JP2000185333A - インモ―ルド加飾用フィルム及びそれを用いた成形体 - Google Patents

インモ―ルド加飾用フィルム及びそれを用いた成形体

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JP2000185333A
JP2000185333A JP37635398A JP37635398A JP2000185333A JP 2000185333 A JP2000185333 A JP 2000185333A JP 37635398 A JP37635398 A JP 37635398A JP 37635398 A JP37635398 A JP 37635398A JP 2000185333 A JP2000185333 A JP 2000185333A
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film
layer
mold
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polybutylene terephthalate
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Takeshi Akita
剛 穐田
Katsuhiko Sumida
克彦 隅田
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷等の装飾ないし化粧加工等の
装飾性に優れ、インモールド成形時の熱収縮によるカー
ル性が少なく、かつ、深絞り度の高い複雑な立体形状に
成形することができるインモールド加飾用フィルム、な
らびにそれを用いた成形体を提示することにある。 【解決手段】 少なくとも、一方の最外層に熱可
塑性樹脂接着層を有し、他方の最外層に、装飾加工され
たポリブチレンテレフタレート系樹脂層を有することを
特徴とするインモールド加飾用フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絵付け成形等に用
いられるインモールド加飾用フィルムおよびそれを用い
た成形体に関するものであり、詳しくは、深絞り成形性
に優れたインモールド加飾用フィルムおよびそれを用い
た成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】絵付け成形は1960年に開発されて以
来、特にメラミン樹脂食器のプレス成形品に応用されて
きた。また、射出成形では、グラビア印刷されたプラス
チックフィルムを1枚づつ金型内に貼り付け、型閉じし
て、溶融樹脂を射出すると、フィルムと樹脂とが接着し
一体となった成形品が得られる。この場合、印刷面を内
面として成形するため絵柄の表面はフィルムで完全に保
護される。この方法はインモールドラベル法と称せら
れ、コップなどの家庭用品に多用されてきた。
【0003】さらに、プラスチック製品の多様化のなか
で、高品質化、高級意匠化のニーズが高まり、成形品表
面の加飾方法として、インモールド転写成形法、サーモ
ジェクト法、CFI(coated film ins
ert)プロセス、ヘツテインガー低圧射出成形法等の
インモールド加飾成形方法が開発されてきた。
【0004】このうち、サーモジェクト法は、転写箔や
装飾ないし化粧シートを予備成形(例えば真空成形や圧
空成形等の熱成形)した後、樹脂材料を射出成形する方
法であり、三次元的、立体的成形品のインモールド加飾
に好適である。この方法による加飾成形品は、自動車内
装品、OA機器、家電製品、時計、カメラ、化粧品、E
MI防止用等のケース・ハウジング類として、用途と需
要を拡大しつつある。
【0005】従来、サーモジェクト法において成形品の
表層形成用として一体成形されるインモールド加飾用フ
ィルムは、ポリ塩化ビニール系フィルム、アクリル系フ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムを主材と
する単層構造のものであった。
【0006】上記のポリ塩化ビニール系フィルムは、可
塑剤の添加によって破断伸びを大きくすることができ、
深絞り度の高い複雑な形状でも比較的よく追随させるこ
とができるが、その反面、耐熱性に難があるほか可塑剤
がブリードアウトして装飾面を汚染するという致命的な
問題を有していた。
【0007】また、アクリル系フィルムは耐候性が良く
深絞り度の高い複雑な形状でも比較的よく追随させるこ
とができ、アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン共
重合体樹脂等の射出成形用樹脂との熱接着性が良好であ
るが、その反面、耐薬品性に難があり、汚れ付着、表面
硬度が低く傷つきやすい問題を有している。
【0008】また、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムは、強度、印刷性、表面平滑性等に優れた性質を有す
るため、この種のフィルムとして多用されているが、ポ
リエチレンテレフタレートは延伸及び熱固定等によって
高度に結晶化しているため破断伸びが小さく、深絞り度
の高い複雑な形状になるとインモールド成形時にフィル
ムが破れたり、熱収縮によるカールが発生したり、熱接
着性が悪くなる問題を有している。
【0009】さらにまた、ポリエステル系フィルム特に
ポリエチレンテレフタレートフィルムは、高結晶性のた
め、射出成形用樹脂としてスチレン系樹脂を用いる場
合、該射出成形用樹脂との接着性に乏しいという問題点
もある。
【0010】ポリブチレンテレフタレートフィルムは印
刷性に優れ、インモールド成形時にポリエチレンテレフ
タレートのように熱収縮によるカールがなく、深絞り度
の高い複雑な形状でもよく追随させることができるが、
射出成形用樹脂としてスチレン系樹脂を用いる場合、射
出成形時の射出成形用樹脂との接着性に乏しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、印刷
等の装飾ないし化粧加工等の装飾性に優れ、インモール
ド成形時の熱収縮によるカール性が少なく、かつ、深絞
り度の高い複雑な立体形状に成形することができるイン
モールド加飾用フィルム、ならびにそれを用いた成形体
を提示することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ポリブチレンテレフタ
レート系樹脂フィルムの長所を保留し、短所を補足する
斬新的な構成を開発するに至り、本発明を完成した。
【0013】本発明は、少なくとも、一方の最外層に熱
可塑性樹脂接着層を有し、他方の最外層に、装飾加工さ
れたポリブチレンテレフタレート系樹脂層を有するイン
モールド加飾用フィルム、および該インモールド加飾用
フィルムを、ポリブチレンテレフタレート系樹脂層が最
外層となるよう配置してなる成形体を提供する。
【0014】なお、本発明において、「フィルム」の厚
みは、特に限定されるものではなく、また慣用されてい
る用語の範囲内において、「フィルム」を「シート」に
代替しても、本発明の効果は同様であるから、本発明明
細書中の「フィルム」なる用語はすべて「シート」も包
括するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明において、装飾加工された
ポリブチレンテレフタレート系樹脂層とは、主としてポ
リブチレンテレフタレート系樹脂(以下、PBT系樹脂
と略記する場合もある。)からなる層であって、装飾加
工として、該層の少なくとも一方の表面に、文字、記
号、図柄、模様、色彩、あるいは、これらの組合せ等の
画像が印刷、メタライジング、コーティング等の加工に
より施されているもの、または/および該層中に、着色
剤、充填剤、非相溶性樹脂、その他装飾ないし化粧効果
を生ずる他の素材を含有または分散させたものである。
上記装飾加工は、複数種の装飾加工を組み合わせたもの
であっても良い。
【0016】上記ポリブチレンテレフタレート系樹脂
は、ポリブチレンテレフタレート樹脂の他に、その構成
成分の一部を置換した変性ポリブチレンテレフタレート
樹脂を包括する。ポリブチレンテレフタレート樹脂は、
主として、テレフタル酸成分および1,4−ジブタンジ
オール成分から構成されるが、変成ポリブチレンテレフ
タレート樹脂は、テレフタル酸成分および1,4−ジブ
タンジオール成分が、他のジカルボン酸成分、ジオール
成分、及びヒドロキシカルボン酸から選ばれる少なくと
も1種の変性成分で置換されたものである。
【0017】上記変成ポリブチレンテレフタレート樹脂
を構成する変性成分の内、テレフタル酸以外のジカルボ
ン酸成分としては、例えばイソフタル酸、(無水)フタ
ル酸、テトラヒドロ(無水)フタル酸、ヘキサヒドロ
(無水)フタル酸、4−メチルヘキサヒドロ(無水)フ
タル酸、(無水)ハイミック酸、等の環状ジカルボン
酸、(無水)マレイン酸、(無水)コハク酸、イタコン
酸、セバチン酸、アゼライン酸などの非環状ジカルボン
が挙げられる。
【0018】上記変成ポリブチレンテレフタレート樹脂
を構成する変性成分の内、1,4−ジブタンジオール以
外のジオール成分としては、例えば(ポリ)エチレング
リコール、(ポリ)プロピレングリコール、ペンタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジ
オール等の非環状ジオール、1,4−シクロヘキシルグ
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、水添
ビスフェノールA、ビスフェノールA、ビスフェノール
B、ビスフェノールF、水添またはビスフェノールとア
ルキレンオキサイドとの付加物等の環状ジオールが挙げ
られる。
【0019】上記変成ポリブチレンテレフタレート樹脂
を構成する変性成分の内、ヒドロキシカルボン酸として
は、グリコール酸、オキシプロピオン酸、ヒドロキシ安
息香酸等のヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。
【0020】上記変性ポリブチレンテレフタレート樹脂
において、上記変性成分の割合は、変性ポリブチレンテ
レフタレート樹脂を構成する全成分中、1〜35モル%
であるのが好ましく、さらに好ましくは2〜25モル%
の範囲であるが良い。
【0021】上記ポリブチレンテレフタレート系樹脂
は、上記のポリブチレンテレフタレート樹脂および/ま
たは変成ポリブチレンテレフタレート樹脂の内、単独で
構成されていても良いし、2種以上を混合したものであ
っても良い。2種以上を混合する場合、例えばポリブチ
レンテレフタレート樹脂、あるいは全成分中、上記変性
成分を1〜35モル%、好ましくは2〜25モル%の範
囲で含有する変性ポリブチレンテレフタレート樹脂に、
さらに上記変性成分を5〜75モル%、好ましくは10
〜50モル%の範囲で含有する変性ポリブチレンテレフ
タレート樹脂を配合するのが好ましい。
【0022】上記ポリブチレンテレフタレート系樹脂の
分子量は、好ましくは約1,000〜500,000の
範囲であるのが良い。
【0023】上記ポリブチレンテレフタレート系樹脂
は、必要に応じて他の熱可塑性樹脂が配合されていても
良い。該熱可塑性樹脂としては、スチレン系重合体、オ
レフィン系重合体、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中
でもポリエステル系樹脂が好ましい。
【0024】なお、上記ポリブチレンテレフタレート系
樹脂には、必要に応じて適宜、加工助剤、安定剤、可塑
剤、帯電防止剤、着色剤、その他の添加剤を配合するこ
とができる。
【0025】本発明において、熱可塑性樹脂接着層を構
成する熱可塑性樹脂は、本発明のインモールド加飾用フ
ィルムを最外層に用いて成形体を成形する際に、成形体
の本体部分を構成する射出成形用樹脂との熱接着が可能
であって、かつ上記PBT系樹脂層等の本発明のインモ
ールド加飾フィルムを構成する他層との積層が可能な樹
脂であれば特に限定されず、ゴム系樹脂、スチレン系樹
脂等が挙げられるが、好ましくはゴム系樹脂であるのが
良く、さらに好ましくは、射出成形用樹脂としてスチレ
ン成分を含有する樹脂が一般的であることから、スチレ
ン成分を含有するゴム系樹脂であるのがよい。
【0026】上記スチレン成分を含有するゴム系樹脂と
して、具体的には、SBS(スチレン・ブタジエン・ス
チレンブロック共重合体樹脂)、ABS(アクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン共重合体樹脂)等が挙げら
れる。本発明において、上記ゴム系樹脂の内、最も好ま
しくはSBS(スチレン・ブタジエン・スチレンブロッ
ク共重合体樹脂)であるのがよい。
【0027】上記スチレン系樹脂としては、AAS(ア
クリロニトリル・アクリル酸エステル・スチレン共重合
体樹脂)、AS(アクリロニトリル・スチレン共重合体
樹脂)、PS(一般グレードポリスチレン)、HIPS
(耐衝撃性ポリスチレン樹脂)等が挙げられる。
【0028】本発明において、熱可塑性樹脂接着層を構
成する熱可塑性樹脂は、上記の2種以上の熱可塑性樹脂
同士のポリマーブレンドや、上記の熱可塑性樹脂を主材
とする他の熱可塑性樹脂とのポリマーブレンドであって
も良い。
【0029】なお、上記熱可塑性樹脂には、必要に応じ
て適宜、加工助剤、安定剤、可塑剤、帯電防止剤、着色
剤、その他の添加剤を配合することができる。
【0030】本発明のインモールド加飾用フィルムは、
少なくとも、一方の最外層に熱可塑性樹脂接着層を有
し、他方の最外層に、基材層として装飾加工されたポリ
ブチレンテレフタレート系樹脂層を有する積層体であ
る。上記の熱可塑性樹脂接着層とポリブチレンテレフタ
レート系樹脂層との間には、本発明の作用を阻害しない
範囲で他の層を有していても良い。なお、本発明のイン
モールド加飾用フィルムにおいて、ポリブチレンテレフ
タレート系樹脂層の装飾加工として、前記したごとき印
刷、メタライジング等の表面装飾加工を施した場合、装
飾面の保護のために、該装飾面が積層体の層間側に位置
するように配置することが好ましい。
【0031】本発明のインモールド加飾用フィルムの製
造方法、即ち積層方法は特に限定されず、公知の製造方
法を適用することができる。
【0032】代表的な積層方法としては、下記のプロセ
スを例示することができる。 インモールド加飾用フィルムを構成する各層をドライ
ラミネート法により積層する。この場合、各層間の接着
に用いる接着剤としては、各種の市販されているような
接着剤を適用することができるが、特にインモールド加
飾用フィルムがポリブチレンテレフタレート系樹脂層と
熱可塑性樹脂接着層の2層からなる場合、一般に汎用さ
れているポリウレタン系溶液タイプのものが好適であ
る。 インモールド加飾用フィルムを構成する各層の一層上
に、他層を構成する樹脂を押し出しコーティングする。
この場合においても、上記接着剤をあらかじめコーティ
ング面に塗布しておけば、所望の層間接着力を容易に得
ることができる。 インモールド加飾用フィルムを構成する各層の一部あ
るいは全部を、同時に多層共押し出し成形する。この場
合、ポリブチレンテレフタレート系樹脂層は、装飾加工
として、着色剤、充填剤等の他装飾ないし化粧効果を生
ずる他の素材を含有・分散させることによりに装飾性を
付与されたものとなる。この場合においても、例えばマ
レイン酸やアクリル酸のグラフトポリオレフィン、熱可
塑性ポリウレタン等適宜の接着性中間層を層間に介して
積層成形を行えば、所望の層間接着力が得易くなる。
【0033】なお、本発明のインモールド加飾用フィル
ムの製造において、インモールド加飾用フィルムを構成
する各層としてフィルム状のものを積層する場合は、そ
のフィルム成形方法は特に限定されず、各層を構成する
素材等に応じて、通常一般に使用される方法を用いるこ
とができる。ポリブチレンテレフタレート系樹脂層の場
合、例えば、ポリブチレンテレフタレート系樹脂をTダ
イ押出し機等を用いて、所定厚みのフィルムに成形し、
次いで、例えばこれをグラビヤ印刷機により、該フィル
ムの片面に木目模様などの画像を印刷する等の方法によ
り装飾加工する。熱可塑性樹脂接着層の場合も、熱可塑
性樹脂をTダイ押出し機等を用いて、所定厚みのフィル
ムに成形する。フィルム成形は、押出し方法の他に、イ
ンフレーション法によっても可能である。
【0034】なお、本発明のインモールド加飾用フィル
ムの製造において、インモールド加飾用フィルムを構成
する各層としてフィルム状のものを積層する場合は、本
発明のインモールド加飾用フィルムを用いた成形体の成
形加工時における熱収縮やカール発生をできるだけ少な
くするために、無延伸ないし低延伸フィルムを使用する
ことが望ましい。
【0035】本発明のインモールド加飾用フィルムは、
曲げ弾性率(JIS K7127に準拠して測定)が、
好ましくは10000kg/cm2以下、さらに好まし
くは2000〜8000kg/cm2であるのが好まし
い。曲げ弾性率が、10000kg/cm2を超えると
本発明のインモールド加飾用フィルムを用いた成形体の
成形加工時に、フィルムが破損しやすく、また、予備成
形が必要となり、コスト的にも問題が生じる。曲げ弾性
率が小さすぎると、フィルムのハンドリングが困難にな
りやすい。
【0036】本発明のインモールド加飾用フィルムは、
熱可塑性樹脂接着層及びポリブチレンテレフタレート系
樹脂層の、インモールド加飾用フィルムを構成する他層
に対するそれぞれのT型剥離強度(JIS K6854
に準拠して測定)が共に300g/15mm巾以上であ
るのが好ましい。即ち、インモールド加飾用フィルムが
PBT系樹脂層と熱可塑性樹脂接着層の2層からなる場
合、両層間のT型剥離強度(JIS K6854に準拠
して測定)が300g/15mm巾以上であるのが好ま
しい。T型剥離強度300g/15mm巾未満である
と、本発明のインモールド加飾用フィルムを用いた成形
体の成形加工時に、インモールド加飾用フィルムを構成
する各層間が剥離しやすい。
【0037】本発明において、ポリブチレンテレフタレ
ート系樹脂層の厚みは、特に限定されないが、好ましく
は15〜100μmであるのがよい。ポリブチレンテレ
フタレート系樹脂層の厚みが、15μm未満であると本
発明のインモールド加飾用フィルムのハンドリングが困
難となり、100μmを超えると、本発明のインモール
ド加飾用フィルムを用いた成形体の成形加工時に成形性
が低下し、透明性も低下して問題となりやすい。また、
コスト的にも不利である。特に、本発明のインモールド
加飾用フィルムの製造方法として、上記例示した製造方
法の内、最も慣用的設備に依る方法であるドライラミネ
ーションを用いる場合は、ポリブチレンテレフタレート
系樹脂層の厚みが、上記範囲であるのが好ましい。
【0038】本発明において、熱可塑性樹脂接着層の厚
みは、特に限定されないが、好ましくは50〜500μ
mであるのがよい。熱可塑性樹脂接着層の厚みが、50
μm未満であると本発明のインモールド加飾用フィルム
製造時に積層しにくくなり、500μmを超えるとコス
ト的に不利である。特に、本発明のインモールド加飾用
フィルムの製造方法として、上記例示した製造方法の
内、最も慣用的設備に依る方法であるドライラミネーシ
ョンを用いる場合は、熱可塑性樹脂接着層の厚みが、上
記範囲であるのが好ましい。
【0039】特に好ましくは、熱可塑性樹脂接着層の厚
みが50〜500μmであり、かつポリブチレンテレフ
タレート系樹脂層の厚みが15〜100μmであるのが
よい。
【0040】本発明のインモールド加飾用フィルムの総
厚みも、特に限定されないが、好ましくは65〜600
μm、さらに好ましくは115〜250μmであるのが
よい。特に、本発明のインモールド加飾用フィルムの製
造方法として、上記例示した製造方法の内、最も慣用的
設備に依る方法であるドライラミネーションを用いる場
合は、厚みが、上記範囲であるのが好ましい。
【0041】本発明のインモールド加飾用フィルムは、
熱収縮によるカール等が無く、絞り度の高い複雑な形状
に対しても良好に追随するため、絞り成形用、特に深絞
り成形用に好適に用いることができる。例えば、本発明
のインモールド加飾用フィルムの使用方法として、該イ
ンモールド加飾用フィルムを、ポリブチレンテレフタレ
ート系樹脂層が最外層となるよう配置し、成形加工した
成形体が挙げられる。
【0042】上記成形体の成形方法としては、インモー
ルドラベリング法等のインモールド成形法が挙げられ
る。具体的には、上記成形体は、本発明のインモールド
加飾用フィルムを、ポリブチレンテレフタレート系樹脂
層が最外層となるようインモールド加飾用射出成形機の
金型内に配置し、その状態のまま予備成形を行わずに、
熱可塑性樹脂接着層側に対して射出成形用樹脂を射出し
て、熱可塑性樹脂と射出成形用樹脂が接合することによ
り、前記インモールド加飾用フィルムと一体成形して形
成されるのが好ましい。
【0043】上記本発明の成形体において、インモール
ド成形のための射出成形用樹脂としては、射出成形性が
良く、熱可塑性樹脂接着層との熱接合性の良いものであ
れば、特に限定されず、通常一般に使用されるものを使
用できるが、好ましくはスチレン系樹脂、あるいはスチ
レン成分を含有するゴム系樹脂であるのがよい。表1
に、本発明において、熱可塑性樹脂接着層を構成する熱
可塑性樹脂と、射出成形用樹脂との好適な組み合わせの
例を示す。
【0044】
【表1】
【0045】以下に本発明の実施例及び比較例を用い
て、本発明の効果を説明するが、本発明の技術範囲はこ
れに限定されるものではない。
【0046】試験例 1. 試験方法 (1) フィルムの曲げ弾性率測定 実施例1〜12、比較例1〜3、参考例1、2のインモ
ールド加飾用フィルムに対し、JIS K7127に準
拠してフィルムの曲げ弾性率測定を測定した。
【0047】(2) フィルムのT型剥離強度測定 実施例1〜12、比較例1〜3、参考例1、2のインモ
ールド加飾用フィルムに対し、ポリブチレンテレフタレ
ート系樹脂層(PBTF)等の基材層と熱可塑性樹脂接
着層との間のT型剥離強度を、JIS K6854に準
拠して測定した。
【0048】(3) 射出成形体形成時のフィルム成形
性 実施例1〜12、比較例1〜3、参考例1、2のインモ
ールド加飾用フィルムを用いて、実施例13〜24、比
較例4〜6、参考例3,4の成形体を成形する際の成形
性を下記基準に基づいて評価した。 (3−1) 部分A[曲げ部分:2面が交わるコーナー(R=10m
m以上)]での追随性 (3−2) 部分B[隅部分:3面が交わるコーナー]での追随性 ◎ :成形性非常に良好(皺、割れなし) ○:成形性良好(若干の皺および/または割れ有り) △ :成形性可(一部に皺および/または割れ有り) ×:成形性不可(皺、割れ、反り発生)
【0049】2.上記試験(1)〜(3)の結果を表2
に示す。
【0050】熱可塑性樹脂接着層を有しない比較例−
1、2のフィルムは、深絞り度の高い金型を用いたイン
モールド射出成形による成形体の成形時に、コーナー部
分に皺が発生するなど、曲げ部分および隅部分のいずれ
においても金型への追随性が悪く、深絞り成形性に劣る
ことがわかる。また、基材層としてポリエチレンテレフ
タレート層(PETF)を有する比較例3のフィルムに
ついても、金型への追随が悪く、さらに成形時にポリエ
チレンテレフタレート層の熱収縮により反り、およびフ
ィルムの破れが発生した。
【0051】実施例1のフィルムについては、基材層で
あるポリブチレンテレフタレート系樹脂層が薄いため、
深絞り度の高い金型を用いたインモールド射出成形によ
る成形体の成形時に、破れが発生した。また、熱可塑性
樹脂接着層を構成する熱可塑性樹脂と射出成形用樹脂は
同一でない場合でも、成形性については特に影響がない
ことがわかる。
【0052】
【実施例】実施例1〜12、参考例1,2 基材層としてのポリブチレンテレフタレート系樹脂層、
および熱可塑性樹脂接着層として、下記の材料を用い、
表2の示す組み合わせにより各層を積層し、ポリブチレ
ンテレフタレート系樹脂層、および熱可塑性樹脂接着層
の2層からなるインモールド加飾用フィルムを得た。な
お、積層は、各層の接着面(ポリブチレンテレフタレー
ト系樹脂層においては装飾加工面)に対し、予めコロナ
放電処理を施し、該コロナ放電処理面同士を、溶液型ポ
リウレタン接着剤(東洋モートン社製、AD545S)
を介して、ドライラミネートすることにより行った。
【0053】(1)ポリブチレンテレフタレート系樹脂
層 ・ポリブチレンテレフタレート単層フィルム(表中、P
BTFと略記する) ダイセル化学工業(株)製 セネシES HG16フィ
ルム(厚み 15、50、100μm) なお、装飾加工として、上記フィルムの片面に、グラビ
ヤ印刷機により木目模様を印刷した。 (2)熱可塑性樹脂接着層 スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体単層
フィルム(表中、SBSFと略記する) スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(フ
ィリップ社製 KR−03)を、Tダイ押し出し機を用
いて、200〜230度でフィルム成形した(厚み 5
0、100、300、500μm)。 ・アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン単層フィル
ム(表中、ABSFと略記する) アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ダイセ
ル化学工業(株)製セビアン−ν500)を、Tダイ押
し出し機を用いて、190〜240度でフィルム成形し
た(厚み 150μm)。 アクリロニトリル−スチレンコポリマー単層フィルム
(表中、ASFと略記する) アクリロニトリル−スチレンコポリマー(ダイセル化学
工業(株)製 JD)を、Tダイ押し出し機を用いて、
200〜250度でフィルム成形した(厚み150μ
m)。 ・ポリスチレン単層フィルム(表中、PSFと略記す
る) ポリスチレン(ダイセル化学工業(株)製 S86)T
ダイ押し出し機を用いて、240〜280度でフィルム
成形した(厚み 150μm)。
【0054】比較例1 ポリブチレンテレフタレート単層フィルム(表中、PB
TFと略記する。:ダイセル化学工業(株)製 セネシ
ES HG16フィルム、厚み15μm)を比較例1と
した。
【0055】比較例2 ポリブチレンテレフタレート単層フィルム(表中、PB
TFと略記する。:ダイセル化学工業(株)製 セネシ
ES HG16フィルム、厚み50μm)を比較例2と
した。
【0056】比較例3 ポリエチレンテレフタレート単層フィルム(表中、PE
TFと略記する。:ダイヤホイルヘキスト(株)製 T
−100E、厚み 50μm)を基材層とし、実施例1
で用いる厚さ150μmのスチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体単層フィルム(表中、SBSFと
略記する。)と同様のフィルムを熱可塑性接着樹脂層と
して、実施例1と同様に基材層上に積層し、2層からな
るインモールド加飾用フィルムを得た。
【0057】実施例13〜24、比較例4〜6、参考例
3、4 実施例1〜12、比較例1〜3、参考例1、2のインモ
ールド加飾用フィルムを、図1に示されるような射出成
形機の深絞り成形用金型(1a、1b)の一方1a側に
配置し、予備成形を行わずに、金型1b側より下記射出
成形用樹脂を射出して、上記フィルムと車種成形用樹脂
とを一体成形し、上記フィルムを最外層に有する成形体
を得た。
【0058】[射出成形用樹脂] アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(表中、
ABSと略する) (ダイセル化学工業(株)製 セビアン−ν500) アクリロニトリル−スチレンコポリマー(表中、ASと
略する) (ダイセル化学工業(株)製 JD) ポリスチレン(表中、PSと略する) (ダイセル化学工業(株)製 S86)
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明のインモールド加
飾用フィルムは、装飾加工性および深絞り成形性に優
れ、特にサーモジェクト法などによる一体成形タイプの
インモールド加飾成形体の製造に好適に用いることがで
きる。本発明の成形体(インモールド加飾成形体)は、
各種広汎な用途に有用であるが、特に、自動車内装品、
OA機器、家電品、化粧品等の器材として高度の付加価
値を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】深絞り度の深い深絞り成形用金型を用いた場合
のインモールド加飾成形体の成形工程の要部の態様図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b 深絞り成形用金型 2 射出成形機 3 ポリブチレンテレフタレート系樹脂層(基材層) 3D ポリブチレンテレフタレート系樹脂層(基材層)
の装飾加工面 4 熱可塑性樹脂接着層 6 予熱ヒーター F インモールド加飾用フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01B AK01G AK12B AK12C AK29B AK42A AL01B AL02B AN02B AN02C AT00A BA03 BA07 BA10A EH36 GB33 GB48 GB71 HB00 HB00A JB16B JB16G JK06 JK17 JL01 JL04 YY00A YY00B 4F206 AA13 AD05 AD09 AD20 AD34 AH26 AH51 AH53 AH73 JA07 JB19 JF05 JL02 JM05 JQ06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、一方の最外層に熱可塑性樹
    脂接着層を有し、他方の最外層に、装飾加工されたポリ
    ブチレンテレフタレート系樹脂層を有することを特徴と
    するインモールド加飾用フィルム。
  2. 【請求項2】 深絞り成形用であることを特徴とする請
    求項1記載のインモールド加飾用フィルム。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂接着層が、主としてゴム系
    樹脂からなることを特徴とする請求項1または2記載の
    インモールド加飾用フィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂接着層が、主として、スチ
    レン成分を含有するゴム系樹脂からなることを特徴とす
    る請求項1または2記載のインモールド加飾用フィル
    ム。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂接着層が、主としてスチレ
    ン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体からなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のインモールド加
    飾用フィルム。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂接着層の厚みが50〜50
    0μmであり、ポリブチレンテレフタレート系樹脂層の
    厚みが15〜100μmであることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか一項に記載のインモールド加飾用フ
    ィルム。
  7. 【請求項7】 曲げ弾性率(JIS K7127に準拠
    して測定)が、10000kg/cm2以下であること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のイ
    ンモールド加飾用フィルム。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂接着層及びポリブチレンテ
    レフタレート系樹脂層の、インモールド加飾用フィルム
    を構成する他層に対するそれぞれのT型剥離強度(JI
    S K6854に準拠して測定)が共に300g/15
    mm巾以上であることを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれか一項に記載のインモールド加飾用フィルム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    インモールド加飾用フィルムを、ポリブチレンテレフタ
    レート系樹脂層が最外層となるよう配置してなる成形
    体。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載
    のインモールド加飾用フィルムを、ポリブチレンテレフ
    タレート系樹脂層が最外層となるようインモールド加飾
    用射出成形機の金型内に配置し、予備成形を行わずに、
    射出成形用樹脂を射出して、前記インモールド加飾用フ
    ィルムと一体成形してなる請求項9記載の成形体。
  11. 【請求項11】 射出成形用樹脂がスチレン系樹脂であ
    ることを特徴とする請求項10記載の成形体。
  12. 【請求項12】 射出成形用樹脂がスチレン成分を含有
    するゴム系樹脂であることを特徴とする請求項10記載
    の成形体。
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