JPH10240885A - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ

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JPH10240885A
JPH10240885A JP9045594A JP4559497A JPH10240885A JP H10240885 A JPH10240885 A JP H10240885A JP 9045594 A JP9045594 A JP 9045594A JP 4559497 A JP4559497 A JP 4559497A JP H10240885 A JPH10240885 A JP H10240885A
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card
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Hajime Oki
元 大木
Hiromi Onodera
博美 小野寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から侵入したコイン等の異物を容易に除
去し、また安定したカード搬送ができるカードリーダを
提供することを目的とする。 【解決手段】 異物除去空間33の開口部32のカード
挿入口側エッジ34を通路31から離れる方向に斜めに
形成したり、カード挿入口側エッジ34を通路から離れ
る方向に曲面にする、および前記異物除去空間33の開
口部32のカード挿入口側エッジ34周辺の通路上側面
に凹部もしくは開口部35を形成することにより外部か
らのコインなどの異物39を通路31から除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードおよび
磁気カード等のカードに情報を記録したり、読み取りを
行うカードリーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードの利用分野が拡大して
きており、それに伴いICカードリーダ装置に対して
は、コイン等の異物が挿入されたときに簡単に回収でき
る機能を有することが要求されてきた。
【0003】以下、従来のカードリーダ、特にICカー
ドリーダの構成について図面を参照しながら説明する。
【0004】図13は従来のICカードリーダの内部構
成を示す説明図である。図13に示すように、モータ2
の回転は、ベルト14によりプーリー10および搬送ベ
ルト3よりなるカード搬送手段に伝達される。ICカー
ド1は、搬送ベルト3と挿入口18側の押さえローラ
(図示せず)に挟まれ、モータ2の回転に応じて図中矢
印の方向に搬送される。搬送と同時にICカード1上の
磁気情報を磁気ヘッド(図示せず)で読み取る。そのま
まICカード1が搬送され続けると、ICカード1がフ
ック7を押し、またフック7は接点ホルダ6に取り付け
られているため、フック7と接点ホルダ6とがICカー
ド1と共に移動する。
【0005】接点ホルダ6には、左右各2個の突起16
が設けられており、この突起16がICカードリーダ本
体20に斜めに固定して設けられたガイド溝15に挿入
されている。従って、接点ホルダ6はこのガイド溝15
に沿って斜め方向にのみ移動可能である。検出手段4に
よりICカード1が情報の読み出し/書き込み可能な所
定位置まで搬送されたことを検出し、モータ2の回転を
止めてICカード1を停止させる。ICカード1に対し
て情報の読み出し/書き込みを行うためのバネ性を有す
る接点(図示せず)は、接点ホルダ6に保持されてお
り、ICカード1が情報の読み出し/書き込み可能な所
定位置に停止したとき、接点とICカード1上のIC端
子12は、接触状態にあり電気的に接続されることとな
る。
【0006】なお、図面上、ガイド溝15は接点ホルダ
6に設けられているかのように見受けられるが、説明上
やむを得ずこのように記載したものであり、ガイド溝1
5はカードリーダ本体20側にある。
【0007】情報の読み出し/書き込みが正常に終了し
た場合は、ICカード1を図中矢印と逆方向に搬送し、
挿入口18より排出する。このとき戻しバネ8の力で接
点ホルダ6は初期状態に戻る。
【0008】また、ICカード1の挿入される通路31
の本体フレーム19の下側でかつ本体フレーム19の中
央部付近に、カード挿入口18から入ってきたコイン等
の異物を排除させるための切り欠きによる異物除去空間
33を設けている。そして、ICカード1が挿入される
本体フレーム19の通路31にコイン等の異物が挿入口
18から押し入れられたとき、異物は挿入口18付近で
留まるが、さらに押し入れられると前記通路31から排
出させるために異物除去空間の開口部32へ到達し、前
記異物除去空間33の開口部32から除去される。な
お、開口部32のエッジ40aおよび40bは前記通路
31から離れる方向に垂直に設けらている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のICカードリーダでは、前記開口部32のカ
ード挿入口側エッジ40a及び挿入口と反対側のエッジ
40bをICカード1の挿入される通路31に対して垂
直方向に設けているために、コイン等の異物が挿入口1
8から侵入してきたとき、前記異物は前記異物除去空間
33の開口部32のエッジ40aに引っかかりやすく、
前記異物をカード通路31内から除去できないという問
題があり、これは異物が厚く大きい場合には顕著であっ
た。
【0010】また、ICカード1が挿入されて搬送され
たとき、ICカード1の端面が前記異物除去空間の開口
部のエッジ40bに引っかかりICカード1が停止した
り、これによってカード搬送と同時に行っているICカ
ード1上の磁気情報の読み取りに影響を及ぼすという問
題もあった。これは、長手方向に反ったカードにおいて
顕著であった。
【0011】また、厚みの大きいコイン等の異物が侵入
したときに、前記開口部32から確実に排除できず、本
体フレーム19の後方に設けられているIC接点機構を
破壊したり、異物を取り出せなくなる問題があった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するもので、異
物などを容易に除去することのできるカードリーダおよ
び安定したカード搬送ができるカードリーダを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1のカードリーダは、カードの挿入される
通路と、前記通路の下側面に設けられた異物除去空間と
を備え、前記異物除去空間の開口部のカード挿入口側エ
ッジを前記通路から離れる方向に斜めに設けたものであ
る。
【0014】また、本発明の第2のカードリーダは、カ
ードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けられ
た異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部の
カード挿入口側エッジを前記通路から離れる方向に曲面
で構成したものである。
【0015】また、本発明の第3のカードリーダは、前
記曲面をカード挿入口から離れるに従って徐々に曲率半
径が小さくなるような曲面としたものである。
【0016】また、本発明の第4のカードリーダは、開
口部のカード挿入口側エッジに、斜めもしくは曲面に連
続した延長片を備えたものである。
【0017】また、本発明の第5のカードリーダは、カ
ードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けられ
た異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部の
カード挿入口側エッジ周辺の前記通路上側面に凹部もし
くは開口部を備えたものである。
【0018】また、本発明の第6のカードリーダは、第
5のカードリーダで備えられている凹部もしくは開口部
により作られた空間の最も高い部分が少なくとも前記異
物除去空間のカード挿入口側エッジよりも前記カード挿
入口側に位置するものである。
【0019】また、本発明の第7のカードリーダは、カ
ードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けられ
た異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部の
カード挿入口側と反対側エッジを前記通路から離れる方
向に斜めに設けたものである。
【0020】また、本発明の第8のカードリーダは、カ
ードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けられ
た異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部の
カード挿入口側とは反対側エッジを前記通路から離れる
方向に曲面で構成したものである。
【0021】また、本発明の第9のカードリーダは、カ
ードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けられ
た異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部の
カード挿入口側とは反対側エッジをカード挿入方向に対
して斜めにもしくは湾曲して設けたものである。
【0022】また、本発明の第10のカードリーダは、
カードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けら
れた異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部
のカード挿入口側エッジおよびその反対側エッジの双方
をカード挿入方向に対して斜めにもしくは湾曲して形成
するとともに、前記カードの挿入に際して少なくとも上
記いずれかのエッジに前記カードがかかるように形成し
たものである。
【0023】
【発明の実施の形態】上記構成により本発明の第1のカ
ードリーダは、異物除去空間の開口部のカード挿入口側
エッジを前記通路から離れる方向に斜めに設けることに
より、挿入されたコイン等の異物がエッジから落ちる際
に、異物がエッジを支点に急激に立ち上がり通路の上側
面に引っかかることがなく、スムーズに異物除去空間に
移動することができる。
【0024】また、本発明の第2のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジを前記通路
から離れる方向に曲面で構成したので、挿入されたコイ
ン等の異物がエッジから落ちる際に、異物が徐々に傾き
を変えて異物除去空間に落ちていくため、通路の上側面
に引っかかることがなく、スムーズに異物除去空間に移
動することができる。
【0025】また、本発明の第3のカードリーダは、カ
ード挿入口から離れるにしたがって徐々に曲率半径が小
さくなるように曲面を構成しているので、異物が通路の
上側面に引っかかることがないとともに、より短い距離
で異物を異物除去空間に移動させることができる。
【0026】また、本発明の第4のカードリーダは、開
口部のカード挿入口側エッジに、斜めもしくは曲面に連
続した延長片を備えているので、上記第1〜第3のカー
ドリーダが有する効果をより確実に発揮できる。
【0027】また、本発明の第5のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジ周辺の通路
上側面に凹部もしくは開口部を設けることにより、挿入
されたコイン等の異物がエッジから落ちる際に、異物の
後端(挿入口側端)が通路の上側面に引っかかることが
なく、スムーズに異物除去空間に移動することができ
る。
【0028】また、本発明の第6のカードリーダは、凹
部もしくは開口部により作られた空間の最も高い部分が
少なくとも異物除去空間のカード挿入口側エッジよりも
カード挿入口側に位置するので、異物がエッジから落ち
る際にその後端が最も高く位置する部分に凹部もしくは
開口部を設けることとなり、より一層の効果がある。
【0029】また、本発明の第7のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジとは反対側
のエッジを通路から離れる方向に斜めに設けたので、ま
た本発明の第8のカードリーダは同様に曲面で構成した
ので、カードの先端が開口部に引っかかることがなく、
スムーズな挿入が可能となる。
【0030】また、本発明の第9のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジとは反対側
エッジをカード挿入方向に対して斜めにもしくは湾曲し
て設けたので、カードの先端が開口部に引っかかること
がなく、スムーズな挿入が可能となる。
【0031】また、本発明の第10のカードリーダは、
カードの挿入に際してカードが少なくともいずれかのエ
ッジにかかるよう構成したので、カードの先端が開口部
に引っかかることがなく、スムーズな挿入が可能とな
る。
【0032】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0033】なお、以下のすべての実施の形態ではIC
カードリーダを用いて説明するが、本発明はICカード
リーダに限定されるものではなく、磁気カードリーダ
等、その他のカードリーダに適用し得ることは言うまで
もない。
【0034】図1は本発明の第1の実施の形態における
カードリーダの内部構成を示す断面図、図2は同カード
リーダにおける異物侵入時の動作を示す第1の要部説明
図、図3は同第2の要部説明図、図4は同第3の要部説
明図、図5は同第4の要部説明図、図6は本発明の第1
の実施の形態のカードリーダにおけるカード搬入時の要
部説明図、図7は同カードリーダの挿入口とは反対側エ
ッジの他の例を示す要部断面図である。
【0035】以上の図において、1はICカードであ
り、カードリーダ本体20のカード挿入口18から挿入
され、カード通路31を搬送される。なお、カード通路
31の内実際にICカード1が通る部分を搬送路と呼
ぶ。2はモータであり、ベルト14によって一方のプー
リー10に回転駆動力を伝達している。3は搬送ベルト
であり、2つのプーリー10に接触し、ICカード1を
搬送する。4は検出手段であり、ICカード1が情報の
読み出し/書き込み可能な所定位置に搬送されたことを
検出する。
【0036】6は接点ホルダであり、ICカード1との
電気的接点(図示せず)が取り付けられて情報の読み出
し/書き込みを行う。なお、接点ホルダ6は接点ホルダ
6を所定位置へ復帰させるホルダ戻しバネ8を介してカ
ードリーダ本体20に取り付られる(取り付け部分は省
略)とともに、カードリーダ本体20に設けられたガイ
ド溝15に、接点ホルダ6に設けられた突起16を挿入
することによって、移動可能に保持されている。したが
って、この移動方向は上記ガイド溝15に沿った方向と
なっている。なお、図面上、ガイド溝15は接点ホルダ
6に設けられているかのように見受けられるが、説明上
やむを得ずこのように記載したものであり、ガイド溝1
5はカードリーダ本体20側にある。
【0037】7はフックであり、軸13によって回動自
在に接点ホルダ6に取り付けられており、かつ、フック
戻しバネ9によって接点ホルダ6と略同一平面となるよ
う取り付けられているが、以下で説明するようにフック
規制部材17に規制された際やICカード1により押圧
された際には、接点ホルダ6の平面よりもカード通路3
1側に突出するよう構成されている。12はICカード
1上の端子である。また、説明の便宜上図示していない
が、挿入口18付近の通路31の下側にはICカード1
を押さえる押さえローラが取り付けられている。
【0038】以下、その動作の概略について説明する。
図1に示すように、モータ2の回転は、ベルト14によ
りプーリー10および搬送ベルト3よりなるカード搬送
手段に伝達される。ICカード1は、搬送ベルト3と押
さえローラ(図示せず)に挟まれ、モータ2の回転に応
じて図中矢印の方向に搬送される。ICカード1が搬送
し始めるとカード上の磁気情報が入っているカード上の
面と同方向に設けている磁気ヘッド18により読み取
る。そのままICカード1が搬送され続けると、ICカ
ード1がフック7を押し、またフック7は接点ホルダ6
に取り付けられているため、フック7と接点ホルダ6と
がICカード1と共に移動する。
【0039】接点ホルダ6には、左右各2個の突起16
が設けられており、この突起16がICカードリーダ本
体20に斜めに固定して設けられたガイド溝15に挿入
されている。従って、接点ホルダ6はこのガイド溝15
に沿って斜め方向にのみ移動可能である。検出手段4に
よりICカード1が情報の読み出し/書き込み可能な所
定位置まで搬送されたことを検出し、モータ2の回転を
止めてICカード1を停止させる。カードに対して情報
の読み出し/書き込みを行うためのバネ性を有する接点
は、接点ホルダ6に保持されており、ICカード1が情
報の読み出し/書き込み可能な所定位置に停止したと
き、接点とICカード1上のIC端子12は、接触状態
にあり電気的に接続されることとなる。
【0040】次に、図2〜図5を用いてコイン等の異物
39がICカードリーダ20に侵入してきた場合の除去
される動作について説明する。図2は初期状態を示して
いる。このカードリーダにカード挿入される通路31内
の本体フレーム19の上側面と下側面間の空間の高さ
2.5mmに近い厚み(2.0mm)を持った比較的大
きいコインなどの異物39が挿入口18から挿入される
と、異物39はICカード1が挿入される通路31に侵
入し、前記通路31の下側面に設けられた異物除去空間
33の開口部32のカード挿入口側エッジ33に到達す
る(図3参照)。引き続いて、異物39は図3の位置よ
りさらに通路31に沿って挿入され、異物39の先端
(カード挿入される通路31の奥側)が矢印Aの方向に
前記異物除去空間33の開口部32のカード挿入口側エ
ッジ34の一端34aを支点として自重で回転する(図
4参照)。前記異物除去空間33の開口部32のカード
挿入口側エッジ34は前記通路31から離れる方向に斜
めにプラスチック材料や金属などの材料で形成した面を
有しており、これに沿って、異物39がすべり落ち除去
される(図5参照)。
【0041】また、ICカード1の挿入される通路31
の異物除去空間33の開口部32のカード挿入口側エッ
ジ34周辺の通路31上の上側面に開口部35を設ける
ことにより、異物39の挿入口側に位置する端が通路3
1の上側面に接触してひっかかることがなくなり、異物
が矢印Aの方向に回転しやすくなっている。これによっ
て異物39が前記斜めに設けた面に沿いやすくなり、除
去しやすくなる。特に異物除去空間33の開口部32と
同程度の大きさまた厚さのコインなどの異物39に対し
ても除去しやすくなる。
【0042】このように、異物除去空間33の開口部3
2のカード挿入口側エッジ34を前記通路31から離れ
る方向に斜めに設けることにより、挿入されたコイン等
の異物39がエッジから落ちる際に、異物39が通路3
1の上側面に引っかかることがなく、スムーズに異物除
去空間33に移動することができる。
【0043】なお、本実施の形態においては、通路上側
面に開口部35を設けたが開口部35に代えて、凹部を
設けてもよい。
【0044】また、本実施の形態においては、異物除去
空間33の開口部32のカード挿入口側とは反対側のエ
ッジ38を通路31から離れる方向に斜めに形成してい
るために、ICカード1が挿入口18から挿入され、通
路31を通過し開口部32の挿入口18とは反対側のエ
ッジ38に突入しながら移動するときに、この斜めの面
に沿ってICカード1が通路31へ押し戻されながら移
動し(図6参照)、安定した搬送が得られる。このよう
に、本実施の形態では、ICカード1が反対側のエッジ
38に引っかかることなく、カード上の磁気情報の読み
取りにも悪影響を与えない構成となっている。
【0045】なお、図7に示すように、開口部32の挿
入口18とは反対側のエッジ38を曲面で構成しても同
様の効果がある。
【0046】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図8は、本発明の第2の実
施の形態におけるカードリーダの要部の構成を示す断面
図である。本実施の形態において第1の実施の形態と異
なっているのは、異物除去空間33の開口部32のカー
ド挿入口側エッジ34を通路31から離れる方向の曲面
でかつ曲率半径が徐々に小さくなる曲面で構成しこれを
プラスチック材料などで形成した点である。異物39が
通路31に侵入するとカード挿入口側のエッジ34の曲
面に沿って矢印Aの方向に回転し、第1の実施の形態で
示したのと同様の除去させる動作をする。
【0047】このように、本実施の形態では挿入された
コイン等の異物39がエッジ34から落ちる際に、異物
39が徐々に傾きを変えて異物除去空間33に落ちてい
くため、通路31の上側面に引っかかることなく、スム
ーズに異物除去空間33に移動することができる。
【0048】(実施の形態3)以下、本発明の第3の実
施の形態について説明する。図9は、本発明の第3の実
施の形態におけるカードリーダの要部の構成を示す断面
図である。
【0049】本実施の形態において第1、2の実施の形
態と異なっているのは、エッジ部分に延長片36を設け
た点である。これによって異物39が延長片36に沿っ
て異物除去空間33に落ちていくので、通路31部分で
急激に回転し詰まってしまうことがなくなる。
【0050】(実施の形態4)以下、本発明の第4の実
施の形態について説明する。図10は、本発明の第4の
実施の形態におけるカードリーダの要部の構成を示す断
面図である。
【0051】本実施の形態において第1〜3の実施の形
態と異なっているのは、エッジ部分に通路31から離れ
るにしたがって曲率半径の小さくなる延長片37を備え
た点である。これによって第2の実施例と同種でかつよ
り大なる効果を得ることができる。
【0052】(実施の形態5)以下、本発明の第5の実
施の形態について説明する。
【0053】図11は本発明の第5の実施の形態におけ
る開口部の形状を示す要部説明図である。なお、説明の
便宜上、開口部32の形状を破線で示している。
【0054】図に示すように開口部32のカード挿入側
とは反対側のエッジ38をカード挿入方向に対して斜め
に構成することによりICカード1が通路31内を搬送
され、異物除去空間33のエッジ38と直交しないよう
にICカード1が移動するためICカード1が開口部3
3の挿入口側と反対側のエッジ38に引っかかることな
く搬送できる。
【0055】なお、本実施の形態においては開口部32
のカード挿入側とは反対側のエッジ38をカード挿入方
向に対して斜めに設けたが湾曲状に設けてもよい。
【0056】(実施の形態6)以下、本発明の第6の実
施の形態について説明する。
【0057】図12は本発明の第6の実施の形態におけ
る開口部の形状を示す要部説明図である。なお、説明の
便宜上、開口部32の形状を破線で示している。
【0058】本実施の形態では、カード挿入口側エッジ
34およびその反対側エッジ38の双方をカード挿入方
向に対して斜めに且つ略平行に形成している。これによ
ってICカード1が挿入口18から挿入されICカード
1の搬送通路31を移動し、開口部32に到達し、さら
にICカード1を送り込む方向に搬送されるとき、この
斜めに形成されているエッジ34また38の少なくとも
どちらか一方にカードの一部が支持されるために、IC
カード1が引っかかることなく円滑且つ安定に搬送され
ることとなる。
【0059】なお、本実施の形態においては開口部32
のカード挿入側とは反対側のエッジ38をカード挿入方
向に対して斜めに設けたが湾曲状に設けてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1のカードリーダは、異物除去空間の開口部のカー
ド挿入口側エッジを前記通路から離れる方向に斜めに設
けることにより、挿入されたコイン等の異物がエッジか
ら落ちる際に、異物がエッジを支点に急激に立ち上がり
通路の上側面に引っかかることがなく、スムーズに異物
除去空間に移動することができる。
【0061】また、本発明の第2のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジを前記通路
から離れる方向に曲面で構成したので、挿入されたコイ
ン等の異物がエッジから落ちる際に、異物が徐々に傾き
を変えて異物除去空間に落ちていくため、通路の上側面
に引っかかることがなく、スムーズに異物除去空間に移
動することができる。
【0062】また、本発明の第3のカードリーダは、カ
ード挿入口から離れるにしたがって徐々に曲率半径が小
さくなるように曲面を構成しているので、異物が通路の
上側面に引っかかることがないとともに、より短い距離
で異物を異物除去空間に移動させることができる。
【0063】また、本発明の第4のカードリーダは、開
口部のカード挿入口側エッジに、斜めもしくは曲面に連
続した延長片を備えているので、上記第1〜第3のカー
ドリーダが有する効果をより確実に発揮できる。
【0064】また、本発明の第5のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジ周辺の通路
上側面に凹部もしくは開口部を設けることにより、挿入
されたコイン等の異物がエッジから落ちる際に、異物の
後端(挿入口側端)が通路の上側面に引っかかることが
なく、スムーズに異物除去空間に移動することができ
る。
【0065】また、本発明の第6のカードリーダは、凹
部もしくは開口部により作られた空間の最も高い部分が
少なくとも異物除去空間のカード挿入口側エッジよりも
カード挿入口側に位置するので、異物がエッジから落ち
る際にその後端が最も高く位置する部分に凹部もしくは
開口部を設けることとなり、より一層の効果がある。
【0066】また、本発明の第7のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジとは反対側
のエッジを通路から離れる方向に斜めに設けたので、ま
た本発明の第8のカードリーダは同様に曲面で構成した
ので、カードの先端が開口部に引っかかることがなく、
スムーズな挿入が可能となる。
【0067】また、本発明の第9のカードリーダは、異
物除去空間の開口部のカード挿入口側エッジとは反対側
エッジをカード挿入方向に対して斜めにもしくは湾曲し
て設けたので、カードの先端が開口部に引っかかること
がなく、スムーズな挿入が可能となる。
【0068】また、本発明の第10のカードリーダは、
カードの挿入に際してカードが少なくともいずれかのエ
ッジにかかるよう構成したので、カードの先端が開口部
に引っかかることがなく、スムーズな挿入が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカードリー
ダの内部構成を示す断面図
【図2】同カードリーダにおける異物侵入時の動作を示
す第1の要部説明図
【図3】同第2の要部説明図
【図4】同第3の要部説明図
【図5】同第4の要部説明図
【図6】本発明の第1の実施の形態のカードリーダにお
けるカード搬入時の要部説明図
【図7】同カードリーダの挿入口とは反対側エッジの他
の例を示す要部断面図
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるカードリー
ダの要部の構成を示す断面図
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるカードリー
ダの要部の構成を示す断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるカードリ
ーダの要部の構成を示す断面図
【図11】本発明の第5の実施の形態のカードリーダに
おける開口部の形状を示す要部説明図
【図12】本発明の第6の実施の形態のカードリーダに
おける開口部の形状を示す要部説明図
【図13】従来のICカードリーダの内部構成を示す説
明図
【符号の説明】
18 挿入口 19 本体フレーム 20 カードリーダ本体 31 通路 32 異物除去空間の開口部 33 異物除去空間 34 カード挿入口側エッジ 34a エッジの一端 35 通路上側面の開口部 36、37 延長片 38 カード挿入口とは反対側のエッジ 39 異物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、ICカード1の挿入される通路31
の本体フレーム19の下側でかつ本体フレーム19の中
央部付近に、カード挿入口18から入ってきたコイン等
の異物を排除させるための切り欠きによる異物除去空間
33を設けている。そして、ICカード1が挿入される
本体フレーム19の通路31にコイン等の異物が挿入口
18から押し入れられたとき、異物は挿入口18付近で
留まるが、さらに押し入れられると前記通路31から排
出させるために異物除去空間の開口部32へ到達し、前
記異物除去空間33の開口部32から除去される。な
お、開口部32のエッジ40aおよび40bは前記通路
31から離れる方向に垂直に設けらている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、本発明の第10のカードリーダは、
カードの挿入される通路と、前記通路の下側面に設けら
れた異物除去空間とを備え、前記異物除去空間の開口部
のカード挿入口側エッジおよびその反対側エッジの双方
をカード挿入方向に対して斜めにもしくは湾曲して形成
するとともに、前記カードの挿入に際して少なくとも上
記いずれかのエッジに前記カードがのるように形成した
ものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、本発明の第10のカードリーダは、
カードの挿入に際してカードが少なくともいずれかのエ
ッジにのるよう構成したので、カードの先端が開口部に
引っかかることがなく、スムーズな挿入が可能となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】以下、その動作の概略について説明する。
図1に示すように、モータ2の回転は、ベルト14によ
りプーリー10および搬送ベルト3よりなるカード搬送
手段に伝達される。ICカード1は、搬送ベルト3と押
さえローラ(図示せず)に挟まれ、モータ2の回転に応
じて図中矢印の方向に搬送される。ICカード1が搬送
し始めるとカード上の磁気情報が入っているカード上の
面と同方向に設けている磁気ヘッド(図示せず)により
読み取る。そのままICカード1が搬送され続けると、
ICカード1がフック7を押し、またフック7は接点ホ
ルダ6に取り付けられているため、フック7と接点ホル
ダ6とがICカード1と共に移動する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】また、本発明の第10のカードリーダは、
カードの挿入に際してカードが少なくともいずれかのエ
ッジにのるよう構成したので、カードの先端が開口部に
引っかかることがなく、スムーズな挿入が可能となる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードの挿入される通路と、前記通路の下
    側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除去
    空間の開口部のカード挿入口側エッジを前記通路から離
    れる方向に斜めに設けたカードリーダ。
  2. 【請求項2】カードの挿入される通路と、前記通路の下
    側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除去
    空間の開口部のカード挿入口側エッジを前記通路から離
    れる方向に曲面で構成したカードリーダ。
  3. 【請求項3】カード挿入口から離れるにしたがって徐々
    に曲率半径が小さくなるように曲面を構成した請求項2
    記載のカードリーダ。
  4. 【請求項4】開口部のカード挿入口側エッジに、斜めも
    しくは曲面に連続した延長片を備えた請求項1〜3のい
    ずれかに記載のカードリーダ。
  5. 【請求項5】カードの挿入される通路と、前記通路の下
    側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除去
    空間の開口部のカード挿入口側エッジ周辺の前記通路上
    側面に凹部もしくは開口部を設けたカードリーダ。
  6. 【請求項6】凹部もしくは開口部により作られた空間の
    最も高い部分が少なくとも前記異物除去空間のカード挿
    入口側エッジよりも前記カード挿入口側に位置する請求
    項5記載のカードリーダ。
  7. 【請求項7】カードを挿入される通路と、前記通路の下
    側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除去
    空間の開口部のカード挿入口側とは反対側エッジを前記
    通路から離れる方向に斜めに設けたカードリーダ。
  8. 【請求項8】カードの挿入される通路と、前記通路の下
    側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除去
    空間の開口部のカード挿入口側とは反対側エッジを前記
    通路から離れる方向に曲面で構成したカードリーダ。
  9. 【請求項9】カードの挿入される通路と、前記通路の下
    側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除去
    空間の開口部のカード挿入口側とは反対側エッジをカー
    ド挿入方向に対して斜めにもしくは湾曲して設けたカー
    ドリーダ。
  10. 【請求項10】カードの挿入される通路と、前記通路の
    下側面に設けられた異物除去空間とを備え、前記異物除
    去空間の開口部のカード挿入側エッジおよびその反対側
    エッジの双方をカード挿入方向に対して斜めにもしくは
    湾曲して形成するとともに、前記カードの挿入に際して
    少なくとも上記いずれかのエッジに前記カードがかかる
    よう構成したカードリーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007206779A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Saxa Inc 非接触型icカード処理装置

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