JPH07119332A - 立体格納庫の横行型搬送移載設備 - Google Patents

立体格納庫の横行型搬送移載設備

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JPH07119332A
JPH07119332A JP28572493A JP28572493A JPH07119332A JP H07119332 A JPH07119332 A JP H07119332A JP 28572493 A JP28572493 A JP 28572493A JP 28572493 A JP28572493 A JP 28572493A JP H07119332 A JPH07119332 A JP H07119332A
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elevator
fork
pallet
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traverse
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JP28572493A
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Noboru Yokoi
昇 横井
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YOKOI KOGYO KK
Original Assignee
YOKOI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格納室の高さを低くでき、空間利用効果を高
め、入出庫時間を短縮し、建設費や運転費も安い横行型
搬送移載設備を提供する。 【構成】 走行自在なエレベータ装置10と、エレベータ
装置10内で昇降自在なエレベータEと、エレベータEに
取り付けられたパレット用横行レールR1と、エレベータ
E内で上下動し、かつ自動車の車輪を載せるフォーク部
25を備えた、フォーク型積載台Eと、フォーク型積載台
Fの上下装置とからなり、パレットPは、平面視でコ形
のフレーム30と、フレーム30に固定された自動車の車輪
を載せるためのフォーク部33と、横行レールR1上を転動
するローラ35とからなり、前記フォーク型積載台のフォ
ーク部25と前記パレットのフォーク部33は互いに入れ違
って干渉しないように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体格納庫の横行型搬送
移載設備に関する。本発明における立体格納庫とは、立
体駐車場や立体倉庫、立体艇庫等を含むもので、自動
車、各種産業製品、ボート、ヨット等の種々の物品を格
納するのに用いられるものをいう。また、本発明は、こ
のような立体格納庫において、入出庫させる物品を入出
庫口と格納層の間で搬送移載するためのエレベータとパ
レットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】立体格納庫の一例である立体駐車場の代
表的なものとして、従来より垂直循環方式やエレベータ
方式、エレベータスライド方式等がある。垂直循環方式
とは、自動車を格納するケージを垂直面内で長円形のチ
ェーンループに取付けて連続循環させる方式であり、メ
リーゴーランド型あるいはタワーパーキング型とも称さ
れている。エレベータ方式とはエレベータが昇降して入
出庫口と任意の格納層との間で自動車を搬送する方式で
あり、エレベータスライド方式とは、エレベータが格納
層に沿った走行レーンを走行し、かつ任意の走行位置で
昇降して、入出庫口と任意の格納層との間で自動車を搬
送する方式である。そして、エレベータ方式やエレベー
タスライド方式の立体駐車場では、ほとんどすべて自動
車をパレットに載置して搬送する方式を採用しているの
で、自動車とパレットを一緒にした状態でエレベータで
搬送(昇降および(または)走行)し、かつ格納すべき
格納層とエレベータとの間でも自動車とパレットを一緒
にした状態で移し換えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記垂直循環方式で
は、長円形循環経路の上端と下端では半円弧状の軌跡を
描いてケージが動くので、その部分に無駄な空間が生
じ、一般的にいって1台当り43m3 の空間を必要として
いる。また、循環速度は約16m/min であり、平均的な入
庫時間が約120 秒も要している。さらに、ケージ全体を
常に動かせるので所要動力も32台分の駐車設備であると
主駆動電動機が50kwのものが必要で、1台当り1.6kw を
要する。そして、空間利用効率が低く大馬力原動機が必
要なことから建設費や運転費も高いという問題がある。
前記エレベータ方式やエレベータスライド方式では、格
納層側で移載すると、移載動作に伴うフォーク状積載台
の上下動や、パレットの交換を行う空間が必要となるた
め、格納室の高さが高くなり、空間利用効率に無駄が生
ずるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、格納室の高さを低くで
き、空間利用効率を高め、入出庫時間を短縮し、建設費
や運転費も安い搬送移載設備を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の横行型搬送移
載設備は、エレベーター装置と、パレットを横方向に走
行させる横行レールを設置した格納層を複数層有する立
体格納庫の搬送移載設備であって、前記エレベータ装置
は、機枠と、該機枠に設けられたエレベータ用昇降ガイ
ドレールと、該ガイドレールに沿って昇降するエレベー
タと、該エレベータの昇降駆動装置と、前記エレベータ
に取り付けられたパレット用横行レールと、前記エレベ
ータ内で上下動し、かつ物品を載せるフォーク部を備え
た、フォーク型積載台と、該フォーク型積載台の上下装
置とからなり、前記パレットは、平面視でコ形のフレー
ムと、該フレームに固定された物品を載せるためのフォ
ーク部と、前記横行レール上を転動するローラと、該ロ
ーラを回転駆動する駆動装置とからなり、前記フォーク
型積載台のフォーク部と前記パレットのフォーク部は互
いに入れ違って干渉しないように配置されていることを
特徴とする。第2発明の横行型搬送移載設備は、前記エ
レベータ内で上下動するフォーク型積載台を設ける代り
に前記フォーク部を前記エレベータ下端部に取付けたも
のである。
【0006】なお、本発明において、「横行」とはパレ
ットが幅方向(つまり短手方向)に移動することをい
い、「横行型」とはパレットが幅方向に移動するタイプ
をいう。また、本発明はエレベータ方式とエレベータス
ライド方式の両方に適用でき、エレベータ方式ではエレ
ベータピット内でエレベータが昇降し、エレベータスラ
イド方式ではエレベータ走行レーン上をエレベータ装置
が走行し、該エレベータ装置の機枠内をエレベータが昇
降するものである。
【0007】
【作用】第1発明では、エレベータのフォーク型積載台
に物品のみを載せて、エレベータの昇降(エレベータ方
式の場合)、エレベータ装置の走行とエレベータ装置内
でのエレベータの昇降(エレベータスライド方式)を組
合わせて物品を格納すべき格納室の直近位置まで搬送す
る。エレベータからパレットへの物品の移載はエレベー
タピット内またはエレベータ走行レーン上の空間で行わ
せる。つまり、物品を載せたフォーク型積載台を上方に
移動させておき、空のパレットを格納層の横行レールか
らエレベータの横行レール上に移動させる。ついで、フ
ォーク型積載台を下方に移動させると物品のみがパレッ
トのフォーク部に移載される。ここでパレットは目的地
である車室へ横行して移動する。その間、エレベータお
よびエレベータ装置は次の入出庫に備えて移動する。
【0008】第2発明では、フォーク型積載台を上下す
る代りにエレベータを上下動させてフォーク部を上下さ
せると、第1発明と同様にパレットとの間で物品を移載
することができる。
【0009】以上のように、本発明では、物品の移載が
エレベータピット内またはエレベータ走行レーン上の空
間で行われるので、格納室の高さを低くでき、エレベー
タ方式またはエレベータスライド方式でありながら、空
間利用効率を高くすることができる。そして、垂直循環
方式に比べると、エレベータの昇降速度は技術的に高速
化が容易であり現状でも相当の高速化が達成されている
ので、入出庫時間も大幅に短縮できる。また、移動する
ものはエレベータ単体、あるいはパレット単体であり、
全ての部材を同時に動かす必要はないので、所要動力も
はるかに小さくなる。さらに空間利用効率が高く、所要
動力も小さくなることから、建設費や運転費も安くな
る。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を立体駐車場に適用
した例に基づき説明する。 (第1実施例)図1は本発明の横行型搬送移載設備を設
置したエレベータスライド方式の立体駐車場の縦断面
図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII −
III 線矢視図である。
【0011】図1〜3に示すように、中央列m1をエレベ
ータ走行レーンm1とし、その両サイドに1列ずつ格納列
m2,m3が設けられている。また、各格納列は4個に区画
された格納室n1,n2 …を有している。なお格納室の室数
は3個であってもよく、5個以上であってもよい。格納
層の層数は図示の例では4〜5層であるが、6層以上で
あってもよい。また、図示の例は地上地下併用型である
が、地上層aのみ、あるいは地下層bのみであってもよ
く、さらに地上層aおよび地下層bの層数も任意であ
る。
【0012】走行レーンm1にはエレベータ装置10の走行
レールR3が設置されている。また、走行レーンm1の上方
空間には、エレベータ装置10の転倒防止用のガイドレー
ルR4が設けられている。さらに、各格納層は水平ビーム
1や支柱(図示省略)で枠組構造に形成され、水平ビー
ム1と横行レールR1が設置されている。この水平ビーム
1と横行レールR1によって、格納室Hが区画されてお
り、横行レールR1の上をパレットPが横行するようにな
っている。
【0013】図4はエレベータ装置10の斜視図、図5は
エレベータ装置10の部分正面図である。エレベータ装置
10は左右の支柱2と、左右の支柱2を上端部と下端部で
連結する連結ビーム3,4からなる機枠を有しており、
左右の支柱はエレベータE用の昇降ガイドレール2とな
っている。下側の連結ビーム4にはモータおよび減速機
からなる走行装置5と、それによって回転駆動させられ
る車輪6が軸着されている。
【0014】図4に示すように、上側の連結ビーム3に
は巻上駆動装置7とそれによって駆動される巻上ドラム
8が取付けられている。この巻上ドラム8から繰出され
たワイヤーロープ9またはチェーン9によってエレベー
タEが吊下げられている。図5に示すように、エレベー
タEは四角形の枠体を有しており、その枠体は左右の縦
ビーム11と上下の連結ビーム12,13からなり、左右の縦
ビーム11の外側における上端と下端にはガイドローラ14
が軸着されている。したがって、巻上ドラム8にワイヤ
ーロープ9を巻取ったり繰出したりすることによって、
エレベータEは昇降ガイドレール2に案内されて昇降す
る。左右の縦ビーム11の下端部には、それぞれアーム15
が固定され、片持ち状態で前方に突出している。そのア
ーム15の上面には横行レールR1が設置されている。この
横行レールR1上に後述するパレットPが、格納室側から
横行してくることができる。
【0015】前記縦ビーム11は断面コ形でフォーク型積
載台Fの上下を案内するガイドレールを兼ねている。図
5に示すように、フォーク型積載台Fは四角形の枠体を
有しており、その枠体は左右の縦フレーム21と上下の連
結フレーム22,23からなり、左右の縦フレーム21の外側
における上端と下端にはガイドローラ24が軸着されてい
る。そして下側の連結フレーム23には数本のフォーク25
が固定され、片持ち状態で前方に突出している。なお、
図5は自動車の前輪を載せる部分のみを示しているが、
後輪を載せるフォーク25も同様に形成されている。この
フォーク25には、パレットを用いることなく自動車を直
接載せることができる。
【0016】そして、上側連結フレーム22の両端にはボ
ルト26が連結されており、そのボルト26は、エレベータ
Eの上側連結ビーム12の両端に設置されたナットボック
ス内のナット27に螺合している。ナット27はモータ28お
よびシャフト29で回転されるようになっており、ナット
27を回転させると、フォーク型積載台FはエレベータE
の枠内で上下動する。これら、ボルト26、ナット27、モ
ータ28,シャフト29で上下装置が構成されている。
【0017】図6は、パレットPの平面図、図7はフォ
ーク33の側面を示す図6のVII −VII 線矢視図、図8は
パレットPの側面を示す図6のVIII−VIII線矢視図、図
9はパレットPの一部背面を示す図6のIX−IX線矢視図
である。図6〜9に示すように、パレットPは1本の主
フレーム31とその両端から直角方向に突出する側辺フレ
ーム32とから平面視でコ形に形成されたコ形フレーム30
を有し、主フレーム31には、前後輪載置用のフォーク33
が固定されている。2本の側辺フレーム32の下面にはそ
れぞれ先端側と基端側に、タンデムに配置された2連の
ローラ34,35が軸着されている。一方の側辺フレーム32
には駆動モータ36が取付けられ、ローラ34がチェーン等
37で連結され回転駆動されるようになっている。また、
他方の側辺フレーム側ローラ34は伝動軸38で連結され、
前記駆動モータ36で駆動されるようになっている。これ
により、パレットPは横行レールR1上を横行する。
【0018】図10は前記エレベータEとパレットP1,P2
の平面的配列を示している。ただし、エレベータEもパ
レットP1,P2 も左半分のみを示しており、またパレット
P1,P2 の側辺フレーム32は先端側を図示省略し、ローラ
35とその下面の横行レールR1図示している。このような
配列において、パレットP1,P2は横行レールR1上を矢印
Ca,Cb方向に横行する。パレットP1,P2の横行時は図11
に示すようにフォーク型積載台Fを少し上方に上げてお
くと、パレットP1,P2がフォーク型積載台Fの下面に入
るとき、互いに干渉することがない。
【0019】つぎに、自動車の移載方法を説明すると、
図11に示すように、自動車Cを搭載したフォーク型積載
台FをエレベータE内で上昇させておき、パレットP1を
矢印Ca方向に横行させフォーク25の下方に位置させる。
この状態から図12に示すように、エレベータEに対しフ
ォーク型積載台Fを下動させると、フォーク型積載台F
のフォーク25とパレットP1のフォーク33(図10参照)が
互いに入れ違って干渉しないので、自動車Cはパレット
P1の載せ替えられる。入庫時であれば、パレットP1を矢
印Cb方向に横行させて格納室側へ移動させると、それで
自動車Cを格納できる。出庫時であれば、上記と反対側
に操作してパレットP1からフォーク型車載台Fに自動車
を載せ替え、エレベータEを下降(または上昇)させ入
出庫槽1Fまで搬送すれば良い。
【0020】図11に示すパレットP2に自動車を移載する
場合は、パレットP2をエレベータEおよびフォーク型積
載台Fの枠内を通過させてフォーク25の下方に位置さ
せ、フォーク型積載台Fを下動させて自動車を移載す
る。ついで、フォーク25を下動させた状態のままパレッ
トP2をフォーク型積載台Fの枠内を通過させて、元の位
置へ復帰させる。これにより入庫操作が完了する。出庫
操作は上記と逆に操作すればよい。
【0021】つぎに、上記実施例の利点を説明する。 自動車の移載をエレベータ走行レーン上の空間内で
行うので、格納室Hの高さを低くでき、それにより無駄
な空間を無くしうるので、空間利用効率が高くなる。た
とえば、1台当りが30m3 となり従来の垂直循環方式と
比べると約2/3 に減少する。 エベータ装置10で自動車Cを搬送するときパレット
を用いていないので、搬送重量が軽く、エレベータEの
駆動動力が小さくてすむ。また、自動車Cの移載はエレ
ベータE全体を上下動させるのでなく、フォーク型積載
台Fのみを上下動させるので、やはり動力が小さくてす
む。例えば120 台のパレットを駆動するのに22kwです
み、1台当りの動力は0.2kw となり、従来の垂直循環方
式の約1/8 となる。 エレベータEの昇降速度は高速化が容易であり、10
0 〜200m/minが得られる。このため入出庫時間が平均し
て約40秒となり、垂直循環方式に比べ約1/3 の時間短縮
が可能となる。 上記のように、無駄な空間が少ないので建設費が安
くなり、所要動力も少なくてすむので運転費も低減する
ことができる。
【0022】(第2実施例)前記第1実施例ではエレベ
ータEにフォーク型積載台Fを取付けた構成であった
が、フォーク型積載台Fを取付けない構成とすることも
できる。その場合、図13に示すようにエレベータEの下
側連結ビーム13に直接フォーク25を片持ち状態で固定
し、横行レールR1とそれを支持するアーム15はエレベー
タEの両側の支柱2に各格納層と同レベルに取付けると
よい。
【0023】パレットPとの間で自動車を移載するとき
は、エレベータEそのものを上下動させて、フォーク25
とパレットPのフォーク33との間で互いに入れ合わせる
と、前記第1実施例と同様に移載が可能である。
【0024】また、上記のようにアーム15と横行レール
R1を取付ける場合は、片持ち支持より両持ち支持の方が
強度が強くなるので、図14に示すように、支柱2を前後
左右に4本立て、それらの上端を連結ビーム3a,3bで互
いに連結し、下端を連結ビーム4a,4bで互いに連結し
て、強固な枠組みを作り、各アーム15を前後の支柱2,
2に固定するとよい。この場合、アーム15が両持ち構造
となるので、パレットPが乗り込んだときの撓みも少な
く、強度も高くなる。
【0025】(第3実施例)第1実施例はエレベータ走
行レーンm1には格納室を設けていなかったが、本実施例
はエレベータ走行レーンm1に移動格納棚PAを配置し、空
間利用効率をさらに高めた例である。
【0026】図15は第3実施例に係わる駐車場の縦断面
図、図16は同駐車場の一部平面図、図17はエレベータE
と移動格納棚PAの斜視図である。同図に示すように、走
行レーンm1の上の空間において、エレベータ装置10の走
行レールR3の向い側の各格納層毎に格納棚移動レールR2
を設置している。この移動レールR2は、各格納層におい
て、断面U形のフレーム20で支持され、横行レールR1と
直交するように、かつ同一レベルで設けられている。移
動格納棚PAはこの移動レールR2上を走行し、エレベータ
Eのフォーク型積載台Fと対面する位置と格納位置との
間を往復する。
【0027】図18は移動格納棚PAの背面図、図19は移動
格納棚PAとエレベータE等の側面図、図20は移動格納棚
PAとフォーク型積載台Fの平面図である。移動格納棚PA
は四角形の枠体を有しており、その枠体は左右の縦ビー
ム41と上下の連結ビーム42,43からなり、上側の連結ビ
ーム42には転倒防止用のガイドローラ44が軸着され、下
側の連結ビーム43には、走行輪45と側方ガイドローラ46
がそれぞれ軸着されている。前記走行輪45は駆動装置47
で駆動される。前記ガイドローラ44は上段側のフレーム
20の溝内を転動してガイドし、前記側方ガイドローラ46
は移動レールR2の側方に接触してガイドする。そして下
側の連結フレーム43には自動車の車輪を載せるためのフ
ォーク部48が片持ち状態で取付けられている。このフォ
ーク部48は、図20に示すように、フォーク型積載台Fの
フォーク25と互いに入れ違って干渉なく上下動できるよ
うになっている。
【0028】この移動格納棚PAは、各格納層において、
格納室数より1個少ない台数を設置しておけば、1台分
の空スペースでエレベータEが昇降することができる。
エレベータEと移動格納棚PAの間での自動車の移載は、
図19に示すように、フォーク型積載台Fを少し上昇させ
ておいて、その下方に移動格納棚PAを進入させ、つい
で、フォーク25を下動させると自動車Cが移動格納棚PA
のフォーク48上に載せられる。さらにフォーク25を横方
向でフォーク48と干渉しない位置まで下動させると、移
動車棚PAは本来の格納位置へ移動することができる。
【0029】なお、本実施例において、エレベータE
は、フォーク型積載台Fを設けたものの代りに、エレベ
ータEの下側連結ビーム13にフォーク25を取付けた図13
〜14のエレベータ装置10を用いてもよいものである。以
上のように、本実施例では、第1実施例では空白スペー
スだった走行レーンm上の空間に移動格納棚によって自
動車を格納できるようにしたので、より一層、空間利用
効率が高められるものである。なお、第1実施例の利点
〜はそのまま継承するこというまでもない。
【0030】(第4実施例)前記各実施例はいずれも3
列構成であったが、これを4列以上としてもよい。図21
は片側2列(m3,m5)および片側3列(m2,m4,m6)の
全6列構成を示している。この場合、最外側に配置する
パレットPは横行レールR1上を走行する横行型でよい
が、内側列(m2,m3,m4)のパレットPBについては、横
行だけでなく縦行(長手方向への走行)するものでなけ
ればならない。したがって、パレットPBについては、縦
行用の車輪と駆動装置を備える必要があり、各格納層に
も縦行レールR5が設置されなければならない。そして、
内側列のパレットPBは車室の数より1台分少ない台数を
設置しておき、パレットPBを縦行させることによって、
エレベータEと最外側のパレットPとの間に横行用通路
を確保して、搬送移載動作を行うようにする。この実施
例では、1本の走行レーンにつき3列以上の格納列を設
けるので、より多数の収容台数を確保できるという利点
がある。
【0031】(第5実施例)前記各実施例はいずれもエ
レベータスライド方式の立体駐車場であるが、本発明の
搬送移載設備はエレベータ方式にも摘要できる。図22は
その一例を図示してあり、エレベータピットEp内でエレ
ベータEが昇降するようになっている。パレットP1,P2
は各格納層毎にエレベータ装置10の左右に1台づつ設置
されている。自動車の移載は第1実施例と同様におこな
われ、、エレベータピットEp内で行われる。したがっ
て、格納室の高さを低くすることができる。
【0032】(他の実施例)以上に本発明の実施例とし
て、立体駐車場の例を示したが、本発明は種々の産業製
品を格納する立体倉庫やボートやヨット等を格納する立
体艇庫等の幅広く適用できるものである。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、格納室の高さを低くで
き、空間利用効率が高く、入出庫時間が短く、運転費が
低く、建設費も安い立体駐車場を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる搬送移載設備を設
置した立体駐車場の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図1のIII −III 線矢視図である。
【図4】エレベータ装置10の斜視図である。
【図5】エレベータ装置10の部分正面図である。
【図6】パレットPの平面図である。
【図7】フォーク33の側面を示す図6のVII −VII 線矢
視図である。
【図8】パレットPの側面を示す図6のVIII−VIII線矢
視図である。
【図9】パレットPの一部背面を示す図6のIX−IX線矢
視図である。
【図10】エレベータEとパレットPの配列を示す平面
図である。
【図11】第1実施例における移載動作前の説明図であ
る。
【図12】第1実施例における移載動作後の説明図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例に係わるエレベータ装置
10の斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例に係わるエレベータ装置
10の他の例の斜視図である。
【図15】本発明の第3実施例に係わる搬送移載設備を
設置した立体駐車場の縦断面図である。
【図16】図15の立体駐車場の一部平面図である。
【図17】本発明の第3実施例に係わるエレベータEと
移動車棚PAの斜視図である。
【図18】図17に示した移動車棚PAの背面図である。
【図19】図17に示した移動車棚PAとエレベータE等の
側面図である。
【図20】図17に示した移動車棚PAとフォーク状載置台
Fの平面図である。
【図21】本発明の第4実施例に係わる搬送移載設備を
設置した立体駐車場の平面図である。
【図22】本発明の第5実施例に係わる搬送移載設備を
設置した立体駐車場の平面図である。
【符号の説明】
E エレベータ F フォーク型積載台
PA 移動格納棚 R1 横行レール R2 移動レール
R3 走行レール R4 ガイドレール R5 縦行レール
10 エレベータ装置 25 フォーク 33 フォーク
48 フォーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベーター装置と、パレットを横方向に
    走行させる横行レールを設置した格納層を複数層有する
    立体格納庫の横行型搬送移載設備であって、前記エレベ
    ータ装置は、機枠と、該機枠に設けられたエレベータ用
    昇降ガイドレールと、該ガイドレールに沿って昇降する
    エレベータと、該エレベータの昇降駆動装置と、前記エ
    レベータに取り付けられたパレット用横行レールと、前
    記エレベータ内で上下動し、かつ物品を載せるフォーク
    部を備えた、フォーク型積載台と、該フォーク型積載台
    の上下装置とからなり、前記パレットは、平面視でコ形
    のフレームと、該フレームに固定された物品を載せるた
    めのフォーク部と、前記横行レール上を転動するローラ
    と、該ローラを回転駆動する駆動装置とからなり、前記
    フォーク型積載台のフォーク部と前記パレットのフォー
    ク部は互いに入れ違って干渉しないように配置されてい
    ることを特徴とする立体格納庫の横行型搬送移載設備。
  2. 【請求項2】前記エレベータ内で上下動するフォーク型
    積載台を設ける代りに前記フォーク部を前記エレベータ
    の下端部に取付けたことを特徴とする請求項1記載の横
    行型搬送移載設備。
  3. 【請求項3】前記エレベータ装置の走行レーン上の空間
    に、各格納層と同じレベルで移動レールを設置し、該移
    動レール上を物品を載せるフォークを備えた移動格納棚
    を走行させるように配置したことを特徴とする請求項1
    または2記載の横行型搬送移載設備。
  4. 【請求項4】前記走行レーンの側方に2以上の格納列を
    設け、最外側の格納列には横行型パレットを配置し、内
    側の格納列には格納室数より1台少ない台数の縦行およ
    び横行が可能な両方向型パレットを配置したことを特徴
    とする請求項1,2または3記載の横行型搬送移載設
    備。
JP28572493A 1993-10-20 1993-10-20 立体格納庫の横行型搬送移載設備 Pending JPH07119332A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02200975A (ja) * 1989-01-27 1990-08-09 Yusoki Kogyo Kk エレベータ式立体駐車装置
JPH03137366A (ja) * 1989-10-20 1991-06-11 Yusoki Kogyo Kk エレベータ式立体駐車装置の車両移載入出庫機構

Patent Citations (2)

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