JPH02200975A - エレベータ式立体駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はエレベータ式立体駐車装置に関するものである
。

従来の技術及び課題 自動車の増大に伴ない駐車問題は重λとなっている、特
に限られた土地に効率よく駐車させる立体駐車装置の要
望は増大している。

従来の立体駐車装置としてエレベータ方式を採るもので
１例えば特公昭５３−１０７３９号公報、実公昭５２−
２４９５４号公報に開示されているように、上下するエ
レベータケージにｍａｔされた棚台車移送装置により、
棚台車〔パレット〕上に自動車を載置したままで、該棚
台車を所定の駐車階に移送することにより入庫を行い、
逆に自動車を１１しているある駐車階の棚台車をエレベ
ータケージ上に移動することにより出庫を行う所謂パレ
ット交換方式を採用しているものがある。このような方
式のものは出庫と入庫が交互に行われる場合は都合が良
いが、ある駐車階の棚台車をエレベータケージ上に載せ
車両出入口で入庫待機しているとき他の駐車階の出庫指
示があると、まずエレベータケージ」二に載っている棚
台車をもとの駐車階に搬送返却した後に出庫指示のあっ
た駐車階に向うと言う動作が必要となり、棚台車の返却
動作のサイクルタイムがロス時間となると言う問題を有
しており、又エレベータケージに棚台車を取り込むので
荷重移動による不平衡と棚台車重量分の増加等によりエ
レベータケージを頑強に製作せねばならず、ケージ重量
の増加を来し、動力を大きくしなければならず高価にな
ると言う課題も有している。

又フォーク式を採るものとしては、特開昭６３−７０７
８１号公報に開示されているように、各駐車階にそれぞ
れ横行フォーク台車を装備し、該横行フォークを横行さ
せて昇降フォークと噛合させ自動車の授受を行うもので
あるが、この場合は横行フォーク台車１台ごとに横行用
電動機を装備せねばならず、それらの制御構造が複雑と
なり、極めて高価となると言う問題を有している。

更に又特公昭４２−２５０２８号公報、実開昭４８−８
２６７５号公報等で開示されているように上下するエレ
ベータケージから左右に突出横行するフォークに自動車
を赦せて駐車階フォークへの自動車の授受を行うものが
あるが、このような方式のものは、可動ケージの支持、
該ケージから片持式に突出する横行フォークの支持等に
強度的安定感が乏しく、その補強には転倒モーメント支
持機構その他充分な配慮が必要であり、構造的にも複雑
高価になると言う問題を有している。

本発明は上記のような従来の諸課題に対処し得る立体駐
車装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は、上記特開昭８３−７０７８１号公報に開示さ
れているように、昇降坑内を昇降作動するフォーク式の
車載台と、各駐車階毎に横行可能に装備されたフォーク
式の棚台車とからなり、棚台車が昇降坑内に横行して該
棚台車のフォークが車載台のフォークと噛合い、車載台
の微下降又は微上昇で車両の授受を行った後。

棚台車が側方に戻り横行して入出庫を行うエレベータ式
立体駐車装置において、車載台に棚台車を横行させる棚
台車移送装置を設けたことを第１の特徴とし、該棚台車
移送装置を棚台車のフックに係合する牽引部材をもち一
方向回転で棚台車を昇降坑方向に引き出し他方向回転で
棚台車を戻り横行させるコンベアチェーンと、該コンベ
アチェーンを車載台中央部から牽引部材が棚台車のフッ
クに係合し得る位置まで何方に移動させるねじ送り機構
とにより構成したことを１２の特徴とするものである。

作用 上記第１の特徴により、横行可能な各階の棚台車毎に横
行用動力源を装備しなければならないと言う特開昭６３
−７０７８１号公報に記載の発明の課題は完全に解消さ
れ、極めて安価で制御構造が単純化され、第２の特徴に
より、先ず車載台を所定階まで上昇させた後、目的とす
る棚台車方向にコンベアチェーンをねじ送りし次に該コ
ンベアチェーンを一方向に回転させることで牽引部材が
フックに係合して棚台車を引き出してコンベアチェーン
をねじ送りにてもとにもどし、その後車載台を微下降又
は微上昇させて車両の授ンを行った後コンベアチェーン
を他方向に回転させて棚台車を戻し横行させ且つコンベ
アチェーンを側方にねじ送りして棚台車を定位置に戻し
た後コンベアチェーンを戻り方向にねじ送りすることに
より入出庫を完ｒすることができ、構造の筒中化１作動
の確実化をはかり得る。

実施例 以下本発明の実施例を付図を参照して説明する。

第１図は本発明にかかる立体駐車装置を装備した建造物
の概略縦断正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であ
り、第１．２図に示すように本発明にかかる立体駐車装
置は基本的には。

建造物の中央部の昇降坑内を昇降作動する車載台１と、
該車載台１の昇降を案内する昇降レール９と、建造物の
上部に設置された電動モータ１２、減速機１３．ブレー
キ１４．スプロケット１１及びチェーンｌＯ等の車載台
昇降制Ｗ機構と、昇降坑の左右部にト下多段に配設され
ガイドローラ８に案内支持されて水平方向に横行できる
ようになっている棚台車５と、車載台ｌに装備され棚台
車５の横行を制御する棚台車移送装置１５とから構成さ
れる。

車載台１は第２〜５図に示すように、前後両端部に吊上
台４をもったフレーム３上に複数本の前後のフォーク２
．２を固設した構造に構成され、吊上台４の左右に吊金
具４ａが結合され、該吊金具４ａのローラ茅が昇降レー
ル９に表装案内されると共にチェーン１０に結合され、
電動モータ１２の回転により車載台１が昇降レール９に
ガイドされて上下に昇降するようになっている。

又前後の吊上台４上には棚台車移送装ご１５がそれぞれ
設置されると共に、前後のフォーク２，２の前方及び後
方には第３図に示すように自動車の乗入時及び乗用時の
踏板の役割を兼ねたカバーａ及びａ′が設けられ上記棚
台車移送装置１５の上部を覆っているが、：Ｓ３図以外
の図面では該カバーａ及びａ′は省略している。

棚台車５は、第２〜５図に示すように棚台車フレーム６
と該棚台車フレーム６上に固設された複数本の前後のフ
ォーク７とからなり。

該棚台車フレーム６の前後の横枠６’、６’は第３図に
示すようにレール形状に構成されて建造物の前後の構造
体に固設された複数のガイドローラ８が該レール形状の
横枠６’、６’に嵌り、該ガイドローラ８に支持された
状態で棚台車５が水平方向に横行できるようになってお
り、且つ該棚台車５の横枠６’、６’の昇降坑寄りの位
置には、前記車載台ｌに設置した前後の棚台車移送装置
１５．１５の一側部に対向して、フック１６．１８が突
設されている。

次に、棚台車移送装Ｍ１５の詳細構造を第６．７．８図
を参照して説明する。

第６〜８図において、１７はコンベアチェーン、１８は
上下のガイドレール１８ａ、１８ａとこれらを一体的に
結合する結合部材１８ｂとからなるコンベアチェーン１
７のガイドであり、該カイト１８の左右の結合部材１８
ｂにはスブロケッ）２０．２０が回転可能に取付けられ
、又一方のスプロケット２０を駆動する電動モータ１９
が取付けられ、コンベアチェーン１７が該左右のスズロ
ケット２０．２０に掛装されると共に該コンベアチェー
ン１７に設けたサイドローラ１７ａが上下のガイドレー
ルＬ８ａに表装ガイドされた状態でガイド１８に組付ら
れている。

該ガイド１８は、車載台１の吊上台４上に固設した左右
の支持部材２３．２３に、第７図に示すように上部ガイ
ドローラ２３ａ、下部ガイドローラ２３ｂにて、左右方
向にのみ移動可能なるよう支持されると共に、吊上台４
上に固設した軸受台２４に軸方向移動は拘止され回転の
み可能なるよう支持された送りねじ２５に中央の連結部
材１８ｂに固設した雌ねじ２１が螺合し、該送りねじ２
５を電動モータ２６で回転させることによりガイド１８
を左右方向にねじ送りし該電動モータ２６を停止するこ
とによりガイド１８の左右方向移動を拘止できるように
なっている。

２２．２２’はコンベアチェーン１７のサイドプレート
に結合板１７ｂにより固定された棚台車牽引用の牽引部
材であり、該牽引部材２２　、２２　′は、中立状態に
おいて第６図に示すように左右のスプロケッ）２０．２
０のＬ側とＦ側にそれぞれ位置する。

前記サイドローラ１７ａは牽引部材２２゜２２′の取付
位置付近ではコンベアチェーン１７の１ピツチ毎に取付
↓すられ、その他のところでは数ピツチに１個程度に取
付けられる。

Ｌ記のように構成された棚台東移送装δ１５は、車載台
ｌの前後の吊り台４上にそれぞれ装備され、該前後の棚
台車移送装置１５゜１５の各電動モータ１９はインバー
タ等による同期駆動としコンベアチェーン１７の回転差
がないようにしである。

次に本発明の立体駐車装置の入庫及び出庫作動について
説明する。

先ず第１図に示すように４ｉｔ台１を自動車の進入通路
まで下降させそのフォーク２の上面が進入通路とほぼ同
一面内に位置する入庫待機状態とする。この状態では図
示は省略しているが前方と後方のフォーク２，２の間に
は建造物に設けたプラットフォーム式の踏台が位置し、
第３図に示すカバーａ、ａ’と該踏板とがフォーク２．
２のＥ面とほぼ面一で連なり、進入して来た自動車は、
前輪が前方のフォーク２Ｅに、後輪が後方のフォークｚ
上にそれぞれ援った状態で、車載台ｌへの搭載が完了し
１乗員は該踏台上に降りそこから出て行くことかでＪる
。

車載台１への入庫車両の搭載が終ると電動モータ１２が
回転し車載台ｌは昇降坑内を所定の階まで上昇し、該所
定の階の定位置で停止する。入庫時の定位置は第３．４
図に示すように車載台１のフォーク２上面がその階の棚
台車５のフォーク７の上面よりわずかにΔＳだけ高い位
置に設定されている。

定位置に車載台ｌが停止したとき、第９図の（イ）に示
すように車載台ｌの吊上台４に装備した棚台車移送装置
１５の上側の牽引部材２２゜２２がその階の左右の棚台
＠５のフック１６に対向した位置となる。

例えばその階の右側の棚台車上に入庫する場合は、車載
台１の停止後、電動モータ２６を一方向へ回転させ、ガ
イド１８をねじ送りにより右方向に移動させ第９図（ロ
）のように右上側の牽引部材２２が右の棚台車５のフッ
ク１６に近接したところで電動モータ２６は停止する。

次に電動モータ１９が回転し、コンベアチェーン１７を
左回転させる。すると第９図（ハ）に示すように右下側
の牽引部材２２′がスズロケット２０の上側に廻り込み
つつフック１６に係合し、コンベアチェーン１７の左回
転によって第９図（ニ）のようにフック１６を牽引して
棚台車５を昇降坑方向へ引き出し、第９図（ネ）のよう
に右下側の牽引部材２２′が左側スプロケー、ト２０の
上部まで来たところで電動モータ１９は停止する。

電動モータ１９が停止すると１次にねじ送り用の電動モ
ータ２６が前記とは逆方向に回転し、ねじ送りによりガ
イド１８を左方向に移動させ第９図（へ）のようにもと
の中央位置まで戻り停止する。

このガイド１８の戻り時牽引部材２２′は依然としてフ
ック１６に係合しているので、該ガイド１８の戻り作動
により棚台車５は昇降坑の中央部まで引き出される。

上記の作動で、車載台ｌのフォーク２と棚台車５のフォ
ーク７とは互い違いに噛み合った状態となる。

そこで次に昇降用の電動モータ１２が少し回転し車載台
ｌを微下降させ、車載台１のフォーク２Ｅ面が棚台車５
のフォーク７上面よりやや低くなる位置とすることによ
り、車載台１１の車両は棚台車５のフォーク７上に移し
かえられる。車両の移しかえが完了すると、電動モータ
１９は前記とは逆方向に回転しコンベアチェーン１７を
右回転させる。すると左下側の牽引部材２２が第９図（
ト）のようにフック１６に係合し、第９図（チ）から（
す）のように棚台車５を右方向に移行させ、該フック１
６に係合している牽引部材２２が右側スプロケット２０
の上部に来たところで停止し、その後ねじ送り用電動モ
ータ２６が回転しねじ送りでガイド１８を右方向に移動
させることにより、第９図（す）から（ス）のように棚
台車５を押し込んでもとの位置にもどし１次にねじ送り
用電動モータ２６が上記とは逆方向に回転しガイド１８
を左方向に移動させ第９図（ル）のようにもとの中央位
置にもどし、これで入庫作動は完了する。

左側の棚台車５への入庫作動は上記右側への棚台′１Ｊ
Ｌ５への入庫作動と左右が逆になるだけである。

出庫指令が発せられた場合は、先ず出庫すべき車両を載
置している棚台車５の階まで空の車載台ｌを昇降させて
停止するが、そのときの車載台１の停止位置は、第５図
に示すように棚台車５のフォーク７上面より車載台１の
フォーク２Ｉ−、面がわずかにΔＳ′だけ低い位ことな
る点が前記入庫時と異なる。

＝ｌＥ　ａ台ｌの停止後、棚台車移送装置１５が入庫時
と同様に作動し、第９図（イ）〜（へ）のように車両を
＠、置した棚台車５を昇降坑中央まで引き出し、第５図
鎖線示のように車載台１のフォーク２と棚台車５のフォ
ーク７とが互い違いに噛合った状態とし、電動モータ１
２を少し回転させて車載台１を微上昇させることによっ
て棚台車５上二の重両を車載台１上に移しかえる。

重両の移しかえが完了すると、第９図（ト）〜（ル）の
ように棚台車移送装置１５が入庫時と同じ作動をして空
の棚台車５をもとに戻した後、車載台ｌが第１図のよう
に出口まで下降し、そこで車両にドライバが乗車し出口
より出て行き、出庫作動は完了する。

上記入庫及び出庫の作動は、中央管理室からの特定の棚
台車を指定した入庫指令又は出庫指令により、各停止位
置を検出する各種センサの信号を用いて、順序正しく自
動的に行われるものとする。

尚本発明の実施に当っては、電気式又は機械式の各種安
全装置が設けられるものとする。

発明の効果 以上のように本発明によれば、フォーク式の昇降可能な
車載台と該車載台が昇降する昇降坑の左右部に上下多段
に配設されたフォーク式の駐車棚とからなる立体駐車装
置において、該駐車棚を昇降坑中央部に横行可能なるよ
う建造物構造体に支持された棚台車により構成し、該棚
台車を昇降坑左右の定位置から昇降坑中央に引き出した
り該引き出された棚台車を定位置に戻したりする棚台車
移送装置を上記車載台に設けたことにより、車載台に設
置した棚台車移送装置にて任意の棚台車を昇降坑中央部
まで引き出して互いのフォークを噛み合させ車載台の微
下降又は微上昇にて車両の授受を行った後上記棚台車移
送装置の作動にて棚台車を定位置に戻し入庫又は出庫を
行うことができるもので、棚台車の横行作動を車載台へ
の荷重移動を伴なうことなく行うことができ、車両の授
受は垂直荷重の移動だけですむので、車載台の動作は極
めて安定であり、且つ棚台車移送装置の構成も単純であ
り、又棚台車側には一切の動力装置を必要とせず設備経
済上極めて有利であり、更に入出庫のサイクルタイムに
ロスがない等、実用上多大の効果をもたらし得るもので
ある。

【図面の簡単な説明】

付図は本発明の実施例を示すもので、第１図は全体構成
の概略縦断正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第
３図は入庫時車載台が入庫すべき棚台車の階まで上昇し
て停止したときの第２図Ｂ−Ｂ矢視に相当する側面図で
ある。 第４図は第３図のＣ−Ｃ断面図、第５図は出庫時におけ
る車載台と棚台車の関係を示す断面図、第６図は棚台車
移送装置の正面図、第７図は第６図のＤ−Ｄ断面図、第
８図は第６図のＥ−Ｅ断面図、第９図（イ）〜（Ａ）は
棚台車移送装置の作動を順次説明する作動説明図である
。 １・・・８８台、２・・・フォーク、３・・・フレーム
、４・・・吊上台、５・・・棚台車、６・・・棚台車フ
レーム、７・・・フォーク、８・・・ガイドローラ、９
・・・昇降レール、ｌＯ・・・チェーン、１２・・・電
動モータ、１５・・・棚台車移送装置、１６・・・フッ
ク、１７・・・コンベアチェーン、１８・・・ガイド、
１９・・・電動モータ、２０・・・スプロケット、２１
・・・雌ねじ、２２　、２２　’・・・牽引部材、２３
・・・支持部材、２４・・・軸受台、２５・・・送りね
じ、２６・・パ准動モータ。 以　　　上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、フレーム上に車両を載置するフォークを有し昇
   降坑内を昇降作動する車載台と、棚台車フレーム上に車
   両を載置するフォークを有し上記昇降坑の側方部に上下
   多段に多数配設された駐車用の棚台車とからなる立体駐
   車装置であって、上記各棚台車は昇降坑側方部の定位置
   と昇降坑の中央部との間をほぼ水平方向に横行可能なる
   よう建造物構造体に設けたガイドローラにて支持され、
   該棚台車を横行作動させる棚台車移送装置を上記車載台
   に設 け、該車載台が目的とする階まで上昇した後棚台車移送
   装置の作動にてその階の棚台車を昇降坑中央部まで引き
   出して車載台のフォークと棚台車のフォークとを互い違
   いに噛合わせ、該車載台の微下降又は微上昇により一方
   のフォークから他方のフォークへの車両の授受を行いそ
   の後棚台車移送装置が作動して棚台車をもとの定位置ま
   で横方させて入庫及び出庫を行うよう構成したことを特
   徴とするエレベータ式立体駐車装置。
2. （２）、請求項（１）の棚台車移送装置は、棚台車のフ
   ックに係合する牽引部材をもち一方向回転により該牽引
   部材にて棚台車を昇降坑方向に引き出し他方向回転によ
   り棚台車を定位置方向に戻すコンベアチェーンと、該コ
   ンベア チェーンを車載台中央部から上記牽引部材が棚台車のフ
   ックに係合し得る位置まで側方に移動させるねじ送り機
   構とから構成されていることを特徴とするエレベータ式
   立体駐車装置。