JPH10272652A - インモールド加飾フィルムおよびその成形品 - Google Patents
インモールド加飾フィルムおよびその成形品Info
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- JPH10272652A JPH10272652A JP9810797A JP9810797A JPH10272652A JP H10272652 A JPH10272652 A JP H10272652A JP 9810797 A JP9810797 A JP 9810797A JP 9810797 A JP9810797 A JP 9810797A JP H10272652 A JPH10272652 A JP H10272652A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 絵付け成形に用いられるインモールド加飾
用フィルムおよびそれを用いた加飾成形品を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 少なくとも上下最外層が、それぞれ、ス
チレン系樹脂層と表飾加工されたポリブチレンテレフタ
レート系樹脂層よりなるインモールド加飾用複合フィル
ム。
用フィルムおよびそれを用いた加飾成形品を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 少なくとも上下最外層が、それぞれ、ス
チレン系樹脂層と表飾加工されたポリブチレンテレフタ
レート系樹脂層よりなるインモールド加飾用複合フィル
ム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、絵付け成形に用い
られるインモールド加飾用フィルムおよびそれを用いた
加飾成形品に関するものであり、詳しくは、スチレン系
樹脂層と装飾ないし化粧加工されたポリブチレンテレフ
タレート系樹脂層とを必須構成要件とする複合フィルム
およびそれを用いたインモールド加飾成形品に関する。
られるインモールド加飾用フィルムおよびそれを用いた
加飾成形品に関するものであり、詳しくは、スチレン系
樹脂層と装飾ないし化粧加工されたポリブチレンテレフ
タレート系樹脂層とを必須構成要件とする複合フィルム
およびそれを用いたインモールド加飾成形品に関する。
【０００２】
【従来の技術】絵付け成形は１９６０年に開発されて以
来、特にメラミン樹脂食器のプレス成形品に応用されて
きた。また、射出成形では、グラビア印刷されたプラス
チックフィルムを１枚づつ金型内に貼り付け、型閉じし
て、溶融樹脂を射出すると、フィルムと樹脂とが接着し
一体となった成形品が得られる。この場合、印刷面を内
面として成形するため絵柄の表面はフィルムで完全に保
護される。この方法はインモールドラベル法と称せら
れ、コップなどの家庭用品に多用されてきた。
来、特にメラミン樹脂食器のプレス成形品に応用されて
きた。また、射出成形では、グラビア印刷されたプラス
チックフィルムを１枚づつ金型内に貼り付け、型閉じし
て、溶融樹脂を射出すると、フィルムと樹脂とが接着し
一体となった成形品が得られる。この場合、印刷面を内
面として成形するため絵柄の表面はフィルムで完全に保
護される。この方法はインモールドラベル法と称せら
れ、コップなどの家庭用品に多用されてきた。
【０００３】さらに、プラスチック製品の多様化のなか
で、高品質化、高級意匠化のニーズが高まり、成形品表
面の加飾方法として、インモールド転写成形法、サーモ
ジェクト法、ＣＦＩ（ｃｏａｔｅｄ ｆｉｌｍ ｉｎｓ
ｅｒｔ）プロセス、ヘツテインガー低圧射出成形法等の
インモールド加飾成形方法が開発されてきた。
で、高品質化、高級意匠化のニーズが高まり、成形品表
面の加飾方法として、インモールド転写成形法、サーモ
ジェクト法、ＣＦＩ（ｃｏａｔｅｄ ｆｉｌｍ ｉｎｓ
ｅｒｔ）プロセス、ヘツテインガー低圧射出成形法等の
インモールド加飾成形方法が開発されてきた。
【０００４】このうち、サーモジェクト法は、転写箔や
装飾ないし化粧シートを予備成形（例えば真空成形や圧
空成形等の熱成形）した後、樹脂材料を射出成形する方
法であり、三次元的、立体的成形品のインモールド加飾
に好適である。この方法による加飾成形品は、自動車内
装品、ＯＡ機器、家電製品、時計、カメラ、化粧品、Ｅ
ＭＩ防止用等のケース・ハウジング類として、用途と需
要を拡大しつつある。
装飾ないし化粧シートを予備成形（例えば真空成形や圧
空成形等の熱成形）した後、樹脂材料を射出成形する方
法であり、三次元的、立体的成形品のインモールド加飾
に好適である。この方法による加飾成形品は、自動車内
装品、ＯＡ機器、家電製品、時計、カメラ、化粧品、Ｅ
ＭＩ防止用等のケース・ハウジング類として、用途と需
要を拡大しつつある。
【０００５】サーモジェクト法において、成形品の表層
として、一体成形されるインモールド加飾用フィルム
は、これまでは、ポリ塩化ビニール系フィルム、アクリ
ル系フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムを
主材とする単層構造のものであった。
として、一体成形されるインモールド加飾用フィルム
は、これまでは、ポリ塩化ビニール系フィルム、アクリ
ル系フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムを
主材とする単層構造のものであった。
【０００６】このうち、ポリ塩化ビニール系フィルム
は、可塑剤の添加によって破断伸びを大きくすることが
でき、深絞り度の高い複雑な形状でも比較的よく追随さ
せることができるが、その反面、耐熱性に難があるほか
可塑剤がブリードアウトして装飾面を汚染するという致
命的な問題を有していた。
は、可塑剤の添加によって破断伸びを大きくすることが
でき、深絞り度の高い複雑な形状でも比較的よく追随さ
せることができるが、その反面、耐熱性に難があるほか
可塑剤がブリードアウトして装飾面を汚染するという致
命的な問題を有していた。
【０００７】また、アクリル系フィルムは耐候性が良く
深絞り度の高い複雑な形状でも比較的よく追随させるこ
とができ、アクリロニトリル・ブタジェン・ステレン共
重合体樹脂との熱接着性が良好であるといわれている
が、その反面、耐薬品性に難があり、汚れ付着、表面硬
度が低く傷つきやすい問題を有している。
深絞り度の高い複雑な形状でも比較的よく追随させるこ
とができ、アクリロニトリル・ブタジェン・ステレン共
重合体樹脂との熱接着性が良好であるといわれている
が、その反面、耐薬品性に難があり、汚れ付着、表面硬
度が低く傷つきやすい問題を有している。
【０００８】また、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムは、強度、印刷性、表面平滑性等に優れた性質を有す
るため、この種のフィルムとして多用されているが、周
知の如くポリエチレンテレフタレートは延伸及び熱固定
等によって高度に結晶化しているため破断伸びが小さ
く、深絞り度の高い複雑な形状になるとインモールド成
形時にフィルムが破れたり、熱収縮によるカールが発生
したり、熱接着性が悪くなる問題を有している。
ムは、強度、印刷性、表面平滑性等に優れた性質を有す
るため、この種のフィルムとして多用されているが、周
知の如くポリエチレンテレフタレートは延伸及び熱固定
等によって高度に結晶化しているため破断伸びが小さ
く、深絞り度の高い複雑な形状になるとインモールド成
形時にフィルムが破れたり、熱収縮によるカールが発生
したり、熱接着性が悪くなる問題を有している。
【０００９】また、ポリブチレンテレフタレートフィル
ムは印刷性に優れ、インモールド成形時にポリエチレン
テレフタレートのように熱収縮によるカールがなく、深
絞り度の高い複雑な形状でもよく追随させることができ
るが、その反面、プレ成形時での真空成形性が悪いとい
う問題があり、このフィルムも満足できるものではなか
った。
ムは印刷性に優れ、インモールド成形時にポリエチレン
テレフタレートのように熱収縮によるカールがなく、深
絞り度の高い複雑な形状でもよく追随させることができ
るが、その反面、プレ成形時での真空成形性が悪いとい
う問題があり、このフィルムも満足できるものではなか
った。
【００１０】さらにまた、ポリエステル系フィルム特に
ポリエチレンテレフタレートフィルムは、高結晶性のた
め、スチレン系樹脂を成形用材料とする場合、成形品本
体との接着性に乏しい。
ポリエチレンテレフタレートフィルムは、高結晶性のた
め、スチレン系樹脂を成形用材料とする場合、成形品本
体との接着性に乏しい。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印刷
等の装飾ないし化粧加工性に優れ、インモールド成形時
の熱収縮によるカール性が少なく、かつ、深絞り度の高
い複雑な立体形状に成形することができ、しかも、予備
成形工程における真空成形等の熱成形性も良好であるイ
ンモールド加飾用フィルムならびに、それを用いたイン
モールド加飾成形品を提示することにある。
等の装飾ないし化粧加工性に優れ、インモールド成形時
の熱収縮によるカール性が少なく、かつ、深絞り度の高
い複雑な立体形状に成形することができ、しかも、予備
成形工程における真空成形等の熱成形性も良好であるイ
ンモールド加飾用フィルムならびに、それを用いたイン
モールド加飾成形品を提示することにある。
【００１２】本発明者は、前記の問題に鑑み、鋭意研究
を重ねた結果、ポリブチレンテレフタレート系樹脂フィ
ルムの長所を保留し、短所を補足する斬新的な構成を開
発するに至り、本発明を完成した。
を重ねた結果、ポリブチレンテレフタレート系樹脂フィ
ルムの長所を保留し、短所を補足する斬新的な構成を開
発するに至り、本発明を完成した。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも上
下最外層が、それぞれ、スチレン系樹脂層と表飾加工さ
れたポリブチレンテレフタレート系樹脂層よりなるイン
モールド加飾用複合フィルムおよび、それを用いたイン
モールド加飾成形品を提示する。以下に、本発明の内容
を詳述する。
下最外層が、それぞれ、スチレン系樹脂層と表飾加工さ
れたポリブチレンテレフタレート系樹脂層よりなるイン
モールド加飾用複合フィルムおよび、それを用いたイン
モールド加飾成形品を提示する。以下に、本発明の内容
を詳述する。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の複合フィルムを構成する
装飾加工されたポリブチレンテレフタレート系樹脂層と
は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂（以下、ＰＢＴ
系樹脂と略記する。）を主材として形成された薄層の片
面に、文字、記号、図柄、模様、色彩、あるいは、これ
らの組合せの印刷、メタライジング、コーティング等の
加工が施されているもの、または／および該薄層中に、
着色剤、充填剤、非相溶性樹脂、その他装飾ないし化粧
効果を生ずる添加材料を含有または分散させたものを意
味する。
装飾加工されたポリブチレンテレフタレート系樹脂層と
は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂（以下、ＰＢＴ
系樹脂と略記する。）を主材として形成された薄層の片
面に、文字、記号、図柄、模様、色彩、あるいは、これ
らの組合せの印刷、メタライジング、コーティング等の
加工が施されているもの、または／および該薄層中に、
着色剤、充填剤、非相溶性樹脂、その他装飾ないし化粧
効果を生ずる添加材料を含有または分散させたものを意
味する。
【００１５】本発明において、ＰＢＴ系樹脂とは、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂の他に、その変性樹脂を包
括する。
ブチレンテレフタレート樹脂の他に、その変性樹脂を包
括する。
【００１６】変性ポリブチレンテレフタレートは原料と
して、テレフタール酸、１，４−ジブタンジオールなら
びにテレフタール酸以外のジカルボン酸、１，４−ブタ
ンジオール以外のジオール及びヒドロキシカルボン酸か
ら選ばれる少なくとも１種の化合物（変性化合物）で構
成されるものである。
して、テレフタール酸、１，４−ジブタンジオールなら
びにテレフタール酸以外のジカルボン酸、１，４−ブタ
ンジオール以外のジオール及びヒドロキシカルボン酸か
ら選ばれる少なくとも１種の化合物（変性化合物）で構
成されるものである。
【００１７】上記変成化合物として、例えばインフター
ル酸、（無水）フタール酸、テトラヒドロ（無水）フタ
ール酸、ヘキサヒドロ（無水）フタール酸、４−メチル
ヘキサヒドロ（無水）フタール酸、（無水）ハイミック
酸、等の環状ジカルボン酸、（無水）マレイン酸、（無
水）コハク酸、イタコン酸、セバチン酸、アゼライン酸
などの非環状ジカルボンの如きテレフタール酸以外のジ
カルボン酸；（ポリ）エチレングリコール、（ポリ）プ
ロピレングリコール、ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、１，６−ヘキサンジオール等の非環状ジオ
ール、１，４−シクロヘキシルグリコール、１，４−シ
クロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールＡ、ビ
スフェノールＡ、ビスフェノールＢ、ビスフェノール
Ｆ、水添またはビスフェノールとアルキレンオキサイド
との付加物等の環状ジオール；グリコール酸、オキシプ
ロピオン酸、ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボ
ン酸等が挙げられる。
ル酸、（無水）フタール酸、テトラヒドロ（無水）フタ
ール酸、ヘキサヒドロ（無水）フタール酸、４−メチル
ヘキサヒドロ（無水）フタール酸、（無水）ハイミック
酸、等の環状ジカルボン酸、（無水）マレイン酸、（無
水）コハク酸、イタコン酸、セバチン酸、アゼライン酸
などの非環状ジカルボンの如きテレフタール酸以外のジ
カルボン酸；（ポリ）エチレングリコール、（ポリ）プ
ロピレングリコール、ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、１，６−ヘキサンジオール等の非環状ジオ
ール、１，４−シクロヘキシルグリコール、１，４−シ
クロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールＡ、ビ
スフェノールＡ、ビスフェノールＢ、ビスフェノール
Ｆ、水添またはビスフェノールとアルキレンオキサイド
との付加物等の環状ジオール；グリコール酸、オキシプ
ロピオン酸、ヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシカルボ
ン酸等が挙げられる。
【００１８】上記変性化合物の構成割合は、変性ポリブ
チレンテレフタレート中に約１〜３５モル％、好ましく
は約２〜２５モル％の範囲が良い。
チレンテレフタレート中に約１〜３５モル％、好ましく
は約２〜２５モル％の範囲が良い。
【００１９】上記変性ポリブチレンテレフタレートの分
子量は、好ましくは約１，０００〜５００，０００の範
囲が良い。
子量は、好ましくは約１，０００〜５００，０００の範
囲が良い。
【００２０】上記変性ポリブチレンテレフタレートには
必要に応じて熱可塑性樹脂を混合することができる。該
熱可塑性樹脂としては、スチレン系重合体、オレフィン
系重合体、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でもポリ
エステル系樹脂が好ましい。該ポリエステル系樹脂とし
て例えば前記変性ポリブチレンテレフタレートにおい
て、約５〜７５モル％、好ましくは約１０〜５０モル％
の範囲で前記変性化合物を用いて変性したものが好まし
い。
必要に応じて熱可塑性樹脂を混合することができる。該
熱可塑性樹脂としては、スチレン系重合体、オレフィン
系重合体、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中でもポリ
エステル系樹脂が好ましい。該ポリエステル系樹脂とし
て例えば前記変性ポリブチレンテレフタレートにおい
て、約５〜７５モル％、好ましくは約１０〜５０モル％
の範囲で前記変性化合物を用いて変性したものが好まし
い。
【００２１】次に、本発明の複合フィルムを構成するス
チレン系樹脂層とは、各種の熱可塑性スチレン系樹脂例
えば、ＡＢＳ（アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共重合体樹脂）、ＡＡＳ（アクリロニトリル・アクリ
ル酸エステル・スチレン共重合体樹脂）、ＡＳ（アクリ
ロニトリル・スチレン共重合体樹脂）、ＰＳ（一般グレ
ードポリスチレン）、ＨＩＰＳ（耐衝撃性ポリスチレン
樹脂）等から形成された薄層を云う。この場合、スチレ
ン系樹脂同士のポリマーブレンドやスチレン系樹脂を主
材とする他種熱可塑性樹脂とのポリマーブレンドも，層
形成材料として使用することができる。
チレン系樹脂層とは、各種の熱可塑性スチレン系樹脂例
えば、ＡＢＳ（アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共重合体樹脂）、ＡＡＳ（アクリロニトリル・アクリ
ル酸エステル・スチレン共重合体樹脂）、ＡＳ（アクリ
ロニトリル・スチレン共重合体樹脂）、ＰＳ（一般グレ
ードポリスチレン）、ＨＩＰＳ（耐衝撃性ポリスチレン
樹脂）等から形成された薄層を云う。この場合、スチレ
ン系樹脂同士のポリマーブレンドやスチレン系樹脂を主
材とする他種熱可塑性樹脂とのポリマーブレンドも，層
形成材料として使用することができる。
【００２２】なお、上記したＰＢＴ系樹脂、スチレン系
樹脂には、適宜、加工助剤、安定剤、可塑剤、帯電防止
剤、着色剤、その他の添加剤を配合することができる。
樹脂には、適宜、加工助剤、安定剤、可塑剤、帯電防止
剤、着色剤、その他の添加剤を配合することができる。
【００２３】本発明の複合フィルムは、上記のスチレン
系樹脂層と装飾加工ＰＢＴ系樹脂層を主要構成層とする
積層体である。このような積層体の製造方法としては、
公知のすべての方法を適用することができる。ただし、
これらの積層加工方法において、前記したごとき印刷、
メタライジング等の表面装飾を施したＰＢＴ系樹脂フィ
ルムを装飾加工ＰＢＴ系樹脂層の形成に用いる場合は、
装飾面の保護のために、該装飾面が積層体の層間に位置
するように積層することが必要である。
系樹脂層と装飾加工ＰＢＴ系樹脂層を主要構成層とする
積層体である。このような積層体の製造方法としては、
公知のすべての方法を適用することができる。ただし、
これらの積層加工方法において、前記したごとき印刷、
メタライジング等の表面装飾を施したＰＢＴ系樹脂フィ
ルムを装飾加工ＰＢＴ系樹脂層の形成に用いる場合は、
装飾面の保護のために、該装飾面が積層体の層間に位置
するように積層することが必要である。
【００２４】代表的な積層加工方法としては、下記のプ
ロセスを例示することができる。 スチレン系樹脂フィルムと装飾加工ＰＢＴ系樹脂フィ
ルムとをドライラミネートする方法。この場合両フィル
ム間の接着に用いる接着剤としては、各種の市販接着剤
を適用することができるが、一般に汎用されているポリ
ウレタン系溶液タイプのものが好適である。 装飾加工ＰＢＴ系樹脂フィルム上に、スチレン系樹脂
を押し出しコーティングする方法。この場合において
も、上記の接着剤をあらかじめ、該ＰＢＴ系樹脂フィル
ムの接着面にコーティングしておけば所望の層間接着力
を容易に得ることができる。 スチレン系樹脂と、着色剤、充填剤等の添加により配
合的に装飾性を付与されたＰＢＴ系樹脂とを多層共押出
し成形する方法。この場合においても、例えばマレイン
酸やアクリル酸のグラフトポリオレフィン、熱可塑性ポ
リウレタン等適宜の接着性中間層を介して、該両層の積
層成形を行えば、所望の層間接着力が得易くなる。
ロセスを例示することができる。 スチレン系樹脂フィルムと装飾加工ＰＢＴ系樹脂フィ
ルムとをドライラミネートする方法。この場合両フィル
ム間の接着に用いる接着剤としては、各種の市販接着剤
を適用することができるが、一般に汎用されているポリ
ウレタン系溶液タイプのものが好適である。 装飾加工ＰＢＴ系樹脂フィルム上に、スチレン系樹脂
を押し出しコーティングする方法。この場合において
も、上記の接着剤をあらかじめ、該ＰＢＴ系樹脂フィル
ムの接着面にコーティングしておけば所望の層間接着力
を容易に得ることができる。 スチレン系樹脂と、着色剤、充填剤等の添加により配
合的に装飾性を付与されたＰＢＴ系樹脂とを多層共押出
し成形する方法。この場合においても、例えばマレイン
酸やアクリル酸のグラフトポリオレフィン、熱可塑性ポ
リウレタン等適宜の接着性中間層を介して、該両層の積
層成形を行えば、所望の層間接着力が得易くなる。
【００２５】これらの方法によって得られた複合フィル
ムの層間接着力は、Ｔ形剥離強度がＪＩＳＫ６８５４に
準拠して少なくとも３００ｇ／１５ｍｍ巾であることが
好ましい。
ムの層間接着力は、Ｔ形剥離強度がＪＩＳＫ６８５４に
準拠して少なくとも３００ｇ／１５ｍｍ巾であることが
好ましい。
【００２６】なお、本発明の複合フィルムの製造におい
て、フィルム状材料を用いる場合は、インモールド成形
における熱収縮やカール発生を、できるだけ少なくする
ために、無延伸ないし低延伸フィルムを使用することが
望ましい。
て、フィルム状材料を用いる場合は、インモールド成形
における熱収縮やカール発生を、できるだけ少なくする
ために、無延伸ないし低延伸フィルムを使用することが
望ましい。
【００２７】上に例示した本発明の複合フィルムの製法
のうち、最も慣用的設備に依る方法として、ドライラミ
ネーションによる場合について、さらに詳細に説明する
ならば、装飾加工ＰＢＴ系樹脂フィルムの厚みは１５〜
１００μｍが良く、１５μｍ未満になるとハンドリング
が困難となり、１００μｍを超えると成形性あるいは透
明性が限界であり、また、コストパーフォーマンスが低
下する。他方、スチレン系樹脂フィルムの厚みは５０〜
５００μｍが好ましく、５０μｍ未満であるとラミネー
トしにくくなり、５００μｍを超えるとコストパーフォ
ーマンスが低下する。そして、積層後のインモールド加
飾用フィルムの総厚みが６５〜６００μｍ、好ましくは
１１５〜２５０μｍになるように組み合わせることが望
ましい。
のうち、最も慣用的設備に依る方法として、ドライラミ
ネーションによる場合について、さらに詳細に説明する
ならば、装飾加工ＰＢＴ系樹脂フィルムの厚みは１５〜
１００μｍが良く、１５μｍ未満になるとハンドリング
が困難となり、１００μｍを超えると成形性あるいは透
明性が限界であり、また、コストパーフォーマンスが低
下する。他方、スチレン系樹脂フィルムの厚みは５０〜
５００μｍが好ましく、５０μｍ未満であるとラミネー
トしにくくなり、５００μｍを超えるとコストパーフォ
ーマンスが低下する。そして、積層後のインモールド加
飾用フィルムの総厚みが６５〜６００μｍ、好ましくは
１１５〜２５０μｍになるように組み合わせることが望
ましい。
【００２８】なお、各フィルムの成形および加工は、一
例を挙げれば次のようにして行うことができる。すなわ
ち、先ず、ＰＢＴ系樹脂成形材料をＴダイ押出し機によ
り、所定厚みのフィルムに成形し、次いで、これをグラ
ビヤ印刷機にかけ、該フィルムの片面に例えば木目模様
を印刷する。一方、スチレン系樹脂成形材料を、同様に
して、所定厚みのフィルムに成形する。フィルム成形
は、押出し方法の他に、インフレーション法によっても
可能である。
例を挙げれば次のようにして行うことができる。すなわ
ち、先ず、ＰＢＴ系樹脂成形材料をＴダイ押出し機によ
り、所定厚みのフィルムに成形し、次いで、これをグラ
ビヤ印刷機にかけ、該フィルムの片面に例えば木目模様
を印刷する。一方、スチレン系樹脂成形材料を、同様に
して、所定厚みのフィルムに成形する。フィルム成形
は、押出し方法の他に、インフレーション法によっても
可能である。
【００２９】次に、本発明のインモールド加飾成形品
は、本発明複合フィルムを用い、インモールドラベリン
グ法やサーモジェクト法あるいはこれらに準ずる方法に
よって、成形することができる。一例を挙げれば、前記
のごとく製造した本発明複合フィルムを、サーモジェク
ト法、インモールド射出成型機の金型に配置し、予備成
形とした真空成形を行い、金型内面に沿って複合フィル
ムのＰＢＴ系樹脂層を密着成形し、次いで、スチレン系
樹脂層側に対して、射出成形用樹脂材料を射出し、スチ
レン系樹脂面と射出された樹脂材料の成形面が接合する
ことにより複合フィルムのインモールド成形品が得られ
る。
は、本発明複合フィルムを用い、インモールドラベリン
グ法やサーモジェクト法あるいはこれらに準ずる方法に
よって、成形することができる。一例を挙げれば、前記
のごとく製造した本発明複合フィルムを、サーモジェク
ト法、インモールド射出成型機の金型に配置し、予備成
形とした真空成形を行い、金型内面に沿って複合フィル
ムのＰＢＴ系樹脂層を密着成形し、次いで、スチレン系
樹脂層側に対して、射出成形用樹脂材料を射出し、スチ
レン系樹脂面と射出された樹脂材料の成形面が接合する
ことにより複合フィルムのインモールド成形品が得られ
る。
【００３０】本発明において、インモールド加飾成形の
ための射出成形用樹脂材料は、射出成形性が良く、スチ
レン系樹脂との熱接合性の良いものであれば、いずれも
使用することができるが、使用する複合フィルム構成に
対する特に好適な射出成形用樹脂を表１に例示した。
ための射出成形用樹脂材料は、射出成形性が良く、スチ
レン系樹脂との熱接合性の良いものであれば、いずれも
使用することができるが、使用する複合フィルム構成に
対する特に好適な射出成形用樹脂を表１に例示した。
【００３１】
【表１】
【００３２】以下に本発明の実施例及び比較例を用い
て、本発明の効果を説明するが、本発明の技術範囲はこ
れに限定されるものではない。
て、本発明の効果を説明するが、本発明の技術範囲はこ
れに限定されるものではない。
【００３３】
［実施例および比較例］下記の単層フィルムを表２に示
した構成により、ドライラミネートし、複合フィルムを
作製した後、同表に示した射出成形用樹脂を用い、サー
モジェクト法により一体成形し、各インモールド加飾成
形体を得た。 イ）単層フィルム材料 （１）装飾加工ポリエステル樹脂フィルム ポリブチレンテレフタレート単層フィルム（以下ＰＢ
ＴＦと略記する） ダイセル化学工業社製 セネシＥＳ ＨＧ１６フィル
ム 厚み １５、５０、１００μｍ ポリブチレンテレフタレート単層フィルム（以下ＰＥ
ＴＦと略記する） ダイヤホイルヘキスト社製 Ｔ−１００Ｅ 厚み ５０μｍ （２）スチレン系樹脂フィルム アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン単層フィル
ム（以下ＡＢＳＦと略記する） ダイセル化学工業社製 セビアン−ν５００ 厚み ５０、１５０、３００、５００μｍ Ｔダイ押出機にて１９０度〜２４０度でフィルム成形し
た。 アクリロニトリル・スチレンコポリマー単層フィルム
（以下ＡＳＦと略記する） ダイセル化学工業社製 ＪＤ 厚み １５０μｍ Ｔダイ押出機にて２００度〜２５０度でフィルム成形し
た。 ポリスチレン単層フィルム（以下ＰＳＦと略記する） ダイセル化学工業社製 Ｓ８６ 厚み １５０μｍ Ｔダイ押出機にて２４０度〜２８０度でフィルム成形を
した。なお、上記（１）、（２）の各単層フィルムは、
それぞれ接着面を予め、コロナ放電処理をした。
した構成により、ドライラミネートし、複合フィルムを
作製した後、同表に示した射出成形用樹脂を用い、サー
モジェクト法により一体成形し、各インモールド加飾成
形体を得た。 イ）単層フィルム材料 （１）装飾加工ポリエステル樹脂フィルム ポリブチレンテレフタレート単層フィルム（以下ＰＢ
ＴＦと略記する） ダイセル化学工業社製 セネシＥＳ ＨＧ１６フィル
ム 厚み １５、５０、１００μｍ ポリブチレンテレフタレート単層フィルム（以下ＰＥ
ＴＦと略記する） ダイヤホイルヘキスト社製 Ｔ−１００Ｅ 厚み ５０μｍ （２）スチレン系樹脂フィルム アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン単層フィル
ム（以下ＡＢＳＦと略記する） ダイセル化学工業社製 セビアン−ν５００ 厚み ５０、１５０、３００、５００μｍ Ｔダイ押出機にて１９０度〜２４０度でフィルム成形し
た。 アクリロニトリル・スチレンコポリマー単層フィルム
（以下ＡＳＦと略記する） ダイセル化学工業社製 ＪＤ 厚み １５０μｍ Ｔダイ押出機にて２００度〜２５０度でフィルム成形し
た。 ポリスチレン単層フィルム（以下ＰＳＦと略記する） ダイセル化学工業社製 Ｓ８６ 厚み １５０μｍ Ｔダイ押出機にて２４０度〜２８０度でフィルム成形を
した。なお、上記（１）、（２）の各単層フィルムは、
それぞれ接着面を予め、コロナ放電処理をした。
【００３４】ロ）複合フィルムの作製 上記の加飾加工したポリエステル樹脂フィルムとスチレ
ン系樹脂フィルムとを溶液型ポリウレタン接着剤（東洋
モートン社製、ＡＤ５４５Ｓ）を用い、コロナ処理面同
士をドライラミネートして、複層構造のインモールド加
飾用フィルムを成形した。比較として厚み１５、５０μ
ｍの単層ベースフィルムのＰＢＴＦ及び厚み５０μｍの
ＰＥＴＦに厚み１５０μｍのＡＢＳＦを複層したフィル
ムを供試した。
ン系樹脂フィルムとを溶液型ポリウレタン接着剤（東洋
モートン社製、ＡＤ５４５Ｓ）を用い、コロナ処理面同
士をドライラミネートして、複層構造のインモールド加
飾用フィルムを成形した。比較として厚み１５、５０μ
ｍの単層ベースフィルムのＰＢＴＦ及び厚み５０μｍの
ＰＥＴＦに厚み１５０μｍのＡＢＳＦを複層したフィル
ムを供試した。
【００３５】ハ）上記の内容の複層及び単層構造のイン
モールド加飾用フィルムを図１、図２に示したごとく射
出成形機の金型１ａ又は１ｂにセットし、真空成形後射
出成形機よりスチレン系樹脂を射出し、インモールド加
飾成形体を得た。表２に、各例の成形性の判定結果を示
す。
モールド加飾用フィルムを図１、図２に示したごとく射
出成形機の金型１ａ又は１ｂにセットし、真空成形後射
出成形機よりスチレン系樹脂を射出し、インモールド加
飾成形体を得た。表２に、各例の成形性の判定結果を示
す。
【００３６】
【表２】
【００３７】上記の結果、比較例−３により成型時にＰ
ＥＴＦの熱収縮により反り発生及び加飾フィルムの破れ
が発生した。また、比較例−１、２について深絞り度の
高い（金型１ｂ）の場合、金型への追随が悪く、コーナ
ー部分に皺が入ってしまい、比較例については成型性が
悪くなっており、深絞り度の高い場合、実用性が困難と
なっている。
ＥＴＦの熱収縮により反り発生及び加飾フィルムの破れ
が発生した。また、比較例−１、２について深絞り度の
高い（金型１ｂ）の場合、金型への追随が悪く、コーナ
ー部分に皺が入ってしまい、比較例については成型性が
悪くなっており、深絞り度の高い場合、実用性が困難と
なっている。
【００３８】実施例−１の場合、ベースフィルムが薄い
たは深絞り度の高い（金型１ｂ）場合、破れが発生し
た。実施例−１２の場合、接着フィルムが薄いため深絞
り度の高い（金型１ｂ）の場合、金型への追随が悪くな
りコーナー部分に皺が入る場合がある。スチレン系樹脂
と成型用樹脂の素材が違っていても成型性については特
に影響がなかった。
たは深絞り度の高い（金型１ｂ）場合、破れが発生し
た。実施例−１２の場合、接着フィルムが薄いため深絞
り度の高い（金型１ｂ）の場合、金型への追随が悪くな
りコーナー部分に皺が入る場合がある。スチレン系樹脂
と成型用樹脂の素材が違っていても成型性については特
に影響がなかった。
【００３９】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明のインモールド加
飾用複合シートは、装飾加工性、深絞り成形性に優れ、
特にサーモジェクト法による一体成形タイプのインモー
ルド加飾成形品の製造に好適に用いることができ、本発
明のインモールド加飾成形品は、各種広汎な用途に有用
であるが、特に、自動車内装品、ＯＡ機器、家電品、化
粧品等の器材として高度の付加価値を有する。
飾用複合シートは、装飾加工性、深絞り成形性に優れ、
特にサーモジェクト法による一体成形タイプのインモー
ルド加飾成形品の製造に好適に用いることができ、本発
明のインモールド加飾成形品は、各種広汎な用途に有用
であるが、特に、自動車内装品、ＯＡ機器、家電品、化
粧品等の器材として高度の付加価値を有する。
【図１】深絞り度の浅い金型を用いた場合のインモール
ド加飾成形の態様図である。
ド加飾成形の態様図である。
【図２】深絞り度の深い金型を用いた場合のインモール
ド加飾成形工程の要部の態様図である。
ド加飾成形工程の要部の態様図である。
１ａ 深絞り度が浅い金型 １ｂ 深絞り度が深い金型 ２ サーモジェクト法インモールト射出成形機 ３ ＰＢＴ系樹脂フィルム ３Ｄ ＰＢＴ系樹脂フィルムの装飾加工面 ４ スチレン系樹脂フィルム ５ 真空成形用バキュームライン ６ 真空成形用予熱ヒーター Ｆ インモールド加飾フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ３２Ｂ 33/00 Ｂ３２Ｂ 33/00 // Ｂ２９Ｋ 25:00 67:00 Ｂ２９Ｌ 9:00
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくとも上下最外層が、それぞれ、ス
チレン系樹脂層と表飾加工されたポリブチレンテレフタ
レート系樹脂層よりなるインモールド加飾用複合フィル
ム。 - 【請求項２】 スチレン系樹脂層が厚み５０〜５００μ
ｍのフィルムにより、またポリブチレンテレフタレート
系樹脂層が厚み１５〜１００μｍのフィルムにより形成
され、かつ両層間のＴ形剥離強度（ＪＩＳＫ６８５４に
準拠する。）が少なくとも３００ｇ／１５ｍｍ巾である
ことを特徴とする請求項１に記載の複合フィルム。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の複合フィルム
を、インモールド加飾用射出成形機の金型に配置し、そ
の状態のまま、または、予備成形後に、成形用樹脂材料
の射出を行い、成形品の所定表層部分に該ポリブチレン
テレフタレート系樹脂層を最外層として、一体に成形し
てなるインモールド加飾成形品。 - 【請求項４】 射出成形用樹脂がスチレン系樹脂を主材
とする請求項３に記載のインモールド加飾成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9810797A JPH10272652A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | インモールド加飾フィルムおよびその成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9810797A JPH10272652A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | インモールド加飾フィルムおよびその成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10272652A true JPH10272652A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14211113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9810797A Pending JPH10272652A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | インモールド加飾フィルムおよびその成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10272652A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001015901A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Couche mince en resine imprimee destinee a la stratification d'une feuille decorative et feuille decorative stratifiee avec la couche mince en resine |
| KR100325903B1 (ko) * | 1999-06-05 | 2002-02-27 | 김명준 | 인몰딩에 의하여 장식되는 합성수지 제품의 제조방법 |
| JP2002292783A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Nissha Printing Co Ltd | 積層シート |
| KR20030048712A (ko) * | 2001-12-12 | 2003-06-25 | 피닉스코리아 주식회사 | 박판 필름을 구비하는 합성수지 성형물품의 제조방법 및그 제조방법에 의해 제조된 성형물품 |
| KR100637335B1 (ko) | 2004-08-26 | 2006-10-23 | 주식회사 엘엔씨테크 | 케이스 플레이트 제조방법 |
| KR100704657B1 (ko) | 2005-07-11 | 2007-04-10 | 주식회사 엘엔씨테크 | 전자기기용 케이스 플레이트 및 그 제조방법 |
| KR100709267B1 (ko) * | 2005-09-15 | 2007-04-19 | 주식회사 엘엔씨테크 | 전자기기용 케이스 플레이트의 제조방법 |
| JP2007264373A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Toppan Printing Co Ltd | インモールド成形容器用ラベルおよびインモールド成形容器 |
| CN101804693A (zh) * | 2010-03-03 | 2010-08-18 | 上海志承新材料有限公司 | 复合式模内装饰印刷膜成型工艺及其成型设备 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9810797A patent/JPH10272652A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100325903B1 (ko) * | 1999-06-05 | 2002-02-27 | 김명준 | 인몰딩에 의하여 장식되는 합성수지 제품의 제조방법 |
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| JP4608123B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2011-01-05 | 日本写真印刷株式会社 | 積層シート |
| KR20030048712A (ko) * | 2001-12-12 | 2003-06-25 | 피닉스코리아 주식회사 | 박판 필름을 구비하는 합성수지 성형물품의 제조방법 및그 제조방법에 의해 제조된 성형물품 |
| KR100637335B1 (ko) | 2004-08-26 | 2006-10-23 | 주식회사 엘엔씨테크 | 케이스 플레이트 제조방법 |
| KR100704657B1 (ko) | 2005-07-11 | 2007-04-10 | 주식회사 엘엔씨테크 | 전자기기용 케이스 플레이트 및 그 제조방법 |
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| CN101804693A (zh) * | 2010-03-03 | 2010-08-18 | 上海志承新材料有限公司 | 复合式模内装饰印刷膜成型工艺及其成型设备 |
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