JPH10292524A - 断熱パネル及びその断熱パネルを用いた断熱下地 - Google Patents

断熱パネル及びその断熱パネルを用いた断熱下地

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JPH10292524A
JPH10292524A JP9418997A JP9418997A JPH10292524A JP H10292524 A JPH10292524 A JP H10292524A JP 9418997 A JP9418997 A JP 9418997A JP 9418997 A JP9418997 A JP 9418997A JP H10292524 A JPH10292524 A JP H10292524A
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heat insulating
heat insulation
panel
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board
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JP9418997A
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Takashi Ishikawa
堯 石川
Takahiro Hoshikawa
貴裕 星川
Kazuhiro Aida
和寛 會田
Senichi Okuyama
専一 奥山
Fumio Takahashi
文男 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、建築、構築物に断熱層を形成する
断熱パネル、及びその断熱パネルを用いて形成する断熱
性と気密性を有する断熱下地に係るものである。 【構成】 板材1の両側面にそれぞれ断熱層を形成した
断熱パネルA、及び断熱パネルAを用いた断熱下地Eで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築、構築物に断熱層
を形成する断熱パネル、及びその断熱パネルを用いて形
成する断熱性と気密性を有する断熱下地に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱性を有するパネル体の断熱部
を軸組間に嵌挿して、断熱性と気密性を有する断熱下地
を形成する方法には、特開平6−294172号のよう
に、軸組間に嵌め込められる方形の枠部材と、この枠部
材に固定され軸組の屋外側面に当接される鍔部を周囲に
有する耐力壁用面部材と、この面部材の枠部材で囲まれ
る屋内側面に設けられた断熱部材とから構成されるパネ
ルを用いるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、耐力壁用面部材は外部との間に、外壁
材及び場合によっては空気層を介するのみであり外部の
温度の変化の影響を受け易く、耐力壁用面部材と断熱部
材との境界部分に結露を生じる危惧があった。また、耐
力壁用面部材と軸組の部材とが熱橋になり易く、断熱性
能に改善の余地があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、板材と、板材の表裏面にそれぞれ表
断熱層、裏断熱層を形成した断熱パネルを提供し、ま
た、その断熱パネルの裏断熱層の端部近傍に除去して板
材端部を露出させた固定面を設け、固定面を躯体に打
設、固定して断熱下地を形成するものである。
【0005】
【作用】断熱パネルの板材の外側面の全面に断熱層を形
成したことにより、板材に直接、内外部の温度変化が伝
わらないことから、断熱パネルの基材となる板材近傍に
結露を生じることがなく、また板材の外面に接触する熱
橋がパネル体を躯体に固定する固定具のみとなるので、
断熱性能を大幅に向上できるものである。
【0006】
【実施例】以下に、図面を用いて、本発明に係る断熱パ
ネル及びその断熱パネルを用いた断熱下地について説明
する。本文中においては、図示した断熱パネルの上方を
裏面側として論じる。図1(a)〜(c)は本発明に係
る断熱パネルの一例であり、Aは断熱パネルで、1は板
材、2は裏断熱層、3は表断熱層、4は裏シート状物、
5は表シート状物である。
【0007】板材1は、所定の規格寸法を有するもの
で、耐力壁としての強度ないし機能を備えているもの
で、例えばJAS規格に適合する構造用合板やJIS規
格に適合するパーティクルボード等からなる。
【0008】板材1の素材としては、上記した構造用合
板、パーティクルボードの他に、ハードボード、硬質木
片セメント板、木毛セメント板、フレキシブル板、石綿
パーライト板、石綿ケイ酸カルシウム板、炭酸マグネシ
ウム板、パルプセメント板、石膏ボード、石膏ラスボー
ド、シージングボード、シージングインシュレーション
ボード、ラスシート、等よりなるものである。
【0009】裏断熱層2は、例えばスチレンフォーム
(スチレンボード)、ポリウレタンフォーム(ウレタン
ボード)、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノール
フォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォー
ム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹
脂発泡体からなるものである。裏断熱層2は、予めボー
ド状に形成されたものを接着剤等で貼着しても良いが、
板材1と一体に発泡、形成したものを用いるのが板材1
との接着力が高く、製造が容易で好ましい。
【0010】裏断熱層2は厚さは20〜75mm程度で
柱1の寸法よりは小さく形成するものであり、図1
(b)もしくは図1(c)に示すように、予め、もしく
は施工時において軸組間に嵌挿しうるように端部を切り
欠き板材1の裏面側の端部を露出して固定面6を設ける
ものである。なお、固定面6は断熱パネルAの端縁の4
辺のうちの任意の辺を選択して設けることができ、勿
論、全端縁に亘って形成することもできる。
【0011】表断熱層3は、裏断熱層2と同一、もしく
は別途の組成の合成樹脂発泡体からなり、その厚さは1
0〜50mm程度で、予めボード状に形成されたものを
接着剤等で貼着もしくは、板材1と一体に発泡、形成し
たものを用いるものである。
【0012】なお、従来において、合成樹脂発泡体をそ
の自己接着力により板材1と一体に形成して断熱層を形
成した場合、板材1の片面のみに断熱層を形成すると、
合成樹脂発泡体の時間の経過に伴う収縮により板材1を
含む断熱パネルA全体に反りが生じ、施工の際や施工後
に寸法が変化する大きな原因となり、施工の困難化や気
密性の低下を招くものであった。
【0013】しかし、合成樹脂発泡体をその自己接着力
により板材と一体に形成した断熱層を板材の両面に設け
ることで、板材1の両面にて合成樹脂発泡体の収縮が起
こることとなって収縮力が緩和され、断熱パネルA全体
に生じる反りを小さく押さえることができる。また、そ
の場合、板材1の両面の断熱層を、同一の材料を用いて
同等の厚さに形成したり、配合比や材料が異なっても収
縮率が等しくなるように材料を配して、両面の断熱層の
収縮率を均等にすることにより、断熱パネルAに反りの
発生の阻止を図れる。
【0014】裏シート状物4は、裏断熱層2の表面に裏
断熱層2と一体に配されるもので、透湿性を有する材質
のものが好ましい。
【0015】表シート状物5は、表断熱層3の表面に表
断熱層3と一体に配されるもので、透湿性を有するもの
で、防水性をも兼ね備えたものが好ましく、縦横方向そ
れぞれの片側端部に延長部5a、5bを有するものであ
る。延長部5a、5bは、断熱パネルAを躯体Bに取り
付ける際に、隣合う断熱パネルAの表シート状物5の端
部や、躯体Bに重ね合わせるもので、気密性の向上に寄
与できる。
【0016】固定面6は、断熱パネルAを躯体Bに当接
する面であり、必要に応じてEPDM等のパッキング材
を躯体Bと密着するように配することで、気密性、断熱
性の向上を図ることができる。
【0017】また、断熱パネルAは図2(a)に示すよ
うに、端部近傍における板材1と裏断熱層2との境界に
テープ材7を配することで、テープ材7上の合成樹脂発
泡体の除去を容易にすることができる。
【0018】テープ材7は廉価な紙テープ等で良く、裏
断熱層2を形成する前、すなわちボード状の断熱材を接
着剤等で板材1に貼着するか、もしくは合成樹脂を板材
1の表面に塗布して発泡させる前に板材1の端部近傍に
配するもので、板材1の上に単に載置されているのみ
か、部分的に微弱に接着されているのみである。
【0019】テープ材7を板材1と裏断熱層2の境界に
配したことにより、裏断熱層2の端部近傍を切断して除
去するのが容易となり、テープ材7は裏断熱層2の端部
近傍における切断、除去された部分に位置する範囲にお
いては、貼着した状態で一体となって取り除かれる。な
お、テープ材7が除去された範囲においては板材1の面
が露出した状態となり、躯体Bへの取り付けや、パッキ
ング材等の取り付けが容易となり、施工性の容易化と断
熱性、気密性の向上に間接的に寄与することができる。
【0020】また、図2(a)にて点線円で囲まれた範
囲の拡大図である図2(b)おいて一点鎖線にて示すよ
うに、断熱パネルAの端部近傍のテープ材7の上面に配
した表断熱層2、表シート状物4に1本もしくは複数の
切断線8を描くことができる。切断線8は躯体Bの柱1
1、間柱12等の構成材の規格寸法に応じた切断箇所を
示したもので、裏断熱層2の端部の除去の際の計測を不
要にするものである。なお、テープ材7は、少なくとも
切断線が描かれた幅に亘って敷設されているものであ
る。
【0021】上述したような断熱パネルAは、図3
(a)、(b)に示されるように固定具αによって躯体
Bの柱11、間柱12や、図示しない土台、胴差し、梁
等に取り付けられて断熱下地Eを形成し、内装材C、外
壁D等を配して外装構造Fを形成するものである。な
お、図3(a)、(b)において、Cは内装材、Dは外
壁で、13は気密材、21は胴縁、22は防水シート、
23は外装材、31は内通気層、32は外通気層、α、
βは固定具である。
【0022】内装材Cは周知の一般的なもので良く、断
熱下地Eとの間には内通気層31を確保するものであ
る。
【0023】気密材13は、柱11及び間柱12と、裏
断熱層2が隣接する箇所に設けられ、断熱性、気密性を
有するもので、例えば合成樹脂発泡体を現場で吹き付け
たものである。なお、気密テープや高密度発泡樹脂等を
同箇所に配しても良い。
【0024】21は胴縁で、固定具βによって断熱下地
E上から表断熱層3、表シート状物5を介して少なくと
も板材1に打設、固定され、防水シート22、外装材2
3からなる外壁Dを取り付ける下地となり、また外壁D
と断熱下地Eとの間には、外通気層32を確保するもの
である。
【0025】23は外装材で、乾式外壁材からなるが、
金属サイディングを用いるのが軽量故に施工が容易で、
胴縁21等への負担が少ない面で好ましい。
【0026】次に、図4(a)〜(c)及び図5
(a)、(b)により、本発明に係る断熱パネルAを擁
した断熱下地Eを用いて、外装構造Fを形成する過程を
説明する。まず、図4(a)に示すように、躯体Bと合
致する形状になるように除去した裏断熱層2を躯体B
間、図においては柱11と間柱12の間に嵌挿しつつ固
定面6を柱11、間柱12に当接し、断熱パネルAの端
部を固定具αによって表シート状物5上から表断熱層3
を介して柱11、間柱12に打設、固定して、断熱下地
Eを形成する。
【0027】次に、図4(b)に示すように、現場吹き
付けの合成樹脂発泡体からなる気密材13を、柱11及
び間柱12と、裏断熱層2が隣接する箇所に設け、断熱
下地Eの断熱性、気密性を向上させる。次に図4(c)
に示すように躯体Aの室内側に内装材Cを取り付ける
が、その際に内通気層31が形成される。
【0028】次に、図5(a)に示すように胴縁21
を、固定具βによって表断熱層3、表シート状物5を介
して板材1に打設、固定するが、柱11、間柱12まで
打設が及んでも構わない。次に、図5(b)に示すよう
に胴縁間21上に防水シート22を配し、防水シート2
2上から外装材23を配して外壁Dを形成し、図3
(a)、(b)に示すような外装構造Fを形成するもの
である。
【0029】なお、断熱パネルAを柱11、間柱12等
に打設して断熱下地Eを形成する際は、固定具αとして
通常の釘、ビス等を用いて打設深度を調節しつつ、すな
わち工具や固定具αの頭部にて表断熱層3を破壊しない
ように打設を行っても良いが、図4(b)の点線円bの
範囲の部分拡大図である図6(a)、及び(b)に示す
ように、2つの頭部を有する二頭釘41を用いることに
より、固定具βを通常の方法による打設を行っても、断
熱層3が破壊される範囲を小さく押さえることができ
る。すなわち、二頭釘41は、軸体42と、下部頭43
と上部頭44とから構成されるもので、下部頭43は板
材1と当接し、軸体42がそれ以上深く打設されるのを
係止する部分である。上部頭44は工具によって打設さ
れる部分である。
【0030】上述したような二頭釘41を用いれば、削
られる表断熱層3の範囲は下部頭43が通過した範囲に
とどまり、断熱性の低下が殆ど生じないものである。
【0031】なお、表断熱層3と表シート状物5を併せ
た厚み△Xと、下頭部43と上頭部44の距離△Yとの
間には、△X≧△Yなる関係が成立するもので、上部頭
44は表シート状物5より突出しない。
【0032】また、二頭釘41は、図7(a)〜(d)
に示すように形成したものを使用することができる。す
なわち、(a)は軸体42をドリル状に形成し、かつ上
部頭44を六角ボルトで形成した例であるが、その他に
も頭部44はマイナスやプラス形状の溝を形成したもの
とすることもできる。(b)は下部頭43と上部頭44
との間に断熱性部材45を配した例で、打設の際に下部
頭43によって削られた部分の表断熱層3と入れ替わる
ように断熱性部材45が位置するようになり、二頭釘4
1による打設で断熱下地Eの断熱性能が低下するのを防
止するものである。(c)は上部頭44を大きく形成
し、二頭釘41の打設を容易にすると共に、上部頭44
によって表断熱層3を圧迫しても、その圧縮範囲を分散
させて表断熱層3を破損しないようにした例である。
(d)は下部頭43の下面を斜めに形成し、板材1に食
い込むように形成した例である。
【0033】
【その他の実施例】なお、本発明に係る断熱パネルA及
び断熱下地Eは、図8(a)〜(c)〜図12(a)〜
(c)に示すように形成することができる。すなわち、
図8(a)は裏断熱層2の例えば略中央部を間柱12と
合致する形状に切り欠いた凹部51を設けた例であり、
間柱12を跨げることで、断熱パネルAを大型に形成す
ることを可能にしたものである。図8(b)は板材1と
表断熱層3をずらして形成した例であり、断熱下地Eを
形成する際、断熱パネルA同士の接合部分における断熱
性、気密性の向上を図った例である。図8(c)は胴縁
21を予め断熱パネルAと一体に形成した例であり、施
工性の向上を図った例である。
【0034】また、図9(a)、(b)及び図10
(a)、(b)は、予めボード状に形成された断熱ボー
ド52を、板材2に接着剤等によって貼着し、断熱パネ
ルAを形成した例である。すなわち、図9(a)は板材
1の裏面には合成樹脂発泡体からなる裏断熱層2を板材
と一体に形成し、板材1の表面には断熱ボード52を貼
着して表断熱層3とし、断熱パネルAを形成した例であ
る。図9(b)は、断熱ボード52を、板材1から端部
がはみ出るようにずらして貼着して断熱パネルAを形成
した例である。
【0035】また、図10(a)は、板材1の表面には
合成樹脂発泡体からなる表断熱層3を板材と一体に形成
し、板材1の裏面には裏断熱層2として断熱ボード52
を貼着して断熱パネルAを形成した例である。図10
(b)は、板材1の裏面、表面共に断熱ボード52を貼
着して裏断熱層2、表断熱層3とし、断熱パネルAを形
成した例である。
【0036】また、図11(a)は、板材1と一体に形
成し、同一の材料からなる合成樹脂発泡体からなる裏断
熱層2、表断熱層3のそれぞれの厚さ△S、△Tの間
に、△S=△Tなる関係を成立させることで、表断熱層
2、表断熱層3の時間の経過に伴って収縮が発生した
際、板材の表裏面から作用する収縮力を均等にすること
で、断熱パネルAの反りをはじめとする時間の経過に伴
う変形を防止した例である。図11(b)は、予め分割
された断熱ボード52を板材1に貼着することで凹部5
1を形成する例である。
【0037】また図12(a)〜(c)は、本発明の断
熱パネルAを擁した断熱下地Eを用いて形成した外装構
造Fの変形例である。図12(a)は柱11、間柱12
間の裏断熱層2の全面に現場吹き付けの合成樹脂発泡体
からなる補助断熱材53を施し、断熱性を向上させると
共に、柱11及び間柱12と、裏断熱層2との間隙に補
助断熱材53の一部の合成樹脂発泡体が入り込み、気密
性の向上にも大きく寄与できるものである。図12
(b)は裏断熱層2を内装材Cに密着するように配し、
内通気層31を形成しない例である。図12(c)は胴
縁21を配さず、外通気層32を形成しない例である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る断熱
パネルは、断熱パネルの板材の外側面の全面に断熱層
を形成したことにより、板材に直接、内外部の温度変化
が伝わらないことから、断熱パネルの基材となる板材近
傍に結露を生じることがない。板材の外面に接触する
熱橋がパネル体を躯体に固定する固定具のみとなるの
で、断熱性能を大幅に向上できるものである。合成樹
脂発泡体をその自己接着力により板材と一体に形成した
断熱層を、板材の両面に設ければ、板材の両面にて合成
樹脂発泡体の収縮が起こることとなって収縮力が緩和さ
れ、断熱パネル全体に生じる反りを小さく押さえること
ができる。また、板材の両面の断熱層を、同一の材料
を用いて同等の厚さに形成したり、配合比や材料が異な
っても収縮率が等しくなるように材料を配して、両面の
断熱層の収縮率を均等にすることにより、断熱パネルに
反りの発生の阻止を図れる。テープ材を断熱パネルの
端部近傍にて、板材と、合成樹脂発泡体を板材と一体に
形成してなる断熱層の境界に配すれば、断熱層の端部近
傍を切断して除去するのが容易となる。また、テープ材
は断熱層の端部近傍における切断、除去された部分に位
置する範囲においては、貼着した状態で一体となって取
り除かれ、テープ材が除去された範囲においては板材の
面が露出した状態となり、躯体への取り付けや、パッキ
ング材等の取り付けが容易となり、施工性の容易化と断
熱性、気密性の向上に間接的に寄与することができる。
等の特徴、効果がある。また、本発明に係る断熱パネル
を用いた断熱下地によれば、熱橋が殆ど無く、断熱
性、気密性に優れた断熱下地となる。等の特徴、効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱パネルの説明図である。
【図2】本発明の断熱パネルの説明図である。
【図3】本発明の断熱パネルを擁した断熱下地を用いて
形成した外装構造の例である。
【図4】本発明の断熱パネルを擁した断熱下地を用い
て、外装構造を形成する過程の説明図である。
【図5】本発明の断熱パネルを擁した断熱下地を用い
て、外装構造を形成する過程の説明図である。
【図6】固定具の例及び使用方法の説明図である。
【図7】固定具の例である。
【図8】本発明の断熱パネルの変形例である。
【図9】本発明の断熱パネルの変形例である。
【図10】本発明の断熱パネルの変形例である。
【図11】本発明の断熱パネルの変形例である。
【図12】本発明の断熱パネルを擁した断熱下地を用い
て形成した外装構造のその他の例である。
【符号の説明】
α 固定具 β 固定具 A 断熱パネル B 躯体 C 内装材 D 外壁 E 断熱下地 F 外装構造 1 板材 2 裏断熱層 3 表断熱層 4 裏シート状物 5 表シート状物 5a 延長部 5b 延長部 6 固定面 7 テープ材 8 切断線 11 柱 12 間柱 13 気密材 21 胴縁 22 防水シート 23 外装材 31 内通気層 32 外通気層 41 二頭釘 42 軸体 43 下頭部 44 上頭部 45 断熱性部材 51 凹部 52 断熱ボード 53 補助断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 専一 山形県東根市大字蟹沢字上縄目1816番地の 12 株式会社アイジー技術研究所内 (72)発明者 高橋 文男 山形県東根市大字蟹沢字上縄目1816番地の 12 株式会社アイジー技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材と、該板材の両側面にそれぞれ断熱
    層を形成したことを特徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】 板材の両側面に形成した断熱層が、それ
    ぞれ板材と一体に形成された合成樹脂発泡体であること
    を特徴とする請求項1記載の断熱パネル。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方側面における端縁近傍に
    て、端縁から所定幅に亘って断熱層を切り欠いて板材を
    露出させた固定面を設けたことを特徴とする請求項1及
    び2記載の断熱パネル。
  4. 【請求項4】 板材の少なくとも一方側の面の端縁近傍
    において、板材と断熱層の境界にテープ材を配したこと
    を特徴とする請求項2記載の断熱パネル。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2もしくは請求項4記
    載の断熱パネルの片側面に形成した断熱層の端部近傍を
    除去して板材端部を露出させた固定面を設け、該固定面
    を躯体に当接、固定するか、もしくは請求項3記載の断
    熱パネルの固定面を躯体に当接、固定して形成すること
    を特徴とする断熱下地。
JP9418997A 1997-04-11 1997-04-11 断熱パネル及びその断熱パネルを用いた断熱下地 Pending JPH10292524A (ja)

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