JPH10274906A - 画像形成装置のネットワークシステム - Google Patents

画像形成装置のネットワークシステム

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JPH10274906A
JPH10274906A JP9653397A JP9653397A JPH10274906A JP H10274906 A JPH10274906 A JP H10274906A JP 9653397 A JP9653397 A JP 9653397A JP 9653397 A JP9653397 A JP 9653397A JP H10274906 A JPH10274906 A JP H10274906A
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JP
Japan
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image forming
time
forming apparatus
image
slave
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Application number
JP9653397A
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English (en)
Inventor
Takeshi Endo
剛 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが必要に応じて連結動作を行った際、
時計機能の時刻が異なっていた場合にのみ時刻合わせを
行い、操作性の向上、メンテナンス性の向上を図る。 【解決手段】 時計116を有する複数の画像形成装置
A,B・・・がネットワーク117を介して接続されて
いる。システムコントローラ111は、マスタの保持し
ている時間と、スレーブの保持している時間が異なる場
合、マスタの時間を基準にしてスレーブの時間を更新す
る制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作コマンド、状
態、画像情報等を通信する通信手段を介して複数の画像
形成装置(デジタル複写機)を接続した画像形成装置の
ネットワークシステムに関し、特に、時計機能とタイマ
機能を有する画像形成装置のネットワークシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】動作コマンド、状態、画像情報等を通信
する通信手段を介して複数のデジタル複写機を接続した
デジタル複写機のネットワークシステムが種々提案され
ている。そしてこのようなネットワークシステムにおい
て、特開平8−94778号公報には1台のデジタル複
写機が有する時計機能を用いて時計機能を持たない他の
複写機のウィークリータイマ機能を制御することによ
り、システム全体の機能アップ、コストパフォーマンス
の向上を図ることが記載されている。
【0003】また、特開平8−244317号公報に
は、複数のデジタル複写機を接続したネットワークシス
テム上での電気的な障害や誤動作、誤操作等で設定値が
失われるのを防ぐことが記載されている。ここで、ウィ
ークリータイマとは、画像形成装置が持つ時計機能を基
準にし、各曜日ごとに設定されている時刻に画像形成装
置の電源オン/オフを行う機能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のウィークリータ
イマでは、画像形成装置の単独動作での機能を前提とし
ているため、各々の画像形成装置で時計機能を持ち、そ
の時刻を基準にして電源のオン/オフを行っている。時
計機能は商用電源の周波数を基にしているため時刻の誤
差は微少であるが、メモリクリア動作で時刻が初期化さ
れてしまうことがある。
【0005】また、画像形成装置のネットワークシステ
ムでは、 (1)ネットワーク上の1台の画像形成装置が時計機能
を持ち、他の画像形成装置に電源のオン/オフ要求コマ
ンドの転送を行う。 (2)ネットワーク上に2台以上の画像形成装置が時計
機能を持っている場合は、最後に時刻合わせ操作が行わ
れたある1台の時計の時刻に他の時計の時刻を合わせ
る。 等を行い、時刻の不整合や時計機能を持たない画像形成
装置にも対応できるようにしている。
【0006】しかし、上記従来技術では、画像形成装置
が常にネットワーク上に接続されている状態を考慮して
いるため、通常は単独動作で使用し、必要に応じて連結
動作を行うようなシステムには対応できない部分が存在
する。なお、連結動作とは、例えば1枚の原稿を100
枚複写する際、2台の画像形成装置で分担する場合、1
台の半分の時間(1台当たり50枚ずつ印刷するため)
で複写する動作(機能)である。
【0007】本発明は、各々の画像形成装置ごとに時計
機能を持ち、通常は単独で画像形成動作及びウィークリ
ータイマ機能を行うシステムを前提とし、ユーザが必要
に応じて連結動作を行った際、時計機能の時刻が異なっ
ていた場合にのみ時刻合わせを行い、操作性の向上、メ
ンテナンス性の向上を図ることができる画像形成装置の
ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、時計手段と、設定日時に電
源を自動的にオン、オフするタイマ機能を有する複数の
画像形成装置を、動作コマンド、状態、画像情報等を通
信する通信手段を介して接続した画像形成装置のネット
ワークシステムにおいて、連結動作が行われた際にそれ
ぞれの画像形成装置の保持している時間が異なるとき、
連結動作を行った画像形成装置の保持している時間を基
準にし、連結されている画像形成装置の時間を更新する
制御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】また請求項2記載の発明は、時計手段と、
設定日時に電源を自動的にオン、オフするタイマ機能を
有する複数の画像形成装置を、動作コマンド、状態、画
像情報等を通信する通信手段を介して接続した画像形成
装置のネットワークシステムにおいて、連結動作が行わ
れた際にそれぞれの画像形成装置の保持している時間が
異なるとき、連結されている全ての画像形成装置の時間
のうちで最も早い時間を示しているものを基準にし、他
の画像形成装置の時間を更新する制御手段を備えたこと
を特徴とする。
【0010】また請求項3記載の発明は、時計手段と、
設定日時に電源を自動的にオン、オフするタイマ機能を
有する複数の画像形成装置を、動作コマンド、状態、画
像情報等を通信する通信手段を介して接続した画像形成
装置のネットワークシステムにおいて、連結動作が行わ
れた際にそれぞれの画像形成装置の保持している時間が
異なるとき、新たに時刻設定操作が行われるまで画像形
成動作を禁止する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また請求項4記載の発明は、時計手段と、
設定日時に電源を自動的にオン、オフするタイマ機能を
有する複数の画像形成装置を、動作コマンド、状態、画
像情報等を通信する通信手段を介して接続した画像形成
装置のネットワークシステムにおいて、連結動作が行わ
れた際に連結された画像形成装置が稼働時間外であった
とき、連結動作を行った画像形成装置に稼働時間を通知
する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0012】また請求項5記載の発明は、時計手段と、
設定日時に電源を自動的にオン、オフするタイマ機能を
有する複数の画像形成装置を、動作コマンド、状態、画
像情報等を通信する通信手段を介して接続した画像形成
装置のネットワークシステムにおいて、連結動作が行わ
れた際に連結された画像形成装置が稼働時間外であった
とき、連結動作を行った画像形成装置から電源のオン/
オフを指示させる制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】また請求項6記載の発明は、時計手段と、
設定日時に電源を自動的にオン、オフするタイマ機能を
有する複数の画像形成装置を、動作コマンド、状態、画
像情報等を通信する通信手段を介して接続した画像形成
装置のネットワークシステムにおいて、連結動作が行わ
れた際に連結動作を行った画像形成装置から、連結され
ている画像形成装置の稼働時間設定を更新させる制御手
段を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に沿って説明する。図1はデジタル複写機
(画像形成装置)の全体構成図である。本装置は、装置
本体1と、自動原稿送り装置(ADF)2と、用紙後処
理装置3とから構成される。装置本体1は、コンタクト
ガラス4、画像読み取りユニット5、画像書き込みユニ
ット6、レーザ出力ユニット7、感光体8、現像ユニッ
ト9、搬送ベルト10、定着ユニット11、排紙ユニッ
ト12、両面給紙ユニット13、第1トレイ14、第2
トレイ15、第3トレイ16、第1給紙装置17、第2
給紙装置18、第3給紙装置19、縦搬送ユニット20
等を備えている。
【0015】読み取りユニット5は、露光ランプ21、
第1ミラー22、第2ミラー23、第3ミラー24、レ
ンズ25、CCDイメージセンサ26を備える。また書
き込みユニット6は、前記レーザ出力ユニット7の他、
結像レンズ27、ミラー28を備える。排紙ユニット1
2は分岐爪29を備える。ADF2は、原稿台41、給
送ベルト42等を備えている。用紙後処理装置3は、ス
テープラ51、スタッカトレイ52、ステープルトレイ
53等を備えている。
【0016】ADF2の原稿台41に原稿の画像面を上
にして置かれた原稿束は、後述する操作部上のスタート
キーが押下されると、一番下の原稿から給送ローラ4
3、給送ベルト42によってコンタクトガラス4上の所
定の位置に給送される。読み取りユニット5によってコ
ンタクトガラス4上の原稿の画像データを読み取り後、
読み取りが終了した原稿は、給送ベルト42及び排送ロ
ーラ44によって排出される。さらに、原稿セット検知
45にて原稿台41に次の原稿があることを検知した場
合、その原稿は前原稿と同様に、コンタクトガラス4上
に給送される。給送ローラ43、給送ベルト42、排送
ローラ44はモータによって駆動される。
【0017】第1トレイ14、第2トレイ15、第3ト
レイ16に積載された転写紙(用紙)は、各々第1給紙
装置17、第2給紙装置18、第3給紙装置19によっ
て給紙され、縦搬送ユニット20によって感光体8に当
接する位置まで搬送される。読み取りユニット5にて読
み込まれた画像データは、書き込みユニット6からのレ
ーザによって感光体8に書き込まれ、現像ユニット9を
通過することによってトナー像が形成される。そして、
転写紙は、感光体8の回転と等速で搬送ベルト10によ
って搬送されながら、感光体8上のトナー像が転写され
る。その後、定着ユニット11にて画像を定着させ、排
紙ユニット12によって後処理装置3に排出される。
【0018】後処理装置3は、本体1の排紙ユニット1
2によって搬送された転写紙を、スタッカトレイ52の
方向と、ステープル処理部方向へ導くことができる。切
り替え板54を上に切り替えることにより、転写紙は、
スタッカ搬送ローラ55、スタッカ排紙ローラ56を経
由してスタッカ排紙トレイ52側に排紙される。また切
り替え板54を下方向に切り替えることで、転写紙は、
搬送ローラ57,58を経由して、ステープルトレイ5
3に搬送される。
【0019】ステープルトレイ53に積載された転写紙
は、1枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー59によ
って紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステー
プラ51によって綴じられる。ステープラ51で綴じら
れた転写紙群は、自重によってステープル完了排紙トレ
イ(落下トレイ)60に収納される。
【0020】一方、通常の排紙トレイであるスタッカト
レイ52は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に
移動可能なスタッカトレイ52は、原稿毎、あるいは画
像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前
後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分け
るものである。
【0021】転写紙の両面に画像を作像する場合は、各
給紙トレイ14〜16から給紙され、作像された転写紙
をスタッカトレイ52側に導かないで、経路切り替えの
ための分岐爪29を上側にセットすることで、一旦、両
面給紙ユニット13にストックする。
【0022】その後、両面給紙ユニット13にストック
された転写紙は、再び感光体8に作像されたトナー画像
を転写するために、両面給紙ユニット13から再給紙さ
れ、経路切り替えのための分岐爪29を下側にセット
し、スタッカトレイ52に導く。このように、転写紙の
両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット13は使
用される。
【0023】感光体8、現像ユニット9、搬送ベルト1
0、定着ユニット11、排紙ユニット12、各給紙装置
17〜19、縦搬送ユニット20は、メインモータによ
って駆動される。
【0024】図2は操作部のレイアウト図である。操作
部70には、液晶タッチパネル71、テンキー72、ク
リア/ストップキー73、プリントキー74、モードク
リアキー75、初期設定キー76があり、液晶タッチパ
ネル71には、各種の機能キー(ステープル、スタッ
ク、ソート、変倍等)、部数、及び画像形成装置の状態
を示すメッセージなどが表示される。
【0025】図3は操作部の液晶タッチパネルの表示例
を示す図である。オペレータが液晶タッチパネル71に
表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を
示すキーが黒く反転する。また機能の詳細を指定しなけ
ればならない場合(例えば、変倍であれば変倍値等)
は、キーにタッチすることで詳細機能の設定画面が表示
される。このように、液晶タッチパネル71は、ドット
表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグ
ラフィカルに行うことが可能である。
【0026】図3において、左上は、「コピーできま
す」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメ
ッセージエリア71a、その右は、セットした枚数を表
示するコピー枚数表示部71b、その下には、画像濃度
を自動的に調整する自動濃度キー71c、転写紙を自動
的に選択する自動用紙選択キー71d、コピーを1部ず
つページ順に揃える処理を指定するソートキー71e、
コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタック
キー71f、ソート処理されたものを1部ずつ綴じる処
理を指定するステープルキー71g、倍率を等倍にセッ
トする等倍キー71h、拡大/縮小倍率をセットする変
倍キー71i、両面モードを設定する両面キー71j、
綴じ代モード等を設定する消去/移動キー71k、デジ
タル複写機のネットワークを介して多量のプリント動作
を複数に分けてプリントアウトする連結モードキー71
lがある。選択されているモードは、キーが網掛け表示
されている。
【0027】再び図1に戻り、本発明における画像読み
取り手段、及び画像を記録面上に潜像形成するまでの動
作を説明する。潜像とは感光体面上に画像を光情報に変
換して照射することにより生じる電位分布である。
【0028】読み取りユニット5は、原稿を載置するコ
ンタクトガラス4と光学走査系で構成されており、光学
走査系は、露光ランプ21、第1ミラー22、レンズ2
5、CCDイメージセンサ26等で構成されている。露
光ランプ21及び第1ミラー22は、図示しない第1キ
ャリッジ上に固定され、第2ミラー23及び第3ミラー
24は、図示しない第2キャリッジ上に固定される。
【0029】原稿像を読み取るときには、光路長が変わ
らないように、第1キャリッジ、第2キャリッジとが2
対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系
は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原
稿画像は、CCDイメージセンサ26によって読み取ら
れ、電気信号に変換されて処理される。レンズ25及び
CCDイメージセンサ26を、図1において左右方向に
移動させることにより、画像倍率が変わる。即ち、指定
された倍率に対応して、レンズ25及びCCDイメージ
センサ26の左右方向に位置が設定される。
【0030】書き込みユニット6は、前述したように、
レーザ出力ユニット7、結像レンズ27、ミラー28で
構成され、レーザ出力ユニット7の内部には、レーザ光
源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定
速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わってい
る。レーザ出力ユニット7より照射されるレーザ光は、
定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ2
7を通り、ミラー28で折り返され、感光体面上に集光
結像する。
【0031】偏光されたレーザ光は、感光体8が回転す
る方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、
後述する画像処理部のセレクタより出力された画像信号
のライン単位の記録を行う。感光体8の回転速度と記録
密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによ
って、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0032】上述のように、書き込みユニット6から出
力されるレーザ光が、画像作像系の感光体8に照射され
る。図示しないが、感光体8の一端近傍のレーザビーム
を照射される位置に、主走査同期信号を発生するビーム
センサが配置されている。この主走査同期信号を基に、
主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、及び後述
する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行
う。
【0033】図4は画像処理装置(画像読み取り部と画
像書き込み部)の一例を示すブロック図である。露光ラ
ンプ21から照射された光は原稿面を照射し、原稿面か
らの反射光を、CCDイメージセンサ26にて結像レン
ズにより結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ
81にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換
された画像信号は、シェーディング補正部82でシェー
ディング補正がなされた後、画像処理部83にて、MT
F補正、γ補正等がなされる。
【0034】セレクタ84では、画像信号の送り先を、
変倍部85または画像メモリコントローラ86へ切り替
える切り替えが行われる。変倍部85を経由した画像信
号は、変倍率に合わせて拡大縮小され、書き込みユニッ
ト6に送られる。画像メモリコントローラ86とセレク
タ84間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成とな
っている。
【0035】図4には特に明示していないが、画像処理
装置は、読み取りユニット5から入力される画像データ
以外にも、外部から供給される画像データ(例えば、パ
ーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力され
るデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力の
選択を行う機能を有している(印字ユニット93、印字
合成部94,95)。画像メモリコントローラ86等へ
の設定や、画像読み取りユニット5、書き込みユニット
6の制御を行うCPU87、及びそのプログラムやデー
タを格納するROM88、RAM89を備えている。
【0036】さらに、CPU87は、メモリコントロー
ラ86を介して、画像メモリ90のデータの書き込み、
読み出しを行う。符号91はI/Oポート、92はSC
SIドライバを示す。
【0037】図5はメモリコントローラと画像メモリの
内部ブロック図である。また、図6はセレクタにおける
1ページ分の画像信号を示す図である。図6において、
フレームゲート信号は、1ページの画像データの副走査
方向の有効期間を表している。主走査同期信号は、1ラ
イン毎の信号であり、この信号が立ち上がった後の所定
クロックで画像信号が有効となる。主走査方向の画像信
号が有効であることを示す信号が、ラインゲート信号で
ある。
【0038】これらの信号は、画素クロックVCLKに
同期しており、VCLKの1周期に対し、1画素のデー
タが送られてくる。画像処理装置は、画像入力、出力そ
れぞれに対して、別個のフレームゲート信号、主走査同
期信号、ラインゲート信号、VCLKの発生機構を有し
ており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能にな
る。
【0039】図5に示すように、メモリコントローラ8
6は、入力データセレクタ101、画像合成部102、
1次圧縮/伸長部103、出力データセレクタ104、
2次圧縮/伸長部105のブロックを有している。各ブ
ロックへの制御データの設定はCPU87より行われ
る。図4におけるアドレス、データは画像データを示し
ており、CPU87に接続されるデータ、アドレスは図
示していない。
【0040】画像メモリ90は、1次及び2次記憶装置
106,107からなる。1次記憶装置106は、入力
画像データの転送速度に略同期してメモリ90へのデー
タの書き込み、または画像出力時のメモリ90からのデ
ータの読み出しが高速に行えるように、例えば、DRA
M等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
【0041】また、1次記憶装置106は、処理を行う
画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像
データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコント
ローラとのインタフェース部)をとっている。各分割し
たエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実
行可能にするために、メモリコントローラとのインタフ
ェースに、リード用とライト用の2組のアドレス・デー
タ線で接続されている。これにより、エリア1に画像を
入力(ライト)する間に、エリア2より画像を出力(リ
ード)するという動作が可能になる。
【0042】2次記憶装置107は、入力された画像の
合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく
大容量のメモリである。1次、2次記憶装置106,1
07とも、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1
次、2次の区別なくデータの処理が行え制御も比較的簡
単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶
装置には、アクセス速度はそれ程速くないが、安価で大
容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を一次記
憶装置を介して行う構成になっている。
【0043】上述のような画像メモリ90の構成を採用
することにより、大量の画像データの入出力、保存、加
工等の処理が可能な画像形成装置を、安価、かつ比較的
簡単な構成で実現することが可能になる。
【0044】次に、メモリコントローラ86の動作の概
略を説明する。まず、画像入力(画像メモリ90への保
存)について説明する。入力データセレクタ101は、
複数のデータのうちから、画像メモリの1次記憶装置1
06への書き込みを行う画像データの選択を行う。入力
データセレクタ101によって選択された画像データ
は、画像合成部102に供給され、既に画像メモリ90
に保存されているデータとの合成を行う。
【0045】画像合成部102によって処理された画像
データは、1次圧縮/伸長部103により圧縮し、圧縮
後のデータを1次記憶装置106に書き込む。1次記憶
装置106に書き込まれたデータは、必要に応じて2次
圧縮/伸長部105でさらに圧縮を行った後に、2次記
憶装置107に保存される。
【0046】次に画像出力(画像メモリ90からの読み
出し)について説明する。画像出力時は、1次記憶装置
106に記憶されている画像データの読み出しを行う。
出力対象となる画像が1次記憶装置106に格納されて
いる場合には、1次圧縮/伸長部103で1次記憶装置
106の画像データの伸長を行い、伸長後のデータ、も
しくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行っ
た後のデータを出力データセレクタ104で選択し、出
力する。
【0047】画像合成部102は、1次記憶装置106
のデータと入力データとの合成(画像データの位相調整
機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像
出力、1次記憶装置106へのライトバック、両方の出
力先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0048】出力対象となる画像が1次記憶装置106
に格納されていない場合には、2次記憶装置107に格
納されている出力対象画像データに対し、2次圧縮/伸
長部105で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装
置106に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作
を行う。
【0049】また、作業分担するために、他のデジタル
複写機とコマンドや画像データの送受信を行う必要があ
るが、これは、この実施形態では、SCSIインターフ
ェースを使い実現している。図4のメモリコントローラ
86がSCSIドライバ92を介してそれを実現してい
る。
【0050】図7はデジタル複写機の第1のハード構成
例を示すブロック図、図8は同じく第2のハード構成例
を示すブロック図である。本発明では、システムを、画
像読み取りユニット5、画像書き込みユニット6、シス
テムコントローラ111、メモリユニット112、利用
者制限機器113、人体検知センサ114、遠隔診断装
置(CSS)115、時計116から構成しているが、
メモリユニット112は、メモリ機能を実現する場合の
み必要であり、通常のコピー機能を実現することだけを
考えれば、必要とはならない。時計116は、ある特定
の時間になったら、機械をブートしたり、シャットダウ
ンするようなウィークリータイマ機能を実現する場合に
必要である。
【0051】また、人体検知センサ114は、余熱モー
ド時に機械の前にユーザが近づいて来たときに、自動的
に余熱モードを解除する機能を実現する場合のみ必要で
ある。CSS115は、遠隔診断、即ち機械のエラーが
発生した場合は自動的にサービスセンターに通報した
り、機械の実行状態/使用状態を遠隔地からモニターす
る機能であるため、このような機能が必要な場合のみ装
着されればよい。
【0052】図7、図8中のメモリユニット112のD
RAMブロックは、画像読み取りユニット5から読み取
った画像信号を記憶するためのもので、システムコント
ローラ111からの要求に応じて、画像書き込みユニッ
ト6に保存されている画像データを転送することができ
る。また、圧縮ブロックは、MH,MR,MMR方式な
どの圧縮機能を備えており、一旦、読み取った画像を圧
縮し、メモリ(DRAM)の使用効率の向上を図ること
ができる。また、画像書き込みユニット6からの読み出
すアドレスとその方向を変えることにより、画像の回転
を実現している。
【0053】図7のハード構成例では、画像読み取りユ
ニット5、画像書き込みユニット6、メモリユニット1
12、CSS115の制御は、システムコントローラ1
11の1CPUのみで制御を行っている。
【0054】一方、図8のハード構成例では、画像読み
取りユニット5、画像書き込みユニット6、メモリユニ
ット112にそれぞれCPUを持たせ、システムコント
ローラ111から各コントローラへのコマンドを制御信
号線で伝達しているように、システムハード構成は自由
に構成できる。
【0055】ここで利用者制限とは、無制限に使用を許
可したくない場合に、利用者を特定、限定、管理するこ
とを言い、そのための手段として、コインラック、キー
カウンタ、キーカード、プリペードカード等の利用者制
限機器や暗唱コード等がある。
【0056】また、ウィークリータイマ機能とは、各曜
日毎に設定されたオン、オフ時間に合わせて電源をオ
ン、オフする機能である。この機能のために、時計モジ
ュールを時刻合わせするための操作と、各曜日毎にオ
ン、オフ時間を設定する操作が必要である。
【0057】また、余熱モードとは、定着温度を一定温
度(例えば10℃)下げて制御し、操作部表示を消すこ
とにより、消費電力を節約するモードである。このモー
ドの設定は、操作部でのキー入力で行われる他、機械設
定によっては動作及び操作が無くなってから一定時間後
に自動的に設定される。このモードは、操作部でのキー
入力や、機械設定によって人体検知センサにより機械の
前に人が立ったことを検出したときに解除される。
【0058】図9はデジタル複写機のネットワークシス
テムの概念図である。この例では、8台のデジタル複写
機A〜Hをネットワークインタフェースで接続している
が、デジタル複写機の数はこれに限定されるものでない
ことは言うまでもない。
【0059】図10は連結された2台のデジタル複写機
のハード構成例を示すブロック図である。例えば、デジ
タル複写機A,Bは、それぞれ図7に示すハード構成と
なっており、メモリユニット112内には読み取った画
像を外部のネットワーク上に転送、あるいはネットワー
ク上からの画像データをメモリユニット112内のDR
AMブロック部に保存するために、ネットワーク手段と
してSCSI117、及びSCSIコントローラ118
を用いている。
【0060】当然のことながら、ネットワーク通信手段
には例えば、イーサネットを物理手段として用い、デー
タ通信にOSI(Open System Inter
face)参照モデルのTCP/IP通信を用いるな
ど、種々の手段が考えられる。また、同図のような構成
を用いることにより、上述のように、画像データの転送
は勿論のこと、ネットワーク上に存在する各機械の機内
状態通知や、後述するリモート出力コマンドのような制
御コマンド、設定コマンドの転送も行っている。
【0061】次に、図7に示すハード構成で読み取った
画像を、図8に示すハード構成の画像書き込みユニット
6に転送する動作(以下、リモート出力)について説明
する。図11は連結された2台のデジタル複写機のソフ
トウェアの概念図である。図中に示すコピーアプリ12
1は複写動作を実行するためのコピーシーケンスを実行
するアプリケーション、入出力制御122はデータを論
理/物理変換するレイア(デバイスドライバ)であり、
操作部コントローラ123はMMI(Man Mach
ine Interface)を実行するレイア(LC
D表示やLED点灯/消灯、キー入力スキャン等を論理
レベルで行うレイア)であり、周辺機コントローラ12
4は、自動両面ユニットやソータ、ADFなどの、複写
機に装着される周辺機のコントロールを論理レベルで実
行するレイアであり、画像形成装置コントローラ12
5、画像読み取り装置コントローラ126は、それぞれ
画像書き込みユニット6、画像読み取りユニット5のコ
ントローラである。
【0062】メモリユニット118は前記の通りであ
る。またデーモンプロセス127は、ネットワーク上に
ある他の機械からプリント要求が依頼された場合に、メ
モリユニット118内に保存されている画像データ読み
出し、画像形成装置に画像データを転送する役目を行う
アプリケーションとして存在している。当然のことなが
ら、デーモンプロセス127がメモリユニット118か
ら画像を読み出し、プリント動作を実行する前に、ネッ
トワーク上の他の機械からの画像転送は終了して置かな
ければならない。
【0063】ここで、操作部、周辺機、画像形成装置、
画像読み取り装置、メモリユニットは、それぞれの複写
機が保有するリソース(資源)として扱われる。リソー
スとは、複数のアプリから共有される機能ユニット単位
を言う。システムコントローラ111は、このリソース
単位でシステム制御を行っている。同図のデジタル複写
機Aが自身の各リソースを使用して複写動作を実行する
場合(プリントスタートキー押下時)には、システムコ
ントローラ111に対して、画像形成装置、画像読み取
り装置、あるいは必要に応じて、周辺機、メモリユニッ
トの各リソースをシステム制御部に要求する。
【0064】システム制御部は、コピーアプリ121か
らの要求に対してリソースの使用権の調停を行い、コピ
ーアプリ121にその調停結果(使用可否)を通知す
る。デジタル複写機Aがスタンドアローンで使用される
場合(ネットワーク接続されない状態)では、システム
が保有するリソースは全てコピーアプリ121が占有可
能状態であるため、即時に複写動作が実行される。
【0065】一方、本発明のように、ネットワーク上に
存在する別の機械(以下、遠隔デジタル複写機)のリソ
ースを使用してプリント動作を実行する遠隔デジタル複
写機のシステムコントローラ111に対してリソースの
使用権を要求する。
【0066】遠隔デジタル複写機のシステムコントロー
ラ111は、要求に従ってリソースの調停を行い、その
結果を要求元の機械のアプリケーションに通知する。ア
プリケーションは使用権が許可された場合は、画像の読
み取りを実行し、自身のメモリユニット118内への画
像記憶が終了すると、外部インタフェース(本実施形態
ではSCSI117)を介して、リモード出力先の機械
のメモリユニット118に画像転送を行う。
【0067】画像転送が終了すると、リモート出力先の
機械のデーモンプロセス127に対してプリント実行す
るための各条件(給紙口、排紙口、プリント枚数など)
を送信した後に、プリント開始コマンドを送信する。リ
モート出力先のデーモンプロセス127はプリント開始
コマンドを受信すると、自身(リモート出力を実行する
機械)のシステムコントローラ111に対してプリント
開始を要求し、リモート出力がシステムコントローラ1
11によって実行される。
【0068】デジタル複写機Aによってデジタル複写機
Bのメモリユニット118が使用されている場合は、デ
ジタル複写機Bのメモリユニット118は、デジタル複
写機B(あるいは図9に示すような複数のデジタル複写
機がネットワーク上に接続される場合はデジタル複写機
A以外のデジタル複写機)のアプリケーションの使用は
不可状態となる。
【0069】図12はデジタル複写機の管理システムの
構成図である。サービス拠点に設置されている管理装置
131とユーザの元に設置されているデジタル複写機A
〜Eとを公衆回線網132を介して接続している。ユー
ザ側には管理装置131との通信を制御するための通信
コントロール装置133が設置されており、ユーザ元の
デジタル複写機はこの通信コントロール装置133に接
続されている。通信コントロール装置133は、電話機
134やファクシミリ135が接続可能になっており、
ユーザの既存の回線に挿入する形で設置が可能になって
いる。
【0070】通信コントロール装置133には、複数の
デジタル複写機が接続可能になっているが、勿論単数の
場合もある。これらのデジタル複写機は同型のものであ
る必要はなく異なる機種でも構わず、デジタル複写機以
外の機器でも構わない。ここでは説明の便宜上、1台の
通信コントロール装置133には最大5台のデジタル複
写機が接続可能であるとする。通信コントロール装置1
33と複数のデジタル複写機はRS−485規格により
マルチドロップ接続されている。
【0071】通信コントロール装置133と各デジタル
複写機間の通信制御は基本型データ伝送制御手順により
行われる。通信コントロール装置133を制御局とした
セントラライズド制御のポーリング/セレクティング方
式でデータリンクの確立を行うことにより、任意のデジ
タル複写機との通信が可能になっている。各デジタル複
写機は、アドレス設定スイッチによって固有の値を設定
できるようになっており、これによって各デジタル複写
機のポーリングアドレス、セレクティングアドレスが決
定される。
【0072】図13、図14は操作部の液晶タッチパネ
ルにおけるウィークリータイマ設定の操作画面を示す図
である。ウィークリータイマの操作画面は図13に示す
ようになっており、ウィークリータイマ機能の設定画面
では、各曜日を選択し、図14に示すように、電源オン
時間、オフ時間を設定する。電源オン時間及びオフ時間
の何れもが未入力の場合、もしくは解除が選択された場
合は、ウィークリータイマモードが設定されていないも
のと見做す。
【0073】図15は操作部の影響タッチパネルおける
年月日及び時刻設定の操作画面を示す図である。ウィー
クリータイマ設定とは別に、年月日設定及び時刻設定を
行う場合はこの画面に示すようにする。
【0074】次に本発明の具体的な動作を第1ないし第
6の制御例に基づいて説明する。なお、第1ないし第6
の制御例はそれぞれ請求項1ないし請求項6記載の発明
と対応している。
【0075】まず第1の制御例を説明する。このシステ
ムでは、各画像形成装置ごとに時計機能及びウィークリ
ータイマ機能が備えられている。連結動作により、マス
タの画像形成装置(オペレータが操作している装置)か
ら指示される画像情報、コピー枚数等が各スレーブ(連
結された装置)の画像形成装置に割り振られる。その際
にマスタの画像形成装置から各スレーブに対して時刻要
求コマンドが送信される。
【0076】スレーブの画像形成装置では、時刻要求コ
マンドを受けると自機の時刻をパラメータとして応答コ
マンドを送信する。マスタの画像形成装置では応答コマ
ンドのパラメータと自機の時刻を比較して、時刻合わせ
が必要であるか否かの判断を行う。通信に掛かる時間が
存在するため、任意時間の誤差を考慮して時刻合わせの
判断を行う。
【0077】時刻合わせの必要性が生じた際には、マス
タの画像形成装置から時刻合わせ要求コマンドが送信さ
れる。時刻合わせ要求コマンドを受信したスレーブの画
像形成装置では、マスタから指示された時刻を自機の時
計機能に反映する。
【0078】図16は第1の制御例のフローチャートで
ある。各ステップごとに項分けして説明する(以下の制
御例も同様)。スレーブに対して時刻要求コマンドを送
信する(S1)。スレーブからの応答コマンドを受信し
たかどうかの判断を行う。受信していなければ再度応答
コマンド待ちになる。応答コマンドを受信すれば、コマ
ンドのパラメータ(Ts)を保存する(S2)。マスタ
の時刻(Tm)を読み込み保存する(S3)。マスタの
時刻よりスレーブの時刻(Ts)の方が遅れているか否
かの判断を行う。このとき通信に掛かる時間(a)を考
慮する(S4)。マスタの時刻よりスレーブの時刻の方
が進んでいるか否かの判断を行う。このとき通信に掛か
る時間を考慮する(S5)。スレーブの時刻が遅れてい
るか(S4でY)、あるいは進んでいれば(S5で
Y)、マスタから時刻合わせ要求コマンドを送信する。
何れの条件にも当てはまらない場合は時刻合わせの必要
性はないものと見做し、このフローを抜ける(S6)。
【0079】次に第2の制御例を説明する。このシステ
ムでは、各画像形成装置ごとに時計機能及びウィークリ
ータイマ機能が備えられている。連結動作により、マス
タの画像形成装置(オペレータが操作している装置)か
ら指示される画像情報、コピー枚数等が各スレーブ(連
結された装置)の画像形成装置に割り振られる。その際
にマスタの画像形成装置から各スレーブに対して時刻要
求コマンドが送信される。
【0080】スレーブの画像形成装置では、時刻要求コ
マンドを受けると自機の時刻をパラメータとして応答コ
マンドを送信する。マスタの画像形成装置では応答コマ
ンドのパラメータと自機の時刻を比較して、時刻の差分
を出し、保存する。全てのスレーブ画像形成装置との時
刻の差分が保存された時点で、最も進んだ時刻との差分
を検索する。検索された時刻から時刻合わせが必要であ
るかの判断を行う。通信に掛かる時間が存在するため、
任意時間の誤差を考慮して時刻合わせの判断を行う。
【0081】時刻合わせの必要性が生じた際には、マス
タの画像形成装置の時刻から基準時刻を出し、各スレー
ブ画像形成装置に対して時刻合わせコマンドを送信す
る。時刻合わせ要求コマンドを受信したスレーブの画像
形成装置では、マスタから指示された時刻を自機の時計
機能に反映する。
【0082】図17は第2の制御例のフローチャートで
ある。スレーブに対して時刻要求コマンドを送信する
(S11)。スレーブからの応答コマンドを受信したか
どうかの判断を行う。受信していなければ再度応答コマ
ンド待ちになる。応答コマンドを受信すれば、コマンド
のパラメータ(Ts)を保存する(S12)。
【0083】マスタの時刻(Tm1)を読み込み、スレ
ーブの時刻(Ts)との差分を出し、保存する(S1
3)。他のスレーブが存在するか否かの判断を行う(S
14)。存在した場合は、そのスレーブにも時刻要求コ
マンドを送信する処理から再度行う(S11〜S1
3)。他のスレーブが存在しない場合は、保存した差分
から時刻が最も進んでいるもの(Tmax)を検索する
(S15)。
【0084】時刻が最も進んでいる差分(Tmax)
と、通信に掛かる時間(a)を比較する。時刻が最も進
んでいる差分(Tmax)が通信に掛かる時間(a)よ
りも小さければ、時刻合わせの必要性はないものと見做
し、このフローを抜ける(S16)。時刻が最も進んで
いる差分が通信に掛かる時間よりも大きければ、時刻合
わせの必要があるものと見做し、マスタの時刻(Tm
2)から基準時刻(Tsd)を決定する(S17)。基
準時刻を基にして時刻合わせ要求コマンドを各スレーブ
に送信する(S18)。
【0085】次に第3の制御例を説明する。このシステ
ムでは、各画像形成装置ごとに時計機能及びウィークリ
ータイマ機能が備えられている。連結動作により、マス
タの画像形成装置(オペレータが操作している装置)か
ら指示される画像情報、コピー枚数等が各スレーブ(連
結された装置)の画像形成装置に割り振られる。その際
にマスタの画像形成装置から各スレーブに対して時刻要
求コマンドが送信される。
【0086】スレーブの画像形成装置では、時刻要求コ
マンドを受けると自機の時刻をパラメータとして応答コ
マンドを送信する。マスタの画像形成装置では応答コマ
ンドのパラメータと自機の時刻を比較して、時刻合わせ
が必要であるか否かの判断を行う。通信に掛かる時間が
存在するため、任意時間の誤差を考慮して時刻合わせの
判断を行う。
【0087】時刻合わせの必要性が生じた際には、マス
タの画像形成装置に警告表示等を行い、画像形成動作を
禁止させる。時刻合わせの操作が行われれば、その時刻
を基準にして時刻合わせ要求コマンドが送信される。時
刻合わせ要求コマンドを受信したスレーブの画像形成装
置では、マスタから指示された時刻を自機の時計機能に
反映する。
【0088】図18は第3の制御例のフローチャートで
ある。スレーブに対して時刻要求コマンドを送信する
(S21)。スレーブからの応答コマンドを受信したか
どうかの判断を行う。受信していなければ再度応答コマ
ンド待ちになる。応答コマンドを受信すれば、コマンド
のパラメータ(Ts)を保存する(S22)。
【0089】マスタの時刻(Tm)を読み込み、保存す
る(S23)。マスタの時刻よりスレーブの時刻(T
s)の方が遅れているか否かの判断を行う。このとき通
信に掛かる時間(a)を考慮する(S24)。マスタの
時刻よりスレーブの時刻の方が進んでいるか否かの判断
を行う。このとき通信に掛かる時間を考慮する(S2
5)。
【0090】スレーブの時刻が遅れているか(S24で
Y)、あるいは進んでいれば(S25でY)、画像形成
動作を禁止にし、ユーザに対して時刻設定を促すように
警告表示を行う。何れの条件にも当てはまらない場合は
時刻合わせの必要性はないものと見做し、このフローを
抜ける(S26)。
【0091】時刻設定操作が行われたかの判断を行い、
設定操作が行われていない場合は再度設定操作待ちをす
る(S27)。時刻設定操作が行われた場合は、入力さ
れた時刻を基準時刻(Tsd)とする。画像形成動作の
許可を行う(S28)。マスタから基準時刻を基にして
時刻合わせ要求コマンドを送信する(S29)。
【0092】次に第4の制御例を説明する。このシステ
ムでは、各画像形成装置ごとに時計機能及びウィークリ
ータイマ機能が備えられている。マスタの画像形成装置
(オペレータが操作している装置)が連結動作を行う際
に各スレーブ(連結された装置)の画像形成装置が電源
オフであれば、マスタから各スレーブに対して電源オン
時刻要求コマンドが送信される。
【0093】スレーブの画像形成装置では、電源オン時
刻要求コマンドを受けるとマスタの画像形成装置に対
し、電源オン時刻応答コマンドを返す。マスタでは、電
源オン時刻応答コマンドを受け取ると、操作部に連結動
作が出来なかった旨とスレーブの電源オン時刻の告知を
行う。
【0094】図19は第4の制御例のフローチャートで
ある。マスタにおいて、連結操作が行われたかの判断を
行う。連結操作が行われていなければ、このフローを抜
ける(S31)。連結操作が行われた場合は、連結対象
のスレーブの電源がオフ状態であるかの判断を行う。ス
レーブの電源がオン状態ならばこのフローを抜ける(S
32)。スレーブの電源がオフ状態であれば、マスタは
電源オン時刻要求コマンドを送信する(S33)。
【0095】連結異常判断用のカウンタ(Count)
をクリアする(S34)。カウンタの加算を行う(S3
5)。カウンタの値が任意の値(TimeOut)より
も小さいかどうかの判断を行う(S36)。カウンタの
値が任意の値よりも大きければ、マスタの操作部に応答
なしでの連結動作エラーの警告表示を行う(S37)。
カウンタの値が任意の値よりも小さければ、スレーブか
らの電源オン時刻応答コマンドを受信したかの判断を行
う。受信していなければ、再度カウンタ加算からの処理
を行う(S38)。
【0096】電源オン時刻応答コマンドを受信した場合
は、マスタの操作部にスレーブの稼働時間外での連結動
作エラーの警告表示と、スレーブの電源オン時刻を表示
する(S39)。
【0097】次に第5の制御例を説明する。このシステ
ムでは、各画像形成装置ごとに時計機能及びウィークリ
ータイマ機能が備えられている。マスタの画像形成装置
(オペレータが操作している装置)が連結動作を行う際
に各スレーブ(連結された装置)の画像形成装置が電源
オフであれば、マスタから各スレーブに対して電源オン
要求コマンドが送信される。
【0098】スレーブの画像形成装置では、電源オン要
求コマンドを受けると電源オン動作が可能ならば、マス
タの画像形成装置に対し、電源オン応答コマンドを返
し、電源オン動作を行う。マスタでは、電源オン応答コ
マンドを受け取ると、画像情報、コピー枚数等を各スレ
ーブに割り振る。
【0099】一連の画像形成動作が終了すると、マスタ
は電源オン要求コマンドを送ったスレーブに対して電源
オフ要求コマンドを送信する。電源オフ要求コマンドを
受信したスレーブは、自機が電源オフに移行可能である
かを判断し、マスタに電源オフ応答コマンドを返すと共
に電源オフ動作を行う。
【0100】図20は第5の制御例のフローチャートで
ある。マスタにおいて、連結操作が行われたかの判断を
行う。連結操作が行われていなければ、このフローを抜
ける(S41)。連結操作が行われた場合は、連結対象
のスレーブの電源がオフ状態であるかの判断を行う。ス
レーブの電源がオン状態ならばこのフローを抜ける(S
42)。
【0101】スレーブの電源がオフ状態であれば、マス
タは電源オン要求コマンドを送信する(S43)。スレ
ーブからの電源オン応答コマンドの受信待ちになる(S
44)。電源オン応答コマンドを受信した場合は、スレ
ーブが電源オン状態に移行可能かどうかの判断を行う。
移行不可能であればこのフローを抜ける(S45)。
【0102】スレーブが電源オン状態に移行可能ならば
連結動作を行う(S46)。連続画像形成動作のスター
トキー押下待ちとする(S47)。スタートキーが押下
されたならば画像形成動作を行う(S48)。画像形成
動作が終了すると、スレーブに対して電源オフ要求コマ
ンドを送信する(S49)。スレーブからの電源オフ応
答コマンドの受信待ちになる(S50)。電源オフ応答
コマンドを受信した場合は、スレーブが電源オフ状態に
移行可能かどうかの判断を行う。移行不可能であれば、
再度電源オフ要求コマンドを送信する(S51)。スレ
ーブが電源オフ状態に移行可能ならば連結解除動作を行
う(S52)。
【0103】次に第6の制御例を説明する。このシステ
ムでは、各画像形成装置ごとに時計機能及びウィークリ
ータイマ機能が備えられている。連結動作により、マス
タの画像形成装置(オペレータが操作している装置)か
ら指示される画像情報、コピー枚数等が各スレーブ(連
結された装置)の画像形成装置に割り振られる。
【0104】マスタにおいて、ウィークリータイマ設定
画面が開かれると、マスタから各スレーブに対して稼働
時間要求コマンドが送信される。スレーブでは、稼働時
間要求コマンドを受けると、自機のウィークリータイマ
設定状況をパラメータとして応答コマンドを送信する。
マスタでは応答コマンドのパラメータと自機のウィーク
リータイマ設定状況を操作画面に表示する。
【0105】オペレータからウィークリータイマ設定状
況の変更が行われた際に、スレーブに対する変更であれ
ば、設定変更要求を該当するスレーブに送信する。設定
変更要求を受信したスレーブでは、これを自機のウィー
クリータイマ設定に反映する。
【0106】図21は第6の制御例のフローチャートで
ある。マスタのウィークリータイマ設定画面が開かれて
いるかの判断を行う。設定画面が開かれていなければこ
のフローを抜ける(S61)。スレーブのウィークリー
タイマ設定画面を開く操作が行われたかの判断を行う。
設定画面を開く操作が行われていなければ、このフロー
を抜ける(S62)。
【0107】スレーブに対して稼働時間要求コマンドを
送信する(S63)。スレーブからの稼働時間応答コマ
ンドを受信したかの判断を行う。応答コマンドが来なけ
れば受信待ちとする(S64)。マスタの操作部にスレ
ーブのウィークリータイマ設定状況を表示する(S6
5)。
【0108】スレーブのウィークリータイマ設定画面を
閉じる操作が行われたかの判断を行う(S66)。スレ
ーブの設定画面が閉じる操作が行われていなければ、設
定変更の操作入力待ちとする(S67)。設定変更の操
作入力が行われたならば、スレーブに対して設定変更要
求コマンドを送信する。再度スレーブのウィークリータ
イマ設定画面を閉じる操作が行われたかの判断を行う処
理から実行する(S68)。スレーブの設定画面が閉じ
る操作が行われた場合は、マスタの操作部からスレーブ
のウィークリータイマ設定画面を閉じてこのフローを抜
ける(S69)。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、連結動作
時、各々の画像形成装置の持つ時刻が異なる場合、マス
タ画像形成装置の時刻をスレーブ画像形成装置に反映さ
せることにより、ユーザは各々の画像形成装置の時刻設
定を意識することなく、時刻合わせを行うことができ、
連結システムとしての信頼性の向上、メンテナンス性の
向上を図ることができる。
【0110】請求項2記載の発明によれば、連結動作
時、各々の画像形成装置の持つ時刻が異なる場合、連結
動作を行っている全ての画像形成装置の時刻のうち最も
早い時刻を示しているものを基準にし、他の画像形成装
置の時刻に反映させることにより、画像形成装置の稼働
開始時間を保証することができ、連結システムとしての
信頼性の向上、メンテナンス性の向上を図ることができ
る。
【0111】請求項3記載の発明によれば、連結動作
時、各々の画像形成装置の持つ時刻が異なる場合、マス
タ画像形成装置から時刻設定操作が行われるまで画像形
成動作を禁止することにより、ユーザの所望する時刻を
複数の画像形成装置に対して同時に反映することがで
き、連結システムとしての信頼性の向上、メンテナンス
性の向上を図ることができる。
【0112】請求項4記載の発明によれば、連結動作
時、スレーブ画像形成装置が電源オフ状態であった場
合、マスタ画像形成装置に稼働時間を通知し、連結エラ
ー原因や稼働までの時間を告知することにより、システ
ム全体での機能アップ、操作性の向上を図ることができ
る。
【0113】請求項5記載の発明によれば、連結動作
時、スレーブ画像形成装置のうち電源オフ状態のものが
あっても、マスタ画像形成装置からの要求により電源オ
ン/オフ状態への移行ができ、システム全体での処理時
間の短縮など機能アップを図ることができる。
【0114】請求項6記載の発明によれば、連結動作
時、マスタ画像形成装置から各々の画像形成装置のウィ
ークリータイマ設定状況を知り、設定内容を変更するこ
とにより、連結システムとしての稼働状況を把握するこ
とができ、システム全体での機能アップ、操作性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複写機の全体構成図である。
【図2】操作部のレイアウト図である。
【図3】操作部の液晶タッチパネルの表示例を示す図で
ある。
【図4】画像処理装置の一例を示すブロック図である。
【図5】メモリコントローラと画像メモリの内部ブロッ
ク図である。
【図6】セレクタにおける1ページ分の画像信号を示す
図である。
【図7】デジタル複写機の第1のハード構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】デジタル複写機の第2のハード構成例を示すブ
ロック図である。
【図9】デジタル複写機のネットワークシステムの概念
図である。
【図10】連結された2台のデジタル複写機のハード構
成例を示すブロック図である。
【図11】連結された2台のデジタル複写機のソフトウ
エアの概念図である。
【図12】デジタル複写機の管理システムの構成図であ
る。
【図13】操作部の液晶タッチパネルにおけるウィーク
リータイマ設定の操作画面を示す図である。
【図14】操作部の液晶タッチパネルにおけるウィーク
リータイマ設定の操作画面を示す図である。
【図15】操作部の液晶タッチパネルにおける年月日及
び時刻設定の操作画面を示す図である。
【図16】第1の制御例のフローチャートである。
【図17】第2の制御例のフローチャートである。
【図18】第3の制御例のフローチャートである。
【図19】第4の制御例のフローチャートである。
【図20】第5の制御例のフローチャートである。
【図21】第6の制御例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体 2 自動原稿送り装置(ADF) 3 用紙後処理装置 4 コンタクトガラス 5 画像読み取りユニット 6 画像書き込みユニット 7 レーザ出力ユニット 8 感光体 9 現像ユニット 10 搬送ベルト 11 定着ユニット 12 排紙ユニット 13 両面給紙ユニット 14 第1トレイ 15 第2トレイ 16 第3トレイ 17 第1給紙装置 18 第2給紙装置 19 第3給紙装置 20 縦搬送ユニット A,B デジタル複写機 111 システムコントローラ 112 メモリユニット 116 時計 117 ネットワークSCSIコントローラ118 118 SCSIコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計手段と、設定日時に電源を自動的に
    オン、オフするタイマ機能を有する複数の画像形成装置
    を、動作コマンド、状態、画像情報等を通信する通信手
    段を介して接続した画像形成装置のネットワークシステ
    ムにおいて、 連結動作が行われた際にそれぞれの画像形成装置の保持
    している時間が異なるとき、連結動作を行った画像形成
    装置の保持している時間を基準にし、連結されている画
    像形成装置の時間を更新する制御手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置のネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 時計手段と、設定日時に電源を自動的に
    オン、オフするタイマ機能を有する複数の画像形成装置
    を、動作コマンド、状態、画像情報等を通信する通信手
    段を介して接続した画像形成装置のネットワークシステ
    ムにおいて、 連結動作が行われた際にそれぞれの画像形成装置の保持
    している時間が異なるとき、連結されている全ての画像
    形成装置の時間のうちで最も早い時間を示しているもの
    を基準にし、他の画像形成装置の時間を更新する制御手
    段を備えたことを特徴とする画像形成装置のネットワー
    クシステム。
  3. 【請求項3】 時計手段と、設定日時に電源を自動的に
    オン、オフするタイマ機能を有する複数の画像形成装置
    を、動作コマンド、状態、画像情報等を通信する通信手
    段を介して接続した画像形成装置のネットワークシステ
    ムにおいて、 連結動作が行われた際にそれぞれの画像形成装置の保持
    している時間が異なるとき、新たに時刻設定操作が行わ
    れるまで画像形成動作を禁止する制御手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 時計手段と、設定日時に電源を自動的に
    オン、オフするタイマ機能を有する複数の画像形成装置
    を、動作コマンド、状態、画像情報等を通信する通信手
    段を介して接続した画像形成装置のネットワークシステ
    ムにおいて、 連結動作が行われた際に連結された画像形成装置が稼働
    時間外であったとき、連結動作を行った画像形成装置に
    稼働時間を通知する制御手段を備えたことを特徴とする
    画像形成装置のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 時計手段と、設定日時に電源を自動的に
    オン、オフするタイマ機能を有する複数の画像形成装置
    を、動作コマンド、状態、画像情報等を通信する通信手
    段を介して接続した画像形成装置のネットワークシステ
    ムにおいて、 連結動作が行われた際に連結された画像形成装置が稼働
    時間外であったとき、連結動作を行った画像形成装置か
    ら電源のオン/オフを指示させる制御手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 時計手段と、設定日時に電源を自動的に
    オン、オフするタイマ機能を有する複数の画像形成装置
    を、動作コマンド、状態、画像情報等を通信する通信手
    段を介して接続した画像形成装置のネットワークシステ
    ムにおいて、 連結動作が行われた際に連結動作を行った画像形成装置
    から、連結されている画像形成装置の稼働時間設定を更
    新させる制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置のネットワークシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062115A (ja) * 1999-08-30 2001-03-13 Heiwa Corp 遊技機
JP2002046293A (ja) * 2000-05-22 2002-02-12 Sharp Corp インクジェットプリンタシステム
US7444086B2 (en) 2004-12-24 2008-10-28 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a print-request information inputting unit and image reading unit, and image forming method
JP2011011510A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インクジェット記録装置及びその制御方法

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