JPH10276535A - コンバイン等のエンジンカバー - Google Patents
コンバイン等のエンジンカバーInfo
- Publication number
- JPH10276535A JPH10276535A JP9093937A JP9393797A JPH10276535A JP H10276535 A JPH10276535 A JP H10276535A JP 9093937 A JP9093937 A JP 9093937A JP 9393797 A JP9393797 A JP 9393797A JP H10276535 A JPH10276535 A JP H10276535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- radiator
- engine
- intake
- combine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combines (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンバインのエンジンＥラジエータ１におい
て、このラジエータ１正面の吹出ファン５による吸気防
塵網３に吸着されているわら屑等の掃き落しを効果的に
行わせる。 【解決手段】エンジンＥのラジエータ１の正面を開閉す
るシャッター２と、この正面外方を覆う吸気防塵網３と
の間の吸気室４に、該シャッター２の閉鎖時に駆動して
該吸気防塵網３から外側へ吹き出す吹出ファン５を、こ
の閉鎖シャッター２のほぼ中心部に対向して設けてなる
コンバイン等のエンジンカバーの構成。
て、このラジエータ１正面の吹出ファン５による吸気防
塵網３に吸着されているわら屑等の掃き落しを効果的に
行わせる。 【解決手段】エンジンＥのラジエータ１の正面を開閉す
るシャッター２と、この正面外方を覆う吸気防塵網３と
の間の吸気室４に、該シャッター２の閉鎖時に駆動して
該吸気防塵網３から外側へ吹き出す吹出ファン５を、こ
の閉鎖シャッター２のほぼ中心部に対向して設けてなる
コンバイン等のエンジンカバーの構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインやハ
ーベスター等のエンジンカバーに関する。防塵効果を高
めるものである。
ーベスター等のエンジンカバーに関する。防塵効果を高
めるものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】コンバインのようにわ
ら屑や塵埃等の発生量の多い作業機のエンジンでは、エ
ンジンラジエータ外側の吸気部に設けられる防塵網が目
詰りを生じ易く、この目詰防止のために逆転吹出ファン
を設けて、外気のエンジン側への吸引とは逆に外側へ吹
き出す側へ送風することによって防塵網に付着する塵埃
を取り除く技術があるが、吹出ファンに防塵網へ送風圧
が均一に当り難く、付着塵埃が離れ難い部分を生ずる。
ら屑や塵埃等の発生量の多い作業機のエンジンでは、エ
ンジンラジエータ外側の吸気部に設けられる防塵網が目
詰りを生じ易く、この目詰防止のために逆転吹出ファン
を設けて、外気のエンジン側への吸引とは逆に外側へ吹
き出す側へ送風することによって防塵網に付着する塵埃
を取り除く技術があるが、吹出ファンに防塵網へ送風圧
が均一に当り難く、付着塵埃が離れ難い部分を生ずる。
【０００３】
【課題を解決するための手段】この発明は、エンジンＥ
のラジエータ１の正面を開閉するシャッター２と、この
正面外方を覆う吸気防塵網３との間の吸気室４に、該シ
ャッター２の閉鎖時に駆動して該吸気防塵網３から外側
へ吹き出す吹出ファン５を、この閉鎖シャッター２のほ
ぼ中心部に対向して設けてなるコンバイン等のエンジン
カバーの構成とする。
のラジエータ１の正面を開閉するシャッター２と、この
正面外方を覆う吸気防塵網３との間の吸気室４に、該シ
ャッター２の閉鎖時に駆動して該吸気防塵網３から外側
へ吹き出す吹出ファン５を、この閉鎖シャッター２のほ
ぼ中心部に対向して設けてなるコンバイン等のエンジン
カバーの構成とする。
【０００４】
【発明の効果】エンジンＥの駆動によってラジエータフ
ァンが回転して、シャッター２の開かれた状態で吸気防
塵網３を経た外気が吸気室４を通してラジエータ１へ吸
入される。このとき吹出ファン５は回転駆動されない。
コンバイン作業によって吸気防塵網３に付着する塵埃が
多くなる等によって、この吸気防塵網３の付着塵埃を取
除き掃除するには、シャッター２を閉めて、吹出ファン
５を駆動することにより、吸気室４の空気が吸気防塵網
３を通して外側へ吹き出される。このため、該閉鎖シャ
ッター２のほぼ中心部に対向する位置で起風される吹出
ファン５による風圧は、吸気防塵網３の正面部に均一に
当って、この吹出風圧で付着塵埃が外方へ吹き払われ
て、効果的に吸気防塵網３の外側面を掃除することがで
きる。
ァンが回転して、シャッター２の開かれた状態で吸気防
塵網３を経た外気が吸気室４を通してラジエータ１へ吸
入される。このとき吹出ファン５は回転駆動されない。
コンバイン作業によって吸気防塵網３に付着する塵埃が
多くなる等によって、この吸気防塵網３の付着塵埃を取
除き掃除するには、シャッター２を閉めて、吹出ファン
５を駆動することにより、吸気室４の空気が吸気防塵網
３を通して外側へ吹き出される。このため、該閉鎖シャ
ッター２のほぼ中心部に対向する位置で起風される吹出
ファン５による風圧は、吸気防塵網３の正面部に均一に
当って、この吹出風圧で付着塵埃が外方へ吹き払われ
て、効果的に吸気防塵網３の外側面を掃除することがで
きる。
【０００５】
【実施例】コンバインは、クローラ走行装置６を有する
車台７の前部に、刈取装置８を昇降可能に支持すると共
に、操縦台９及び操縦席１０を設け、この操縦席１０の
下部にエンジンカバー１１で被覆されるエンジンＥを搭
載している。又、車台７の後部には、該刈取装置８で刈
取搬送される穀稈の供給を受けてフィードチェンで挾持
搬送しながら穂部を脱穀室にて脱穀し選別室で選別する
脱穀装置１２を搭載し、この脱穀装置１２から揚穀機で
取出される穀粒を収容するグレンタンク１３を搭載す
る。又、このグレンタンク１３の後側には、グレンタン
ク１３から排送される穀粒を機外へ搬送する排穀オーガ
１４，１５を旋回可能に設けている。
車台７の前部に、刈取装置８を昇降可能に支持すると共
に、操縦台９及び操縦席１０を設け、この操縦席１０の
下部にエンジンカバー１１で被覆されるエンジンＥを搭
載している。又、車台７の後部には、該刈取装置８で刈
取搬送される穀稈の供給を受けてフィードチェンで挾持
搬送しながら穂部を脱穀室にて脱穀し選別室で選別する
脱穀装置１２を搭載し、この脱穀装置１２から揚穀機で
取出される穀粒を収容するグレンタンク１３を搭載す
る。又、このグレンタンク１３の後側には、グレンタン
ク１３から排送される穀粒を機外へ搬送する排穀オーガ
１４，１５を旋回可能に設けている。
【０００６】エンジンカバー１１下のエンジンＥは、走
行装置６、刈取装置８、脱穀装置１２、及びグレンタン
ク１３および排穀オーガ１４，１５等の各部を伝動する
もので、このエンジンＥの外側部にラジエータ１、シャ
ッター２、吸気室４、吹出ファン５、及びエンジンカバ
ー１１の吸気防塵網３等が配置構成され、エンジンＥの
駆動によってラジエータファン１６を回転させ、外気を
吸気防塵網３から吸気室４、シャッター２、及びラジエ
ータ１等を通してエンジンルーム１７へ吸入する構成で
ある。シャッター２の下部で吸気室４内にはオイルクー
ラ１８が配置されて、冷却風を通すことができる。
行装置６、刈取装置８、脱穀装置１２、及びグレンタン
ク１３および排穀オーガ１４，１５等の各部を伝動する
もので、このエンジンＥの外側部にラジエータ１、シャ
ッター２、吸気室４、吹出ファン５、及びエンジンカバ
ー１１の吸気防塵網３等が配置構成され、エンジンＥの
駆動によってラジエータファン１６を回転させ、外気を
吸気防塵網３から吸気室４、シャッター２、及びラジエ
ータ１等を通してエンジンルーム１７へ吸入する構成で
ある。シャッター２の下部で吸気室４内にはオイルクー
ラ１８が配置されて、冷却風を通すことができる。
【０００７】前記シャッター２は、ラジエータ１の外側
に接近して平行状に設けられ、固定シャッター１９と、
これに対して上下に可動して開閉する可動シャッター２
０とから構成される。シャッター２の下端部には通風口
２１が形成されて、この通風口２１の外側に前記オイル
クーラ１８が設けられている。吸気防塵網３は、エンジ
ンＥの上面、前後面、及び外側面を覆うエンジンカバー
１１の外側面部に目抜板金形態に構成され、この吸気防
塵網３とシャッター２との間に適宜間隔の吸気室４を形
成して、該シャッター２のほぼ中央部位置に対向して、
前記エンジンＥのクランク軸やラジエータファン軸等と
平行なファン軸の回りに回転して、この吸気室４から吸
気防塵網３の外側へ向けて吹き出す吹出ファン５を設け
る。この吹出ファン５は電動モータＭ１で駆動される。
に接近して平行状に設けられ、固定シャッター１９と、
これに対して上下に可動して開閉する可動シャッター２
０とから構成される。シャッター２の下端部には通風口
２１が形成されて、この通風口２１の外側に前記オイル
クーラ１８が設けられている。吸気防塵網３は、エンジ
ンＥの上面、前後面、及び外側面を覆うエンジンカバー
１１の外側面部に目抜板金形態に構成され、この吸気防
塵網３とシャッター２との間に適宜間隔の吸気室４を形
成して、該シャッター２のほぼ中央部位置に対向して、
前記エンジンＥのクランク軸やラジエータファン軸等と
平行なファン軸の回りに回転して、この吸気室４から吸
気防塵網３の外側へ向けて吹き出す吹出ファン５を設け
る。この吹出ファン５は電動モータＭ１で駆動される。
【０００８】前記固定シャッター１９は、適宜の高さに
形成されて、開口部２２を形成し、可動シャッター２０
は、該固定シャッター１９の吸気室４側を左右のシャッ
ターガイド２３に案内させて、該固定シャッター１９の
開口部２２と下部の通風口２１の上半部分とを開閉でき
る。この可動シャッター２０には該開口部２２と重合し
て通風を許す開口部２４が形成される。この可動シャッ
ター２０の開閉作動位置の上端縁位置と下端縁位置との
間の閉鎖位置における高さＨ、及び可動シャッター２０
の横方向の幅Ｌのほぼ中間部に対向させて、前記吸気防
塵網３を配置する。
形成されて、開口部２２を形成し、可動シャッター２０
は、該固定シャッター１９の吸気室４側を左右のシャッ
ターガイド２３に案内させて、該固定シャッター１９の
開口部２２と下部の通風口２１の上半部分とを開閉でき
る。この可動シャッター２０には該開口部２２と重合し
て通風を許す開口部２４が形成される。この可動シャッ
ター２０の開閉作動位置の上端縁位置と下端縁位置との
間の閉鎖位置における高さＨ、及び可動シャッター２０
の横方向の幅Ｌのほぼ中間部に対向させて、前記吸気防
塵網３を配置する。
【０００９】前記可動シャッター２０の開閉は、スイッ
チ操作による電動モータＭ２によって回転されるピニオ
ンギヤ２５と噛合のラック２６を有したシャッタアーム
２７の回動によって、駆動ピン３０を係合して上下動
し、この駆動ピン３０と一体の可動シャッター２０を、
シャッタガイド２３に案内させて上下動し、開閉でき
る。２８は可動シャッター２０の下限位置、即ち、閉鎖
位置を検出ＯＮする閉鎖スイッチであり、この閉鎖スイ
ッチ２８のＯＮによってモータＭ１が電動されて吹出フ
ァン５を回転すると共に、モータＭ２を停止してシャッ
ター２０を止める。又、２９は上限位置、即ち開口位置
を検出ＯＦＦする開口スイッチであり、この開口スイッ
チ２９のＯＦＦによってモータＭ１が停止されると共
に、モータＭ２を停止してシャッター２０を止める。
チ操作による電動モータＭ２によって回転されるピニオ
ンギヤ２５と噛合のラック２６を有したシャッタアーム
２７の回動によって、駆動ピン３０を係合して上下動
し、この駆動ピン３０と一体の可動シャッター２０を、
シャッタガイド２３に案内させて上下動し、開閉でき
る。２８は可動シャッター２０の下限位置、即ち、閉鎖
位置を検出ＯＮする閉鎖スイッチであり、この閉鎖スイ
ッチ２８のＯＮによってモータＭ１が電動されて吹出フ
ァン５を回転すると共に、モータＭ２を停止してシャッ
ター２０を止める。又、２９は上限位置、即ち開口位置
を検出ＯＦＦする開口スイッチであり、この開口スイッ
チ２９のＯＦＦによってモータＭ１が停止されると共
に、モータＭ２を停止してシャッター２０を止める。
【００１０】図４において、上例と異なる点は、前記ラ
ジエータ１とシャッター２との間に、エンジンルーム１
７の外側に開口する外気吸気口３２を有した吸気路３３
と連通させたラジエータ吸気室３１を構成し、シャッタ
ー２の開閉に拘らず常時ラジエータファン１６の回転に
よって外気をラジエータ１やオイルクーラ１８等を通し
て吸入し冷却しうる構成としたもので、シャッター２閉
鎖時のエンジンＥや潤滑油等の上昇を防止する。３４は
該吸気路３３やラジエータ吸気室３１と、吹出ファン５
を有する吸気室４との間を連通する吸気口であり、吹出
ファン５の駆動時に外気吸気口３２側から吸入する外気
を導入して、吸気防塵網３から外側へ吹き出す。
ジエータ１とシャッター２との間に、エンジンルーム１
７の外側に開口する外気吸気口３２を有した吸気路３３
と連通させたラジエータ吸気室３１を構成し、シャッタ
ー２の開閉に拘らず常時ラジエータファン１６の回転に
よって外気をラジエータ１やオイルクーラ１８等を通し
て吸入し冷却しうる構成としたもので、シャッター２閉
鎖時のエンジンＥや潤滑油等の上昇を防止する。３４は
該吸気路３３やラジエータ吸気室３１と、吹出ファン５
を有する吸気室４との間を連通する吸気口であり、吹出
ファン５の駆動時に外気吸気口３２側から吸入する外気
を導入して、吸気防塵網３から外側へ吹き出す。
【００１１】なお、前記外気吸気口３２及び吸気路３３
はエンジンルーム１７の後側に配置したが、前側乃至上
側に配置するもよい。図５において、上例と異なる点
は、前記吸気防塵網３とシャッター２とを一体的に防塵
ケース３５として構成し、ラジエータ１の正面に取付け
ることにより、構成を簡潔化する。可動シャッター２０
は防塵ケース３５の内側に上下摺動自在に設けられ、固
定シャッター１９は防塵ケース３５のラジエータ１側の
面に開口部２２を形成したものである。
はエンジンルーム１７の後側に配置したが、前側乃至上
側に配置するもよい。図５において、上例と異なる点
は、前記吸気防塵網３とシャッター２とを一体的に防塵
ケース３５として構成し、ラジエータ１の正面に取付け
ることにより、構成を簡潔化する。可動シャッター２０
は防塵ケース３５の内側に上下摺動自在に設けられ、固
定シャッター１９は防塵ケース３５のラジエータ１側の
面に開口部２２を形成したものである。
【図１】エンジンラジエータ部の正面図。
【図２】その一部の側面図と、作用を示す正断面図。
【図３】コンバインの側面図。
【図４】一部別実施例を示すラジエータ部の平面図。
【図５】一部別実施例を示すラジエータ部の平面図。
１ ラジエータ ２ シャッター ３ 吸気防塵網 ４ 吸気室 ５ 吹出ファン Ｅ エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西崎 宏 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジンＥのラジエータ１の正面を開閉
するシャッター２と、この正面外方を覆う吸気防塵網３
との間の吸気室４に、該シャッター２の閉鎖時に駆動し
て該吸気防塵網３から外側へ吹き出す吹出ファン５を、
この閉鎖シャッター２のほぼ中心部に対向して設けてな
るコンバイン等のエンジンカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9093937A JPH10276535A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | コンバイン等のエンジンカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9093937A JPH10276535A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | コンバイン等のエンジンカバー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10276535A true JPH10276535A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14096358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9093937A Pending JPH10276535A (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | コンバイン等のエンジンカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10276535A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100890569B1 (ko) | 2007-08-02 | 2009-03-26 | 국제종합기계 주식회사 | 방진 망 소제 장치 및 이를 갖춘 콤바인 |
| JP2010149691A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車体前部構造 |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP9093937A patent/JPH10276535A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100890569B1 (ko) | 2007-08-02 | 2009-03-26 | 국제종합기계 주식회사 | 방진 망 소제 장치 및 이를 갖춘 콤바인 |
| JP2010149691A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車体前部構造 |
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