け、後輪5bを格納庫1の中心側に
向けた状態で放射状に格納される。
ール8上に載置した後、リフト機構6によって、移送台
7を格納すべき自転車保管棚4のある場所まで上昇さ
せ、次いで、クランプ機構10により自転車5の後輪5
bを把持している台車9を、レール8に沿ってその後端
から前端に向け移動させる。その結果、自転車5は、レ
ール8から保管棚4上に移動し、その前輪5aを格納庫
1の側壁1a側に向け、後輪5bを格納庫1の中心側に
向けた状態で放射状に格納される。
【0023】前述したように、自転車5の幅はハンドル
幅が最大であるから、その前輪5a即ちハンドルを格納
庫側壁1a側に向けて放射状に格納するとにより、従来
のような、前輪5a即ちハンドルを格納庫中心に向けて
格納した場合に比較し、格納台数が格段に増加する。
幅が最大であるから、その前輪5a即ちハンドルを格納
庫側壁1a側に向けて放射状に格納するとにより、従来
のような、前輪5a即ちハンドルを格納庫中心に向けて
格納した場合に比較し、格納台数が格段に増加する。
【0024】例えば、図7(b) に示すように、格納庫1
の内径aを5700mm、円形状空間3の直径bを190
0mm、格納する自転車5の長さcを1800mmとしたと
きに、従来のように、自転車5を、その前輪5aを格納
庫中心に向けて放射状に格納した場合の格納台数は、1
段当たり16台であるのに対し、図7(a) に示すよう
に、同一寸法の格納庫に本発明のように自転車5を、そ
の前輪5aを格納庫側壁に向けて放射状に格納した場合
には、1段当たり20台格納することができ、格納効率
が向上する。
の内径aを5700mm、円形状空間3の直径bを190
0mm、格納する自転車5の長さcを1800mmとしたと
きに、従来のように、自転車5を、その前輪5aを格納
庫中心に向けて放射状に格納した場合の格納台数は、1
段当たり16台であるのに対し、図7(a) に示すよう
に、同一寸法の格納庫に本発明のように自転車5を、そ
の前輪5aを格納庫側壁に向けて放射状に格納した場合
には、1段当たり20台格納することができ、格納効率
が向上する。
【0025】格納庫1からの自転車の搬出は、上記と逆
の順序で行われる。即ち、移送台7を搬出すべき自転車
が格納されている保管棚4に位置させた上、台車9に取
り付けられたクランプ機構により自転車5の後輪5bを
把持し、台車9を移動させ、自転車5を移送台7上に引
き込む。次いで、リフト機構により移送台7を円筒状脚
部2の搬出入口19の位置まで下降させ、そして、台車
9により移送台7から自転車5を押し出す。かくして、
自転車5は、方向転換の必要なくハンドルを前にして搬
出入口19から搬出される。
の順序で行われる。即ち、移送台7を搬出すべき自転車
が格納されている保管棚4に位置させた上、台車9に取
り付けられたクランプ機構により自転車5の後輪5bを
把持し、台車9を移動させ、自転車5を移送台7上に引
き込む。次いで、リフト機構により移送台7を円筒状脚
部2の搬出入口19の位置まで下降させ、そして、台車
9により移送台7から自転車5を押し出す。かくして、
自転車5は、方向転換の必要なくハンドルを前にして搬
出入口19から搬出される。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の立体式駐
輪設備によれば、自転車に格納のための余分な部品を取
りつける必要がなく、且つ、1段あたりの自転車格納台
数を増やすことができ、多数台の自転車を効率的に格納
し得る上、自転車の入出庫に際しては、自転車が載置さ
れる移送台がリフト機構によって昇降且つ旋回可能にな
っているので、入出庫に要する時間を従来よりも大幅に
短縮することができ、狭い面積の土地を有効に活用し、
多数台の自転車を効率的に格納することができる等、多
くの工業上有用な効果がもたらされる。
輪設備によれば、自転車に格納のための余分な部品を取
りつける必要がなく、且つ、1段あたりの自転車格納台
数を増やすことができ、多数台の自転車を効率的に格納
し得る上、自転車の入出庫に際しては、自転車が載置さ
れる移送台がリフト機構によって昇降且つ旋回可能にな
っているので、入出庫に要する時間を従来よりも大幅に
短縮することができ、狭い面積の土地を有効に活用し、
多数台の自転車を効率的に格納することができる等、多
くの工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】この発明の立体式駐輪設備の一実施態様を示す
概略垂直断面図である。
概略垂直断面図である。
【図2】移送台部分の拡大正面図である。
【図3】レール部分の断面図である。
【図4】後輪クランプ機構の一例を示す概略側面図であ
る。
る。
【図5】後輪クランプ機構の一例を示す概略平面図であ
る。
る。
【図6】後輪クランプ機構の他の例を示す概略平面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の設備と従来の設備の自転車格納状態の
相違を示す説明図である。
相違を示す説明図である。
【図8】従来の立体式駐輪設備の一例を示す概略垂直断
面図である。
面図である。
1 自転車格納庫 1a 側壁 2 円筒状脚部 3 円形状空間 4 自転車保管棚 5 自転車 5a 前輪 5b 後輪 6 リフト機構 7 移送台 8 レール 9 台車 10 クランプ機構 11 アーム 12 クランプ片 13 駆動部 14 緩衝材 15 モータ 16 ねじ棒 17 駒 18 ワイヤロープ 19 搬出入口 20 建屋 21 格納階層 22 搬送フレーム 23 作動腕 24 格納環 25 フック
Claims (3)
- 【請求項1】 水平断面が円形または多角形の所定高さ
の自転車格納庫と、前記格納庫の中心軸線に沿い、垂直
な所定径の円形状空間が形成されるように、前記格納庫
の側壁内面に一端が固定され、前記格納庫の軸線に向け
放射状に設けられた、上下方向に複数段の自転車保管棚
と、前記垂直な円形状空間内に、リフト機構によって昇
降可能に且つ水平面内を旋回可能に設けられた自転車移
送台と、前記自転車移送台上に設けられた、自転車の車
輪が挿入される樋状のレールと、前記レールに沿って走
行する台車にアームによって取り付けられた、自転車の
後輪の一部をその両側から把持する後輪クランプ機構と
からなり、 前記後輪クランプ機構によって自転車の後輪を把持し、
前記台車によって自転車を前記移送台上に引き入れそし
て前記リフト機構によって所定段の自転車保管棚に移送
し、自転車を前記自転車保管棚に、前輪を格納庫側壁に
向けそして後輪を格納庫中心に向けて放射状に格納する
ようにしたことを特徴とする立体式駐輪設備。 - 【請求項2】 前記複数個の自転車保管棚の各々は、前
記格納庫の中心側からその側壁側に向けて下方に傾斜し
ている、請求項1記載の立体式駐輪設備。 - 【請求項3】 前記後輪クランプ機構は、自転車の後輪
下半分の一部を、その両側から2つのクランプ片が平行
移動または基軸を中心に弧状に回動して把持するように
なっている、請求項1または2記載の立体式駐輪設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9094091A JPH10292663A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 立体式駐輪設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9094091A JPH10292663A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 立体式駐輪設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10292663A true JPH10292663A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14100793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9094091A Pending JPH10292663A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 立体式駐輪設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10292663A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150086705A (ko) * | 2014-01-20 | 2015-07-29 | 권영종 | 이동 가능한 컨테이너형 자동 물류창고 |
CN106958365A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-07-18 | 华东交通大学 | 一种适用于共享单车的立式自行车车库 |
CN106968472A (zh) * | 2017-02-14 | 2017-07-21 | 浙江慧源通服科技有限公司 | 一种预存车位结构 |
CN106978920A (zh) * | 2017-02-14 | 2017-07-25 | 浙江慧源通服科技有限公司 | 一种旋转式预存车位装置 |
CN107558768A (zh) * | 2017-09-06 | 2018-01-09 | 钱永胜 | 一种自行车自动车库 |
CN108609075A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-10-02 | 广西科技大学 | 一种自行车停放装置 |
CN113958164A (zh) * | 2020-11-27 | 2022-01-21 | 丁宏毅 | 一种电动车立体车库用升降装置及其运行方法 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9094091A patent/JPH10292663A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150086705A (ko) * | 2014-01-20 | 2015-07-29 | 권영종 | 이동 가능한 컨테이너형 자동 물류창고 |
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CN108609075A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-10-02 | 广西科技大学 | 一种自行车停放装置 |
CN108609075B (zh) * | 2018-05-29 | 2023-09-12 | 广西科技大学 | 一种自行车停放装置 |
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