JPH10283866A - 端子の接点構造とこの接点構造を用いたスイッチ - Google Patents
端子の接点構造とこの接点構造を用いたスイッチInfo
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- JPH10283866A JPH10283866A JP10076997A JP10076997A JPH10283866A JP H10283866 A JPH10283866 A JP H10283866A JP 10076997 A JP10076997 A JP 10076997A JP 10076997 A JP10076997 A JP 10076997A JP H10283866 A JPH10283866 A JP H10283866A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレス型等の構造が簡単になり、金型の破損
等を低減することができるし、また、接点間距離Lにバ
ラツキが生じるという不具合が解消できるばかりか、プ
レス加工後に鍍金を施す必要がなく、コストダウンを図
ることができる端子の接点構造を提供する。 【解決手段】 両面に鍍金層8、9を有する板材7をプ
レス切断して端子本体3a、4aと共に固定接点形成部
5、6を形成し、固定接点形成部5、6を、端子本体3
a、4aに対して略直角に曲げて、表面に鍍金層8を有
する固定接点部13、16を形成した。
等を低減することができるし、また、接点間距離Lにバ
ラツキが生じるという不具合が解消できるばかりか、プ
レス加工後に鍍金を施す必要がなく、コストダウンを図
ることができる端子の接点構造を提供する。 【解決手段】 両面に鍍金層8、9を有する板材7をプ
レス切断して端子本体3a、4aと共に固定接点形成部
5、6を形成し、固定接点形成部5、6を、端子本体3
a、4aに対して略直角に曲げて、表面に鍍金層8を有
する固定接点部13、16を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の接点構造と
この接点構造を用いたマイクロスイッチのようなスイッ
チに関するものである。
この接点構造を用いたマイクロスイッチのようなスイッ
チに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロスイッチは、図7に示
すようにベース31に、共通端子32と、第1固定端子
33と、第2固定端子34とをインサート成形により固
着し、共通端子32の可動片引掛用溝35に可動片36
の端部を引っ掛けると共に、共通端子32に可動ばね3
7の一端部を掛け、この可動ばね37の他端部を可動片
36に掛けて、共通端子32に可動片36を取り付け、
この可動片36に設けた可動接点38を第2固定端子3
4の固定接点44に接触させ、ベース31にカバー39
を被せて固着し、このカバー39に貫通状態で設けた押
しボタン40の端部を可動片36に当接して構成してあ
る。
すようにベース31に、共通端子32と、第1固定端子
33と、第2固定端子34とをインサート成形により固
着し、共通端子32の可動片引掛用溝35に可動片36
の端部を引っ掛けると共に、共通端子32に可動ばね3
7の一端部を掛け、この可動ばね37の他端部を可動片
36に掛けて、共通端子32に可動片36を取り付け、
この可動片36に設けた可動接点38を第2固定端子3
4の固定接点44に接触させ、ベース31にカバー39
を被せて固着し、このカバー39に貫通状態で設けた押
しボタン40の端部を可動片36に当接して構成してあ
る。
【0003】そして、上記のように構成されたマイクロ
スイッチの第1、第2固定端子33、34の構成は、図
8、図9に示すように第1固定端子33の端部を接点搭
載部41にして、この接点搭載部41に、第1固定端子
33の端子本体33aとは別部材の固定接点42をカシ
メにより固着していたし、また、第2固定端子34にお
いても、その端子本体34aの端部を接点搭載部43に
して、この接点搭載部43に、第2固定端子34の端子
本体34aとは別部材の固定接点44をカシメにより固
着していた。
スイッチの第1、第2固定端子33、34の構成は、図
8、図9に示すように第1固定端子33の端部を接点搭
載部41にして、この接点搭載部41に、第1固定端子
33の端子本体33aとは別部材の固定接点42をカシ
メにより固着していたし、また、第2固定端子34にお
いても、その端子本体34aの端部を接点搭載部43に
して、この接点搭載部43に、第2固定端子34の端子
本体34aとは別部材の固定接点44をカシメにより固
着していた。
【0004】また、別の第1、第2固定端子33、34
の構成としては、図10に示すように板材(黄銅製)を
複数の打ち抜き工程を経て、端子本体33a、34aの
先端部に固定接点48,49を設けものがある。この場
合、第1、第2固定端子33、34のそれぞれの固定接
点48,49はプレス破断面であるために、第1、第2
固定端子33、34をそれぞれ鍍金加工して、プレス破
断面に鍍金層を形成していた。
の構成としては、図10に示すように板材(黄銅製)を
複数の打ち抜き工程を経て、端子本体33a、34aの
先端部に固定接点48,49を設けものがある。この場
合、第1、第2固定端子33、34のそれぞれの固定接
点48,49はプレス破断面であるために、第1、第2
固定端子33、34をそれぞれ鍍金加工して、プレス破
断面に鍍金層を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
おける第1、第2固定端子33、34の構成にあって
は、その固定接点42、43が端子本体33a、34a
とは別物であり、また、端子本体33a、34aに接点
搭載部41、43を形成するために、端子本体33a、
34aを曲げ加工しなければならず、プレス型、成形型
の構造が複雑になり、金型の破損等が生じ、メンテナン
スを行わなければならないという問題点があったし、ま
た、図9に示すように端子本体33a、34aの曲げ加
工により固定接点42、44間を決めるために、固定接
点間距離Lにバラツキが生じるという問題点があった。
おける第1、第2固定端子33、34の構成にあって
は、その固定接点42、43が端子本体33a、34a
とは別物であり、また、端子本体33a、34aに接点
搭載部41、43を形成するために、端子本体33a、
34aを曲げ加工しなければならず、プレス型、成形型
の構造が複雑になり、金型の破損等が生じ、メンテナン
スを行わなければならないという問題点があったし、ま
た、図9に示すように端子本体33a、34aの曲げ加
工により固定接点42、44間を決めるために、固定接
点間距離Lにバラツキが生じるという問題点があった。
【0006】また、後者における第1、第2固定端子3
3、34の構成にあっては、プレス破断面を固定接点と
するために、プレス加工後に鍍金を施す必要があり、構
造は簡単になるが、コストアップの要因になるという問
題点があった。
3、34の構成にあっては、プレス破断面を固定接点と
するために、プレス加工後に鍍金を施す必要があり、構
造は簡単になるが、コストアップの要因になるという問
題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その第1の目的とするところは、プレ
ス型等の構造が簡単になり、金型の破損等を低減するこ
とができるし、また、接点間距離Lにバラツキが生じる
という不具合が解消できるばかりか、プレス加工後に鍍
金を施す必要がなく、コストダウンを図ることができる
端子の接点構造を提供することにある。
たものであって、その第1の目的とするところは、プレ
ス型等の構造が簡単になり、金型の破損等を低減するこ
とができるし、また、接点間距離Lにバラツキが生じる
という不具合が解消できるばかりか、プレス加工後に鍍
金を施す必要がなく、コストダウンを図ることができる
端子の接点構造を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的とするところ
は、固定接点の構成が簡単であり、第1固定端子及び第
2固定端子そのものをも簡素化することができて、コス
トダウンを図ることができるスイッチを提供することに
ある。
は、固定接点の構成が簡単であり、第1固定端子及び第
2固定端子そのものをも簡素化することができて、コス
トダウンを図ることができるスイッチを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明に係る端子の接点構造は、
少なくとも一面に鍍金層を有する板材から成る端子本体
の端部に接点形成部を形成し、前記接点形成部を曲げ
て、この曲げ部の表面の前記鍍金層を接点にしたことを
特徴とする。
するために、請求項1の発明に係る端子の接点構造は、
少なくとも一面に鍍金層を有する板材から成る端子本体
の端部に接点形成部を形成し、前記接点形成部を曲げ
て、この曲げ部の表面の前記鍍金層を接点にしたことを
特徴とする。
【0010】かかる構成により、少なくとも一面に鍍金
層を有する板材から成る端子本体の端部の接点形成部を
曲げることで、この接点形成部の鍍金層を接点にするこ
とができるために、接点が端子本体と一体であって、端
子本体に接点搭載部を形成する必要がないために、端子
本体を曲げ加工することがなくなり、プレス型等の構造
が簡単になり、金型の破損等を低減することができる。
また、端子本体を曲げ加工しないために、固定接点間距
離Lにバラツキが生じるという不具合が解消できる。ま
た、プレス破断面を接点としないために、プレス加工後
に鍍金を施す必要がなく、コストダウンを図ることがで
きる。
層を有する板材から成る端子本体の端部の接点形成部を
曲げることで、この接点形成部の鍍金層を接点にするこ
とができるために、接点が端子本体と一体であって、端
子本体に接点搭載部を形成する必要がないために、端子
本体を曲げ加工することがなくなり、プレス型等の構造
が簡単になり、金型の破損等を低減することができる。
また、端子本体を曲げ加工しないために、固定接点間距
離Lにバラツキが生じるという不具合が解消できる。ま
た、プレス破断面を接点としないために、プレス加工後
に鍍金を施す必要がなく、コストダウンを図ることがで
きる。
【0011】また、上記の第1の目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る端子の接点構造は、請求項1
に記載の固定端子構造において、前記接点形成部を、少
なくとも一面に鍍金層を有する板材をプレス切断して端
子本体と共に形成し、前記接点形成部を、前記端子本体
に対して略直角に曲げて、表面に鍍金層を有する接点部
を形成した。
に、請求項1の発明に係る端子の接点構造は、請求項1
に記載の固定端子構造において、前記接点形成部を、少
なくとも一面に鍍金層を有する板材をプレス切断して端
子本体と共に形成し、前記接点形成部を、前記端子本体
に対して略直角に曲げて、表面に鍍金層を有する接点部
を形成した。
【0012】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同様な作用を奏し得ることができる。
明の作用と同様な作用を奏し得ることができる。
【0013】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項3の発明に係るスイッチは、少なくとも一面
に鍍金層を有する板材から成る端子本体の端部に接点形
成部を形成し、前記接点形成部を曲げて、この曲げ部の
表面の前記鍍金層を、第1固定端子及び第2固定端子の
それぞれの固定接点として使用したことを特徴とする。
に、請求項3の発明に係るスイッチは、少なくとも一面
に鍍金層を有する板材から成る端子本体の端部に接点形
成部を形成し、前記接点形成部を曲げて、この曲げ部の
表面の前記鍍金層を、第1固定端子及び第2固定端子の
それぞれの固定接点として使用したことを特徴とする。
【0014】かかる構成により、固定接点の構成が簡単
であり、第1固定端子及び第2固定端子そのものをも簡
素化することができて、コストダウンを図ることができ
る。
であり、第1固定端子及び第2固定端子そのものをも簡
素化することができて、コストダウンを図ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係るスイッチとし
てのマイクロスイッチの断面図、図2は同スイッチのカ
バー、可動片及び可動ばねを除いた状態の正面図、図3
は図2のA方向からの矢視図、図4は図2のB方向から
の矢視図、図5の(1)は接点部加工前の端子本体の説
明図、図5の(2)は接点部加工後の端子本体の説明図
である。
に基づいて説明する。図1は本発明に係るスイッチとし
てのマイクロスイッチの断面図、図2は同スイッチのカ
バー、可動片及び可動ばねを除いた状態の正面図、図3
は図2のA方向からの矢視図、図4は図2のB方向から
の矢視図、図5の(1)は接点部加工前の端子本体の説
明図、図5の(2)は接点部加工後の端子本体の説明図
である。
【0016】マイクロスイッチのベース1には共通端子
2と第1固定端子3と第2固定端子4とが固着してあ
る。そして、第1、第2固定端子3、4はプレスにより
打ち抜きして形成してあり、この場合、図5の(1)に
示すように第1、第2固定端子3、4の端子本体3a、
4aには固定接点形成部5、6が形成される。
2と第1固定端子3と第2固定端子4とが固着してあ
る。そして、第1、第2固定端子3、4はプレスにより
打ち抜きして形成してあり、この場合、図5の(1)に
示すように第1、第2固定端子3、4の端子本体3a、
4aには固定接点形成部5、6が形成される。
【0017】すなわち、第1固定端子3は、両面に銀鍍
金により鍍金層8、9を形成した板材(黄銅製)7から
成り且つ先端部に固定接点形成部(接点形成部)5を形
成した端子本体3aを有している。この場合、端子本体
3aの両面には鍍金層8、9がそのまま残り、固定接点
形成部5の両面にも鍍金層8、9がそのまま残る。
金により鍍金層8、9を形成した板材(黄銅製)7から
成り且つ先端部に固定接点形成部(接点形成部)5を形
成した端子本体3aを有している。この場合、端子本体
3aの両面には鍍金層8、9がそのまま残り、固定接点
形成部5の両面にも鍍金層8、9がそのまま残る。
【0018】そして、第1固定端子3の固定接点形成部
5を、図6の(1)に示すようにダイ11とポンチ12
とで曲げ加工することにより、図6の(2)に示すよう
に固定接点形成部5に、端子本体3aに対して略直角に
曲がった固定接点部(接点部)13を形成する。この固
定接点部13の表面には鍍金層8がそのままに残り、こ
の鍍金層8が固定接点(接点)13aになる。
5を、図6の(1)に示すようにダイ11とポンチ12
とで曲げ加工することにより、図6の(2)に示すよう
に固定接点形成部5に、端子本体3aに対して略直角に
曲がった固定接点部(接点部)13を形成する。この固
定接点部13の表面には鍍金層8がそのままに残り、こ
の鍍金層8が固定接点(接点)13aになる。
【0019】また、第2固定端子4は、両面に銀鍍金に
より鍍金層8、9を形成した板材(黄銅製)7から成り
且つ先端部に固定接点形成部6を形成した端子本体4a
を有している。この場合、端子本体4aの両面には鍍金
層8、9がそのまま残り、固定接点形成部6の両面に鍍
金層8、9がそのまま残る。
より鍍金層8、9を形成した板材(黄銅製)7から成り
且つ先端部に固定接点形成部6を形成した端子本体4a
を有している。この場合、端子本体4aの両面には鍍金
層8、9がそのまま残り、固定接点形成部6の両面に鍍
金層8、9がそのまま残る。
【0020】そして、第2固定端子4の固定接点形成部
6を、第1固定端子3の場合と同様にダイ11とポンチ
12とで曲げ加工することにより、図6に示すように固
定接点形成部6に、端子本体4aに対して略直角に曲が
った固定接点部16を形成する。この固定接点16の表
面には鍍金層8がそのままに残り、この鍍金層8が固定
接点(接点)16aになる。
6を、第1固定端子3の場合と同様にダイ11とポンチ
12とで曲げ加工することにより、図6に示すように固
定接点形成部6に、端子本体4aに対して略直角に曲が
った固定接点部16を形成する。この固定接点16の表
面には鍍金層8がそのままに残り、この鍍金層8が固定
接点(接点)16aになる。
【0021】そして、ベース1には、共通端子2と、第
1固定端子3と、第2固定端子4とをインサート成形に
より固着してあり、第1固定端子3の固定接点部13の
上方に第2固定端子4の固定接点部16とが対向して位
置している。
1固定端子3と、第2固定端子4とをインサート成形に
より固着してあり、第1固定端子3の固定接点部13の
上方に第2固定端子4の固定接点部16とが対向して位
置している。
【0022】そして、共通端子2の可動片引掛用溝17
に可動片18の端部を引っ掛けると共に、共通端子2の
可動ばね引掛用溝20に可動ばね21の一端部を掛け、
可動ばね21の他端部を可動片18に掛けて、共通端子
2に可動片18が取り付けてあり、この可動片18に設
けた可動接点22が第2固定端子4の固定接点16に接
触させ、ベース1にカバー23を被せて固着し、このカ
バー23に貫通状態で設けた押しボタン24の端部を可
動片18に当接してスイッチとしてのマイクロスイッチ
Mが構成してある。
に可動片18の端部を引っ掛けると共に、共通端子2の
可動ばね引掛用溝20に可動ばね21の一端部を掛け、
可動ばね21の他端部を可動片18に掛けて、共通端子
2に可動片18が取り付けてあり、この可動片18に設
けた可動接点22が第2固定端子4の固定接点16に接
触させ、ベース1にカバー23を被せて固着し、このカ
バー23に貫通状態で設けた押しボタン24の端部を可
動片18に当接してスイッチとしてのマイクロスイッチ
Mが構成してある。
【0023】上記した実施の形態例によれば、両面に鍍
金層8、9を有する板材7から成る端子本体3aの端部
の固定接点形成部5、6を曲げることで、固定接点形成
部5、6の鍍金層8を固定接点部13、16にすること
ができるために、固定接点部13、16が端子本体3
a、4aと一体であって、端子本体3a、4aに接点搭
載部を形成する必要がないために、端子本体3a、4a
を曲げ加工することがなくなり、プレス型等の構造が簡
単になり、金型の破損等を低減することができる。
金層8、9を有する板材7から成る端子本体3aの端部
の固定接点形成部5、6を曲げることで、固定接点形成
部5、6の鍍金層8を固定接点部13、16にすること
ができるために、固定接点部13、16が端子本体3
a、4aと一体であって、端子本体3a、4aに接点搭
載部を形成する必要がないために、端子本体3a、4a
を曲げ加工することがなくなり、プレス型等の構造が簡
単になり、金型の破損等を低減することができる。
【0024】また、端子本体3a、4aを曲げ加工しな
いために、固定接点間距離Lにバラツキが生じるという
不具合が解消できる。また、プレス破断面を接点としな
いために、プレス加工後に鍍金を施す必要がなく、コス
トダウンを図ることができる。
いために、固定接点間距離Lにバラツキが生じるという
不具合が解消できる。また、プレス破断面を接点としな
いために、プレス加工後に鍍金を施す必要がなく、コス
トダウンを図ることができる。
【0025】また、両面に鍍金層8、9を有する板材7
から成る端子本体3a、4aの固定接点形成部5、6を
曲げて、この曲げ部の表面の鍍金層8を、第1固定端子
3及び第2固定端子4のそれぞれの固定接点として使用
すると、第1固定端子3及び第2固定端子4そのものを
も簡素化することができて、コストダウンを図ることが
できる。
から成る端子本体3a、4aの固定接点形成部5、6を
曲げて、この曲げ部の表面の鍍金層8を、第1固定端子
3及び第2固定端子4のそれぞれの固定接点として使用
すると、第1固定端子3及び第2固定端子4そのものを
も簡素化することができて、コストダウンを図ることが
できる。
【0026】なお、上記した実施の形態例では端子本体
3a、4aを、鍍金層8、9を両面に有する板材7で構
成したが、一面にのみ鍍金層8を施した板材7で構成し
てもよい。
3a、4aを、鍍金層8、9を両面に有する板材7で構
成したが、一面にのみ鍍金層8を施した板材7で構成し
てもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る端子の接点構造によれば、少なくとも一面に鍍金層
を有する板材から成る端子本体の端部の接点形成部を曲
げることで、この接点形成部の鍍金層を接点にすること
ができるために、接点が端子本体と一体であって、端子
本体に接点搭載部を形成する必要がないために、端子本
体を曲げ加工することがなくなり、プレス型等の構造が
簡単になり、金型の破損等を低減することができる。ま
た、端子本体を曲げ加工しないために、固定接点間距離
Lにバラツキが生じるという不具合が解消できる。ま
た、プレス破断面を接点としないために、プレス加工後
に鍍金を施す必要がなく、コストダウンを図ることがで
きる。
係る端子の接点構造によれば、少なくとも一面に鍍金層
を有する板材から成る端子本体の端部の接点形成部を曲
げることで、この接点形成部の鍍金層を接点にすること
ができるために、接点が端子本体と一体であって、端子
本体に接点搭載部を形成する必要がないために、端子本
体を曲げ加工することがなくなり、プレス型等の構造が
簡単になり、金型の破損等を低減することができる。ま
た、端子本体を曲げ加工しないために、固定接点間距離
Lにバラツキが生じるという不具合が解消できる。ま
た、プレス破断面を接点としないために、プレス加工後
に鍍金を施す必要がなく、コストダウンを図ることがで
きる。
【0028】また、請求項2の発明に係る端子の接点構
造によれば、上記した請求項1の発明の効果と同様な効
果を奏し得ることができる。
造によれば、上記した請求項1の発明の効果と同様な効
果を奏し得ることができる。
【0029】また、請求項3の発明に係るスイッチによ
れば、固定接点の構成が簡単であり、第1固定端子及び
第2固定端子そのものをも簡素化することができて、コ
ストダウンを図ることができる。
れば、固定接点の構成が簡単であり、第1固定端子及び
第2固定端子そのものをも簡素化することができて、コ
ストダウンを図ることができる。
【図1】本発明に係るスイッチとしてのマイクロスイッ
チの断面図である。
チの断面図である。
【図2】同スイッチのカバー、可動片及び可動ばねを除
いた状態の正面図である。
いた状態の正面図である。
【図3】図2のA方向からの矢視図である。
【図4】図2のB方向からの矢視図である。
【図5】(1)は接点部加工前の端子本体の説明図であ
る。 (2)は接点部加工後の端子本体の説明図である。
る。 (2)は接点部加工後の端子本体の説明図である。
【図6】(1)、(2)は端子本体の固定接点形成部の
曲げ加工の説明図である。
曲げ加工の説明図である。
【図7】従来のスイッチとしてのマイクロスイッチの断
面図である。
面図である。
【図8】第1、第2固定端子の組み合わせ状態の正面図
である。
である。
【図9】図8のD方向からの矢視図である。
【図10】従来の他のスイッチのカバーを除いた状態の
正面図である。
正面図である。
3 第1固定端子 3a 端子本体 4 第2固定端子 4a 端子本体 5 固定接点形成部(接点形成部) 6 固定接点形成部(接点形成部) 7 板材 8 鍍金層 9 鍍金層 13 固定接点部(接点部) 16 固定接点部(接点部)
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一面に鍍金層を有する板材か
ら成る端子本体の端部に接点形成部を形成し、前記接点
形成部を曲げて、この曲げ部の表面の前記鍍金層を接点
にしたことを特徴とする端子の接点構造。 - 【請求項2】 前記接点形成部を、少なくとも一面に鍍
金層を有する板材をプレス切断して端子本体と共に形成
し、前記接点形成部を、前記端子本体に対して略直角に
曲げて、表面に鍍金層を有する接点部を形成した請求項
1に記載の端子の接点構造。 - 【請求項3】 少なくとも一面に鍍金層を有する板材か
ら成る端子本体の端部に接点形成部を形成し、前記接点
形成部を曲げて、この曲げ部の表面の前記鍍金層を、第
1固定端子及び第2固定端子のそれぞれの固定接点とし
て使用したことを特徴とするスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10076997A JPH10283866A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 端子の接点構造とこの接点構造を用いたスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10076997A JPH10283866A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 端子の接点構造とこの接点構造を用いたスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10283866A true JPH10283866A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14282707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10076997A Pending JPH10283866A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 端子の接点構造とこの接点構造を用いたスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10283866A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107845522A (zh) * | 2017-12-06 | 2018-03-27 | 尚小利 | 一种微动开关的端子部结构及其加工方法 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP10076997A patent/JPH10283866A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107845522A (zh) * | 2017-12-06 | 2018-03-27 | 尚小利 | 一种微动开关的端子部结构及其加工方法 |
CN107845522B (zh) * | 2017-12-06 | 2020-06-30 | 尚小利 | 一种微动开关的端子部结构及其加工方法 |
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