JPH09217437A - 断熱壁構造 - Google Patents
断熱壁構造Info
- Publication number
- JPH09217437A JPH09217437A JP2417996A JP2417996A JPH09217437A JP H09217437 A JPH09217437 A JP H09217437A JP 2417996 A JP2417996 A JP 2417996A JP 2417996 A JP2417996 A JP 2417996A JP H09217437 A JPH09217437 A JP H09217437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- wall
- materials
- heat
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 施工が容易で壁基体との固定強度に優れた断
熱壁構造。 【解決手段】 壁基体の外面に板状断熱材と外面仕上材
を添設した断熱壁構造において、板状断熱材に溝部を形
成し、壁基体に板状断熱材を当接すると共に溝部に押え
桟を嵌合して該押え桟を板状断熱材を通して壁基体に固
定し、押え桟に交叉する方向に胴縁を取付けその外面に
外面仕上材を張設してなる断熱壁構造。
熱壁構造。 【解決手段】 壁基体の外面に板状断熱材と外面仕上材
を添設した断熱壁構造において、板状断熱材に溝部を形
成し、壁基体に板状断熱材を当接すると共に溝部に押え
桟を嵌合して該押え桟を板状断熱材を通して壁基体に固
定し、押え桟に交叉する方向に胴縁を取付けその外面に
外面仕上材を張設してなる断熱壁構造。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は木造家屋の外壁等に
おける外断熱工法に採用される外壁構造に関し、更に詳
しくは外壁構造において高断熱化を要求される場合の厚
張り断熱壁構造に適する断熱壁構造に関する。
おける外断熱工法に採用される外壁構造に関し、更に詳
しくは外壁構造において高断熱化を要求される場合の厚
張り断熱壁構造に適する断熱壁構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、木造家屋の居住性の向上、省エネ
ルギー化を図るために外壁に断熱材を内装する工法が普
及している。木造家屋の高断熱化のための厚張り断熱壁
構造においては、板状断熱材の上に外装材が取付けられ
ており、板状断熱材は２枚を積層して配設されている。
２層に分割する理由は、壁基体への固定強度を確保する
ためには押え桟と壁基体間の間隔を大とすることができ
ないためである。しかし、支持する枠状体のない平板部
に板状断熱材を二重に重ねて固定する作業は手数がかか
り、施工の能率が低下する問題があった。
ルギー化を図るために外壁に断熱材を内装する工法が普
及している。木造家屋の高断熱化のための厚張り断熱壁
構造においては、板状断熱材の上に外装材が取付けられ
ており、板状断熱材は２枚を積層して配設されている。
２層に分割する理由は、壁基体への固定強度を確保する
ためには押え桟と壁基体間の間隔を大とすることができ
ないためである。しかし、支持する枠状体のない平板部
に板状断熱材を二重に重ねて固定する作業は手数がかか
り、施工の能率が低下する問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、断熱材を一
体化して施工を容易にすると共に壁基体の固定強度を低
下させることがない断熱壁構造を提供することにある。
体化して施工を容易にすると共に壁基体の固定強度を低
下させることがない断熱壁構造を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたもので壁基体の外面に板状断熱材
と外面仕上材を配設した断熱壁構造において、板状断熱
材に溝部を形成し、壁基体に板状断熱材を当てると共に
溝部に押え桟を嵌合して該押え桟を板状断熱材を通して
壁基体に固定し、押え桟の上に押え桟に交叉する方向に
胴縁を取付けその外面に外装材を張設した断熱壁構造に
関する。
決するためになされたもので壁基体の外面に板状断熱材
と外面仕上材を配設した断熱壁構造において、板状断熱
材に溝部を形成し、壁基体に板状断熱材を当てると共に
溝部に押え桟を嵌合して該押え桟を板状断熱材を通して
壁基体に固定し、押え桟の上に押え桟に交叉する方向に
胴縁を取付けその外面に外装材を張設した断熱壁構造に
関する。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明断熱壁構造１は図１に示す
ように、壁基体２，２に板状断熱材３，３が添設され
る。壁基体２は、壁の構造強度を任なう部材で柱、間
柱、胴縁、下地材等がこれに当る。板状断熱材３として
は特に制限がなく、断熱性に優れ、板状に成形できる素
材を広く使用することができ、合成樹脂発泡体、合成樹
脂発泡体と繊維質断熱材または無機質断熱材との積層
板、ならびにこれ等の素材を複合した板状のパネルを使
用することができる。特に合成樹脂発泡体が好ましい。
ように、壁基体２，２に板状断熱材３，３が添設され
る。壁基体２は、壁の構造強度を任なう部材で柱、間
柱、胴縁、下地材等がこれに当る。板状断熱材３として
は特に制限がなく、断熱性に優れ、板状に成形できる素
材を広く使用することができ、合成樹脂発泡体、合成樹
脂発泡体と繊維質断熱材または無機質断熱材との積層
板、ならびにこれ等の素材を複合した板状のパネルを使
用することができる。特に合成樹脂発泡体が好ましい。
【０００６】合成樹脂発泡体としては、発泡ポリスチレ
ン、発泡ポリオレフィン、あるいは発泡ポリウレタン等
を用いることができる。また、繊維質断熱材としてはグ
ラスウール、無機系断熱材としては珪酸カルシウム等が
代表的である。これ等素材を板状に成形し、図３に示す
ように複数の溝４，４が穿設される。溝の大きさは、幅
３０〜６０ｍｍを目処とするが、一般的には押さえ桟寸
法に合せて５０ｍｍ程度がよい。また、深さは断熱材厚
みにも関係するが、断熱材の強度面から溝の切り欠き膜
厚を２０〜３０ｍｍとすることが好ましい。一方、溝の
間隔は３００〜６００ｍｍと目処とするが、一般的には
４５０ｍｍ程度で設置するのがよい。
ン、発泡ポリオレフィン、あるいは発泡ポリウレタン等
を用いることができる。また、繊維質断熱材としてはグ
ラスウール、無機系断熱材としては珪酸カルシウム等が
代表的である。これ等素材を板状に成形し、図３に示す
ように複数の溝４，４が穿設される。溝の大きさは、幅
３０〜６０ｍｍを目処とするが、一般的には押さえ桟寸
法に合せて５０ｍｍ程度がよい。また、深さは断熱材厚
みにも関係するが、断熱材の強度面から溝の切り欠き膜
厚を２０〜３０ｍｍとすることが好ましい。一方、溝の
間隔は３００〜６００ｍｍと目処とするが、一般的には
４５０ｍｍ程度で設置するのがよい。
【０００７】溝４，４の形成された板状断熱材３，３を
壁基体２に当接すると共に、板状断熱材３に穿設された
溝４，４に押え桟５，５を嵌合し、押え桟５，５を水平
方向に釘等を用いて板状断熱材３を通して壁基体２に固
定される。固定された押え桟５，５上には、押え桟５，
５に交叉する方向に胴縁６，６が取付けられその上に外
面仕上材７が張設される。なお、９は壁体の他の面の下
地材又は仕上材である。
壁基体２に当接すると共に、板状断熱材３に穿設された
溝４，４に押え桟５，５を嵌合し、押え桟５，５を水平
方向に釘等を用いて板状断熱材３を通して壁基体２に固
定される。固定された押え桟５，５上には、押え桟５，
５に交叉する方向に胴縁６，６が取付けられその上に外
面仕上材７が張設される。なお、９は壁体の他の面の下
地材又は仕上材である。
【０００８】また、この際、押え桟５の厚さを板状断熱
材３の溝４，４の深さより大とし、胴縁６，６と板状断
熱材３との間に通気可能なように間隔があくようにす
る。これによって結露等による湿気の乾燥を図ることが
できる。なお、壁基体２と板状断熱材３との間には、必
要に応じて防湿シート８、又は合板等の下地材（図示せ
ず）、あるいはその両者を付設することもできる。本発
明断熱壁構造１は、板状断熱板３の肉厚が２０ｍｍ以上
の厚張り断熱を行なう外断熱工法による高断熱壁構造と
して適する。
材３の溝４，４の深さより大とし、胴縁６，６と板状断
熱材３との間に通気可能なように間隔があくようにす
る。これによって結露等による湿気の乾燥を図ることが
できる。なお、壁基体２と板状断熱材３との間には、必
要に応じて防湿シート８、又は合板等の下地材（図示せ
ず）、あるいはその両者を付設することもできる。本発
明断熱壁構造１は、板状断熱板３の肉厚が２０ｍｍ以上
の厚張り断熱を行なう外断熱工法による高断熱壁構造と
して適する。
【０００９】
【発明の効果】本発明はかかる構成からなるから、施工
部材点数が低減され施工が能率的になると共に構造強度
は確保することができる。
部材点数が低減され施工が能率的になると共に構造強度
は確保することができる。
【図１】本発明断熱壁構造の実施例を示す横断面図
【図２】図１に示された断熱壁構造の縦断面図
【図３】本発明断熱壁構造に用いる板状断熱材を示す斜
視図である。
視図である。
１ 断熱壁構造 ２ 壁基体 ３ 板状断熱材 ４ 溝 ５ 押え桟 ６ 胴縁 ７ 外面仕上材 ８ 防湿シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｂ 2/56 ６４５ Ｅ０４Ｂ 2/56 ６４５Ｃ
Claims (3)
- 【請求項１】 壁基体の外面に板状断熱材と外面仕上材
を配設した断熱壁構造において、板状断熱材に溝部を形
成し、壁基体に板状断熱材を当接すると共に溝部に押え
桟を嵌合して該押え桟を板状断熱材を通して壁基体に固
定し押え桟の上に押え桟に交叉する方向に胴縁を取付け
その外面に外面仕上材を張設してなる断熱壁構造。 - 【請求項２】 押え桟の肉厚を板状断熱材の溝の深さよ
り大とし、押え桟上に取付けられた胴縁と板状断熱材間
に通気可能な間隔を設けてなる請求項１記載の断熱壁構
造。 - 【請求項３】 板状断熱材が発泡樹脂板からなる請求項
１記載の断熱壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2417996A JPH09217437A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 断熱壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2417996A JPH09217437A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 断熱壁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217437A true JPH09217437A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12131127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2417996A Pending JPH09217437A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 断熱壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09217437A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002038617A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Mitsubishi Kagaku Form Plastic Kk | コーナー用断熱材及び出隅構造 |
| JP2002106082A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Fukuchi Kenso:Kk | 断熱パネル及び外張断熱構造 |
| WO2011020019A3 (en) * | 2009-08-13 | 2012-04-19 | Supreme Energy Products | Building insulation sheathing systems and methods of use thereof |
| GB2501492A (en) * | 2012-04-24 | 2013-10-30 | Jablite Ltd | An insulating holder for a batten |
| JP2017101397A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 断熱施工方法および断熱構造 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP2417996A patent/JPH09217437A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002038617A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Mitsubishi Kagaku Form Plastic Kk | コーナー用断熱材及び出隅構造 |
| JP2002106082A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Fukuchi Kenso:Kk | 断熱パネル及び外張断熱構造 |
| WO2011020019A3 (en) * | 2009-08-13 | 2012-04-19 | Supreme Energy Products | Building insulation sheathing systems and methods of use thereof |
| GB2501492A (en) * | 2012-04-24 | 2013-10-30 | Jablite Ltd | An insulating holder for a batten |
| GB2501492B (en) * | 2012-04-24 | 2018-01-03 | Jablite Ltd | A construction on a structural element of a building |
| JP2017101397A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 断熱施工方法および断熱構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09217437A (ja) | 断熱壁構造 | |
| JPH07127177A (ja) | 屋根の断熱構造 | |
| JP2003049497A (ja) | 断熱パネル、それを用いた断熱構造体及びその施工方法 | |
| JP3993673B2 (ja) | 壁構造 | |
| JPH069147Y2 (ja) | 断熱壁の構造 | |
| JP3479807B2 (ja) | 木造住宅における外断熱方法 | |
| JPH1061096A (ja) | 構造用パネル | |
| JP2835026B2 (ja) | 壁パネル | |
| JPH1193290A (ja) | 断熱パネル | |
| JPH10131355A (ja) | 構造用パネル | |
| JP2598999Y2 (ja) | 建物の気密・断熱構造 | |
| JPH09268697A (ja) | 外壁パネル | |
| JP3873227B2 (ja) | 断熱パネル | |
| JPH11280171A (ja) | 構造用パネル及び通気層を備えた建物 | |
| JPS6143857Y2 (ja) | ||
| JPH10140694A (ja) | 複合構造材 | |
| JP3046630U (ja) | 天井用パネル | |
| JPS6349446Y2 (ja) | ||
| JP3029933U (ja) | 壁パネル | |
| JPS628261Y2 (ja) | ||
| JPH0538169Y2 (ja) | ||
| JP2566246Y2 (ja) | 断熱パネル | |
| JP3049538U (ja) | 壁用パネル材 | |
| JPH11166291A (ja) | 壁用パネル材および建築物の施工方法 | |
| JPH094126A (ja) | 建築用パネル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040921 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |