JP2590997Y2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JP2590997Y2 JP2590997Y2 JP7158292U JP7158292U JP2590997Y2 JP 2590997 Y2 JP2590997 Y2 JP 2590997Y2 JP 7158292 U JP7158292 U JP 7158292U JP 7158292 U JP7158292 U JP 7158292U JP 2590997 Y2 JP2590997 Y2 JP 2590997Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- spring
- connector
- side wall
- window
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主としてPAL用ビ
デオ機器のモジュレータ等に用いるコネクタ(DINコ
ネクタ)に関するもので、特に雌型コネクタのシェルに
関するものである。
デオ機器のモジュレータ等に用いるコネクタ(DINコ
ネクタ)に関するもので、特に雌型コネクタのシェルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3(a)に従来のDINコネクタの断
面を、(b)に左側面を示す。10はセンターコンタク
ト(内部電極)、12は絶縁体、20はシェル(外部電
極)である。シェル20だけ取り出して、図4に示し
た。(a)は立面図、(b)は左側面図である。シェル
20は、小径部分22とそれより太い本体24とが一体
に形成された2段の円筒形のものである。本体24の側
壁26に、たとえば4本の切溝28が設けてある。ま
た、開口側30に近い部分の側壁26を少し内側に凹ま
せてバネ調整部32を形成している。
面を、(b)に左側面を示す。10はセンターコンタク
ト(内部電極)、12は絶縁体、20はシェル(外部電
極)である。シェル20だけ取り出して、図4に示し
た。(a)は立面図、(b)は左側面図である。シェル
20は、小径部分22とそれより太い本体24とが一体
に形成された2段の円筒形のものである。本体24の側
壁26に、たとえば4本の切溝28が設けてある。ま
た、開口側30に近い部分の側壁26を少し内側に凹ま
せてバネ調整部32を形成している。
【0003】このシェル20の製造工程(加工工程)
は、次のとおりである。 板厚0.4mmのりん青銅材をプレスで絞って、図5
(a)のようにする。 次に、別のプレスで、同図(b)のように、4箇所の
切溝28の加工をする。 さらに別のプレスで、絞り加工によりバネ調整部32
を形成する。
は、次のとおりである。 板厚0.4mmのりん青銅材をプレスで絞って、図5
(a)のようにする。 次に、別のプレスで、同図(b)のように、4箇所の
切溝28の加工をする。 さらに別のプレスで、絞り加工によりバネ調整部32
を形成する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】(1)雄コネクタを嵌
合して左右にこじると、開口側30が開いて、バネ特性
が無くなる。 (2)切溝28があるため、高周波の洩れ量が大きい。 (3)シェル20を製造するとき、上記のように、別の
プレスによる3工程が必要になる。そのため、コスト高
になる。
合して左右にこじると、開口側30が開いて、バネ特性
が無くなる。 (2)切溝28があるため、高周波の洩れ量が大きい。 (3)シェル20を製造するとき、上記のように、別の
プレスによる3工程が必要になる。そのため、コスト高
になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】シェル20に切溝28を
設けず、その代わり図1のように、 (1)シェル20の本体24の側壁26に窓34を設
け、 (2)側壁26の開口側30から前記窓34に達する部
分に、側壁を外側に膨らませて形成したバネたわみ部3
6を設ける、という構造にする。
設けず、その代わり図1のように、 (1)シェル20の本体24の側壁26に窓34を設
け、 (2)側壁26の開口側30から前記窓34に達する部
分に、側壁を外側に膨らませて形成したバネたわみ部3
6を設ける、という構造にする。
【0006】
【作用】(1)雄型コネクタを挿入するとき、バネたわ
み部36が伸びて挿入を容易にし、バネたわみ部36の
復元しようとするバネ力が雄雌コネクタの接触を良好に
保つ。 (2)バネたわみ部36が窓34に達するように設けて
あるので、バネたわみ部36が伸び易くなる。
み部36が伸びて挿入を容易にし、バネたわみ部36の
復元しようとするバネ力が雄雌コネクタの接触を良好に
保つ。 (2)バネたわみ部36が窓34に達するように設けて
あるので、バネたわみ部36が伸び易くなる。
【0007】
【実施例】図1の(a)は縦断立面図、(b)はシェル
20の立面図、(c)はシェル20の左側面図である。
シェル20の小径部分22と本体24は、板厚0.3mmの
りん青銅材をプレスして形成したもので、本体24は外
径10mmである。窓34は側壁26の両側に設ける(図1
(c))。窓34は長方形でサイズは0.8x3.0mmであ
る。バネたわみ部36は幅aが約2.5mmである。これは
絞り加工で形成されるため、この部分の肉厚は0.3〜0.1
5mmに薄く延ばされている。バネ調整部38は、開口側
30近くの側壁26の左右の横方向(バネたわみ部36
と90度違う位置)にのみ、形成される(図1(c))。
20の立面図、(c)はシェル20の左側面図である。
シェル20の小径部分22と本体24は、板厚0.3mmの
りん青銅材をプレスして形成したもので、本体24は外
径10mmである。窓34は側壁26の両側に設ける(図1
(c))。窓34は長方形でサイズは0.8x3.0mmであ
る。バネたわみ部36は幅aが約2.5mmである。これは
絞り加工で形成されるため、この部分の肉厚は0.3〜0.1
5mmに薄く延ばされている。バネ調整部38は、開口側
30近くの側壁26の左右の横方向(バネたわみ部36
と90度違う位置)にのみ、形成される(図1(c))。
【0008】図1(a)に示してあるのは、このシェル
20を用いたコネクタ(雌型)の一例である。センター
コンタクト10及び絶縁体12は、従来の図3と同じも
のを用いている。
20を用いたコネクタ(雌型)の一例である。センター
コンタクト10及び絶縁体12は、従来の図3と同じも
のを用いている。
【0009】図2に製造工程(加工工程)をまとめて示
す。 板厚0.3mmのりん青銅材をプレスで絞って、(a)の
ようにする。 次に、同じ順送型内でバネたわみ部36を絞り加工す
る(b)。 次にまた、同じ順送型内で、左右横から突いて窓34
をあける(c)。 さらにまた、同じ順送型内で、90度違う方向の横から
突いてバネ調整部38を形成する(d)。
す。 板厚0.3mmのりん青銅材をプレスで絞って、(a)の
ようにする。 次に、同じ順送型内でバネたわみ部36を絞り加工す
る(b)。 次にまた、同じ順送型内で、左右横から突いて窓34
をあける(c)。 さらにまた、同じ順送型内で、90度違う方向の横から
突いてバネ調整部38を形成する(d)。
【0010】
【考案の効果】シェルの本体の側壁に窓を設け、前記側
壁の開口側から前記窓に達する部分に、側壁を外側に膨
らませたバネたわみ部を形成しているので、次の効果が
ある。 (1)雄型コネクタと嵌合するとき、バネたわみ部36
によるバネ作用が有効に働く。 (2)従来のように、切溝28が無いから、こじりに対
して強い。 (3)切溝28が無いから高周波の洩れが少ない。 (4)上記のように同じ順送型内で、全てのプレス加工
が可能であるので、コストダウンになる。
壁の開口側から前記窓に達する部分に、側壁を外側に膨
らませたバネたわみ部を形成しているので、次の効果が
ある。 (1)雄型コネクタと嵌合するとき、バネたわみ部36
によるバネ作用が有効に働く。 (2)従来のように、切溝28が無いから、こじりに対
して強い。 (3)切溝28が無いから高周波の洩れが少ない。 (4)上記のように同じ順送型内で、全てのプレス加工
が可能であるので、コストダウンになる。
【図1】(a)はこの考案の実施例の縦断立面図、
(b)シェル20の立面図、(c)はシェル20の左側
面図。
(b)シェル20の立面図、(c)はシェル20の左側
面図。
【図2】この考案のシェル20の製造工程の説明図。
【図3】(a)は従来のコネクタの縦断立面図、(b)
は左側面図。
は左側面図。
【図4】(a)は従来のコネクタシェル20の立面図、
(b)は左側面図。
(b)は左側面図。
【図5】従来のコネクタシェル20の製造工程の説明
図。
図。
10 センターコンタクト 12 絶縁体 20 シェル 22 小径部分 24 本体 26 側壁 28 切溝 30 開口側 32,38 バネ調整部 34 窓 36 バネたわみ部
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒形の本体を持つシェルを備え、前記
本体の部分において雄型のコネクタと嵌合し合うように
なっている雌型のコネクタにおいて、 前記シェルの本体の側壁に窓が設けられ、前記側壁の開
口側から前記窓に達する部分に、側壁を外側に膨らませ
て形成したバネたわみ部が設けられている、コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158292U JP2590997Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158292U JP2590997Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629046U JPH0629046U (ja) | 1994-04-15 |
JP2590997Y2 true JP2590997Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13464835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7158292U Expired - Lifetime JP2590997Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590997Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016006923B4 (de) * | 2016-06-06 | 2022-05-05 | Rosenberger Hochfrequenztechnik Gmbh & Co. Kg | Koaxialsteckverbinder |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP7158292U patent/JP2590997Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629046U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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