JPH10266610A - ホーク式立体格納装置 - Google Patents

ホーク式立体格納装置

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JPH10266610A
JPH10266610A JP10803197A JP10803197A JPH10266610A JP H10266610 A JPH10266610 A JP H10266610A JP 10803197 A JP10803197 A JP 10803197A JP 10803197 A JP10803197 A JP 10803197A JP H10266610 A JPH10266610 A JP H10266610A
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floor
lift
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fork
vehicle
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Hiroshi Suda
浩史 須田
Sakae Hara
栄 原
Hitoshi Yasuda
等 安田
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納塔の乗込場のホークの隙間を無くし通行
し易く床を形成する。 【解決手段】 ホークとホークのすれ違いにより格納物
を受け渡しする格納塔1において、格納物を搭載して横
行トレイ13に移載する昇降リフト2が、ホーク12a
を設けたホーク部材12と搬送するために昇降する吊下
げ部材19とに分離して、ホーク部材12は乗込場10
の乗込床8に嵌合させて隙間のない平面を形成させ、吊
下げ部材19は乗込床8をすれ違える構成とする。隙間
のない平面を形成した乗込床8は、移動することもでき
るので複数箇所に設置できる。また、ターンテーブル6
を搭載して格納物を方向転換させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホーク式立体格納
塔に格納物を入出庫するために乗り込み又は乗り出しす
る乗込場の床面に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のホーク式立体格納塔は、格納物を
入庫又は出庫のために乗り入れ乗り出しが行われている
乗込場がある。乗込場は、昇降リフトが格納物をホーク
で形成した載置台に搭載して、昇降空間に隣接する収納
室へ又は収納室から格納物を搬送するために上下動する
昇降リフトの一部である。昇降リフトは、各収納室に配
置された横行台車とすれ違い可能にしたホークを櫛状に
設けている。横行台車のホークは、昇降リフトと同様に
ホークを櫛状に設けて、昇降リフトのホークと干渉しな
いように互い違いに突出させている。
【0003】乗込場の床面は、昇降リフトのホークが干
渉しないようにすれ違い可能に間隙を設けている。この
床面の間隙は、格納物が乗り込み乗り出しをするときに
安全な通路にするため、昇降リフトを床面と同一高さに
して間隙を少なく形成させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乗込場の床
面のホークと昇降リフトのホークの突出方向が同一なら
ば一体の車路を形成することができるが、異なる方向で
は大きな間隔の床面を形成する。このような間隙では、
人が通行するのに注意を要するものであり、例えば女性
用のハイヒール等の履物によっては靴のかかとが間隙に
落ち込み通行しずらいという問題があった。
【0005】更に、ホーク式立体格納塔の利用者がその
間隙にコイン・キー等を落とすことがあるとピットPま
で落ちてしまい、落下物をひろうため格納装置の運転を
停止させてピット内に落下物を探しに行かなければなら
ず、時間と手間がかかると共に他の利用者を待たせる問
題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、昇降
リフトが上下動する昇降空間があり、その昇降空間に隣
接している収納室を複数段に設けて、収納室には格納物
を載置する横行トレイを配設して、昇降リフトの上下動
と横行トレイの横行移動によって格納物を入出庫可能に
するホーク式格納装置において、昇降空間を上下動する
吊り下げ部材を設け、吊り下げ部材と着脱可能に分離し
て格納物を搭載して搬送すると共に横行トレイと受け渡
し可能にしたホーク部材を設け、吊り下げ部材とホーク
部材とを係合させて一体にし、一対の昇降リフトを形成
する構成とする。
【0007】請求項2の発明は、ホーク式格納装置に格
納物を乗り入れる乗込場に配置された乗込床を昇降リフ
トが下降するとき分離して、吊り下げ部材をすれ違い可
能にし、ホーク部材を乗込床と係合可能に設ける構成と
する。
【0008】請求項3の発明は、乗込場の乗込床を移動
床として、昇降空間に隣接する左右又は前後の少なくと
も一方側に移動する構成とする。請求項4の発明は、乗
込場の乗込床を格納物を搭載して回転するターンテーブ
ル装置にする構成とする。
【0009】請求項1の構成では、ホーク式立体格納装
置に入出庫するために搬送する昇降リフトを上下動する
吊り下げ部材と格納物を搭載するホーク部材とを着脱可
能に分離することで、昇降リフトとすれ違うホーク間の
隙間を、分離したホーク部材と噛み合わせることで床面
を形成することができ、その床面を乗込場として昇降空
間以外の位置でも可能にできる。また、複数箇所の乗込
場を設けることもできる作用がある。
【0010】請求項2の構成では、昇降リフトを吊り下
げ部材とホーク部材とに分離させることで、乗込場の乗
込床を吊り下げ部材がすれ違い可能にしてホーク部材と
係合させることで、乗込床から吊り下げ部材を下降させ
た状態でもホークが噛み合って一体化した乗込床を形成
することができるため、乗込床を回転させても移動させ
てもホークが噛み合った状態の乗込床を形成することが
できる作用がある。
【0011】請求項3の構成では、吊り下げ部材がホー
ク部材を乗込床に係合させ、一体になった床面を移動さ
せることで乗込場の位置を自由に配置することができる
ため、配置上の設計変更が容易にできる作用がある。請
求項4の構成では、乗込場の乗込床をターンテーブル装
置とすることで、ホーク部材で一体に形成した平面を回
転させることができ、格納物の方向転換をする作用があ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、実
施例を図面で示し説明する。図1は、本発明を具体化し
た一実施例として格納塔1に入出庫する格納物を車両C
として説明する。格納塔1は、地上面GLの1階部を車
両Cが乗り込む乗込場10として備えられ、他の上部階
を車両Cが収納される収納室X・Yとして設けられ、最
上部に搬器である昇降リフト2を上下動させる昇降駆動
部5が配置されている。
【0013】乗込場10には、中央部の乗込床8の一部
に車両Cを方向転換するためのターンテーブル6が配置
してある。ターンテーブル6は、昇降リフト2を上下動
させることによりホーク間をすれ違って車両Cの受け渡
しが可能になる。昇降リフト2は、ターンテーブル6を
通り過ぎピットP内まで下降することで車両Cをターン
テーブル6に移載させることができ、また逆にターンテ
ーブル6を通り過ぎ上昇することでターンテーブル6か
ら昇降リフト2に移載することができる。乗込場10の
床面は、乗込床8として車両Cを乗り入れ易く、しかも
車両Cから乗降者が容易に通行出来るように平面状に形
成されている。
【0014】昇降リフト2は、四角形状の平面をもつ昇
降空間Eの四隅に立設されたガイドレール3に沿って、
昇降駆動部5の巻き上げ巻き戻しにより左右又は前後の
吊り下げ部材19の端部の4箇所が同期して上下動する
ものであり、その吊り下げ部材19には2分割のものと
4分割のものがあり、いずれも櫛歯状のホーク部材12
と係合して、格納物である車両Cを搭載して昇降可能に
している。
【0015】収納室X・Yは、昇降空間Eに隣接した位
置に複数段にわたって設けられている。各収納室X・Y
には、横行トレイ13が配置され昇降空間Eまでを往復
移動可能にして、ホーク部材12と受け渡しができるよ
うにホーク部材12と互い違いに突出させたホーク形状
にしてある。横行トレイ13は、車両Cを搭載可能にし
て、収納室X・Yと昇降空間Eに設けられている横行駆
動装置17により往復動することができる。
【0016】横行駆動装置17は、モータの回転・油圧
・エアー等によるシリンダの伸縮により横行させるか、
又はベルト・チェン・ローラの回転駆動による機構・ア
ームの腕・バッテリにより駆動するモータで自走運転さ
せる横行移動でもよいが、本実施例では駆動ローラ18
上に載置して駆動回転することにより横行トレイ13を
移動させることにする。
【0017】昇降駆動部5は、索状部材であるロープ・
チェン11に取り付けた昇降リフト2を吊り下げて、チ
ェン11を巻き上げることで昇降リフト2を搬器として
上昇させる。図2は、乗込場10を示し、ターンテーブ
ル6が昇降リフト2と噛合っている状態を示し、この状
態では平面状の乗込床8の一部を形成して車両Cの通行
又は乗降者の通路としても利用することができるが、タ
ーンテーブル6を回転させることができない。
【0018】ターンテーブル6を回転させるには、昇降
リフト2をターンテーブル6の下面を通り過ぎピットP
まで下降させることで可能にする。乗込床8は、格納塔
1の出入口9から内側又は外側にかけて面一の平面の床
を形成して、車両Cとか乗降者とかの通行をし易くして
いる。
【0019】この乗込床8は、出入口9を昇降リフト2
の長手方向と直角方向に設けた一実施例として説明して
いるが、昇降リフト2の長手方向と同方向に出入口9を
設けてたものでもよい。
【0020】図3は、昇降リフト2の吊り下げ部材19
がターンテーブル6の下面に位置し、乗込場10の乗込
床8と他の床の隙間を無くし安全な平面の通路を形成し
ている。ターンテーブル6は、方向を出入口9に向け、
車両Cの乗り込み・乗り出しを可能にして、ターンテー
ブル6の上面に昇降リフト2のホーク部材12を搭載し
て間隙を塞いだ円板状の平面としている。
【0021】昇降リフト2は、4分割した吊下げ部材1
9として、図6のように係合部4を突出させたもので、
長手方向に図5のホーク部材12を係合させることによ
り車両Cを搭載可能にしている。
【0022】図4は、ターンテーブル6が昇降リフト2
とすれ違い可能な状態を説明するためにホーク部材12
を取り除いた図である。ターンテーブル6には昇降リフ
ト2の係合部4がすれ違い可能な間隙を設け、ホーク部
材12が落ち込む凹部形状を備えたホーク載置台24を
設けている。ホーク部材12は、図5に示すような櫛歯
状にホークを突出させて、そのホーク上に車両Cのタイ
ヤを支持できるようにして、先端をターンテーブル6の
ホーク載置台24から位置ずれしないように係着する突
起の第3係合部4cを設けている。
【0023】昇降リフト2の吊り下げ部材19は図6に
示すように、ガイドレール3内に沿って上下動可能に案
内車輪20を4方向に支持して回転自在に軸着し、ホー
ク部材12の両端を支持できる係合部4を設けている。
係合部4は図7に示すようにホーク部材12の端部に嵌
合できるようにしてあり、ターンテーブル6のホーク載
置台24に落ち込んでいたホーク部材12に下方から吊
り下げ部材19を上昇させることで行われる。図7で
は、ホーク部材12に吊り下げ部材19を嵌め込む形状
であるが、逆に吊り下げ部材19を凹部にしてホーク部
材12を落とし込むでもよい。
【0024】図8に示す昇降リフト2は、2分割したも
のを示し、長手方向の吊り下げ部材19にホーク部材1
2が搭載されて一対に形成される。吊り下げ部材19
は、ホーク部材12を搭載して一体となることで格納物
を搬送可能にした昇降リフト2を形成する。
【0025】ホーク部材12は、第1係合部4aと第2
係合部4bを備えている。第1係合部4aは、図9に示
す吊り下げ部材19の係合部4に設けた透孔と、棒状の
部材を下方向に突出して備えたホーク部材12と係合す
る。第2係合部4bは、吊り下げ部材19がターンテー
ブル6を通り過ぎ側面を下降するときに、図9に示すタ
ーンテーブル6の透孔に図9のホーク部材12が係合し
て、ホーク部がターンテーブル6に備えられたホーク載
置台24の凹部に落ち込んで凹部と嵌合して搭載された
状態となり隙間の無い平面上を形成する。
【0026】ホーク部材12と係合したターンテーブル
6は、上面を凹凸の無い平面の通路7を形成して、図示
略の駆動部によりターン用車輪16がレール面16a上
を駆動回転して回転軸22を中心にして回転する。出入
口9方向に回転したターンテーブル6は、図10のよう
に車両Cの乗り入れを待つ状態になる。
【0027】次に、車両Cを図10の乗込場10に乗り
入れて入庫動作の説明をする。図示略の車両Cは、出入
口9から通路7を正面に備えられたミラー15で車両C
のタイヤ位置を確認しながら走行してターンテーブル6
上に停止する。停止位置については、前記ミラー15の
上部に備えられた表示画面14により車両Cの運転者が
車両Cを運転して前進・停止・後退等の指令を受け入庫
可能な位置に止めることができる。乗降者は、車両Cか
ら降り乗込場10の外側に出て、操作盤23により入庫
操作する。
【0028】入庫操作により車両Cは、ターンテーブル
6が90°回転すると、吊り下げ部材19が上昇して車
両Cを搭載しているホーク部材12と係合して一体の昇
降リフト2になり図11(車両図示略)に示すように昇
降空間Eを指定階より上方まで上昇する。指定階の横行
トレイ13は、昇降リフト2が同階より上方で停止した
ことを確認すると、横行トレイ13の長手方向の両端に
設けられた横行駆動装置17により昇降空間Eまで横行
する。
【0029】昇降リフト2は、横行トレイ13が昇降空
間Eの定められた位置に到達して停止すると、下降して
横行トレイ13のホークとホーク部材12のホークがす
れ違がって車両Cを横行トレイ13に受け渡す。車両C
を搭載した横行トレイ13は、前記横行駆動装置17に
より昇降空間Eから収納室X・Yに横行移動して戻るこ
とで入庫完了となる。
【0030】横行駆動装置17は、本実施例では複数個
の駆動ローラ18を一線上に軸着して、駆動ローラ18
により横行トレイ13を支持して駆動回転させること
で、収納室X・Yから昇降空間Eまでを往復移動する。
また、横行駆動装置17は駆動ローラ18に限定するも
のでなく、例えば駆動ローラ18と同位置に回転自在に
設けたローラに支持させ、横行トレイ13をシリンダ
(油圧・エアー)によって横行移動させてよいし、横行
トレイ13に駆動ローラを設けて横行移動させてもよ
い。更に、横行駆動装置17はコンベア・リニアーモー
タとかローラを挟持させて移動させる機構がある。
【0031】次に、出庫動作について説明すると、収納
室X・Yに収納されている車両Cは、横行トレイ13が
昇降空間Eに移動して昇降リフト2が上昇することで、
ホークとホークのすれ違いにより昇降リフト2に移載さ
れる。昇降リフト2は車両Cを受け取って横行トレイ1
3より上方で停止する。横行トレイ13は元の収納室X
・Yに戻り車両Cを搭載した昇降リフト2を下降可能に
する。
【0032】昇降リフト2は、地上面GLの乗込場10
まで下降して待機しているターンテーブル6を通り過ぎ
るとき、ホーク部材12と吊り下げ部材19を次のよう
に分離させることでターンテーブル6に車両Cを受け渡
すことができる。ホーク部材12はターンテーブル6に
車両Cを搭載した状態で係合して一体になり、吊り下げ
部材19はピット位置まで下降して停止する。
【0033】ターンテーブル6は、ホーク部材12と車
両Cを搭載した状態で回転し、車両Cの前部を出入口9
に向ける。ピット位置で停止していた吊下げ部材19
は、ターンテーブル6の回転停止とともにレール面16
aまで上昇して床面の隙間を塞ぐ。車両Cの乗降者は、
ホーク部材12で隙間を無くしたターンテーブル6の乗
込床8を通り、車両Cを運転して格納塔1から乗り出
し、出庫完了となる。
【0034】第2の実施例を説明すると、図12に示す
様に中央を昇降空間Eとして、その昇降空間Eに隣接す
る左右を車両Cの乗込場10として、入口9aと出口9
bを備えている。この乗込場10には、移動床21が配
設されてホーク部材12が係合された状態で隙間の無い
平面を形成している。移動床21は、吊下げ部材19と
すれ違い可能にしてあり、ホーク部材12が載置された
ときにホーク12aが移動床21上に嵌合して平面を形
成する。移動床21の移動は、長手方向の両端を乗込場
10に設けられた横行駆動装置17により乗込場10と
昇降空間Eとを往復動可能にする。
【0035】昇降空間Eには、昇降リフト2を昇降可能
に配置してあり、移動床21を昇降空間Eへ移動させ
て、その下方から上昇することでホーク部材12に係合
して一体の昇降リフト2となり、昇降して車両Cの入出
庫を可能にする。昇降リフト2は、ホーク部材12に搭
載した車両Cの重量による曲げモーメントに耐えるよう
にホーク12aと重合するホーク2aを突出させてい
る。昇降リフト2は、横行トレイ13とすれ違い可能に
してあり、収納室X・Yに入庫又は出庫することができ
る。
【0036】左右の乗込場10は、一方を入庫専用に他
方を出庫専用にしてもよいし、どちらでも使用可能にし
て空いているほうを利用するようにしてもよい。更に、
格納塔1を複列に立設して、移動床21を走行させて入
出庫させるようにしてもよい。
【0037】第3の実施例を図13で示し説明する。乗
込場10は昇降空間Eに隣接して配置された左右の2箇
所にあり、両位置にはそれぞれ出入口9が備えられてい
る。各乗込場10には、車両Cが乗り込む移動床21が
配設してある。移動床21は車両Cを入出庫するため
に、横行駆動装置17により乗込場10と昇降空間Eを
往復動する。移動床21にはターンテーブル6が設けら
れ、横行移動しながらターンテーブル6を回転させ、車
両Cの方向をすばやく転換させる。
【0038】入庫動作は、出入口9から車両Cが移動床
21上に乗り込んで、第2実施例と同様にターンテーブ
ル6付きの移動床21が昇降空間Eに横行移動すると、
ピットP内に待機していた吊り下げ部材19が上昇して
ターンテーブル6に搭載されているホーク部材12と係
合する。ホーク部材12と係合して一体になった吊り下
げ部材19は昇降リフト2となり、ホーク部材12のホ
ーク12aが車両Cのタイヤを支持して上昇する。
【0039】収納階の横行トレイ13は、昇降リフト2
が上方位置で停止すると、昇降空間Eまで横行移動す
る。昇降リフト2は、下降して横行トレイ13に車両C
を受け渡し乗込場10まで下降する。横行トレイ13
は、元の収納室X・Yに戻り入庫完了となる。
【0040】出庫について説明すると、収納階の横行ト
レイ13を昇降空間Eまで横行移動させ、昇降リフト2
を乗込場10から上昇させ、収納階を通り過ぎるときに
横行トレイ13から車両Cを受け取り、横行トレイ13
が収納室X・Yに戻ると、車両Cを搭載した昇降リフト
2が下降して、乗り込み位置の昇降空間Eで待機させた
移動床21に車両Cを搭載したホーク部材12が搭載さ
れる。
【0041】昇降リフト2は、移動床21に車両Cを搭
載したときに、吊り下げ部材19とホーク部材12とを
分離して、吊り下げ部材19をピットP内に下降し、ホ
ーク部材12を移動床21の間隙を塞ぎ床の一部として
平面状にする。車両Cを搭載した移動床21は、左右方
向の乗込場10に横行移動を始めると共に、搭載された
ターンテーブル6が横行駆動装置17と並設してあるト
ロリーレールと集電子の作用により駆動モータ(図示
略)が回転を始めることにより、移動床21が横行移動
しながらターンテーブル6を回転させる。この実施例で
は、回転を180°することになるが、出入口9方向に
よっては90゜方向でもよい。乗込場10では、移動床
21のターンテーブル6が出入口9方向に車両Cを向け
ると、車両Cの乗降者が運転して乗り出し出庫完了とな
る。
【0042】第4の実施例を出庫として説明すると、乗
込場10の地下方向にも収納室X・Yを設けたものでは
図12の乗込場10の移動床21が昇降空間Eに横行移
動して、ホーク部材12を吊り下げ部材19が下方から
上昇し係合して昇降リフト2となり、移動床21を元の
乗込場10に移動させ昇降空間Eを開口させる。
【0043】昇降リフト2は、下降して地下の指定階の
下方で停止し、収納室X・Yの横行トレイ13を昇降空
間Eに横行させると上昇し車両Cを昇降リフト2に移載
して乗込場10位置より上方で停止すると、前記移動床
21を昇降空間Eに移動させ、そのときに下降してホー
ク部材12と吊り下げ部材19と分離する。前記移動床
21は、車両Cを搭載したホーク部材12が搭載された
状態で乗込場10に戻り、出口9bから乗り出し出庫を
完了する。
【0044】図12と図13は、乗込場10で説明した
が、乗込場10に限定するものではなく、途中階に別塔
へ自走する階場を設けてたものでもよい。更に、移動床
21を走行台車として、複数の塔を走行して入出庫する
ようにしてもよい。また、吊り下げ部材19は、図9の
ようにガイドレール3間を剛性の高いもので連結してい
るが、帯板材・ワイヤ等でも吊り下げ部材19を固定で
きるものであればよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明では、昇降リフト2を吊
り下げ部材とホーク部材とに分離することができるた
め、ホーク部材に格納物を搭載した状態で吊り下げ部材
のみ昇降させることができるので、移動させることがで
きる床面を設けることができ、ホークの隙間を無くすこ
とができる床面を形成できる効果があり、人が安心して
通行することができるとともに、落下物を拾うのも容易
にできる。請求項2の発明では、ホーク部材を搭載して
平面上の床を形成することで、乗込場の乗込床として通
行し易い通路を形成することができ、複数のホーク部材
を配置すれば乗込場も複数の位置に配置することができ
る効果がある。
【0046】請求項3の発明では、乗込床を横行移動す
る移動床とすることで、乗込場の位置を移動可能になり
レイアウトが容易となり、効率のよい配置の設計ができ
る効果がある。請求項4の発明では、乗込床を回転させ
ることで格納物の方向転換が容易にでき、出入口の向き
を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したホーク式格納塔の縦断面
図。
【図2】昇降リフトとターンテーブルが同位置で噛合っ
た状態を示す乗込場の斜視図。
【図3】乗込場の乗り込み可能状態を示す平面図。
【図4】乗込場の昇降リフトが昇降可能状態でホーク部
材を取り除いた平面図。
【図5】ホーク部材を示す平面図。
【図6】吊り下げ部材を示す側面図。
【図7】ホーク部材と吊り下げ部材が係合した状態を示
す断面図。
【図8】乗込場のターンテーブル・ホーク部材と吊り下
げ部材を分離して示す側面図。
【図9】吊り下げ部材・ホーク部材とターンテーブルの
平面図。
【図10】乗込場の乗り込み状態を示す平面図。
【図11】横行トレイと昇降リフトの関係を示す平面
図。
【図12】第2実施例の移動床を配置した乗込場の平面
図。
【図13】第3実施例のターンテーブル付き移動床を配
置した乗込場の平面図。
【符号の説明】
1 格納塔 2 昇降リフト 3 ガイドレール 4 係合部 6 ターンテーブル 8 乗込床 12 ホーク部材 13 横行トレイ 19 吊り下げ部材 21 移動床 X 収納室 Y 収納室 E 昇降空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降リフトが上下動する昇降空間と、昇
    降空間に隣接する収納室を複数段に設け、収納室に格納
    物を載置する横行トレイを配設し、昇降リフトの上下動
    と横行トレイの横行移動により格納物を入出庫可能にし
    たホーク式格納装置において、昇降空間を上下動する吊
    り下げ部材と、吊り下げ部材と着脱可能に分離し格納物
    を搭載して横行トレイと受け渡し可能にしたホーク部材
    と、吊り下げ部材とホーク部材とが係合して一体になっ
    たとき一対の昇降リフトを形成することを特徴とするホ
    ーク式立体格納装置。
  2. 【請求項2】 昇降リフトは、吊り下げ部材を格納物を
    乗り入れる乗込場に配置された乗込床をすれ違い可能に
    し、吊り下げ部材がすれ違うときホーク部材を分離して
    乗込床に係合させることを特徴とする請求項1記載のホ
    ーク式立体格納装置。
  3. 【請求項3】 乗込床は、昇降空間に隣接する左右又は
    前後の少なくとも一方側に移動する移動床であることを
    特徴とする請求項2記載のホーク式立体格納装置。
  4. 【請求項4】 移動床は、格納物を搭載して回転するタ
    ーンテーブル装置を設けている請求項3記載のホーク式
    立体格納装置。
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