JPH10260609A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10260609A
JPH10260609A JP9066910A JP6691097A JPH10260609A JP H10260609 A JPH10260609 A JP H10260609A JP 9066910 A JP9066910 A JP 9066910A JP 6691097 A JP6691097 A JP 6691097A JP H10260609 A JPH10260609 A JP H10260609A
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Masaaki Oyama
正晃 大山
Mitsuaki Ono
充昭 小野
Seiji Chinzei
清司 鎮西
Katsumi Adachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は画像形成装置に関し、定着時におけ
る未定着のトナー像の乱れを防止して、高品質の画像を
記録可能とすることを目的とする。 【解決手段】 記録媒体の表面に転写されたトナー像
を、記録媒体を加圧して熱定着する少なくとも一対のロ
ーラからなる定着ユニットと、一対のローラを夫々記録
媒体に対して離接可能に支持する離接機構とを備え、離
接機構は、一対のローラの記録媒体への接触時に、各ロ
ーラを、記録媒体の表面に対して大略垂直に接触させた
後に、記録媒体が0°より大きな巻き付け角度で各ロー
ラの表面と接触するように制御するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に係
り、特に連続記録用紙等の記録媒体上に電子写真方式で
転写されたトナー像を定着する定着ユニットを有する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続記録用紙に画像記録を行う電
子写真方式のプリンタでは、1つの印刷動作(ジョブ)
が終了し、次のジョブが所定時間ない場合、最終行が印
刷された用紙部分は、プリンタ内の用紙搬送路内にあ
る。そこで、記録用紙を手動又は自動的に先送りして、
最終行が印刷された用紙部分がプリンタ外部まで排出
し、最終行が印刷された用紙部分以降で記録用紙をミシ
ン目に沿って切り取り可能とする。
【0003】しかし、この状態で次のジョブを開始する
と、前のジョブの印刷結果を取り出すために先送りした
量の記録用紙が先行する状態で印刷が開始される。この
ため、先送りした分だけ記録用紙が無駄となってしま
い、記録用紙の利用効率が悪い。そこで、従来、1つの
ジョブが終了して次のジョブが所定時間ない場合、上記
の如く記録用紙を先送りし、次のジョブが開始される前
に記録用紙を所定量戻す、所謂バックフィードを行って
いる。これにより、記録用紙の利用効率が向上する。
尚、バックフィードを行う際には、プロセスユニットの
感光体と記録用紙とを離間させておくと共に、定着ユニ
ットのローラと記録用紙とも離間させておく。
【0004】同様に、例えば第1及び第2のプロセスユ
ニットにより順次画像記録が行われるプリンタの場合、
1つのジョブが終了した時点では、記録された最終行が
記録用紙の搬送方向上第2のプロセスユニットより下流
側に位置する。従って、この状態で次のジョブが開始さ
れると、第1及び第2のプロセスユニット間の用紙部分
が無駄となる。このため、このような場合にも上記の如
きバックフィードを行うことが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如く第
1及び第2のプロセスユニットにより順次画像記録を行
うプリンタの場合、構成を簡単にするため1つの定着ユ
ニットを使用すると、この定着ユニットは記録用紙の搬
送方向上最も下流側に設けられた第2のプロセスユニッ
トよりも下流側に設けられる。このため、上記バックフ
ィードを行う際には、前のジョブにより記録用紙上に記
録された画像はまだ定着されていない。従って、次のジ
ョブの開始時に定着ユニットのローラと記録用紙とを接
触させると、接触のショックで未定着画像が乱される可
能性があった。未定着画像が乱されると、画像記録品質
が著しく低下してしまい、両方のジョブを再度行う必要
が生じてしまうので、プリンタの性能が著しく低下して
しまうという問題があった。更に、接触時のショックに
よる未定着画像の乱れは、特に記録用紙が定着ユニット
のローラに対してある巻き付け角度をもって巻き付けら
れている場合に顕著であった。
【0006】そこで、本発明は、定着時における未定着
のトナー像の乱れを防止して、高品質の画像を記録可能
な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、記録媒体の表面に転写されたトナー像を、該記
録媒体を加圧して熱定着する少なくとも一対のローラか
らなる定着ユニットと、該一対のローラを夫々該記録媒
体に対して離接可能に支持する離接機構とを備え、該離
接機構は、該一対のローラの該記録媒体への接触時に、
各ローラを、該記録媒体の表面に対して大略垂直に接触
させた後に、該記録媒体が0°より大きな巻き付け角度
で各ローラの表面と接触するように制御する画像形成装
置によって達成される。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記離接機構は、前記一対のローラの前記記録媒体
への接触時に、各ローラを、該記録媒体の表面に対して
大略垂直に接触させた後に、前記一対のローラの回転軸
を結ぶ仮想線が該記録媒体の表面に対して大略垂直な方
向から傾くように少なくとも1つのローラを傾ける傾け
機構を含む。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2におい
て、前記傾け機構は、各ローラを前記記録媒体の表面に
対して大略垂直に接触させた際の接触点を中心に前記少
なくとも1つのローラを傾ける。請求項4記載の発明で
は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記一対のロー
ラのうち、少なくとも一方はセミソフトローラである。
【0010】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかにおいて、前記巻き付け角度を可変設定する可
変手段を更に備える。請求項6記載の発明では、請求項
5において、前記可変手段は、前記記録媒体の厚さ及び
特性、前記トナー像を構成するトナーの種類及び付着量
のうち少なくとも1つの条件に応じて前記巻き付け角度
を可変設定する。
【0011】請求項7記載の発明では、請求項1〜6の
いずれかにおいて、前記記録媒体の厚さ及び特性、前記
トナー像を構成するトナーの種類及び付着量のうち少な
くとも1つの条件に応じて前記一対のローラのうち少な
くとも一方の発熱量を可変制御する制御手段を更に備え
る。請求項8記載の発明では、請求項1〜7のいずれか
において、前記トナー像が転写された前記記録媒体を、
前記定着ユニットの前段で予備加熱する予備加熱手段を
更に備える。
【0012】請求項9記載の発明では、請求項8におい
て、前記予備加熱手段は、一対の予備加熱ローラからな
り、前記記録媒体は0°より大きな巻き付け角度で各予
備加熱ローラの表面と接触する。請求項10記載の発明
では、請求項9において、前記記録媒体の各予備加熱ロ
ーラに対する巻き付け角度を可変設定する可変手段を更
に備える。
【0013】請求項11記載の発明では、請求項10に
おいて、前記定着ユニットに供給される前記記録媒体の
温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記可変手段
は該温度検出手段の検出温度に応じて前記記録媒体の各
予備加熱ローラに対する巻き付け角度を可変設定する。
請求項12記載の発明では、請求項9〜11のいずれか
において、前記加熱ローラの少なくとも一方の発熱量を
可変制御する制御手段を更に備える。
【0014】請求項13記載の発明では、請求項12に
おいて、前記定着ユニットに供給される前記記録媒体の
温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記制御手段
は該温度検出手段の検出温度に応じて前記加熱ローラの
少なくとも一方の発熱量を可変制御する。請求項14記
載の発明では、請求項9〜13のいずれかにおいて、前
記予備加熱手段の前段で前記記録媒体の特性、トナー付
着量又は温度を検出する手段と、検出された記録媒体の
特性、トナー付着量又は温度に基づいて、該記録媒体の
前記予備加熱ローラに対する巻き付け角度を補正する手
段とを更に備える。
【0015】請求項1、2及び3記載の発明によれば、
定着ユニットのローラが記録媒体と接触する際に、記録
媒体の表面が擦れることを防止して、トナー像が乱され
ないようにすることができる。請求項4及び5記載の発
明によれば、定着ユニットのローラが比較的小径であっ
ても、充分な定着エネルギーを確保して高速定着を行う
ことができる。
【0016】請求項6及び7記載の発明によれば、記録
条件に合わせて充分な定着エネルギーを確保することが
できる。請求項8、9、10及び12記載の発明によれ
ば、予備加熱を行うことにより定着ユニットで不足する
定着エネルギーを補足して、定着ユニットのローラが小
径であっても、充分な定着エネルギーを確保して高速定
着を行うことができ、画像形成装置も小型化可能であ
る。
【0017】請求項11及び13記載の発明によれば、
定着ユニットに供給される記録媒体の温度に合わせて最
適な予備加熱を行い、常に安定した定着を行うことがで
きる。請求項14記載の発明によれば、予備加熱される
記録媒体の特性、トナー付着量又は温度に応じて、巻き
付け角度を最適に補正することができる。
【0018】従って、本発明によれば、定着時における
未定着のトナー像の乱れを防止して、高品質の画像を記
録可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面と共
に説明する。
【0020】
【実施例】図1は、本発明になる画像形成装置の第1実
施例の概略構成を示す図である。本実施例では、本発明
が電子写真方式のプリンタに適用されている。図1に示
すプリンタ1は、大略電源2と、コントローラ3と、用
紙供給部4と、プロセス部5と、第1の離接機構6と、
定着ユニット7と、第2の離接機構17と、用紙分離部
8と、スタッカ9と、センサ10と、搬送トラクタ18
からなる。コントローラ3は、用紙供給部4、プロセス
部5、第1及び第2の離接機構6,17、定着ユニット
7、用紙分離部8、搬送トラクタ18等のプリンタ1内
の各部の動作を制御することで、プリンタ1の印刷動作
全体を制御する中央制御装置(CPU)及びCPUが実
行するプログラムやデータを格納するメモリ等からな
る。用紙供給部4は、記録媒体として連続記録用紙11
を、前処理機構(図示せず)から供給されて周知の手段
によりプリンタ1内に供給する。前処理機構は、所謂ホ
ッパであっても良く、ホッパはプリンタ1内に設けられ
ていても良い。プリンタ1内に供給された記録用紙11
は、搬送トラクタ18を含む周知の搬送手段(図示せ
ず)によりプリンタ1内の所定の搬送路12に沿って同
図中矢印で示す搬送方向へ搬送される。尚、後述するよ
うに、センサ10は必ずしも必要ではない。
【0021】プロセス部5は、コントローラ3の制御下
で、記録用紙11上に電子写真方式で画像を転写する1
又は複数のプロセスユニットからなる。第1の離接機構
6は、コントローラ3の制御下で、記録用紙11及び各
プロセスユニットの少なくとも一方を、記録用紙11と
各プロセスユニットとが互いに離間した離間状態と接触
する接触状態とに制御するソレノイドやエアポンプ等か
らなる。コントローラ3は、例えば内部タイマに基づい
て、第1の離接機構6を離間状態及び接触状態に制御す
るタイミングを決定する。
【0022】定着ユニット7は、コントローラ3の制御
下で、記録用紙11と接触して記録用紙11上に転写さ
れた画像を加圧して熱定着する。第2の離接機構17
は、コントローラ3の制御下で、記録用紙11及び定着
ユニット7のローラの少なくとも一方を、記録用紙11
と定着ユニット7のローラとが互いに離間した離間状態
と接触する接触状態とに制御するソレノイドやエアポン
プ等からなる。コントローラ3は、例えば内部タイマに
基づいて、第2の離接機構17を離間状態及び接触状態
に制御するタイミングを決定する。
【0023】分離部8は、コントローラ3の制御下で、
画像を形成された記録用紙11を後処理機構(図示せ
ず)へ供給するか、プリンタ1内のスタッカ9にスタッ
クする。記録用紙11には所定間隔でミシン目が入って
おり、このミシン目に沿って記録用紙11が相反する方
向に交互に折られることにより、記録用紙11が順次ス
タッカ9にスタックされる。
【0024】図2は、プロセスユニットの一実施例を示
す図である。本実施例では、説明の便宜上、プロセス部
5には図2に示すプロセスユニットが2個設けられてい
るものとする。これらの2個のプロセスユニットを、記
録用紙11の同じ面に画像を転写するように配置すれ
ば、2色印刷が可能となる。又、2個のプロセスユニッ
トを、夫々記録用紙11の異なる面に画像を転写するよ
うに配置すれば、両面印刷が可能となる。
【0025】図2に示すように、プロセスユニット20
は、大略前帯電器21と、露光部22と、現像部23
と、転写部24と、AC除電器25と、クリーナ部26
と、LED除電器27と、感光体28とからなる。本実
施例では、感光体28は感光ドラムからなる。印刷時に
は、感光体28を周知の手段により同図中矢印で示す時
計方向へ回転し、感光体28の表面を前帯電器21によ
り一様に帯電させる。露光部22は、記録用紙11に記
録するべき画像に応じたパターンを感光体28の表面に
露光して、静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像
部23により現像されて、トナー像とされる。
【0026】他方、記録用紙11は、周知の手段により
図2中矢印方向へ搬送される。これにより、感光体28
が回転する間に、搬送された記録用紙11上にはトナー
像が転写部24により転写される。このトナー像は、後
段に設けられた図1に示す定着ユニット7により定着さ
れる。トナー像が記録用紙11上に転写された後に感光
体28の表面に残留する残留トナーの電荷は、AC除電
器25により除去され、クリーナ部26のクリーニング
ブレードやブラシにより機械的に除去される。その後、
LED除電器27により、感光体28の表面の電位を初
期状態(例えば0V)に戻す。
【0027】図3は、第1実施例における定着動作を説
明する図である。図3において、定着ユニット7は、大
略定着ローラ31と、加圧ローラ32とからなる。記録
用紙11は、各ローラ31,32の外周面に巻き付け角
度θをもって巻き付けられている。巻き付け角度θと
は、各ローラ31,32が記録用紙11の表面と接触し
始める位置と、各ローラ31,32が記録用紙11の表
面から離間し始める位置とのなす角度である。例えば、
記録用紙11の印字面11aのみに画像記録が行う場
合、定着ローラ31には周知の加熱手段が設けられ、加
圧ローラ32には必ずしも加熱手段は必要ではない。
又、記録用紙1の両面に画像記録を行う場合、定着ロー
ラ31及び加圧ローラ32の両方に加熱手段が設けら
れ、両方のローラ31,32が定着・加圧ローラとして
使用される。
【0028】高速印刷を行うためには、安定した定着エ
ネルギーを得るために、各ローラが多少押し潰されて記
録用紙11と接触しているローラの周方向上の距離(所
謂ニップ幅)と、ローラの外径を夫々大きく設定する必
要がある。しかし、ニップ幅を大きくするためにローラ
を押し付け合わせる押圧力を大きくするには限界があ
り、押圧力をあまり大きくしすぎても、ローラの復元力
や記録用紙11の安定搬送等の面で問題が生じてしま
う。又、プリンタを小型化する要望が強い中、各ローラ
の外径を大きくするのにも限界がある。このため、従来
のように、対向する一対のローラを、記録用紙11の表
面に対して垂直方向に押圧し合う構成では、高速印刷に
対応するのに充分な定着エネルギーを得ることは難し
い。そこで、本実施例では、図3に示すように、記録用
紙11を各ローラ31,32の外周面に巻き付け角度θ
をもって巻き付けて、ニップ幅を大きく設定することに
より、予備加熱効果を得ることができ、高速印刷に対応
するのに充分な定着エネルギー及び定着効率が得られる
構成を取っている。
【0029】ところで、上記の如き記録用紙11のバッ
クフィードを行う際には、第2の離接機構17が作動し
てローラ31,32と記録用紙11とを接触状態から離
間状態に制御する。又、一定時間以上ジョブを行わない
場合にも、長時間記録用紙11が接触状態にあると、記
録用紙11の変形や変色も起こるので、同様にして第2
の離接機構17を作動してローラ31,32と記録用紙
11とを接触状態から離間状態に制御する。しかし、図
3に示すように、記録用紙11を各ローラ31,32の
外周面に巻き付け角度θをもって巻き付けている場合、
ローラ31,32が記録用紙11から離接する際に、記
録用紙11上の未定着のトナー像を擦ってトナー像を乱
す可能性がある。特に両面印刷の場合は、記録用紙11
上の未定着のトナー像を擦ってトナー像を乱す可能性が
高い。そこで、本実施例では、以下に説明する如き構成
により、トナー像の乱れを防止する。
【0030】次に、第2の離接機構17の第1実施例を
図4及び図5と共に説明する。図4は、第2の離接機構
17を含めた定着ユニット7の接触状態での平面図であ
り、図5は第2の離接機構17の動作を説明する要部の
側面図である。図4に示すように、定着ローラ31は、
一対の支持板35により回転可能に支持されており、加
圧ローラ32も、同様にして一対の支持板36により回
転可能に支持されている。又、支持板35は、軸37を
介して回動部材42に回動可能に支持され、支持板36
は、軸38を介して同じ回動部材42に回動可能に支持
されている。この回動部材42は、軸43を介してフレ
ーム47に回動可能に支持されている。モータ34は、
定着ローラ31の回転軸と連動しており、コントローラ
3の制御下で定着ローラ31を回転する。軸37,38
にはプーリが設けられており、ベルト38がこれらのプ
ーリに架け渡してある。モータ41は、コントローラ3
の制御下でベルト39を駆動することにより、軸37,
38を同方向に回動する。モータ44は、軸43と連動
しており、コントローラ3の制御下で回動部材42を回
動する。尚、モータ34は、定着ローラ31の代わりに
加圧ローラ32を回転する構成としても良いことは言う
までもない。
【0031】支持板35,36と、軸37,38と、回
動部材42と、軸43と、モータ41,44とは、第2
の離接機構17を構成する。離間状態では、ローラ3
1,32は図5(a)に示す状態にある。この離間状態
では、記録用紙11の表面に対して、定着ローラ31は
支持板35により軸37を中心に上方へ回動しており、
加圧ローラ32は支持板36により軸38を中心に下方
へ回動しており、両方のローラ31,32とも記録用紙
11から離間している。又、ローラ31,32の軸を結
ぶ仮想線は、記録用紙11の表面に垂直な仮想線に対し
て傾いている。
【0032】コントローラ3の制御下で第2の離接機構
17の接触動作が開始されると、先ずモータ41が駆動
され、支持板35,36が共に図5(a)中矢印で示す
ように時計方向へ回動する。この結果、定着ローラ31
及び加圧ローラ32は、図5(b)に示すように、記録
用紙11と接触し、記録用紙11を介して互いに押しつ
け合う。この状態では、ローラ31,32の軸を結ぶ仮
想線は、接触点(加圧点)において、記録用紙11の表
面に垂直な仮想線と略並行となる。
【0033】次に、モータ41は停止されてモータ44
が駆動され、回動部材42が軸43を中心に図5(b)
中矢印で示すように時計方向へ回動する。これにより、
定着ローラ31及び加圧ローラ32は、図5(c)に示
すように、記録用紙1に対する加圧点を略中心として、
記録用紙11を介して互いの外周面に沿って回動し、記
録用紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ32外周面
に巻き付け角度θをもって巻き付けられて、接触状態と
なり、モータ44も停止される。
【0034】このように、ローラ31,32の軸を結ぶ
仮想線は、図5(a)に示す位置から軸43を略中心と
して時計方向へ回動し、図5(b)に示す位置では、加
圧点において、記録用紙11の表面に垂直な仮想線と略
並行となる。更に、ローラ31,32の軸を結ぶ仮想線
は、図5(b)に示す位置から軸43を略中心として時
計方向へ回動するが、図5(c)に示す位置でも加圧点
において、記録用紙11の表面に垂直な仮想線と略並行
である。つまり、定着ローラ31及び加圧ローラ32
は、記録用紙11の表面に対して略垂直に加圧した後に
記録用紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ32外周
面に巻き付け角度θをもって巻き付けられるように駆動
される。又、記録用紙11が定着ローラ31及び加圧ロ
ーラ32外周面に巻き付けられる際の記録用紙11の移
動量は小さいので、記録用紙11に与えるストレスは非
常に小さい。このため、定着ローラ31及び加圧ローラ
32が記録用紙11の表面と接触する際に、記録用紙1
1上の未定着のトナー像を擦ってトナー像を乱す可能性
が大幅に低減できる。
【0035】第2の離接機構17の離間動作は、上記接
触動作と逆の順番行われる。これにより、図5(c)に
示す接触状態から、図5(b)に示す状態を介して、図
5(a)に示す離間状態が得られる。離間動作の場合
も、上記と同様の理由で、定着ローラ31及び加圧ロー
ラ32が記録用紙11の表面と離間する際に、記録用紙
11上にたとえ未定着のトナー像が存在しても、記録用
紙11を擦ってトナー像を乱す可能性が大幅に低減でき
る。
【0036】尚、モータ34は、コントローラ3の制御
下で、第2の離接機構17の動作状態等に応じて駆動す
れば良い。好ましくは、速度が0の場合を含む、定着ロ
ーラ31の周速度と記録用紙11の搬送速度とが略一致
する状態で第2の離接機構の接触動作及び離間動作が開
始される。次に、第2の離接機構17の第2実施例を図
6及び図7と共に説明する。図6は、第2の離接機構1
7を含めた定着ユニット7の接触状態での平面図であ
り、図7は第2の離接機構17の動作を説明する要部の
側面図である。図6及び図7において、図4及び図5と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0037】図6に示すように、フレーム47等に固定
されたリンク51には支持部材52が軸55を介して連
結され、支持部材52には支持部材53が軸56を介し
て連結されている。軸55は、支持部材52の長穴と係
合している。支持部材52の略中央部分には、定着ロー
ラ31が回転可能に支持され、支持部材53の先端部分
には、加圧ローラ32が回転可能に支持されている。
【0038】リンク51と、支持部材52,53と、軸
55,56と、モータ57,58とは、第2の離接機構
17を構成する。離間状態では、ローラ31,32は図
7(a)に示す状態にある。この離間状態では、記録用
紙11の表面に対して、定着ローラ31は支持部材52
により軸55を中心に垂直状態より多少反時計方向へ回
動した位置にあり、加圧ローラ32は支持部材53によ
り軸56を中心に水平方向より多少反時計方向へ回動し
た位置にあり、両方のローラ31,32とも記録用紙1
1から離間している。又、ローラ31,32の軸を結ぶ
仮想線は、記録用紙11の表面に垂直な仮想線に対して
略並行である。
【0039】コントローラ3の制御下で第2の離接機構
17の接触動作が開始されると、先ずモータ57が駆動
され、支持部材53が図7(a)中矢印で示すように時
計方向へ回動する。この結果、定着ローラ31及び加圧
ローラ32は、図7(b)に示すように、記録用紙11
と接触し、記録用紙11を介して互いに押しつけ合う。
この状態でも、ローラ31,32の軸を結ぶ仮想線は、
加圧点において、記録用紙11の表面に垂直な仮想線と
略並行である。
【0040】次に、モータ57が停止され、モータ58
が駆動され、支持部材52が図7(b)中矢印で示すよ
うに時計方向へ回動する。これにより、定着ローラ31
及び加圧ローラ32は、図7(c)に示すように、記録
用紙11を介して互いの外周面に沿って回動し、記録用
紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ32外周面に巻
き付け角度θをもって巻き付けられて、接触状態とな
り、モータ58も停止される。
【0041】このように、ローラ31,32の軸を結ぶ
仮想線は、図5(a),(b)に示す位置から時計方向
へ回動するが、図5(c)に示す位置でも、加圧点にお
いて、記録用紙11の表面に垂直な仮想線と略並行であ
る。つまり、定着ローラ31及び加圧ローラ32は、記
録用紙11の表面に対して略垂直に加圧した後に記録用
紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ32外周面に巻
き付け角度θをもって巻き付けられるように駆動され
る。又、記録用紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ
32外周面に巻き付けられる際の記録用紙11の移動量
は小さいので、記録用紙11に与えるストレスは非常に
小さい。このため、定着ローラ31及び加圧ローラ32
が記録用紙11の表面と接触する際に、記録用紙11上
の未定着のトナー像を擦ってトナー像を乱す可能性が大
幅に低減できる。
【0042】第2の離接機構17の離間動作は、上記接
触動作と逆の順番行われる。これにより、図7(c)に
示す接触状態から、図7(b)に示す状態を介して、図
7(a)に示す離間状態が得られる。離間動作の場合
も、上記と同様の理由で、定着ローラ31及び加圧ロー
ラ32が記録用紙11の表面と離間する際に、記録用紙
11上にたとえ未定着のトナー像が存在しても、記録用
紙11を擦ってトナー像を乱す可能性が大幅に低減でき
る。
【0043】次に、第2の離接機構17の第3実施例を
図8及び図9と共に説明する。図8は、第2の離接機構
17を含めた定着ユニット7の接触状態での平面図であ
り、図9は第2の離接機構17の動作を説明する要部の
側面図である。図8及び図9において、図4及び図5と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図
8に示すように、支持部材61は軸62を介してフレー
ム47に回動可能に支持されている。支持部材61の先
端部分には、加圧ローラ32が回転可能に支持されてい
る。他方、定着ローラ31は、フレーム47に回転可能
に支持されている。
【0044】支持部材61と、軸62と、モータ64と
は、第2の離接機構17を構成する。離間状態では、ロ
ーラ31,32は図9(a)に示す状態にある。この離
間状態では、記録用紙11の表面に対して、加圧ローラ
32は支持部材61により軸62を中心に水平方向より
多少反時計方向へ回動した位置にあり、両方のローラ3
1,32とも記録用紙11から離間している。又、ロー
ラ31,32の軸を結ぶ仮想線は、記録用紙11の表面
に垂直な仮想線に対して傾いている。
【0045】コントローラ3の制御下で第2の離接機構
17の接触動作が開始されると、先ずモータ64が駆動
され、支持部材61が図9(a)中矢印で示すように時
計方向へ回動する。この結果、定着ローラ31及び加圧
ローラ32は、図9(b)に示すように、記録用紙11
と接触し、記録用紙11を介して互いに押しつけ合う。
これにより、定着ローラ31及び加圧ローラ32は、図
9(b)に示すように、記録用紙11を介して互いの外
周面に沿って回動し、記録用紙11が定着ローラ31及
び加圧ローラ32外周面に巻き付け角度θをもって巻き
付けられて、接触状態となり、モータ64も停止され
る。この状態では、ローラ31,32の軸を結ぶ仮想線
は、加圧点において、記録用紙11の表面に垂直な仮想
線と略並行である。
【0046】このように、ローラ31,32の軸を結ぶ
仮想線は、図9(a)に示す位置から時計方向へ回動
し、図9(b)に示す位置では、加圧点において、記録
用紙11の表面に垂直な仮想線と略並行となる。つま
り、定着ローラ31及び加圧ローラ32は、記録用紙1
1の表面に対して略垂直に加圧した後に記録用紙11が
定着ローラ31及び加圧ローラ32外周面に巻き付け角
度θをもって巻き付けられるように駆動される。又、記
録用紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ32外周面
に巻き付けられる際の記録用紙11の移動量は小さいの
で、記録用紙11に与えるストレスは非常に小さい。
又、加圧ローラ32が記録用紙11を持ち上げる際に
は、記録用紙11は上流側の搬送手段により固定されて
おり、上流側での記録用紙11のずれは生じない。この
ため、定着ローラ31及び加圧ローラ32が記録用紙1
1の表面と接触する際に、記録用紙11上の未定着のト
ナー像を擦ってトナー像を乱す可能性が大幅に低減でき
る。
【0047】第2の離接機構17の離間動作は、上記接
触動作と逆の順番行われる。これにより、図9(b)に
示す接触状態から、図9(a)に示す離間状態が得られ
る。離間動作の場合も、上記と同様の理由で、定着ロー
ラ31及び加圧ローラ32が記録用紙11の表面と離間
する際に、記録用紙11上にたとえ未定着のトナー像が
存在しても、記録用紙11を擦ってトナー像を乱す可能
性が大幅に低減できる。
【0048】次に、第2の離接機構17の第4実施例を
図10及び図11と共に説明する。図10は、第2の離
接機構17を含めた定着ユニット7の接触状態での平面
図であり、図11は第2の離接機構17の動作を説明す
る要部の側面図である。図10及び図11において、図
8及び図9と同一部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。
【0049】図10に示すように、支持部材66は軸6
8を介してフレーム47に回動可能に支持されている。
支持部材66の先端部分には、テンションローラ67が
回転可能に支持されている。定着ローラ31は、フレー
ム47に回転可能に支持されており、加圧ローラ32
は、支持部材61に回転可能に支持されている。支持部
材61と、テンションアーム66と、軸62,68と、
テンションローラ67と、モータ64,69とは、第2
の離接機構17を構成する。
【0050】離間状態では、ローラ31,32は図11
(a)に示す状態にある。この離間状態では、記録用紙
11の表面に対して、加圧ローラ32は支持部材61に
より軸62を中心に水平方向より多少反時計方向へ回動
した位置にあり、両方のローラ31,32とも記録用紙
11から離間している。又、ローラ31,32の軸を結
ぶ仮想線は、記録用紙11の表面に垂直な仮想線に対し
て傾いている。更に、テンションローラ67は、記録用
紙11から離間した位置にある。
【0051】コントローラ3の制御下で第2の離接機構
17の接触動作が開始されると、先ずモータ69が駆動
され、テンションアーム66が図11(a)中矢印で示
すように反時計方向へ回動する。この結果、テンション
ローラ67は記録用紙と接触し、図11(b)に示すよ
うに、記録用紙11を水平状態から上方へ持ち上げる。
テンションローラ67は、既に定着処理を施された記録
用紙11の面と接するので、接触時にトナー像を乱すこ
とはない。
【0052】次に、モータ64が駆動され、支持部材6
1が図11(a)中矢印で示すように時計方向へ回動す
る。この結果、定着ローラ31及び加圧ローラ32は、
図11(c)に示すように、記録用紙11と接触し、記
録用紙11を介して互いに押しつけ合う。これにより、
定着ローラ31及び加圧ローラ32は、図11(c)に
示すように、記録用紙11を介して互いの外周面に沿っ
て回動し、記録用紙11が定着ローラ31及び加圧ロー
ラ32外周面に巻き付け角度θをもって巻き付けられ
て、接触状態となり、モータ69及びモータ64が停止
される。モータ69の停止により、テンションアーム6
6は図11(c)に示すように、図11(a)と同じ退
避位置へ戻る。この図11(c)に示す状態では、ロー
ラ31,32の軸を結ぶ仮想線は、加圧点において、記
録用紙11の表面に垂直な仮想線と略並行である。
【0053】このように、ローラ31,32の軸を結ぶ
仮想線は、図11(a),(b)に示す位置から時計方
向へ回動し、図11(c)に示す位置では、加圧点にお
いて、記録用紙11の表面に垂直な仮想線と略並行とな
る。つまり、定着ローラ31及び加圧ローラ32は、記
録用紙11の表面に対して略垂直に加圧した後に記録用
紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ32外周面に巻
き付け角度θをもって巻き付けられるように駆動され
る。又、記録用紙11が定着ローラ31及び加圧ローラ
32外周面に巻き付けられる際の記録用紙11の移動量
は小さいので、記録用紙11に与えるストレスは非常に
小さい。又、テンションローラ67が記録用紙11を持
ち上げる際には、記録用紙11は上流側の搬送手段によ
り固定されており、上流側での記録用紙11のずれは生
じない。このため、定着ローラ31及び加圧ローラ32
が記録用紙11の表面と接触する際に、記録用紙11上
の未定着のトナー像を擦ってトナー像を乱す可能性が大
幅に低減できる。
【0054】第2の離接機構17の離間動作は、上記接
触動作と逆の順番行われる。これにより、図11(c)
に示す接触状態から、図11(b)に示す状態を介し
て、図11(a)に示す離間状態が得られる。離間動作
の場合も、上記と同様の理由で、定着ローラ31及び加
圧ローラ32が記録用紙11の表面と離間する際に、記
録用紙11上にたとえ未定着のトナー像が存在しても、
記録用紙11を擦ってトナー像を乱す可能性が大幅に低
減できる。
【0055】ところで、定着ローラ31は、ハードロー
ラであっても、ハードローラとソフトローラとの中間体
であるセミソフトローラであっても良い。セミソフトロ
ーラは、例えばアルミ製の芯材に中間部材のシリコンゴ
ムを被せ、シリコンゴムの上にPFAチュービングを施
した構造を有する。同様にして、圧接ローラ32も、ハ
ードローラであっても、セミソフトローラであっても良
い。定着ローラ31及び圧接ローラ32をハードローラ
又はセミソフトローラを使用するかは、片面印刷、両面
印刷、単色印刷又は多色印刷を行うか、使用する記録用
紙11の厚さの範囲等に基づいて選択することが望まし
い。尚、図示は省略するが、少なくとも定着ローラ31
内には周知の加熱手段(1又は複数のヒータ、ハロゲン
ランプ等)が設けられており、好ましくは、圧接ローラ
32内にも同様の加熱手段が設けられている。
【0056】次に、本発明になる画像形成装置の第2実
施例を図12と共に説明する。画像形成装置の基本構成
は、図1に示す第1実施例の基本構成と同じであるた
め、その図示及び説明は省略する。図12は、第2実施
例における定着ユニット7及びその周辺部の構成を示す
図である。第2の離接機構17自体は、説明の便宜上、
図4及び図5に示す第2の離接機構17の第1実施例を
使用するものとする。
【0057】本実施例では、定着ローラ31及び圧接ロ
ーラ32を支持するフレーム47を図5(c)に示す如
く回動する際に、回動角度を可変設定することで、定着
ローラ31及び加圧ローラ32外周面に巻き付ける記録
用紙11の巻き付け角度θを可変設定する。具体的に
は、コントローラ3に入力される制御情報に基づいて、
モータ44の駆動時間を可変制御する。これにより、使
用する記録用紙11の厚さや特性、記録用紙11上に転
写されている未定着のトナー像を構成するトナーの種類
や量等に応じて、巻き付け角度θを最適な値に設定する
ことができる。巻き付け角度θは、例えば0°より大き
く、且つ、約90°以下の値に設定される。
【0058】次に、画素形成装置の第2実施例の第1変
形例を説明する。本変形例では、使用する記録用紙11
の厚さや特性、記録用紙11上に転写されている未定着
のトナー像を構成するトナーの種類や量の条件のうち少
なくとも1つを検出して、検出条件に応じて上記巻き付
け角度θを自動的に設定する。本変形例では、図1に示
すセンサ10を使用する。
【0059】センサ10は、記録用紙11の厚さや特性
等を検出する場合は、例えば光学的センサやマイクロス
イッチ等からなる。光学的センサの場合、センサ10は
記録用紙11の非印字領域又は記録用紙11がない場合
は搬送路12を透過する光の強度を検出することで、記
録用紙11の厚さや特性を検出する。例えば、記録用紙
11がない場合はセンサ10の出力信号は5V、記録用
紙11が薄紙の場合はセンサ10の出力信号は3.0
V、記録用紙11が厚紙の場合はセンサ10の出力信号
は1.8Vとなる。センサ10の出力信号は、コントロ
ーラ3に供給される。コントローラ3は、センサ10の
出力信号から記録用紙11の厚さや特性等を認識できる
ので、センサ10の出力信号に基づいてモータ44の駆
動時間を自動的に可変制御する。これにより、使用する
記録用紙11の厚さや特性等に応じて、巻き付け角度θ
を最適な値に自動的に設定することができる。
【0060】又、光学的センサの場合、センサ10は記
録用紙11の印字領域を透過又は反射する光の強度を検
出することで、記録用紙11上に転写されている未定着
のトナー像を構成するトナーの種類や量を検出すること
もできる。例えば反射光を検出する場合、記録用紙11
がない場合はセンサ10の出力信号は0V、単色印刷の
場合のように記録用紙11上のトナー付着量が少ない場
合はセンサ10の出力信号は1.8V、多色印刷の場合
のように記録用紙11上のトナー付着量が多い場合はセ
ンサ10の出力信号は3.0Vとなる。センサ10の出
力信号は、コントローラ3に供給される。コントローラ
3は、センサ10の出力信号から記録用紙11上に転写
されている未定着のトナー像を構成するトナーの種類や
量等を認識できるので、センサ10の出力信号に基づい
てモータ44の駆動時間を自動的に可変制御する。これ
により、記録用紙11上に転写されている未定着のトナ
ー像を構成するトナーの種類や量等、即ち、プリンタの
印刷モードに応じて、巻き付け角度θを最適な値に自動
的に設定することができる。
【0061】尚、センサ10は、使用する記録用紙11
の厚さや特性等の用紙条件と、記録用紙11上に転写さ
れている未定着のトナー像を構成するトナーの種類や量
等のトナー条件との両方を検出する1又は複数のセンサ
から構成されていても良い。この場合、コントローラ3
は、センサ3の出力信号に基づいて、記録用紙11の厚
さや特性、記録用紙11上に転写されている未定着のト
ナー像を構成するトナーの種類や量等を全て考慮して、
モータ44の駆動時間を自動的に可変制御することで、
巻き付け角度θを最適な値に自動的に設定することがで
きる。
【0062】図13は、記録用紙11の厚さや特性等を
含む用紙条件、記録用紙11上に転写されている未定着
のトナー像を構成するトナーの種類や量等を含むトナー
条件、定着ローラ31の加熱手段及び圧接ローラ32の
加熱手段のオン/オフ、及びコントローラ3により可変
制御される巻き付け角度θとの関係をこの第1変形例に
ついて示すタイムチャートである。一例として、記録用
紙11が厚紙の場合は135kgの圧接力が必要であ
り、薄紙の場合は55kgの圧接力が必要であるものと
する。又、記録用紙11上のトナー量が多い場合はトナ
ーの膜厚が約40μmであり、トナー量が少ない場合は
トナーの膜厚が約10μmであるものとする。
【0063】センサ10が用紙条件を検出する場合に
は、記録用紙11の厚さ等を検出できる位置であれば、
センサ10の配置は特に限定されない。他方、センサ1
0がトナー条件を検出する場合には、プロセス部5より
下流側で、且つ、定着ユニット7の上流側にセンサ10
を配置することが望ましい。次に、画素形成装置の第2
実施例の第2変形例を説明する。本変形例では、使用す
る記録用紙11の厚さや特性、記録用紙11上に転写さ
れている未定着のトナー像を構成するトナーの種類や量
の条件のうち少なくとも1つを検出して、検出条件に応
じて定着ローラ31の加熱手段及び圧接ローラ32の加
熱手段のうち少なくとも一方を自動的に設定する。本変
形例でも、図1に示すセンサ10を使用する。
【0064】センサ10は、上記第1変形例の場合と同
様のものを使用できる。本変形例では、コントローラ3
は、センサ10の出力信号に基づいて加熱手段の発熱量
を自動的に可変制御する。これにより、用紙条件及びト
ナー条件のうち少なくとも一方に応じて、発熱量を最適
な値に自動的に設定することができる。従って、用紙又
はトナー条件に合わせて、最適な定着効率を得ることが
できる。
【0065】更に、上記第1変形例と第2変形例とを組
み合わせても良い。図14は、記録用紙11の厚さや特
性等を含む用紙条件、記録用紙11上に転写されている
未定着のトナー像を構成するトナーの種類や量等を含む
トナー条件、定着ローラ31の加熱手段を構成する3本
のヒータのオン/オフ、及びコントローラ3により可変
制御される巻き付け角度θとの関係を第1変形例及び第
2変形例の組み合わせについて示すタイムチャートであ
る。一例として、記録用紙11が厚紙の場合は135k
gの圧接力が必要であり、薄紙の場合は55kgの圧接
力が必要であるものとする。又、記録用紙11上のトナ
ー量が多い場合はトナーの膜厚が約40μmであり、ト
ナー量が少ない場合はトナーの膜厚が約10μmである
ものとする。更に、説明の便宜上、圧接ローラ32は加
熱手段を有さないが、或いは、発熱量が一定であるもの
とする。
【0066】次に、本発明になる画像形成装置の第3実
施例を説明する。使用する定着ユニット内のローラの各
加熱手段の発熱量に制約がある場合、定着ユニットのサ
イズ、特に、定着ユニット内のローラの外径に制約があ
る場合、特定の記録用紙を使用する場合や多色印刷を行
う場合等には、定着ユニットにおいて必要な定着エネル
ギーが得られない場合もあり得る。そこで、本実施例で
は、定着ユニットにおいて不足する定着エネルギー分
を、定着ユニットの上流側に予備加熱ユニットを設ける
ことで補う。
【0067】図15は、画像形成装置の第3実施例の概
略構成を示す図である。同図中、図1と同一部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。図15に示すよう
に、本実施例では、定着ユニット7の上流側に、予備加
熱ユニット71が設けられ、第3の離接機構72が予備
加熱ユニット71に対して設けられている。これらの予
備加熱ユニット71及び第3の離接機構72も、定着ユ
ニット7及び第2の離接機構17と同様に、コントロー
ラ3により制御される。又、センサ群74が予備加熱ユ
ニット71の上流側に、センサ75が定着ユニット7の
上流側に、夫々設けられている。センサ群74及びセン
サ75の出力信号は、コントローラ3に供給される。
【0068】尚、予備加熱ユニット71は、従来の定着
ユニットのように、中心軸を結んだ仮想線が記録用紙1
1の表面に対して略垂直な一対の予備加熱ローラからな
る構成でも良いが、上記各実施例と共に説明したよう
に、0°より大きな巻き付け角度θ1を設けた方が定着
効率が良いため、本実施例では説明の便宜上、予備加熱
ユニット71も0°より大きな巻き付け角度θ1を設け
るものとして説明する。
【0069】図16は、定着ユニット7で使用するロー
ラ31,32の外径が80mm以下であり、得られるニ
ップ幅が限定されている場合に、定着ユニット7におい
て良好な定着が行われるために必要となる、定着ユニッ
ト7に供給される記録用紙11の進入温度とニップ幅と
の関係を示す図である。ここでは、記録用紙11は厚さ
0.19mmのはがきであり、記録用紙11の搬送速度
は500mm/secであり、記録用紙11上のトナー
膜厚は片面に15μmで合計トナー膜厚が30μmとな
る全面の両面印刷を行うものとする。
【0070】図16中、矢印で示すように、定着ユニッ
ト7におけるニップ幅が例えば8.8mmと限定されて
いる場合、定着ユニット7に供給される記録用紙11の
進入温度は100°Cであれば良い。図17は、記録用
紙11上の合計トナー膜厚と定着ユニット7の定着ロー
ラ31で必要な熱量との関係を示す図である。この場
合、圧接ローラ32には加熱手段が設けられていないも
のとする。定着ユニット7に供給される記録用紙11の
進入温度が20°Cの場合は、予備加熱ユニット71が
設けられていない場合に対応する。
【0071】図17からわかるように、上記の条件下で
はがきに全面の両面印刷を行う場合、予備加熱ユニット
71により記録用紙11を予備加熱して進入温度を10
0°Cにすれば、定着ユニット7で必要な熱量は約20
00Wとなる。他方、予備加熱ユニット71を設けず、
進入温度が20°Cの場合に定着ユニット7で必要な熱
量は、約4300Wである。従って、予備加熱ユニット
71を設けることで、定着ユニット7で必要な熱量を約
半分以下に抑さえることができる。これにより、予備加
熱ユニット71を設けることが、定着ユニット7で得ら
れる発熱量がユニットサイズ等により限定されている場
合や、定着ユニット7内での発熱量が大きすぎるために
ローラ31,32に生じる劣化を防止して定着ユニット
7の寿命を延ばしたい場合等に、非常に効果的であるこ
とがわかる。
【0072】図18は、定着ユニット7に供給する記録
用紙11の進入温度を100°Cにするために、120
°Cに加熱された予備加熱ユニット71の予備加熱ロー
ラを、記録用紙11とどれだけの時間接触させる必要が
あるかを示す図である。図18からわかるように、必要
な接触時間は、記録用紙11が厚さ0.09mmの普通
紙(以下、PCC用紙と言う)の場合には0.35se
cであり、記録用紙11が厚さ0.19mmのはがきの
場合には0.65secである。
【0073】予備加熱ユニット71内の予備加熱ローラ
の本数をn、記録用紙11の予備加熱ローラ1本当りの
巻き付け角度をθ1°、予備加熱ローラの外径をdm
m、記録用紙11の搬送速度をvmm/secとする
と、上記接触時間はt=n・(θ1/360)・(π・
d/v)secで表される。そこで、n=4、d=80
mm、v=500mm/secとすると、巻き付け角度
θ1はPPC用紙の場合にはθ1=63°となり、はが
きの場合にはθ1=116°となる。従って、予備加熱
ユニット71における記録用紙11の予備加熱ローラへ
の巻き付け角度θ1を制御することで、定着ユニット7
に供給される記録用紙11の進入温度を例えば100°
Cに安定して制御することができる。尚、巻き付け角度
θ1の制御自体は、上記の定着ユニット7における巻き
付け角度θの制御と同様に行えば良い。
【0074】ところで、記録用紙11上に転写されるト
ナー像を構成するトナーの量は、印刷する画像に応じて
異なり、転写時の記録用紙11の温度上昇の割合は一定
ではない。このため、定着ユニット7に供給される記録
用紙11の進入温度は、厳密には常に変化している。こ
の様な進入温度の変化は、予備加熱ユニット71の上流
側での記録用紙11の温度変化や、記録用紙11に含ま
れる水分(含水率)によっても生じる。
【0075】そこで、本実施例では、定着ユニット7の
上流側で予備加熱ユニット71の下流側に設けられたセ
ンサ75により記録用紙11の進入温度を検出する。セ
ンサ75の出力信号はコントローラ3に入力されるの
で、コントローラ2は検出された進入温度に基づいて、
予備加熱ユニット71における巻き付け角度θ1を自動
的に制御する。例えば、検出された進入温度が100°
Cより低い場合には、コントローラ3は巻き付け角度θ
1を大きくするように第3の離接機構72を制御し、進
入温度が100°Cより高い場合には、コントローラ3
は巻き付け角度θ1を小さくするように第3の離接機構
72を制御する制御信号を自動的に出力する。これによ
り、定着ユニット7に供給される記録用紙11の進入温
度は常に一定に保たれ、定着画像の定着性や光沢が変化
しない良好な画像印刷を行うことができる。
【0076】次に、第3実施例の第1変形例を説明す
る。本変形例では、予備加熱ユニット71における記録
用紙11の予備加熱ローラに対する巻き付け角度θ1は
一定に保ち、記録用紙11の厚さや特性等に応じて予備
加熱ローラの発熱量、即ち、予備加熱温度を制御する。
この場合、センサ群74は、上記第2実施例で使用した
センサ10の如きセンサを含む。これにより、コントロ
ーラ3は、センサ群74内のセンサ10からの出力信号
に基づいて、記録用紙11の厚さや特性等を認識するこ
とができる。そして、コントローラ3は、認識された記
録用紙11の厚さや特性等に基づいて、予備加熱ユニッ
ト71内の予備加熱ローラの温度を制御する。
【0077】図19は、上記第3実施例の場合と同様の
条件下で、記録用紙11の温度と予備加熱ローラとの接
触時間との関係を示す図である。記録用紙11の予備加
熱ローラに対する巻き付け角度θ1=116°であり、
接触時間が0.65secであるものとすると、コント
ローラ3はPPC用紙が検出された場合は予備加熱ロー
ラの温度を104°Cに制御し、はがきが検出された場
合は予備加熱ローラの温度を120°Cに制御する。
【0078】次に、第3実施例の第2変形例を説明す
る。本変形例では、予備加熱ユニット71の上流側での
記録用紙11の温度に応じて、予備加熱ユニット71に
おける記録用紙11の予備加熱ローラに対する巻き付け
角度θ1を補正する。この場合、センサ群74は、上記
センサ10に加え、放射温度センサをも含む。これによ
り、コントローラ3は、センサ群74内のセンサ10の
出力信号及び放射温度センサからの出力信号に基づい
て、記録用紙11の厚さ及び予備加熱ユニット71の上
流側における記録用紙11の温度を認識することができ
る。そして、コントローラ3は、認識された記録用紙1
1の厚さ及び温度に基づいて、予備加熱ユニット71に
おける巻き付け角度θ1を補正する。
【0079】表1は、予備加熱ユニット71の上流側に
おける記録用紙11の温度と、巻き付け角度θ1の補正
量との関係を、記録用紙11がはがきとPCC用紙の場
合について示す。例えば、コントローラ3のメモリに
は、このような関係を示すROMテーブルが格納されて
おり、コントローラ3はROMテーブルを参照すること
で予備加熱ユニット71における巻き付け角度θ1を補
正する。
【0080】
【表1】
【0081】次に、第3実施例の第3変形例を説明す
る。本変形例では、予備加熱ユニット71の上流側での
記録用紙11の含水率に応じて、予備加熱ユニット71
における記録用紙11の予備加熱ローラに対する巻き付
け角度θ1を補正する。この場合、センサ群74は、上
記センサ10に加え、含水率センサをも含む。これによ
り、コントローラ3は、センサ群74内のセンサ10の
出力信号及び含水率センサからの出力信号に基づいて、
記録用紙11の厚さ及び予備加熱ユニット71の上流側
における記録用紙11の含水率を認識することができ
る。そして、コントローラ3は、認識された記録用紙1
1の厚さ及び含水率に基づいて、予備加熱ユニット71
における巻き付け角度θ1を補正する。
【0082】表2は、予備加熱ユニット71の上流側に
おける記録用紙11の含水率と、巻き付け角度θ1の補
正量との関係を、記録用紙11がはがきとPCC用紙の
場合について示す。例えば、コントローラ3のメモリに
は、このような関係を示すROMテーブルが格納されて
おり、コントローラ3はROMテーブルを参照すること
で予備加熱ユニット71における巻き付け角度θ1を補
正する。
【0083】
【表2】
【0084】次に、第3実施例の第4変形例を説明す
る。本変形例では、予備加熱ユニット71の上流側での
記録用紙11上のトナー付着量に応じて、予備加熱ユニ
ット71における記録用紙11の予備加熱ローラに対す
る巻き付け角度θ1を補正する。この場合、センサ群7
4は、記録用紙11上のトナー付着量を検出するセンサ
10を含む。これにより、コントローラ3は、センサ群
74内のセンサ10の出力信号に基づいて、予備加熱ユ
ニット71の上流側における記録用紙11上のトナー付
着量を認識することができる。そして、コントローラ3
は、認識されたトナー付着量に基づいて、予備加熱ユニ
ット71における巻き付け角度θ1を補正する。
【0085】尚、記録用紙11上のトナー付着量は、単
位面積当りの印刷データのドット率に比例する。このた
め、コントローラ3は、入力された印刷情報に基づい
て、ドット率からトナー付着量を計算する構成を取って
も良い。この場合、トナー付着量を検出するセンサ10
は不要となる。表3は、予備加熱ユニット71の上流側
における記録用紙11上のトナー付着量(ドット率)
と、巻き付け角度θ1の補正量との関係を示す。例え
ば、コントローラ3のメモリには、このような関係を示
すROMテーブルが格納されており、コントローラ3は
ROMテーブルを参照することで予備加熱ユニット71
における巻き付け角度θ1を補正する。
【0086】
【表3】
【0087】図20は、上記第3実施例及びその第1〜
第4変形例において、予備加熱ユニット71が4本の予
備加熱ローラ710−1〜710−4を有する場合を示
す図である。この場合、予備加熱ローラ710−1,7
10−2からなる組と、予備加熱ローラ710−3,7
10−4からなる組とでは、各組の回転軸を結ぶ仮想線
が互いに記録用紙11の搬送方向(同図中、水平方向)
に対して反対方向に傾いている。
【0088】尚、予備加熱ユニット71の発熱量を制御
する方法としては、上記組の一方又は両方を記録用紙1
1に対して接触状態とする方法もある。図21は、上記
第3実施例及びその第1〜第4変形例において、予備加
熱ユニット71がN本の予備加熱ローラ710−1〜7
10−Nを有する場合を示す図である。この場合、予備
加熱ユニット71における巻き付け角度θ1の合計値
は、記録用紙11と接触状態とする予備加熱ローラの数
により制御することで、予備加熱ユニット71の発熱量
を制御することもできる。
【0089】以上、本発明を実施例及び変形例により説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であること
は言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】請求項1、2及び3記載の発明によれ
ば、定着ユニットのローラが記録媒体と接触する際に、
記録媒体の表面が擦れることを防止して、トナー像が乱
されないようにすることができる。請求項4及び5記載
の発明によれば、定着ユニットのローラが比較的小径で
あっても、充分な定着エネルギーを確保して高速定着を
行うことができる。
【0091】請求項6及び7記載の発明によれば、記録
条件に合わせて充分な定着エネルギーを確保することが
できる。請求項8、9、10及び12記載の発明によれ
ば、予備加熱を行うことにより定着ユニットで不足する
定着エネルギーを補足して、定着ユニットのローラが小
径であっても、充分な定着エネルギーを確保して高速定
着を行うことができ、画像形成装置も小型化可能であ
る。
【0092】請求項11及び13記載の発明によれば、
定着ユニットに供給される記録媒体の温度に合わせて最
適な予備加熱を行い、常に安定した定着を行うことがで
きる。請求項14記載の発明によれば、予備加熱される
記録媒体の特性、トナー付着量又は温度に応じて、巻き
付け角度を最適に補正することができる。
【0093】従って、本発明によれば、定着時における
未定着のトナー像の乱れを防止して、高品質の画像を記
録可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる画像形成装置の第1実施例の概略
構成を示す図である。
【図2】プロセスユニットの一実施例を示す図である。
【図3】第1実施例における定着動作を説明する図であ
る。
【図4】第2の離接機構の第1実施例を含めた定着ユニ
ットの接触状態での平面図である。
【図5】第2の離接機構の第1実施例の動作を説明する
要部の側面図である。
【図6】第2の離接機構の第2実施例を含めた定着ユニ
ットの接触状態での平面図である。
【図7】第2の離接機構の第2実施例の動作を説明する
要部の側面図である。
【図8】第2の離接機構の第3実施例を含めた定着ユニ
ットの接触状態での平面図である。
【図9】第2の離接機構の第3実施例の動作を説明する
要部の側面図である。
【図10】第2の離接機構の第4実施例を含めた定着ユ
ニットの接触状態での平面図である。
【図11】第2の離接機構の第4実施例の動作を説明す
る要部の側面図である。
【図12】本発明になる画像形成装置の第2実施例にお
ける定着ユニット及びその周辺部の構成を示す図であ
る。
【図13】用紙条件、トナー条件、加熱手段のオン/オ
フ及び巻き付け角度θとの関係を第2実施例の第1変形
例について示すタイムチャートである。
【図14】用紙条件、トナー条件、ヒータのオン/オフ
及び巻き付け角度θとの関係を第2実施例の第1変形例
及び第2変形例の組み合わせについて示すタイムチャー
トである。
【図15】本発明になる画像形成装置の第3実施例の概
略構成を示す図である。
【図16】定着ユニットに供給される記録用紙の進入温
度とニップ幅との関係を示す図である。
【図17】記録用紙上の合計トナー膜厚と定着ユニット
の定着ローラで必要な熱量との関係を示す図である。
【図18】定着ユニットへの進入温度を100°Cにす
るために、120°Cに加熱された予備加熱ローラを記
録用紙とどれだけの時間接触させる必要があるかを示す
図である。
【図19】第3実施例の場合と同様の条件下で、記録用
紙の温度と予備加熱ローラとの接触時間との関係を示す
図である。
【図20】第3実施例及びその第1〜第4変形例におい
て、予備加熱ユニットが4本の予備加熱ローラを有する
場合を示す図である。
【図21】第3実施例及びその第1〜第4変形例におい
て、予備加熱ユニットがN本の予備加熱ローラを有する
場合を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 電源 3 コントローラ 4 用紙供給部 5 プロセス部 6 第1の離接機構 7 定着ユニット 8 用紙分離部 9 スタッカ 10 センサ 11 記録用紙 12 搬送路 17 第2の離接機構 18 搬送トラクタ 20 プロセスユニット 21 前帯電器 22 露光部 23 現像部 24 転写部 25 AC除電器 26 クリーナ部 27 LED除電器 31 定着ローラ 32 圧接ローラ 71 予備加熱ユニット71 74 センサ群 75 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 敏正 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大山 正晃 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小野 充昭 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 鎮西 清司 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 足立 克己 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の表面に転写されたトナー像
    を、該記録媒体を加圧して熱定着する少なくとも一対の
    ローラからなる定着ユニットと、 該一対のローラを夫々該記録媒体に対して離接可能に支
    持する離接機構とを備え、 該離接機構は、該一対のローラの該記録媒体への接触時
    に、各ローラを、該記録媒体の表面に対して大略垂直に
    接触させた後に、該記録媒体が0°より大きな巻き付け
    角度で各ローラの表面と接触するように制御する、画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記離接機構は、前記一対のローラの前
    記記録媒体への接触時に、各ローラを、該記録媒体の表
    面に対して大略垂直に接触させた後に、前記一対のロー
    ラの回転軸を結ぶ仮想線が該記録媒体の表面に対して大
    略垂直な方向から傾くように少なくとも1つのローラを
    傾ける傾け機構を含む、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記傾け機構は、各ローラを前記記録媒
    体の表面に対して大略垂直に接触させた際の接触点を中
    心に前記少なくとも1つのローラを傾ける、請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記一対のローラのうち、少なくとも一
    方はセミソフトローラである、請求項1〜3のいずれか
    1項記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記巻き付け角度を可変設定する可変手
    段を更に備えた、請求項1〜4のいずれか1項記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記可変手段は、前記記録媒体の厚さ及
    び特性、前記トナー像を構成するトナーの種類及び付着
    量のうち少なくとも1つの条件に応じて前記巻き付け角
    度を可変設定する、請求項5記載の画素形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体の厚さ及び特性、前記トナ
    ー像を構成するトナーの種類及び付着量のうち少なくと
    も1つの条件に応じて前記一対のローラのうち少なくと
    も一方の発熱量を可変制御する制御手段を更に備えた、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記トナー像が転写された前記記録媒体
    を、前記定着ユニットの前段で予備加熱する予備加熱手
    段を更に備えた、請求項1〜7のいずれか1項記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記予備加熱手段は、一対の予備加熱ロ
    ーラからなり、前記記録媒体は0°より大きな巻き付け
    角度で各予備加熱ローラの表面と接触する、請求項8記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体の各予備加熱ローラに対
    する巻き付け角度を可変設定する可変手段を更に備え
    た、請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記定着ユニットに供給される前記記
    録媒体の温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記
    可変手段は該温度検出手段の検出温度に応じて前記記録
    媒体の各予備加熱ローラに対する巻き付け角度を可変設
    定する、請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱ローラの少なくとも一方の発
    熱量を可変制御する制御手段を更に備えた、請求項9〜
    11のいずれか1項記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記定着ユニットに供給される前記記
    録媒体の温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記
    制御手段は該温度検出手段の検出温度に応じて前記加熱
    ローラの少なくとも一方の発熱量を可変制御する、請求
    項12記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記予備加熱手段の前段で前記記録媒
    体の特性、トナー付着量又は温度を検出する手段と、 検出された記録媒体の特性、トナー付着量又は温度に基
    づいて、該記録媒体の前記予備加熱ローラに対する巻き
    付け角度を補正する手段とを更に備えた、請求項9〜1
    3のいずれか1項記載の画像形成装置。
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