JP2933017B2 - カードリーダおよびカード取り込み方法 - Google Patents

カードリーダおよびカード取り込み方法

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JP2933017B2
JP2933017B2 JP18300896A JP18300896A JP2933017B2 JP 2933017 B2 JP2933017 B2 JP 2933017B2 JP 18300896 A JP18300896 A JP 18300896A JP 18300896 A JP18300896 A JP 18300896A JP 2933017 B2 JP2933017 B2 JP 2933017B2
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博美 小野寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードの取り込み
機能を備えたカードリーダおよびカード取り込み方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードの利用分野が拡大して
きており、それに伴いICカードリーダ装置に対して
は、不正カードに対する対応やその他必要に応じてカー
ドを回収するなど、カードをカード所持者に返却せず装
置内に取り込むための機能が要求されてきた。
【0003】以下、従来のカードリーダ、特にICカー
ドリーダの構成について図面を参照しながら説明する。
【0004】図5(a)は従来のICカードリーダの内
部構成を示す説明図、(b)は同ICカードリーダに用
いられるフックの説明図である。
【0005】図5(a)に示すように、モータ34の回
転は、ベルト35によりプーリー36および搬送ベルト
37よりなるカード搬送手段に伝達される。ICカード
1は、搬送ベルト37と押さえローラ38に挟まれ、モ
ータ34の回転に応じて図中矢印の方向に搬送される。
検出手段39によりICカード1が情報の読み出し/書
き込み可能な所定位置まで搬送されたことを検出し、モ
ータ34の回転を止めてICカード1を停止させる。4
0は、カードに対して情報の読み出し/書き込みを行う
ためのバネ性を有する接点であり、接点ホルダ41に保
持されている。カード1が情報の読み出し/書き込み可
能な所定位置に停止したとき、ソレノイド42を駆動し
接点ホルダ41を引っ張る。接点ホルダ41は、軸43
に回転可能に取り付けられており、ソレノイド42に引
かれることで、戻しバネ44に反発しながらICカード
1の方向に回転し、接点40とICカード1上の接点1
2が、接触し電気的に接続された状態になる。
【0006】情報の読み出し/書き込みが正常に終了し
た場合は、ソレノイド42の駆動力を解放し、戻しバネ
44の力で接点ホルダ41を初期状態に戻し、ICカー
ド1を図中矢印と逆方向に搬送し、挿入口より排出す
る。
【0007】読み出し/書き込みの結果、カードを装置
内に取り込む場合は、ソレノイド45を駆動し、フック
46がICカード1の移動を妨げない位置になるまで回
転させて、その後ICカード1を図中矢印の方向へ移動
し装置内に取り込む。
【0008】図5(b)は、ソレノイド45とフック4
6の構造を示すものである。ソレノイド45のプランジ
ャー47とフック46とは軸50により回転可能に取り
付けられており、更にフック46は軸48を中心に回転
可能に取り付けられている。フック46には、戻しバネ
49が掛けられており、ソレノイド45を駆動していな
い状態では、フック46は戻しバネ49のバネ力で、I
Cカード1の移動を妨げる状態で停止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のIC
カードリーダでは、フック46を駆動するのにソレノイ
ド45とソレノイド45の動作をフック46に伝達する
ための機構と駆動回路が必要になり、機構が複雑になる
と共に、小型化が困難であり、コスト高になる等の問題
があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するもので、機
構を簡素化し、小型で低価格のカードリーダおよびカー
ド取り込み方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1のカードリーダは、カードを搬送するカ
ード搬送手段と、前記カードが挿入された際には前記カ
ードの搬送路にてカード端に当接し、カード搬送方向に
移動可能に構成されたカード当接手段とを有し、前記カ
ード当接手段を前記搬送路に突出させる突出手段を前記
カード当接手段がカード端に当接する位置の近傍のカー
ドリーダ本体側に備え、前記カード当接手段を前記搬送
路突出しない方向に回転自在に回転させる回転力を生じ
る戻し手段を設けたものである。
【0012】また、本発明の第2のカードリーダは、カ
ードに記憶された情報を読み取る接点と、前記接点を保
持する接点保持手段とを備え、カード当接手段は前記接
点保持手段に設けられ、前記接点保持手段はカード搬送
方向に移動自在かつ上下方向にも移動自在に構成される
とともに、前記カード当接手段が搬送路外へ移動した際
の前記接点保持手段の位置が、前記カード端が前記カー
ド当接手段に当接した際の位置よりも搬送路の奥側でか
つ上下方向において前記カードに近い位置にあるよう構
成されたものである。
【0013】また、本発明の第3のカードリーダは、搬
送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に近づく傾斜をもっ
た案内手段をカードリーダ本体側に設け、接点保持手段
が前記案内手段に導かれるよう構成したものである。
【0014】また、本発明の第4のカードリーダは、カ
ード当接手段が搬送路外へ移動する際に接点保持手段が
存する位置と、情報の読み出しおよび/または書き込み
が行われる際の前記接点保持手段の位置が同じであるよ
う構成されたものである。
【0015】また、本発明の第5のカードリーダは、カ
ードがカード当接手段を押す力によって前記カード当接
手段および接点保持手段を移動するよう構成するととも
に、前記カード当接手段が搬送路外へ移動する位置にて
接点保持手段を停止し保持する停止保持手段を設けたも
のである。
【0016】また、本発明の第6のカードリーダは、カ
ードを搬送するカード搬送手段と、前記カードが挿入さ
れた際には前記カードの搬送路にてカード端に当接し、
カード搬送方向に移動可能で上下方向に摺動自在に構成
されたカード当接手段とを有し、前記カード当接手段を
前記搬送路外に上昇させる上昇手段を情報の読み出しお
よび/または書き込みが行われる位置よりも搬送路の奥
側のカードリーダ本体側に設け、前記カード当接手段を
前記搬送路突出する方向に押圧する押圧力を生じる押圧
手段を設けたものである。
【0017】また、本発明の第7のカードリーダは、上
昇手段が搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路から遠ざ
かる傾斜をもつとともに、カード当接手段が前記上昇手
段に導かれるよう構成したものである。
【0018】また、本発明の第8のカードリーダは、カ
ード当接手段が一部に空間部を備えるとともに、上昇手
段が棒状もしくは板状であり、前記棒状もしくは板状の
上昇手段が前記空間部に差し込まれ、前記空間部が前記
棒状もしくは板状の上昇手段に沿って上昇するよう構成
されたものである。
【0019】また、本発明の第9のカードリーダは、カ
ードに記憶された情報を読み取る接点と、前記接点を保
持する接点保持手段とを備え、カード当接手段は前記接
点保持手段に設けられ、前記接点保持手段はカード搬送
方向に移動自在かつ上下方向にも移動自在に構成される
とともに、前記カード当接手段が搬送路外へ移動した際
の前記接点保持手段の位置が、前記カード端が前記カー
ド当接手段に当接した際の位置よりも搬送路の奥側でか
つ上下方向において前記カードに近い位置にあるよう構
成されたものである。
【0020】また、本発明の第10のカードリーダは、
搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に近づく傾斜とこ
の傾斜に続いて搬送路に平行な平行部分をもった案内手
段をカードリーダ本体側に設け、接点保持手段が前記案
内手段に導かれるよう構成するとともに、接点保持手段
が前記平行部分を案内される際に、カード当接手段が上
昇手段に導かれるよう構成したものである。
【0021】また、本発明の第11のカードリーダは、
カードがカード当接手段を押す力によって前記カード当
接手段および接点保持手段を移動するよう構成するとと
もに、前記カード当接手段が搬送路外へ移動する位置に
て接点保持手段を停止し保持する停止保持手段を設けた
ものである。
【0022】また、本発明の第1のカード取り込み方法
は、カードがカード当接手段に当接し、かつ、情報の読
み出しおよび/または書き込みが行われる位置まで前記
カードを搬送する第1のステップと、前記カードを取り
込むことを決定する第2のステップと、前記カードを所
定の距離だけカード挿入口側へ戻す第3のステップと、
前記カード当接手段を搬送路外へ移動する第4のステッ
プと、第1のステップの搬送方向と同方向に前記カード
を搬送し前記カードを装置内に取り込む第5のステップ
とを備える。
【0023】また、本発明の第2のカード取り込み方法
は、第4のステップで行われるカード当接手段の搬送路
外への移動が、第3のステップで行われるカードを所定
の距離だけカード挿入口側へ戻す動作によって達成され
る。
【0024】また、本発明の第3のカード取り込み方法
は、カードがカード当接手段に当接し、かつ、情報の読
み出しおよび/または書き込みが行われる位置まで前記
カードを搬送する第1のステップと、前記カードを取り
込むことを決定する第2のステップと、前記カード当接
手段を前記カードの搬送方向と同方向に移動するととも
に搬送路外へ移動する第3のステップと、前記カードを
装置内に取り込む第4のステップとを備える。
【0025】また、本発明の第4のカード取り込み方法
は、第3のステップにおいて、第1のステップの搬送方
向と同方向にカードを搬送することにより前記カードの
押圧力によってカード当接手段を前記同方向に移動する
ものとする。
【0026】
【発明の実施の形態】また、本発明の第1のカードリー
ダは、戻し手段によってカード当接手段を搬送路に突出
しない方向に回転させる回転力を生じているため、突出
の解除を容易に実現できる。
【0027】また、本発明の第2のカードリーダは、カ
ードを搬送路の奥側に移動することにより、情報の読み
出し/書き込み動作と、カード当接手段の搬送路外への
移動とを一連の流れの中で実現できる。
【0028】また、本発明の第3のカードリーダは、搬
送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に近づく傾斜をもっ
た案内手段により、極めて簡単な構成で、上記情報の読
み出し/書き込み動作と、カード当接手段の搬送路外へ
の移動とを一連の流れの中で実現できる。
【0029】また、本発明の第4のカードリーダは、カ
ード当接手段が搬送路外へ移動する際に接点保持手段が
存する位置と、情報の読み出しおよび/または書き込み
が行われる際の前記接点保持手段の位置が同じであるの
で、搬送距離を最も小さくすることができ、装置全体の
小型化に寄与できる。
【0030】また、本発明の第5のカードリーダは、特
別の接点保持手段の移動手段を必要とせず、かつ、カー
ドが一旦引き戻された場合にも停止しているためカード
当接手段の搬送路内への突出の解除を容易に実現でき
る。
【0031】また、本発明の第6のカードリーダは、カ
ード当接手段は上下方向に摺動自在であるとともに、搬
送路に突出する方向に押圧する押圧力を常に生じる押圧
手段を備えることにより、簡単な構成でカード当接手段
の突出とその解除が可能である。
【0032】また、本発明の第7のカードリーダは、上
昇手段が搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路から遠ざ
かる傾斜をもつとともに、カード当接手段が前記上昇手
段に導かれるよう構成したので、一連の流れを簡単に構
成できる。
【0033】また、本発明の第8のカードリーダは、カ
ード当接手段が一部に空間部を備えるともに、上昇手段
が棒状もしくは板状であり、前記棒状もしくは板状の上
昇手段が前記空間部に差し込まれ、前記空間部が前記棒
状もしくは板状の上昇手段に沿って上昇するので、簡単
確実に突出解除が可能である。
【0034】また、本発明の第9のカードリーダは、カ
ードを搬送路の奥側に移動することにより、情報の読み
出し/書き込み動作と、カード当接手段の搬送路外への
移動とを一連の流れの中で実現できる。
【0035】また、本発明の第10のカードリーダは、
搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に近づく傾斜とこ
の傾斜に続いて搬送路に平行な平行部分をもった案内手
段により、一連の流れを極めて簡単に実現できる。
【0036】また、本発明の第11のカードリーダは、
特別の接点保持手段の移動手段を必要とせず、かつ、カ
ードが取り込まれる状態になった場合にも停止している
ため取り込み中のカード上にカード当接手段が突出する
ことがない。
【0037】また、本発明の第1のカード取り込み方法
は、カードを所定の距離だけカード挿入口側へ戻すこと
により、カードとカード当接手段との摩擦がなく、互い
の摩耗を低減でき、従来の構成のカードリーダにも有効
である。
【0038】また、本発明の第2のカード取り込み方法
は、カード当接手段の搬送路外への移動が簡単に実現で
きる。
【0039】また、本発明の第3のカード取り込み方法
は、カードの逆転搬送、再逆転搬送が不要で、かつ、特
別のカード当接手段の突出解除手段が不要である。
【0040】また、本発明の第4のカード取り込み方法
は、カードの押圧力によってカード当接手段を前記同方
向に移動するので、特別なカード当接手段の移動手段が
不要である。
【0041】(実施の形態1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照し
ながら説明する。
【0042】図1は本発明の第1の実施の形態における
ICカードリーダの内部構成を示す説明図である。ま
た、図2(a)は本発明の第1の実施の形態におけるI
Cカードリーダの動作の初期状態の説明図、同(b)は
同動作のカードの読み取り/書き込み状態の説明図、同
(c)は同動作のカードを若干引き戻した状態の説明
図、同(d)は同動作のカードを取り込む状態の説明
図、同(e)は同動作の終了直前の状態の説明図、同
(f)は同動作が終了した状態の説明図である。
【0043】以上の図において、1はICカードであ
り、カードリーダ本体30のカード挿入口31から挿入
され、カード通路32を搬送される。なお、カード通路
32の内実際にICカード1が通る部分を搬送路と呼
ぶ。2はモータであり、ベルト14によって一方のプー
リー10に回転駆動力を伝達している。3は搬送ベルト
であり、2つのプーリー10に接触し、ICカード1を
搬送する。4は検出手段であり、ICカード1が情報の
読み出し/書き込み可能な所定位置に搬送されたことを
検出する。
【0044】5は接点であり、接点ホルダ6に取り付け
られて情報の読み出し/書き込みを行う。なお、接点ホ
ルダ6は接点ホルダ6を所定位置へ復帰させるホルダ戻
しバネ8を介してカードリーダ本体30に取り付けられ
るとともに、カードリーダ本体30に設けられたガイド
溝15に、接点ホルダ6に設けられた突起16を挿入す
ることによって、移動可能に保持されている。したがっ
て、この移動方向は上記ガイド溝15に沿った方向とな
っている。なお、図面上、ガイド溝15は接点ホルダ6
に設けられているかのように見受けられるが、説明上や
むを得ずこのように記載したものであり、ガイド溝15
はカードリーダ本体30側にあることを念のため申し述
べておく。
【0045】7はフックであり、軸13によって回動自
在に接点ホルダ6に取り付けられており、かつ、フック
戻しバネ9によって接点ホルダ6と略同一平面となるよ
う取り付けられているが、以下で説明するようにフック
規制部材17に規制された際やICカード1により押圧
された際には、接点ホルダ6の平面よりもカード通路3
2側に突出するよう構成されている。11は押さえロー
ラ、12はICカード1上の接点である。
【0046】以下、その動作の概略について説明する。
図1に示すように、モータ2の回転は、ベルト14によ
りプーリー10および搬送ベルト3よりなるカード搬送
手段に伝達される。ICカード1は、搬送ベルト3と押
さえローラ11に挟まれ、モータ2の回転に応じて図中
矢印の方向に搬送される。そのままICカード1が搬送
され続けると、ICカード1がフック7を押し、またフ
ック7は接点ホルダ6に取り付けられているため、フッ
ク7と接点ホルダ6とがICカード1と共に移動する。
【0047】接点ホルダ6には、左右各2個の突起16
が設けられており、この突起16がICカードリーダ本
体30に斜めに固定して設けられたガイド溝15に挿入
されている。従って、接点ホルダ6はこのガイド溝15
に沿って斜め方向にのみ移動可能である。検出手段4に
よりICカード1が情報の読み出し/書き込み可能な所
定位置まで搬送されたことを検出し、モータ2の回転を
止めてICカード1を停止させる。カードに対して情報
の読み出し/書き込みを行うためのバネ性を有する接点
5は、接点ホルダ6に保持されており、ICカード1が
情報の読み出し/書き込み可能な所定位置に停止したと
き、接点5とICカード1上の接点12は、接触状態に
あり電気的に接続されることとなる。
【0048】フック7は、軸13を通して接点ホルダ6
に回転可能に取り付けられている。但し、図示はしない
が接点ホルダ6とフック7の構造により回転可能角度は
規制されており、本実施の形態では回転可能角度を90
°にしている。また、接点ホルダ6とフック7の間に
は、図に示すようにフック7をICカード1の移動を妨
げない状態まで回転させる弾性部材であるフック戻しバ
ネ9が掛けられている。このように、接点5をICカー
ド1の移動に追従させるために接点ホルダ6に回転可能
にフック7を取り付けている。
【0049】次に、図2を用いてICカード1をカード
リーダ本体内に取り込む場合の動作について説明する。
【0050】図2(a)は、動作の初期状態を示してい
るが、接点ホルダ6はICカードリーダ本体30との間
に掛けられたホルダ戻しバネ8のバネ力によりカード挿
入口31側へ引っ張られて、初期位置で停止している。
また、フック7は、ICカードリーダ本体30に設けら
れた固定のフック規制部材17に規制され、フック戻し
バネ9のバネ力に逆らって図に示す位置で停止してい
る。なお、これはフック7が最大限回転した(接点ホル
ダ6より最も突出した)位置である。
【0051】この状態で、図中矢印方向に搬送される
と、フック7はこれ以上回転しないためICカード1に
押され、その力は接点ホルダ6に伝達され、接点ホルダ
6がホルダ戻しバネ8の力に逆らいながらガイド溝15
に沿って斜め下方向に移動し、図2(b)に示す状態に
移行する。この時、フック7はフック規制部材17から
離れるためフック戻しバネ9のバネ力で回転可能状態に
なり、接点ホルダ6の平面から突出しないように戻ろう
とするが、ICカード1に押されているため状態は変わ
らない。なお、図2(b)が示しているのは、ICカー
ド1が情報の読み出し/書き込み可能な所定位置に停止
した状態である。この状態の時、接点ホルダ6に保持さ
れた接点5とICカード1上の接点12とが接触し、情
報の読み出し/書き込みが行われる。
【0052】読み出し/書き込みが正常に終了した場合
は、図2(c)に示すようにICカード1を戻す方向に
搬送し図2(a)に示す状態に戻る。すなわち、フック
7にかかる外力(ICカード1の押圧力)が無くなるた
め、ブンク7はフック戻しバネ9のバネ力で回転し、一
時接点ホルダ6に収納される方向に動こうとするのであ
るが、接点ホルダ6が初期状態の位置まで完全に戻った
時には、フック7はフック規制部材17に規制されて、
ICカード1の移動を妨げる状態(接点ホルダ6より最
も突出した状態)まで回転して戻ることとなる。なお、
接点ホルダ6は、ICカード1の排出後図2(a)の位
置に戻すようにしてもよいし、ICカード1の排出と同
期して図2(a)の位置に戻すようにしてもよい。
【0053】読み出し/書き込み動作の結果、ICカー
ド1が不正カードであった場合等、ICカード1を装置
内に取り込む場合は、取り込みを決定した後、若干IC
カード1を戻した図2(c)の状態で一時ICカード1
を停止させ、図2(d)に示すようにフック7がICカ
ード1の移動を妨げない状態まで回転した後、ICカー
ド1を図2(d)に示す矢印方向(カード取り込み方
向)へ搬送し、装置内に取り込んでしまう。なお、この
時、接点ホルダ6は停止させておき、ICカード1の動
きには追従させない。この機構については特に図示して
いないが、ストッパーと、その解除手段とを設けること
によって実現可能である。
【0054】その後、接点ホルダ6とフック7は、ホル
ダ戻しバネ8のバネ力により図2(e)に示す状態を経
由して図2(f)に示す状態に至る(上記した接点ホル
ダ6のストッパーをその解除手段によって解除し、移動
可能とすればよい)。なお、図2(e)は、フック7が
フック規制部材17に規制されてフック戻しバネ9のバ
ネ力に逆らって回転を開始した状態を示している。
【0055】以上のようにして、本実施の形態によれば
フック7を回転可能な構造とし、ICカード1の搬送力
を利用してフック7をICカード1の移動を妨げない位
置へ移動させることでカード取り込み機能を実現するも
のであり、従来問題であったフックを駆動するソレノイ
ドやソレノイドの駆動力をフックに伝達する機構等は不
要になり、小型で低価格のICカードリーダを提供でき
る。
【0056】なお、本実施の形態におけるカード取り込
み方法は、ICカード1を所定の距離だけカード挿入口
31側へ戻すことにより、ICカード1とカード当接手
段であるフック7との摩擦が低減でき、互いの摩耗を低
減できるものであり、従来の構成のカードリーダにも有
効である。
【0057】(実施の形態2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照し
ながら説明する。
【0058】図3は本発明の第2の実施の形態における
ICカードリーダの内部構成を示す説明図、図4(a)
は本発明の第2の実施の形態におけるICカードリーダ
の動作の初期状態の説明図、同(b)は同動作のカード
の読み取り/書き込み状態の説明図、同(c)は同動作
のカードを取り込む初期状態の説明図、同(d)は同動
作のカードを取り込む中期状態の説明図、同(e)は同
動作のカードを取り込む終期状態の説明図、同(f)は
同動作が終了した状態の説明図である。
【0059】なお、上記図面に示す構成要素の内、図
1、図2に示す構成要素と同一のものは同一の番号を付
与し、説明を省略する。
【0060】図において、18は接点ホルダであり、接
点ホルダ18を所定位置へ復帰させるホルダ戻しバネ8
によってカードリーダ本体30に接続されている。19
は接点ホルダ18に設けられた昇降フックであり、IC
カードを一旦停止させるものである。昇降フック19は
接点5をICカード1の移動に追従させるために接点ホ
ルダ18と一定の角度を維持しながら上下に動作可能に
取り付けられているのである。なお、接点ホルダ18に
は昇降ガイド26が設けられ、この昇降ガイド26には
昇降フック19との間に昇降フック19を所定の位置に
復帰させる弾性部材であるフック押圧バネ22が設けら
れている。
【0061】昇降フック19は、それ自身に空間部25
が設けられるとともに、フック押圧バネ22によってカ
ード通路32側に押圧されている。21はカードリーダ
本体30に、カード通路32に対して傾斜して設けられ
たフック押し上げ部材であり、ICカード1を所定位置
を超えて搬送し続けたときに昇降フック19をICカー
ド1の移動を妨げない位置まで上方向にスライドさせる
ための傾斜を有している。なお、フック押し上げ部材2
1の形状は棒状または板状である。23はガイド溝であ
って、第1の実施の形態と同様カードリーダ本体30に
設けられたものであり、接点ホルダ18に設けられた突
起16が挿入されて、接点ホルダ18を移動可能に保持
している。なお、上方向や上昇という言葉は、カード通
路32に対して離れる方向という意味で理解すべきもの
であることを確認しておく。
【0062】以下、その動作の概略について説明する。
図3に示すように、ICカード1が図中矢印方向へ搬送
された場合、ICカード1は昇降フック19を押し、ま
た昇降フック19は接点ホルダ18に取り付けられてい
るため、昇降フック19と接点ホルダ18がICカード
1と共に移動する。接点ホルダ18には、左右各2個の
突起16が設けられており、この突起16がICカード
リーダ本体30に設けられた固定のガイド溝23に挿入
されている。従って、接点ホルダ18はこのガイド溝2
3に沿ってのみ移動可能である。
【0063】検出手段4によりICカード1が情報の読
み出し/書き込み可能な所定位置まで搬送されたことを
検出し、モータ2の回転を止めてICカード1を停止さ
せる。ICカード1に対して情報の読み出し/書き込み
を行うためのバネ性を有する接点5は、接点ホルダ18
に保持されている。ICカード1が情報の読み出し/書
き込み可能な所定位置に停止したとき、接点5とICカ
ード1上の接点12は、接触状態にあり電気的に接続さ
れている。昇降フック19は、接点ホルダ18に設けら
れた昇降ガイド26に沿って上下に動作可能に保持され
ており、また、フック押圧バネ22により下方向に押圧
されており、初期状態ではICカード1の移動を妨げる
状態になっている。
【0064】次に、図4を用いてICカード1を装置内
に取り込む場合の動作について説明する。
【0065】図4(a)は、初期状態を示しており、接
点ホルダ18はICカードリーダ本体30との間に掛け
られたホルダ戻しバネ8のバネ力によりカード挿入口3
1側へ引っ張られて、初期位置で停止している。接点ホ
ルダ18には、左右各2個の突起16が設けられてお
り、この突起16がICカードリーダ本体30に設けら
れたガイド溝23に挿入されている。従って、接点ホル
ダ18はこのガイド溝23に沿ってのみ移動可能であ
る。また、昇降フック19は、フック押圧バネ22のバ
ネ力で図の位置で停止している。
【0066】この状態で、ICカード1が図中矢印方向
に搬送されると、昇降フック19はICカード1に押さ
れ、その力は接点ホルダ18に伝達され、接点ホルダ1
8がホルダ戻しバネ8の力に逆らいながらガイド溝23
に沿って斜め下方向に移動し、図4(b)に示す状態に
移行する。図4(b)は、ICカード1が情報の読み出
し/書き込み可能な所定位置に停止したときを示す図で
ある。この時、ICカードリーダ本体30(特に、カー
ド通路32)に傾斜した状態で固定されたフック押し上
げ部材21の先端は、昇降フック19に設けられた空間
部25に入り込んだ状態になる。また、この状態の時、
接点ホルダ6に保持された接点5とICカード1上の接
点12とが接触し、情報の読み出し/書き込みが行われ
る。
【0067】読み出し/書き込みが正常に終了した場合
は、ICカード1を戻す方向に搬送し、図4(a)に示
す状態に戻る。なお、上記第1の実施の形態と同様、接
点ホルダ6は、ICカード1の排出後図4(a)の位置
に戻すようにしてもよいし、ICカード1の排出と同期
して図4(a)の位置に戻すようにしてもよい。
【0068】読み出し/書き込み動作の結果、ICカー
ド1が不正カードであった場合等、ICカード1を装置
内に取り込む場合は、取り込みを決定した後、ICカー
ド1を更に昇降フック19を押す方向に搬送し、図4
(c)の状態を経て図4(d)の状態に至る。接点ホル
ダ18は、ガイド溝23に沿ってカード通路32と平行
に移動する。この時、昇降フック19の空間部25に
は、フック押し上げ部材21が更に入り込んだ状態にな
る。そのため昇降フック19は、フック押圧バネ22の
バネ力に逆らいながらフック押し上げ部材21の傾斜に
沿って強制的に上へ押し上げられる。
【0069】更にICカード1が図中矢印方向に移動す
ると昇降フック19は、図4(e)に示すように、IC
カード1の移動を妨げない位置まで押し上げられる。こ
うして、この位置から更に図中の矢印の示す方向にIC
カード1を搬送し、装置内に取り込んでしまう。
【0070】なお、接点ホルダ18は、ICカード1が
昇降フック19を押す力により強制的に移動してもよい
が、その場合、昇降フック19が上に押し上げられたと
たん接点ホルダ18がカード挿入口31側に戻ろうとす
ると、昇降フック19がフック押圧バネ22の押圧力に
よりICカード1上に押しつけられることとなるため、
図4(e)に示す位置で接点ホルダ18を停止させるス
トッパーと、その解除手段を設けるとよい。また、接点
ホルダ18をICカード1の押圧力によって移動するの
ではなく、独自に移動させる手段を備え、それによって
図4(b)の状態から図4(e)の状態まで接点ホルダ
18を独自に移動させるとなお一層効果的である。
【0071】その後、図4(f)に示すように、接点ホ
ルダ18と昇降フック19は、ホルダ戻しバネ8のバネ
力により、図中矢印方向に移動し、その移動に伴い昇降
フック19は、フック押し上げ部材21の規制から外れ
て、フック押圧バネ22のバネ力により下方向へ摺動
し、再びカード通路32へ突出する。
【0072】以上のようにして、本実施の形態によれば
昇降フック19を上下にスライド可能な構造とし、IC
カード1の搬送力を利用して昇降フック19をICカー
ド1の移動を妨げない位置へ移動させることでカード取
り込み機能を実現するものであり、従来問題であったフ
ックを駆動するソレノイドやソレノイドの駆動力をフッ
クに伝達する機構等は不要になり、小型で低価格のIC
カードリーダを提供できる。
【0073】なお、上記各実施の形態においては、IC
カードリーダを用いて説明したが、本発明はICカード
リーダに限定されるものではなく、磁気式のカードリー
ダ等、他のカードリーダにとっても有用であることは言
うまでもない。
【0074】また、上記各実施の形態では、接点ホルダ
6、18とフック9、昇降フック19をそれぞれ接続し
ているが、別々に設けることも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1のカードリーダは、戻し手段によって常に、カー
ド当接手段を搬送路に突出しない方向に回転させる回転
力を生じているため、突出の解除を容易に実現できる。
【0076】また、本発明の第2のカードリーダは、カ
ードを搬送路の奥側に移動することにより、情報の読み
出し/書き込み動作と、カード当接手段の搬送路外への
移動とを一連の流れの中で実現できる。
【0077】また、本発明の第3のカードリーダは、搬
送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に近づく傾斜をもっ
た案内手段により、極めて簡単な構成で、上記情報の読
み出し/書き込み動作と、カード当接手段の搬送路外へ
の移動とを一連の流れの中で実現できる。
【0078】また、本発明の第4のカードリーダは、カ
ード当接手段が搬送路外へ移動する際に接点保持手段が
存する位置と、情報の読み出しおよび/または書き込み
が行われる際の前記接点保持手段の位置が同じであるの
で、搬送距離を最も小さくすることができ、装置全体の
小型化に寄与できる。
【0079】また、本発明の第5のカードリーダは、特
別の接点保持手段の移動手段を必要とせず、かつ、カー
ドが一旦引き戻された場合にも停止しているためカード
当接手段の搬送路内への突出の解除を容易に実現でき
る。
【0080】また、本発明の第6のカードリーダは、カ
ード当接手段は上下方向に摺動自在であるとともに、搬
送路に突出する方向に押圧する押圧力を常に生じる押圧
手段を備えることにより、簡単な構成でカード当接手段
の突出とその解除が可能である。
【0081】また、本発明の第7のカードリーダは、上
昇手段が搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路から遠ざ
かる傾斜をもつとともに、カード当接手段が前記上昇手
段に導かれるよう構成したので、一連の流れを簡単に構
成できる。
【0082】また、本発明の第8のカードリーダは、カ
ード当接手段が一部に空間部を備えるとともに、上昇手
段が棒状もしくは板状であり、前記棒状もしくは板状の
上昇手段が前記空間部に差し込まれ、前記空間部が前記
棒状もしくは板状の上昇手段に沿って上昇するので、簡
単確実に突出解除が可能である。
【0083】また、本発明の第9のカードリーダは、カ
ードを搬送路の奥側に移動することにより、情報の読み
出し/書き込み動作と、カード当接手段の搬送路外への
移動とを一連の流れの中で実現できる。
【0084】また、本発明の第10のカードリーダは、
搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に近づく傾斜とこ
の傾斜に続いて搬送路に平行な平行部分をもった案内手
段により、一連の流れを極めて簡単に実現できる。
【0085】また、本発明の第11のカードリーダは、
特別の接点保持手段の移動手段を必要とせず、かつ、カ
ードが取り込まれる状態になった場合にも停止している
ため取り込み中のカード上にカード当接手段が突出する
ことがない。
【0086】また、本発明の第1のカード取り込み方法
は、カードを所定の距離だけカード挿入口側へ戻すこと
により、カードとカード当接手段との摩擦がなく、互い
の摩耗を低減でき、従来の構成のカードリーダにも有効
である。
【0087】また、本発明の第2のカード取り込み方法
は、カード当接手段の搬送路外への移動が簡単に実現で
きる。
【0088】また、本発明の第3のカード取り込み方法
は、カードの逆転搬送、再逆転搬送が不要で、かつ、特
別のカード当接手段の突出解除手段が不要である。
【0089】また、本発明の第4のカード取り込み方法
は、カードの押圧力によってカード当接手段を前記同方
向に移動するので、特別なカード移当接手段の移動手段
が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるICカード
リーダの内部構成を示す説明図
【図2】(a)は本発明の第1の実施の形態におけるI
Cカードリーダの動作の初期状態の説明図 (b)は同動作のカードの読み取り/書き込み状態の説
明図 (c)は同動作のカードを若干引き戻した状態の説明図 (d)は同動作のカードを取り込む状態の説明図 (e)は同動作の終了直前の状態の説明図 (f)は同動作が終了した状態の説明図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるICカード
リーダの内部構成を示す説明図
【図4】(a)は本発明の第2の実施の形態におけるI
Cカードリーダの動作の初期状態の説明図 (b)は同動作のカードの読み取り/書き込み状態の説
明図 (c)は同動作のカードを取り込む初期状態の説明図 (d)は同動作のカードを取り込む中期状態の説明図 (e)は同動作のカードを取り込む終期状態の説明図 (f)は同動作が終了した状態の説明図
【図5】(a)は従来のICカードリーダの内部構成を
示す説明図 (b)は同ICカードリーダに用いられるフックの説明
【符号の説明】
1 ICカード 2 モータ 3 搬送ベルト 4 検出手段 5 接点 6、18 接点ホルダ 7 フック 8 ホルダ戻しバネ 9 フック戻しバネ 10 プーリー 11 押さえローラ 12 ICカード上の接点 13 軸 14 ベルト 15、23 ガイド溝 16 突起 17 フック規制部材 19 昇降フック 21 フック押し上げ部材 22 フック押圧バネ 25 空間部 26 昇降ガイド 30 カードリーダ本体 31 カード挿入口 32 カード通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 13/063 G06K 13/06

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードを搬送するカード搬送手段と、前
    記カードが挿入された際には前記カードの搬送路にてカ
    ード端に当接し、カード搬送方向に移動可能に構成され
    たカード当接手段とを有し、前記カード当接手段を前記
    搬送路に突出させる突出手段を前記カード当接手段がカ
    ード端に当接する位置の近傍のカードリーダ本体側に備
    え、前記カード当接手段を前記搬送路突出しない方向に
    回転自在に回転させる回転力を生じる戻し手段を設けた
    カードリーダ。
  2. 【請求項2】 カードに記憶された情報を読み取る接点
    と、前記接点を保持する接点保持手段とを備え、カード
    当接手段は前記接点保持手段に設けられ、前記接点保持
    手段はカード搬送方向に移動自在かつ上下方向にも移動
    自在に構成されるとともに、前記カード当接手段が搬送
    路外へ移動した際の前記接点保持手段の位置が、前記カ
    ード端が前記カード当接手段に当接した際の位置よりも
    搬送路の奥側でかつ上下方向において前記カードに近い
    位置にあるよう構成された請求項1記載のカードリー
    ダ。
  3. 【請求項3】 搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路に
    近づく傾斜をもった案内手段をカードリーダ本体側に設
    け、接点保持手段が前記案内手段に導かれるよう構成し
    た請求項2記載のカードリーダ。
  4. 【請求項4】 カード当接手段が搬送路外へ移動する際
    に接点保持手段が存する位置と、情報の読み出しおよび
    /または書き込みが行われる際の前記接点保持手段の位
    置が同じであるよう構成された請求項2記載のカードリ
    ーダ。
  5. 【請求項5】 カードがカード当接手段を押す力によっ
    て前記カード当接手段および接点保持手段を移動するよ
    う構成するとともに、前記カード当接手段が搬送路外へ
    移動する位置にて接点保持手段を停止し保持する停止保
    持手段を設けた請求項2記載のカードリーダ。
  6. 【請求項6】 カードを搬送するカード搬送手段と、前
    記カードが挿入された際には前記カードの搬送路にてカ
    ード端に当接し、カード搬送方向に移動可能で上下方向
    に摺動自在に構成されたカード当接手段とを有し、前記
    カード当接手段 を前記搬送路外に上昇させる上昇手段を
    情報の読み出しおよび/または書き込みが行われる位置
    よりも搬送路の奥側のカードリーダ本体側に設け、前記
    カード当接手段を前記搬送路突出する方向に押圧する押
    圧力を生じる押圧手段を設けたカードリーダ。
  7. 【請求項7】 上昇手段が搬送路の奥へ向うにつれて前
    記搬送路から遠ざかる傾斜をもつとともに、カード当接
    手段が前記上昇手段に導かれるよう構成した請求項6記
    載のカードリーダ。
  8. 【請求項8】 カード当接手段が一部に空間部を備える
    とともに、上昇手段が棒状もしくは板状であり、前記棒
    状もしくは板状の上昇手段が前記空間部に差し込まれ、
    前記空間部が前記棒状もしくは板状の上昇手段に沿って
    上昇するよう構成された請求項7記載のカードリーダ。
  9. 【請求項9】 カードに記憶された情報を読み取る接点
    と、前記接点を保持する接点保持手段とを備え、カード
    当接手段は前記接点保持手段に設けられ、前記接点保持
    手段はカード搬送方向に移動自在かつ上下方向にも移動
    自在に構成されるとともに、前記カード当接手段が搬送
    路外へ移動した際の前記接点保持手段の位置が、前記カ
    ード端が前記カード当接手段に当接した際の位置よりも
    搬送路の奥側でかつ上下方向において前記カードに近い
    位置にあるよう構成された請求項6記載のカードリー
    ダ。
  10. 【請求項10】 搬送路の奥へ向うにつれて前記搬送路
    に近づく傾斜とこの傾斜に続いて搬送路に平行な平行部
    分をもった案内手段をカードリーダ本体側に設け、接点
    保持手段が前記案内手段に導かれるよう構成するととも
    に、接点保持手段が前記平行部分を案内される際に、カ
    ード当接手段が上昇手段に導かれるよう構成した請求項
    9記載のカードリーダ。
  11. 【請求項11】 カードがカード当接手段を押す力によ
    って前記カード当接手段および接点保持手段を移動する
    よう構成するとともに、前記カード当接手段が搬送路外
    へ移動する位置にて接点保持手段を停止し保持する停止
    保持手段を設けた請求項10記載のカードリーダ。
  12. 【請求項12】 カードがカード当接手段に当接し、か
    つ、情報の読み出しおよび/または書き込みが行われる
    位置まで前記カードを搬送する第1のステップと、前記
    カードを取り込むことを決定する第2のステップと、前
    記カードを所定の距離だけカード挿入口側へ戻す第3の
    ステップと、前記カード当接手段を搬送路外へ移動する
    第4のステップと、第1のステップの搬送方向と同方向
    に前記カードを搬送し前記カードを装置内に取り込む第
    5のステップとを備えたカード取り込み方法。
  13. 【請求項13】 第4のステップで行われるカード当接
    手段の搬送路外への移動が、第3のステップで行われる
    カードを所定の距離だけカード挿入口側へ戻す動作によ
    って達成される請求項12記載のカード取り込み方法。
  14. 【請求項14】 カードがカード当接手段に当接し、か
    つ、情報の読み出しおよび/または書き込みが行われる
    位置まで前記カードを搬送する第1のステップと、前記
    カードを取り込むことを決定する第2のステップと、前
    記カード当接手段を前記カードの搬送方向と同方向に移
    動するとともに搬送路外へ移動する第3のステップと、
    前記カードを装置内に取り込む第4のステップとを備え
    たカード取り込み方法。
  15. 【請求項15】 第3のステップにおいて、第1のステ
    ップの搬送方向と同方向にカードを搬送することにより
    前記カードの押圧力によってカード当接手段を前記同方
    向に移動する請求項14記載のカード取り込み方法。
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