JPH0939586A - エンジンの冷却装置 - Google Patents
エンジンの冷却装置Info
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- JPH0939586A JPH0939586A JP19680195A JP19680195A JPH0939586A JP H0939586 A JPH0939586 A JP H0939586A JP 19680195 A JP19680195 A JP 19680195A JP 19680195 A JP19680195 A JP 19680195A JP H0939586 A JPH0939586 A JP H0939586A
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
たエンジンの冷却装置に関し、簡易な構成でありながら
防塵網に付着した塵埃等を確実に吹き落せる装置を提供
せんとするものである。 【構成】ラジエ−タ15冷却用の吸引ファン14により
外気を吸引する吸気ダクト20に防塵網21、22を設
けて外気吸入部20aを構成すると共に、この外気吸入
部20a内に正逆転可能なファンモ−タ25を設け、ラ
ジエ−タ15の直前に通気口を有する開閉自在なシャッ
タ−を設け、シャッタ−が開くとファンモ−タが外気を
吸入する方向に回転し、シャッタ−が閉じると防塵網2
1に付着した塵埃を吹き落す方向に回転すべく構成して
いる。
Description
に搭載したエンジンの冷却装置に関するものである。
えば、実開平2−110229号公報に記載されたもの
が知られている。この公報に記載された装置は、ラジエ
−タの吸引ファンとは別に電動式の吹出ファンをラジエ
−タの直前に設け、通常は電動式の吹出ファンを停止さ
せて吸引ファンのみによって外気を吸い込んでエンジン
の冷却を行ない、防塵網に付着したゴミや塵埃等を吹き
落すときには吸引ファンの駆動を停止させて、電動式吹
出ファンのみを回転駆動させ、防塵網に圧風を送って藁
屑等のゴミを落すように構成したものである。
従来装置において、電動式の吹出ファンを用いてゴミを
吹き落すとき、吸引ファンによる外気の吸引力が強過ぎ
るために吸引ファンを回転させながら電動式吹出ファン
を作動させたのでは防塵網に付着したゴミや塵埃を吹き
落すことができず、このため、吸引ファンの回転を一旦
停止させて非駆動状態としなければならず、従って従来
装置にあっては特別のクラッチを設けてこのクラッチを
切り状態としたうえで、電動式の吹出ファンを駆動させ
なければならなかった。
置全体の価格が高価になる上、構造も複雑となる欠点が
ある。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、ラジエ−タ15冷却用の吸引ファン14に
より外気を吸引する吸気ダクト20に防塵網21、22
を設けて外気吸入部20aを構成すると共に、この外気
吸入部20a内に正逆転可能なファンモ−タ25を設
け、ラジエ−タ15の直前には通気口を有する2枚の板
体をスライド可能に重合させてシャッタ−30を構成
し、このシャッタ−30を開状態にして通気口31、3
2同士を連通すると前記ファンモ−タ25が外気を吸気
する方向に回転し、シャッタ−30を閉状態に操作して
通気口31、32を閉じると、防塵網21に付着した塵
埃を吹き落す方向にファンモ−タ25が回転すべく構成
したことを特徴とするエンジンの冷却装置の構成とす
る。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
はコンバインで、このコンバイン1はクロ−ラ式走行装
置2を備え、機体フレ−ム3の上には脱穀装置4を搭載
し、機体前部には刈取前処理部5を昇降自在に設けてい
る。
て設け、このエンジン6部周囲を覆うボンネット7上部
には運転席8を設けている。10はグレンタンクであ
り、前記脱穀装置4によって脱穀された穀粒を貯溜し
て、これをグレンタンク10の底部に配設したスクリュ
−コンベア(図示省略)、縦搬送用オ−ガ11、及びグ
レンタンク10の上方にあって上部に起伏揺動自在並び
に旋回自在な排出オ−ガ12により機外に排出する構成
としている。
で、エンジン6の左側に吸引ファン14とラジエ−タ1
5が設けられている。吸引ファン14はエンジン6のク
ランクシャフト16からプ−リ・ベルト機構17を介し
て回転駆動されるもので、常時一方向に回転しており、
外気を、吸入ダクト20を介して吸入してエンジン6を
冷却する構成である。吸気ダクト20は横側方から見る
と台形の形状をなしており、後部支点ピン26、26を
中心として横方向へ回動できるように構成している。
面から見て左右両側部に防塵網21、22が張設されて
おり、この防塵網21、22に囲まれた空間部に外気吸
入部20aが構成され、その中央部に電動式の正逆転フ
ァン24が取り付けられている。25はその電動ファン
モ−タである。この電動ファンモ−タ25は吸気ダクト
20内の上隅部に設けたタイマ−装置28によって回転
方向が変更されるものであって、4分間だけ電動ファン
モ−タ25が正転して外気を吸気ダクト20内に取り込
み、その後、17秒間だけ逆転して防塵網21に対して
圧風を吹き付けるものである。
が設けてあり、吸気ダクト20を通過した外気をラジエ
−タ15に通気させたり遮断させたりする。即ち、この
シャッタ−30は通気口31、32を有する2枚の板体
30aと30bとを重合させて一方をスライド自在に設
けたもので、ラジエ−タ15側(右側)の固定シャッタ
−30bに対して、吸気ダクト20側(左側)の移動シ
ャッタ−30aを上下にスライドさせて通気状態と遮蔽
状態とに切り替える。
形状と作動原理を示すものであって、図6(イ)はシャ
ッタ−30が開状態、図6(ロ)は閉状態を示してい
る。図3、図4に基づいてシャッタ−30の開閉操作機
構を説明する。エンジン6上部の機枠34に取り付けら
れたL字型プレ−ト35の端面には電動モ−タ37が取
り付けられ、この電動モ−タ37の出力軸38にはピニ
オン40が固着されている。このピニオン40に噛合う
扇型のラック板42の中間部は前記プレ−ト35にピン
44にて枢着され、端部には長孔45が穿設されてい
る。
30aの上部中央に固着した係止ピン46が挿入され
る。電動モ−タ37の出力軸38が回転駆動すると、ピ
ニオン40、ラック板42の噛合いからラック板42が
ピン44を中心として上下方向に回動し、係止ピン46
と一体の移動シャッタ−30aを上下方向に移動させて
シャッタ−30を開閉操作させる。
プレ−ト48が固着されており、このプレ−ト48が機
体フレ−ム側に支持されたスイッチ50、52に当接す
ると、モ−タ37の回転が停止する。即ち、前記正逆転
用の電動ファンモ−タ25が正転を開始すると、その信
号を受けて電動モ−タ37が図4において反時計方向に
回転を始め、扇型ラック板42を時計方向に回転させ
る。このため、移動シャッタ−30aは上昇を開始し、
プレ−ト48が上部スイッチ50に当たるまで上動す
る。
ときには、その信号を受けて電動モ−タ37は時計方向
に回転を始め、プレ−ト48が下部スイッチ51に当接
するまで下動し続ける。なお、図中符号、55はシャッ
タ−30の上下スライドを支持するガイド体、57はシ
ャッタ−30の前部に配設されたHST用のオイルク−
ラである。
始動、停止状態に拘らず、図示外のキ−スイッチをON
にして電源回路を開くと電動ファンモ−タ25とシャッ
タ−開閉用の電動モ−タ37は作動を開始する。この場
合、直ちにタイマ−装置28が作動して電動ファンモ−
タ25が4分間だけ正転し、その正転開始信号を受けて
電動モ−タ37が回転を始め、移動シャッタ−30aを
上方へ引き上げる。そして、移動シャッタ−30aの上
隅部に固着したプレ−ト48が上部スイッチ50に当接
すると、移動シャッタ−30aが停止し、その位置に保
持される。このとき、電動ファンモ−タ25が正転して
いるために、外気は吸気ダクト20の防塵網21、22
を通過してエンジンル−ム内に取り込まれる。エンジン
15が回転しているときには吸引ファン14も回転して
いるために除塵された外気はシャッタ−30の通気口3
1、32を通ってラジエ−タ15を通過してこれを冷却
した後、エンジン15周部を流動する。
5が逆転を始めると、略同時にシャッタ−開閉用の電動
モ−タ37が作動し、移動シャッタ−30aを押し下げ
て通気口31、32を閉鎖する。電動フアンモ−タ25
は17秒間だけ逆転を続けるが、このとき、シャッタ−
30によって吸引ファン14による吸引風がカットされ
ており、電動ファンモ−タ25による圧風によって防塵
網24に付着した塵埃や藁屑等が吹き落される。
タ−30を閉じて吸引ファン14による吸引を遮り、電
動ファンモ−タ25による圧風のみを作用させて防塵網
21に付着したゴミを吹き落すよう構成したものである
から、清掃用ファンである電動ファンモ−タ25の駆動
ロスの低下を図りながら、小さな駆動力で確実にゴミ等
の塵埃を吹き落すことができる。
構成するに、2枚の板体30a、30bを重合すると共
にこれらの左右をガイド体55、55で支持するように
構成したが、一方の板体左右に上下方向に沿う長孔を設
け、他方の板体にはピンを固着し、このピンを長孔に遊
嵌させて板体が上下方向にスライドする形態としても良
く、この実施例に限定されるものではない。
ッタ−の構成を説明する。先の実施例では2枚の板体3
0a、30bのうち一方の板体を上下方向にスライドさ
せて通気口31、32を連通させたり、非連通状態とさ
せるものであったが、ここで説明するものはエンドレス
状に巻き回されたベルトに開口を形成し、このベルトを
正逆転モ−タで回動させて開閉可能にしたものである。
トで上下のロ−ラ61、62間に巻き回されており、ベ
ルト60にはラジエ−タ15の外気吸入面に対向させて
矩形状の開口64部が設けられている。図11に示す如
くベルト60は正逆転可能な電動モ−タ66及びギヤ機
構67にて駆動され、ラジエ−タ15部の外気吸入面側
を開閉する。
面に固着した作動片70が上部ストッパ68に当たると
ベルト60は停止し、この状態で電動ファンモ−タ24
が正転して外気を吸い込む。4分間この状態が継続する
と、タイマ−の作動により電動モ−タ66が逆転し、作
動片70が下部スイッチ69に当たるまでベルト60を
図10のように回転させて開口64部を閉じ、この状態
で17秒間だけ前記電動ファンモ−タ24が逆転する。
このため、防塵網21に付着した塵埃はこの電動ファン
モ−タ24にて吹き落されることになる。
られている外気吸入部20aの上部はエアクリ−ナ72
を収容している室74と連通されると共に、この室74
は横側面と背面が防塵網75で覆われているため、エア
クリ−ナ72側から流入した外気はその下方の外気吸入
部側へも流れることができて、電動ファンモ−タ25に
よる排出風力を強くすることができて、塵埃を強力に吹
き落すことができる。
下のような技術的効果を奏する。即ち、ラジエ−タ冷却
用の吸引ファンにより外気を吸引する吸気ダクトに防塵
網を設けて外気吸入部を構成すると共に、この外気吸入
部内に正逆転可能なファンモ−タを設け、ラジエ−タの
直前には通気口を有する2枚の板体をスライド可能に重
合させてシャッタ−を構成し、このシャッタ−を開状態
にして通気口同士を連通すると前記ファンモ−タが外気
を吸気する方向に回転し、シャッタ−を閉状態に操作し
て通気口を閉じると、防塵網に付着した塵埃を吹き落す
方向にファンモ−タが回転すべく構成したしたものであ
るから、簡単な機構でありながら、防塵網に付着した塵
埃等を容易に除去でき、ラジエ−タの吸引ファンの影響
をほとんど受けない状態で塵埃を吹き落すことが可能と
なる。
Claims (1)
- 【請求項1】ラジエ−タ冷却用の吸引ファンにより外気
を吸引する吸気ダクトに防塵網を設けて外気吸入部を構
成すると共に、この外気吸入部内に正逆転可能なファン
モ−タを設け、ラジエ−タの直前には通気口を有する2
枚の板体をスライド可能に重合させてシャッタ−を構成
し、このシャッタ−を開状態にして通気口同士を連通す
ると前記ファンモ−タが外気を吸気する方向に回転し、
シャッタ−を閉状態に操作して通気口を閉じると、防塵
網に付着した塵埃を吹き落す方向にファンモ−タが回転
すべく構成したことを特徴とするエンジンの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19680195A JP3704755B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | コンバインのエンジン冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19680195A JP3704755B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | コンバインのエンジン冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0939586A true JPH0939586A (ja) | 1997-02-10 |
JP3704755B2 JP3704755B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=16363883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19680195A Expired - Fee Related JP3704755B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | コンバインのエンジン冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3704755B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101338063B1 (ko) * | 2011-11-18 | 2013-12-06 | 현대자동차주식회사 | 속도감응형 에어플랩장치 |
KR101393972B1 (ko) * | 2012-07-23 | 2014-05-12 | 현대자동차주식회사 | 차량용 액티브 에어플랩 장치 |
JP2016160755A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 井関農機株式会社 | 作業車輌の原動部 |
CN110439668A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-12 | 沈红瑛 | 一种新型汽车散热水箱 |
CN111197521A (zh) * | 2020-02-13 | 2020-05-26 | 盐城市玛尔斯机电制造有限公司 | 一种通用汽油机的风冷总成 |
JP2021017129A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | アイシン精機株式会社 | グリルシャッタ装置 |
CN114013765A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-02-08 | 深圳市铭恒达精密五金有限公司 | 一种屏蔽罩自动检测贴胶包装一体机 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP19680195A patent/JP3704755B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3704755B2 (ja) | 2005-10-12 |
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